JP2001266241A - 飲料自動販売機 - Google Patents

飲料自動販売機

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JP2001266241A
JP2001266241A JP2000074166A JP2000074166A JP2001266241A JP 2001266241 A JP2001266241 A JP 2001266241A JP 2000074166 A JP2000074166 A JP 2000074166A JP 2000074166 A JP2000074166 A JP 2000074166A JP 2001266241 A JP2001266241 A JP 2001266241A
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JP
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light emitting
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JP2000074166A
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English (en)
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Hiroyuki Nagano
浩幸 長野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誰でも使い易く、正確かつ迅速に味調節を行
うことができるカップ式の飲料自動販売機を提供する。 【解決手段】 飲料液をカップ販売する飲料自動販売機
1であって、前面パネル2に、少なくとも、複数の商品
選択ボタン4、金銭投入部5、金銭返却部6、味調節部
8、カップ取り出し部9を備え、前記味調節部8は、飲
料液に添加する添加物毎に設けられた添加量表示部1
1,13及び一つの回転式若しくはスライド式のアナロ
グ的な調節操作部材10,12を有し、各調節操作部材
10,12の回転操作若しくはスライド操作の操作量に
応じて各添加物の添加量を増減調節可能に構成され、各
添加量表示部11,13は、対応する調節操作部材1
0,12の近傍に配設されて各添加物の添加量を表示す
るものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料液をカップ販
売する飲料自動販売機であって、特に、コーヒー等の飲
料に添加する砂糖やクリームなどの添加物の量を調節す
る調味装置を備える飲料自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりコーヒーなどをカップ販売する
飲料自動販売機においては、コーヒーを購入する購入者
の好みに応じて砂糖やクリームの量を増減調節できるよ
うに構成されている。特に近年はインスタントコーヒー
自販機からレギュラーコーヒー自販機への移行が進行し
ており、カップ自販機でコーヒーを購入する購入者が、
自らの好みに応じた微妙な味の調節を行えるようにする
ことで、より本格指向のコーヒーを自動で販売できる点
に、カップ式飲料自販機の最大のメリットがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カップ
式飲料自動販売機は、缶飲料の自動販売機に比して砂糖
やクリーム等の調節ができる利点があるにもかかわら
ず、調節方式は統一されておらず、また、通常、砂糖の
増減調節のために2個のボタン、クリームの増減調節の
ために2個のボタンがあり、ボタン数が多く、調節方式
が統一されていないことも相俟って味調節のための操作
方法が解りづらく、特に高齢者にとっては非常に操作困
難なものとなっている。
【0004】操作ボタンの数を減らして操作性を高める
ことを目的として、特開平11−203549号公報に
は、味調節のために飲料に添加する添加物毎に一つずつ
操作ボタンを設け、添加物毎にそれぞれの添加量に対応
させて複数の表示ランプを設け、操作ボタンを押す毎に
表示ランプを循環的に切り換えて点灯させるようにした
自動販売機の味調節装置が開示されている。しかし、こ
の味調節装置の調節方法並びに添加量の表示方法も、い
わば電子的であって直感的に解りにくく、また、ボタン
の周囲に添加量の表示ランプを配置して、各ランプの近
傍に添加量を文字で表示する必要があり、狭いスペース
に小さな文字で添加量を表示する必要が生じ、特に高齢
者にとっては実質上使用することができないものであ
る。
【0005】そこで、本発明は、砂糖やクリームなどの
添加量及びその増減調節方法が直感的に解り易く、誰で
も使い易いカップ式の飲料自動販売機を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、カップ式の飲料自動販売機の前面パネル(接
客パネル)に設けた味調節部に、飲料液に添加する添加
物毎に、添加量表示部と、一つの回転式若しくはスライ
ド式の調節操作部材とを設けたものである。このよう
に、砂糖やクリームなどの添加物毎に、調節操作部材を
回転操作若しくはスライド操作するという、いわばアナ
ログ的な操作によって添加量の増減調節が可能となり、
操作量に応じて増減量が変化するため、直感的に非常に
解り易く、高齢者であっても容易に自己の好みの調味を
行えるようになる。
【0007】また、添加量表示部を、一列に配設された
複数の発光素子で構成し、添加量に応じた数の発光素子
を発光することで添加量を表示するように構成すれば、
小さな文字を判読しづらい人であっても、各添加物の添
加量がアナログ的な視覚効果に訴えるようになるため、
直感的に現在の添加量を認識することができ、上記した
調節操作の容易化と相俟って、砂糖やクリームなどの調
節を非常に容易かつ迅速に行えるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、飲料液をカップ販売す
る飲料自動販売機であって、前面パネルに、少なくと
も、複数の商品選択ボタン、金銭投入部、金銭返却部、
味調節部、カップ取り出し部を備え、前記味調節部は、
飲料液に添加する添加物毎に設けられた添加量表示部及
び一つの回転式若しくはスライド式の調節操作部材を有
し、各調節操作部材の回転操作若しくはスライド操作の
操作量に応じて各添加物の添加量を増減調節可能に構成
され、各添加量表示部は、対応する調節操作部材の近傍
に配設されて各添加物の添加量を表示するものであるこ
とを特徴とするものである。
【0009】かかる本発明の飲料自動販売機によれば、
各調節操作部材を回転操作若しくはスライド操作するこ
とにより、それに対応した添加物の飲料への添加量を増
減調節することができ、飲料購入者の好みに応じた味調
節を容易に行うことが可能である。また、操作方法が、
各添加物毎に設けた一つの調節操作部材を、いわばアナ
ログ的に操作するものであるから、直感的に解りやすい
操作であり、誰でも使い易いものとなる。また、各調節
操作部材の近傍に添加量表示部を設けているので、操作
時点の添加量を視覚的に容易に認識することができ、好
みに応じた添加量調節操作の容易性を一層向上してい
る。また、各調節操作部材を、前面パネルから前方に突
出させておけば、一層、味調節操作を行い易くなる。
【0010】また、本発明の自動販売機は、各添加量表
示部が、一列に配設されるとともに順に大きな数量を表
す文字が付された複数の発光表示部を有し、各調節操作
部材の操作方向と前記複数の発光表示部の配列方向が略
一致していることを特徴とするものである。これによれ
ば、調節操作部材の操作に連動して、その操作方向に発
光表示部が順に点灯していくため、直感的に解り易く、
容易に正確な味調節を行えるようになる。
【0011】また、本発明の自動販売機は、各添加量表
示部が、一列に配設された複数の発光素子を有し、各調
節操作部材を増加方向に操作すると対応する添加量表示
部の前記複数の発光素子のうち発光動作するものの数が
増加し、前記調節操作部材を減少方向に操作すると対応
する添加量表示部の前記複数の発光素子のうち発光動作
するものの数が減少するように構成されており、各調節
操作部材の操作方向と前記複数の発光素子の配列方向が
略一致していることを特徴とするものである。これによ
れば、各添加物の添加量を非常に容易に認識できるとと
もに、調節操作部材に連動して発光素子の発光数が増減
するため、自分の好みの味にするための操作量をリアル
タイムで容易に把握することが可能になり、購入時の味
調節のために要する時間が短縮され、ストレスを感じる
ことなく自分の好みに合った味のコーヒーなどの飲料を
購入することが可能となる。
【0012】また、前記味調節部は、金銭投入部の下方
に配置することができる。さらに、複数の調節操作部材
は上下方向一列に配設することが好ましい。これによれ
ば、飲料購入の際、購入者の視線は、まず金銭投入部に
向けられるが、そのすぐ下方に味調節部を配置すること
で、味調節部を購入者の視線に入り易くして、購入者に
味調節をするように喚起することが可能となるととも
に、自動販売機の前面パネルの限られたスペースに味調
節部を効率よく配設することが可能となって、複数の商
品選択ボタンやカップ取り出し部のために広いスペース
を確保することが可能となる。
【0013】また、商品選択ボタン、金銭投入部、金銭
返却部、味調節部及びカップ取り出し部は、すべて高さ
700mm以上の位置に配置し、カップ取り出し部は複
数の商品選択ボタンの下側に配置するのが好ましい。こ
れによれば、腰を屈めることなくカップ取り出しや釣り
銭の取り出しなどを行えるようになるとともに、商品選
択ボタンや味調節部の操作や、金銭投入などをも容易に
行えるようになり、また、すべてをある程度の高さ以上
に配置することで各部の位置を探し易くなり、使い易さ
の向上につながる。
【0014】また、各調節操作部材は可変抵抗器を操作
するものとすることができる。そして、各可変抵抗器の
抵抗値に基づいて各添加物の添加量を設定するよう構成
することができる。このような構成としては、例えば、
自動販売機の内部に設けられた制御回路に各可変抵抗器
を接続し、抵抗値に応じて設定される量だけカップ内に
添加物を供給するように制御回路を構成することが挙げ
られる。また、調節操作部材の回転角度や位置を検出す
るセンサの検出信号に基づいて各添加物の添加量を設定
するように構成することもできる。
【0015】また、各調節操作部材を自動的に回転動作
若しくはスライド動作させる駆動装置を調節操作部材に
取り付けてもよい。これによれば、一人の購入者が味調
節操作を行って販売が完了した後に、自動的に各調節操
作部材を標準位置に復帰させたり、また、購入者が選択
した商品選択ボタンに応じて各調節操作部材を自動的に
移動させることも可能となる。好ましくは、上記駆動装
置をセンサー付きモーターにより構成し、販売終了後に
標準位置に復帰するように構成するのが良い。
【0016】なお、飲み物を選んだ後に味調節ができる
ように、決定ボタンを適宜の位置に配設することができ
る。この決定ボタンの操作によってカップへの飲料や添
加物の供給が開始されるように構成することにより、味
調節をせずに商品選択ボタンを操作したとしても飲料の
供給が開始されてしまうことを防止し、味調節部を点滅
させる等の付加機能を備えることにより、味調節のステ
ップを忘れることのないようにして、誰が使っても希望
の飲料選択と好みの味調節とを確実かつ迅速に行えるよ
うになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明によるカップ式の飲料自動販売
機の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0018】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる飲料自動販売機の全体正面図である。図2は、同実
施例の味調節部の調節操作部材と添加量表示部とを示す
拡大正面図である。図3は、図2のA−A線断面図であ
る。図4は、同実施例の味調節部の拡大正面図である。
【0019】図1に示す本実施例の飲料自動販売機1
は、前面パネル2が接客パネルとなって、レギュラーコ
ーヒーやソフトドリンクなどの各種飲料液を無人でカッ
プ販売するものである。前面パネル2には、複数の商品
表示カード3と、各カード3毎に設けられた複数の商品
選択ボタン4と、金銭投入口(金銭投入部)5と、金銭
返却口(金銭返却部)6と、返却操作部材7と、味調節
部8と、カップ取り出し口(カップ取り出し部)9とが
配設されている。
【0020】商品表示カード3は、見易いように出来る
だけ大型のものが採用されているとともに、ホット/ア
イスの判別を容易に行えるように、ホット商品用カード
3は赤色などの暖色系の配色でデザインされており、ア
イス商品用カード3は青色などの寒色系の配色でデザイ
ンされている。商品選択ボタン4は、各商品表示カード
3毎に2つずつ設けられている。なお、各商品表示カー
ド毎に一つずつ商品選択ボタンを設けることもできる。
【0021】カップ取り出し口9は、複数の商品表示カ
ード3の下側に配置されており、金銭投入口5、味調節
部8及び金銭返却口6は、前面パネル2の右端側に上下
に一列に配置されている。味調節部8は金銭投入口5の
下方に配置されており、この味調節部8の下方に金銭返
却口6が配置されている。
【0022】上記した商品表示カード3、商品選択ボタ
ン4、金銭投入口5、金銭返却口6、返却操作部材7、
味調節部8、カップ取り出し口9は、すべて高さ700
mm以上の位置に配置されており、できるだけ腰を屈め
ることなく各種の操作や、カップ、釣り銭の取り出しを
行えるようにしている。
【0023】ここで、飲料購入手順並びに動作の概略を
説明すると、飲料を購入しようとする人が金銭投入口5
に金銭を投入すると、投入した金額で購入可能な商品の
商品選択ボタン4が点灯して該商品を購入可能であるこ
とを表示するとともに、味調節部8を点灯若しくは点滅
させて味調節操作を喚起する。コーヒーなどの味調節を
行える飲料を購入する場合には、味調節部8を自分の好
みに応じて調節操作した後、所望の商品選択ボタン4を
押す。すると、カップ取り出し口9の内部に一つのカッ
プが供給されるとともに、自動販売機1の内部に設けら
れたコーヒー抽出機に、味調節部8で設定された量のコ
ーヒー豆粉末が供給され、熱湯を注ぐことにより抽出さ
れたコーヒーがカップ内に供給される。また、砂糖供給
器並びにクリーム供給器が、味調節部8で設定された量
の砂糖及びクリームをカップ内に供給する。所定のコー
ヒー抽出及び砂糖・クリームの添加工程等が終了する
と、カップ取り出し口9が開き、好みの味で作られたコ
ーヒーが入ったカップを取り出すことが可能となる。な
お、釣り銭がある場合には、金銭返却口6に釣り銭が供
給される。
【0024】次に、本発明の特徴部分である味調節部8
について詳細に説明する。本実施例の味調節部8は、主
としてレギュラーコーヒーを販売する際に用いられるも
のであって、飲料液たるコーヒーへのクリームの添加量
を調節するための一つの回転式の調節ダイヤル10(調
節操作部材)と、クリームの添加量を表示するクリーム
量表示部11(添加量表示部)と、コーヒーへの砂糖の
添加量を調節するための一つの回転式の調節ダイヤル1
2(調節操作部材)と、砂糖の添加量を表示する砂糖量
表示部13(添加量表示部)と、コーヒーの濃さを調節
するための一つの回転式の調節ダイヤル14と、コーヒ
ーの濃さを表示する濃度表示部15と、味調節決定ボタ
ン16とを有している。これら調節ダイヤル10,1
2,14は、上下一列に配設されており、金銭投入口5
と返却操作部材7の幅と同程度の幅に味調節部8が配置
されている。
【0025】本実施例の自動販売機1は、各調節ダイヤ
ル10,12,14の回転操作量に応じて、砂糖、クリ
ーム或いはコーヒー豆粉末の供給量が増減調節できるよ
うに構成されている。例えば、図3に示すように、各ダ
イヤル10,12,14の回転角を検知するとともに各
ダイヤルを回転駆動可能なセンサ付きモータ17(駆動
装置)をダイヤル10,12,14に取付け、各センサ
の検知信号を各原料の供給装置の制御回路に入力させ、
コーヒーを販売する際にダイヤル10,12,14の操
作量に応じた量だけの砂糖、クリーム及びコーヒー豆粉
末を供給するように構成できる。また、モータ17を設
けているので、各種の制御時に各ダイヤル10,12,
14を自動的に所定位置まで回転駆動することができ
る。各ダイヤル10,12,14は、前面パネル2から
前方に突出するように取付けられており、容易に操作で
きるようになっている。なお、各ダイヤル10,12,
14は、右回転が増量、左回転が減量となされており、
販売終了後は標準位置に自動的に復帰する自動リセット
機構が具備されている。
【0026】また、各表示部11,13,15は、対応
するダイヤル10,12,14の上部近傍に配設され
て、砂糖、クリーム或いはコーヒー豆粉末の供給量を表
示する。本実施例の添加量表示部11,13は、図4に
も示すように、ダイヤル10,12の周囲に沿った円弧
状に一列に配設された6つの発光表示部18を有してい
る。この複数の発光表示部18の配列方向は、ダイヤル
10,12,14の回転操作方向と略一致している。各
発光表示部18は、図3に示すように、パネル19の背
面側に設けられた豆電球や発光ダイオードなどの発光素
子20を備えている。これら発光表示部18には、左側
から順に0から5までの文字がパネル19に付されてお
り、各ダイヤル10,12の操作量に応じた位置の発光
表示部18の発光素子20が点灯して、クリームの添加
量はスプーンの杯数で表示し、砂糖の添加量は角砂糖の
個数で表示する。また、各ダイヤル10,12には周方
向1箇所に三角マークが付されており、このマークの指
し示す位置の発光表示部18が発光するように構成され
ており、かかる発光表示とマーク表示とによって、現在
設定されている添加量を容易に認識できるようにしてい
る。なお、コーヒー豆粉末の調節ダイヤル14の上部の
表示部15も、添加量表示部11,13とほぼ同様に構
成されているが、各発光表示部18に数字が付されてい
ない点で異なる。
【0027】また、本実施例の自動販売機1では、味調
節部8に決定ボタン16を備えており、該決定ボタン1
6が押されることを必要条件として、カップ飲料の供給
が開始されるように構成されている。かかる決定ボタン
16を設けることにより、味調節部8の調節操作を行う
前に商品選択ボタン4を押しても、商品供給が開始され
てしまうことがなく、確実に味調節を行うことを購入者
に喚起することが可能である。なお、この決定ボタン1
6は設けなくともよい。また、味調節部8に、クリーム
添加量を調節するダイヤル10、及び、砂糖添加量を調
節するダイヤル12を0位置に自動的に移動させるブラ
ックボタンや、アイス飲料販売時に氷の供給を行わない
ようにする氷なしボタンなど、適宜のボタンを配置する
ことも可能である。
【0028】また、味調節部8の上部には、味調節部8
の調節操作を促すために点滅或いは点灯する案内表示部
21が設けられている。
【0029】上記した実施例1の自動販売機1によれ
ば、前面パネル2から飛び出した回転式調節ダイヤル1
0,12,14と、ダイヤル10,12,14に連動し
た表示部11,13,15とから味調節装置を構成した
ので、ダイヤルの回転と連動して数字や目盛りが増減す
るといった、人間の感覚に近い操作性を得ることがで
き、購入者は自己の好みに応じて正確に砂糖やクリーム
等の量を調節することができる。さらに、飲み物を選ん
で商品選択ボタン4を押した後に味調節ができるように
決定ボタン16を設けたり、味調節のステップを忘れな
いようにダイヤル10,12,14自体やその近傍に設
けた発光素子を点灯・点滅させることもでき、かかる特
有の機能付加によって、誰が使っても希望の飲料選択を
間違えることが極力少ない自動販売機を実現することが
可能である。
【0030】また、本実施例の調節操作部材10,12
として、摘んで回転操作するダイヤルを採用しているか
ら、視認性の観点からはダイヤル中心からの角度変化に
より設定が判りやすく、また、手を離さずにダイヤルを
掴んだままダイヤルの角度を変えるのみであるから微調
整も容易であり、前面パネル2から突出した「丸い」ダ
イヤル形状であるから目立ちやすく、味調節を忘れるこ
となく容易かつ迅速に好みの味を得ることが可能であ
る。
【0031】さらに、本実施例によれば、金銭投入口5
と、味調節部8のパネル下地色を同系色として、他の構
成要素と視覚的に区別するとともに、金銭を投入すると
味調節部8を点灯や点滅等することによって、確実に味
調節を行うように喚起できる。また、調節操作部材を回
転ダイヤルとすることで、小さな占有スペースでありな
がらも、非常に視認性に優れかつ操作性の良好なものと
なり、前面パネル2の比較的高い位置にすべての構成要
素を効率的に配置することができ、全体として操作性の
良好なカップ飲料の自動販売機1を実現することができ
る。
【0032】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、添加量表示部11,13の構成は、図5〜図1
2に示すように種々の形態で実施することが可能であ
る。なお、図5〜図12は、砂糖の添加量調節部を例示
しているが、クリームの添加量調節部やコーヒー豆粉末
の供給量調節部についても同様の構成とすることが可能
である。図5〜図10に示す実施例は調節部材12とし
てダイヤルを採用した例であり、図11及び図12に示
す実施例は調節部材12としてスライダを採用した例で
ある。また、これら各実施例の表示部13は、一列に配
設された複数の発光素子20を有し、各調節操作部材1
2を増加方向に操作すると対応する添加量表示部13の
複数の発光素子20のうち発光動作するものの数が増加
し、調節操作部材12を減少方向に操作すると対応する
添加量表示部13の前記複数の発光素子20のうち発光
動作するものの数が減少するように構成されている。
【0033】即ち、図5、図6、図7及び図11に示す
実施例の場合、操作部材12を右側に操作すると、左端
側の発光素子20から右側の発光素子20が順次点灯し
ていき、設定量に応じた数の発光素子20が点灯するよ
うになっている。また、図8、図9、図10及び図12
に示す実施例の場合、操作部材12を上側に操作する
と、下端側の発光素子20から上側の発光素子20が順
次点灯していき、設定量に応じた数の発光素子20が点
灯するようになっている。また、図10に示す実施例を
除く他の実施例では、調節操作部材12の操作方向と、
複数の発光素子20の配列方向が略一致するように、操
作部材12及び発光素子20が配設されている。
【0034】これら図5〜図12のぞれぞれに示す実施
例によれば、設定量を発光している発光素子20の数で
表示するものであるから、設定量を一目で認識でき、文
字の読むことが困難な老眼の人であっても、好みの味に
正確かつ容易に調節できるようになる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、味調節部
を、飲料液に添加する添加物毎に設けられた添加量表示
部及び一つの回転式若しくはスライド式の調節操作部材
から構成し、各調節操作部材の回転操作若しくはスライ
ド操作の操作量に応じて各添加物の添加量を増減調節可
能に構成し、各添加量表示部を、対応する調節操作部材
の近傍に配設して各添加物の添加量を表示するものとし
たので、コーヒー飲料等の砂糖やクリームの添加量の調
節操作が直感的に解りやすいものとなり、購入者の好み
の味の飲料を容易に販売できる。さらに、調節操作部材
の操作性及び視認性を良好なものとしつつ、かかる調節
操作部材を、種々の構成要素が配置された前面パネルに
効率よく配置することができるため、全体としての操作
性が良好となるように各構成要素を配置することが可能
となり、使い易いカップ式飲料自販機を提供することが
可能となる。
【0036】また、各添加量表示部を、一列に配設され
るとともに順に大きな数量を表す文字が付された複数の
発光表示部を有するものとし、各調節操作部材の操作方
向と前記複数の発光表示部の配列方向とが略一致したも
のとすれば、数量単位で砂糖やクリームの添加量を把握
でき、例えば角砂糖の個数に換算して砂糖の添加量を表
示したり、さじの杯数に換算してクリームの添加量を表
示したりと、感覚的に解りやすい表示を行うことができ
るとともに、その添加量調節のための調節操作部材の操
作方向が、上記複数の発光表示部の配列方向と一致させ
ておくことで、どちらの方向に調節操作部材を操作すれ
ば良いのかが直感的に理解できるようになり、より一層
の味調節の容易化と分かり易さの向上を図ることができ
る。
【0037】また、各添加量表示部は、一列に配設され
た複数の発光素子を有し、各調節操作部材を増加方向に
操作すると対応する添加量表示部の前記複数の発光素子
のうち発光動作するものの数が増加し、前記調節操作部
材を減少方向に操作すると対応する添加量表示部の前記
複数の発光素子のうち発光動作するものの数が減少する
ように構成されており、各調節操作部材の操作方向と前
記複数の発光素子の配列方向が略一致しているものとす
れば、発光している発光素子の数によって直感的に設定
された添加量を把握することができ、その添加量調節の
ための調節操作部材の操作方向が、上記複数の発光表示
部の配列方向と一致させておくことで、どちらの方向に
調節操作部材を操作すれば良いのかが直感的に理解でき
るようになり、より一層の味調節の容易化と分かり易さ
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による飲料自動販売機の実施例1の全体
正面図
【図2】同実施例の飲料自動販売機の味調節部の調節操
作部材と添加量表示部とを示す拡大正面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】同実施例の味調節部の正面図
【図5】本発明の調節操作部材と添加量表示部の一例を
示す正面図
【図6】本発明の調節操作部材と添加量表示部の一例を
示す正面図
【図7】本発明の調節操作部材と添加量表示部の一例を
示す正面図
【図8】本発明の調節操作部材と添加量表示部の一例を
示す正面図
【図9】本発明の調節操作部材と添加量表示部の一例を
示す正面図
【図10】本発明の調節操作部材と添加量表示部の一例
を示す正面図
【図11】本発明の調節操作部材と添加量表示部の一例
を示す正面図
【図12】本発明の調節操作部材と添加量表示部の一例
を示す正面図
【符号の説明】
1 飲料自動販売機 2 前面パネル 4 商品選択ボタン 5 金銭投入部 6 金銭返却部 8 味調節部 9 カップ取り出し部 10,12 調節操作部材 11,13 添加量表示部 17 駆動装置 18 発光表示部 20 発光素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料液をカップ販売する飲料自動販売機
    であって、前面パネルに、少なくとも、複数の商品選択
    ボタン、金銭投入部、金銭返却部、味調節部、カップ取
    り出し部を備え、前記味調節部は、飲料液に添加する添
    加物毎に設けられた添加量表示部及び一つの回転式若し
    くはスライド式の調節操作部材を有し、各調節操作部材
    の回転操作若しくはスライド操作の操作量に応じて各添
    加物の添加量を増減調節可能に構成され、各添加量表示
    部は、対応する調節操作部材の近傍に配設されて各添加
    物の添加量を表示するものであることを特徴とする飲料
    自動販売機。
  2. 【請求項2】 各添加量表示部は、一列に配設されると
    ともに順に大きな数量を表す文字が付された複数の発光
    表示部を有し、各調節操作部材の操作方向と前記複数の
    発光表示部の配列方向が略一致していることを特徴とす
    る請求項1に記載の飲料自動販売機。
  3. 【請求項3】 各添加量表示部は、一列に配設された複
    数の発光素子を有し、各調節操作部材を増加方向に操作
    すると対応する添加量表示部の前記複数の発光素子のう
    ち発光動作するものの数が増加し、前記調節操作部材を
    減少方向に操作すると対応する添加量表示部の前記複数
    の発光素子のうち発光動作するものの数が減少するよう
    に構成されており、各調節操作部材の操作方向と前記複
    数の発光素子の配列方向が略一致していることを特徴と
    する請求項1に記載の飲料自動販売機。
  4. 【請求項4】 味調節部は、金銭投入部の下方に配置さ
    れ、複数の調節操作部材は上下方向一列に配設されてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の飲料自動販売機。
  5. 【請求項5】 商品選択ボタン、金銭投入部、金銭返却
    部、味調節部及びカップ取り出し部が、すべて高さ70
    0mm以上の位置に配置されており、カップ取り出し部
    は複数の商品選択ボタンの下側に配置されていることを
    特徴とする請求項4に記載の飲料自動販売機。
  6. 【請求項6】 各調節操作部材を自動的に回転動作若し
    くはスライド動作させる駆動装置が各調節操作部材に取
    り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項
    5のいずれかに記載の飲料自動販売機。
  7. 【請求項7】 各調節操作部材は、前面パネルから前方
    に突出していることを特徴とする請求項1から請求項6
    のいずれかに記載の飲料自動販売機。
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