JP2003286124A - 外用剤組成物 - Google Patents

外用剤組成物

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JP2003286124A
JP2003286124A JP2002085550A JP2002085550A JP2003286124A JP 2003286124 A JP2003286124 A JP 2003286124A JP 2002085550 A JP2002085550 A JP 2002085550A JP 2002085550 A JP2002085550 A JP 2002085550A JP 2003286124 A JP2003286124 A JP 2003286124A
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JP
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hair
chemical formula
pln
monasil
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Application number
JP2002085550A
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English (en)
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Hisashi Tachibana
尚志 橘
Mika Yokoyama
美香 横山
Hitomi Kato
仁美 加藤
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Noevir Co Ltd
Original Assignee
Noevir Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚に対しては、滑り感,潤い感
が良好で、毛髪に対しては、櫛通り性、つや、しなやか
さ、スタイリング性が、良好な外用剤組成物、化粧水,
乳液,クリーム,美容液,マスカラ,アイブロウ等を提
供する。 【解決手段】 外用剤組成物において、特定のア
ミノ変性シリコーン鎖を有するリン酸エステル誘導体を
配合することにより、皮膚に対しては、滑り感,潤い感
が良好で、毛髪に対しては、櫛通り性、つや、しなやか
さ、スタイリング性が、良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のリン酸エス
テル誘導体を含有する外用剤組成物に関する。さらに
は、皮膚に対しては、滑り感,潤い感が良好で、毛髪に
対しては、櫛通り性、つや、しなやかさ、スタイリング
性が、良好な外用剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】外用剤組成物の分野においては、ベタツ
キ感がなく安全性も高いジメチルポリシロキサンや環状
シリコーンが頭髪の仕上げ剤や化粧品の油分として積極
的に利用されている。最近、シリコーンを化粧品の分野
に応用する研究が非常に活発であり、用途も多岐にわた
っており、従来のシリコーンに対して、他の有機物との
相溶性向上、耐薬品性の向上、水溶性の向上、潤滑性の
向上、シリコーンに化学反応基を持たせるなどといった
新たな要求特性が生まれている。
【0003】従って、上記の要求特性を満足させるべ
く、シリコーンに多種多様な官能基を導入した変性シリ
コーンが開発されている。変性シリコーンとしては、ア
ミノ変性、エポキシ変性、カルボキシル変性、メルカプ
ト変性、アルコール変性、ポリエーテル変性、フルオロ
アルキル変性、アルキル変性、エステル変性、アルコキ
シ変性などが開発されている。このような変性シリコー
ンは、それぞれの特徴を生かして化粧品素材として利用
されているが、まだ性能として十分なものが得られてい
るとは言えないのが現状である。
【0004】例えば、シリコーンに親水基を持たせて水
溶性を向上させたポリエーテル変性シリコーンは、ポリ
エーテル結合の量によりシリコーンの親水性をコントロ
ールすることができ、化粧品原料に用いられるジメチル
ポリシロキサンや環状シリコーンを乳化できるといった
特徴や、非イオン型であるが故にイオン成分との相溶性
がよいといった特徴がある。しかしながら、ポリエーテ
ル変性シリコーンを配合した化粧料は、使用時にべたつ
き、毛髪の手触り感に劣るという欠点を有していた。ま
た、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコー
ン、ステアロキシ変性シリコーン等の変性シリコーンを
毛髪化粧料に用いた場合、これにより処理した毛髪は、
乾燥時において良好な平滑性が付与されるが、しっとり
感、柔軟性が欠けるという問題があり、さらにウェット
時、すなわち、毛髪化粧料を塗布しすすぐ際に、著しい
きしみ感、髪のもつれ等のトラブルを起こす等の欠点が
あった。一方、皮膚化粧料に従来の変性シリコーンを配
合した場合も、上記の乳化安定性の問題の他、平滑性、
剤の伸び、肌への馴染み等が必ずしも満足のいくもので
はないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、皮膚に対しては、滑り感,潤い感が良好で、毛髪に
対しては、櫛通り性、つや、しなやかさ、スタイリング
性が、良好な外用剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するべ
く種々検討した結果、特定の構造を有するリン酸エステ
ル誘導体を外用剤組成物に配合することにより、皮膚に
対して、平滑性や肌への馴染みの良い、毛髪に対して
は、きしみ感、もつれ感等がなく、かつ平滑性、柔軟感
付与効果に優れることを見いだし、本発明を完成するに
至った。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において用いる特定の構造
を有するリン酸エステル誘導体について説明する。
【0008】本発明において用いるリン酸エステル誘導
体は、化学式(1)で示さる。下記の化学式(1)中
A,B,Cは、同一若しくは異なってもよく、−ON
a,−O−Y,−O−Rを示し、かつA,B,Cの少な
くとも1つは、−O−Rを示す。ここで、Yは、化学式
(2)で示され、化学式(2)中Yは、炭素数1〜6
のアルキル基,アルケニル基,ヒドロキシアルキル基
を、mは、1〜6の整数を、Yは、炭素数6〜24の
アルキル基,アルケニル基,ヒドロキシアルキル基を示
し、Rは、化学式(3)で示され、化学式(3)中、R
は、炭素数1〜6のアルキル基,アルケニル基,ヒド
ロキシアルキル基を、nは1〜6の整数を、oは0又は
1〜3の整数を、pは1若しくは2の整数を、qは2〜
6の整数を、R は、化学式(4)で示されるオルガノ
シロキサン基を示し、化学式(4)中rは1〜5000
0の整数を、sは1〜100の整数を示す。
【0009】
【化5】
【0010】
【化6】
【0011】
【化7】
【0012】
【化8】
【0013】本発明に用いる特定のリン酸エステルは、
上記一般式で表されるものであれば、特に限定されない
が、化学式(5)で表される、化学式(1)中Aが−O
−Na+、Bが−O−Y,Cが−O−Rのものが好まし
い。
【0014】
【化9】
【0015】上記化学式(1)及び化学式(5)中、Y
は、上述の化学式(2)で示される。ここで、化学式
(2)中Yは、炭素数1〜6のアルキル基,アルケニ
ル基,ヒドロキシアルキル基を示し、具体的には、−C
−、−CH−CH−,−CH−CH−CH
−,−CH−CH(OH)−CH−等が例示さ
れ、これらの中でもその親水性の点から−CH−CH
(OH)−CH−を用いることが好ましい。化学式
(2)中mは、1〜6の整数を示すが、合成のしやすさ
から3が最も好ましい。化学式(2)中、Yは、炭素
数6〜24のアルキル基,アルケニル基,ヒドロキシア
ルキル基を示すが、リン酸エステル誘導体の親水性の点
から、12−ヒドロキシオクタデシル基が最も好まし
い。
【0016】上記化学式(1)及び化学式(5)中R
は、化学式(3)で示される。化学式(3)中、R
は、炭素数1〜6のアルキル基,アルケニル基,ヒド
ロキシアルキル基を示し、具体的には、−CH−、−
CH−CH−,−CH−CH −CH−,−C
−CH(OH)−CH−等が例示され、これらの
中でもその親水性の点から−CH−CH(OH)−C
−を用いることが好ましい。化学式(3)中、nは
1〜6の整数を、oは0又は1〜3の整数を、pは1若
しくは2の整数を、qは2〜6の整数を示すが、合成の
しやすさからnは3、oは1、pは3が最も好ましい。
さらに、化学式(3)中Rは、化学式(4)で示され
るオルガノシロキサン基を示し、化学式(4)中rは1
〜50000の整数を、sは1〜100の整数を示す。
【0017】上述のリン酸エステル誘導体は、例えば国
際特許出願公開WO/95/18096に示された方法
により合成することができるが、市販されているものを
使用してもよい。市販品としてはMONASIL(R)
LN(ユニケマ社製)が挙げられる。
【0018】上述の特定のリン酸エステル誘導体の外用
剤組成物への配合量は、0.01〜20重量%が適当で
ある。
【0019】本発明において、特定のリン酸エステル誘
導体を配合する外用剤組成物としては、特に剤型、用途
を問わないが、その水溶性の性質より、水を含むものが
好ましい。具体的には、シャンプー,ヘアコンディショ
ナー,パーマ剤,ヘアクリーム,ヘアワックス,ヘアジ
ェル,染毛液剤,染毛剤等の毛髪用外用剤組成物、ボデ
ィシャンプー,洗顔料,石けん等の洗浄料、入浴剤、紫
外線防御剤,ボディローション,ボディー用乳液等のボ
ディ用外用剤組成物、クリーム,乳液,化粧水,水性ゲ
ル剤,美容液等の顔用基礎化粧料、マスカラ,アイライ
ナー,ファンデーション,アイカラー,チークカラー,
アイブロウ,ネイルカラー等のメイクアップ用化粧料等
が例示される。また、液化石油ガスなどの噴射剤と共に
用いてエアゾールタイプとしてもよい。
【0020】上述の特定のリン酸エステル誘導体を配合
したシャンプーは、泡立ち及び泡の安定性、洗髪時及び
シャンプーを洗い流した後の毛髪のすべり感及び櫛通
り、乾燥時の毛髪のスタイリング性及びしなやかさ、乾
燥後の櫛通り性及び毛髪のつやが向上する。
【0021】上述の特定のリン酸エステル誘導体を配合
したヘアコンディショナーを毛髪に適用することによ
り、毛髪の櫛通り性、つや、スタイリング性、しなやか
さが向上する。また毛髪表面に形成されるコンディショ
ニングポリマー皮膜により、毛髪の汚染や損傷が軽減さ
れる。
【0022】上述の特定のリン酸エステル誘導体を配合
したパーマ剤を毛髪に適用することにより、パーマ時の
毛髪の損傷の軽減、パーマ剤を洗い流した後の毛髪の滑
り感及び櫛通り性の向上、乾燥時の毛髪のつや及びしな
やかさが改善する。
【0023】上述の特定のリン酸エステル誘導体を配合
したヘアクリーム,ヘアワックス,ヘアジェルを毛髪に
適用することにより、毛髪の櫛通り性が改善され、つや
及びしなやかさが向上し、スタイリング性が向上,持続
する。
【0024】上述の特定のリン酸エステル誘導体を配合
した染毛剤液及び染毛剤クリームを毛髪に適用すること
により、毛髪の損傷が軽減し、染毛後の毛髪のつや及び
しなやかさが向上する。
【0025】上述の特定のリン酸エステル誘導体を配合
したボディシャンプーは、泡立ち、泡の安定性、洗浄時
及び洗い流した後の皮膚の滑り感、潤い感が向上、持続
する。
【0026】上述の特定のリン酸エステル誘導体を配合
した洗顔料は、泡立ち、泡の安定性、洗顔時及び洗い流
した後の皮膚の滑り感、潤い感が向上、持続する。
【0027】上述の特定のリン酸エステル誘導体を石け
んに配合することにより、洗浄時及び石けんを洗い流し
た後の、皮膚の滑り感,潤い感が向上,持続する。
【0028】上述の特定のリン酸エステル誘導体を紫外
線防御剤に配合することにより、紫外線防御剤適用時の
皮膚の刺激性が軽減され、皮膚の滑り感が向上し、潤い
感が改善する。
【0029】上述の特定のリン酸エステル誘導体を入浴
剤に配合することにより、入浴時及び入浴後の皮膚の滑
り感,潤い感が向上,持続する。
【0030】上述の特定のリン酸エステル誘導体を配合
したクリーム,乳液,美容液,ファンデーション,アイ
カラー,チークカラーを皮膚に適用することにより、皮
膚の滑り感,潤い感が向上,持続する。
【0031】上述の特定のリン酸エステル誘導体を配合
した化粧水,水性ゲル剤を皮膚に適用することにより、
皮膚の乾燥が改善し、皮膚の滑り感,潤い感が向上,持
続する。
【0032】上述の特定のリン酸エステル誘導体を配合
したマスカラ,アイブロウを睫毛及び眉毛に適用するこ
とにより、睫毛及び、眉毛の櫛通り性が改善し、つや及
びしなやかさが向上し、スタイリング性が向上、持続す
る。
【0033】本発明の外用剤組成物には、上記の必須成
分に加えて、目的に応じて本技術の効果を損なわない量
的,質的範囲で、例えば、油分,高級アルコール,低級
アルコール,多価アルコール,アニオン性界面活性剤,
カチオン性界面活性剤,ノニオン性界面活性剤,両性界
面活性剤,アニオン性高分子,カチオン性高分子,ノニ
オン性高分子,両性高分子,多糖類,生物からの抽出
物,キレート剤,酸化防止剤,紫外線吸収剤,防腐剤,
殺菌剤,ビタミン類,抗炎症剤,美白剤,抗アレルギー
剤,保湿剤,細胞賦活剤,収れん剤,血行促進剤,香料
等を配合することができる。
【0034】
【実施例】さらに本発明の特徴について、実施例により
詳細に説明する。
【0035】 [実施例1] マスカラ (1)ステアリン酸 2.0(重量%) (2)カルナウバワックス 5.0 (3)パラフィンワックス 10.0 (4)セスキオレイン酸ソルビタン 4.0 (5)水酸化ナトリウム 0.5 (6)グリセリン 10.0 (7)精製水 22.0 (8)黒酸化鉄 10.0 (9)MONASIL(R)PLN 1.0 (10)ポリアクリル酸エステルエマルション 30.0 (11)エタノール 5.0 (12)パラオキシ安息香酸メチル 0.5 製法:(1)〜(4)の油相成分、及び(5)〜(10)の水相成
分をそれぞれ70℃に加熱し、混合,溶解,均質化す
る。水相に油相を添加して乳化後、撹拌しながら冷却
し、40℃で(11)及び(12)の成分を添加する。また、M
ONASIL(R)PLNをポリオキシエチレン・メチ
ルポリシロキサンに代替して同様にマスカラを調製し、
比較例1とした。
【0036】実施例1及び比較例1のマスカラを実際に
使用して比較すると、実施例1の方が、睫毛の櫛通り
性、つや及びしなやかさ、スタイリング性及びカールの
持ちが良好であった。
【0037】 [実施例2] マスカラ (1)精製水 57.2(重量%) (2)カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 (3)MONASIL(R)PLN 1.0 (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.8 (5)黒酸化鉄 10.0 (6)酢酸ビニルエマルション液(純分50重量%) 30.0 製法:(1)に(2)〜(4)を均一に溶解させた後、(5),
(6)を添加して均質に分散させる。また、MONASI
(R)PLNをポリオキシエチレン・メチルポリシロ
キサンに代替して同様にマスカラを調製し、比較例2と
した。
【0038】実施例2及び比較例2のマスカラを実際に
使用して比較すると、実施例2の方が、睫毛の櫛通り
性、つや及びしなやかさ、スタイリング性及びカールの
持ちが良好であった。
【0039】 [実施例3] 水中油乳化型ファンデーション (1)ベントナイト 0.5(重量%) (2)プロピレングリコール 10.0 (3)精製水 53.0 (4)MONASIL(R)PLN 1.0 (5)モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.9 (6)トリエタノールアミン 1.0 (7)タルク 3.0 (8)酸化チタン 5.0 (9)ベンガラ 0.5 (10)黄酸化鉄 1.4 (11)黒酸化鉄 0.1 (12)ステアリン酸 2.2 (13)イソヘキサデシルアルコール 7.0 (14)モノステアリン酸グリセリン 2.0 (15)液状ラノリン 2.0 (16)流動パラフィン 8.0 (17)パラオキシ安息香酸メチル 0.3 (18)香料 0.1 (19)エタノール 2.0 製法:(1)を(2)に分散させた後、(3)を添加し70℃
でホモミキサー処理を行い、さらに(4)〜(6)を添加
し、十分に撹拌する。予め混合,粉砕した(7)〜(11)を
添加して70℃でホモミキサー処理を行う。次に70℃
に加熱,混合,均一化した(12)〜(16)の成分を添加して
ホモミキサーで乳化後、冷却し、45℃で(17)〜(19)を
添加する。また、MONASIL(R)PLNをポリオ
キシエチレン・メチルポリシロキサンに代替して同様に
ファンデーションを調製し、比較例3とした。
【0040】実施例3及び比較例3のファンデーション
を実際に使用して比較すると、実施例3の方が、皮膚の
滑り感,潤い感、及び化粧持ちが良好であった。
【0041】 [実施例4] シャンプー (1)ポリオキシエチレンラウリルエーテル 硫酸ナトリウム 5.0(重量%) (2)ポリオキシエチレンラウリルエーテル 硫酸トリエタノールアミン 3.0 (3)ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム 2.0 (4)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 2.0 (5)2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチル イミダゾリニウムベタイン 2.0 (6)ポリオキシエチレンラウリルエーテル 1.0 (7)ジステアリン酸エチレングリコール 3.0 (8)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 1.0 (9)ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン共重合体 1.0 (10)メチルポリシロキサン 0.5 (11)ジイソステアリン酸ポリグリセリル 2.0 (12)キャロットエキス 0.1 (13)マロニエエキス 0.1 (14)ウイキョウエキス 0.1 (15)加水分解ケラチン末 0.3 (16)アスコルビン酸ナトリウム 0.1 (17)ピロクトンオラミン 0.5 (18)パラオキシ安息香酸メチル 0.3 (19)塩化ジメチルジアリルアンモニウム・ アクリルアミド共重合体 0.1 (21)塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ) プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.1 (22)MONASIL(R)PLN 3.0 (23)精製水 72.8 製法:(1)〜(23)の成分を混合,均質化する。また、M
ONASIL(R)PLNをポリオキシエチレン・メチ
ルポリシロキサンに代替して同様にシャンプーを調製
し、比較例4とした。
【0042】実施例4及び比較例4のシャンプーをハー
フヘッドで使用すると、実施例4の方が、シャンプーの
泡立ち、泡の安定性、洗髪時及びシャンプーを洗い流し
た後の毛髪の滑り感、櫛通り、乾燥時の毛髪のスタイリ
ング性及びしなやかさ、乾燥後の毛髪の櫛通り性、つや
が良好であった。
【0043】 [実施例5] リンス (1)セトステアリルアルコール 3.0(重量%) (2)オレイルアルコール 2.0 (3)白色ワセリン 0.5 (4)モノイソステアリン酸n-アルキレン(20〜30)グリコール 1.0 (5)スクワラン 1.0 (6)パルミチン酸オクチル 2.0 (7)メチルポリシロキサン 1.0 (8)パラメトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル 0.2 (9)塩化アルキルトリメチルアンモニウム 3.0 (10)親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0 (11)エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチル ジメチルアンモニウム 2.0 (12)フェノキシエタノール 0.2 (13)海藻エキス 0.1 (14)ヒドロキシエチルセルロース 0.5 (15)塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ) プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.1 (16)1,3-ブチレングリコール 2.0 (17)グリセリン 2.0 (18)エタノール 5.0 (19))MONASIL(R)PLN 3.0 (20)精製水 70.4 製法:(1)〜(20)の成分を、混合、均質化する。また、
MONASIL(R)PLNをポリオキシエチレン・メ
チルポリシロキサンに代替して同様にリンスを調製し、
比較例5とした。
【0044】実施例5及び比較例5のリンスをハーフヘ
ッドで使用すると、実施例5の方が、毛髪の櫛通り性、
つや、スタイリング性、しなやかさが向上した。
【0045】 [実施例6] ボディシャンプー (1)ラウリン酸 5.0(重量%) (2)ミリスチン酸 10.0 (3)N-ヤシ油脂肪酸アシル-L-グルタミン酸ナトリウム 3.0 (4)β-ラウロイルアミノプロピオン酸ナトリウム 3.0 (5)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 2.0 (6)ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0 (7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0 (8)モノステアリン酸ポリエチレングリコール 3.0 (9)ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール 1000 1.0 (10)プロピレングリコール 5.0 (11)ジブチルヒドロキシトルエン 0.2 (12)水酸化カリウム 3.0 (13)トリエタノールアミン 0.2 (14)L-アルギニン 0.5 (15)パラオキシ安息香酸メチル 0.3 (16)フィチン酸 0.3 (17)エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.2 (18)水溶性コラーゲン 0.2 (19)アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチル ジアリルアンモニウム共重合体液 2.0 (20)MONASIL(R)PLN 3.0 (21)精製水 54.1 製法:(1)〜(9)の油相成分、及び(10)〜(21)の水相成
分をそれぞれ75℃に加熱して、溶解,均一化する。水
相に油相を添加してケン化させ、撹拌,脱泡しながら、
冷却する。また、MONASIL(R)PLNをポリオ
キシエチレン・メチルポリシロキサンに代替して同様に
ボディシャンプーを調製し、比較例6とした。
【0046】実施例6及び比較例6のボディシャンプー
の使用感を比較評価したところ、実施例6の方が、泡立
ち、泡の安定性、洗浄時及び洗い流した後の皮膚の滑り
感、潤い感が良好で、潤いの持続性にも優れていた。
【0047】 [実施例7] パーマ剤 (パーマ1剤) (1)チオグリコール酸アンモニウム 4.0(重量%) (2)アンモニア水(28容量%) 3.0 (3)モノエタノールアミン 2.0 (4)塩化ココイルジメチルアンモニウム 0.1 (5)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.1 (6)塩化ラウリルピリジニウム 0.1 (7)加水分解シルク液 1.0 (8)プロピレングリコール 3.0 (9)1,3-ブチレングリコール 3.0 (10)エチレンジアミン四酢酸カルシウム二ナトリウム 0.1 (11)塩化ジメチルジアリルアンモニウム ・アクリル酸共重合体液 0.3 (12)ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液 0.2 (13)MONASIL(R)PLN 3.0 (14)精製水 80.1 (パーマ液2剤) (15)臭素酸ナトリウム 5.0(重量%) (16)ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 3.0 (17)加水分解エラスチン 0.2 (18)ジプロピレングリコール 1.0 (19)グリセリン 1.0 (20)ヒドロキシエチルセルロース 0.1 (21)コハク酸 0.2 (22)コハク酸二ナトリウム 0.1 (23)クエン酸 0.1 (24)アクリルアミド・アクリル酸・塩化メタクリル酸 アミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体液 0.2 (25)MONASIL(R)PLN 3.0 (26)精製水 86.1 製法:(1)〜(14)及び(15)〜(26)の成分をそれぞれ混
合,均質化して、パーマ1剤及びパーマ2剤とする。
【0048】 [実施例8] ヘアクリーム (1)流動パラフィン 7.0(重量%) (2)スクワラン 6.0 (3)ワセリン 7.0 (4)ジペンタエリトリット脂肪酸エステル 6.0 (5)ミツロウ 2.0 (6)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3.0 (7)高重合メチルポリシロキサン 3.0 (8)メチルポリシロキサン 3.0 (9)キサンタンガム 2.0 (10)塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ) プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 3.0 (11)MONASIL(R)PLN 3.0 (12)ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム液 1.0 (13)パラオキシ安息香酸メチル 0.3 (14)1,3-ブチレングリコール 5.0 (15)精製水 45.7 (16)エタノール 3.0 製法:(1)〜(8)の油相成分、及び(9)〜(15)の水相成
分をそれぞれ75℃に加熱して、溶解,均一化する。水
相に油相を添加して乳化し、撹拌,脱泡しながら、冷却
し40℃で(16)を添加して、混合,均質化する。また、
MONASIL R)PLNをポリオキシエチレン・メ
チルポリシロキサンに代替して同様にヘアクリームを調
製し、比較例8とした。
【0049】実施例8及び比較例8のヘアクリームをハ
ーフヘッドで使用すると、実施例8の方が、毛髪の櫛通
り性、つや、しなやかさが向上し、スタイリング性が、
向上持続した。
【0050】 [実施例9] ヘアワックス (1)ホホバ油 2.0(重量%) (2)キャンデリラワックス 3.0 (3)ミツロウ 20.0 (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 12.0 (5)高重合メチルポリシロキサン 2.0 (6)メチルポリシロキサン 3.0 (7)アルキル変性シリコーン 5.0 (8)塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ) プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 3.0 (9)MONASIL(R)PLN 5.0 (10)セチルヒドロキシセルロース 2.0 (11)パラオキシ安息香酸メチル 0.5 (12)ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム液 1.0 (13)ベントナイト 8.0 (14)タルク 1.0 (15)精製水 32.5 製法:(1)〜(7)の油相成分、及び(8)〜(15)の水相成
分をそれぞれ75℃に加熱,均質化する。油相に水相を
添加して乳化した後、冷却する。また、MONASIL
(R)PLNをポリオキシエチレン・メチルポリシロキ
サンに代替して同様にヘアワックスを調製し、比較例9
とした。
【0051】実施例9及び比較例9のヘアワックスをハ
ーフヘッドで使用すると、実施例9の方が、毛髪の櫛通
り性、つや、しなやかさが向上し、スタイリング性が、
向上持続した。
【0052】 [実施例10] ヘアジェル (1)アクリル酸・アクリルアミド・ 塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体液 3.0(重量%) (2)カルボキシビニルポリマー 0.5 (3)ポリビニルピロリドン 3.0 (4)メチルポリシロキサン 0.5 (5)グリセリン 7.0 (6)L-アルギニン(10重量%水溶液) 0.5 (7)エタノール 20.0 (8)ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル 2.0 (9)MONASIL(R)PLN 3.0 (10)パラメトキシ桂皮酸オクチル 1.0 (11)d-δ-トコフェロール 0.5 (12)アロエ抽出物 0.5 (13)エチレンジアミン三ナトリウム 0.1 (14)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (15)精製水 58.2 製法:(1)〜(15)の成分を、混合,均質化する。また、
MONASIL(R)PLNをポリオキシエチレン・メ
チルポリシロキサンに代替して同様にヘアジェルを調製
し、比較例10とした。
【0053】実施例10及び比較例10のヘアジェルを
ハーフヘッドで使用すると、実施例10の方が、毛髪の
櫛通り性、つや、しなやかさが向上し、スタイリング性
が、向上持続した。
【0054】 [実施例11] 紫外線防御剤 (1)精製水 22.6(重量%) (2)1,3-ブチレングリコール 5.0 (3)キサンタンガム 2.0 (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (5)MONASIL(R)PLN 3.0 (6)メチルポリシロキサン 20.0 (7)デカメチルシクロペンタシロキサン 30.0 (8)シリコーン被覆微粒子酸化チタン 5.0 (9)パラメトキシ桂皮酸オクチル 4.0 (10)セスキオレイン酸ソルビタン 3.0 (11)エタノール 5.0 (12)香料 0.2 製法:(1)〜(5)の水相成分、及び(6)〜(10)の油相成
分をそれぞれ70℃に加熱し、混合,溶解,均質化す
る。油相に水相を添加して乳化後、撹拌しながら冷却
し、40℃で(11)及び(12)の成分を添加する。また、M
ONASIL(R)PLNをポリオキシエチレン・メチ
ルポリシロキサンに代替して同様に紫外線防御剤を調製
し、比較例11とした。
【0055】実施例11及び比較例11の紫外線防御剤
を半顔づつ使用すると、実施例11の方が、紫外線防御
剤適用時の皮膚の刺激性が軽く、皮膚の滑り感が、潤い
感が良好であった。
【0056】 [実施例12] 液状入浴剤 (1)ラウリル硫酸ナトリウム 50.0(重量%) (2)ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10.0 (3)ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸 トリエタノールアミン 10.0 (4)ラウリン酸ジエタノールアミド 3.0 (5)MONASIL(R)PLN 10.0 (6)ジステアリン酸エチレングリコール 3.0 (7)グリセリン 5.0 (8)エチレンジアミン三ナトリウム 1.0 (9)香料 1.0 (10)精製水 7.0 製法:(1)〜(10)の成分を混合,均一化する。また、M
ONASIL(R)PLNをポリオキシエチレン・メチ
ルポリシロキサンに代替して同様に入浴剤を調製し、比
較例12とした。
【0057】実施例12及び比較例12の入浴剤を実際
に使用して比較すると、実施例12の方が、入浴時及び
入浴後の皮膚の滑り感,潤い感及びその持続性が良好で
あった。
【0058】 [実施例13] 美容液 (1)ミツロウ 6.00(重量%) (2)セタノール 5.00 (3)還元ラノリン 8.00 (4)スクワラン 27.50 (5)グリセリル脂肪酸エステル 4.00 (6)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.00 (7)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン 5.00 モノラウリン酸エステル (8)プロピレングリコール 5.00 (9)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (10)MONASIL(R)PLN 2.00 (11)精製水 35.40 製法:(1)〜(7)の油相成分を混合し、加熱溶解して75
℃とする。一方(8)〜(11)の水相成分を混合,溶解して
75℃に加熱する。次いで、この水相成分に前記油相成
分を添加して予備乳化した後ホモミキサーで均一に乳化
し、冷却する。また、MONASIL(R)PLNをポ
リオキシエチレン・メチルポリシロキサンに代替して同
様に美容液を調製し、比較例13とした。
【0059】実施例13及び比較例13の美容液を半顔
づつ使用すると、実施例13の方が、皮膚の滑り感,潤
い感が良好で、しかもその効果が持続した。
【0060】 [実施例14] クレンジングマッサージクリーム (1)精製水 23.30(重量%) (2)1,3-ブチレングリコール 7.00 (3)MONASIL(R)PLN 3.00 (4)N-ステアロイル-L-グルタミン酸ナトリウム 1.00 (5)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 15.00 (6)L-アルギニン(10重量%水溶液) 1.50 (7)パラオキシ安息香酸エステル 0.10 (8)スクワラン 42.00 (9)ベヘニルアルコール 1.50 (10)親油型モノステアリン酸グリセリン 1.50 (11)ステアリン酸 1.00 (12)トリイソステアリン酸グリセリン 1.00 (13)ミツロウ 0.50 (14)混合脂肪酸トリグリセリン 0.50 (15)ホホバ油 0.50 (16)硬化油 0.50 (17)香料 0.10 製法:(8)〜(16)の油相成分を混合,加熱溶解して70
℃とする。一方(1)〜(7)の水相成分を混合,溶解して
70℃に加熱する。この水相成分に前記油相を徐々に添
加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化
し、冷却して40℃にて(17)を添加,混合する。また、
MONASIL(R)PLNをポリオキシエチレン・メ
チルポリシロキサンに代替して同様にクレンジングマッ
サージクリームを調製し、比較例14とした。
【0061】実施例14及び比較例14のクレンジング
マッサージクリームを半顔づつ使用すると、実施例14
の方が、皮膚の滑り感が良好であった。
【0062】 [実施例15] 洗顔フォーム (1)ミリスチン酸 18.00(重量%) (2)パルミチン酸 3.00 (3)ステアリン酸 7.00 (4)混合脂肪酸トリグリセリド 0.10 (5)グリチルレチン酸ステアリル 0.05 (6)自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 3.00 (7)精製水 38.90 (8)グリセリン 17.00 (9)水酸化カリウム 7.75 (10)ジグリセリン 3.00 (11)1,3-ブチレングリコール 1.00 (12)N-ステアロイル-L-グルタミン酸二ナトリウム 1.00 (13)MONASIL(R)PLN 0.50 (14)パラオキシ安息香酸エステル 0.10 (15)香料 0.10 製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,加熱溶解して70
℃とする。一方(7)〜(14)の水相成分を混合,溶解して
70℃に加熱する。この水相成分に前記油相を徐々に添
加してケン化した後、冷却して40℃にて(15)を添加,
混合する。また、MONASIL(R)PLNをポリオ
キシエチレン・メチルポリシロキサンに代替して同様に
洗顔フォームを調製し、比較例15とした。
【0063】実施例15及び比較例15の洗顔フォーム
を実際に使用して使用感を比較すると、実施例15の方
が泡立ち、泡の安定性、洗顔時及び洗い流した後の皮膚
の滑り感、潤い感が良好であった。
【0064】 [実施例16] 化粧水 (1)精製水 87.82(重量%) (2)エタノール 10.00 (3)グリセリン 1.50 (4)クエン酸ナトリウム 0.09 (5)クエン酸 0.02 (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.05 (7)MONASIL(R)PLN 0.50 (8)香料 0.02 製法:(1)に(2)〜(8)の成分を順次添加して、混合,
溶解,均一化する。また、MONASIL(R)PLN
をポリオキシエチレン・メチルポリシロキサンに代替し
て同様に化粧水を調製し、比較例16とした。
【0065】実施例16及び比較例16の化粧水を半顔
づつ使用すると、実施例16の方が、皮膚の滑り感,潤
い感が良好であった。
【0066】 [実施例17] 乳液 (1)精製水 85.84(重量%) (2)グリセリン 3.60 (3)カルボキシビニルポリマー 0.10 (4)MONASIL(R)PLN 0.50 (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (6)L-アルギニン 0.24 (7)スクワラン 3.24 (8)ステアリン酸 0.72 (9)セタノール 0.60 (10)ミツロウ 0.48 (11)親油型モノステアリン酸グリセリン 0.48 (12)グリチルレチン酸ステアリル 0.05 (13)エタノール 4.00 (14)香料 0.05 製法:(7)〜(12)の油相成分を混合,加熱溶解して70
℃とする。一方(1)〜(6)の水相成分を混合,溶解して
70℃に加熱する。この水相成分に前記油相を徐々に添
加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化
し、冷却して40℃にて(13)及び(14)の成分を添加,混
合する。また、MONASIL(R)PLNをポリオキ
シエチレン・メチルポリシロキサンに代替して同様に乳
液を調製し、比較例17とした。
【0067】実施例17及び比較例17の乳液を実際に
使用して比較すると、実施例17の方が、皮膚の滑り
感,潤い感が良好で、しかもその効果が持続した。
【0068】 [実施例18] 水中油乳化型クリーム (1)精製水 63.72(重量%) (2)1,3-ブチレングリコール 10.00 (3)MONASIL(R)PLN 1.00 (4)L-アルギニン 0.13 (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (6)ミリスチン酸オクチルドデシル 7.00 (7)グリセリン 5.00 (8)スクワラン 4.00 (9)親油型モノステアリン酸グリセリン 3.50 (10)ミツロウ 3.00 (11)ステアリン酸 1.00 (12)ベヘニルアルコール 1.00 (13)パルミチン酸 0.50 (14)グリチルレチン酸ステアリル 0.05 製法:(6)〜(14)の油相成分を混合,加熱溶解して70
℃とする。一方(1)〜(5)の水相成分を混合,溶解して
70℃に加熱する。この水相成分に前記油相を徐々に添
加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化
し、冷却する。また、MONASIL(R)PLNをポ
リオキシエチレン・メチルポリシロキサンに代替して同
様に水中油乳化型クリームを調製し、比較例18とし
た。
【0069】実施例18及び比較例18の水中油乳化型
クリームを実際に使用して比較すると、実施例18の方
が、皮膚の滑り感,潤い感が良好で、しかもその効果が
持続した。
【0070】 [実施例19] パック (1)精製水 68.25(重量%) (2)ポリビニルアルコール 12.50 (3)エタノール 10.00 (4)グリセリン 5.00 (7)ポリエチレングリコール(平均分子量1540) 3.00 (8))MONASIL(R)PLN 1.00 (9)香料 0.25 製法:(1)に(2)〜(9)の成分を順次添加して、混合,
溶解,均一化する。また、MONASIL(R)PLN
をポリオキシエチレン・メチルポリシロキサンに代替し
て同様にパックを調製し、比較例19とした。
【0071】実施例19及び比較例19のパックを実際
に使用して比較すると、実施例19の方が、使用後の皮
膚の滑り感,潤い感が良好で、しかもその効果が持続し
た。
【0072】なお本発明の各実施例については、25℃
で6カ月間保存した場合に、着色、着臭、内容成分の凝
集,析出又は沈着、相分離といった状態の変化は全く認
められなかった。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、皮
膚に対しては、滑り感,潤い感が良好で、毛髪に対して
は、櫛通り性、つや、しなやかさ、スタイリング性が、
良好な外用剤組成物を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/075 A61K 7/075 7/08 7/08 7/09 7/09 7/11 7/11 7/48 7/48 7/50 7/50 (72)発明者 加藤 仁美 滋賀県八日市市岡田町112−1 株式会社 ノエビア滋賀研究所内 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA112 AA122 AB032 AB232 AB242 AB332 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC172 AC182 AC242 AC292 AC302 AC342 AC352 AC392 AC422 AC432 AC442 AC482 AC532 AC542 AC582 AC642 AC662 AC692 AC712 AC772 AC782 AC842 AC852 AC902 AD042 AD072 AD092 AD112 AD132 AD152 AD161 AD162 AD272 AD282 AD352 AD412 AD432 AD442 AD452 AD512 AD532 AD642 AD662 BB41 CC04 CC05 CC07 CC12 CC14 CC22 CC23 CC25 CC32 CC33 DD33 EE06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の化学式(1)で示されるリン酸エ
    ステル誘導体を含有する外用剤組成物。化学式(1)中
    A,B,Cは、同一若しくは異なってもよい、−ON
    a,−O−Y,−O−Rを示し、かつA,B,Cの少な
    くとも1つは、−O−Rを示し、Yは、化学式(2)で
    示され、化学式(2)中Yは、炭素数1〜6のアルキ
    ル基,アルケニル基,ヒドロキシアルキル基を、mは、
    1〜6の整数を、Yは、炭素数6〜24のアルキル
    基,アルケニル基,ヒドロキシアルキル基を示し、R
    は、化学式(3)で示され、化学式(3)中、Rは、
    炭素数1〜6のアルキル基,アルケニル基,ヒドロキシ
    アルキル基を、nは1〜6の整数を、oは0又は1〜3
    の整数を、pは1若しくは2の整数を、qは2〜6の整
    数を、Rは、化学式(4)で示されるオルガノシロキ
    サン基を示し、化学式(4)中rは1〜50000の整
    数を、sは1〜100の整数を示す。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】
  2. 【請求項2】 、化学式(1)中Aが−ONa、Bが−
    O−Y,Cが−O−Rであることを特徴とする、請求項
    1に記載のリン酸エステル誘導体を含有する外用剤組成
    物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005213252A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Wella Ag シリコーンワックス、シリコーン非含有ワックスおよび油類からなるヘアワックス製品
JP2016210686A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社ダリヤ 毛髪化粧料
JP2018012650A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 ミヨシ油脂株式会社 皮膚洗浄剤組成物

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