JP2001259739A - 薄物金属プレートの歪取り方法 - Google Patents
薄物金属プレートの歪取り方法Info
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- JP2001259739A JP2001259739A JP2000118744A JP2000118744A JP2001259739A JP 2001259739 A JP2001259739 A JP 2001259739A JP 2000118744 A JP2000118744 A JP 2000118744A JP 2000118744 A JP2000118744 A JP 2000118744A JP 2001259739 A JP2001259739 A JP 2001259739A
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Abstract
(57)【要約】
［課題］ 大きなプレスを必要とせず、加圧も数ｋｇ／
ｃｍ２でよく、かつ短時間に熟練を要することなく確実
に歪みを取り除くことができる薄物金属プレートの歪取
り方法を提供する。 ［解決手段］ 基台の上に歪のある薄物金属プレートを
置き、振動子を内設してなる超音波発生体を上記薄物金
属プレートに押し付け、振動子を作動させることにより
超音波発生体より超音波を発信させ薄物金属プレートの
歪みを取り除く。
ｃｍ２でよく、かつ短時間に熟練を要することなく確実
に歪みを取り除くことができる薄物金属プレートの歪取
り方法を提供する。 ［解決手段］ 基台の上に歪のある薄物金属プレートを
置き、振動子を内設してなる超音波発生体を上記薄物金
属プレートに押し付け、振動子を作動させることにより
超音波発生体より超音波を発信させ薄物金属プレートの
歪みを取り除く。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に超音波を利用
して歪みを取り除く、薄物金属プレートの歪取り方法に
関するものである。
して歪みを取り除く、薄物金属プレートの歪取り方法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術としては、油圧プレスを使用
し、下型の上面に薄物金属プレートを置いた後、上型を
作動させ薄物金属プレートを押圧することにより薄物金
属プレートの歪みを取り除いているのが主流である。
し、下型の上面に薄物金属プレートを置いた後、上型を
作動させ薄物金属プレートを押圧することにより薄物金
属プレートの歪みを取り除いているのが主流である。
【０００３】しかしながら、上記の方法では、油圧プレ
ス加工の加圧が数ｔｏｎ／ｃｍ２にもなり、場合によっ
ては薄物金属プレートの寸法精度に影響を及ぼすことが
ある。また、油圧等のプレスのためどうしても大きなプ
レスを必要とし、場所等の問題も出てくる。さらに、従
来の方法では歪みを取り除くのに時間を有すると共に、
熟練を有する等の問題もあるのが現状である。
ス加工の加圧が数ｔｏｎ／ｃｍ２にもなり、場合によっ
ては薄物金属プレートの寸法精度に影響を及ぼすことが
ある。また、油圧等のプレスのためどうしても大きなプ
レスを必要とし、場所等の問題も出てくる。さらに、従
来の方法では歪みを取り除くのに時間を有すると共に、
熟練を有する等の問題もあるのが現状である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑みなされたもので、その目的は、大きなプレスを
必要とせず、加圧も数ｋｇ／ｃｍ２でよく、かつ短時間
に熟練を要することなく確実に歪みを取り除くことがで
きる薄物金属プレートの歪取り方法を提供するものであ
る。
点に鑑みなされたもので、その目的は、大きなプレスを
必要とせず、加圧も数ｋｇ／ｃｍ２でよく、かつ短時間
に熟練を要することなく確実に歪みを取り除くことがで
きる薄物金属プレートの歪取り方法を提供するものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための手
段として、基台の上に歪のある薄物金属プレートを置
き、振動子を内設してなる超音波発生体を上記薄物金属
プレートに押し付け、振動子を作動させることにより超
音波発生体より超音波を発信させ薄物金属プレートの歪
みを取り除く。また、超音波発生体に正規の薄物金属プ
レートの形状と同形の上側形状溝を設け薄物金属プレー
トを保持してなる。さらに、基台に正規の薄物金属プレ
ートの形状と同形の下側形状溝を設け薄物金属プレート
を保持してなる。またさらに、超音波発生体からの発信
周波数を２０ＫＨｚから５０ＫＨｚとする。加えて、超
音波発生体から発信する振幅を１０Ｑ−ｐμｍから２５
Ｑ−ｐμｍとする。さらに加えて、超音波発生体の薄物
金属プレートに対する押圧力を１ｋｇ／ｃｍ２から６ｋ
ｇ／ｃｍ２とする。
段として、基台の上に歪のある薄物金属プレートを置
き、振動子を内設してなる超音波発生体を上記薄物金属
プレートに押し付け、振動子を作動させることにより超
音波発生体より超音波を発信させ薄物金属プレートの歪
みを取り除く。また、超音波発生体に正規の薄物金属プ
レートの形状と同形の上側形状溝を設け薄物金属プレー
トを保持してなる。さらに、基台に正規の薄物金属プレ
ートの形状と同形の下側形状溝を設け薄物金属プレート
を保持してなる。またさらに、超音波発生体からの発信
周波数を２０ＫＨｚから５０ＫＨｚとする。加えて、超
音波発生体から発信する振幅を１０Ｑ−ｐμｍから２５
Ｑ−ｐμｍとする。さらに加えて、超音波発生体の薄物
金属プレートに対する押圧力を１ｋｇ／ｃｍ２から６ｋ
ｇ／ｃｍ２とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の薄物金属プレートの歪取
り方法を図面を基に詳しく説明する。この薄物金属プレ
ートの歪取り方法１は、まず、基台２の上面に薄物アル
ミダイキャスト製の歪みを有する薄物金属プレートＰ
（平板状）を置き、振動子を内設した超音波発生体３を
エアーシリンダー４を作動させ下方に移動させることに
より薄物金属プレートＰに押し付け、同時に振動子を作
動させることにより超音波発生体３より超音波Ｃを発信
させ、歪みを有する薄物金属プレートＰの歪みを取り除
くもので、振動子を止めエアーシリンダー４を上方に振
動させ、矯正された薄物金属プレートＰ１を取り出す。
上記の薄物金属プレートの歪取り方法１において、発信
周波数を２０ＫＨｚから５０ＫＨｚとし、振幅を１０Ｑ
−ｐμｍから２５Ｑ−ｐμｍとし、エアーシリンダー４
のエアー圧力を１ｋｇ／ｃｍ２から６ｋｇ／ｃｍ２とす
るのが望ましい。また、薄物金属プレートの厚みは０．
１ｍｍから５ｍｍ前後とする。なお、上記実施例の場
合、素材や形状にもよるが約０．２秒から約２秒位で矯
正される。
り方法を図面を基に詳しく説明する。この薄物金属プレ
ートの歪取り方法１は、まず、基台２の上面に薄物アル
ミダイキャスト製の歪みを有する薄物金属プレートＰ
（平板状）を置き、振動子を内設した超音波発生体３を
エアーシリンダー４を作動させ下方に移動させることに
より薄物金属プレートＰに押し付け、同時に振動子を作
動させることにより超音波発生体３より超音波Ｃを発信
させ、歪みを有する薄物金属プレートＰの歪みを取り除
くもので、振動子を止めエアーシリンダー４を上方に振
動させ、矯正された薄物金属プレートＰ１を取り出す。
上記の薄物金属プレートの歪取り方法１において、発信
周波数を２０ＫＨｚから５０ＫＨｚとし、振幅を１０Ｑ
−ｐμｍから２５Ｑ−ｐμｍとし、エアーシリンダー４
のエアー圧力を１ｋｇ／ｃｍ２から６ｋｇ／ｃｍ２とす
るのが望ましい。また、薄物金属プレートの厚みは０．
１ｍｍから５ｍｍ前後とする。なお、上記実施例の場
合、素材や形状にもよるが約０．２秒から約２秒位で矯
正される。
【０００７】つぎに、他の実施例を説明する。他の実施
例として超音波発生体３の下面に、正規の薄物金属プレ
ートと同形の上側形状溝を形成するもので、確実に薄物
金属プレートを保持できる。なお、この場合、薄物金属
プレートの下面はフラット状のものが望ましい。また、
別の実施例として基台２の上面に、正規の薄物金属プレ
ートと同形の下側形状溝を形成するもので、確実に薄物
金属プレートを保持できる。なお、この場合、薄物金属
プレートの上面はフラット状のものが望ましい。さら
に、上面及び下面に凹凸の形状を有する薄物金属プレー
トの場合は、上記両方の形状溝を設ければよい。
例として超音波発生体３の下面に、正規の薄物金属プレ
ートと同形の上側形状溝を形成するもので、確実に薄物
金属プレートを保持できる。なお、この場合、薄物金属
プレートの下面はフラット状のものが望ましい。また、
別の実施例として基台２の上面に、正規の薄物金属プレ
ートと同形の下側形状溝を形成するもので、確実に薄物
金属プレートを保持できる。なお、この場合、薄物金属
プレートの上面はフラット状のものが望ましい。さら
に、上面及び下面に凹凸の形状を有する薄物金属プレー
トの場合は、上記両方の形状溝を設ければよい。
【０００８】なお、矯正（歪を取る）する薄物金属プレ
ートはアルミダイキャスト製品に限定せず、一般のプレ
ス製品にも有効である。また、形状や大きさは特に限定
しなくてもよい。
ートはアルミダイキャスト製品に限定せず、一般のプレ
ス製品にも有効である。また、形状や大きさは特に限定
しなくてもよい。
【０００９】
【発明の効果】１）、大きなプレスを必要とせず、場所
も取らない。 ２）、加圧も数ｋｇ／ｃｍ２であり、薄物金属プレート
の寸法精度も確保できる。 ３）、短時間で歪みを取り除くことができる。 ４）、熟練を要することなく、誰にでも簡単に歪みを取
り除くことができる。 ５）、上側形状溝及び下側形状溝を設けることにより凹
凸を有する薄物金属プレートを保持し確実に歪みを取り
除くことができる。
も取らない。 ２）、加圧も数ｋｇ／ｃｍ２であり、薄物金属プレート
の寸法精度も確保できる。 ３）、短時間で歪みを取り除くことができる。 ４）、熟練を要することなく、誰にでも簡単に歪みを取
り除くことができる。 ５）、上側形状溝及び下側形状溝を設けることにより凹
凸を有する薄物金属プレートを保持し確実に歪みを取り
除くことができる。
【図１】本発明の一実施例を示す薄物金属プレートの歪
取り方法の歪取り工程図。
取り方法の歪取り工程図。
１−−−薄物金属プレートの歪取り方法 ２−−−基台 ３−−−超音波発生体 ４−−−エアーシリンダー Ｃ−−−超音波 Ｐ−−−薄物金属プレート
Claims (6)
- 【請求項１】 基台の上に歪のある薄物金属プレートを
置き、振動子を内設してなる超音波発生体を上記薄物金
属プレートに押し付け、振動子を作動させることにより
超音波発生体より超音波を発信させ薄物金属プレートの
歪みを取り除くことを特徴とする薄物金属プレートの歪
取り方法。 - 【請求項２】 超音波発生体に正規の薄物金属プレート
の形状と同形の上側形状溝を設け薄物金属プレートを保
持してなることを特徴とする請求項１記載の薄物金属プ
レートの歪取り方法。 - 【請求項３】 基台に正規の薄物金属プレートの形状と
同形の下側形状溝を設け薄物金属プレートを保持してな
ることを特徴とする請求項１または２記載の薄物金属プ
レートの歪取り方法。 - 【請求項４】 超音波発生体からの発信周波数を２０Ｋ
Ｈｚから５０ＫＨｚとすることを特徴とする請求項１、
２又は３記載の薄物金属プレートの歪取り方法。 - 【請求項５】 超音波発生体から発信する振幅を１０Ｑ
−ｐμｍから２５Ｑ−ｐμｍとすることを特徴とする請
求項１、２、３又は４記載の薄物金属プレートの歪取り
方法。 - 【請求項６】 超音波発生体の薄物金属プレートに対す
る押圧力を１ｋｇ／ｃｍ２から６ｋｇ／ｃｍ２とするこ
とを特徴とする請求項１、２、３、４又は５記載の薄物
金属プレートの歪取り方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000118744A JP2001259739A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | 薄物金属プレートの歪取り方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000118744A JP2001259739A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | 薄物金属プレートの歪取り方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001259739A true JP2001259739A (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=18629823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000118744A Pending JP2001259739A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | 薄物金属プレートの歪取り方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001259739A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103567257B (zh) * | 2012-07-30 | 2015-05-20 | 宁波江丰电子材料股份有限公司 | 板材平坦度矫正设备及其操作方法 |
| CN107377679A (zh) * | 2016-05-17 | 2017-11-24 | 湖南工业大学 | 一种铝合金薄板平整的设计方法 |
-
2000
- 2000-03-14 JP JP2000118744A patent/JP2001259739A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103567257B (zh) * | 2012-07-30 | 2015-05-20 | 宁波江丰电子材料股份有限公司 | 板材平坦度矫正设备及其操作方法 |
| CN107377679A (zh) * | 2016-05-17 | 2017-11-24 | 湖南工业大学 | 一种铝合金薄板平整的设计方法 |
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