JP2001266832A - アルカリ電池用セパレータ - Google Patents
アルカリ電池用セパレータInfo
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Abstract
放電特性および寿命を得ることができ、しかも耐酸化性
に優れるアルカリ電池用セパレータを提供すること。 【解決手段】 本発明のアルカリ電池用セパレータは、
引張り強さが18cN/dtex以上のパラ系芳香族ポ
リアミド繊維を含む繊維シートを備えており、前記繊維
シートを構成する繊維の平均繊維径が8〜13μmであ
る。
Description
レータに関する。
を分離して短絡を防止すると共に、電解液を保持して起
電反応を円滑に行なうことができるように、正極と負極
との間にセパレータが使用されている。このセパレータ
は水酸化カリウムなどからなる電解液を保持する必要が
あり、この電解液との親和性に優れていることから6ナ
イロン繊維や66ナイロン繊維からなる不織布がセパレ
ータとして使用されている。
リ電池の占めるスペースも小さくなっている。それにも
かかわらず、アルカリ電池には従来と同程度以上の性能
が必要とされるため、アルカリ電池の高容量化が要求さ
れている。この高容量化のためには、電極の活物質の量
を増やす必要があるため、必然的に前記セパレータの占
める体積が少なくならざるを得ない。つまり、セパレー
タの厚さを薄くする必要がある。しかしながら、従来の
セパレータを単純に薄くしたのでは、電池(極板群構
成)を製造する際に、極板のバリがセパレータを突き抜
けて極板同士がショートしたり、極板のエッジなどによ
ってセパレータが引き裂かれることがあるため、歩留ま
りが悪くなるという問題があった。また、高容量化に伴
い、セパレータを極板に巻回する際、従来よりも高い張
力をかけることにより極板群の体積を小さくすることも
行われているが、この際、セパレータには従来よりも高
い圧力がかかるため、電解液がより保液されにくくな
り、電池の放電容量が低下し易く、電池寿命が短くなる
傾向があった。なお、6ナイロン繊維や66ナイロン繊
維からなる不織布をセパレータとして使用すると、この
セパレータは正極から発生する酸素によって酸化されや
すいため、電池の放電容量が低下しやすく、この点から
も電池寿命の短いものであった。
を解決するためになされたものであり、安定して電池を
製造することができ、良好な放電特性および寿命を得る
ことができ、しかも耐酸化性に優れるアルカリ電池用セ
パレータを提供することを目的とする。
セパレータ(以下、単に「セパレータ」という)は、引
張り強さが18cN/dtex以上のパラ系芳香族ポリ
アミド繊維を含む繊維シートを備えており、前記繊維シ
ートを構成する繊維の平均繊維径が8〜13μmであ
る。本発明で使用するパラ系芳香族ポリアミド繊維は引
張り強さが18cN/dtex以上の強度の優れるもの
であるため、極板のバリがセパレータを突き抜けて極板
同士がショートしたり、極板のエッジなどによりセパレ
ータが引き裂かれることがないため、安定して電池を製
造することができる。また、この引張り強さが18cN
/dtex以上のパラ系芳香族ポリアミド繊維は耐酸化
性に優れているため、このパラ系芳香族ポリアミド繊維
を含む繊維シートを備えているセパレータも耐酸化性に
優れている。更に、繊維シートを構成する繊維の平均繊
維径を8〜13μmの範囲とすることにより、セパレー
タ構造が適度に緻密化されてセパレータの電解液保持性
が向上するため、放電容量の低下を防ぎ、電池寿命も長
期化することができる。また、電極活物質の脱落および
デンドライト発生によるショートを防ぐことができるた
め、この点からも電池の寿命を長期化することができ
る。
%以上含んでいると、前記効果が顕著である。
5mass%含んでいると、通気性を損なうことなくセ
パレータ構造を適度に緻密化することができるため、放
電容量の低下を防ぎ、また、電極活物質の脱落およびデ
ンドライト発生によるショートを防ぐことができるた
め、電池寿命を長期化することができる。
が、アミド結合を有する樹脂により繊維表面が構成され
ていると、水酸化カリウム水溶液などからなる電解液と
の親和性に優れている。
時における厚さ(A)の、アルカリ電池用セパレータの
155kPa荷重時における厚さ(B)に対する百分率
[(A/B)×100]が90%以上であるように、圧
縮荷重に対する高い保形性を有していると、高い張力に
より極板と巻回された場合であっても、圧縮による電解
液の保持性の低下を防ぐことができ、結果として電池寿
命を長くすることができる。
ド繊維の中でも、引張り強さが18cN/dtex以上
のものを使用することによって、極板のバリによるショ
ートや極板のエッジなどによるセパレータの引き裂きを
防止できること、また、繊維シートに含ませることによ
りセパレータの耐圧縮性が向上して電解液の保持性に優
れること、更には、このパラ系芳香族ポリアミド繊維は
耐酸化性にも優れているため、長期にわたって安定した
性能を発揮することができることを見い出したのであ
る。また、同時に繊維シートを構成する繊維の平均繊維
径を8〜13μmの範囲とすることにより、セパレータ
に適度な緻密性を持たせることができ、それによりセパ
レータの電解液保持性を向上させることができ、しかも
電極活物質の脱落およびデンドライトの発生を防止でき
ることを見い出したのである。
8cN/dtex未満であると、上記のような効果を発
揮するのが困難になる傾向があり、より好ましい引張り
強さは21cN/dtex以上である。本発明における
「引張り強さ」は、JIS L 1015(化学繊維ス
テープル試験法)に規定された方法によって測定した値
をいう。このパラ系芳香族ポリアミド繊維としては、例
えば、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド、ポリ−
p−ベンズアミド、ポリ−p−アミドヒドラジド、ポリ
−p−フェニレンテレフタルアミド−3,4−ジフェニ
ルエーテルテレフタルアミドなどの樹脂成分からなるこ
とができる。このパラ系芳香族ポリアミド繊維は引張り
強さが同じであれば、繊維径が大きいほどショート防止
および耐圧縮性の効果が大きいため、繊維径が10μm
以上のものを使用することが好ましい。一方、パラ系芳
香族ポリアミド繊維の繊維径を大きくしていくと、同一
面密度であれば、単位面積当たりにおけるパラ系芳香族
ポリアミド繊維の本数が減り、繊維シート中に局所的に
パラ系芳香族ポリアミド繊維の存在しない部分が生じ易
くなる結果として、電極のバリの貫通やエッジによる切
断によりショートが発生しやすくなるため、パラ系芳香
族ポリアミド繊維の繊維径は80μm以下であるのが好
ましい。本発明における「繊維径」は、繊維断面形状が
円形である場合にはその直径をいい、繊維断面形状が非
円形である場合には円形断面に換算した時の直径をい
う。また、パラ系芳香族ポリアミド繊維は繊維シート
中、5mass%以上含まれていることが好ましい。含
有量が5mass%未満になると、比率が少なすぎて、
前述の効果が得られなくなる傾向があるためである。な
お、パラ系芳香族ポリアミド繊維の繊維径が前述のよう
に10μm以上である場合、パラ系芳香族ポリアミド繊
維の含まれている割合が多くなるほど、繊維シートの平
均繊維径も大きくなり、電極活物質の脱落やデンドライ
ト発生によるショートが起こりやすくなるため、繊維径
が10μm以上のパラ系芳香族ポリアミド繊維の含有量
は30mass%以下であるのが望ましく、20mas
s%以下であるのがより望ましい。
リアミド繊維以外の繊維として、繊維径が10μm以下
の非接着性繊維を含んでいるのが好ましい。このような
非接着性繊維を含んでいることによって、通気性を損な
うことなくセパレータ構造を適度に緻密化することがで
きるため、放電容量の低下を防ぎ、また、電極活物質の
脱落およびデンドライト発生によるショートを防ぐこと
ができるため、電池寿命を長期化することができる。こ
の非接着性繊維のより好ましい繊維径は9μm以下であ
る。一方で、非接着性繊維の繊維径を細くしすぎると、
非接着性繊維の絶対強度の低下によりセパレータの初期
弾性率が低下し、極板群を構成する際の張力によって、
セパレータが変形しやすくなる傾向があるため、繊維径
は5μm以上であるのが好ましい。本発明における「非
接着性繊維」とは、接着していない状態でセパレータを
構成している繊維をいい、接着可能であっても接着して
いない限り、本発明における非接着性繊維である。この
非接着性繊維表面を構成する樹脂は水酸化カリウム水溶
液などの電解液との親和性に優れるように、分子内にア
ミド結合を有しているものが好ましく、例えば、6ナイ
ロン、66ナイロン、12ナイロンなどのポリアミド系
樹脂からなるのが好ましい。なお、非接着性繊維は1種
類の樹脂成分から構成していることもできるし、2種類
以上の樹脂成分から構成していることもできる。なお、
非接着性繊維は水流などの外力によって分割されたもの
であっても良い。このような非接着性繊維は前述のよう
な効果を奏するように、繊維シート中、50mass%
以上含まれているのが好ましく、60mass%以上含
まれているのがより好ましい。他方、前述のパラ系芳香
族ポリアミド繊維との兼ね合いから、95mass%以
下であるのが好ましく、90mass%以下であるのが
より好ましい。
が不足するのを防止するため、更に接着性繊維が含まれ
ているのが好ましい。この接着性繊維としては、接着性
繊維を接着させる際の熱によってパラ系芳香族ポリアミ
ド繊維(場合により非接着性繊維にも)に悪影響を及ぼ
さず、なおかつ、水酸化カリウム水溶液などの電解液と
の親和性に優れるように、分子内にアミド結合を有する
樹脂により繊維表面が構成されている繊維が好ましく、
例えば、6ナイロン、66ナイロン、12ナイロンなど
のポリアミド系樹脂1種類以上から繊維表面が構成され
ている接着性繊維を使用することができる。また、これ
らのポリアミド系樹脂は前述のようなパラ系芳香族ポリ
アミド繊維(場合により非接着性繊維)との接着性にも
優れているため好適である。なお、接着性繊維が単一成
分からなると、接着した際にフィルム化してしまい、電
解液の保持性を低下させたり、酸素の通過性を低下させ
る傾向があるため、2種類以上の樹脂成分からなる接着
性繊維を使用するのが好ましい。接着性繊維が2種類以
上の樹脂成分からなる場合、その断面形状は、例えば、
芯鞘型(偏芯型を含む)、サイドバイサイド型、海島
型、多重バイメタル型、オレンジ型であることができ
る。これらの中でも、接着面積の広い芯鞘型又は海島型
であるのが好ましい。このような接着性繊維はセパレー
タの引張り強度を高くすることができるように、繊維シ
ート中、20mass%以上含まれているのが好まし
く、25mass%以上含まれているのがより好まし
く、30mass%以上含まれているのが最も好まし
い。他方、パラ系芳香族ポリアミド繊維が含まれている
ことによる効果を低下させないように、95mass%
以下含まれているのが好ましく、90mass%以下含
まれているのがより好ましい。なお、接着性繊維の混合
比率が50mass%以上の場合、接着性繊維の繊維径
は非接着性繊維と同様の理由で、10μm以下が好まし
く、9μm以下がより好ましい。一方、接着性繊維の混
合比率が50mass%未満の場合には、繊維シート構
成繊維の平均繊維径が8μm〜13μmとなるように、
パラ系芳香族ポリアミド繊維や場合により含む非接着性
繊維との兼ね合いから適宜選定すれば良い。なお、接着
性繊維の繊維径は配合比率の如何に関わらず、非接着性
繊維と同様に細くしすぎると、極板群を形成する際の張
力によってセパレータが変形しやすくなる傾向があるた
め、5μm以上であるのが好ましい。
ラ系芳香族ポリアミド繊維、非接着性繊維、或いは接着
性繊維がフィブリル化していると、フィブリル化してい
ることによって繊維(特に、パラ系芳香族ポリアミド繊
維)の引張り強さが低下したり、フィブリル化している
ことによってセパレータの構造が緻密になりすぎ、密閉
型ニッケル−カドニウム電池のように正極から酸素が発
生した場合に、酸素が負極側へ透過して消費されること
が困難になるため、繊維シートを構成する繊維(特に、
パラ系芳香族ポリアミド繊維)はフィブリル化していな
いのが好ましい。
てが、アミド結合を有する樹脂(例えば、6ナイロン、
66ナイロン、12ナイロン、芳香族ポリアミドなど)
により繊維表面が構成されていると、水酸化カリウム水
溶液などからなる電解液との親和性が高く、電解液の保
持性に優れているため、放電容量の低下を防ぎ、電池寿
命を長期化することができる。
繊維シートを備えているが、繊維シートを構成する繊維
の平均繊維径は8〜13μmである必要がある。平均繊
維径が13μmを越えると、適度な緻密性が損なわれ
て、電解液の保持性が低下するばかりでなく、電極活物
質の脱落やデンドライトの発生が起こり易くなり、電池
寿命が短くなる傾向があり、他方、平均繊維径が8μm
未満になると、緻密性が過度となり、セパレータのガス
透過性が低下して、電池寿命が短くなる傾向がある。よ
り好ましい平均繊維径は9〜11μmである。本発明に
おける「平均繊維径」は、セパレータから無作為に選ん
だ100本の繊維の繊維径の平均値をいう。
いれば特に限定されるものではなく、例えば、不織布、
織物、編物などの繊維シート単体、このような繊維シー
トと繊維シートよりも通気性の高いネットや多孔フィル
ムなどとの複合体であることができる。これらの中でも
繊維が三次元的に配置することができ、電解液の保持性
に優れている不織布を含んでいるのが好ましい。
荷重時における厚さ(A)の、セパレータの155kP
a荷重時における厚さ(B)に対する百分率[(A/
B)×100]が90%以上であるように、圧縮荷重に
対する高い保形性を有していると、高い張力により極板
と巻回された場合であっても、圧縮による電解液の保持
性の低下を防ぐことができ、アルカリ電池の寿命を長く
することができる。
/m2であるのが好ましい。面密度が30g/m2未満で
あると引張強さが不足する場合があり、100g/m2
を越えると厚さが厚くなり過ぎてアルカリ電池の高容量
化が困難になるためで、より好ましくは40〜80g/
m2である。
ができる。例えば、好適である不織布からなるセパレー
タは、次のようにして製造することができる。まず、上
述のようなパラ系芳香族ポリアミド繊維、必要に応じて
非接着性繊維及び/又は接着性繊維を用意する。これら
繊維の繊維長は後述の繊維ウエブの形成方法によって異
なり、湿式法により繊維ウエブを形成する場合には、1
〜25mm長程度の繊維を用意し、カード法やエアレイ
法などの乾式法により繊維ウエブを形成する場合には、
25〜110mm長程度の繊維を用意する。
る。この繊維ウエブの形成方法としては、例えば、湿式
法や乾式法(例えば、カード法、エアレイ法など)など
がある。これら単独の繊維ウエブからセパレータを製造
しても良いし、同種又は異種の繊維ウエブ2枚以上から
セパレータを製造しても良いが、繊維長が長い繊維を含
む繊維ウエブを使用した方がセパレータの強度を強くす
ることができ、電池(極板群構成)を製造する際の張力
によっても破断しにくくなるため、乾式法により形成し
た繊維ウエブを含んでいるのが好ましい。なお、繊維の
均一な分散が必要である場合には、湿式法で形成した繊
維ウエブを含んでいるのが好ましい。また、異種の繊維
ウエブを2枚以上積層する場合(例えば、乾式法で形成
した繊維ウエブと湿式法で形成した繊維ウエブとを積層
する場合)には、電解液が偏在して電池性能が低下する
ことがないように、実質的に1つの層からなるように、
繊維同士を十分に混合させるのが好ましい。この混合方
法として、後述のような流体流による処理を挙げること
ができる。
を製造できる。この繊維ウエブの結合方法としては、例
えば、(1)水流などの流体流を繊維ウエブに対して噴
出して絡合する方法、(2)繊維ウエブ中に接着性繊維
が含まれている場合には、その接着性繊維を接着させる
方法、などがある。なお、これらの方法を併用しても良
い。また、非接着性繊維及び/又は接着性繊維が外力に
よって分割可能である場合には、前者の水流などの流体
流の作用により分割も同時に実施することができる。よ
り具体的には、(1)流体流を繊維ウエブに対して噴出
する条件としては、例えば、ノズル径0.05〜0.3
mm、ピッチ0.2〜3mmで一列又は二列以上にノズ
ルを配置したノズルプレートから、圧力1MPa〜30
MPaの流体流を噴出すれば良い。このような流体流は
1回以上、繊維ウエブの片面又は両面に対して噴出す
る。なお、流体流を作用させる際に、繊維ウエブを支持
するネットや多孔板の非開孔部が太いと、得られる不織
布は大きな孔を有するものとなり、短絡が生じやすくな
るので、非開孔部の太さが0.25mm以下の支持体を
使用するのが好ましい。
行なっても良いし、加圧下で行なっても良いし、或は無
圧下で溶融させた後に加圧しても良いが、厚さを調整す
るために、同時又は溶融後に加圧するのが好ましい。こ
の接着は、例えば、熱カレンダー、熱風貫通式熱処理
器、シリンダ接触型熱処理器などによって実施すること
ができる。なお、加熱温度は、加熱と加圧とを同時に実
施する場合には、接着性繊維の接着成分の軟化温度から
融点までの範囲内の温度であるのが好ましく、加熱のみ
又は加熱と加圧とを別々に実施する場合には、接着性繊
維の接着成分の軟化温度から融点よりも30℃以上高い
温度までの範囲内の温度であるのが好ましい。また、加
圧条件はいずれの場合も、線圧力5〜30N/cm程度
であるのが好ましい。本発明における「融点」は示差走
査熱量計を用い、昇温温度10℃/分で室温から昇温し
て得られる融解吸熱曲線の極大値を与える温度をいう。
また、「軟化温度」は示差走査熱量計を用い、昇温温度
10℃/分で室温から昇温して得られる融解吸熱曲線の
開始点を与える温度をいう。
性、引き裂き強度などの物性に優れるものであり、しか
も前述のようなパラ系芳香族ポリアミド繊維を含んでい
るため、耐酸化性及び電解液の保持性にも優れている。
しかしながら、更に電解液の保持性を高めるために、界
面活性剤付与処理又は放電処理などの親水化処理を実施
することができる。
ン系界面活性剤(例えば、高級脂肪酸のアルカリ金属
塩、アルキルスルホン酸塩、もしくはスルホコハク酸エ
ステル塩など)、又はノニオン系界面活性剤(例えば、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、もしくはポリオ
キシエチレンアルキルフェノールエーテルなど)の溶液
中に不織布を浸漬したり、この溶液を不織布に塗布又は
散布して付着させることができる。
プラズマ処理、グロー放電処理、沿面放電処理、又は電
子線処理などがある。これら放電処理の中でも、空気中
の大気圧下で、それぞれが対向表面側に誘電体を担持す
る一対の電極間に、不織布を供給し、前記誘電体により
不織布を挟持した状態で、電極間に交流電圧を印加し、
不織布の内部空隙で放電を発生させるプラズマ処理であ
ると、不織布の外側を構成する繊維だけでなく、不織布
内部を構成する繊維も処理されて、電解液の保持性に優
れているばかりでなく、スパーク放電による不織布の損
傷も生じにくいため好適である。
裂き強度に優れているため、安定して電池を製造でき
る。また、耐酸化性及び電解液の保持性にも優れている
ため、長期間安定して起電反応を生じることのできるア
ルカリ電池を製造できるものである。そのため、本発明
のセパレータは、例えば、アルカリマンガン電池、水銀
電池、酸化銀電池、空気電池などの一次電池、ニッケル
−カドミウム電池、銀−亜鉛電池、銀−カドミウム電
池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル−水素電池などの二
次電池に使用できる。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
ような質量比率で繊維を混合した後、カード機により開
繊して繊維ウエブを形成した。次いで、各繊維ウエブを
温度240℃で10秒間加熱した後、線圧力10N/c
mのカレンダーロール間を通して、芯鞘型複合接着性繊
維の鞘成分のみを融着させて不織布を製造した。そし
て、含浸処理によりノニオン系界面活性剤を不織布1g
当たり0.004gの割合で付着させてセパレータを製
造した。
ニレンテレフタルアミド繊維(繊維径12.1μm、繊
維長38mm、フィブリル化していない) B:引張り強さが17cN/dtexのポリ−p−フェ
ニレンテレフタルアミド繊維(繊維径12.1μm、繊
維長38mm、フィブリル化していない) C:引張り強さが5.1cN/dtexのポリ−m−フ
ェニレンイソフタルアミド繊維(繊維径12.1μm、
繊維長51mm、フィブリル化していない) D:6,6ナイロン(芯)−6ナイロン(鞘、融点:2
15℃)からなる芯鞘型複合接着性繊維(繊維径13.
6μm、繊維長38mm、フィブリル化していない) E:6,6ナイロン非接着性繊維(繊維径13.6μ
m、繊維長38mm、フィブリル化していない) F:6,6ナイロン非接着性繊維(繊維径8.3μm、
繊維長38mm、フィブリル化していない)
比率で繊維を混合分散させたスラリーから、常法の湿式
抄造法により繊維ウェブを形成した。次いで、各繊維ウ
エブを温度240℃で10秒間加熱した後、線圧力10
N/cmのカレンダーロール間を通して、芯鞘型複合接
着性繊維の鞘成分のみを融着させて不織布を製造した。
そして、含浸処理によりノニオン系界面活性剤を不織布
1g当たり0.004gの割合で付着させてセパレータ
を製造した。
ニレンテレフタルアミド繊維(繊維径12.1μm、繊
維長10mm、フィブリル化していない) H:6,6ナイロン(芯)−6ナイロン(鞘、融点:2
15℃)からなる芯鞘型複合接着性繊維(繊維径13.
6μm、繊維長5mm、フィブリル化していない) I:6,6ナイロン非接着性繊維(繊維径8.3μm、
繊維長5mm、フィブリル化していない) J:6,6ナイロン非接着性繊維(繊維径4.5μm、
繊維長5mm、フィブリル化していない)
0cmの大きさの試験片を採取した。次に、この試験片
を用い、JIS L 1096(一般織物試験方法)
6.27.1 A法に準じ、フラジール型通気性試験機
にて気圧計が水柱1.27cmの圧力を示す時の通気性
(cm/s)を測定した。この結果は表1及び表2に示
す通りであった。このように本発明のセパレータは、充
分な通気性を有するものであった。
裁断した各々のセパレータを、引張り強さ試験機(オリ
エンテック製、テンシロンUTM−III−100)のチ
ャック間に固定し(チャック間の距離:100mm)、
引張り速度300mm/minの条件下で、各々のセパ
レータのたて方向における引張り強さを測定した。この
結果は表1及び表2に示す通りであった。このように本
発明のセパレータは引張り強さに優れているため、電池
を製造する際の張力によっても破断しないものであっ
た。
ねて合計約2mmの厚さとし、その一番上のセパレータ
に対して、ハンディー圧縮試験機(カトーテック製、K
ES−G5)に取り付けたステンレス製ジグ(厚さ:
0.5mm、先端の刃先角度:60°)を0.01cm
/sの速度で垂直に突き刺し、一番上のセパレータを切
断するのに要する力を測定した。この時、比較例1のセ
パレータを切断するために要する力を基準(100)と
した時の、各々のセパレータを切断するために要する力
の比率を各セパレータの耐貫通指数(%)とした。この
結果は表1及び表2に示す通りであった。このように本
発明のセパレータは貫通しにくいものであるため、ショ
ートすることなく、歩留まり良く電池を製造できるもの
であった。
径:6.35mm)により、各々のセパレータの500
g荷重時(圧力:155kPa)における厚さ(通常の
厚さ)を測定した。次いで、各々のセパレータの110
0g荷重時(圧力:340kPa)における厚さを測定
した。そして、1100g荷重時における厚さを、50
0g荷重における厚さの百分率で表した。この結果は表
1及び表2に示す通りであった。このように、本発明の
セパレータは圧力が加わっても厚さが変化しにくく、極
板群を構成する際の圧力によっても潰れにくいため短絡
しにくいこと、及び二次電池の充放電中における極板の
膨張及び収縮の圧力(特に、充電時の膨張)によっても
セパレータの形状を維持でき、電解液の保持性に優れて
いるため、使用寿命の長い電池を製造できることが予測
された。
て、実際に電池を製造する際に、電極のバリによってシ
ョートしてしまい、電池を製造できなかった割合をショ
ート率とした。この結果は表1及び表2に示す通りであ
った。このように本発明のセパレータはショートしにく
いため、歩留まり良く電池を製造することができた。
泡ニッケル基材を用いたペースト式ニッケル正極(33
mm、182mm長)と、ペースト式水素吸蔵合金負極
(メッシュメタル系合金、33mm、247mm長)と
を作成した。次いで、33mm幅、410mm長に裁断
した各々のセパレータを、それぞれ正極と負極との間に
挟み込み、渦巻き状に巻回して、SC型対応の電極群を
作成した。次いで、この電極群を外装缶に収納し、電解
液として5N−水酸化カリウム及び1N−水酸化リチウ
ムを外装缶に注液し、封缶して円筒型ニッケル−水素電
池を作成した。次いで、それぞれの円筒型ニッケル−水
素電池を、0.2C、150%充電と、1C放電、終止
電圧1.0V放電からなる充放電サイクルを繰り返し、
放電容量が初期容量の50%となった時点で、充放電サ
イクル寿命が尽きたと判断し、充放電サイクル寿命を測
定した。そして、各々のセパレータのサイクル数の、比
較例1のセパレータを使用した電池におけるサイクル数
を基準(100)とした時の百分率を算出した。この結
果は表1及び表2に示す通りであった。このように、本
発明のセパレータは保液性に優れていること、及び耐酸
化性に優れているためか、使用寿命の優れるものであっ
た。
池と同様の電池をそれぞれ作製した。次いで、それぞれ
の円筒型ニッケル−水素電池を、0.2C、150%充
電した後、15C放電、終止電圧0.8Vで放電し、電
池容量を測定した。そして、各々のセパレータの電池容
量の、比較例1のセパレータを使用した電池の電池容量
を基準(100)とした時の百分率を算出した。この結
果は、表1及び表2に示す通りであった。このように、
本発明のセパレ−タは高率放電特性に優れるものであっ
た。
極板のバリがセパレータを突き抜けて極板同士がショー
トしたり、極板のエッジなどによりセパレータが引き裂
かれることがないため、安定して電池を製造することが
できる。また、本発明のセパレータは耐酸化性に優れて
いる。更に、本発明のセパレータは放電容量の低下を防
ぐことができ、電池寿命を長期化することができる。ま
た、本発明のセパレータは電極活物質の脱落およびデン
ドライト発生によるショートを防ぐことができるため、
この点からも電池の寿命を長期化することができる。
%以上含んでいると、前記効果が顕著である。
5mass%含んでいると、放電容量の低下を防ぎ、ま
た、電極活物質の脱落およびデンドライト発生によるシ
ョートを防ぐことができるため、電池寿命を長期化する
ことができる。
が、アミド結合を有する樹脂により繊維表面が構成され
ていると、水酸化カリウム水溶液などからなる電解液と
の親和性に優れている。
時における厚さ(A)の、アルカリ電池用セパレータの
155kPa荷重時における厚さ(B)に対する百分率
[(A/B)×100]が90%以上であるように、圧
縮荷重に対する高い保形性を有していると、高い張力に
より極板と巻回された場合であっても、圧縮による電解
液の保持性の低下を防ぐことができ、結果として電池寿
命を長くすることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 引張り強さが18cN/dtex以上の
パラ系芳香族ポリアミド繊維を含む繊維シートを備えて
おり、前記繊維シートを構成する繊維の平均繊維径が8
〜13μmであることを特徴とするアルカリ電池用セパ
レータ。 - 【請求項2】 前記パラ系芳香族ポリアミド繊維を5m
ass%以上含んでいることを特徴とする、請求項1記
載のアルカリ電池用セパレータ。 - 【請求項3】 繊維径10μm以下の非接着性繊維を5
0〜95mass%含んでいることを特徴とする、請求
項1又は請求項2記載のアルカリ電池用セパレータ。 - 【請求項4】 前記繊維シートを構成する繊維の実質的
に全てが、アミド結合を有する樹脂により繊維表面が構
成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれ
かに記載のアルカリ電池用セパレータ。 - 【請求項5】 アルカリ電池用セパレータの340kP
a荷重時における厚さ(A)の、アルカリ電池用セパレ
ータの155kPa荷重時における厚さ(B)に対する
百分率[(A/B)×100]が90%以上であること
を特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のアルカ
リ電池用セパレータ。
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