JP4190303B2 - カチオン性共重合体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なカチオン性共重合体に関し、さらにそれらを含有する化粧料および皮膚外用剤などに関する。
【従来の技術】
従来さまざまなカチオン性ポリマーが化粧料または皮膚外用剤に使用されてきている。しかしながら、これまでのカチオン性ポリマー、特に、実際に利用可能なカチオン性ポリマーは、カチオン化セルロースやカチオン化グアーガム等のカチオン化多糖類、合成系のジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体等の4級アンモニウム塩類などに限られてきた。これらのカチオン性ポリマーは、特に濯ぎを行っているときは、毛髪に滑らかなを感触を与えるが、これが後に乾燥して皮膜となると、ごわつき感を与えるという大きな欠点を有していた。そしてこのごわつき感は、洗浄後に使うリンス、トリートメントやヘアメイク剤、又は、スキンローション、スキンクリーム、ボディーローション、ボディークリームなどの使用感や性能までも損ねるので、コンディショニング性を有すると同時に、乾燥後のごわつき感を改善するカチオン性共重合体が望まれていた。また皮膚に使用したときにはつっぱり感がでて、さっぱりとした感触が得られず、風合いのすぐれたカチオン性共重合体が望まれていた。
【0002】
【本発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、毛髪に対し優れたコンディショニング性を有すると同時に、乾燥してもごわつかず、また皮膚に対しては使用後のつっぱり感のない、さっぱり感のあるカチオン性共重合体およびそれらを含有する化粧料および皮膚外用剤を提供することである。
【0003】
【問題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意検討を行った結果、少なくとも(A)下記一般式(1)
【化3】
Figure 0004190303
〔式中、G−O−は還元糖の1位水酸基より水素原子を除いた基を示し、nは2または3、mは1〜5のいずれかの整数を示し、Rは水素原子またはメチル基を示す。〕で表される構成単位の1種又は2種以上と(B)4級カチオン基を含む構成単位の1種又は2種以上を含むカチオン性共重合体を用いることにより上記の課題を解決することを見いだし、本発明を完成した。
【0004】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる(A) 一般式(1) のG−O−Hで表される還元糖は、具体的には、糖単位1〜10程度、好ましくは1〜5程度、より好ましくは1〜3程度の単糖またはオリゴ糖を意味する。単糖の具体例としては、例えば、グルコース、マンノース、ガラクトース、グルコサミン、マンノサミン、ガラクトサミン等の六炭糖類、アラビノース、キシロース、リボースなどの五炭糖類等を挙げることができる。オリゴ糖の具体例としては、例えば、マルトース、ラクトース、トレハロース、セロビオース、イソマルトース、ゲンチオビオース、メリビオース、ラミナリビオース、キトビオース、キシロビオース、マンノビオース、ソロホース等の二糖類、マルトトリオース、イソマルトトリオース、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マンノトリオース、マンニノトリオース等を挙げることができる。
このうち還元糖はグルコース、マンノース、ガラクトース、アラビノース、キシロース、リボース、マルトース、ラクトース、セロビオース、マルトオリゴ糖からなる群から選ばれる1種または2種以上のものが好ましく、さらにグルコースがより好ましい。
【0005】
本発明の(A)一般式(1)において、nは2または3を示し、好ましくは2を示す。また、mは1〜5の整数を示し、好ましくは1〜3の整数を示し、より好ましくは1を示す。
【0006】
本発明で用いる式(1)で示される構成単位は次のモノマー等を原料として重合することにより作ることができる。具体的にはグルコシルオキシエチル(メタ)アクリレート、グルコシルオキシプロピル(メタ)アクリレート、マンノシルオキシエチル(メタ)アクリレート、マンノシルオキシプロピル(メタ)アクリレート、ガラクトシルオキシエチル(メタ)アクリレート、ガラクトシルオキシプロピル(メタ)アクリレート、キシロシルオキシエチル(メタ)アクリレート、キシロシルオキシプロピル(メタ)アクリレート、リボシルオキシエチル(メタ)アクリレート、リボシルオキシプロピル(メタ)アクリレート、マルトシルオキシエチル(メタ)アクリレート、マルトシルオキシプロピル(メタ)アクリレート、ラクトシルオキシエチル(メタ)アクリレート、ラクトシルオキシプロピル(メタ)アクリレート、セロビオシルオキシエチル(メタ)アクリレート、 セロビオシルオキシプロピル(メタ)アクリレート、トレハシルオキシエチル(メタ)アクリレート、トレハシルオキシプロピル(メタ)アクリレートなどを例示でき、特にグルコシルオキシエチル(メタ)アクリレートが好ましい。
【0007】
本発明の(B)4級カチオン基を有する構成単位は、その構成単位内に少なくとも1つ、好ましくは1つの4級カチオン基を含有する。
【0008】
さらに、その構成単位は一般式(2)、(3)、(4)
【化4】
Figure 0004190303
(式中、Rは水素原子またはメチル基、R〜R10は、それぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基、X、X及びXはそれぞれ炭素数1〜4のアルキレン基またはヒドロキシ基を有するアルキレン基、Mは陰イオン、pは2または3を示す)からなる群から選ばれる1種または2種以上のものであることが好ましい。
【0009】
一般式(2)、(3)、(4) におけるR〜R10は、それぞれ独立に炭素数1又は2のアルキル基であるのが好ましく、具体的にはメチル基及びエチル基が好ましい。式(2)で示されるカチオン性構成単位のXは、炭素数2又は3のアルキレン基またはヒドロキシ基を有するアルキレン基が好ましく、具体的にはジメチレン基、トリメチレン基、プロパン−1,2−ジイル基、2−ヒドロキシプロパン−1,3−ジイル基が好ましい。式(3)中の2つのR2は、同一でも異なっていてもよい。X及びXは炭素数1のアルキレン基、すなわちメチレン基が好ましい。式(4)のpは2または3が好ましい。一般式(2)、(3)、(4)におけるMは硫酸イオン、メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン、クロライド、ブロマイド、アイオダイド等のハロゲン化物イオンなどを例示でき、好ましくはハロゲン化物イオンで、より好ましくはクロライド、ブロマイドである。
【0010】
本発明で用いる式(2)で示されるカチオン性構成単位は次のモノマーを原料として重合することにより作ることができる。その具体例には、(メタ)アクリル酸エチルトリメチルアンモニウムハライド、(メタ)アクリル酸プロピルトリメチルアンモニウムハライド、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムハライド、(メタ)アクリル酸ブチルトリメチルアンモニウムハライドなどを例示でき、特に(メタ)アクリル酸エチルトリメチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリル酸プロピルトリメチルアンモニウムブロマイドが好ましい。
【0011】
また、本発明の(B)4級カチオン基を含有する構成単位は、分子内に3級アミノ基を有する少なくとも1つ、好ましくは1つ有する構成単位の3級アミノ窒素をアルキル化剤と反応させて四級化してつくることもできる。このような分子内に3級アミノ基を有する構成単位としては、上記式(2)中の―N+R基が、―NR基となっているものがあげられる。
【0012】
このような3級アミノ基を分子内に有する構成単位の原料としては、具体的には、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノブチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノブチル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノブチル(メタ)アクリレートなどが好ましく、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ−トがより好ましい。使用するアルキル化剤としては、ハロゲン化アルキル(C1〜3)、ジアルキル硫酸などのアルキル化剤が好ましい。それらのアルキル化剤として、具体的には、臭化メチル、塩化メチル、ヨウ化メチル、臭化エチル、塩化エチル、ヨウ化エチル、臭化プロピル、塩化プロピル、ヨウ化プロピルや、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、ジプロピル硫酸などが使用でき、より好ましくは臭化エチルや塩化メチル、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸などである。
【0013】
本発明で用いる式(3)で示されるカチオン性構成単位は次のモノマーを原料として重合することにより作ることができる。具体的にはジアリルジメチルアンモニウムハライド、ジアリルジエチルアンモニウムハライド、ジアリルジプロピルアンモニウムハライド、ジアリルジブチルアンモニウムハライドなどがあげられ、特にジアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジアリルジメチルアンモニウムブロマイドが好ましい。
【0014】
又、本発明で用いる式(4)で示されるカチオン性構成単位は次のモノマーを原料として重合することにより作ることができる。具体的には(メタ)アクリルアミドエチルトリメチルアンモニウムハライド、(メタ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムハライド、(メタ)アクリルアミドブチルトリメチルアンモニウムハライドなどがあげられ、とくに(メタ)アクリルアミドメチルトリエチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリルアミドプロピルトリエチルアンモニウムクロライドが好ましい。
【0015】
本発明のカチオン性共重合体は、(A)一般式(1)の構成単位と(B)4級カチオン基の構成単位とを含有するが、さらに構成単位(A)と(B)以外の構成単位(C)を、例えば、全体の30モル%以下、好ましくは20モル%以下の量を含有させることができる。
構成単位(C)を形成させる原料モノマーとしては、炭素数1〜31のアルコールの(メタ)アクリレートのいずれをも使用でき、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、へプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレート、パルミチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、アラキル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート等、および、それらの混合物等を原料として重合することにより作ることが出来る。さらに必要に応じてその他のモノマーを混合使用できる。例えば、(メタ)アクリル酸、アコニット酸、イタコン酸、メタコン酸、シトラコン酸、フマル酸、マレイン酸、ビニルスルホン酸、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ビニルスルホン酸、及びこれらの各種金属塩;N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、2−ビニルピリジン、3−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−ビニルイミダゾール、N−メチル−2−ビニルイミダゾール、N−ビニルイミダゾール、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸モノグリセロール、N−(トリス(ヒドロキシメチル)メチル)アクルアミド、ビニルメチルエーテル、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン、N−(メタ)アクリロイルピロリドン、(メタ)アクリロイルモルホリン、マレイン酸イミド、酢酸ビニル、無水マレイン酸;スチレン、メチルスチレン、クロロメチルスチレン、アミノスチレン等のスチレン系単量体;2−(メタ)アクリロイルオキシエチルブチルウレタン、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルベンジルウレタン、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニルウレタン等のウレタン変性(メタ)アクリレート;2−(メタ)アクリロイルオキシエチル−2'−(トリメチルアンモニオ)エチルホスフェート、3−(メタ)アクリロイルオキシプロピル−2'−(トリメチルアンモニオ)エチルホスフェート、4−(メタ)アクリロイルオキシブチル−2'−(トリメチルアンモニオ)エチルホスフェート、5−(メタ)アクリロイルオキシペンチル−2'−(トリメチルアンモニオ)エチルホスフェート等のホスフォリルコリン基含有(メタ)アクリレート;エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、イソブチレン、ジエチルフマレート、ジエチルマレート、アクリロニトリル、ビニルベンジルアミン等である。
【0016】
本発明のカチオン性共重合体としては、その平均重量分子量が1000〜100万であるのが好ましく、より好ましくは5000〜100万、さらに好ましくは1万〜50万である。この範囲のものを用いると、優れたコンディショニング性が発現し又、配合時や使用時のハンドリング性が向上する。また、化粧料又は皮膚外用剤に用いることにより本発明の特徴である仕上がり感に優れた高柔軟な被膜を皮膚又は毛髪上に形成することが出来るため、良好な使用感を化粧料又は皮膚外用剤に付与出来る。また、洗い流す化粧料又は皮膚外用剤においては、すすぎ時の良好な指通り性が得られる。
【0017】
本発明のカチオン性共重合体は公知の種々の方法で重合でき、特に限定されるものではないが、溶液重合或いは乳化重合を行うのが望ましい。また、共重合はランダムでもブロックであっても構わない。重合溶媒は、水、およびメタノール、エタノール、2−プロパノールなどの低級アルコール、およびアセトンなどの低級ケトン等の単独或いは混合溶媒や、或いはこれらと水の混合溶媒を用いるのが好ましい。水を含む溶媒を用いる場合の溶媒中の水の量は、10〜100重量%が好ましく、より好ましくは40〜100重量%である。重合開始剤としては、使用前に溶媒に溶解するものであれば特に限定されず、例えば、2−2’−アゾビスイソブチロニトリル、2−2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2−2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2−2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)2塩酸塩、2−2’−アゾビス(N,N'-ジメチレンイソブチルアミジン)、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素水などがあげられ、その使用量はモノマーに対して、0.01〜5重量%とするのが好ましい。
重合温度は、用いる重合溶媒により異なるが、40〜90℃であるのが好ましい。また、過酸化物と還元剤を組み合わせたレドックス開始剤を使用する場合には、−10〜90℃で重合を行うことも出来る。レドックス開始剤としては、過硫酸カリウムや過硫酸アンモニウムとFe2+等の過硫酸塩と2価鉄イオンとの組み合わせ、過硫酸カリウムや過硫酸アンモニウムと亜硫酸水素ナトリウム等の過硫酸塩と亜硫酸水素塩との組み合わせ、過酸化水素水と2価鉄イオンまたは亜硫酸水素塩との組み合わせ等を使用出来る。
本発明のカチオン性共重合体は、カチオン性共重合体を構成するために必要なモノマーすべてをあらかじめ溶液とした後重合を行い、溶液として得ることが出来る。この場合、必要に応じて一部モノマーを重合時に滴下することも出来る。また、乳化重合を行うことにより、カチオン性共重合体の乳化液として調製することも可能である。重合時間は1〜48時間とするのが好ましい。得られた重合体は、再沈殿、透析、限外濾過、ゲル濾過、活性炭処理、無機吸着剤処理、水蒸気脱臭、減圧処理、加熱処理、酸化処理などの公知の方法によって精製することが出来る。また、残存する未反応モノマー及び重合開始剤の種類及び量によっては、このまま種々の用途に使用することもできる。
【0018】
本発明のカチオン共重合体のモル組成比率は、(A)一般式(1)で表される構成単位5〜90モル%、(B)の4級カチオン基を有する構成単位は10〜80モル%、その他の構成単位は0〜30モル%が好ましい。
【0019】
本発明のカチオン性共重合体の製品形態としては、粉体、溶液のどちらでも良く、必要に応じて後述の化粧料又は皮膚外用剤に配合可能な成分を配合してもよい。また、用途によってはカチオン性共重合体を製造した溶液をそのまま若しくは、水等の化粧料又は皮膚外用剤に配合可能な成分を添加した溶液を製品としても良い。水溶液の場合はpH調整剤や防腐剤を添加するのが好ましい。製品形態が水溶液である場合の本発明のカチオン性共重合体の濃度は特に制限はないが、ハンドリング性等から1〜50重量%が好ましく、特に2〜40重量%が好ましい。
【0020】
本発明のカチオン性共重合体を化粧料又は皮膚外用剤に含有させる事により、種々の好ましい効果を発現させることができる。皮膚又は毛髪の洗浄剤においては洗浄後の皮膚及び毛髪に高柔軟な皮膜を形成し、保護するとともに、洗浄時及び洗い流した後の皮膚及び毛髪に、優れたコンディショニング性を有し、つるっとしたすべり感、しっとり感、うるおい感を付与し、またこれを持続させることができる。これらの効果は皮膚及び毛髪の洗浄剤いずれの場合にも発揮される。また、パーマネントウェーブ前処理剤、パーマネントウェーブ用剤(パーマネントウェーブ1液及び2液)、パーマネントウェーブ中間処理剤、パーマネントウェーブ後処理剤においては、パーマネントウェーブ施術時に起きる毛髪の損傷を抑制することができ、かつウェーブ形成能を高め、毛髪に弾力を付与し、さらに毛髪の感触を向上させることができる。脱色用前処理剤、脱色剤、脱色後処理剤、染毛用前処理剤、酸化染毛剤、酸性染毛剤、染毛用後処理剤においては、毛髪の損傷を防止・抑制し、染色の立ち上がりを速くし、かつ均一に染色し、色味、色持ちを向上させ、毛髪に艶や潤いを付与し感触を向上させることができる。皮膚においては、使用後の皮膚をさっぱりとさせ、ぬるつかせずつるっとした感触を付与し、これを持続させることができる。その他の化粧料又は皮膚外用剤に含有させても、優れた使用感を発揮させることができる。
【0021】
本発明のカチオン性共重合体の化粧料又は皮膚外用剤の組成物全体における含有量は、0.001〜30重量%であるのが好ましく、より好ましくは0.05〜20重量%、さらに好ましくは0.1〜10重量%である。この範囲で用いると、本発明のカチオン性共重合体の有する効果が特に良好に発揮できる。
【0022】
本発明化粧料及び皮膚外用剤には必要に応じて水及び通常化粧料に配合される添加成分、例えば油脂類、界面活性剤、アルコール類、保湿剤、増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、キレート剤、pH調整剤・酸・アルカリ、紫外線吸収剤、美白剤、溶剤、角質剥離・溶解剤、鎮痒剤、消炎剤、制汗剤、清涼剤、還元剤・酸化剤、抗ヒスタミン剤、収れん剤、刺激剤、育毛用薬剤、高分子粉体、ヒドロキシ酸、ビタミン類及びその誘導体類、糖類及びその誘導体類、有機酸類、酵素類、核酸類、ホルモン類、無機粉体、香料、色素・顔料等を配合することができる。
【0023】
これらの添加成分を例示すると、油脂類としては、例えばセタノール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、キミルアルコール、バチルアルコール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ダイマージオール等の高級アルコール類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、ダイマー酸、水素添加ダイマー酸、ウンデシレン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソペンタデカン酸、長鎖分岐脂肪酸等の高級脂肪酸類及びそのアルミニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、カリウム塩等の金属石けん類、及びアミド等の含窒素誘導体類;流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、ワセリン、固型パラフィン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;サフラワー油、オリーブ油、ヒマシ油、アボカド油、ゴマ油、茶油、月見草油、小麦胚芽油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ククイナッツ油、ローズヒップ油、メドウフォーム油、パーシック油、ティートリー油、ハッカ油、硬化ヒマシ油等の植物油類;カカオ脂、シア脂、木ロウ、ヤシ油、パーム油、パーム核油等の植物脂類;牛脂、乳脂、馬脂、卵黄油、ミンク油、タートル油等の動物性油脂類;カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ホホバ油、水素添加ホホバ油等の植物性ロウ類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、オレンジラッフィー油等の動物性ロウ類;液状ラノリン、還元ラノリン、吸着精製ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸液状ラノリン、ヒドロキシラノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、ラノリンアルコール、酢酸ラノリンアルコール、酢酸(セチル・ラノリル)エステル等のラノリン類;ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴミエリン、ホスファチジン酸、リゾレシチン等のリン脂質類;水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質等のリン脂質誘導体類;コレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノステロール、ジヒドロラノステロール、フィトステロール等のステロール類;酢酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、硬質ラノリン脂肪酸コレステリル、長鎖分岐脂肪酸コレステリル、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等のステロールエステル類;オレイン酸エチル、アボカド油脂肪酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソトリデシル、ラノリン脂肪酸イソプロピル等の低級アルコール脂肪酸エステル類;ミリスチン酸オクチルドデシル、オクタン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、コハク酸ジオクチル等の高級アルコール脂肪酸エステル類;乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル等の高級アルコールオキシ酸エステル類;トリオレイン酸グリセリド、トリイソステアリン酸グリセリド、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリド、ジオレイン酸プロピレングリコール等の多価アルコール脂肪酸エステル類;ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル等のダイマー酸又は水素添加ダイマー酸エステル類;ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物等のダイマージオールエステル類;シリコーン樹脂、メチルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、有機変性ポリシロキサン、環状ジメチルシロキサン、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン誘導体類;ダイマージオール(ヒドロキシ)アルキルエーテル、パーフルオロポリエーテル等が挙げられる。
【0024】
界面活性剤としては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、アシルN−メチルタウリン塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、N−アシルアミノ酸塩等の陰イオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルソルビタン脂肪酸部分エステル、多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルポリグリコシド等の非イオン界面活性剤;アルキルトリメチルアンモニウムクロリド、短鎖ポリオキシエチレンアルキルアミン及びその塩または四級塩、塩化ベンザルコニウム等の陽イオン性界面活性剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシ−N−ヒドロキシイミダゾリニウムベタイン等の両性界面活性剤;ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体、トラガントガム、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体、ジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体等の高分子界面活性剤等を例示することができる。
【0025】
保湿剤としては、プロピレングリコール、グリセリン、3−メチル−1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、ヒアルロン酸ナトリウム、ポリグルコシルオキシエチルメタクリレート、クエン酸塩、尿素、乳酸菌培養液、酵母抽出液、卵殻膜タンパク、牛顎下腺ムチン、ヒポタウリン、ゴマリグナン配糖体、ベタイン、コンドロイチン硫酸、セラミド(タイプ1、2、3、4、5、6)、ヒドロキシセラミド、疑似セラミド、スフィンゴ糖脂質、グルタチオン、ポリエチレングリコール、ソルビトール、カルビトール、乳酸ナトリウム、2−ピロリドン−5−カルボン酸ナトリウム、アルブミン、トリメチルグリシン;コラーゲン、エラスチン、コラーゲン分解ペプチド、エラスチン分解ペプチド、ケラチン分解ペプチド、コンキオリン分解ペプチド、シルク蛋白分解ペプチド、大豆蛋白分解ペプチド、小麦蛋白分解ペプチド、カゼイン分解ペプチド等の蛋白ペプチド類及びその誘導体;アルギニン、セリン、グリシン、スレオニン、グルタミン酸、システイン、メチオニン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸類;胎盤抽出液、エアラスチン、コラーゲン、アロエ抽出物、ハマメリス水、ヘチマ水、カモミラエキス、カンゾウエキス、コンフリーエキス等の動物・植物抽出成分等を例示することができる。
【0026】
増粘剤・ゲル化剤としてはグアーガム、クインスシードガム、キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタアクリル酸エステル共重合体、ポリビニルピロリドン、両性メタクリル酸エステル共重合体、カチオン化グアーガム、カチオン化セルロース、ニトロセルロース等の高分子化合物類;12−ヒドロキシステアリン酸及びその塩、デキストリン脂肪酸エステル、無水ケイ酸、金属石鹸、有機変性粘土鉱物、ショ糖脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル等を例示することができる。
【0027】
酸化防止剤としては、BHT、BHA、没食子酸プロピル、トコフェロールおよび/またはその誘導体、アスコルビン酸および/またはその誘導体等を例示することができる。
【0028】
防腐剤としては、フェノール類、安息香酸及びその塩類、ハロゲン化ビスフェノール類、酸アミド類、四級アンモニウム塩類等を例示することができる。
【0029】
殺菌剤としては、トリクロロカルバニド、ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、クロルヘキシジン、ハロカルバン、ヒノキチオール、フェノール、イソプロピルフェノール、感光素類等を例示することができる。
【0030】
キレート剤としては、エデト酸塩、シュウ酸ナトリウム等を例示することができる。
【0031】
pH調整剤・酸・アルカリとしては、クエン酸、乳酸、コハク酸、塩酸、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、アンモニア水、アルギニン、水酸化ナトリウム、塩化カルシウム等を例示することができる。
【0032】
紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、パラメトキシ桂皮酸誘導体、サルチル酸誘導体、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、4−tert−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン、2−(2'−ヒドロキシ−5'−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、アントラニル酸メチル、ルチン及びその誘導体等を例示することができる。
【0033】
美白剤としては、コウジ酸、アルブチン、アスコルビン酸、グルタチオン,エラグ酸、ブチルレゾルシノール、カモミラエキス、プラセンタエキス、オリザノール等を例示することができる。
【0034】
溶剤類としては、エタノール、2−プロパノール等の低級アルコール類;アセトン、酢酸エチル、エチレングリコールモノエチルエーテル、トルエン等を例示することができる。
【0035】
角質剥離・溶解剤としては、サリチル酸、イオウ、レゾルシン、硫化セレン、ピリドキシン等を例示することができる。
【0036】
鎮痒剤としては、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェラミン、カンファー等を例示することができる。
【0037】
消炎剤としては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グアイアズレン、酢酸ヒドロコーチゾン、プレドニゾン等を例示することができる。
【0038】
制汗剤としては、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、酸化亜鉛、パラフェノールスルホン酸亜鉛等を例示することができる。
【0039】
清涼剤としては、メントール、サリチル酸メチル等を例示することができる。
【0040】
還元剤としては、チオグリコール酸、システイン等を例示することができる。
酸化剤としては、過酸化水素水、過硫酸アンモニウム、臭素酸ナトリウム等を例示することができる。
【0041】
抗ヒスタミン剤としては、塩酸ジフェドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルレチン酸誘導体等を例示することができる。
【0042】
収れん剤としては、クエン酸、酒石酸、乳酸、硫酸アルミニウム・カリウム、タンニン酸等を例示することができる。
【0043】
刺激剤としては、カンタリンスチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、ニコチン酸ベンジル等を例示することができる。
【0044】
育毛用薬剤としては、センブリエキス、セファランチン、ビタミンE及びその誘導体、γ−オリザノール、トウガラシチンキ、ショウキョウチンキ、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジルエステル、アラントイン、感光素301、感光素401等を例示することができる。
【0045】
高分子粉体としては、デンプン、ナイロンパウダー、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末及びこれらの表面処理粉体等を例示することができる。
【0046】
α−ヒドロキシ酸類及びその誘導体類としては、乳酸、グリコール酸、クエン酸、フルーツ酸、ヒドロキシカプリン酸、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等を例示することができる。
【0047】
ビタミン類及びその誘導体類としては、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類;ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、リン酸アスコルビルマグネシウム、アスコルビン酸ナトリウム、ニコチン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、リノール酸トコフェロール、フェルラ酸トコフェロール等のビタミン誘導体類を例示することができる。
【0048】
糖類及びその誘導体類としては、シクロデキストリン、β−グルカン、キチン、キトサン、グルコース、トレハロース、ペクチン、アラビノガラクタン、ゼラチン、デキストリン、デキストラン等の糖類及びその誘導体を例示することができる。
【0049】
有機酸類としては、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、アビエチン酸、酒石酸等を例示することができる。
【0050】
酵素類としては、塩化リゾチーム、ケラチナーゼ、パパイン、パンクレアチン、プロテアーゼ等を例示することができる。
【0051】
核酸類としては、アデノシン三リン酸二ナトリウム等を例示することができる。
【0052】
ホルモン類としては、エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン等を例示することができる。
【0053】
無機粉体類としては、マイカ、タルク、カオリン、モンモリロナイト、セリサイト、カオリナイト、炭酸カルシウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、カーボンブラック、二酸化チタン、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、煙霧状シリカ、雲母チタン、魚鱗箔、窒化ホウ素、ホトクロミック顔料、合成フッ素金雲母、微粒子複合粉体、金、アルミニウム等の無機粉体及びこれらの表面処理粉体等を例示することができる。
【0054】
香料としては、リモネン、リナノール、シトラール、β−イオノン、ベンジルベンゾエート、インドール、オイゲノール、オーランチオール、ゲラニオール、リラール、ダマスコン、ベンジルアセテート、ジャスミンラクトン、ガラクソリッド、精油等が例示することができる。
【0055】
色素としては、β−カロチン、カルサミン、ルチン、コチニール、クロロフィル等の天然色素;染料、レーキ、有機顔料等の有機合成色素類;p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、m−フェニレンジアミン、o−、m−、若しくはp−アミノフェノール、レゾルシン等の酸化染料中間体等を例示することができる。
【0056】
その他公知の化粧料、医薬品、食品等成分などに使用される成分を本発明の効果を損なわない範囲において、適宜配合することができる。
【0057】
本発明の化粧料および外用剤は、通常の方法に従って製造することができ、基礎化粧料、メーキャップ化粧品、毛髪用化粧品、芳香化粧品、ボディ化粧品、軟膏剤等が包含される。
【0058】
基礎化粧料としては、例えばクレンジングフォーム、クレンジングジェル、洗粉、洗顔パウダー、洗顔フォーム、クレンジングクリーム、クレンジングミルク、クレンジングローション、クレンジングオイル、クレンジングマスク等の洗顔料;柔軟化粧水、収れん化粧水、洗浄用化粧水、多層式化粧水等の化粧水;エモリエントローション、モイスチャーローション、ミルキィーローション、ナリシングローション、ナリシングミルク、スキンモイスチャー、モイスチャーエマルション、マッサージローション、クレンジングローション、プロテクトエマルション、サンプロテクト、サンプロテクター、UVケアミルク、サンスクリーン、メーキャップローション、角質スムーザー、エルボーローション、ヘアーミルク、ハンドローション、ボディローション等の乳液;エモリエントクリーム、栄養クリーム、ナリシングクリーム、バニシングクリーム、モイスチャークリーム、ナイトクリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、メーキャップクリーム、ベースクリーム、プレメーキャップクリーム、サンスクリーンクリーム、サンタンクリーム、ヘアリムーバー、ヘアクリーム、デオドラントクリーム、シェービングクリーム、角質軟化クリーム等のクリーム;クレンジングジェル、モイスチャージェル等のジェル:化粧石鹸、透明石鹸、薬用石鹸、液状石鹸、ひげそり石鹸、合成化粧石鹸等の石鹸;ピールオフパック、粉末パック、ウォッシングパック、オイルパック、クレンジングマスク等のパック・マスク類;保湿エッセンス、美白エッセンス、紫外線防止エッセンス等のエッセンス等を例示することができる。
【0059】
メーキャップ化粧品としては、白粉・打粉類、ファンデーション類、口紅類、頬紅類、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、眉墨、アイブロー、ネールエナメル、エナメルリムーバー、ネールトリートメント等を例示することができる。
【0060】
毛髪用化粧品としては、オイルシャンプー、クリームシャンプー、コンディショニングシャンプー、ふけ用シャンプー、リンス一体型シャンプー等のシャンプー;リンス;育毛剤;ヘアフォーム、ヘアムース、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアジェル、ウォーターグリース、セットローション、カーラーローション、ヘアリキッド、ポマード、チック、ヘアクリーム、ヘアブロー、枝毛コート、ヘアオイル、パーマネントウェーブ前処理剤、パーマネントウェーブ用剤(パーマネントウェーブ1液及び2液)、パーマネントウェーブ中間処理剤、パーマネントウェーブ後処理剤、脱色用前処理剤、脱色剤、脱色後処理剤、染毛用前処理剤、酸化染毛剤、酸性染毛剤、染毛用後処理剤等を例示することができる。
【0061】
芳香化粧品としては、香水、パフューム、パルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロン、練香水、芳香パウダー、香水石鹸、ボディローション、バスオイル等を例示することができる。
【0062】
ボディ化粧品としては、ボディシャンプー等のボディ洗浄料;デオドラントローション、デオドラントパウダー、デオドラントスプレー、デオドラントスティック等の防臭化粧品;脱色剤、脱毛・除毛剤;浴用剤;虫よけスプレー等のインセクトリペラー等を例示することができる。
【0063】
また、剤型としては水中油(O/W)型、油中水(W/O)型、W/O/W型、O/W/O型の乳化型化粧料、油性化粧料、固型化粧料、液状化粧料、練状化粧料、スティック状化粧料、揮発性油型化粧料、粉状化粧料、ゼリー状化粧料、ジェル状化粧料、ペースト状化粧料、乳化高分子型化粧料、シート状化粧料、ミスト状化粧料、スプレー型化粧料等の剤型で用いることができる。
【0064】
皮膚外用剤は、軟膏剤、貼付剤、ローション剤、リニメント剤、液状塗布剤などの剤型で皮膚に直接適用する。
【0065】
本発明のカチオン性共重合体は帯電防止剤、柔軟剤としても用いることができる。
【0066】
【実施例】
以下、本発明を実施例を用いてさらに詳しく説明するが、本発明はこれらによって何ら制限されるものではない。
【0067】
(実施例1)攪拌機、還流冷却管及び窒素導入管をとりつけた1Lの四つ口セパラブルフラスコに、グルコシルオキシエチルメタクリレートの50%水溶液(商品名 Sucraph GEMA、日本精化(株)製)を280g(0.48モル)とメタクリル酸エチルトリメチルアンモニウムクロリドの75%水溶液(商品名ライトエステルDQ−75、共栄社化学(株)製)80g(0.29モル)を加える。水620gを加え均一に溶解した後、攪拌しながら窒素導入管より窒素ガスを導入した。60分後、過硫酸アンモニウム1gと亜硫酸水素ナトリウム1gを水10gに別々に溶解した開始剤溶液を加え、45℃の水浴で窒素を導入しながら10時間重合させた。次に蒸留水を加えて限外濾過することによって未反応モノマーや開始剤、臭気性残留物を除去した。さらにクエン酸ナトリウムを加えpH7.0にし、防腐剤としてメチルパラベン0.15%を添加し、水を加えて濃度20重量%のカチオン性共重合体水溶液を得た。重量平均分子量(以下分子量という)はGPC(東ソー(株)製)の溶出パターンから、既知分子量のポリエチレンオキサイドを標準として決定した。またN含有量は元素分析法により測定した。以下同様の方法で行った。得られたポリマーの分子量は14万、N含有量(重量%)は2.0%であった。
【0068】
(実施例2)攪拌機、還流冷却管及び窒素導入管をとりつけた1Lの四つ口セパラブルフラスコに、Sucraph GEMA80g(0.14モル)とライトエステルDQ−75を213g(0.77モル)を加える。水687gを加え均一に溶解した後、攪拌しながら窒素導入管より窒素ガスを導入した。60分後、過硫酸アンモニウム1gと亜硫酸水素ナトリウム1gを水10gに別々に溶解した開始剤溶液を加え、45℃の水浴で窒素を導入しながら10時間重合させた。さらにクエン酸ナトリウムを加えpH7.0にし、防腐剤としてメチルパラベン0.15%を添加し、水を加えて濃度20重量%カチオン性共重合体水溶液を得た。得られたポリマーの分子量は5万、N含有量(重量%)は5.4%であった。
【0069】
(実施例3)攪拌機、還流冷却管及び窒素導入管をとりつけた1Lの四つ口セパラブルフラスコに、Sucraph GEMAを280g(0.48モル)とジアリルジメチルアンモニウムクロリドの50%水溶液を120g(0.37モル)を加える。水580gで希釈し均一に溶解した後、攪拌しながら窒素導入管より窒素ガスを導入した。60分後、過硫酸アンモニウム1.2gと亜硫酸水素ナトリウム1.2gを水10gに別々に溶解した開始剤溶液を加え、45℃の水浴で窒素を導入しながら10時間重合させた。さらにクエン酸ナトリウムを加えpH7.0にし、防腐剤としてメチルパラベン0.15%を添加し、水を加えて濃度20重量%カチオン性共重合体水溶液を得た。得られたポリマーの分子量は15万、N含有量(重量%)は2.6%であった。
【0070】
(実施例4)攪拌機、還流冷却管及び窒素導入管をとりつけた1Lの四つ口セパラブルフラスコに、Sucraph GEMAを280g(0.48モル)とメタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドの50%水溶液を120g(0.29モル)加える。水580gで希釈し均一に溶解した後、攪拌しながら窒素導入管より窒素ガスを導入した。60分後、過硫酸アンモニウム1.6gと亜硫酸水素ナトリウム1.6gを水10gに別々に溶解した開始剤溶液を加え、45℃の水浴で窒素を導入しながら10時間重合させた。さらにクエン酸ナトリウムを加えpH7.0にし、防腐剤としてメチルパラベン0.15%を添加し、水を加えて濃度20重量%カチオン性共重合体水溶液を得た。得られたポリマーの分子量は15万、N含有量(重量%)は4.1%であった。
【0071】
(実施例5)攪拌装置、温度計、冷却管および導入管を取り付けた1Lのフラスコに、Sucraph GEMA200g(0.34モル)、ライトエステルDQ−75を107g(0.39モル)、メチルメタクリレート20g(0.18モル)、水493g、イソプロピルアルコール160gを入れ、反応器内の空気を窒素置換した。反応開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル2gをイソプロピルアルコール20gに溶解して加え、攪拌しながら内温を窒素雰囲気下に60℃まで加温した。12時間後、反応液の粘度上昇が認められなくなってから、減圧下に溶媒を留去し、次に蒸留水を加えて限外濾過することによって未反応モノマーや開始剤、臭気性残留物を除去した。さらにクエン酸ナトリウムを加えpH7.0にし、防腐剤としてメチルパラベン0.15%を添加し、水を加えて濃度20重量%のカチオン性共重合体水溶液を得た。得られたポリマーの分子量は40万、N含有量(重量%)は2.7%であった。
【0072】
(実施例6)攪拌装置、温度計、冷却管および導入管を取り付けた1Lのフラスコに、Sucraph GEMA200g(0.34モル)、ライトエステルDQ−75を107g(0.39モル)、n−ブチルメタクリレート20g(0.14モル)、水493g、イソプロピルアルコール220gを入れ、反応器内の空気を窒素置換した。反応開始剤として過硫酸アンモニウム1.6gと亜硫酸水素ナトリウム1.6gを水10gに別々に溶解した開始剤溶液を加え、45℃の水浴で窒素を導入しながら加温した。12時間後反応液の粘度上昇が認められなくなってから、イソプロピルアルコールを減圧下に除去し、苛性ソーダにて中和後、凍結乾燥によりカチオン性共重合体重合物の粉末を得た。得られたポリマーの分子量は7万、N含有量(重量%)は2.7%であった。
【0073】
(実施例7)攪拌機、還流冷却管及び窒素導入管をとりつけた1Lの四つ口セパラブルフラスコに、グルコシルオキシエチルメタクリレートの50%水溶液(商品名 Sucraph GEMA、日本精化(株)製)を280g(0.48モル)とメタクリル酸エチルトリメチルアンモニウムクロリドの75%水溶液(商品名ライトエステルDQ−75、共栄社化学(株)製)80g(0.29モル)を加える。水550gを加え均一に溶解した後、攪拌しながら窒素導入管より窒素ガスを導入した。60分後、過硫酸アンモニウム0.4gと亜硫酸水素ナトリウム0.4gを水10gに別々に溶解した開始剤溶液を加え、45℃の水浴で窒素を導入しながら10時間重合させた。次に反応液を80℃で3時間加熱した。さらにクエン酸ナトリウムを加えpH5.0にし、防腐剤としてフェノキシエタノール0.5%を添加し、水を加えて濃度10重量%のカチオン性共重合体水溶液を得た。得られたポリマーの分子量は30万、N含有量(重量%)は2.0%であった。
【0074】
(実施例8〜15及び比較例1〜4)ヘアーシャンプー
実施例1〜7のカチオン性共重合体を用いて表1に示した組成のヘアシャンプーを作成した。比較例として、カチオン化セルロース(カチナールLC200、東邦化学社)、カチオン化グアーガム(ジャガーC-13-S、ローディア社)、ジアリル第4級アンモニウム塩とアクリルアミドのコポリマー(マーコート550、カルゴン社)を配合したヘアシャンプーを作成した。表1にて使用した実施例1〜7のカチオン性共重合体およびマーコート550については固形分に換算した量を示した。
【0075】
【表1】
Figure 0004190303
【0076】
(コンディショニング効果の評価)
美容院から入手した人毛10gの毛束を水で濡らし、試料1gを塗布して泡立て、40℃の流水ですすぐ時の感触(指通りの良さ、毛束のなめらかさ、きしみの有無)を判定し、評価した。次にタオルで水気を取った後風乾し乾燥後の風合いを同じ方法で評価した。
官能による感触、風合いを以下の基準で判定した。
すすぎ時の感触
○ 指通りがよく、なめらか
△ ややなめらか
× きしむ
乾燥後の風合い
◎ 非常になめらか
○ なめらか
△ ややごわつく
× ごわつく
【0077】
表1のごとく、本発明のカチオン性共重合体を配合したシャンプーはいずれも、すすぎ時及び乾燥後においても使用感に優れるものであった。
【0078】
(実施例16〜18及び比較例5、6)パーマネントウェーブ前処理剤
(製法)
実施例16〜18、比較例5、6は水に表2の各成分を加え、均一に撹拌して作成した。
各成分のうち、コレステロール、セラミド複合体A(以下、複合体Aという)は以下の方法で調製した。
ジステアリルジモニウムクロリド340g、コレステロール8g、セラミド
III 8gをクロロホルム1000mlに溶解させた後、噴霧乾燥してコレステロー
ルセラミド複合体Aの粉末を得た。
(評価方法)本願のパーマネント処理剤の評価方法は下記方法によりおこなった。
1.損傷毛の作成方法
美容院より入手の人毛髪1gに市販パウダーブリーチ(メガメガブリーチ:ヘンケルライオンコスメティック社製)10gを塗布し、40℃、30分間放置する。ついでエマール20C(花王株式会社製)の12%水溶液でシャンプー、水洗後自然乾燥をして損傷毛を得た。
2.毛髪の感触
5名の女子パネラーによる指触により判定した。
◎ぱさつきなし
○ややぱさつきあり
×ぱさつく
3.毛髪の強度測定
レオメーターNRM-2002J(不動工業社製)にて毛髪の引っ張り強度を測定した。
25℃、62%RHにて毛髪1本を引っ張り速度6cm/分で測定。
n=40の平均値を強度とした。
4.ウエーブ形成能
毛髪をロッドに巻き付けパーマネント処理後、ウエーブの形成状態をみた。
◎ウェーブ形成が良い
○ややウェーブダウンが見られる
×ウェーブ形成が弱い
(パーマネントウェーブ前処理剤の処理)
前述の損傷毛1gに実施例16〜18および比較例5、6のパーマネントウェーブ前処理剤3gを塗布し室温で15分放置して、パーマネントウェーブ前処理を行った。引き続き2液型パーマネントウェーブ処理剤(1液(以下PM−1液という):チオグリコール酸アンモニウム液(50%) 10%、28%アンモニア水 3.0%、水 87%。 2液(以下PM−2液という): 5%臭素酸ナトリウム水溶液。)にてパーマネント処理をした。前処理後の毛髪をロッドに巻き、PM−1液を塗布し25℃、15分間放置後、軽く水洗を行いタオルドライ後、PM−2液を塗布し25℃、15分間処理後ロッドから外し水洗後風乾した。
毛髪の感触、毛髪の強度、ウェーブ形成能の結果を表2に示す。
【0079】
【表2】
Figure 0004190303
【0080】
実施例1のカチオン性共重合体水溶液を含まないものはパーマネントウェーブ処理後の毛髪にややぱさつきが見られ、ウェーブ形成が弱いのに対し、実施例1のカチオン性共重合体水溶液を含むものは、パーマネントウェーブ処理後の毛髪のぱさつきを抑制し、ウェーブ形成も阻害しなかった。これより本発明のパーマネントウェーブ前処理剤はウェーブ形成能、弾力、ウェーブ保持効果、毛髪への感触の改善に優れることがわかる。
【0081】
(実施例19〜21及び比較例7)パーマネント処理剤
(製法)
表3の処方により2液型パーマネント処理剤を作成した。
【0082】
【表3】
Figure 0004190303
【0083】
(パーマネントウェーブ処理)損傷毛をロッドに巻き、1液を塗布し25℃、15分間放置後、2液を塗布し25℃、15分間処理後ロッドから外し水洗後風乾した。毛髪の感触、毛髪の強度、ウェーブ形成能の結果を表3に示す。
【0084】
実施例1のカチオン性共重合体水溶液を含まないものはパーマネントウェーブ処理後の毛髪にややぱさつきが見られ、ウェーブ形成が弱いのに対し、実施例1のカチオン性共重合体水溶液を含むものは、パーマネントウェーブ処理後の毛髪のぱさつきを抑制し、ウェーブ形成も阻害しなかった。これより本発明のパーマネントウェーブ処理剤はウェーブ形成能、弾力、ウェーブ保持効果、毛髪への感触の改善に優れることがわかる。
【0085】
(実施例22及び比較例8)パーマネントウェーブ用中間処理剤
(製法)
表4の処方に従って各成分を均一に混合した。
【0086】
【表4】
Figure 0004190303
【0087】
(パーマネントウェーブ中間処理)
損傷毛に、PM−1液を塗布後、実施例22または比較例8のパーマネントウェーブ用中間処理を行い、引き続きPM−2液を塗布しパーマネントウェーブ処理を行った。パーマネントウェーブ処理条件は実施例16と同一の条件で行った。処理後の毛髪の感触、毛髪の強度、ウェーブ形成能の結果を表4に示す。
【0088】
実施例1のカチオン性共重合体水溶液を含まないものはパーマネントウェーブ処理後の毛髪にややぱさつきが見られ、ウェーブ形成が弱いのに対し、実施例1のカチオン性共重合体水溶液を含むものは、毛髪のぱさつきを抑制し、ウェーブ形成も阻害しなかった。
これより本発明のパーマネントウェーブ中間処理剤はウェーブ形成能、弾力、ウェーブ保持効果、毛髪への感触の改善に優れることが分かる。
【0089】
(実施例23〜25及び比較例9、10)パーマネントウェーブ用後処理剤を作成した。
(製法)
表5の処方に従って各成分を均一に混合してパーマネントウェーブ用後処理剤を作成した。
【0090】
【表5】
Figure 0004190303
【0091】
(評価)
損傷毛をパーマネントウェーブ処理を行った後、実施例23〜25または比較例9、10のパーマネントウェーブ用後処理剤にて処理をした。風乾後の毛髪の感触、毛髪の強度、ウェーブ形成能の結果を表5に示す。
【0092】
実施例1のカチオン性共重合体水溶液を含まないものはパーマネントウェーブ処理後の毛髪にややぱさつきが見られ、ウェーブ形成が弱いのに対し、カチオン性共重合体を含むものは、パーマネントウェーブ処理後の毛髪のぱさつきを抑制し、ウェーブ形成も阻害しなかった。
これより本発明のパーマネントウェーブ用後処理剤はウェーブ形成能、弾力、ウェーブ保持効果、毛髪への感触の改善に優れることが分かる。
【0093】
(実施例26〜31及び比較例11〜16)毛髪脱色処理剤
表6の処方に従って、各成分を均一に混合し、脱色用前処理剤、脱色剤、脱色用後処理剤を作成した。
【0094】
【表6】
Figure 0004190303
【0095】
(脱色剤の評価)
前処理のあるものは、人毛髪に前処理剤を塗布し室温、15分間放置した毛髪をもちいる。脱色処理は脱色剤1剤と2剤(3剤式は1−3剤)を所定の比率に混合したものを毛髪に塗布し、室温で30分放置する。ついで、後処理のあるものは脱色処理毛を水洗後、後処理剤を塗布し、室温15分間放置後、エマール20C(花王株式会社製)の12%水溶液でシャンプー、水洗後自然乾燥をした。後処理のないものは脱色処理毛をエマール20C(花王株式会社製)の12%水溶液でシャンプー、水洗後自然乾燥をした。
処理をした毛髪を5名の専門パネラーにより毛髪の潤い、艶および櫛通り性、脱色力を評価した。
毛髪の潤い、艶および櫛通り性
◎非常に良い
○やや良い
△やや悪い
×悪い
毛髪の脱色力
◎非常に脱色されている。
○よく脱色されている。
△やや脱色性が劣る。
×かなり脱色性が劣る。
【0096】
毛髪脱色処理剤の評価結果を表6に示す。
実施例1のカチオン性共重合体水溶液を含まない脱色用処理剤を塗布した毛髪は脱色処理後の毛髪にぱさつきが見られ、つやもなく櫛通りもやや悪い、あるいは脱色力がやや悪いなどであったのに対し、本発明の脱色用処理剤は脱色処理後の毛髪のぱさつきを抑制し、つるっとした感触やつやを付与し、脱色力も非常に優れていた。
【0097】
(実施例32〜37及び比較例17〜22) 染毛処理剤
表7、表8の処方に従って、各成分を均一に混合し、染毛前処理剤、酸化染毛剤(1、2剤)、酸性染毛剤、染毛後処理剤を作成した。
【0098】
【表7】
Figure 0004190303
【0099】
【表8】
Figure 0004190303
【0100】
それぞれの処理剤の効果を以下のように評価した。
(処理条件)
前処理のあるものは、人毛髪に前処理剤を塗布し室温、15分間放置した毛髪をもちいた。酸化染毛剤は使用直前に1剤と2剤を混合したものをもちいた。染毛処理は染毛剤を毛髪に塗布し、室温で30分放置する。ついで、後処理のあるものは染毛処理毛を水洗後、後処理剤を塗布し、室温15分間放置後、エマール20C(花王株式会社製)の12%水溶液でシャンプー、水洗後自然乾燥をした。後処理のないものは染毛処理毛をエマール20C(花王株式会社製)の12%水溶液でシャンプー、水洗後自然乾燥をした。
(評価方法)
処理後の毛髪を5名の女子パネラーにより毛髪の潤い、艶および櫛通り性、毛髪の色味、均染性、色持ち、脱色力を評価した。
毛髪の潤い、艶および櫛通り性
◎非常に良い
○やや良い
△やや悪い
×悪い
毛髪の色味
◎最も濃く染まっている
○やや染まっている
△やや染まりが悪い
×最も染まりが悪い
毛髪の均染性
◎最も均一に染まっている
○ややむらがある
△むらがある
×かなりむらがある
毛髪の脱色力
◎脱色力があり、染毛の色に黒みが残らない
○染毛にやや黒みが残る。
△染毛に黒みが残る
×染毛に黒みが強い
毛髪の色持ち(染色毛をエマール20Cの12%水溶液で10回シャンプーをして色落ちを評価した。)
◎色持ちが非常によい
○色持ちが良い
△やや色持ちが悪い
×色持ちが悪い
【0101】
染毛処理剤の評価結果を表7、表8に示す
実施例1のカチオン性共重合体水溶液を含まない染毛処理剤は染毛処理後の毛髪にややぱさつきが見られ、櫛通りもやや悪く、色持ちもやや悪いなどであったのに対し、実施例1のカチオン性共重合体を含む染毛前処理剤、酸化染毛剤、酸性染毛剤、染毛後処理剤は、染毛処理後の毛髪のぱさつきを抑制し、つるっとした感触やつやを付与し、色持ちを向上した。これにより本発明の染毛処理剤は潤い、艶および櫛通り、色持ちを向上させる等に優れることが分かる。
【0102】
実施例38〜105に本発明のカチオン性共重合体を配合して透明シャンプー、パール状シャンプー、ヘアシャンプー、ヘアリンス、セッティングジェル、ムース、ヘアクリーム、つやムース、さらさらミスト、化粧品カール剤(セット液 1液)、化粧品カール剤(セット液 2液)、パーマネントウェーブ用前処理剤、パーマネントウェーブローション第1液、パーマネントウェーブローション第2液、染毛剤、育毛剤、ヘアリキッド、クレンジングフォーム、エモリエントクリーム、乳液、クレイパック、クリームパック、モイスチュア パック、美容液、化粧水、サンスクリーン、メーク落としオイル、クレンジングジェル、クレンジングミルク、クレンジングクリーム、洗顔リキッド、洗顔フォーム、液体洗顔料、マニキュア、ネイルリムーバー、下地クリーム、乳化ファンデーション、マスカラ、アイライナー、コンパクトチークルージュ、コンパクトアイシャドウ、まゆずみ、フェイスパウダー、プレストパウダー、クリームファンデーション、ツーウェイパウダーファンデーション、口紅、リップグロス、コンシーラー、リップクリーム、 ボディーシャンプー、マッサージクリーム、デオドラント ローション、デオドラント(制汗剤)、オーデコロン、石鹸、プレシェーブローション、アフターシェーブローション、カーマインローション、歯磨き、浴用剤(バブルバス)、ヘアトニックを作成した。それらの配合物はいずれも、安定で使用性に優れる物であった。
以下に、それらの処方、及び、製法を示す。
【0103】
(実施例38) 透明シャンプー

ココイルグルタミン酸(30%) 40.0部
オレフィン(C14−16)スルホン酸ナトリウム液(37%) 10.0部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 2.0部

SURFADONE LP−300(ISP社製) 3.0部

メチルパラベン 0.2部
精製水 全量100.0とする。
A、Cをそれぞれ約80℃に加温し溶解させる。AにCを徐々に加えて均一に混合し、60℃まで冷却したらBを加える。
【0104】
(実施例39) パール状シャンプー

ココイルメチルタウリンNa(30%) 8.0部
コカミドプロピルベタイン(30%) 5.0部
ラウロイルメチルアラニンNa 5.0部
コカミドDEA 3.0部
ポリオキシエチレンセチルステアリルエーテル 1.6部
ジステアリン酸エチレングリコール 2.0部

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 2.0部
クオタニウム−33(日本精化製 カチオンNH) 0.4部
クエン酸 適 量
精製水 全量100.0とする。
A、B(クエン酸を除く)をそれぞれ約80℃に加温し溶解させる。AにBを徐々に加えて均一に混合し、Bのクエン酸を加え1分間攪拌後冷却する。
【0105】
(実施例40) ヘアシャンプー
POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 8.0部
イミダゾリン系両性界面活性剤 5.0部
ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム 5.0部
1,3−ブチレングリコール 3.5部
香料、色素、防腐剤 微 量
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
カチオン化セルロース 0.25部
以上の成分を混合し、精製水を加えて全量100.0とする。
【0106】
(実施例41)ヘアシャンプー
ラウリル硫酸トリエタノールアミン 10.0部
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 2.8部
ラウリン酸ジエタノールアミド 3.0部
実施例2のカチオン性共重合体水溶液 2.0部
クエン酸 0.1部
青色1号 微 量
香料 0.5部
以上の成分を混合し、精製水を加えて全量100.0とする。
【0107】
(実施例42)ヘアシャンプー
N−ラウロイル−N−メチルアラニンナトリウム 7.0部
N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム 3.5部
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5.0部
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.3部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
黄色4号 微 量
香料 0.4部
以上の成分を混合し、精製水を加えて全量100.0とする。
【0108】
(実施例43) ヘアリンス

塩化セチルトリメチルアンモニウム 5.2部
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.6部
セタノール 2.8部
オクチルドデカノール 4.7部
スクワラン 0.3部
マカデミアナッツ油 0.3部
ポリオキシエチレン(5)オレイルエーテル 0.1部
ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル 0.1部
ミリスチル硫酸Na 0.2部
セチル硫酸Na 0.1部

実施例2のカチオン性共重合体水溶液 0.3部
クエン酸 0.1部
精製水 全量100.0とする。
A、B(クエン酸を除く)をそれぞれ約80℃に加温して溶解する。A部にB部を徐々に加えて均一に混合したら、クエン酸を添加し1分間攪拌後冷却する。
【0109】
(実施例44) ヘアリンス

塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.8部
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1.0部
自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 4.5部
ポリオキシエチレン(10)ステアリルエーテル 4.0部
セタノール 4.0部
実施例7のカチオン性共重合体水溶液 2.0部
ミリスチン酸イソプロピル(日本精化製 IPM) 1.5部

メチルパラベン 0.2部
精製水 全量100.0とする。
A、Bをそれぞれ80℃に加温して溶解する。A部にB部を徐々に加えて均一に混合し、室温まで冷却する。
【0110】
(実施例45) ヘアリンス
塩化アルキルトリメチルアンモニウム 2.0部
セタノール 3.0部
環状シリコーン 5.0部
自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 1.0部
以上の成分を75℃で混合した。
プロピレングリコール 3.0部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 2.5部
防腐剤、色素 微 量
以上の成分を75℃で混合し、精製水を加えて100部とし、上記の成分と混合して冷却し、香料(0.3部) を添加して製造した。
【0111】
(実施例46) セッティングジェル
95%エタノール 20.0部
POE 変性シリコ−ン 0.2部
1,3−ブチレングリコール 3.0部
ポリグリセリン 5.0部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 5.0部
香料 0.1部
以上の成分を混合し、精製水を加えて100.0部とする。
【0112】
(実施例47) ムース
実施例7のカチオン性共重合体水溶液 2.0部
エタノール 5.0部
ポリエチレングリコールオレイルエーテル(20) 1.0部
アクリル樹脂アルカノールアミン液 3.0部
ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド 0.5部
ピロリドンカルボン酸 0.2部
POE、POP 変性シリコーン 1.0部
防腐剤、香料 微 量
以上の成分を混合し、精製水を加えて100.0部とする。
上記ベース:LPG=92:8の割合で混合し、噴射型ムースとした。
【0113】
(実施例48) ヘアクリーム
ステアリン酸 2.0部
ラノリン 3.0部
パラフィンワックス 2.0部
流動パラフィン 38.0部
シリコンオイル 0.2部
自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 1.0部
モノステアリン酸ソルビタン 1.0部
ポリオキシエチレンセチルエーテル 1.5部
防腐剤 適 量
以上の成分を80℃で混合した。
トリエタノールアミン 1.0部
1,3−ブチレングリコール 3.0部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 2.5部
以上の成分を混合し、精製水を加えて100.0部とし、80℃で混合し、
上記の成分と混合して冷却し(50℃)、香料を適量添加して製造した。
【0114】
(実施例49) つやムース
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 10.0部
ジメチコンコポリオールアミン
(日本精化製 Silamine−300) 0.2部
プロピレングリコール 0.5部
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 0.5部
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.3部
エタノール(75%) 10.0部
メチルパラベン 0.1部
精製水 全量100.0とする。
以上の成分を均一に撹拌、混合する。
【0115】
(実施例50) さらさらミスト
実施例2のカチオン性共重合体水溶液 4.0部
ジメチコン 1.0部
塩化セチルトリメチルアンモニウム 4.0部
エタノール(75%) 10.0部
精製水 全量100.0とする。
以上の成分を均一に撹拌、混合する。
【0116】
(実施例51) 化粧品カール剤(セット液 1液)

システアミン塩酸塩 5.5部
システイン 1.5部
リン酸二アンモニウム 0.5部
ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.1部
エデト酸二ナトリウム 0.1部

塩化ラウリルトリメチルアンモニウム 2.0部
塩化ジ(ポリオキシエチレン)オレイルメチルアンモニウム
(2.E.O) 1.0部
ポリオキシエチレン(50)オレイルエーテル 0.5部
ポリオキシエチレン(20)ヤシ油脂肪酸ソルビタン 0.5部
実施例7のカチオン性共重合体水溶液 4.0部

アンモニア水(28%) 1.5部

精製水 全量100.0とする。
A部を約40℃に加温して、精製水20gに溶解させる。別の容器に、精製水の残りを秤りB部を加え、約75℃に加温して均一に混合攪拌後、約40℃まで冷却後、先程溶解させたA部を加え、攪拌後C部を加える。
【0117】
(実施例52) 化粧品カール剤(セット液 2液)

クオタニウム−33(日本精化製 カチオンNH) 0.5部
ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテル 3.5部

エデト酸二ナトリウム 0.1部
臭素酸ナトリウム 2.0部
安息香酸ナトリウム 0.1部
リン酸二アンモニウム 0.1部

塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0部
エマコールTS−703(山栄化学製) 2.0部
エマコールNZ(山栄化学製) 3.0部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
精製水 全量100.0とする。
精製水の約80%を秤り、約60℃に加温してB部を溶解する。次にA部を加え均一に混合攪拌する。約40℃でC部を加えて均一に混合撹拌する。
【0118】
(実施例53)パーマネントウェーブ用前処理剤
ラノリン 1.0部
流動パラフィン 1.0部
POE(10)オレイルエーテル 0.5部
オレイン酸ソルビタン 0.3部
トリメチルグリシン 0.2部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 15.0部
クエン酸 0.4部
クエン酸ナトリウム 適 量
グリシン 2.0部
ソルビトール 1.0部
以上の成分を混合し、精製水を加えて100.0部とする。
【0119】
(実施例54) パーマネントウェーブローション第1液
塩酸DL−システイン 5.5部
N−アセチル−L−システイン(2) 0.5部
チオグリコール酸アンモニウム液(50%) 1.9部
モノエタノールアミン液(80%) 6.8部
アンモニア水(25%) 1.0部
カルボキシビニルポリマー 0.2部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 5.0部
以上の成分を混合し、精製水を加えて100.0とする。
【0120】
(実施例55) パーマネントウェーブローション第2液
臭素酸ナトリウム 6.0部
クエン酸 0.01部
クエン酸ナトリウム 0.3部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 10.0部
1,3−ブチレングリコール 5.0部
以上の成分を混合し、精製水を加えて100.0とする。
【0121】
(実施例56) 染毛剤
黒色401 号 0.05部
褐色201 号 0.13部
N−メチルピロリドン 15.0部
ベンジルアルコール 8.0部
クエン酸 1.0部
実施例7のカチオン性共重合体水溶液 5.0部
以上の成分を混合し、精製水を加えて100.0とする。
【0122】
(実施例57) 育毛剤
実施例2のカチオン性共重合体水溶液 0.5部
メントール 0.1部
トウガラシチンキ 0.5部
センブリエキス 2.0部
エタノール 30.0部
防腐剤 微 量
香料 0.2部
POE,POP デシルテトラデシルエーテル 0.3部
以上の成分を混合し、精製水を加えて100.0とする。
【0123】
(実施例58) ヘアリキッド
ポリオキシプロピレングリセリンエーテルリン酸 18.0部
エタノール 50.0部
トリエタノールアミン 2.0部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 10.0部
1,3−ブチレングリコール 5.0部
香料、防腐剤 微 量
以上の成分を混合し、精製水を加えて100.0とする。
【0124】
(実施例59) クレンジングフォーム
ステアリン酸K 10.0部
パルミチン酸K 10.0部
ミリスチン酸K 12.0部
ラウリン酸K 4.0部
ラノリン 2.0部
PEG1500 10.0部
グリセリン 15.0部
モノステアリン酸グリセリル 2.0部
POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.0部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
香料、防腐剤 微 量
以上の成分を混合し、精製水を加えて100.0とする。
【0125】
(実施例60) エモリエントクリーム
スクワレン 5.0部
マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 2.0部
ステアリン酸 3.0部
ワセリン 6.0部
セチルアルコール 5.0部
POE(20)セチルアルコールエーテル 2.0部
プロピレングリコールモノステアリン酸エステル 3.0部
ジプロピレングリコール 3.0部
グリセリン 3.0部
トリエタノールアミン 1.0部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 0.5部
防腐剤、酸化防止剤 適 量
精製水 全量100.0とする。
ジプロピレングリコール、グリセリン、トリエタノールアミン、実施例1のカチオン性共重合体を精製水に溶解し70℃に加温する(水相)。その他の成分を混合し70℃で溶解する(油相)。水相にかき混ぜながら油相を徐々に加え攪拌した後、乳化機で均一に乳化し室温まで冷却してエモリエントクリームを調製した。
【0126】
(実施例61) 乳液
スクワラン 2.0部
マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル 1.0部
ステアリン酸 2.0部
ワセリン 3.0部
セチルアルコール 1.0部
ソルビタンモノオレイン酸エステル 2.0部
ポリエチレングリコール1500 3.0部
1,3−ブチレングリコール 5.0部
トリエタノールアミン 1.0部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 0.5部
香料、防腐剤 適 量
精製水 全量100.0とする。
精製水にポリエチレングリコール1500、1,3−ブチレングリコール、トリエタノールアミン、実施例1のカチオン性共重合体水溶液を加え70℃に加熱溶解する(水相)。その他の成分を混合し70℃に加熱溶解する(油相)。この水相にかき混ぜながら油相を徐々に加え予備乳化する。更に乳化機にて均一に乳化して室温まで冷却して乳液を調製した。
【0127】
(実施例62)クレイパック

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 40.0部
ベントナイト 12.0部
カオリン 13.0部
酸化チタン 2.0部
POE(20)セチルエーテル 1.0部
1,3−ブチレングリコール 10.0部
グリセリン 10.0部
防腐剤 適 量

ポリビニルアルコール 1.0部
精製水 全量を100.0とする。
Aを50℃で加温し,均一混合する.Bは常温で均一溶解する。Aを撹拌しながらBを徐々に加え均一混合する.撹拌しながら冷却し,35〜30℃で撹拌を止め,放置する。
【0128】
(実施例63)クリームパック

POE(20)POP(4)セチルエーテル 0.8部
モノイソステアリン酸ジグリセリル 0.2部
トリオクタノイン(日本精化製 IOTG) 0.8部
メドウフォーム油 1.0部
イソステアリン酸フィトステリル 0.1部
エタノール 1.0部

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 30.0部
カゼインナトリウム 0.3部
グリセリン 4.5部
1,3−ブチレングリコール 3.0部
ポリエチレングリコール1500 3.0部
防腐剤 適 量

カルボマー 0.8部
ヒドロキシエチルセルロース 0.3部
水酸化Na 0.2部
精製水 全量100.0とする。
A,Bを80℃で加熱溶解し,BをAに徐々に加え,撹拌し,乳化する。これを50℃まで冷却し,低速撹拌しながら,均一にしたCを徐々に加え冷却する。30℃まで撹拌し,放置する.
【0129】
(実施例64)モイスチュア パック

実施例7のカチオン性共重合体水溶液 50.0部
ポリビニルアルコール 13.0部
1,3−ブチレングリコール 3.0部
アルギン酸K 0.5部
(スチレン/ビニルピロリドン)コポリマー 1.5部

PCAイソステアリン酸グリセレス−25 1.5部
変性アルコール 8.0部
PEG/PPG−5/30コポリマー 1.0部
オレス−10リン酸DEA 1.0部
グリチルリチン酸2K 0.05部
トコフェロール 0.1部
メチルパラベン 0.2部
ヒアルロン酸Na 0.05部
塩化Na 0.3部
精製水 全量100.0とする。
Aを50℃で加温膨潤させる。BをAに撹拌しながら徐々に加え,均一混和する。撹拌しながら冷却し,30〜25℃で撹拌を止め,放置する。
【0130】
(実施例65)美容液

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 30.0部
キサンタンガム 0.4部
カルボマー 0.1部
1,3−ブチレングリコール 10.0部
精製水 全量100.0とする。

水酸化K(1%水溶液) 2.5部
精製水 10.0部

グリチルリチン酸2K 0.2部
精製水 5.0部

防腐剤 適 量
PEG−40水添ヒマシ油 0.2部
精製水 5.0部
A〜Dを常温で溶解する。BをAに攪拌しながら徐々に加え粘稠性液体とし,
ついでC,Dを加え均一とし,放置する。
【0131】
(実施例66)化粧水

実施例2のカチオン性共重合体水溶液 30.0部
クエン酸 0.01部
クエン酸ナトリウム 0.1部
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1.0部
1,3−ブチレングリコール 3.0部
精製水 全量100.0とする。

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.2部
防腐剤 適 量
エタノール 10.0部
A,B共に50℃で加温溶解し,BをAに撹拌しながら徐々に加え可溶化する。撹拌しながら冷却し,30℃で攪拌を留め,放置する。
【0132】
(実施例67)サンスクリーン

クオタニウム−18ヘクトライト 1.0部

シクロメチコン 13.7部
ジフェニルジメチコン 7.0部
ジメチコンコポリオール 5.5部

酸化チタン 3.9部
酸化亜鉛 2.1部

ステアリン酸Al 0.7部
水酸化Al 0.5部
イソノナン酸イソノニル 5.0部

トリメチルシロキシケイ酸 1.2部
ジメチコン 0.8部
メチコン 0.1部
グリチルレチン酸ステアリル 0.02部
セスキオレイン酸ソルビタン 2.0部
トコフェロール 0.02部

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 2.0部
塩化Na 1.0部
メチルパラベン 0.15部
精製水 全量100.0とする。
AをBに加え,攪拌する。更にCを加えローラーミルを使用して分散させる。Dを加温融解して,A・B・Cの混合物に加え,更にEを加えて約70℃にする。Fを加温し、AからEの混合物に撹拌しながら徐々に乳化する.撹拌しながら冷却し,40〜35℃で撹拌を止め,放置する.
【0133】
(実施例68)メーク落としオイル

実施例7のカチオン性共重合体水溶液 1.0部

ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル
(日本精化製 DD−DA7) 30.0部
オクタン酸セチル(日本精化製 CIO) 61.7部
ラウレス−4 7.0部
プロピルパラベン 0.2部
トコフェロール 0.1部
Bを必要なら加温して溶解し、均一にする。Aを撹拌しながら加え、均一にする。
【0134】
(実施例69)クレンジングジェル

ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル
/ステアリル/ベヘニル)(日本精化製 Plandool−S) 2.0部
トリオクタノイン(日本精化製 IOTG) 15.0部
ジヒドロコレス−30(日本精化製 ベルポールDC−30) 2.0部
PEG−25水添ヒマシ油 20.0部
ミネラルオイル 15.0部

実施例2のカチオン性共重合体水溶液 20.0部
グリセリン 16.0部
1,3−ブチレングリコール 5.0部
精製水 全量100.0とする。
A,B共に80℃で加温溶解し,BをAに攪拌しながら徐々に加え乳化する。冷却し,40〜35℃で撹拌を止め,放置する。
【0135】
(実施例70)クレンジングミルク

ステアリン酸 0.5部
パラオキシ安息香酸ブチル 0.1部
ミネラルオイル 20.0部
トリオクタノイン(日本精化製 IOTG) 15.0部
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル
/ステアリル/ベヘニル)(日本精化製 Plandool−S) 2.0部
セテス−20 0.8部
ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム(5E.O.) 1.2部
自己乳化型ステアリン酸プロピレングリコール 1.0部

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 20.18部
エデト酸三ナトリウム 0.02部
フェノキシエタノール 0.2部
パラオキシ安息香酸メチル 0.2部
精製水 18.8部

カルボマー 0.5部
精製水 14.5部

水酸化K 0.325部
精製水 4.675部
C,Dは常温で溶解し、DをCに添加し粘性の液とする。A,B共に80℃で加温溶解し,BをAに攪拌しながら徐々に加え乳化する。C,Dの液を加え、攪拌しながら冷却し,40〜35℃で撹拌を止め,放置する。
【0136】
(実施例71)クレンジングクリーム

セレシン 6.0部
パラオキシ安息香酸ブチル 0.1部
ミネラルオイル 35.0部
トリオクタノイン(日本精化製 IOTG) 15.0部
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル
/ステアリル/ベヘニル)(日本精化製 Plandool−S) 2.0部
セスキオレイン酸ソルビタン 1.5部
オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 0.3部
パラフィン 2.0部

実施例2のカチオン性共重合体水溶液 20.06部
エデト酸三ナトリウム 0.02部
フェノキシエタノール 0.2部
パラオキシ安息香酸メチル 0.2部
精製水 17.62部
A,B共に80℃で加温溶解し,BをAに攪拌しながら徐々に加え乳化する。攪拌しながら冷却し,40〜35℃で撹拌を止め,放置する。
【0137】
(実施例72)洗顔リキッド
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 30.0部
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05部
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0部
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン 1.5部
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 8.1部
N−ヤシ油脂肪酸アシル−DL−アラニントリエタノールアミン 1.5部
防腐剤 適 量
無水リン酸一水素ナトリウム 1.0部
クエン酸 0.15部
精製水 53.7部
全成分を必要なら40〜50℃に加温し,撹拌し均一にする。
【0138】
(実施例73)洗顔フォーム
(1)(ヤシ脂肪酸/水添牛脂脂肪酸)グルタミン酸Na 20.0部
(2)1,3−ブチレングリコール 15.0部
(3)ポリエチレングリコール400 5.0部
(4)ポリエチレングリコール1500 10.0部
(5)ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0部
(6)プロピルパラベン 0.1部
(7)メチルパラベン 0.2部
(8)実施例7のカチオン性共重合体水溶液 5.0部
(9)結晶セルロース 10.0部
(10) ステアリン酸ブチル 1.0部
(11)トコフェロール 0.2部
(12)精製水 全量100.0とする。
(1)〜(7)を約80℃に加温し溶解させる。溶解後(10)〜(12)を加え、溶解させる。約60℃で攪拌しながら、(8)、(9)を加え約40℃まで冷却する。
【0139】
(実施例74)液体洗顔料
(1)実施例1のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
(2)ラウロイルサルコシン塩 12.0部
(3)ミリストイルメチルタウリンナトリウム 2.0部
(4)イセチオン酸Na 1.0部
(5)ラウリン酸ポリグリセリル−6 2.0部
(6)ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0部
(7)ソルビトール 8.0部
(8)ポリエチレングリコール1500 4.0部
(9)1,3−ブチレングリコール 8.0部
(10)グリセリン 50.0部
(11)フェノキシエタノール 0.8部
(12)精製水 全量100.0とする。
(4)、(10)を約80℃に加温し溶解させる(A部)。 A部に(1)〜(3)、(5)〜(9)、(11)、(12)を加え、約80℃に加温し均一溶解させた後冷却する。
【0140】
(実施例75)マニキュア

ニトロセルロース 1.5部
(トシルアミド/ホルムアルデヒド)樹脂 5.0部

酢酸エチル 30.0部
変性アルコール 3.0部

実施例7のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
クエン酸アセチルトリブチル 0.2部
イソプロパノール 0.3部
マイカ 適 量
酢酸トコフェロール 0.1部
マカデミアナッツ油 0.1部
ブタノール 1.0部
合成金雲母 適 量
酸化チタン 適 量
酸化鉄 適 量
コンジョウ 適 量
酢酸ブチル 全量100.0とする。
AをBに常温で溶解し,均一にする。Cを混合し分散させた後、A・Bの溶解液に加え,均一にする。
【0141】
(実施例76)ネイルリムーバー
実施例2のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
1,3−ブチレングリコール 3.0部
PEG−60ヒマシ油 0.5部
アセトン 全量100.0とする。
全成分を加え、撹拌し均一にする。
【0142】
(実施例77)下地クリーム

ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル
(日本精化製 DD−DA7) 5.0部
マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル
(日本精化製 YOFCO MAS) 2.0部
シクロメチコン 15.0部
トリメチルシロキシケイ酸 3.0部
ステアリン酸グリセリル(SE) 2.0部
ステアリン酸PG(SE) 2.0部
トコフェロール 0.2部
メトキシケイヒ酸オクチル 0.5部
ステアリン酸 0.5部
パルミチン酸 0.5部

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 20.0部
1,3−ブチレングリコール 10.0部
フェノキシエタノール 0.8部
精製水 全量100.0とする。

タルク 7.0部
マイカ 8.0部
チタン酸(Li/コバルト) 0.2部

キサンタンガム 0.2部
セルロースガム 0.2部
精製水 19.6部
Dは、常温で溶解しておく。A,B共に80℃で加温溶解し,BをAに攪拌しながら徐々に加え,ホモミキサーで5,000rpm,3分間攪拌する。ついでパドル攪拌しながらC,Dを加え,冷却し,40〜35℃で撹拌を止め,放置する。
【0143】
(実施例78) 乳化ファンデーション
1.精製水 53.5部
2.実施例1のカチオン性共重合体水溶液 0.5部
3.ジプロピレングリコール 5.0部
4.防腐剤 適 量
5.ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 4.0部
6.デカメチルシクロペンタシロキサン 12.0部
7.イソステアリン酸ダイマージオール
(日本精化製 PI−DA) 5.0部
8.酸化亜鉛 10.0部
9.セリサイト 0.36部
10.二酸化チタン 8.32部
11.酸化鉄(黄) 0.80部
12.酸化鉄(赤) 0.36部
13.酸化鉄(黒) 0.16部
14.香料 適 量
成分1〜4を70℃に加熱撹拌後、成分8〜13を添加し分散処理した。これをあらかじめ70℃に加熱しておいて成分5〜7に添加して乳化分散した。その後室温まで冷却して14を加え、目的の乳化ファンデーションを得た。
【0144】
(実施例79) マスカラ
1.酸化鉄(黒) 10.0部
2.ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)
(日本精化製 PI−DA) 20.0部
3.ポリアクリル酸エステルエマルション 20.0部
4.固型パラフィン 8.0部
5.ラノリンワックス 8.0部
6.軽質イソパラフィン 17.0部
7.セスキオレイン酸ソルビタン 3.0部
8.精製水 10.0部
9.実施例1のカチオン性共重合体水溶液 0.8部
10.2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート 3.0部
11.防腐剤 0.2部
12.香料 適 量
成分2〜7、10、11、12の油性成分を加熱溶解し、オイルパートとする。オイルパートに1を添加し、分散処理を行う。加熱した成分8、9をオイルパートに添加し、さらに分散処理を行い、冷却後本品を得た。
【0145】
(実施例80)アイライナー
実施例7のカチオン性共重合体水溶液 20.0部
1,3−ブチレングリコール 10.0部
グリセリン 10.0部
ポリエチレングリコール300 8.0部
ケイ酸アルミニウムマグネシウム 8.0部
エタノール 8.0部
アクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体 6.0部
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 2.0部
ポリビニルアルコール 1.5部
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 1.5部
セスキオレイン酸ソルビタン 1.5部
シメチコン 0.8部
エデト酸塩 0.1部
AMP 適 量
トリエタノールアミン 適 量
メチルパラベン 0.2部
黒酸化チタン 1.0部
酸化鉄 1.0部
精製水 全量100.0とする。
水の一部とヒドロキシプロピルメチルセルロース,黒酸化チタン,酸化鉄を混合し,よく分散させ,ほかの成分と混合しAMP,トリエタノールアミンにてpHを約6.5とした後,充填する。
【0146】
(実施例81)コンパクトチークルージュ

マイカ 全量100.0とする。
タルク 20.0部
ラウロイルリシン 10.0部
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル
(日本精化製 DD−DA5) 2.0部
ステアリン酸亜鉛 1.5部
パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミド 1.0部
ジメチコン 1.0部
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 0.5部
(メタクリル酸ステアリル/メタクリル酸
パーフルオロオクチルエチル)コポリマー 0.5部
酸化鉄 微 量
赤色226号 微 量
硫酸Ba 0.8部
ジミリスチン酸Al 0.5部

実施例6のカチオン性共重合体 0.2部
リンゴ酸ジイソステアリル 0.5部
メチルパラベン 0.2部
ジブチルヒドロキシトルエン 0.05部
Aを高速攪拌で混合する。Bを均一混合後,Aに配合する。粉砕,ふるいを通した後,プレスする。
【0147】
(実施例82)コンパクトアイシャドウ

マイカ 20.0部
セリサイト 15.0部
酸化チタン 微 量
酸化鉄 微 量
グンジョウ 微 量
カルミン 微 量
コンジョウ 微 量
酸化亜鉛 微 量
赤色226号 微 量
タルク 全量100.0とする。

実施例6のカチオン性共重合体 0.1部
ワセリン 2.0部
トリオクタノイン(日本精化製 IOTG) 2.0部
ジメチコン 2.0部
セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0部
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル
(日本精化製 YOFCO MAS) 1.0部
トコフェロール 0.2部
テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン 0.5部
テトラデセン 0.5部
メチルパラベン 0.2部
Aを高速攪拌で混合する。Bを均一混合後,Aに配合する。粉砕し,ふるいを通した後,プレスする。
【0148】
(実施例83)まゆずみ

酸化鉄 微 量
マイカ 微 量
酸化チタン 微 量
グンジョウ 微 量
タルク 5.0部

ミネラルオイル 15.0部
ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)
(日本精化製 PI−DA) 5.0部
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/
セチル/ステアリル/ベヘニル)
(日本精化製 Plandool−S) 5.0部

実施例6のカチオン性共重合体 1.0部
ステアリン酸 25.0部
モクロウ 10.0部
水添ヒマシ油 21.2部
ミツロウ 8.0部
水添ヤシ油 3.0部
トコフェロール 0.1部
ホホバ油 0.5部
イソステアリン酸ソルビタン 0.5部
水添パーム油 0.5部
メチルパラベン 0.2部
AをBにローラーミルを使用して分散させる。Cを加温融解して、AとBの混合物に加え、良く混合する。ろ過し、高温で型に流し込み、冷却して成型したものを容器に充填する。
【0149】
(実施例84)フェイスパウダー
実施例6のカチオン性共重合体 1.0部
マイカ 5.0部
酸化チタン 1.0部
ベンガラ 適 量
黄酸化鉄 適 量
黒酸化鉄 適 量
ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)
(日本精化製 PI−DA) 2.0部
ステアリン酸マグネシウム 3.0部
タルク 全量100.0とする。
全成分を高速撹拌で混合後,粉砕機で微粉砕する.ふるいをかけた後,充填する。
【0150】
(実施例85)プレストパウダー

実施例6のカチオン性共重合体 1.0部
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル)
(日本精化製 Plandool−S) 2.0部
ホホバ油 2.0部
オリーブ油 1.0部
ジメチコン 1.0部
トコフェロール 0.1部
イソステアリン酸ソルビタン 0.5部
メチルパラベン 0.2部

マイカ 15.0部
アルミナ 2.0部
シリカ 5.0部
ステアリン酸Mg 3.0部
酸化チタン 微 量
酸化鉄 微 量
タルク 全量100.0とする。
Bを高速攪拌で混合する。Aを均一混合後,Bに配合する.粉砕し,ふるいを通した後,プレスする。
【0151】
(実施例86)クリームファンデーション

親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0部
ステアリン酸 4.0部
ベヘニルアルコール 1.0部
セタノール 0.5部
ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)
(日本精化製 PI−DA) 2.5部
スクワラン 4.0部
α−オレフィンオリゴマー 4.0部
酸化チタン 5.0部
ベンガラ 適 量
黄酸化鉄 適 量
黒酸化鉄 適 量
タルク 5.0部
大豆リン脂質 0.3部
防腐剤 0.2部

実施例2のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
1,3−ブチレングリコール 8.0部
トリエタノールアミン 1.5部
精製水 全量100.0とする。
AとBを別々に80℃で混合する.撹拌しながらBをAに混合し,放冷する.
【0152】
(実施例87)ツーウェイパウダーファンデーション

実施例6のカチオン性共重合体 1.0部
メトキシケイヒ酸オクチル 0.5部
トリメチルシロキシケイ酸 0.6部
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル)
(日本精化製 Plandool−S) 1.0部
ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)
(日本精化製 PI−DA) 2.0部
コハク酸ジオクチル 0.5部
ジメチコン 1.0部
フェノキシエタノール 0.2部
メチルパラベン 0.2部
トコフェロール 0.1部
グリセリン 1.0部
アクリル酸アルキルコポリマー 0.2部
ポリメタクリル酸メチル 0.2部
ジメチルPABAオクチル 0.5部
メチコン 1.0部

マイカ(シリコーン処理) 10.0部
酸化チタン(シリコーン処理) 8.0部
酸化ジルコニウム 適 量
シリカ(シリコーン処理) 40.0部
酸化鉄(シリコーン処理) 適 量
酸化セリウム 適 量
ジステアリン酸Al 1.0部
ナイロン 10.0部
タルク(シリコーン処理) 全量100.0とする。
Bを混合し粉砕する。Aを混合してBに添加し混合した後,粉砕し,ふるいを通した後,中皿にプレスする。
【0153】
(実施例88)口紅

酸化鉄 2.0部
マイカ 1.5部
酸化チタン 2.0部
赤色202号 1.5部
B
トリオクタノイン(日本精化製 IOTG) 全量100.0とする。
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル
(日本精化製 DD−DA7) 15.0部
C
キャンデリラワックス 5.0部
セレシン 10.0部
シクロメチコン 15.0部
セスキイソステアリン酸ソルビタン 3.0部
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル
(日本精化製 DD−DA5) 15.0部
パルミチン酸オクチル(日本精化製 NS−IOP) 4.0部
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル
(日本精化製 YOFCO MAS) 1.0部
オクタン酸セチル(日本精化製 CIO) 9.0部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
トコフェロール 0.1部
防腐剤 適 量
AをBにローラーミルを使用して分散させる。Cを加温融解して,AとBの混合物に加え,よく混合する。ろ過し,高温で型に流し込み,冷却して成型したものを容器に充填する。
【0154】
(実施例89)リップグロス
実施例7のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
リンゴ酸ジイソステアリル 15.0部
ミネラルオイル 15.0部
ジフェニルジメチコン 1.0部
ジメチコン 0.1部
シリル化シリカ 4.0部
プロピルパラベン 0.1部
ブチルパラベン 0.1部
マイカ 適 量
酸化チタン 適 量
赤201 適 量
赤202 適 量
硫酸Ba 適 量
水添ポリイソブテン 全量を100.0とする。
全量を混合し、ローラーミルを使用して分散させる。よく混合し、ろ過し,型に流し込み,成型したものを容器に充填する。
【0155】
(実施例90)コンシーラー

酸化チタン 10.0部
酸化鉄 1.5部
マイカ 1.0部

トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 1.5部
スクワラン 15.0部
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル)
(日本精化製 Plandool−S) 5.0部
パルミチン酸イソステアリル 5.0部
パラフィン 3.0部
ジオクタン酸ネオペンチルグリコール 全量100.0とする。
トリオクタノイン(日本精化製 IOTG) 18.0部

セレシン 8.0部
水添ヒマシ油 8.0部
カルナウバロウ 5.0部
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2 2.0部
マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル
(日本精化製 YOFCO MAS) 3.0部
実施例6のカチオン性共重合体 1.0部
メチルパラベン 0.2部
トコフェロール 0.1部
シリカ 1.0部
ステアリン酸Mg 1.0部
AをBにローラーミルを使用して分散させる。Cを加温融解して,AとBの混合物に加え,よく混合する。ろ過し,高温で型に流し込み,冷却して成型したものを容器に充填する。
【0156】
(実施例91)リップクリーム
実施例6のカチオン性共重合体 1.0部
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル
(日本精化製 DD−DA7) 15.0部
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル
(日本精化製 DD−DA5) 15.0部
パルミチン酸オクチル(日本精化製 NS−IOP) 4.0部
マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル
(日本精化製 YOFCO MAS) 1.0部
オクタン酸セチル(日本精化製 CIO) 20.0部
キャンデリラロウ 8.0部
セレシン 10.0部
セスキイソステアリン酸ソルビタン 3.0部
トコフェロール 0.1部
防腐剤 適 量
トリオクタノイン(日本精化製 IOTG) 全量100.0とする。
全成分を加温融解して,よく混合する。ろ過し,高温で型に流し込み,冷却して成型したものを容器に充填する。
【0157】
(実施例92) ボディーシャンプー
ラウリル硫酸エステルトリエタノールアミン塩(40%) 40.0部
POE(3)ラウリル硫酸ナトリウム(30%) 20.0部
ラウリン酸ジエタノールアミド 5.0部
モノパルミチン酸グリセリル 1.0部
液状ラノリン 2.0部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
プロピレングリコール 5.0部
香料、防腐剤 微 量
以上の成分を混合し、精製水を加えて100.0部とする。
【0158】
(実施例93) ボディーシャンプー

ラウリルリン酸 20.0部
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(30%) 10.0部
ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム 6.0部
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0部
ジステアリン酸ポリエチレングリコール 1.0部
グリセリン 4.0部
安息香酸ナトリウム 0.4部
フェノキシエタノール 0.2部

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
以上の成分を混合し、精製水を加えて100.0部とする。
【0159】
(実施例94) ボディーシャンプー
ココイルメチルタウリンナトリウム 10.0部
ラウロイル加水分解シルクナトリウム 6.0部
ラウロイルメチルアラニンナトリウム 10.0部
コカミドエチルヒドロキシエチルグリシンナトリウム 4.0部
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 10.0部
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.0部
実施例1のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
1,3−ブチレングリコール 5.0部
メチルパラベン 0.2部
以上の成分を混合し、精製水を加えて100部とする。
【0160】
(実施例95)マッサージ クリーム

ミネラルオイル 15.0部
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 5.0部
水添綿実油 5.0部
ワセリン 3.0部
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル)
(日本精化製 Plandool−S) 5.0部
パラフィン 3.0部
ステアリン酸PEG−40 2.0部
ジメチコン(300cst) 0.2部
ポリソルベート60 1.0部
スクワラン 1.0部
PEG−20ソルビットミツロウ 0.5部
ステアリン酸グリセリル(SE) 0.3部
ステアリン酸ソルビタン 0.2部
プロピルパラベン 0.2部
ステアリン酸PEG−32 0.1部
ステアリン酸PEG−6 0.1部
ステアリン酸グリセリル 0.1部
酢酸トコフェロール 0.1部

実施例2のカチオン性共重合体水溶液 10.0部
精製水 全量100.0とする。
グリセリン 10.0部
1,3−ブチレングリコール 10.0部
グリチルリチン酸2K 0.05部
ヒアルロン酸Na 0.05部

カルボマー 0.2部
精製水 10.0部

水酸化Na 微 量
精製水 10.0部
C,Dは、常温で溶解しておく。A,B共に80℃で加温溶解し,BをAに攪拌しながら徐々に加え,ホモミキサーで5,000rpm,3分間攪拌する。ついでパドル攪拌しながらC,Dを加え,冷却し,40〜35℃で撹拌を止め,放置する。
【0161】
(実施例96)デオドラント ローション

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 30.0部
精製水 全量100.0とする。
(スチレン/DVB)コポリマー 0.2部
チャ乾留液 0.5部
塩化ベンザルコニウム 0.05部
塩化Na 0.1部
カルボキシメチルキチン 0.02部

変性アルコール 50.0部
メチルパラベン 0.2部
A,B共に常温で溶解し,BをAに攪拌しながら徐々に加え,均一にする。
【0162】
(実施例97)デオドラント(制汗剤)

実施例2のカチオン性共重合体水溶液 20.0部
精製水 全量100.0とする。
メチルパラベン 0.1部
塩化Na 0.1部
クエン酸 0.05部
クエン酸Na 0.05部
ラウレス−21 0.1部
塩化ベンザルコニウム 0.05部
クロルヒドロキシアルミニウム 0.2部

変性アルコール 40.0部
プロピルパラベン 0.05部
イソプロピルメチルフェノール 0.5部
A,B共に常温で溶解し,BをAに攪拌しながら徐々に加え,均一にする。
【0163】
(実施例98)オーデコロン

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 10.0部
精製水 全量100.0とする。

エタノール 50.0部
香料 2.0部
フタル酸ジエチル 2.0部
A,B共に常温で溶解し,BをAに攪拌しながら徐々に加え,均一にする。
【0164】
(実施例99)石鹸
実施例6のカチオン性共重合体 0.5部
石ケン素地で 全量100.0とする。
ラウリン酸 5.0部
1,3−ブチレングリコール 3.0部
酸化チタン 1.0部
エチドロン酸 0.1部
エデト酸塩 0.1部
黄色205号 微 量
全成分を80℃に加温溶解し,撹拌しながら冷却し,型に流し込み,放置する。
【0165】
(実施例100)プレシェーブローション

実施例7のカチオン性共重合体水溶液 20.0部
クエン酸 0.05部
フェノールスルホン酸亜鉛 0.2部
PEG−60水添ヒマシ油 0.1部
グリチルリチン酸2K 0.05部
精製水 全量100.0とする。

エタノール 30.0部
トコフェロール 0.01部
メチルパラベン 0.15部
A,B共に常温で溶解し,BをAに攪拌しながら徐々に加え,均一にする。
【0166】
(実施例101)アフターシェーブローション

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 25.0部
リンゴ酸 0.1部
ヒアルロン酸Na 0.01部
フェノールスルホン酸亜鉛 0.2部
PEG−60水添ヒマシ油 0.2部
グリチルリチン酸2K 0.05部
ビタミンB6塩酸塩 0.1部
精製水 全量100.0とする。

エタノール 30.0部
トコフェロール 0.01部
メントール 0.01部
メチルパラベン 0.15部
A,B共に常温で溶解し,BをAに攪拌しながら徐々に加え,均一にする。
【0167】
(実施例102)カーマイン ローション

カラミン 0.4部
カオリン 4.0部
炭酸Mg 0.1部
精製水 20.0部

実施例7のカチオン性共重合体水溶液 20.0部
1,3−ブチレングリコール 2.0部
アラントイン 0.1部
精製水 全量100.0とする。

エタノール 20.0部
カンフル 0.05部
メチルパラベン 0.2部
Aは分散させる。B,C共に常温で溶解し,CをBに攪拌しながら徐々に加え,さらにAを攪拌しながら徐々に加え,均一にする。
【0168】
(実施例103)歯磨き

キサンタンガム 0.4部
アルギン酸Na 0.3部
ポリアクリル酸Na 0.5部

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 30.0部
ソルビトール 20.0部
シリカ 20.0部
プロピレングリコール 5.0部
ラウリル硫酸Na 0.5部
三リン酸5Na 0.1部
炭酸水素Na 0.2部
サッカリンNa 0.1部
水酸化Na 適 量
メチルパラベン 0.1部
ブチルパラベン 0.1部
酸化チタン 0.5部

精製水 全量100.0とする。
Aを一部のCに溶解し、均一にする。残余のC及びBを加えてよく混練する。
【0169】
(実施例104)浴用剤(バブルバス)
実施例2のカチオン性共重合体水溶液 1.0部
精製水 全量100.0とする。
(C12,13)パレス−3硫酸Na 5.0部
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0部
スルホコハク酸(C12−14)パレス−2Na 2.0部
1,3−ブチレングリコール 2.0部
トリイソステアリン酸PEG−20グリセリル 1.0部
クエン酸 0.05部
安息香酸Na 0.2部
青色1号 微 量
黄色4号 微 量
加温して均一にに溶解しよく混練する。
【0170】
(実施例105)ヘアトニック

メントール 0.05部
イソプロピルメチルフェノール 0.1部
変性アルコール 60.0部

実施例1のカチオン性共重合体水溶液 30.0部
1,3−ブチレングリコール 1.0部
塩酸ピリドキシン 0.1部
精製水 全量100.0とする。
A,B共に常温で溶解し均一にした後,BをAに攪拌しながら加え,均一にする。
【0171】
【発明の効果】
本発明によれば、毛髪に対して優れた指通り性、コンディショニング性を付与することができ、さらに乾燥後もごわつかず良好な仕上がり感を付与するカチオン性共重合体を提供することができる。また皮膚に対しても使用後のつっぱり感のない、さっぱりした感触を付与するカチオン性共重合体を提供することができる。

Claims (6)

  1. 少なくとも(A)下記一般式(1)
    Figure 0004190303
    〔式中、G−O−は還元糖の1位水酸基より水素原子を除いた基を示し、nは2または3、mは1〜5のいずれかの整数を示し、Rは水素原子またはメチル基を示す。〕で表わされる構成単位の1種又は2種以上と(B)4級カチオン基を含む構成単位の1種又は2種以上を含むカチオン性共重合体。
  2. (B)の4級カチオン基を含む構成単位が下記一般式(2)、(3)、(4)
    Figure 0004190303
    (式中、Rは水素原子またはメチル基、R〜R10は、それぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基、X、X及びXはそれぞれ炭素数1〜4のアルキレン基またはヒドロキシ基を有するアルキレン基、Mは陰イオン、pは2または3を示す)からなる群から選ばれる1種または2種以上である請求項1記載のカチオン性共重合体。
  3. 一般式(1)の還元糖がグルコース、マンノース、ガラクトース、アラビノース、キシロース、リボース、マルトース、ラクトース、セロビオースからなる群から選ばれる1種または2種以上である請求項1又は2記載のカチオン性共重合体。
  4. 一般式(1)の還元糖がグルコース、Rがメチル基、nは2、mは1である請求項3記載のカチオン性共重合体。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のカチオン性共重合体を含有することを特徴とする化粧料
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のカチオン性共重合体を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
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