JP2001261532A - 整髪料 - Google Patents

整髪料

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JP2001261532A JP2000075463A JP2000075463A JP2001261532A JP 2001261532 A JP2001261532 A JP 2001261532A JP 2000075463 A JP2000075463 A JP 2000075463A JP 2000075463 A JP2000075463 A JP 2000075463A JP 2001261532 A JP2001261532 A JP 2001261532A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バリバリした感触がなくナチュラルなスタイリ
ング性(セット性)を有し、しかも毛髪にしっとりした
感触を与える整髪料を提供する。 【構成】炭素数が14〜18のアルキル基を有する高級
アルコールを1種またはそれ以上と、融点が70〜11
0℃の範囲にあるポリエチレンワックスを1種またはそ
れ以上と、アニオン界面活性剤及び/または非イオン界
面活性剤を1種またはそれ以上含むことを特徴とする整
髪料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、毛髪に塗布した
後、樹脂状のバリバリした感じを出すことなくナチュラ
ルなスタイリング性(セット性)を有し、しかも毛髪に
しっとりとした感触を与えるクリーム状あるいはワック
ス状の整髪料に係わる。
【0002】
【従来技術】従来、例えば洗髪後の毛髪を乾燥し、その
後でこれを一定の形状に整えるためには、ポマード、チ
ック等の油性の整髪料を塗布して用いることが一般的に
行なわれていた。この系統の整髪料は整髪力は強いが、
油性が強く、ベトつきがありまた、特有の強い光沢(テ
カリ)があることが問題視されることもあった。そし
て、この系統の整髪料はヒマシ油や木臘、ワセリン等を
主原料とした固溶体あるいは半固溶体の形態で使用され
るものであって、毛髪の軟らかい人や量の少ない人には
整髪力が強過ぎるきらいもあった。
【0003】このような問題点を補う整髪料として、近
年ポリオキシアルキレングリコールを主成分とした整髪
料(ヘアリキッド)が多く使用されるようになって来て
いるが、これは前述のポマード等に比較すると整髪力が
低い点が逆に問題となる。
【0004】この他、アルギン酸ソーダ、トラガントガ
ム等の天然ガム類や、ポリビニルピロリドンやポリアク
リル酸ソーダ等の合成樹脂成分を精製水とエタノールに
て溶解したセットローションやそれをジェル状にしたヘ
アスタイリングジェルといった無油性の整髪料もある。
これらの整髪料は、毛髪の表面に薄い樹脂状の強い被膜
を作り、セット性を長持ちさせることを特徴とするもの
であるから、原料となる樹脂特有の硬さ(バリバリ感)
があり、手櫛通りが悪く、自然の動きや毛髪のナチュラ
ルな流れに欠ける点が問題点として指摘される場合もあ
った。即ち、毛髪の持つ自然な外観としっとりとした感
触とを併せて保持した上で、優れた整髪力を持つ整髪料
の開発が待たれていた。
【0005】本発明者等は、すでに特願平11−224
793において、炭素数が20〜30のアルキル基を有
する高級アルコールを1種またはそれ以上と、ポリエチ
レンワックスを1種またはそれ以上含有した整髪料を提
唱した。ここで提唱した整髪料は、バリバリ感こそない
が、優れた整髪力を有し毛髪をしっかりと固め、優れた
硬さを有するように整髪することを特徴とするものであ
る。しかしながら、近年の流行として、硬さよりもむし
ろナチュラルなスタイリング性(セット性)を有し、毛
髪にしっとりとした感触を与える整髪料の要望が極めて
強くなり、そのような性能を持った整髪料の開発が強く
求められていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、既存の
整髪料が持つ上述の問題点に鑑み、鋭意研究を行った結
果、ある特定の構造を有する高級アルコールと、ポリエ
チレンワックスとを主成分とし、ある種の界面活性剤を
含有する整髪料が好ましい結果を与えることを見出し、
本発明を完成させたものであって、その目的とする所
は、ベトつきがなく、樹脂状の硬さ(バリバリ感)もな
く優れた整髪力とナチュラルなスタイリング性(セット
性)を持つ整髪料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、炭素数が
14〜18のアルキル基を有する高級アルコールを1種
またはそれ以上と、融点が70〜110℃の範囲にある
ポリエチレンワックスを1種またはそれ以上と、アニオ
ン界面活性剤及び/または非イオン界面活性剤を1種ま
たはそれ以上含むことを特徴とする整髪料により達成さ
れる。
【0008】本発明において、炭素数が14〜18のア
ルキル基を有する高級アルコールの好ましい含有量は整
髪料全体に対して2〜10重量%、ポリエチレンワック
スの好ましい含有量は整髪料全体に対して1〜6重量%
である。これにアニオン界面活性剤及び/または非イオ
ン界面活性剤を加えた組成の整髪料であれば、その製品
形態は均質で良好なクリーム状を呈する。さらに、これ
に整髪料全体に対して0.01〜1.0重量%程度の少
量のカチオン界面活性剤を加えることにより、毛髪によ
り好ましいしっとり感とスタイリング性を与えることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】一般的に、高級アルコールとは、
分子量の大きいアルコールを指すものであるが、本発明
においては、アルキル基の炭素数が14から18のもの
を用いることが肝要である。炭素数が14未満のアルキ
ル基よりなる高級アルコールを用いた場合では、整髪料
としての整髪力に劣り、ナチュラルなスタイリング性が
不十分であり、またクリームとしての粘度も出にくくま
た伸びも悪い。即ち、整髪料としての形態をなさないこ
ともある。また、炭素数が18を超えるアルキル基より
なる高級アルコールを用いた場合、整髪後の毛髪がやや
硬めであり、保湿性が不十分であり、しっとり感に欠け
たものとなり、また、カチオン界面活性剤を添加した場
合、クリームのキメが悪くなる。アルキル基の炭素数が
14から18の高級アルコールの具体例としてはセチル
アルコール、ステアリルアルコール、ミリスチルアルコ
ール、オレイルアルコール等を挙げることができる。
【0010】本発明において、ポリエチレンワックスと
はエチレンを重合して得られる低融点のポリエチレンで
ある。本発明におけるポリエチレンワックウスは、スタ
イリング性の向上を目的として添加されるものである
が、他のワックス類に較べてその効果は極めて優れてい
る。本発明において使用されるポリエチレンワックスの
融点は70〜110℃、好ましくは75〜105℃であ
る。融点が70℃未満のポリエチレンワックスの場合は
整髪料としての整髪力に劣り、スタイリング性すなわ
ち、セット性が不十分である。また、110℃を超える
と製品としてのクリームのキメが粗く、伸びが悪くて使
用感に劣るものとなる。
【0011】本発明において炭素数が14〜18のアル
キル基を有する高級アルコールと、ポリエチレンワック
スとの好ましい組み合わせは、高級アルコールの含有量
が整髪料全量に対して2〜10重量%、ポリエチレンワ
ックスの含有量が整髪料全量に対して1〜6重量%であ
る。高級アルコールの含有量が2重量%未満であれば、
整髪料としての整髪力に劣り、スタイリング性、すなわ
ちセット性が不十分であり、また、クリームとしてのキ
メが良くない。10重量%を超えると製品としてのクリ
ームのキメが粗く、伸びが悪くて使用感に劣るものとな
る。更に、ポリエチレンワックスの含有量が1重量%未
満であれば、整髪料としての整髪力に劣り、スタイリン
グ性すなわち、セット性が不十分である。また、6重量
%を超えると製品としてのクリームのキメが粗く、伸び
が悪くて使用感に劣るものとなる。
【0012】本発明においては、本発明の整髪料の主成
分である高級アルコールと、ポリエチレンワックスとを
均質にかつ安定に分散せしめ、良好なクリーム状エマル
ションとするために、適量の界面活性剤を整髪料として
の性能を損なわない範囲で配合することが必要である。
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、非イオン界
面活性剤を各々単独にあるいは混合して用いることが肝
要である。アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤以
外の界面活性剤(例えばカチオン界面活性剤等)にて主
成分となる油剤をクリーム状としたものは、スタイリン
グ性、べとつき感等において性能的にあまりよくないも
のとなる。
【0013】界面活性剤の具体的例としては、2−エチ
ルヘキサン酸、カプロン酸、カプリル酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、
オレイン酸、リノール酸、12−ヒドロキシステアリン
酸などの高級脂肪酸のナトリウム、カリウム、モノエタ
ノールアミン、イソプロパノールアミン、トリエタノー
ルアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノー
ル、2−アミノ−2−メチル−1.3−プロパンジオー
ル等による塩、アルキル硫酸エステル塩、α−オレフィ
ンスルホン酸塩、脂肪酸エチルエステルスルホン酸塩、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキル
エーテルリン酸エステル塩、N−アシルメチルタウリン
塩、N−アシルアミノ酸塩等のアニオン界面活性剤、ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレン多価アルコール
脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油、多価アルコール脂肪酸
部分エステルあるいはエチレンオキシド/プロピレンオ
キシドブロック共重合体等の非イオン界面活性剤を挙げ
ることができる。この中で、特に好ましい例としては、
アニオン界面活性剤として高級脂肪酸塩、非イオン界面
活性剤としてはポリオキシエチレンアルキルエーテルを
挙げることができる。
【0014】本発明においては、毛髪により好ましいし
っとり感とスタイリング性を与える目的で、少量のカチ
オン界面活性剤を添加することができる。好ましい添加
量は整髪料全体に対して0.01〜1.0重量%であ
る。添加量が0.01重量%未満であると保湿剤として
の効果が十分でなくしっとりした感触を与えるのに不十
分である。また、添加量が1.0重量%を超えるとクリ
ームのキメが悪くなり、スタイリング性も低下する。カ
チオン界面活性剤の具体的な例としては、例えば塩化ア
ルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチ
ルアンモニウム、塩化アルキルピリジニウム、塩化アル
キルジメチルベンジルアンモニウム、臭化アルキルトリ
メチルアンモニウム、塩化ジポリオキシエチレンアルキ
ルメチルアンモニウムあるいは塩化γ−グルコンアミド
プロピルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム等を挙
げることができる。
【0015】更に、本発明になる整髪料に対しては、そ
の本来の目的を阻害しない範囲で必要に応じて、通常、
化粧料や医薬部外品等に用いられる成分を添加すること
ができる。具体的には、油分、アミノ酸、ポリペプタイ
ド、香料、防腐剤、酸化防止剤、保湿剤、着色剤、各種
植物抽出油、水溶性高分子等の増粘剤あるいは安定剤等
を挙げることができる。油分として常温で流動性を有す
る油分、例えばメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン等のシリコーン油、セチルイソオクタノ
エート、グリセリルトリオクタノエート、テトラ−2−
エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、コハク酸ジオク
チル、イソステアリン酸イソセチルあるいはイソプロピ
ルミリステート等のエステル油、流動パラフィンやスク
ワラン等の炭化水素油、更にはヒマシ油、オリーブオイ
ル、椿油、マカデミアナッツオイル、ホホバ油、ミンク
油、米胚芽油あるいは米ヌカ油等の天然動植物油、常温
で固体またはペースト状の油分、例えばマイクロクリス
タランワックス、ポリエチレン、セシレン、パラフィン
ワックッス等の石油系ワックス、ステアリン酸ステアリ
ル、ミリスチン酸ミリスチル等のエステル類、ベヘニル
アルコール、アラキルアルコール、ラウリルアルコール
等の高級アルコールたはキャンデリラワックス、カルナ
バワックス、ミツロウ、ラノリン等の天然ワックスを挙
げることができる。液状の油分については、比較的多め
に用いた方が本発明の目的(ナチュラルなセット性)
に、より効果的である。また、保湿剤としては、例え
ば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングルコール、1.3ブ
チレングリコール、3−メチル−1.3−ブタンジオー
ル、分子量2万以上の高重合ポリエチレングルコールあ
るいはダイナマイトグリセリン等の多価アルコール、ヒ
アルロン酸やコンドロイチン硫酸等の水溶性高分子、乳
酸ソーダ、クエン酸ソーダ、グルタミン酸ソーダ、2−
ピロリドンカルボン酸ソーダなどの塩類を挙げることが
できる。多価アルコールの中でも、高重合ポリエチレン
グリコールがしっとり感付与の点において、カチオン界
面活性剤添加と同等の優れた作用を持ち、更に塗布時の
整髪料ののび(毛根から毛根への整髪料の行きわたり
性)と皮膚への刺激性のない点において、他のものと比
較して良好であるため、特に好ましく用いられる。
【0016】その他にセット性のある高分子等も本発明
の整髪料の効果を損なわない範囲で補助的に用いること
ができる。例えば、ポリビニルピロリドン、ポリビニル
ピロリドン/酢酸ビニル共重合体等のポリビニルピロリ
ドン系高分子、メチルビニルエーテル/マレイン酸アル
キルハーフエステル共重合体等のビニルエーテル系高分
子、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エステル
共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸エ
ステル/アルキル(メタ)アクリルアミド共重合体ある
いは(メタ)アクリルアミド/(メタ)アクリル酸エス
テル共重合体等のアクリル系高分子、メタクリロイルエ
チルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチルトリ
メチルアンモニウム・メタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル共重合体、メタクリロイルエチルジメチルベタイン・
塩化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メ
タクリル酸メトキシポリエチレングリコール共重合体、
あるいはN―メタクリロイルオキシエチルN、N−ジメ
チルアンモニウム−α―N−メチルカルボキシベタイン
・メタクリル酸アルキルエステル共重合体等の両性系高
分子、ビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタク
リレート共重合体、ビニルカプロラクタム・ビニルピロ
リドン・ジメチルアミノエチルメタクリレートのテロマ
ー、ビニルカプロラクタム・ビニルピロリドン・ジメチ
ルアミノプロピルメタクリルアミドのテロマー等のカチ
オニック系高分子を挙げることができる。
【0017】また、増粘および安定性向上のため、ポリ
アクリル酸ソーダ、カルボキシルビニルポリマー等のア
クリル系高分子、キサンタンガム、グアーガム、アラビ
アガム等の天然多糖類、メチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース等の天然多糖類誘導体等の水溶性高
分子を、本発明の効果を損なわない範囲にて用いること
ができる。特に、油剤の乳化濃度が少ない場合、これ等
を用いることが好ましい。
【0018】
【実施例】以下実施例、比較例に従い、本発明の整髪料
について具体的に説明するが、特にこれにより限定を行
なうものではない。なお、以下に述べる実施例、比較例
における整髪料の調整は次に示す方法に従って行なうも
のである。 〔製法A〕A相を油相、精製水とトリエタノールアミン
よりなる相を水相として90〜95℃の温度にて乳化し
た後に冷却し、得られた乳化液にポリビニルピロリドン
/酢酸ビニル共重合体および/またはカチオン界面活性
剤を添加して得られる。 〔製法B〕カルボキシルビニルポリマーを水相にて分散
させた後、トリエタノールアミン、プロピレングリコー
ル、エタノールを添加して撹拌し、しかる後B相を添加
することによって得られる。 〔製法C〕D相を油相、E相を水相として、90〜95
℃の温度にて乳化した後に冷却して乳化物をつくる。カ
ルボキシビニルポリマーを水相にて分散させた後、C相
を加えて撹拌し、然る後B相を加えてジェルをつくる。
上記の如くして得られた乳化物とジェルを混合し出来上
がりとする。
【0019】また、以下に示す実施例、比較例において
は、ナチュラルなスタイリング性、クリームのキメ、塗
布のしやすさ、しっとり感およびバリバリ感についての
官能テストを行ない評価した。評価方法としては、重さ
10g、長さ20cm、幅5cmの毛束を整髪料にて処
理し、使用感を20人の専門パネラーによって、以下の
基準に従って官能的に評価しランク付けを行なった。 〔ナチュラルなスタイリング性〕 ◎:整髪料としてのナチュラルなセット性があると答え
た人が18人以上 ○:整髪料としてのナチュラルなセット性があると答え
た人が14〜17人 △:整髪料としてのナチュラルなセット性があると答え
た人が8〜13人 ×:整髪料としてのナチュラルなセット性があると答え
た人が7人以下 〔クリームのキメ〕 ◎:クリームのキメに優れていると答えた人が18人以
上 ○:クリームのキメに優れていると答えた人が14〜1
7人 △:クリームのキメに優れていると答えた人が8〜13
人 ×:クリームのキメに優れていると答えた人が7人以下 〔塗布のしやすさ〕 ◎:塗布しやすいと答えた人が18人以上 ○:塗布しやすいと答えた人が14〜17人 △:塗布しやすいと答えた人が8〜13人 ×:塗布しやすいと答えた人が7人以下 〔しっとり感〕 ◎:しっとり感があると答えた人が18人以上 ○:しっとり感があると答えた人が14〜17人 △:しっとり感があると答えた人が8〜13人 ×:しっとり感があると答えた人が7人以下 〔バリバリ感〕 ◎:バリバリ感がないと答えた人が18人以上 ○:バリバリ感がないと答えた人が14〜17人 △:バリバリ感がないと答えた人が8〜13人 ×:バリバリ感がないと答えた人が7人以下
【0020】実施例1〜25 表1、表2、表3および表4に示す処方の整髪料を前述
の〔製法A〕に準じて製造し、各々について、スタイリ
ング性、クリームのキメ、塗布のしやすさ、しっとり感
およびバリバリ感についての評価を行なった。評価は前
述の評価基準に従って行ない、◎、○、△、×の4段階
評価とした。その結果を表1、表2、表3および表4に
併記する。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】表1、表2、表3および表4に記載された
結果から明らかな通り、本発明の範囲内の処方において
製造した整髪料は、ナチュラルなスタイリング性、クリ
ームのキメ、塗布のしやすさ、しっとり感およびバリバ
リ感についての官能テストいずれにおいても◎あるいは
○、少なくとも△以上の良好な評価を受けている。特
に、保湿剤としてのカチオン界面活性剤を添加した実施
例3、4、7、8、12、20、21のしっとり感の評
価は、添加しない他の実施例に比較して優れており、そ
の添加の効果は明らかである。また、高重合度ポリエチ
レングリコールを加えた実施例23〜25もしっとり感
については同等の評価が得られている。
【0026】比較例1〜11 表5及び表6に示す処方の整髪料を前述の〔製法A〕に
準じて製造し、各々について、スタイリング性、クリー
ムのキメ、塗布のしやすさ、しっとり感およびバリバリ
感についての評価を行なった。評価は前述の評価基準に
従って行ない、◎、○、△、×の4段階評価とした。そ
の結果を表5および表6に併記する。
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】表5および表6に記載された結果から明ら
かな通り、本発明の範囲の処方を逸脱して製造した整髪
料は、ナチュラルなスタイリング性、クリームのキメ、
塗布のしやすさ、しっとり感およびバリバリ感について
の官能テストのいずれかにおいて好ましくない評価を受
けている。
【0030】実施例26〜27、比較例12〜13 表7の整髪料は〔製法C〕、表8の整髪料は〔製法B〕
に準じて製造し、各々について、スタイリング性、クリ
ームのキメ、塗布のしやすさ、しっとり感およびバリバ
リ感についての評価を行なった。評価は前述の評価基準
に従って行ない、◎、○、△、×の4段階評価とした。
その結果を表7および表8に併記する。
【0031】
【表7】
【0032】
【表8】
【0033】
【発明の効果】以上、実施例及び比較例によって具体的
に示したように、本発明の整髪料は、従来の整髪料に比
較して、樹脂状のバリバリした感じがなくナチュラルな
スタイリング性(セット性)を有し、しかも毛髪にしっ
とりとした感触を与えるものである。しかも製品形態が
クリーム状あるいはワックス状であるため取り扱いも容
易であることは明らかである。即ち、従来の整髪料の欠
点を改良し、毛髪の持つ自然な外観としっとりとした感
触とを併せて保持した上で、優れた整髪力を持つ整髪料
である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA122 AC071 AC072 AC102 AC122 AC182 AC242 AC372 AC422 AC542 AC692 AC782 AD021 AD022 AD072 AD092 BB04 BB05 BB06 CC32 DD41 EE06 EE28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素数が14〜18のアルキル基を有する
    高級アルコールを1種またはそれ以上と、融点が70〜
    110℃の範囲にあるポリエチレンワックスを1種また
    はそれ以上と、アニオン界面活性剤及び/または非イオ
    ン界面活性剤を1種またはそれ以上含むことを特徴とす
    る整髪料。
  2. 【請求項2】炭素数が14〜18のアルキル基を有する
    高級アルコールの含有量が整髪料全体に対して2〜10
    重量%、ポリエチレンワックスの含有量が整髪料全体に
    対して1〜6重量%であることを特徴とする請求項第1
    項に記載の整髪料。
  3. 【請求項3】カチオン界面活性剤を1種またはそれ以上
    含みかつその含有量が整髪料全体に対して0.01〜
    1.0重量%であることを特徴とする請求項第1項また
    は第2項のいずれかに記載の整髪料。
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