JP2001259542A - ブラシ装置 - Google Patents

ブラシ装置

Info

Publication number
JP2001259542A
JP2001259542A JP2000080661A JP2000080661A JP2001259542A JP 2001259542 A JP2001259542 A JP 2001259542A JP 2000080661 A JP2000080661 A JP 2000080661A JP 2000080661 A JP2000080661 A JP 2000080661A JP 2001259542 A JP2001259542 A JP 2001259542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
pressing
rotating
rolls
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000080661A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Matsui
敬之 松井
Satoshi Kasai
聡 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP2000080661A priority Critical patent/JP2001259542A/ja
Publication of JP2001259542A publication Critical patent/JP2001259542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラシの磨耗を全体的に満遍なくさせること
で、ブラシの交換周期を延長させ、ブラシ装置を用いて
の洗浄、研磨、スケール除去等におけるコストの低減を
可能にしたブラシ装置を提供する。 【解決手段】ブラシ装置1は、断面略円形状のブラシ2
を円周方向(A方向)に回転させる回転手段3と、ブラ
シ2を対象物Mに対して押圧させる押圧手段4とを具備
している。ブラシ2は、リング状に構成されている。そ
して、ブラシ2をリング周方向(B方向)に回転させる
リング回転手段5を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属帯、自動車等
の対象物の洗浄、あるいは金属帯の酸化物スケールの除
去、研磨等に使用されるブラシ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、自動車を洗浄するために使用
されるブラシ装置は、例えば、図2に示すように、上壁
102及びその両端に設置された1対の側壁103によ
り構成される門型筐体101と、この門型筐体101の
両側壁103に回転可能に支持された回転式ブラシ10
4とを具備しており、ブラシ104を矢印H方向に回転
させながら自動車105に押し当てつつ自動車105の
洗浄を行っている。
【0003】しかしながら、このブラシ装置100にあ
っては、自動車105の洗浄を何台も繰り返して続けて
いくと、ブラシ104には、図3に示すように、異なる
自動車がきてもいつも押し当てられる結果、汚れが集中
して使用不可能となる局部的に汚れのひどい部分104
aとこの局部的に汚れのひどい部分104a以外の非汚
れ部分104bとが形成されてしまうことになる。この
場合、非汚れ部分104bはまだ十分に使用可能である
にもかかわらず、ブラシ104全体を交換する必要が生
じ、非常に不経済となっていた。
【0004】一方、鉄鋼業においても、冷間圧延工程等
において、鋼帯の表面に付着した油分や鉄粉を洗浄する
必要がある場合があり、その洗浄の際に、回転する円筒
形状のブラシを鋼帯の表面に押圧しつつ鋼帯の表面に付
着した油分や鉄粉を除去するという製造の1プロセスを
経る鋼帯もあった。また、熱間圧延等において、鋼帯の
表面に形成されるスケールについては、冷間圧延に先立
って除去する必要があり、そのスケールを除去する際
に、回転するブラシを鋼帯の表面に押圧しつつ鋼帯の表
面に形成されたスケールを掻き落とす、という製造プロ
セスを経る鋼帯もあった。
【0005】しかしながら、これら鋼帯の洗浄やスケー
ルの除去においては、洗浄等を続けていくと、鋼帯の幅
方向エッジによってブラシの毛の部分が切断されてしま
ったり、また、各種の幅の鋼帯を洗浄等する結果、ブラ
シの幅方向の磨耗形状が図4に示すようになってしまっ
ていた。即ち、ブラシ201には、各種の幅の鋼帯Sを
洗浄等する結果、その幅方向において、磨耗の大きい中
央部分201aと、その中央部分201aの両側に形成
された傾斜部分201bと、傾斜部分201bの両側に
形成された非磨耗部分201cとが形成されていた。こ
の場合、非磨耗部分201cはまだ十分に使用可能であ
るにもかかわらず、中央部分201aの磨耗底が一定の
許容限度に達した時点でブラシ201全体を交換してい
た。
【0006】これらブラシ201における偏磨耗を防止
する手段として、例えば、図5に示すスケール除去用ブ
ラシ装置(特開昭62- 34618号公報参照)及び図
6に示すデスケール装置(実開平3- 47604号公報
参照)が知られている。このうち、図5に示すスケール
除去用ブラシ装置300は、鋼帯Sの搬送路に設けられ
た支持装置301と、支持装置301に鋼帯Sの搬送路
を横断するように回転可能に取り付けられ、搬送されて
いる鋼帯S表面のスケールを掻き落とす上下ブラシロー
ル302,303と、上下ブラシロール302,303
のそれぞれを断面円周方向に回転させる回転手段30
6,307と、上下ブラシロール302,303のそれ
ぞれを鋼帯Sに押圧させる押圧手段308と、支持装置
301を鋼帯Sの搬送方向に交差する方向に沿って移動
させるシリンダ304とを具備している。このブラシ装
置300によれば、支持装置301を移動させることに
より上下ブラシロール302,303を鋼帯Sの搬送方
向を横断する方向に沿って移動させることができるか
ら、上下ブラシロール302,303の磨耗をむらなく
略均一にでき、ブラシの交換頻度を少ないものとするこ
とができる。
【0007】また、図6に示すデスケール装置400
は、鋼帯Sの搬送路において一端が枢支機構402によ
り回動可能に枢支された門型架台401と、門型架台4
01に回転自在に支持され、搬送されている鋼帯Sのス
ケールを掻き落とすブラシロール403と、ブラシロー
ル403を断面円周方向に回転させる回転手段405
と、ブラシロール403を鋼帯Sに対して押圧させる押
圧手段406と、門型架台401の他端に設置され、鋼
帯Sに対するブラシロール403の角度を任意に設定す
る角度可変機構404とを具備している。このデスケー
ル装置400によれば、角度可変機構404を調節する
ことにより鋼帯Sに対するブラシロール403の角度を
変更できるから、ブラシロール403の磨耗を略均一に
でき、ブラシの交換頻度を少ないものとすることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の図5に示すブラシ装置300にあっては、上下ブラ
シロール302,303を鋼材Sの搬送方向を横断する
方向に沿って移動させることにより、上下ブラシロール
302,303の磨耗をブラシロール302,303の
幅方向に分散させることができるが、鋼材Sの幅や支持
装置301の寸法によっては、依然として使用可能な部
分が残ってしまうこともあり、この場合においても、ブ
ラシ全体を交換しなければならなかった。
【0009】また、図6に示すデスケール装置400に
あっても、ブラシロール403の鋼帯Sに対する角度を
変更することにより、ブラシロール403の磨耗をブラ
シロール403の幅方向に分散させることができるが、
これもやはり装置の構造上、依然として使用可能な部分
が残ってしまうこともあり、この場合においても、ブラ
シ全体を交換しなければならなかった。
【0010】従って、本発明は上述の問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、ブラシの磨耗
を全体的に満遍なくさせることで、ブラシの交換周期を
延長させ、ブラシ装置を用いての洗浄、研磨、スケール
除去等におけるコストの低減を可能にしたブラシ装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記諸問題を解決するた
め、本発明のうち請求項1に係るブラシ装置は、断面略
円形状のブラシを円周方向に回転させる回転手段と、前
記ブラシを対象物に対して押圧させる押圧手段とを具備
し、前記回転手段により前記ブラシを回転させつつ前記
押圧手段により前記ブラシを前記対象物に押圧させるブ
ラシ装置において、前記ブラシをリング状に構成すると
共に、前記ブラシをリング周方向に回転させるリング回
転手段を設けたことを特徴としている。
【0012】また、本発明のうち請求項2記載のブラシ
装置は、請求項1記載の発明において、前記リング回転
手段が、前記ブラシを挟んで互いに逆方向に回転する一
対の周回用ロールと、該周回用ロールの各々に連結され
て前記周回用ロールの各々を前記ブラシに対して押圧さ
せる周回用ロール押圧装置とで構成されていることを特
徴としている。
【0013】本発明のうち請求項3に係るブラシ装置
は、請求項1又は2記載の発明において、前記回転手段
が、前記ブラシを挟んで同一方向に回転する一対の駆動
ロールと、該駆動ロールの各々に連結されて前記駆動ロ
ールの各々を前記ブラシに対して押圧させる駆動ロール
押圧装置とで構成されていることを特徴としている。本
発明のうち請求項4に係るブラシ装置は、請求項1乃至
3のうちいずれか一項記載の発明において、前記押圧手
段が、前記ブラシに接触するバックアップロールと、該
バックアップロールに連結されて前記バックアップロー
ルを前記ブラシに押圧させる押圧装置とで構成されてい
ることを特徴としている。
【0014】本発明のうち請求項5に係るブラシ装置
は、請求項4記載の発明において、前記バックアップロ
ールが、前記断面略円形状のブラシを円周方向に回転さ
せる回転トルクを発生することを特徴としている。ま
た、本発明のうち請求項6に係るブラシ装置は、請求項
1乃至5のうちいずれか一項記載の発明において、前記
対象物が、金属帯板であることを特徴としている。
【0015】更に、本発明のうち請求項7に係るブラシ
装置は、請求項6記載の発明において、前記ブラシ、前
記回転手段、前記押圧手段、及び前記リング回転手段を
ユニットとして、前記金属帯板が搬送されるライン内に
組み入れ及び前記ライン外へ取り出し可能であることを
特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1は本発明に係るブラシ装置を金属
帯板の洗浄に適用した場合の概略斜視図である。図1に
おけるブラシ装置1は、金属帯板Mの冷間圧延工程等に
おいて、搬送される金属帯板Mの表面に存在する油分や
鉄粉等を洗浄するために使用されるものであり、一対の
ブラシ2を金属帯板Mを横断する方向に沿って金属帯板
Mの上下に配置して構成されている。
【0017】そして、各ブラシ2は、中心に設けた芯材
の周囲に多数の合成樹脂製の毛ブラシ部分を植設した断
面略円形状を有するリング状に構成されている。各ブラ
シ2は、回転手段3により図1における矢印Aで示され
る円周方向に回転させられると共に、押圧手段4により
金属帯板Mの板面に対して押圧されるようになってい
る。金属帯板Mの表面に存在する油分や鉄粉は、金属帯
板Mの搬送途中において、回転手段3によりブラシ2を
円周方向に回転させつつ押圧手段4によりブラシ2を金
属帯板Mに押圧させることで、洗浄される。その際、金
属帯板Mとブラシ2の摺動部分に、適宜、水や洗浄液を
注いでもよい。
【0018】また、各ブラシ2は、リング回転手段5に
よって矢印Bで示すリング周方向に回転させられるよう
になっている。リング周方向に回転させないで金属帯板
Mの表面に存在する油分や鉄粉を各ブラシ2によって洗
浄し続けると、金属帯板Mの幅に対応する長さの各ブラ
シ2のリング周方向の一部分が汚れ、そしてその部分が
偏磨耗することになる。しかし、金属帯板Mの洗浄の際
に、各ブラシ2をリング回転手段5によって矢印Bで示
すリング周方向に少しずつ回転させれば、金属帯板Mに
よる磨耗が各ブラシ2のリング周方向において全体的に
満遍なく分散し、偏磨耗を防止することができる。この
ため、各ブラシ2は、毛ブラシ部分の根がなくなるま
で、半永久的に使用可能となり、ブラシ2の交換周期を
延長させることができる。よって、ブラシ装置1を用い
ての洗浄におけるコストの低減が可能になると共に、メ
ンテナンス負荷の減少、労務コストの削減につながる。
【0019】なお、ブラシ装置1の筐体(図示せず)に
は、リング状ブラシ2が貫通するように配置される一対
の外れ止め6が設けられ、ブラシ2が洗浄の際に金属帯
板Mが搬送されるラインから飛び出してしまわないよう
になっている。そして、各ブラシ2を断面円周方向に回
転させる回転手段3は、ブラシ2を挟んで同一の矢印C
方向に回転する一対の駆動ロール3aと、駆動ロール3
aの各々に連結されて駆動ロール3aの各々をブラシ2
に対して押圧させる流体圧(エア、油圧など)シリンダ
(駆動ロール押圧装置)3bとで構成されている。一対
の駆動ロール3aの回転力及び流体圧シリンダ3bによ
る駆動ロール3aのブラシ2に対する押圧力を調整する
ことで、ブラシ2の回転トルクを調整することができ
る。
【0020】また、各ブラシ2を金属帯板Mの板面に対
して押圧させる押圧手段4は、ブラシ2に接触するバッ
クアップロール4aと、バックアップロール4aに連結
されてバックアップロール4aをブラシに押圧させる流
体圧シリンダ(押圧装置)4bとで構成されている。流
体圧シリンダ4bによるバックアップロール4aのブラ
シ2に対する押圧力を調整することで、金属帯板Mに対
するブラシ2の押圧力を調整することができる。そし
て、金属帯板Mに対する洗浄能力を向上させたいときに
は、一対の駆動ロール3aの回転力及び流体圧シリンダ
3bによる押圧力を調整してブラシ2の回転トルクを大
きくし、この状態で、流体圧シリンダ4bによって金属
帯板Mに対するブラシ2の押圧力を大きくすればよい。
【0021】一方、押圧手段4を構成するバックアップ
ロール4aは、それ自体が矢印D方向に回転可能になっ
ており、それ自体で断面略円形状のブラシ2を矢印Aで
示す円周方向に回転させる回転トルクを発生するように
このブラシ2を円周方向に回転させる回転トルク及び金
属帯板Mに対するブラシ2の押圧力が押圧手段4によっ
て付与されることになるから、回転手段3のみによって
ブラシ2に回転トルクを付与する場合よりも、着実に洗
浄に必要な力がブラシ2から金属帯板Mに伝達されるこ
とになる。
【0022】更に、各ブラシ2を矢印Bで示すリング周
方向に回転させるリング回転手段5は、ブラシ2を挟ん
で互いに逆方向(図1における矢印E方向と矢印F方
向)に回転する一対の周回用ロール5aと、周回用ロー
ル5aの各々に連結されて周回用ロール5aの各々をブ
ラシ2に対して押圧させる流体圧シリンダ(周回用ロー
ル押圧装置)5bとで構成されている。一対の周回用ロ
ール5aの回転力及び流体圧シリンダ5bによる周回用
ロール5aのブラシ2に対する押圧力を調整すること
で、ブラシ2のリング周方向の回転トルクを調整するこ
とができる。また、一対の周回用ロール5aの回転数あ
るいは回転角度を調整することにより、各ブラシ2のリ
ング周方向の回転数や回転角度を調整することができ
る。
【0023】そして、ブラシ装置1は、ブラシ2、回転
手段3、押圧手段4、及びリング回転手段5をユニット
として、金属帯板Mが搬送されるライン内に組み入れ可
能であると共に、ライン外へ矢印Gで示す方向に取り出
し可能となっている。このため、ブラシ2を交換する作
業を容易に行えると共に、ブラシ2に付着したゴミなど
も容易に掃除、除去することができる。
【0024】以上、本発明の実施形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されず、種々の変更を行う
ことができる。例えば、本実施形態にあっては、ブラシ
装置1を金属帯板Mの洗浄に使用したが、熱間圧延等で
金属帯板Mの表面に形成される酸化物スケールを除去し
たり、金属帯板Mの表面研磨に用いたりすることもでき
る。この場合、ブラシ2の毛ブラシ部分の材質を柔らか
い合成樹脂から金属製に変更する場合があり、例えば、
ステンレス製の毛ブラシ部分を芯材に植設する。また、
本実施形態にあっては、ブラッシングの対象物が金属帯
板Mであるが、そのブラッシングの対象物は金属帯板M
に限定されず、例えば、自動車の洗車にも使用すること
ができる。更に、本実施形態にあっては、押圧手段4を
構成するバックアップロール4aは、それ自体で断面略
円形状のブラシ2を円周方向に回転させる回転トルクを
発生するようになっているが、この回転トルクを発生さ
せないように非駆動(アイドル)に構成してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係るブラシ装置によれば、ブラシをリング状に構
成すると共に、前記ブラシをリング周方向に回転させる
リング回転手段を設けたので、ブラッシング対象物の洗
浄、研磨等の際に、ブラシをリング回転手段によってリ
ング周方向に少しずつ回転させれば、ブラッシング対象
物による磨耗がブラシのリング周方向において全体的に
満遍なく分散し、偏磨耗を防止することができる。この
ため、ブラシは、毛ブラシ部分の根がなくなるまで、半
永久的に使用可能となり、ブラシの交換周期を延長させ
ることができる。よって、ブラシ装置を用いての洗浄に
おけるコストの低減が可能になると共に、メンテナンス
負荷の減少、労務コストの削減をすることができる。
【0026】また、本発明のうち請求項2に係るブラシ
装置によれば、請求項1記載の発明において、前記リン
グ回転手段が、前記ブラシを挟んで互いに逆方向に回転
する一対の周回用ロールと、該周回用ロールの各々に連
結されて前記周回用ロールの各々を前記ブラシに対して
押圧させる周回用ロール押圧装置とで構成されているの
で、一対の周回用ロールの回転力及び周回用ロール押圧
装置による周回用ロールのブラシに対する押圧力を調整
することで、ブラシのリング周方向の回転トルクを調整
することができる。また、一対の周回用ロールの回転数
あるいは回転角度を調整することにより、ブラシのリン
グ周方向の回転数や回転角度を調整することができる。
【0027】本発明のうち請求項3に係るブラシ装置に
よれば、請求項1又は2記載の発明において、前記回転
手段が、前記ブラシを挟んで同一方向に回転する一対の
駆動ロールと、該駆動ロールの各々に連結されて前記駆
動ロールの各々を前記ブラシに対して押圧させる駆動ロ
ール押圧装置とで構成されているので、一対の駆動ロー
ルの回転力及び駆動ロール押圧装置による駆動ロールの
ブラシに対する押圧力を調整することで、ブラシの回転
トルクを調整することができる。
【0028】本発明のうち請求項4に係るブラシ装置に
よれば、請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の発明
において、前記押圧手段が、前記ブラシに接触するバッ
クアップロールと、該バックアップロールに連結されて
前記バックアップロールを前記ブラシに押圧させる押圧
装置とで構成されているので、押圧装置によるバックア
ップロールのブラシに対する押圧力を調整することで、
ブラッシング対象物に対するブラシの押圧力を調整する
ことができる。
【0029】本発明のうち請求項5に係るブラシ装置に
よれば、請求項4記載の発明において、前記バックアッ
プロールが、前記断面略円形状のブラシを円周方向に回
転させる回転トルクを発生するので、ブラシを円周方向
に回転させる回転トルク及びブラッシング対象物に対す
るブラシの押圧力が押圧手段によって付与されることに
なるから、回転手段のみによってブラシに回転トルクを
付与する場合よりも、着実に洗浄に必要な力をブラシか
らブラッシング対象物に伝達することができる。
【0030】また、本発明のうち請求項6に係るブラシ
装置によれば、請求項1乃至5のうちいずれか一項記載
の発明において、前記対象物が金属帯板であるので、鉄
鋼業におけるブラッシングに有益なブラシ装置とするこ
とができる。更に、本発明のうち請求項7に係るブラシ
装置によれば、請求項6記載の発明において、前記ブラ
シ、前記回転手段、前記押圧手段、及び前記リング回転
手段をユニットとして、前記金属帯板が搬送されるライ
ン内に組み入れ及び前記ライン外へ取り出し可能である
ので、ブラシを交換する作業を容易に行えると共に、ブ
ラシに付着したゴミなども容易に掃除、除去することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブラシ装置を金属帯板の洗浄に適
用した場合の概略斜視図である。
【図2】従来の自動車洗浄用のブラシ装置を示す概略正
面図である。
【図3】図2に示すブラシ装置におけるブラシの汚れ状
況を示す説明図である。
【図4】従来のブラシ装置によって各種の幅の鋼帯を洗
浄等した結果のブラシの幅方向の磨耗形状を示す説明図
である。
【図5】従来例のブラシ装置の概略断面図である。
【図6】従来例のデスケール装置の斜視図である。
【符号の説明】
1はブラシ装置 2はブラシ 3は回転手段 3aは駆動ロール 3bは流体圧シリンダ(駆動ロール押圧装置) 4は押圧手段 4aはバックアップロール 4bは流体圧シリンダ(押圧装置) 5はリング回転手段 5aは周回用ロール 5bは流体圧シリンダ(周回用ロール押圧装置) 6は外れ止め Mは金属帯板(対象物)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面略円形状のブラシを円周方向に回転さ
    せる回転手段と、前記ブラシを対象物に対して押圧させ
    る押圧手段とを具備し、前記回転手段により前記ブラシ
    を回転させつつ前記押圧手段により前記ブラシを前記対
    象物に押圧させるブラシ装置において、 前記ブラシをリング状に構成すると共に、前記ブラシを
    リング周方向に回転させるリング回転手段を設けたこと
    を特徴とするブラシ装置。
  2. 【請求項2】前記リング回転手段が、前記ブラシを挟ん
    で互いに逆方向に回転する一対の周回用ロールと、該周
    回用ロールの各々に連結されて前記周回用ロールの各々
    を前記ブラシに対して押圧させる周回用ロール押圧装置
    とで構成されていることを特徴とする請求項1記載のブ
    ラシ装置。
  3. 【請求項3】前記回転手段が、前記ブラシを挟んで同一
    方向に回転する一対の駆動ロールと、該駆動ロールの各
    々に連結されて前記駆動ロールの各々を前記ブラシに対
    して押圧させる駆動ロール押圧装置とで構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のブラシ装置。
  4. 【請求項4】前記押圧手段が、前記ブラシに接触するバ
    ックアップロールと、該バックアップロールに連結され
    て前記バックアップロールを前記ブラシに押圧させる押
    圧装置とで構成されていることを特徴とする請求項1乃
    至3のうちいずれか一項記載のブラシ装置。
  5. 【請求項5】前記バックアップロールが、前記断面略円
    形状のブラシを円周方向に回転させる回転トルクを発生
    することを特徴とする請求項4記載のブラシ装置。
  6. 【請求項6】前記対象物が、金属帯板であることを特徴
    とする請求項1乃至5のうちいずれか一項記載のブラシ
    装置。
  7. 【請求項7】前記ブラシ、前記回転手段、前記押圧手
    段、及び前記リング回転手段をユニットとして、前記金
    属帯板が搬送されるライン内に組み入れ及び前記ライン
    外へ取り出し可能であることを特徴とする請求項6記載
    のブラシ装置。
JP2000080661A 2000-03-22 2000-03-22 ブラシ装置 Pending JP2001259542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000080661A JP2001259542A (ja) 2000-03-22 2000-03-22 ブラシ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000080661A JP2001259542A (ja) 2000-03-22 2000-03-22 ブラシ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001259542A true JP2001259542A (ja) 2001-09-25

Family

ID=18597737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000080661A Pending JP2001259542A (ja) 2000-03-22 2000-03-22 ブラシ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001259542A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101408218B1 (ko) 2013-05-27 2014-06-17 주식회사 포스코 강판 클리닝 장치
CN112372456A (zh) * 2020-11-04 2021-02-19 瑞昌市勤奋实业有限公司 生产家具零部件的砂光装置
CN114669523A (zh) * 2022-02-18 2022-06-28 安徽淮草堂中药饮片有限公司 一种中药饮片生产用中药泥土处理设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101408218B1 (ko) 2013-05-27 2014-06-17 주식회사 포스코 강판 클리닝 장치
CN112372456A (zh) * 2020-11-04 2021-02-19 瑞昌市勤奋实业有限公司 生产家具零部件的砂光装置
CN114669523A (zh) * 2022-02-18 2022-06-28 安徽淮草堂中药饮片有限公司 一种中药饮片生产用中药泥土处理设备
CN114669523B (zh) * 2022-02-18 2023-04-11 安徽淮草堂中药饮片有限公司 一种中药饮片生产用中药泥土处理设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1285128B1 (en) Apparatus for treating a moving surface
CA2456306A1 (en) Roll cleaning apparatus
JP2006159880A (ja) 印刷機のシリンダー洗浄装置
JP3574695B2 (ja) 抄紙機におけるロールの被覆を調整する方法と装置
JP2009144216A (ja) 鋼板用洗浄装置
JP2001259542A (ja) ブラシ装置
JPH04126888A (ja) ローラ又はシリンダ清掃器
JP2001508136A (ja) 移動表面のクリーニング方法及び装置
KR200238085Y1 (ko) 이송강판표면의이물제거용유동브러쉬롤
JP3464996B2 (ja) 回転ブラシ用スクレーパおよびブランケット胴洗浄装置
JPS6145718B2 (ja)
JPH0237773Y2 (ja)
EP0965402A1 (en) Strip casting apparatus
CN108349057A (zh) 用于形成金属带的均匀的经打磨的表面的方法和装置
KR100544613B1 (ko) 쌍롤식 박판주조기에서 주조롤 표면 흑피제거장치
JPS63763Y2 (ja)
JPH0644481Y2 (ja) ブラシロールによる金属板のブラシ掛け装置
JPH02121713A (ja) 金属帯表面ブラッシング方法およびブラッシング装置
JPH0431249Y2 (ja)
JP3236808B2 (ja) 鋼帯のワイピング装置及びワイピング方法
JPH079025A (ja) 金属板のブラシチャタマーク発生防止方法
KR200167197Y1 (ko) 박판 주조롤의 원통면 및 측면소제용 브러쉬롤
KR19990064552A (ko) 인쇄회로기판 정면기 및 그 드레싱방법
KR100977773B1 (ko) 쌍롤식 박판 주조기의 주조롤 브러싱 장치
KR20170116085A (ko) 습식 화학적 프로세스들 동안 기판들에 접촉하는 마찰-향상 패턴들을 갖는 원주방향 표면들을 이용하는 압축 성형된 물품들