JP2001260152A - 光学フィルムの製造方法 - Google Patents

光学フィルムの製造方法

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Hirosuke Kawabata
裕輔 川端
Hiroshi Awaji
弘 淡路
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、非晶性熱可塑性樹脂の、透明性、表
面性、低複屈折性を発現できる光学フィルムの製造方法
を提供することを目的とする。 【解決手段】非晶性熱可塑性樹脂を用いる溶液キャスト
法において、表面性が良好な支持体上にキャストするこ
とを特徴とする製造方法により、かかる問題を解決でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、光学フィルムの
製造方法に関する。さらに詳しくは、非晶性熱可塑性樹
脂組成物を溶液キャスト法によりフィルム化する、透明
性、表面性、低複屈折性などに優れた光学フィルムの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 光学用途に用いられるプラスチックと
しては、透明性に優れる非晶性熱可塑性樹脂が使用さ
れ、特に、ポリカーボネートやアクリル樹脂、非晶性環
状オレフィン系樹脂などが多用されている。これらの中
でも、特に非晶性環状オレフィン系樹脂は、樹脂が有す
る特性として、低複屈折や低光弾性係数、低透湿度など
の点において、他の樹脂より優れており、興味が持たれ
ている。また、最近、オレフィン成分と側鎖に置換また
は非置換イミド基を有する成分からなる熱可塑性樹脂を
必須とする熱可塑性樹脂組成物が光学特性に優れること
が報告されている。例えば、特開平8−231780号
では、該熱可塑性樹脂とアクリロニトリル・スチレン共
重合体からなる熱可塑性樹脂組成物を光学部品として用
いることが示されている。
【0003】これらの非晶性熱可塑性樹脂を光学用途、
特に光学フィルムに成形する製造方法としては、押出成
形法、溶液キャスト法(溶液流延法)などが知られてい
る。
【0004】Tダイを用いる押出成形法は、例えば特開
平2−196832号にあるように、延伸も併用し、広
範囲な応用展開が可能であり、生産性にも優れる特徴は
有しているものの、光学フィルムの製造方法としては、
ダイでかかる応力により複屈折が発生し易いという課題
や、ダイラインの発生による表面性の低下が起きやすい
という課題を有している。
【0005】一方、溶液キャスト法で製造された光学フ
ィルムは、溶媒が必須であるためにコスト的に、さらに
環境面からも不利であるものの、光学等方性、厚み均一
性などに優れ、特に液晶ディスプレイなどの分野では多
用されており、例えば特開昭62−229205号にも
記載がある。溶液キャスト法とは、高分子材料を溶媒に
溶解した溶液(以下、ドープと略する)から不溶物や溶
存気体などを除去した後、支持体上に流延し、乾燥、剥
離してフィルムを得る方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、光学フィ
ルムの製造方法として優れた特徴を有する溶液キャスト
法であるが、ときに表面性の良いフィルムが得られない
場合があった。従って、本発明の解決しようとする課題
は、前記した如く光学等方性と厚み均一性に優れた光学
フィルムが得られる溶液キャスト法において、良好な表
面性を有する非晶性熱可塑性樹脂からなる低複屈折性の
光学フィルムの製造を可能にすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 かかる課題を解決すべ
く検討した結果、低複屈折性を発現する非晶性熱可塑性
樹脂を用いる溶液キャスト法においては、表面性が良好
な支持体を用いれば、かかる問題を解決できることを見
いだした。詳しく説明すると、溶液キャスト法で製造さ
れるフィルムは、ドープがキャストされる支持体表面の
ミクロな凹凸などの表面性の影響を受け、支持体表面の
凹凸が大きければ、乾燥後に引き剥がしたフィルムに支
持体の凹凸が残り、得られるフィルムの表面性が悪化す
ることが明らかになった。
【0008】即ち本発明は、非晶性熱可塑性樹脂組成物
を溶液キャスト法によりフィルム化する光学フィルムの
製造方法であって、溶液がキャストされる面の三次元算
術平均粗さRaが15nm以下及び/または三次元最大
高さRyが250nm以下である表面性を有する支持体
を用いることを特徴とする光学フィルムの製造方法を内
容とする。
【0009】なお、上記のRa、Ryは、三次元構造解
析顕微鏡で0.35mm×0.26mmの表面性測定を
行って得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】 本発明の製造方法に使用する非
晶性熱可塑性樹脂組成物としては、ポリエステル系樹
脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステルカーボネー
ト系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリイミド系
樹脂、ポリアクリレート系樹脂、環状ポリオレフィン系
樹脂、オレフィン成分と側鎖に置換または非置換イミド
基を有する成分からなる熱可塑性樹脂などの公知の樹脂
が挙げられ、これらを単独で用いても良いし、混合して
用いても良い。これらの中で、低複屈折や低光弾性係
数、低透湿度などの点において、他の樹脂より優れてい
ることから、環状ポリオレフィン系樹脂を含有する非晶
性熱可塑性樹脂組成物は好まく、オレフィン成分と側鎖
に置換または非置換イミド基を有する成分とからなる熱
可塑性樹脂を含有する非晶性熱可塑性樹脂組成物も好ま
しい。本発明では、これらの樹脂組成物に本発明の目的
を損なわない範囲で、高分子重合体、ゴム質重合体、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、レべリング剤、接着付与剤、
フィラーなどを配合することができる。また、それらの
配合量は、配合の目的によって適宜決定し得る。
【0011】本発明で使用する溶媒は、上記非晶性熱可
塑性樹脂およびこれ以外の原料を溶解するものであれ
ば、特に制限なく使用できる。具体例としては、n−ペ
ンタン、n−ヘキサン、n−オクタンなどの直鎖状炭化
水素類、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプ
タンなどの環状炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロアルカン類、
テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、1,4−
ジオキサンなどの環状エーテル類、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどの
ケトン類、シクロヘキサノンなどの環状ケトン類、トル
エン、キシレン、エチルベンゼン、トリメチルベンゼ
ン、ジエチルベンゼンなどの芳香族類、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼンなどのハロゲン系芳香族類が用い
られる。これらのうち、シクロヘキサン、ジクロロメタ
ン、1,2−ジクロロエタン、1,3−ジオキソラン、
1,4−ジオキサン、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼンなどが樹脂の溶解性とドープ安定性の面から特に好
ましい。これらの溶媒は単独で用いても良く、混合して
用いてもよい。
【0012】樹脂を溶媒に溶解する方法は特に制限はな
く、例えば樹脂を溶媒に一度に、または少しずつ添加し
撹拌することによりドープを得ることができる。ドープ
中の樹脂の濃度としては、5重量%から50重量%が好
ましく、10重量%から40重量%がより好ましく用い
られる。樹脂の濃度が、5重量%より低い場合は、フィ
ルムの表面性が低下し、50重量%より高い場合はキャ
ストが困難になる。
【0013】本発明では、上述の方法で得られるドープ
を支持体上にキャストすることによりフィルムを得る。
使用するコーターとしてはドープを支持体上にキャスト
することができれば、特に制限はないが、例えば、バー
コーター、コンマコ−ター、グラビアコーター、マイヤ
バー、ロールコーター、リップコーター、Tダイ、バー
付きTダイ、などを用いることができる。
【0014】本発明では、ドープを表面性が良好な支持
体上にキャストすることを特徴とする。良好な表面性と
は具体的には、0.35mm×0.26mmの面積にお
いて、少なくとも片面の三次元算術平均粗さRaが15
nm以下または三次元最大高さRyが250nm以下で
あることであり、Ra、Ryともに上記の範囲内であれ
ば特に良好な表面性を有するフィルムが得られる。ここ
で、三次元算術平均粗さRa、三次元最大高さRyは、
それぞれJIS B0601「表面粗さ」により定義さ
れる算術平均粗さRa、最大高さRyと同義である。
【0015】支持体としては、プラスチックフィルムや
金属箔などの長尺物、エンドレスベルト、ドラム等が挙
げられるが、長尺物の場合はリサイクル使用の観点から
その両面とも上記の条件を満たすことが好ましい。しか
し、入手が困難である等の事情により、ドープをキャス
トする方の面のみが上記の条件を満たす長尺物を用いる
場合がある。
【0016】支持体の材質は、特に制限はなく、金属や
プラスチックを用いることができる。金属の具体例とし
ては、ステンレス、鉄、アルミニウム等の金属や、金属
表面をクロムメッキしたものや、鏡面仕上げしたものが
挙げられる。プラスチックの具体例としては、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンテレナフタレート、
ポリイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹
脂、シリコン樹脂などや、化学的な表面処理を施したポ
リエチレンテレフタレートなども使用できる。プラスチ
ックが支持体の材質として用いられる場合には一般には
長尺フィルムで用いられ、工程に繰り出されたフィルム
上にドープが流延される。プラスチックフィルムとして
は、ポリエチレンテレフタレートフィルムが、入手の容
易さやコストなどの面において好ましい。
【0017】本発明で得られるフィルム中の残存溶媒量
は乾燥時間や温度により調整できるが、残存溶媒量が多
ければ、フィルムの見かけのTgの低下や熱収縮、さら
に長期間の使用に際する変形などが起こりうるので、一
般的には、3重量%以下、好ましくは2重量%以下、さ
らに好ましくは1重量%以下である。
【0018】本発明では、フィルムの膜厚は用途に応じ
て選択することができる。光学フィルムとして用いる場
合、一般的には、10〜500μm、好ましくは20〜
300μm、より好ましくは30〜100μmの範囲が
用いられる。
【0019】
【実施例】 以下、本発明を実施例にて具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0020】フィルムの各物性値は以下のようにして測
定した。なお、光学フィルムの表面性は、全光線透過
率とヘイズで評価した。全光線透過率の測定値が大き
いほど、あるいは、ヘイズの測定値が小さいほど表面性
が良好であると考えられる。 三次元算術平均粗さRa、三次元最大高さRy:支持
体から30mm×30mmのサイズで試験片を切り出し
た。温度23℃±2℃、湿度50%±5%において、三
次元構造解析顕微鏡zygo NewView 500
0を用いて、測定した。 厚み:フィルムから50mm×50mmのサイズで5
枚の試験片を切り出した。温度20℃±2℃、湿度60
%±5%において、各試験片の5ヶ所をミツトヨ製デジ
マティックインジケーターを用いて測定し、その平均値
をフィルムの厚みとした。 残存溶媒量(W):フィルムから100mm×100
mmのサイズで試験片を切り出し、秤量した(W1)。
このフィルムを180℃の乾燥機に1時間投入した後に
再度秤量した(W2)。これらより、以下の式により、
求めた。 W=(( W1― W2)/W1)×100 全光線透過率:JIS K7105−1981の5.
5記載の方法に基づき、フィルムから50mm×50m
mのサイズで試験片を切り出し、日本電色工業製濁度計
300Aを用いて、温度23℃±2℃、湿度50%±5
%において測定した。 ヘイズ:JIS K7105−1981の6.4記載
の方法に基づき、フィルムから50mm×50mmのサ
イズで試験片を切り出し、日本電色工業製濁度計300
Aを用いて、温度23℃±2℃、湿度50%±5%にお
いて測定した。
【0021】(実施例1) 非晶性環状オレフィン系樹
脂である日本ゼオン製ZEONOR1420Rのキシレ
ン溶液(樹脂濃度=35重量%)を調整して、ドープと
した。ドープを濾過して、不溶分を除去した後、バーコ
ーターを有するキャスト装置を用いて、厚み125μ
m、Ra6.6nm、Ry150.1nmであるポリエ
チレンテレフタレートフィルム上に、幅約300mm、
長さ約500mmの大きさにキャストした。これを室温
で3分、60℃で5分、120℃で3時間乾燥し、フィ
ルムA−1を得た。得られたフィルムA−1の残存溶媒
量は0.88重量%であった。フィルムの厚みは50μ
mであり、へイズは0.52%であり、全光線透過率は
92.1%であった。
【0022】(比較例1) 支持体として、厚み125
μm、Ra17.8nm、Ry289.8nmであるポ
リエチレンテレフタレートフィルムを用いた以外は実施
例1と同条件でキャストし、乾燥させて、フィルムB−
1を得た。得られたフィルムB−1の残存溶媒量は0.
85重量%であった。フィルムの厚みは51μmであ
り、へイズは1.66%であり、全光線透過率は92.
0%であった。
【0023】(実施例2) 支持体として、厚み125
μm、Ra5.9nm、Ry408.3nmである表面
処理されたポリエチレンテレフタレートフィルムを用い
た以外は実施例1と同条件でキャストし、乾燥させて、
フィルムA−2を得た。得られたフィルムA−2の残存
溶媒量は0.92重量%であった。フィルムの厚みは5
4μmであり、へイズは0.82%であり、全光線透過
率は92.3%であった。
【0024】(実施例3) イソブテンとN−メチルマ
レイミドから成る交互共重合体(N−メチルマレイミド
含量50モル%、ガラス転移温度157℃)70重量部
と、スチレン含量が26モル%であるスチレンとアクリ
ロニトリルからなる共重合体30重量部を、塩化メチレ
ンに固形分濃度20重量%になるように溶解し、オレフ
ィン成分と側鎖に置換または非置換イミド基を有する成
分とからなる熱可塑性樹脂を含有する非晶性熱可塑性樹
脂組成物のドープとした。ドープを濾過して、不溶分を
除去した後、バーコーターを有するキャスト装置を用い
て、厚み125μm、Ra6.6nm、Ry150.1
nmであるポリエチレンテレフタレートフィルム上に、
幅約300mm、長さ約500mmの大きさにキャスト
した。これを室温で15分、60℃で15分、80℃で
15分、100℃で15分、120℃で15分、140
℃で30分、150℃で30分乾燥し、フィルムA−2
を得た。得られたフィルムA−3の残存溶媒量は0.6
2重量%であった。フィルムの厚みは54μmであり、
へイズは0.92%であり、全光線透過率は91.96
%であった。
【0025】(比較例2) 支持体として、厚み125
μm、Ra17.8nm、Ry289.8nmであるポ
リエチレンテレフタレートフィルムを用いた以外は実施
例2と同条件でキャストし、乾燥させて、フィルムB−
2を得た。得られたフィルムB−2の残存溶媒量は0.
64重量%であった。フィルムの厚みは49μmであ
り、へイズは1.82%であり、全光線透過率は91.
89%であった。
【0026】
【発明の効果】 本発明の製造方法によれば、透明性、
表面性、低複屈折性を有する非晶性熱可塑性樹脂の光学
フィルムを製造可能である。
【0027】また、本発明の製造方法により得られる光
学フィルムは、種々の用途に使用可能である。特に、透
明性、表面性、低複屈折性などに優れているので、偏光
板等の液晶表示素子の材料として好適に使用される。例
えば、ヨウ素や有機染料が含浸された偏光フィルムを保
護する偏光子保護フィルムとして用いられたり、延伸に
よって位相差を付与して位相差フィルムとしたり蒸着等
で導体層を形成して透明導電フィルムに加工することも
可能であり、位相差を有する透明導電フィルム材料とし
ても有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1及び実施例3で使用した支持体の三
次元表面観察結果。
【図2】 実施例2で使用した支持体の三次元表面観察
結果。
【図3】 比較例1及び比較例2で使用した支持体の三
次元表面観察結果。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 67:02 C08L 67:02 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA06 BB23 BB44 BC09 4F006 AA35 AB12 AB13 BA00 CA05 DA04 4F205 AA03C AA12C AC05 AG01 AH73 AJ03 AR13 GA07 GB02 GC02 GC07 GN28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非晶性熱可塑性樹脂組成物を溶液キャス
    ト法によりフィルム化する光学フィルムの製造方法であ
    って、溶液がキャストされる面の三次元算術平均粗さR
    aが15nm以下である表面性を有する支持体を用いる
    ことを特徴とする光学フィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 非晶性熱可塑性樹脂組成物を溶液キャス
    ト法によりフィルム化する光学フィルムの製造方法であ
    って、溶液がキャストされる面の三次元最大高さRyが
    250nm以下である表面性を有する支持体を用いるこ
    とを特徴とする光学フィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】 非晶性熱可塑性樹脂組成物を溶液キャス
    ト法によりフィルム化する光学フィルムの製造方法であ
    って、溶液がキャストされる面の三次元算術平均粗さR
    aが15nm以下で三次元最大高さRyが250nm以
    下である表面性を有する支持体を用いることを特徴とす
    る光学フィルムの製造方法。
  4. 【請求項4】 支持体が、ポリエチレンテレフタレート
    フィルムであることを特徴とする、請求項1乃至請求項
    3のいずれか1項に記載する光学フィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】 非晶性環状オレフィン系樹脂を含有する
    非晶性熱可塑性樹脂組成物を用いる、請求項1乃至請求
    項4のいずれか1項に記載する光学フィルムの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 オレフィン成分と側鎖に置換または非置
    換イミド基を有する成分とからなる熱可塑性樹脂を含有
    する非晶性熱可塑性樹脂組成物を用いる、請求項1乃至
    請求項4のいずれか1項に記載する光学フィルムの製造
    方法。
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