JP3081265U - 自動販売機設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者にとって商品選択を簡単に行うことの
できる自動販売機設備を提供する。 【解決手段】 それぞれ単一の種類に属する商品のみを
収納した自動販売機１、２、３を複数台並置し、各自動
販売機の扱う商品の種類を互いに異なるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、種々の商品を収納して販売する自動販売機を複数台備えた自動販売 機設備に関する。

【０００２】

【従来の技術】

所定の対価を支払うことにより収納された商品が自動的に搬出される自動販売 機は、対面式の販売店と異なり、大きな設置面積や販売員を必要とすることなく 、しかも２４時間商品を購入可能とする点で現代社会にとって欠くことのできな い機器である。特に飲料商品を扱う自動販売機においては、近時利用者の嗜好の 多様性に対応するため、１台の自動販売機を大型とし、様々な種類の飲料商品、 即ちコーヒー、紅茶、日本茶、ジュース、更には健康飲料等を収納することが多 くなっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述のような種類の異なる商品を多数取り扱う自動販売機においては、同一種 類の商品のサンプルをそれぞれ一定の場所にまとめ、利用者が商品選択に便利な ように配慮されているが、商品の種類が多くなると、利用者は先ず自分の望む商 品がどの種類に属するかを考え、例えばコーヒーであれば、コーヒー商品のサン プルが配置されている領域を探し、それからその領域内で自分の望むコーヒーの 銘柄、例えばキリマンジェロかブラジルか、或いはブラックかミルク入りか等の 選択をして、対応する商品選択ボタンを操作することになる。この商品の属する 領域を多数の陳列された商品サンプルから探し出すことは、常時同一の自動販売 機を利用する者にとってはさして困難ではないが、たまたま利用する自動販売機 においては面倒である。本考案の課題は、初めての利用者にとっても商品選択を 簡単に行うことのできる自動販売機設備を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 上述の課題を解決するため、本考案においては、それぞれ単一の種類に属する 商品のみを収納した自動販売機を複数台並置し、各自動販売機の扱う商品の種類 は互いに異なるようにする。

【０００５】 本考案においては、各自動販売機にその自動販売機が扱う商品の種類を識別し 得る表示を設けるのが好ましい。

【０００６】

【考案の実施の形態】

次に本考案の実施の形態を図面に示す実施例について説明する。

【０００７】 図１は本考案の実施例の正面図を示す。１、２、３はそれぞれ異なる種類の商 品を扱う自動販売機で、例えば自動販売機１はお茶商品、即ち煎茶、番茶、麦茶 、ウーロン茶等を扱い、自動販売機２はコーヒー、即ちブルーマウンテン、キリ マンジェロ、モカ、ブラジル等及びそれぞれのブラック、ミルク入り、自動販売 機３はバラェティードリンク、即ちスポーツ飲料、野菜ジュース等の健康飲料を 扱うものである。各自動販売機１、２、３は順次並置され、自動販売機１には「 お茶専売」、自動販売機２には「コーヒー専売」、自動販売機３には「元気専売 」といった各自動販売機が扱う商品の種類を識別する表示４、５、６が上部に目 立つように設けられている。

【０００８】 各自動販売機自体の構成は従来の自動販売機と変わるところはない。即ち、自 動販売機本体１１の上部には電照部１２を備え、その内部に自動販売機の扱う商 品のサンプル１３が配置され、各サンプル１３に対応する商品選択ボタン１４が 設けられている。１５はコイン投入口、１６は紙幣投入口、１７は返却レバー、 １８は返却口、１９は商品搬出口である。自動販売機１にはお茶という種類に属 する各種商品のサンプル、自動販売機２にはコーヒーという種類に属する各種商 品のサンプル、自動販売機３にはバラェティードリンクという種類に属する各種 商品のサンプルが各電照部１２に展示されている。

【０００９】 利用者が商品を購入しようとする場合には、自分の望む商品の種類が表示され ている自動販売機、例えばコーヒーを購入しようとする場合には、「コーヒー専 売」の表示５を持つ自動販売機２に直行し、そこで更に自分の望むコーヒーの銘 柄の商品選択ボタンを操作することによって容易に商品を入手することができる 。コーヒーとは異なる種類の商品、例えばお茶を望む場合には「お茶専売」の表 示４を持つ自動販売機１に行き、お茶に属する商品を選択すればよい。

【００１０】

【考案の効果】

本考案によれば、自動販売機を複数台並置して、各自動販売機の商品を１つの 種類に限定し、かつ並置された自動販売機のそれぞれの商品の種類は異なるよう にすることにより、利用者の商品選択操作を容易にし、全く種類の異なる商品の 選択ボタンを誤って操作するといったことがなくなり、仮に間違った商品選択ボ タンを操作しても種類の同じ商品であり、利用者にさほどの不満を抱かせること がなく、また各自動販売機で同じ種類に属する多様の商品を取り扱うことができ るから利用者の嗜好の多様性にも対応することができ、特に種類の多い飲料商品 を扱う自動販売機に適用して有利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例の正面図である。

【符号の説明】

１ 自動販売機 ２ 自動販売機 ３ 自動販売機 ４ 表示 ５ 表示 ６ 表示 １１ 自動販売機本体 １２ 電照部 １３ サンプル １４ 商品選択ボタン １５ コイン投入口 １６ 紙幣投入口 １７ 返却レバー １８ 返却口 １９ 商品搬出口

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 それぞれ単一の種類に属する商品のみを
   収納した自動販売機を複数台並置し、各自動販売機の扱
   う商品の種類は互いに異なるようにしたことを特徴とす
   る自動販売機設備。
2. 【請求項２】 各自動販売機にその自動販売機が扱う商
   品の種類を識別し得る表示を設けたことを特徴とする請
   求項１記載の自動販売機設備。
3. 【請求項３】 商品が飲料品であることを特徴とする請
   求項１又は２記載の自動販売機設備。