JP2001261702A - 水易溶性カルボキシメチルセルロースナトリウムの製造法 - Google Patents
水易溶性カルボキシメチルセルロースナトリウムの製造法Info
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Landscapes
- Fodder In General (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 調整が比較的簡単で、しかも用途的に制限の
ない水易溶性カルボキシメチルセルロースナトリウム
(CMC−Na)を提供する。 【解決手段】 粉末状のCMC−Naに、該CMC−N
aに対して10〜50重量%の低級アルコールを添加し
湿潤させたのち、さらに水を混合し、乾燥させることを
特徴とする水易溶性CMC−Naの製造法。また、水の
配合量が前記CMC−Naに対して10〜50重量%で
あることを特徴とする水易溶性CMC−Naの製造法。
ない水易溶性カルボキシメチルセルロースナトリウム
(CMC−Na)を提供する。 【解決手段】 粉末状のCMC−Naに、該CMC−N
aに対して10〜50重量%の低級アルコールを添加し
湿潤させたのち、さらに水を混合し、乾燥させることを
特徴とする水易溶性CMC−Naの製造法。また、水の
配合量が前記CMC−Naに対して10〜50重量%で
あることを特徴とする水易溶性CMC−Naの製造法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水に易溶性のカル
ボキシメチルセルロースナトリウム(以降CMC−Na
と記す)の製造法に関する。
ボキシメチルセルロースナトリウム(以降CMC−Na
と記す)の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にCMC−Naは、水に対する分
散性が悪いため、水中へ投入したとき継粉(ママコ)に
なりやすく、このため水に溶解しようとする際には、充
分攪拌しながら少量ずつ添加しなければならないという
欠点がある。
散性が悪いため、水中へ投入したとき継粉(ママコ)に
なりやすく、このため水に溶解しようとする際には、充
分攪拌しながら少量ずつ添加しなければならないという
欠点がある。
【0003】そこで従来から継粉の発生を防止する方法
が種々研究され、その一つにCMC−Naをグリオキザ
ールで処理する方法があるが、この処理には非常に手数
がかかり、かつ媒質である水のpHをアルカリ側にしな
ければ完全な溶解は望めない。加えて、添加成分のグリ
オキザール自体、食品添加物として好ましいものではな
い。これらの理由から、グリオキザール処理物は食品添
加物用としておのずと制限を受ける結果となる。
が種々研究され、その一つにCMC−Naをグリオキザ
ールで処理する方法があるが、この処理には非常に手数
がかかり、かつ媒質である水のpHをアルカリ側にしな
ければ完全な溶解は望めない。加えて、添加成分のグリ
オキザール自体、食品添加物として好ましいものではな
い。これらの理由から、グリオキザール処理物は食品添
加物用としておのずと制限を受ける結果となる。
【0004】また、継粉の発生を防止する別の方法とし
て、CMC−Naを熱処理することにより水分散性を向
上させる手段が報告されている。この方法は、遊離のカ
ルボキシル基を加熱処理によってエステル結合を生成さ
せることを特徴としているため、水溶液のpHが酸性側
になりやすい。このため、食品添加物基準の定めるpH
6.0〜8.5に適合させるためには、たとえばpH調
整などの煩雑な操作を必要とする欠点を有する。
て、CMC−Naを熱処理することにより水分散性を向
上させる手段が報告されている。この方法は、遊離のカ
ルボキシル基を加熱処理によってエステル結合を生成さ
せることを特徴としているため、水溶液のpHが酸性側
になりやすい。このため、食品添加物基準の定めるpH
6.0〜8.5に適合させるためには、たとえばpH調
整などの煩雑な操作を必要とする欠点を有する。
【0005】このように、従来技術で得られるCMC−
Naは、pH調整などのため煩雑な操作を必要とするの
みでなく、用途的にも制限を受けるものである。
Naは、pH調整などのため煩雑な操作を必要とするの
みでなく、用途的にも制限を受けるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の事情に鑑み、本
発明は、pH調整などが比較的簡単で、しかも用途的に
制限のない水易溶性CMC−Naを提供しようとするも
のである。
発明は、pH調整などが比較的簡単で、しかも用途的に
制限のない水易溶性CMC−Naを提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる課題
を解決するため鋭意研究した結果、粉末状のCMC−N
aに、該CMC−Naに対して10〜50重量%の低級
アルコールを添加し湿潤させたのち、さらに水を混合
し、乾燥させることを特徴とする水易溶性CMC−Na
の製造法(請求項1)、また、水の配合量が前記CMC
−Naに対して10〜50重量%であることを特徴とす
る請求項1記載の水易溶性CMC−Naの製造法(請求
項2)により、水に対する分散性がよく、継粉になりに
くいCMC−Naが得られることを見出し、本発明を完
成するに到った。
を解決するため鋭意研究した結果、粉末状のCMC−N
aに、該CMC−Naに対して10〜50重量%の低級
アルコールを添加し湿潤させたのち、さらに水を混合
し、乾燥させることを特徴とする水易溶性CMC−Na
の製造法(請求項1)、また、水の配合量が前記CMC
−Naに対して10〜50重量%であることを特徴とす
る請求項1記載の水易溶性CMC−Naの製造法(請求
項2)により、水に対する分散性がよく、継粉になりに
くいCMC−Naが得られることを見出し、本発明を完
成するに到った。
【0008】
【発明の実施の形態】CMC−Naの溶解性を向上させ
る最もよい方法は、水に対する継粉を生成させないこと
であり、かつCMC−Naと水との接触面を大きく保つ
ことである。この2つを完成させる方法として、CMC
−Naを低級アルコールで湿潤させた上で水を添加する
ことにより、水がCMC−Naと瞬間的に接触しないよ
うになり継粉にならず、均一な水分散ができる。そのの
ち、残った水が蒸発するので、CMC−Naと水のみで
比重の小さい粉末ができる。この状態で加熱すると低級
アルコールのみが揮散する。そののち、残った水が蒸発
するので、CMC−Naと水のみで混練したときのよう
な比重の大きい状態にはならず、比重の小さい粉末がで
きあがる。さらに、50〜850μmの粒度とすること
で、粒子径が大きいために起こる溶解時間延長も抑える
ことができる。
る最もよい方法は、水に対する継粉を生成させないこと
であり、かつCMC−Naと水との接触面を大きく保つ
ことである。この2つを完成させる方法として、CMC
−Naを低級アルコールで湿潤させた上で水を添加する
ことにより、水がCMC−Naと瞬間的に接触しないよ
うになり継粉にならず、均一な水分散ができる。そのの
ち、残った水が蒸発するので、CMC−Naと水のみで
比重の小さい粉末ができる。この状態で加熱すると低級
アルコールのみが揮散する。そののち、残った水が蒸発
するので、CMC−Naと水のみで混練したときのよう
な比重の大きい状態にはならず、比重の小さい粉末がで
きあがる。さらに、50〜850μmの粒度とすること
で、粒子径が大きいために起こる溶解時間延長も抑える
ことができる。
【0009】本発明に用いられる原料の粉末状CMC−
Naは、粒子径(粒度)が50〜300μmであること
が好ましいが、エーテル化度、粘度や純度などは限定さ
れない。
Naは、粒子径(粒度)が50〜300μmであること
が好ましいが、エーテル化度、粘度や純度などは限定さ
れない。
【0010】本発明に用いられる低級アルコールは、メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどの
炭素数が4以下のアルコールをいい、これらのアルコー
ルを混合して使用することができ、さらには炭素数5以
上のアルコールを合わせて用いることもできるが、本発
明に基づき得られたCMC−Naを、食品、医薬、香化
粧品用途に用いる場合にはメタノール、エタノールまた
はイソプロピルアルコールが好ましい。また、低級アル
コールは、水に対する相溶性が大きいことと溶液粘性が
小さいことを考慮すると、80重量%以上の水溶液とし
て用いることが好ましい。
タノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどの
炭素数が4以下のアルコールをいい、これらのアルコー
ルを混合して使用することができ、さらには炭素数5以
上のアルコールを合わせて用いることもできるが、本発
明に基づき得られたCMC−Naを、食品、医薬、香化
粧品用途に用いる場合にはメタノール、エタノールまた
はイソプロピルアルコールが好ましい。また、低級アル
コールは、水に対する相溶性が大きいことと溶液粘性が
小さいことを考慮すると、80重量%以上の水溶液とし
て用いることが好ましい。
【0011】本発明にかかるCMC−Naの製造法とし
ては、まず粉末状のCMC−Naに10〜50重量%の
低級アルコールを加え充分に湿潤させたのち、さらに水
を加える。
ては、まず粉末状のCMC−Naに10〜50重量%の
低級アルコールを加え充分に湿潤させたのち、さらに水
を加える。
【0012】低級アルコールの添加量がCMC−Naに
対して、50重量%より多くなるとCMC−Naが溶解
を生じダンゴ状になるという欠点が生じ、10重量%よ
り少ないと充分な湿潤効果が得られない。また、水の添
加量が不足するとCMC−Naに水が作用し低比重の粉
末を形成できないことがあり、水の添加量が多すぎると
CMC−Naが溶解を生じダンゴ状になり著しく比重が
高くなる点を考慮すると、CMC−Naに対して10〜
50重量%とすることが好ましいが、CMC−Naの粉
末比重調整効果を考慮すると、低級アルコールと同量と
することがより好ましい。また、低級アルコールと水の
合計量はCMC−Naの粉末形状・比重を左右すること
から、CMC−Naに対して少ない方が好ましく、たと
えばCMC−Naに対して50〜150重量%とするこ
とができる。
対して、50重量%より多くなるとCMC−Naが溶解
を生じダンゴ状になるという欠点が生じ、10重量%よ
り少ないと充分な湿潤効果が得られない。また、水の添
加量が不足するとCMC−Naに水が作用し低比重の粉
末を形成できないことがあり、水の添加量が多すぎると
CMC−Naが溶解を生じダンゴ状になり著しく比重が
高くなる点を考慮すると、CMC−Naに対して10〜
50重量%とすることが好ましいが、CMC−Naの粉
末比重調整効果を考慮すると、低級アルコールと同量と
することがより好ましい。また、低級アルコールと水の
合計量はCMC−Naの粉末形状・比重を左右すること
から、CMC−Naに対して少ない方が好ましく、たと
えばCMC−Naに対して50〜150重量%とするこ
とができる。
【0013】水を添加したのち、攪拌し均一に混合した
ものを乾燥し、揮発分が10重量%以下の粉末状とす
る。つぎに、篩処理して粗大粒子を除く。得られたCM
C−Naの粒度は、溶解時間に影響することから50〜
850μmとすることが好ましい。
ものを乾燥し、揮発分が10重量%以下の粉末状とす
る。つぎに、篩処理して粗大粒子を除く。得られたCM
C−Naの粒度は、溶解時間に影響することから50〜
850μmとすることが好ましい。
【0014】本発明に基づき得られるCMC−Naは、
既に使用されている分野、たとえば土木ボーリング用泥
水増粘安定剤、種薬安定化剤、錠剤用崩壊剤、パップ
剤、乳飲料などの食品用増粘剤、繊維壁用糊剤、飼料用
バインダー、染毛、歯磨などの分野に使用することがで
きるが、用途はこれらの分野に限定されない。
既に使用されている分野、たとえば土木ボーリング用泥
水増粘安定剤、種薬安定化剤、錠剤用崩壊剤、パップ
剤、乳飲料などの食品用増粘剤、繊維壁用糊剤、飼料用
バインダー、染毛、歯磨などの分野に使用することがで
きるが、用途はこれらの分野に限定されない。
【0015】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0016】実施例1〜8および比較例1〜11 まず、実施例1〜8および比較例5〜11について評価
用のサンプルをつぎの手順で作成した。
用のサンプルをつぎの手順で作成した。
【0017】(1)加熱装置付の3L容一軸リボンブレ
ンダーにCMC−Naを200g仕込む。 (2)20rpmで攪拌しながら、メタノール5〜15
0gを添加し、室温で約10分間攪拌する。 (3)そののち、水5〜150gを徐々に添加したの
ち、室温で約20分間攪拌する。 (4)そののち、ジャケット温度を110℃に加熱し、
CMC−Naの揮発分を10重量%以下にする。揮発分
は途中でのチェックが難しいので、2時間加熱を継続
し、ケット水分計で揮発分を確認した上で、10重量%
以上の場合はさらに加熱を続ける。 (5)揮発分が10重量%以下になったCMC−Na
は、粒子径の大きなものも混在しているため、850μ
mの篩で篩処理してサンプルとする。
ンダーにCMC−Naを200g仕込む。 (2)20rpmで攪拌しながら、メタノール5〜15
0gを添加し、室温で約10分間攪拌する。 (3)そののち、水5〜150gを徐々に添加したの
ち、室温で約20分間攪拌する。 (4)そののち、ジャケット温度を110℃に加熱し、
CMC−Naの揮発分を10重量%以下にする。揮発分
は途中でのチェックが難しいので、2時間加熱を継続
し、ケット水分計で揮発分を確認した上で、10重量%
以上の場合はさらに加熱を続ける。 (5)揮発分が10重量%以下になったCMC−Na
は、粒子径の大きなものも混在しているため、850μ
mの篩で篩処理してサンプルとする。
【0018】比較例1〜4については、未処理の原料C
MC−Naを評価用のサンプルとした。
MC−Naを評価用のサンプルとした。
【0019】CMC−Naは、つぎの方法で評価した。
【0020】揮発分:ケット水分計により分析した。 粘度:1重量%無水物水溶液について、BM型粘度計で
測定した(60rpm、25℃)。 エーテル化度:灰化法にて測定した。 溶解時間:1Lビーカーに1Lの水を入れ、回転式攪拌
機により400rpmで攪拌しながら、CMC−Naサ
ンプル5gを添加する。目視で確認し、完全に溶解する
までの所要時間を溶解時間とした(分)。 粒度:JIS K0069にて実施した。
測定した(60rpm、25℃)。 エーテル化度:灰化法にて測定した。 溶解時間:1Lビーカーに1Lの水を入れ、回転式攪拌
機により400rpmで攪拌しながら、CMC−Naサ
ンプル5gを添加する。目視で確認し、完全に溶解する
までの所要時間を溶解時間とした(分)。 粒度:JIS K0069にて実施した。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明により、用途的にも制限されない
水易溶性のCMC−Naを提供することができる。
水易溶性のCMC−Naを提供することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 粉末状のカルボキシメチルセルロースナ
トリウムに、該カルボキシメチルセルロースナトリウム
に対して10〜50重量%の低級アルコールを添加し湿
潤させたのち、さらに水を混合し、乾燥させることを特
徴とする水易溶性カルボキシメチルセルロースナトリウ
ムの製造法。 - 【請求項2】 水の配合量が前記カルボキシメチルセル
ロースナトリウムに対して10〜50重量%であること
を特徴とする請求項1記載の水易溶性カルボキシメチル
セルロースナトリウムの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000082452A JP3692007B2 (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 水易溶性カルボキシメチルセルロースナトリウムの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000082452A JP3692007B2 (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 水易溶性カルボキシメチルセルロースナトリウムの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001261702A true JP2001261702A (ja) | 2001-09-26 |
JP3692007B2 JP3692007B2 (ja) | 2005-09-07 |
Family
ID=18599261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000082452A Expired - Fee Related JP3692007B2 (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | 水易溶性カルボキシメチルセルロースナトリウムの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3692007B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108269965A (zh) * | 2016-12-30 | 2018-07-10 | 深圳格林德能源有限公司 | 一种锂离子电池负极水性胶液制备方法 |
CN112608388A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-06 | 浙江圣兆药物科技股份有限公司 | 一种注射途径用羧甲纤维素钠的精制方法 |
-
2000
- 2000-03-23 JP JP2000082452A patent/JP3692007B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108269965A (zh) * | 2016-12-30 | 2018-07-10 | 深圳格林德能源有限公司 | 一种锂离子电池负极水性胶液制备方法 |
CN112608388A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-06 | 浙江圣兆药物科技股份有限公司 | 一种注射途径用羧甲纤维素钠的精制方法 |
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---|---|
JP3692007B2 (ja) | 2005-09-07 |
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