JP2001259245A - 二足歩行玩具 - Google Patents

二足歩行玩具

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JP2001259245A
JP2001259245A JP2000071590A JP2000071590A JP2001259245A JP 2001259245 A JP2001259245 A JP 2001259245A JP 2000071590 A JP2000071590 A JP 2000071590A JP 2000071590 A JP2000071590 A JP 2000071590A JP 2001259245 A JP2001259245 A JP 2001259245A
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foot
toy
gravity
center
fulcrum
Prior art date
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JP2000071590A
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English (en)
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Toshio Sakai
利夫 酒井
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CUBE KK
Cube KK
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CUBE KK
Cube KK
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Publication date
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Priority to US09/906,056 priority patent/US20030017779A1/en
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H13/00Toy figures with self-moving parts, with or without movement of the toy as a whole
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H11/00Self-movable toy figures
    • A63H11/18Figure toys which perform a realistic walking motion

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  • Toys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 玩具本体の体重移動と足の重心移動の相関関
係を解決することにより、玩具本体が左右の足を持ち上
げて人間と同じように自然な歩行動作をする二足歩行玩
具を提供すること。 【解決手段】 本発明は、玩具本体の体重移動と足の重
心移動を行うことにより、玩具本体が転倒しないで自然
な歩行動作を行うことができる。また、左右の足の前進
は、軸足に重心を置くことにより、自然な動作で行わせ
ることができる。そして、脚部の不安定な動作を解消す
るために、脚部の支点を後方に位置させ、また胴体の不
安定な動作を解消するために、胴体の支点を後方に位置
させ、さらに玩具本体の不安定な動作を解消するため
に、左右足部の支点を内側又は外側のいずれかに位置さ
せてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玩具本体の体重移
動をしながら左右の足を交互に持ち上げて人間と同じよ
うに自然な歩行を行うことができる二足歩行玩具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の二足歩行玩具は、左右の足を接地
させながらすり足で歩行動作を行うものであるため、ロ
ボットが歩行するように滑らかな歩行ではなかった。二
足歩行玩具が人間と同じように自然な歩行を行えるよう
にするためには、玩具本体の体重移動と足の重心移動の
相関関係がある。
【0003】しかしながら、従来例ではこの体重移動と
足の重心移動の技術が解決されなかったために、左右の
足を交互に持ち上げて自然な歩行を実現させようとする
と、歩行玩具が転倒してしまうので、左右の足を接地さ
せながらすり足で歩行動作をさせていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
従来技術の問題点に鑑み為されたもので、玩具本体の体
重移動と足の重心移動の相関関係を解決することによ
り、玩具本体が左右の足を持ち上げて人間と同じように
自然な歩行を行うことができる二足歩行玩具を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
モータの駆動力により歩行する玩具であって、胴体と足
とを軸支し、該胴体にはモータの出力軸に円板カムを取
付けると共に、該円板カムの回転を伝達するてこを配設
し、前記足を脚部と足部から構成してそれぞれを軸支
し、該足には前記てこにより動力を伝達されるリンク機
構を配設して、右足が一歩前進している状態において、
玩具本体を左側に傾斜させると共に、左足の真上に重心
を位置させ、その後左足を一歩前進させるために、右足
に重心移動を行い、重心移動の後、前記胴体を後方へ体
重移動しながら左足を持ち上げて前進させることができ
ることを特徴とする。
【0006】本発明は、玩具本体の体重移動と足の重心
移動とを行うことにより、玩具本体がバランスを崩して
転倒することなく、人間と同じように自然な歩行を実現
させることができる。即ち、玩具本体の体重移動は、右
足が一歩前進している状態では、左側に傾斜させ、その
時左足の真上に重心を位置させる。その後、足の重心は
左足から右足へと斜めに移動され、重心移動の後、玩具
本体は後方へ体重移動しながら、左足を持ち上げて前進
する。この状態から左足を一歩前進させるためには、玩
具本体を右側に傾斜させて体重移動し、その時右足の真
上に重心を位置させる。その後足の重心は右足から左足
へ斜めに移動され、重心移動の後、玩具本体は後方へ体
重移動しながら、右足を持ち上げて前進する。このよう
に、玩具本体の体重移動と足の重心移動を行わせること
により、玩具本体が左右の足を交互に持ち上げて胴体を
動かしながら人間と同じように自然な歩行動作を行うこ
とができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記玩具本体の体重を支えている左右いず
れかの足に重心を位置させることにより、左右の足を交
互に持ち上げて歩行することができることを特徴とす
る。
【0008】本発明は、左右いずれかの軸足に重心を位
置させることにより、足の移動を行わせることができ
る。即ち、右脚が一歩前進している状態では、軸足であ
る左足に重心が置かれている。そして、左足を前に出す
ために右足へ重心移動を行い、重心移動の後に胴体を後
方へ移動しながら、左足を持ち上げて一歩前進する。そ
してこの左足が一歩前進している状態では、軸足である
右足に重心が置かれている。右足を前に出すために左足
へ重心移動を行い、重心移動の後に、胴体を後方へ移動
しながら、右足を持ち上げてさらに一歩前進する。上記
一連の動作を繰り返すことにより、玩具が左右の足を交
互に持ち上げて人間と同じように自然な歩行動作を行う
ことができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記脚部の支点を後方に位置させる
ことにより、脚部の関節部を一定方向に屈曲させること
ができることを特徴とする。
【0010】本発明は、脚部の不安定な動作を解消させ
るために、脚部の支点を後方に位置させてある。これに
より、胴体と上肢との関節部、上肢と下肢との関節部、
そして、下肢と足部との関節部を一定方向に屈曲させて
自然な歩行動作を行わせることができる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至記載
の発明において、前記胴体の支点を後方に位置させるこ
とにより、胴体を前方向に傾斜させることができること
を特徴とする。
【0012】本発明は、胴体の不安定な動作を解消させ
るために、胴体の支点を後方に位置させてある。これに
より、胴体を前方へ傾斜させることができ、自然な歩行
動作を行わせることができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4記
載の発明において、前記足部の支点を内側又は外側に位
置させることにより、玩具本体のバランスを保持するこ
とができることを特徴とする。
【0014】本発明は、脚部の不安定な動作を解消させ
るために、足部の支点を内側又は外側のいずれかに位置
させてある。これにより、玩具本体にバランスを保持し
ながら、自然な歩行動作を行わせることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、玩具本体の体重移動と
足の重心移動を行うことにより、玩具本体が転倒しない
で自然な歩行動作を行うことができる。また、左右の足
の前進は、軸足に重心を置くことにより、自然な動作で
行わせることができる。そして、脚部の不安定な動作を
解消するために、脚部の支点を後方に位置させ、また胴
体の不安定な動作を解消するために、胴体の支点を後方
に位置させ、さらに玩具本体の不安定な動作を解消する
ために、左右足部の支点を内側又は外側のいずれかに位
置させてある。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の二足歩行玩具の外観斜視
図を示したものである。玩具本体1はその外観形状がロ
ボットを模して形成され、頭部10、胴体20、両腕部
30及び両足40を組み立てることにより構成されてい
る。本発明における歩行動作は、胴体20の体重移動と
両足40の重心移動により実現するようにし、頭部10
及び両腕部30の動作には連携していないが、歩行時の
自然な動作を表現するために、胴体や両足の動作に連動
して頭部や両腕部を動作させるように構成している。
【0017】次に、図2及び図3に基づいて左足の取付
構造を説明する。図2は玩具本体を右側面から見た状態
を、図3は正面から見た状態を示してある。本発明にお
いて左右の足の構造は同一であるので、便宜上左足のみ
説明する。左足40は軸401を介して胴体20に回動
可能に軸着され、上肢部41、下肢部42、足部43の
三部材から構成されている。そして、左足40は、人間
と同じように自然な歩行動作を行うために、4つの関節
部を持っている。即ち、これらの関節部は、股関節部4
4、膝関節部45、前後動関節部46及び左右動関節部
47である。左足全体は、軸401を介して胴体20に
回転可能に軸着され、関節部44を形成する。上肢部4
1は、軸402を介して下肢部42に回動自在に軸着さ
れ、膝関節部45を形成する。これにより、上肢部及び
下肢部は前後方向に左右に振動可能に動作する。また、
下肢部42は軸403を介して足部43に回転可能に軸
着され、前後動関節部46及び左右動関節部47を形成
する。これにより、足部43は前後方向と左右方向に傾
動可能に動作する。
【0018】このような動作をさせるために、図3に基
づいて左足の取付構造を更に詳細に説明する。図3に示
すように、左足の内部には5本のリンク部材が配設さ
れ、モータの回転運動が往復運動に変換されて玩具本体
が二本足で歩行動作を行う。即ち、上肢部41にはその
外側から第一リンク部材404、第三リンク部材40
6、第五リンク部材408が配設され、各リンク部材間
を複数の連結部材212、213、214で回転可能に
連結してある。また、下肢部42にはその外側から第二
リンク部材405、第四リンク部材407が配設され、
各リンク部材間を複数の連結部材409、410で回転
可能に連結してある。そして、第一リンク部材404と
第二リンク部材405は中間連結部材411で係合ピン
411aを介して回転可能に連結され、第三リンク部材
406と第四リンク部材407も同様に中間連結部材4
12で係合ピン412aを介して回転可能に連結されて
いる。
【0019】次に、モータの駆動力がこれらのリンク部
材に伝達されるまでの伝達機構を図4乃至図6に基づい
て説明する。図4は、円板カムと複数のてことの位置関
係を示し、図5は、図4の拡大図を示し、図6はてこの
下方に配設された複数のリンク部材の位置関係を示す分
解斜視図である。図4の中央に示された部材は胴体20
内に収納され、左右の動力伝達機構のみを示してある。
モータユニット201の反対側には、右足の動力伝達機
構が存在し、円板カム202と同一部材が180度の位
相差で内側溝202a外側溝202bを配設している点
以外は、左足側の構造と同一である。モータユニット2
01内には、モータ、一連の歯車群が収納され、モータ
の駆動力は一連の歯車群を介して内枠205から延出し
ている出力軸206に伝達され、この出力軸は円板カム
202及び外枠207の孔を貫通している。円板カムの
内面には内側溝202a、外側溝202bが設けられて
おり、4本のてこに形成されたガイドピンがそれぞれ案
内されている。円板カムの外面(手前側)の外側溝20
2bには、第一てこ208のガイドピン208aが案内
され、足部40を前後に傾動する作用をする。同様に、
外面の内側溝202aには、第二てこ209のガイドピ
ン209aが案内され、足部40を左右に傾動する作用
をする。一方、円板カムの内面(反対側)の外側溝(図
示せず)には、第三てこ210のガイドピン210aが
案内され、下肢部を左右に振るように作用する。同様
に、内面の内側溝(図示せず)には、第四てこ211の
ガイドピン211aが案内され、上肢部を左右に振るよ
うに作用する。
【0020】第一てこ208及び第三てこ210の先端
には、軸受け208b、210bがそれぞれ形成されて
おり、内枠205の軸205aに嵌挿されている。ま
た、第二てこ209及び第四てこ211の中央端部に
は、軸受け209b、211bがそれぞれ形成されてお
り、内枠205の軸205bに嵌挿されている。このよ
うに構成することにより、モーターの回転力が円板カム
202に伝達され、4本のてこ部材のガイドピンが各溝
内を案内されるので、4本のてこ部材は溝の形状に応じ
て振動する。そして、各てこ部材にはその下端部に切欠
部208c、209c、210c、211cがそれぞれ
設けられており、図5に示す複数の連結部材のピンが係
合している。即ち、第一てこの切欠部208cには、連
結部材212のピン212aが係合し、第二てこの切欠
部209cには、連結部材213のピン213aが係合
している。第三てこの切欠部210cには、連結部材2
14のピン214aが係合し、第四てこの切欠部211
cには、上肢部の内枠41Aのピン41aが係合してい
る。そして、第一てこ208は、連結部材212が係合
ピン212bを介して第三リンク部材406と係合する
ことにより連携している。また、第三てこ209は、連
結部材213が係合ピン213bを介して第一リンク部
材404と係合することにより連携している。一方、第
三てこ210は、連結部材214が係合ピン214bを
介して第五リンク部材408と係合することにより連携
している。
【0021】そして、図6に示すように、第一リンク部
材404と第三リンク部材406を、上肢部の内枠41
A及び外枠41Bに配設し、軸401が軸孔41b、2
13c、212c、41b、214cの順に嵌通して、
軸401を支点として上肢部41を左右に振らせること
ができる。この位置関係において、第五リンク部材40
8は、内枠41Aの後側に配設されている。また、第二
リンク部材405と第四リンク部材407を下肢部の内
枠42A及び外枠42B間に配設し、軸402が軸孔4
2a、412b、411b、42aの順に嵌通すると共
に、もう一本の軸403が軸孔42b、410b、40
9b、42bの順に嵌通して両枠をネジ止めしてある。
【0022】次に、足部の取付構造を図6及び図7に基
づいて説明する。図7は、足部の取付構造を示す拡大斜
視図である。足部43は、その表面に歩行方向に対し垂
直な一対のリブ43aと、その一対のリブ間に他のリブ
43bとが立設されており、リブ43bに第二リンク部
材405と連結部材409を軸409aを介して係止
し、一対のリブ43a間に第四リンク部材407と連結
部材410を軸43cを介して軸着してある。このよう
な取付けることにより、足部43は第二リンク部材40
5が引き上げられると、足部の重心が内側に位置してい
るので、軸43cを支点として右側(内側)へ傾くこと
になる。そして、その後第二リンク部材405が押し下
げられると、足部43は、軸43cを支点として左側
(外側)へ傾くことになる。また、足部43は第四リン
ク部材407が引き上げられると、軸403を支点とし
てつま先が上がり、その後第四リンク部材407が押し
下げられると、つま先が下がる。
【0023】次に、図8乃至図11に基づいて上肢部、
下肢部、足部の動作を説明する。全図において、円板カ
ムが反時計方向へ回転する。この回転時に、てこ部材の
動作は各溝の形状に左右される。即ち、円板カムの中心
点から溝までの直線距離が常に増加している溝の区間で
はガイドピンは外側へ押されるが、常に減少している溝
の区間では内側へ押される。そのため、ガイドピンが外
側へ押されている溝の区間では、てこは時計方向へ振ら
れ、内側へ押されている区間では、てこは反時計方向へ
振られる。図8は、上肢部を左右に振らせる状態を示し
た図である。胴体20内に配設された円板カム202の
裏面に形成された内側溝(点線で表示)に第四てこ21
1のガイドピン211aが案内されている。モータの駆
動力が出力軸206に伝達されると、円板カム202は
反時計方向(矢印方向)へ回転し、第四てこ211は軸
205bを支点として時計方向(矢印方向)へ振られる
ので、上肢部41は軸401を支点として反時計方向
(矢印方向)へ振られる。図中、符号402は下肢部4
2の支点を示す。図9は、下肢部を左右に振らせる状態
を示した図である。胴体内に配設された円板カム202
の裏面に形成された外側溝(点線で表示)に第三てこ2
10のガイドピン210aが案内されている。モータの
駆動力が出力軸206に伝達されると、円板カム202
は反時計方向(矢印方向)へ回転し、第三てこ210は
軸205aを支点として時計方向(矢印方向)へ振られ
る。そして、連結部材214が軸401を支点として反
時計方向へ振られるので、第五リンク部材408は、矢
印方向へ押し下げられ、その結果、下肢部42は軸40
2を支点として反時計方向(矢印方向)へ振られる。
【0024】図10は、足部を前後に傾ける状態を示す
図である。胴体20内に配設された円板カム202の表
面に形成された外側溝202bに第一てこ208のガイ
ドピン208aが案内されている。モータの駆動力が出
力軸206に伝達されると、円板カム202は反時計方
向(矢印方向)へ回転し、第一てこ208は軸205a
を支点として時計方向(矢印方向)へ振られる。そし
て、連結部材212が軸401を支点として反時計方向
へ振られるので、第三リンク部材406は矢印方向へ押
し下げられ、中間連結部材412が反時計方向へ振られ
る。そして、第四リンク部材407は矢印方向へ押し下
げられるので、足部43は軸403を支点としてつま先
が矢印方向へ傾くことになる。
【0025】次に、図11は足部を左右に傾ける状態を
示す図である。胴体20内に配設された円板カム202
の表面に形成された内側溝202aに第二てこ209の
ガイドピン209aが案内されている。モータの駆動力
が出力軸206に伝達されると、円板カム202は反時
計方向(矢印方向)へ回転し、第二てこ209は軸20
5bを支点として時計方向(矢印方向)へ振られる。そ
して、連結部材213が軸401を支点として反時計方
向へ振られるので、第一リンク部材404は矢印方向へ
押し下げられ、中間連結部材411が反時計方向へ振ら
れる。そして、第二リンク部材405は矢印方向へ押し
下げられるので、足部43は軸43cを支点として左側
(外側)へ傾くことになる。
【0026】さらに、図12乃至図14に基づいて足部
を左右に傾ける状態を説明する。これらの図は、図7の
A−A’断面図を示したものである。図12は、第二リ
ンク部材405が最も押し下げられた状態を示し、この
状態の時に、足部43は軸43cを支点として左側(外
側)へ傾くように動作する。その後、図13に示すよう
に、第二リンク部材405が水平状態まで押上げられる
と、足部43は軸43cを支点として水平になるように
動作する。そして、図14に示すように、第二リンク部
材405が最も引き上げられると、足部43は軸43c
を支点として右側(内側)へ傾くように動作する。
【0027】次に、図15乃至図18に基づいて歩行機
構図を説明する。全図において、上の図は右側面図であ
って、両足を屈伸させて歩行する状態を、下の図は背面
図であって、胴体20の傾きを対応させて示したもので
あり、符号Lは左足を、符号Rは右足をそれぞれ示して
ある。そして、全4図は円板カム202が半回転した時
の動作説明である。まず、図15は右足41Rが一歩前
に出ており、左足41Lの真上に重心が位置している状
態で、この状態の時胴体20は左足側Lへ傾いている。
そして、図16は図15の状態の時胴体20は体重移動
を行い、左足側Lから右足側Rへ傾いている。その後、
図17は図16の状態から左足41Lを一歩前へ移動し
ようとしている状態で、この状態の時胴体20は全体の
バランスを維持するために後方へ移動する。そして、図
18は図17の状態から左足41Lを一歩前進し、右足
41Rの真上に重心が位置している状態で、この状態の
時胴体20は右足側Rへ傾いている。このような動作を
することにより、玩具本体は左足Lを一歩前進させるこ
とができる。その後、右足Rを一歩前進させるには、胴
体20を右足側から左足側へ体重移動を行い、右足を持
ち上げて胴体20を後方へ移動しながら、右足を一歩前
進させる。この一連の動作を繰り返し行うことにより、
玩具本体は二足歩行の動作をすることができる。
【0028】次に、図2、図4、図19及び図20に基
づいて腕部の胴体への取付構造を説明する。図2に示す
ように、腕部30は、上腕部31と下腕32とから構成
され、胴体20に軸207aを介して前後動可能に取付
けられている。胴体の外枠207には、2本の軸207
a及び207bが立設されており、軸207aには連結
部材301を緩く嵌合したのち、連結部材301の軸受
け301aに揺動部材302、保持部材303、ピニオ
ン304を嵌挿してある。また、軸207bには前記揺
動部材302の下端部に配設した軸受け302bを緩く
嵌合してある。そして、外枠の中央に穿設した孔207
cには偏心ピン305aを有する回転体を嵌合し、モー
タの出力軸206を延出してある。このように取付ける
ことにより、揺動部材302の縦方向の長孔302c
に、連結部材のガイドピン301b及び回転体のガイド
ピン305aが案内されている。これにより、モータの
駆動力が出力軸206に伝達されると、回転体が305
が反時計方向に回転するので、揺動部材302が左右に
振られる動作と同期して、連結部材301も左右に振ら
れる。その結果、その先端に取付けた上腕部31が前後
に振られる動作をする。
【0029】次に、図20に基づいて腕部の内部構造を
説明する。図に示すように、上腕部は内枠31A及び外
枠31Bとからなり、同様に下腕部も内枠32A及び外
枠32Bとから構成されている。上腕部の内枠31Aの
孔31aにピニオン305の軸305aが延出され、こ
の軸305aに偏心ピン306aを有する回転体が孔3
06bを介して軸着されている。そして、偏心ピン30
6aがリンク部材307の先端部の孔307aに軸着さ
れ、リンク部材の後端部に設けられた軸受け307bに
下腕部の内枠32Aに立設されたピン32aが軸着され
ている。また、前記上腕部の内枠31Aに立設された軸
孔31bに筒状の軸301aが回動可能に軸着されてい
る。そして、ピン308により、上腕部の内枠31A、
下腕部の内枠32A、下腕部の外枠32B、上腕部の外
枠31Bの順に組み立てられている。このような構造に
より、筒状の軸301aが回動するので、上腕部31が
前後に振られる動作をし、また、上腕部が回動すること
によりピニオン305も他のピニオン304に噛み合い
ながら回動するため、回転体306も同期して回動し、
その回転力がリンク部材307に往復運動に変換されて
伝達されるので、下腕部32が軸308を支点として前
後に振られる動作をする。
【0030】最後に、図4及び図19に基づいて頭部の
取付構造とその動作を説明する。図4に示すように、頭
部10は基台101、回転体103、リンク部材104
などからなり、基台上にはその中央部に長い軸101a
と一側部にピン101bが立設されており、ピン101
bにクランク部材102を孔102aを介して嵌合して
ある。また、クランク部材の切欠部102bに図19に
示す揺動部材の先端部302dが案内されている。そし
て、基台上の長い軸101aには筒状の軸103aを有
する回転体103が嵌合されている。前記クランク部材
の切欠部と反対側の端部には突起102cが立設されて
いて、また、回転体の外周には同様に突起103bが立
設されている。そしてこれらの突起に2つの孔104
a、104bを介してリンク部材104が嵌合されてい
る。このように組み立てられた後に、平板105をネジ
止めで取付け、頭106をかぶせてある。このような構
造の下で、揺動部材302が前後に揺動することによ
り、クランク部材102が前後に振られて動作するの
で、回転体103が一定のストロークで回動し、頭部全
体が左右に回動する動作をする。
【0031】以上、本発明の実施例について詳細に説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、足部の支点を内側に位置させなくとも、外側に位置
させても良い。また、円板カムの内外溝の形状を自由に
変化させることができ、これにより二足歩行の動きも変
化する。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下のような効果を奏する。
【0033】本発明は、玩具本体の体重移動と足の重心
移動とを行うことによって、玩具本体がバランスを崩し
て転倒することなく、人間と同じように自然な歩行動作
を実現することができる。
【0034】また、本発明は左右いずれかの軸足に重心
を位置させることにより、足の移動を行わせることがで
きる。
【0035】そして、本発明は脚部の支点を後方に位置
させることにより、脚部の不安定な動作を解消させるこ
とができるので、二足歩行に際して玩具本体のバランス
を保持することができる。
【0036】さらに、本発明は胴体の支点を後方に位置
させることにより、胴体を前方向に傾斜させることがで
きるので、二足歩行に際して玩具本体のバランスを保持
することができる。
【0037】また、本発明は足部の支点を内側又は外側
のいずれかに位置させることにより、脚部の不安定な動
作を解消させることができるので、玩具本体のバランス
を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である外観斜視図を示したも
のである。
【図2】左足の取付構造であって、玩具本体を右側面か
ら見た状態を示した図である。
【図3】左足の取付構造であって、玩具本体を正面から
見た状態を示した図である。
【図4】本発明に係るモータ駆動力の伝達機構を示した
図である。
【図5】図4の拡大図である。
【図6】本発明に係るモータ駆動力の伝達機構を示した
図である。
【図7】足部の取付構造を示す拡大斜視図である。
【図8】上肢部を左右に振らせる状態を示した図であ
る。
【図9】下肢部を左右に振らせる状態を示した図であ
る。
【図10】足部を前後に傾ける状態を示した図である。
【図11】足部を左右に傾ける状態を示した図である。
【図12】足部を左右に傾ける状態の説明図である。
【図13】足部を左右に傾ける状態の説明図である。
【図14】足部を左右に傾ける状態の説明図である。
【図15】本発明に係る歩行機構図である。
【図16】本発明に係る歩行機構図である。
【図17】本発明に係る歩行機構図である。
【図18】本発明に係る歩行機構図である。
【図19】腕部の取付構造を示す図である。
【図20】腕部の取付構造を示す図である。
【符号の説明】
1 玩具本体 10 頭部 20 胴体 30 腕部 40 足 201 モータユニット 202 円板カム 202a 内側溝 202b 外側溝 208 第一てこ 209 第二てこ 210 第三てこ 211 第四てこ 404 第一リンク部材 405 第二リンク部材 406 第三リンク部材 407 第四リンク部材 408 第五リンク部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの駆動力により歩行する玩具であっ
    て、胴体と足とを軸支し、該胴体にはモータの出力軸に
    円板カムを取付けると共に、該円板カムの回転を伝達す
    るてこを配設し、前記足を脚部と足部から構成してそれ
    ぞれを軸支し、該足には前記てこにより動力を伝達され
    るリンク機構を配設して、右足が一歩前進している状態
    において、玩具本体を左側に傾斜させると共に、左足の
    真上に重心を位置させ、その後左足を一歩前進させるた
    めに、右足に重心移動を行い、重心移動の後、前記胴体
    を後方へ体重移動しながら左足を持ち上げて前進させる
    ことができることを特徴とする二足歩行玩具。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記玩具本体の体重を
    支えている左右いずれかの足に重心を位置させることに
    より、左右の足を交互に持ち上げて歩行することができ
    ることを特徴とする二足歩行玩具。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記脚部の支点
    を後方に位置させることにより、脚部の関節部を一定方
    向に屈曲させることができることを特徴とする二足歩行
    玩具。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3において、前記胴体の支点
    を後方に位置させることにより、胴体を前方向に傾斜さ
    せることができることを特徴とする二足歩行玩具。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4において、前記足部の支点
    を内側又は外側に位置させることにより、玩具本体のバ
    ランスを保持することができることを特徴とする二足歩
    行玩具。
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