JP2001259056A - レーザ光照射プローブ - Google Patents
レーザ光照射プローブInfo
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Abstract
ーザー光を照射する皮膚面を観察できるようにすると共
に、レーザー光を照射できる状態かどうかを表示してタ
ッチセンサー付きプローブの操作性を高める。 【解決手段】皮膚に接触すべきヘッド部の先端に接触セ
ンサT1、T2を取り付けるとともにレーザー照射口6
を開口し、このレーザー照射口に向けて前記ヘッド部内
にCCD16カメラと半導体レーザー光源18と照明光
源19を据え付け、前記CCDカメラの撮影画像をモニ
ター画面に表示する映像信号処理回路と前記接触センサ
が身体に接触したときに前記半導体レーザー光源にオン
信号を出力する安全回路を備えてなるレーザー光照射プ
ローブ1とする。
Description
照射して脱毛や美肌などのトリートメントを行うレーザ
光照射プローブに関する。
去した後の皮膚にレーザ光を照射するとレーザ光が表皮
内メラニンに吸収されて発熱し、皮膚組織にたんぱく変
性が起こる。これにより皮脂腺や毛乳頭部がダメージを
受け、毛包の組織が硬くなって毛の発育が抑制される脱
毛効果を発揮する。
や真皮に散在する異常な色素細胞にレーザ光を照射する
と、これらの色素細胞が発熱して細かい粒子に分散す
る。分散した異常色素細胞は表面に浮き上がったり、老
廃物となって血管やリンパ管に吸収されて消滅し、正常
な色の皮膚が蘇る美肌効果を発揮する。
ートメントを行うときは、毛穴や異常な色素細胞に対し
て的確にレーザ光を照射する必要がある。ところが、従
来はレーザ光を照射する皮膚表面がプローブの影に隠れ
るため、正確に毛穴や異常な色素細胞の位置を確認でき
なかった。このためレーザ光を正確に目標に命中させる
のが難しく、効果的なトリートメントができない上に、
毛穴や異常な色素細胞以外の皮膚を傷めてしまう危険性
があった。
ルギー密度が桁違いに大きいので、レーザ光が生体組織
に照射されると大きな光エネルギーが吸収され、パワー
が集中する部分では高温になって焼けたり蛋白質の変成
が起こる。特に光に対して敏感な感覚器官である目への
障害は無視できず、レーザ光を直接目に入れたりすると
大変危険である。
から遠く離れても光パワーが至近距離と変わらないの
で、離れた所から照射したレーザ光を目に入れて損傷す
るなどの事故が発生しやすくなる。このような事故を防
止するため、プローブの先端にタッチセンサを取り付け
てプローブの先端が皮膚に接触したときだけレーザ光を
照射する安全対策を施したプローブが製品化されてい
る。
は、現在タッチセンサが皮膚への接触を検知してレーザ
光を照射できる状態かどうか分からないので、スイッチ
を押しても接触状態によっては意図に反してレーザ光が
照射されないことがある。このため故障との区別がつか
ず、快適な操作の妨げになっていた。
カメラを取り付けてレーザ光を照射する皮膚面を観察で
きるようにすることを第一目的とし、CCDカメラの表
示画面に現在タッチセンサが利いてレーザ光を照射でき
る状態かどうかを表示することにより、タッチセンサ付
きプローブの操作性を高めることを第二目的になされた
ものである。
めに、本発明は以下のように構成した。
すべきヘッド部の先端に接触センサを取り付けるととも
にレーザ照射口を開口し、このレーザ照射口に向けて前
記ヘッド部内にCCDカメラと半導体レーザ光源と照明
光源を据え付け、前記CCDカメラの撮影画像をモニタ
画面に表示する映像信号処理回路と前記接触センサが身
体に接触したときに前記半導体レーザ光源にオン信号を
出力する安全回路を備えてなるレーザ光照射プローブで
ある。請求項2の発明は、前記接触センサが身体に接触
したときに前記モニタ画面に前記オン信号の出力サイン
を表示してなる請求項1記載のレーザ光照射プローブで
ある。請求項3の発明は、前記接触センサが身体に接触
したときに前記モニタ画面に前記CCDカメラの撮影画
像を表示してなる請求項1記載のレーザ光照射プローブ
である。請求項4の発明は、前記CCDカメラの撮影画
像を家庭用テレビで受像するための接続機構を備えてな
る請求項1記載のレーザ光照射プローブである。
施の形態について説明する。
ローブの接続構成図を示す。レーザ光照射プローブ1
は、基端部にビデオ端子V1と電源端子P1を有し、ビ
デオ端子V1をコードV2を介して家庭用のテレビMに
接続し、電源端子P1をコードP2を介してACアダプ
タAに接続する。
照射プローブの正面図と縦断面図を示す。レーザ光照射
プローブ1は、ケース11の正面に先筒12を一体に取
り付け、先筒12の内側に断面台形のヒートシンク13
の基底部を挿嵌する。また、基板Kを内蔵して制御回路
2とファン3、LEDランプ4および押しスイッチ5を
取り付ける。ファン3は、先筒12の後方に設置してヒ
ートシンク13を空冷する。LEDランプ4と押しスイ
ッチ5は、ケース11の対向面を開口して先端を外側に
露出する。
設し、スクリューねじaを介して先細形状のキャップ1
4を取り付ける。キャップ14は、先端に皮膚に接触す
べきレーザ照射口bを開口し、開口端面から側面に沿っ
て基端を制御回路2に接続する導電性の薄膜を接着ある
いは蒸着して上下2本の接触子T1、T2を形成する。
キャップ14は、ヒートシンク13の先端と皮膚との間
のスペーサとしての役割を果たし、スクリューねじaを
廻してヒートシンク13の先端と皮膚との間の距離を調
節する。
け、通孔cの最奥部にレーザ照射口bに向けて拡大レン
ズ15を設置し、拡大レンズ15の後方にCCD16の
撮像面を臨ませる。これにより、CCD16の光軸をレ
ーザ照射口bの開口端面に直交させる。また、通孔cの
上方にヒートシンク13の中心線に対し傾斜した方向に
沿って通孔dを明け、通孔dの開口端面にレーザ照射口
bに向けて球レズ17を取り付け、球レンズ17の後方
にレーザダイオード18を挿嵌する。これにより、レー
ザダイオード18のレーザ光をレーザ照射口bに対して
斜めに照射する。また、通孔cの外周に複数の通孔eを
明け、通孔eに照明用の高輝度白色発光ダイオード19
を挿嵌する。これにより、外周方向からレーザ照射口b
に向けて高輝度白色発光ダイオード19の照明光を照射
する。
8の動作時の発熱を熱伝導によって拡散させて性能の低
下を抑える。このため、熱伝導効率のよいアルミあるい
はその合金で鋳造し、ダミーの通孔をいくつか設けて放
熱効率を高める。
レーザ光を集光して前方の焦点にビームウエストを形成
するが、焦点距離が通常のレンズより短いので、焦点深
度もわずかで狭い範囲に光パワーを絞り込むことができ
る。また、焦点を過ぎた位置からは逆に同じ角度で広が
り、広い範囲に光パワーが分散する。このため、焦点を
過ぎた位置ではエネルギー密度が低くなって光パワーが
衰えるので、誤って照射しても生体を損傷する危険性が
少なくなる。
ウムアルセナイド)などの化合物半導体を用いたPN接
合ダイオードに直接電流を流して励起し、レーザ発振を
得る。また、ピーク波長600〜1600nm、光出力
5mW〜3Wのレーザ光を出力し、熱効率が良くて皮膚
に十分な光熱反応を起こす。さらに、熱反応のほか、光
電気反応、光磁気反応、光力学反応、光化学反応、光免
疫反応、光酵素反応などがあり、光生物学的活性化によ
り生体組織の新陳代謝を促して皮膚血行を高め、水分や
血液に吸収されにくいため、優れた皮膚深達性を持つ。
の接触を検出するタッチセンサ回路と、レーザダイオー
ド18の間欠照射のオンタイムをタイマ制御するタイマ
制御回路と、レーザダイオード18の駆動回路で構成す
る。駆動回路は、タッチセンサ回路とタイマ制御回路の
両方の指令に基づいてレーザダイオード18の点灯をオ
ン・オフする。すなわち、タッチセンサ回路とタイマ制
御回路の両方がオン信号を出力しているとき、はじめて
レーザダイオード18を点灯する。従って、タッチセン
サ回路がオン信号を出力していないときは、タイマ制御
回路がオン信号を出力してもレーザダイオード18は点
灯されない。
示す。タッチセンサ回路は、接触子T1、T2が皮膚に
接触したときに発生する微弱な交流電圧をそれぞれ帯域
フィルタ21、整流回路22、増幅器23を介して直流
電圧に変換し、波形整形、レベル調整、オフセット調整
した後、A/D変換器24、I/Oインタフェース25
を介してCPU26に入力する。また、CPU26にI
/Oインタフェース25を介してレーザダイオード18
の駆動回路27を接続する。
量や抵抗などのインピーダンス変化を検知するものや、
圧電素子によって圧力変化を検知するものでもよい。
接触子T1、T2の電圧値を読み込んで所定の交流電圧
が発生しているかどうかを判定し、接触子T1、T2の
両方に所定の交流電圧が発生しているとき、レーザダイ
オード18の駆動回路27にオン信号を出力する。接触
子を2本以上設けるときは、それぞれの接触子に所定の
交流電圧が発生しているかどうかを判定し、すべての接
触子に所定の交流電圧が発生しているときはじめてレー
ザダイオード18の駆動回路27にオン信号を出力す
る。
を1つのランプの中に入れ、それぞれ片方ずつ、あるい
は両方同時に点灯して赤、緑、黄色、または、橙色(ア
ンバー)の3色発光ができるものを使用する。
欠照射のオンタイムを切換える操作を行う。すなわち、
押しスイッチ5を1回押す毎に、電源オンと、オンタイ
ムの切換え(1秒〜6秒)と、電源オフの順にモードが
切換わる。このとき、LEDランプ4は1秒〜6秒のオ
ンタイムに対応して緑色点灯から緑色点滅、橙色点灯、
橙色点滅、赤色点灯、赤色点滅の順に表示が切換わる。
最後に押しスイッチ5をロングオン(1.5秒)する
と、電源がオフとなり、レーザ光の照射が停止する。オ
ンタイムは、皮膚に一過性のダメージを与えないため
に、このようにタイマにごく短い1〜6秒のカウント値
を設定する。
うな構成で、トリートメントを行うときは、まず、押し
スイッチ5を押して電源をオンにする。次に、キャップ
14の先端を皮膚に押し当て、テレビMの画面に映った
レーザ照射口bの拡大画像を見ながらプローブを移動さ
せる。このとき、タッチセンサ回路が接触子T1、T2
の皮膚への接触を検知するとレーザダイオード18の駆
動回路27にオン信号を出力する。同時に、テレビMの
画面に現在レーザ光を照射できる状態にあることを示す
オン信号の出力サインを表示する。オン信号の出力サイ
ンが表示されたら、押しスイッチ5を押して目標に向け
てレーザ光を照射する。
映像を表示・非表示することによって表示してもよいす
なわち、タッチセンサ回路が接触子T1、T2の皮膚へ
の接触を検知してオン信号を出力したらテレビMに画面
映像を出力し、そうでないときは出力を停止してテレビ
Mに空白画像を表示する。これにより、テレビMの画面
映像が表示されている間は、レーザ光を照射できる状態
にあることを利用者に知らせることができる。
18は既定の1秒間点灯し、その後1秒間休止する。そ
して、この照射と休止を繰り返しながら間欠的にレーザ
光を照射する。オンタイムを変更する場合は、押しスイ
ッチ5を押してオンタイムを切換え、所望のオンタイム
のところで押しスイッチ5を押すのを止める。
射プローブは、CCDカメラの撮影画像をモニタ画面に
表示する映像信号処理回路と接触センサが身体に接触し
たときに半導体レーザ光源にオン信号を出力する安全回
路を備える。従って、本発明によれば、CCDカメラで
撮影した画像を見ながらプローブのスイッチを操作でき
るので、確実に目標に向けてレーザ光を照射できる。こ
のため、トリートメント効率が向上すると共に、目標の
部位以外にレーザ光を照射して皮膚を傷めるような危険
性が少なくなる。また、一度レーザ光を照射した皮膚に
は変化が見られるので、次に処理すべき部位をすぐに見
分けることができる。さらに、皮膚の状態を拡大して詳
しく観察できるので、皮膚の健康状態を把握できるメリ
ットもある。
外は、レーザ光が照射されないので安全性が高まると共
に、モニタ画面に現在レーザ光を照射できる状態にある
ことが表示されるので、意図に反してレーザ光が照射さ
れないようなことがなくなり、操作が快適になる。
構成図である。
図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 皮膚に接触すべきヘッド部の先端に接触
センサを取り付けるとともにレーザ照射口を開口し、 このレーザ照射口に向けて前記ヘッド部内にCCDカメ
ラと半導体レーザ光源と照明光源を据え付け、 前記CCDカメラの撮影画像をモニタ画面に表示する映
像信号処理回路と前記接触センサが身体に接触したとき
に前記半導体レーザ光源にオン信号を出力する安全回路
を備えてなるレーザ光照射プローブ。 - 【請求項2】 前記接触センサが身体に接触したときに
前記モニタ画面に前記オン信号の出力サインを表示して
なる請求項1記載のレーザ光照射プローブ。 - 【請求項3】 前記接触センサが身体に接触したときに
前記モニタ画面に前記CCDカメラの撮影画像を表示し
てなる請求項1記載のレーザ光照射プローブ。 - 【請求項4】 前記CCDカメラの撮影画像を家庭用テ
レビで受像するための接続機構を備えてなる請求項1記
載のレーザ光照射プローブ。
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