JP2001261065A - パウチ用包装体 - Google Patents

パウチ用包装体

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JP2001261065A JP2000078698A JP2000078698A JP2001261065A JP 2001261065 A JP2001261065 A JP 2001261065A JP 2000078698 A JP2000078698 A JP 2000078698A JP 2000078698 A JP2000078698 A JP 2000078698A JP 2001261065 A JP2001261065 A JP 2001261065A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に荷重の加わる底部において、カルトンと
パウチとの間隙をできるだけ小さくし、カルトンが外部
からのパウチへの突き当たり等に対し保護し、またパウ
チがカルトンの中の揺動をできるだけ小さくし、充填物
の移動も少ない安定したパウチ用包装体を提供するこ
と、また、カルトン自身が構造的に変形可能で弾性的で
あり、ある程度までの大きさの衝撃は変形することによ
って吸収し、衝撃が無くなったときに原形に戻ることが
できるパウチ用包装体を提供すること 【解決手段】 上縁端が垂直平面状であり、略凸レンズ
断面形状の底部の載置部が略水平面内にあり、略凸レン
ズ断面形状のレンズ面中央を通過する垂直平面に沿った
断面が上向きの略楔形である、自立パウチを包装するた
めのパウチ用包装体であって、前記底部が、前記略凸レ
ンズ断面形状の両側端部の貫通底無の載置部と、略凸レ
ンズ断面形状の中央部で逆V立上り帯部からなることを
特徴とするパウチ用包装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カレーソース等で
あって具を含まずある程度の粘性を持ったペースト、す
なわち粘性をもった液体をパウチに充填して保管や搬送
するパウチ用包装体、及びそれに充填されたソースに関
する。収容されたカレーソース等は、該パウチ用包装体
からパウチを取り出すことなく収容物を排出される。こ
のパウチ用包装体は、ジュース、水等の飲料、液体調味
料等の包装体としても有効にしようできる。
【0002】
【従来の技術】従来、カレー、シチュー、スープ、かゆ
類等を収容したパウチのための包装体として、特開平9
−77135号公報に開示された食品包装体が知られて
いる。これは、外箱とこれに収容されるパウチからな
る。外箱は、紙製であって、底部は矩形に形成され、上
端部は水平な稜線を形成し、全体的に前後方向から見た
とき矩形であり、左右方向から見たとき上向きの楔形で
ある。特開平9−77135号公報に開示された食品包
装体は、矩形の底部付近を押し潰し容易にしたこと、及
び上方部に排出口を容易に形成するため切り取り線に沿
って強度弱点部を設けたことを特徴としている。
【0003】スタンデイングパウチ用包装体の他の従来
技術として、実用新案登録第2568611号に開示さ
れたように、上向きの楔型のカルトンにスタンデイング
パウチを収容し、該パウチの上端部をカルトンの上端部
に貼着し、カルトンの側面に対の縦罫線を設け、カルト
ンをこの罫線に沿って折り畳み、ここを把持することに
よって包装体全体のハンドリング性を高めるものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平9−771
35号公報に開示された食品包装体は、底部が矩形に形
成されているために、底部が楕円形等のパウチを収容し
た場合、底部分において包装体すなわちカルトンとパウ
チとの間に空間ができ、カルトンのパウチ保護作用が小
さい問題がある。すなわち、例えばこの食品包装体が落
下した場合に、その衝撃によってパウチが破壊するおそ
れが高く、構造的に弾力性のないカルトンが変形及び破
壊するおそれも高い問題がある。
【0005】また、パウチの底部はカルトンの底部に固
定されていなから、パウチの底部はカルトンの中で移動
し、食品の重心が移動してしまい、自立性に関し不安定
なものである。例えば、製造年月日の早い製品を早く販
売するために購買者側に傾斜した陳列台等にこの食品包
装体を配置したときに転倒し易い問題がある。さらに前
記特開平9−77135号公報に開示された食品包装体
は、カルトンの底部が矩形であるから潰し難く、収容し
た粘性の高い食品を残量を極力少なくして押出すことが
困難である問題がある。さらに、箱底のように矩形に堅
牢に作られたカルトンの底部は破壊することも困難であ
り、一般に使用後分別すべき材料で製造されたカルトン
とパウチとを分離することが困難である問題もある。
【0006】さらにまた、全体形状が略楔形のカルトン
の前側面は略平面であり、一般に販促上購買者に最も注
目されたくコストの高い材料を使用し高い費用の印刷を
施した前側面の視認可能角度範囲が少ない問題もある。
【0007】前記実用新案登録第2568611号に開
示されたように、上向きの楔型のカルトンにスタンデイ
ングパウチを収容したスタンデイングカルトンは、パウ
チの側面が露出しており、比較的可能性の高い横側外部
からの機械的衝突や突っ込みに対する保護に欠けてい
る。また、ハンドリング性の向上はなされているが、そ
のためのカルトンの側面に設けた対の縦罫線は、スタン
デイングカルトンの剛性を弱め、一方、パウチに収容さ
れている物品の排出について何ら考慮がなされておら
ず、使い勝手の悪いものである。さらに、パウチはカル
トンに貼着されており、ゴミの分別廃棄を困難している
ことに加えて、パウチの上方部のみをカルトンの上方部
に貼着することによってパウチはカルトン内で揺動可能
であり、自立性に関し安定性の低いスタンデイングパウ
チとなっている。
【0008】
【発明の目的】本発明は、従来の食品包装体やスタンデ
イングパウチの上述した問題に鑑みてなされたものであ
って、特に荷重の加わる底部において、カルトンとパウ
チとの間隙をできるだけ小さくし、カルトンが外部から
のパウチへの突き当たり等に対し保護し、またパウチが
カルトンの中の揺動をできるだけ小さくし、充填物の移
動も少ない安定したパウチ用包装体を提供することを目
的とする。
【0009】本発明はまた、カルトン自身が構造的に変
形可能で弾性的であり、ある程度までの大きさの衝撃は
変形することによって吸収し、衝撃が無くなったときに
原形に戻ることができるパウチ用包装体を提供すること
を目的とする。本発明はさらに、カルトンの底部が潰し
易く、容積を小さくして廃棄することができ、さらに収
容した粘性の高い食品を容易に残量を極力少なくして押
出すことができるパウチ用包装体を提供することを目的
とする。
【0010】本発明はさらに、使用後において、一般に
分別して回収すべき材料で作られたパウチとカルトンを
容易に分離することができるパウチ用包装体を提供する
ことを目的とする。本発明はさらに、カルトンの前側面
を筒状面を含む連続面にして、一般に販促上購買者に最
も注目される前側面の視認可能角度範囲を大きくしたパ
ウチ用包装体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上縁端が垂直
平面状であり、略凸レンズ断面形状の底部の載置部が略
水平面内にあり、略凸レンズ断面形状のレンズ面中央を
通過する垂直平面に沿った断面が上向きの略楔形であ
る、自立パウチを包装するためのパウチ用包装体であっ
て、前記底部が、前記略凸レンズ断面形状の両側端部の
貫通底無の載置部と、略凸レンズ断面形状の中央部で逆
V立上り帯部からなることを特徴とするパウチ用包装体
である。
【0012】本発明はまた、前記逆V立上り帯部が、上
向きの先細形であって、最高位置の折り曲げ稜線部に該
折り曲げ稜線部の切断を容易にする切り込みが設けられ
ていることを特徴とする。本発明はまた、前記底部にお
いて、前記貫通底無の載置部の載置下端縁部が、略凸レ
ンズ断面形状の中央部の中央下端縁部の略接線となって
いることを特徴とする。
【0013】本発明はまた、上縁端が垂直平面状であ
り、略凸レンズ断面形状の底部の載置部が略水平面内に
あり、略凸レンズ断面形状のレンズ面中央を通過する垂
直平面に沿った断面が上向きの略楔形である、自立パウ
チを包装するパウチ用包装体であって、前記底部が、前
記略凸レンズ断面形状のレンズ面部の中央部を結ぶ逆V
立上り帯部を有し、該逆V立上り帯部と前記略楔形を形
成する側面の境界である中央下端縁部が上向きに凸の連
続曲線であることを特徴とするパウチ用包装体である。
【0014】本発明はまた、上縁端が垂直平面状であ
り、略凸レンズ断面形状の底部の載置部が略水平面内に
あり、略凸レンズ断面形状のレンズ面中央を通過する垂
直平面に沿った断面が上向きの略楔形である、自立パウ
チを包装するパウチ用包装体であって、パウチを収容せ
ずに平らに折り畳むと、底部を形成する下端部が、両側
の下向きに先細形の載置部と、載置部より小さい開き角
度の下向きの先細形の逆V立上り帯部とからなり、該逆
V立上り帯部と前記略楔形を形成する側面の境界である
中央下縁部が上向きに凸の連続曲線であることを特徴と
するパウチ用包装体である。本発明はまた、前記パウチ
の底部は上向きに凸の底部を有し、前記逆V立上り帯部
が前記底部に係合し、前記パウチの底部周囲の一部が前
記該逆V立上り帯部と前記略楔形を形成する側面の境界
に載置されることを特徴とする。
【0015】本発明はまた、上縁端が垂直平面状であ
り、略凸レンズ断面形状の底部の載置部が略水平面内に
あり、略凸レンズ断面形状のレンズ面中央を通過する垂
直平面に沿った断面が上向きの略楔形である、パウチ包
装体内の自立パウチに充填したソースであって、前記底
部が、前記略凸レンズ断面形状の両側端部の貫通底無の
表面部と、略凸レンズ断面形状の中央部の逆V立上り帯
部からなることを特徴とする包装パウチ充填ソースであ
る。本発明はまた、上縁端が垂直平面状であり、略凸レ
ンズ断面形状の底部の載置部が略水平面内にあり、略凸
レンズ断面形状のレンズ面中央を通過する垂直平面に沿
った断面が上向きの略楔形である、自立パウチを包装す
るためのパウチ用包装体であって、前記パウチの底部が
前記略凸レンズ断面形状の底部に略隙間無く収容される
ことを特徴とするパウチ用包装体である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態のパウチ用包装体を説明する。第1実施形態のパ
ウチ用包装体10は、図1ないし図4に示すように、例
えば紙製のカルトン12であって、具を含まないカレー
ソースCを充填したパウチ100を収容する。カルトン
12は、底部20が前側面24の下縁部26と後側面3
0の下縁部32からなる略凸レンズ断面形状であり、図
3に示すように、前後にわたる断面すなわち略凸レンズ
断面形状のレンズ面の中央を結ぶ線を含む垂直断面は上
向きの楔形である。下縁部26、32は、中央下端縁部
27及びその両側の載置下端縁部29からなる。
【0017】底部20の載置面は、その両側端部が前側
面24の載置下端縁部29と後側面30の載置下端縁部
29によって三角形の貫通底無状になっている。底部2
0の中央部には、逆V立上り帯部40が形成されてい
る。逆V立上り帯部40は、略球面形状の連続面であ
り、前側面24の中央下端縁部27と後側面30の中央
下端縁部27とからそれぞれ立上った略台形の立上り部
42,44とからなる。立上り部42,44の最上部で
ある連結部すなわち稜線部50は両者の折り曲げ線であ
る直線状であるが、両者を稜線部50で貼り合わせる場
合は、円弧状等にすることができる。稜線部50の中央
部には、パウチ用包装体使用後に立上り部42,44間
を指の力によって容易に切断できるようにするために、
稜線部50の約1/6の長さの切り込み52が設けられ
ている。
【0018】前側面24と立上り部42の境界すなわち
中央下端縁部27、及び後側面26と立上り部44の境
界すなわち中央下端縁部27は、略円弧状である。底部
20の載置面において、貫通底無状を形成するところの
前側面24の載置下端縁部29と後側面30の載置下端
縁部29は、立上り部42,44に連結された中央下端
縁部27の両側の境界点49において接線になってい
る。従って、前側面24と後側面26には折り線が形成
されることはなく、両者はいずれも連続面である。前側
面24と後側面26の上方部には、パウチ100からカ
レーソースCを取り出すために、カルトン12の一部を
切り取りパウチ100を部分的に露出させることを容易
にする円弧状ミシン目線60が設けられている。
【0019】カルトン12を形成する紙材Pは、高さ略
203mm、上方部の幅145mmの寸法のカルトンとする
場合、図5に示すように裁断され、実線の太さの一点鎖
線で示す押し込み折り曲げ線L及び円弧状ミシン目線6
0が施される。図5において、側貼付部70は、後側面
30の側部に貼付され、上貼付部72は後側面30の上
方部に貼付される。立上り部42の下側に設けられた立
上り部44−1は、後側面30の下側に設けられ立上り
部44に貼付される。
【0020】底部20における両側端部を貫通底無状に
する下縁部26の載置下端縁部29は、下向きの先細形
を形成し、28mmの幅で1.4mm下がるように開き角度
αが決定される。底部20における立上り部42,44
は、下向きの先細形を形成し、前記先細形より小さい開
き角度βであって、17.5mmの幅で30mm下がるよう
に構成されている。前側面24と立上り部42の境界す
なわち中央下端縁部27、及び後側面26と立上り部4
4の境界すなわち中央下端縁部27は、半径175.8
8mmの円弧である。
【0021】パウチ100は、図4に示すように、下端
部が一平面上にある自立形であって、底部102が凸レ
ンズ断面形状で、上端部が平面状で上縁が直線状ある。
底面部102は両側部が高くなった円筒面となってい
る。
【0022】このように構成されたパウチ用包装体10
は、図3に示すように、逆V立上り帯部40の立上り部
42,44の上にパウチ100の底部102が載る。パ
ウチ100の底部102の周囲すなわちパウチ100の
側面の下端部は、部分的にカルトン12の前側面24の
中央下端縁部27、及び後側面26の中央下端縁部27
によって支持される。パウチ100の底部102は、水
平断面において、カルトン12の底部20と略一致し、
パウチ100とカルトン12の間の隙間は小さくなって
いる。カルトン12の前側面24及び後側面26は湾曲
した連続面であって、立上り部42,44の両側端すな
わち境界点49付近においてすら折り曲がりがない。
【0023】パウチ用包装体10は、自立式のパウチ1
00であることに加えて、カルトン12の剛性も加わ
り、安定した自立式のパウチ用包装体となる。パウチ1
00の底部の周囲は、カルトン12の前側面24の中央
下端縁部27と後側面30の中央下端縁部27に載置さ
れ、周囲の他の部分はカルトン12の底部20の貫通底
無状の部分の周囲すなわち載置下端縁部29に接触す
る。カルトン12の前側面24の下縁部26と後側面3
0の下縁部32の逆V立上り帯部40のある部分すなわ
ち中央下端縁27は、載置面に対し円弧状に立上る。
【0024】包装体パウチ用包装体10に充填されたカ
レーソースCを取り出すときは、カルトン12の円弧状
ミシン目線60に沿ってカルトン12の上部を部分的に
切り取り、パウチ100の上方部の一部を露出させる。
次に、パウチ100の露出された部分をはさみ等によっ
て切り取り、カルトン12を把持してカレーソースCを
取り出す。このとき、カルトン12の前側面24及び後
側面26を押圧し、さらに逆V立上り帯部40の立上り
部42,44を押し潰すことによって前側面24及び後
側面26を互いに近付け、カレーソースCを残留量を極
めて少なくして押出す。パウチ用包装体10の廃棄は、
カルトン12の底部20の載置下端縁部29と逆V立上
り帯部40のつくる貫通底無の部分に指を入れ、潰され
た逆V立上り帯部40を引き出し、さらに力を加えて切
り込み52も活用して立上り部42,44を切り離す。
カルトン12の底部20から空のパウチ100を取り出
し、カルトン12とパウチ100を分離させ、分別廃棄
する。
【0025】第2実施形態のパウチ用包装体の紙材P
は、図6に示すように、下向きの先細形を形成し、30
mmの幅で1.5mm下がるように開き角度αが決定され
る。底部20における立上り部42,44は、下向きの
先細形を形成し、前記先細形より小さい開き角度βであ
って、17.5mmの幅で30mm下がるように構成されて
いる。前側面24と立上り部42の境界すなわち中央下
端縁部27、及び後側面26と立上り部44の境界すな
わち中央下端縁部27は、半径75mmの円弧である。
【0026】第1実施形態のパウチ用包装体の絞り出し
効果を確認するために、カレーソースCを充填して以下
の実験を行った。カレーソースCの粘度は、B型粘度形
によって、60℃で約1200mPa・Sと測定され
た。 (サンプル1)カルトンに入っていないスタンデイング
パウチに380gのカレーソースCを充填した。 (サンプル2)スタンデイングパウチに380gのカレ
ーソースCを充填し、高さ18.5cm×横幅12.0cm
×厚さ2.0cmの箱形カルトンに収納した。 (サンプル3:本発明)スタンデイングパウチに380
gのカレーソースCを充填し、高さ20.0cm×横幅1
4.5cm×厚さ5.0cmのカルトンに収納した。
【0027】 上述したサンプルのカルトン及びパウチ
の上方隅部に縦横各2.5cmの三角形の排出口を形成す
るように切り取り、排出口が底部より僅かに高くなるよ
うに台の上においてカレーソースCを230g自然流出
させた。次に、サンプル1のスタンデイングパウチ及び
サンプル2,3のカルトンの上から14.0cm、排出口
と反対側の側部から5.0cmのところを、レオメーター
のプランジャー(直径2.0cm、押し込み速度6.0cm
/min)によって0.8cm押し込んだ。パウチから排出
されたカレーソースCの量は以下の通りである。 第1回 第2回 第3回 平均 サンプル1 47.21g 32.54g 43.20g 40.98g サンプル2 25.30g 26.47g 26.99g 26.25g サンプル3 8.42g 5.90g 5.95g 6.76g このように、本発明のパウチ用包装体によれば、カレー
ソースC等の収容物を効率的に取り出すことができる。
【0028】
【発明の効果】本発明のパウチ用包装体によれば、特に
荷重の加わる底部において、カルトンとパウチとの間に
隙間が少なく、カルトンが外部からのパウチへの突き当
たり等に対し保護し、またパウチがカルトンの中でほと
んど揺動せず、充填物の移動もない安定した構成とする
ことができる効果を有する。本発明のパウチ用包装体に
よればまた、カルトン自身が構造的に変形可能で弾性的
であり、ある程度までの大きさの衝撃は変形することに
よって吸収し、衝撃が無くなったときに原形に戻ること
ができる効果を有する。本発明のパウチ用包装体によれ
ばさらに、カルトンの底部が潰し易く、容積を小さくし
て廃棄することができ、さらに収容した粘性の高い食品
を容易に残量を極力少なくして押出すことができる効果
を有する。本発明のパウチ用包装体によればさらに、使
用後において、一般に分別して回収すべき材料で作られ
たパウチとカルトンを容易に分離することができる効果
を有する。本発明のパウチ用包装体によればさらに、カ
ルトンの前側面を筒状面を含む連続面にして、一般に販
促上購買者に最も注目される前側面の視認可能角度範囲
を大きくすることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のパウチ用包装体の斜め
下からみた斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態のパウチ用包装体の底面
図である。
【図3】図1及び図2における線IIIーIIIに沿った垂直
断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態のパウチの部分的に切り
欠いた斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態のパウチ用包装体をつく
るための紙材の平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態のパウチ用包装体をつく
るための紙材の平面図である
【符号の説明】
C カレーソース L 押し込み折り曲げ線 10 パウチ用包装体 12 カルトン 20 底部 24 前側面 26 下縁部 27 中央下端縁部 29 載置下端縁部 30 後側面 32 下縁部 40 逆V立上り帯部 42、44 立上り部 49 境界点 50 稜線部 60 円弧状ミシン目線 100 パウチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 利久 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 橋本 政明 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AA04 AB26 AB28 AC01 BA11C BA14B BA20C BB01C BC03B BC03C EA01 EB02 FA04 FB15 FC02 GD10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上縁端が垂直平面状であり、略凸レンズ
    断面形状の底部の載置部が略水平面内にあり、略凸レン
    ズ断面形状のレンズ面中央を通過する垂直平面に沿った
    断面が上向きの略楔形である、自立パウチを包装するた
    めのパウチ用包装体であって、 前記底部が、前記略凸レンズ断面形状の両側端部の貫通
    底無の載置部と、略凸レンズ断面形状の中央部で逆V立
    上り帯部からなることを特徴とするパウチ用包装体。
  2. 【請求項2】 前記逆V立上り帯部が、上向きの先細形
    であって、最高位置の折り曲げ稜線部に該折り曲げ稜線
    部の切断を容易にする切り込みが設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載のパウチ用包装体。
  3. 【請求項3】 前記底部において、前記貫通底無の載置
    部の載置下端縁部が、略凸レンズ断面形状の中央部の中
    央下端縁部の略接線となっていることを特徴とする請求
    項1に記載のパウチ用包装体。
  4. 【請求項4】 上縁端が垂直平面状であり、略凸レンズ
    断面形状の底部の載置部が略水平面内にあり、略凸レン
    ズ断面形状のレンズ面中央を通過する垂直平面に沿った
    断面が上向きの略楔形である、自立パウチを包装するパ
    ウチ用包装体であって、 前記底部が、前記略凸レンズ断面形状のレンズ面部の中
    央部を結ぶ逆V立上り帯部を有し、該逆V立上り帯部と
    前記略楔形を形成する側面の境界である中央下端縁部が
    上向きに凸の連続曲線であることを特徴とするパウチ用
    包装体。
  5. 【請求項5】 上縁端が垂直平面状であり、略凸レンズ
    断面形状の底部の載置部が略水平面内にあり、略凸レン
    ズ断面形状のレンズ面中央を通過する垂直平面に沿った
    断面が上向きの略楔形である、自立パウチを包装するパ
    ウチ用包装体であって、 パウチを収容せずに平らに折り畳むと、底部を形成する
    下端部が、両側の下向きに先細形の載置部と、載置部よ
    り小さい開き角度の下向きの先細形の逆V立上り帯部と
    からなり、該逆V立上り帯部と前記略楔形を形成する側
    面の境界である中央下端縁部が上向きに凸の連続曲線で
    あることを特徴とするパウチ用包装体。
  6. 【請求項6】 前記パウチの底部は上向きに凸の底部を
    有し、前記逆V立上り帯部が前記底部に係合し、前記パ
    ウチの底部周囲の一部が前記該逆V立上り帯部と前記略
    楔形を形成する側面の境界に載置されることを特徴とす
    る請求項5に記載のパウチ用包装体。
  7. 【請求項7】 上縁端が垂直平面状であり、略凸レンズ
    断面形状の底部の載置部が略水平面内にあり、略凸レン
    ズ断面形状のレンズ面中央を通過する垂直平面に沿った
    断面が上向きの略楔形である、パウチ包装体内の自立パ
    ウチに充填したソースであって、 前記底部が、前記略凸レンズ断面形状の両側端部の貫通
    底無の載置部と、略凸レンズ断面形状の中央部の逆V立
    上り帯部からなることを特徴とする包装パウチ充填ソー
    ス。
  8. 【請求項8】 上縁端が垂直平面状であり、略凸レンズ
    断面形状の底部の載置部が略水平面内にあり、略凸レン
    ズ断面形状のレンズ面中央を通過する垂直平面に沿った
    断面が上向きの略楔形である、自立パウチを包装するた
    めのパウチ用包装体であって、 前記パウチの底部が前記略凸レンズ断面形状の底部に略
    隙間無く収容されることを特徴とするパウチ用包装体。
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