JP2001259030A - クランプ及び医療用具 - Google Patents

クランプ及び医療用具

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JP2001259030A
JP2001259030A JP2000081900A JP2000081900A JP2001259030A JP 2001259030 A JP2001259030 A JP 2001259030A JP 2000081900 A JP2000081900 A JP 2000081900A JP 2000081900 A JP2000081900 A JP 2000081900A JP 2001259030 A JP2001259030 A JP 2001259030A
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clamp
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tube
sealing member
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Seiichi Ono
誠一 小野
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SB Kawasumi Laboratories Inc
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Kawasumi Laboratories Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】挟持部で押圧挟持したチューブが前記挟持部か
ら外れることなく確実にチューブを閉塞することができ
るクランプを提供すること。 【解決手段】封止部材3と底部2を屈曲部8を介して一
体に形成し、前記底部2の上部に連結部14を介して係
止部6を形成し、前記封止部材3の内側に挟持部7a
を、前記底部2の内側に挟持部7bを形成し、前記屈曲
部8と連結部14にチューブ15の挿入孔10a、10
bを形成し、前記封止部材3の先端に形成した先細りの
係合突部4を形成し、該係合突部4の幅を前記封止部材
3の幅より狭く形成し、前記係止部6の下側には、該係
止部6の幅より狭い係合溝5を形成し、前記先細りの係
合突部4の両側外面が前記係合溝5の両側内面に沿って
係入し、係合突部4の先端天面が前記係合溝5の内側と
係合するように形成したクランプ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクランプ及び該クラ
ンプを装着した透析用血液回路や高カロリー輸液バック
や輸液セット等の医療用具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図8は
従来のクランプ31の概略図で(a)は側面図と(b)
は斜視図である。クランプ31は押圧部12を押して係
合突部34を係合溝35に係合する時に屈曲部8の力が
封止部材33と押圧部12を介して前記係合突部34に
伝導するので左右に動きやすい。そして前記係合突部3
4と係合溝35の係合状態は前記係合突部34の先端天
面が係止部36の下側に形成した前記係合溝35だけで
係合しており、係合溝35又は係合突部34の両側に該
係合突部34の動きをブロックする物がない為に前記係
合突部34が左右に動いてしまう。その為封止部材33
と底部2の内側に形成した挟持部7a、7bも同様に左
右に動き、チューブ15を確実に挟持、閉塞ができず、
場合によっては係合突部34と係合溝35の係合が外れ
てしまうことも有り得る状況であった。そこで本発明者
は以上の課題を解決する為に、鋭意検討を重ねた結果次
の発明に到達した。
【0003】
【課題を解決する為の手段】[1]本発明は、封止部材
3と底部2を屈曲部8を介して一体に形成し、前記底部
2の上部に連結部14を介して係止部6を形成し、前記
封止部材3の内側に挟持部7aを、前記底部2の内側に
挟持部7bを形成し、前記屈曲部8と連結部14にチュ
ーブ15の挿入孔10a、10bを形成し、前記封止部
材3の先端に形成した先細りの係合突部4を形成し、該
係合突部4の幅を前記封止部材3の幅より狭く形成し、
前記係止部6の下側には、該係止部6の幅より狭い係合
溝5を形成し、前記先細りの係合突部4の両側外面が前
記係合溝5の両側内面に沿って係入し、係合突部4の先
端天面が前記係合溝5の内側と係合するように形成した
クランプ1を提供する。 [2]本発明は、封止部材3と底部2を屈曲部8を介し
て一体に形成し、前記底部2の上部に連結部14を介し
て係止部6aを形成し、前記封止部材3の内側に挟持部
7aを、前記底部2の内側に挟持部7bを形成し、前記
屈曲部8と連結部14にチューブ15の挿入孔10a、
10bを形成し、前記封止部材3の先端に該封止部材3
と同じ幅の係合突部4aを設け、前記係止部6a及び連
結部14の両外側に亘って壁9aを形成し、前記係止部
6aの下側に係合溝5aを形成し、前記係合突部4aの
両側外面が前記壁9aの両側内面に沿って係入し、前記
係合突部4aの先端天面が前記係合溝5aの内側に係合
するように形成したクランプ21Aを提供する。 [3]本発明は、封止部材3と底部2を屈曲部8を介し
て一体に形成し、前記底部2の上部に連結部14を介し
て係止部6aを形成し、前記封止部材3の内側に挟持部
7aを、前記底部2の内側に挟持部7bを形成し、前記
屈曲部8と連結部14にチューブ15の挿入孔10a、
10bを形成し、係合突部4aの両外側に板状の壁9b
を設け、前記係止部6aの下側に係合溝5aを形成し、
前記壁9bの両側内面が前記係止部6a及び連結部14
の両側外面に沿って係入され、前記係合突部4aの先端
天面が前記係合溝5aの内側に係合するように形成した
クランプ21Bを提供する。 [4]本発明は、前記連結部14の両側に壁9を形成し
た前記[1]ないし[3]に記載のクランプ1、21
A、21Bを提供する。 [5]本発明は、前記[1]ないし[4]に記載のクラ
ンプ1、21A、21Bを装着した医療用具を提供す
る。
【0004】
【発明の実施の形態】図1は本発明のチューブ15を通
したクランプ1を解放した時(遮断前)の展開図で、
(a)は該クランプ1の側面図で、(b)は平面図、
(c)は正面図、(d)は背面図、(e)はA−A′の
断面図、(f)はB−B′の断面図である。図2は該ク
ランプ1の斜視図である。前記封止部材3は屈曲部8を
介して底部2と一体に形成され、前記底部2の上部に連
結部14を介して係止部6が形成されている。前記封止
部材3の内側に挟持部7aと前記底部2の内側に挟持部
7bを形成し、前記屈曲部8と連結部14の略中腹部に
挿入孔10a、10bが形成されている。チューブ15
は前記挿入孔10a、10bに通して前記挟持部7aと
7bの間に配置される。前記封止部材3の前方上部には
波状の押圧部12が形成され、その先端には該封止部材
3の幅より狭く形成され且つ先細りの係合突部4を形成
し、前記係止部6の下側に該係止部6の幅より狭い四角
形状の係合溝5が形成されている。さらに前記連結部1
4の両側に壁9が形成されている。
【0005】図3は本発明のチューブ15を通したクラ
ンプ1を閉じた時の展開図で、(a)は該クランプ1の
側面図で、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は
背面図、(e)はA−A′の断面図、(f)はB−B′
の断面図である。図4は図3の(a)クランプ1の斜視
図である。前記クランプ1に装着したチューブ15を閉
塞するには、封止部材3の前方上部に形成した押圧部1
2を指で押し、封止部材3先端の係合突部4が係止部6
の内側の傾斜状の誘導面13に沿って係合部6の内側の
四角形状の係合溝5と係合する。すなわち前記先細りの
係合突部4の両側外面が係合溝5の両側内面に沿って係
入し且つ前記係合突部4の先端天面が、前記係合溝5の
内側と係合するので、前記係合溝5の両側内面が前記係
合突部4の左右の動きをブロックし屈曲部8の力が前記
係合突部4に伝導しないので該係合突部4は左右に動く
ことなく、前記チューブ15も挟持部7a、7bから外
れることなく確実に閉塞することができる。遮断したチ
ューブ15を解放するには、係止部6に形成した誘導面
13を親指で押し開くことで、屈曲部8の反動により係
合した係合突部4と係合溝5が外れると同時にチューブ
15を押圧挟持していた挟持部7a、7bも解放されチ
ューブ15の閉塞も解除される。
【0006】前記のように挿入孔10a、10bを通
り、挟持部7a、7bで押圧挟持したチューブ15は前
記係合突部4と係合溝5の係合により、挟持部7a、7
bの左右の動きがなくなると同時にチューブ15の外れ
がなくなるが、更に安全性を増す為に前記チューブ15
が押圧挟持した挟持部7a、7bの間から外れない様に
連結部14の両側に壁9を形成することができる。前記
壁9を形成することによりクランプ1の開閉する際のチ
ューブ15の撓みを防ぐことができ、前記チューブ15
が挟持部7a、7bから外れることは完全に解消され
る。
【0007】図5は本発明のクランプ1のその他の実施
例を示すクランプ11で、(a)はチューブ15を装着
した時の側面図で(b)はその斜視図である。クランプ
11は前記連結部14の両側に形成した壁9を省略した
クランプである。該クランプ11は前記クランプ1と同
じように封止部材3の幅より狭く形成し先細りの係合突
部4の幅の両側外面と、前記係止部6の幅より狭い四角
形状の係合溝5の両側内面が係入することにより前記係
合突部4は左右に動くことはない。従って挿入孔10
a、10bに通り挟持部7a、7bにより押圧挟持され
たチューブ15も左右に動くことはないので壁9を省略
することができる。
【0008】図6は本発明のその他の実施例を示すクラ
ンプ21Aで、装着したチューブ15を閉塞した時の斜
視図である。前記クランプ21Aは、前記クランプ31
の係止部36及び連結部14の両外側に亘って壁9aが
形成したものである。その他の形状は前記クランプ31
と実質的に同じなので各構成部品の説明は省略する。係
合突部4aは前記壁9aの両側内面に沿って係入するこ
とにより、前記壁9aによって係合突部4aは左右に動
くことはなくなる。更に前記係合突部4aの先端天面が
前記係合溝5aの内側と係合するので、屈曲部8の力が
前記係合突部4aに伝導しないので、前記チューブ15
も挟持部7a、7bから外れることなく確実にチューブ
15を閉塞することができる。また前記壁9aは係止部
6aの内側に形成した誘導面13の両側にも形成されて
いるので、押圧部12を押した時、係合突部4aの両側
外面は前記壁9aの両側内面に沿って係入されると共に
前記係合突部4aの先端は誘導面13に沿って係合する
ので、前記係合突部4aは左右に動くことなく係合溝5
aと係合することができる。更に前記誘導面13の壁9
aの先端は、係合突部4aを誘導面13に導入しやすく
するために多少外側に広げた方が良い。
【0009】図7は本発明のその他の実施例を示すクラ
ンプ21Bで、装着したチューブ15を閉塞した時の斜
視図である。前記クランプ21Bは、前記クランプ21
Aの係止部6a及び連結部14の両外側に亘って形成し
た壁9aの代わりに、封止部材3の先端に形成した係合
突部4aの両側に板状の壁9bを形成したものである。
前記板状の壁9bは図示した略半円形状や四角形状でも
良い。その他の形状は前記クランプ21Aと実質的に同
じなので各構成部品の説明は省略する。前記壁9bの両
側内面は、前記係止突部6a及び連結部14の両側外面
に沿って係入することにより、前記係合突部4aは左右
に動くことがなくなる。さらに前記係合突部4aの先端
天面が前記係合溝5aの内側と係合するので、前記クラ
ンプ21Aと同様に屈曲部8の力が前記係合突部4aに
伝導しないので前記チューブ15も挟持部7a、7bか
ら外れることなく確実にチューブ15を閉塞することが
できる。
【0010】クランプ21A及び21Bも図1のクラン
プ1と同様に連結部14の両側に壁9を形成すること
で、更に安全性を増しチューブ15が挟持部7a、7b
から外れることは完全に解消される。
【0011】前記クランプ21A、21Bに形成した係
合突部4aが、係止部6aの下側に形成した係合溝5a
に係合し且つ前記係合突部4aが左右に動かないように
できれば、前記壁9a、9bの形状は何でも良く、形成
位置もどこでも良い。
【0012】前記クランプ1(11、21A、21B)
に使用される材質はポリプロピレンやポリアセタール等
の合成樹脂で、成形が容易にでき且つ軽く屈曲部8のよ
うな反発弾性を有することができる合成樹脂の材質であ
れば特に限定しない。
【0013】クランプ1(11、21A、21B)は透
析用血液回路や高カロリー輸液バックや輸液セット等の
医療用具に装着することができ、該医療用具の構成部品
のチューブに装着したクランプ1(11、21A、21
B)を用いて押圧挟持した時に確実にチューブの流路を
遮断することができる。
【0014】
【発明の作用効果】本発明のクランプ1(11、21
A、21B)は前記封止部材3の先端に形成した係合突
部4(4a)が左右に動かないように、係合溝5又は壁
9a、9bを形成することで、クランプ1(11)では
前記係合突部4の両側外面が係合部6の下側に形成した
係合溝5の両側内面に、クランプ21Aでは前記係合突
部4aの両側外面が壁9aの両側内面に、クランプ21
Bでは前記壁9bの両側内面が係止部6a及び連結部1
4の両側外面にそれぞれ係入され、前記係合突部4(4
a)の先端天面が係合溝5の内側また係合溝5aとそれ
ぞれ係合し、押圧挟持したチューブ15が前記挟持部7
a、7bから外れることなく確実にチューブ15を閉塞
することができる。また更に安全性を増す為に連結部1
4の両側に壁9を形成することでチューブ15が挟持部
7a、7bの間から外れない様にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチューブ15を通した時のクランプ1
の展開図で(a)は該クランプ1の側面図で、(b)は
平面図、(c)は正面図、(d)は背面図、(e)はA
−A′の断面図、(f)はB−B′の断面図。
【図2】図1の本発明の(a)のクランプ1の斜視図。
【図3】本発明のクランプ1に装着したチューブ15を
挟持した時の該クランプ1の展開図で(a)は側面図
で、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は背面
図、(e)はA−A′の断面図、(f)はB−B′の断
面図。
【図4】図3の本発明の(a)クランプ1の斜視図。
【図5】本発明のその他の実施例を示す(a)はクラン
プ11の側面図で(b)は該クランプ11の斜視図。
【図6】本発明のその他の実施例を示すクランプ21A
の斜視図
【図7】本発明のその他の実施例を示すクランプ21B
の斜視図
【図8】従来のクランプ31にチューブを挟持した時の
概略図で(a)は側面図と(b)はその斜視図。
【符号の説明】
1、11、21A クランプ 21B、31 クランプ 2 底部 3、33 封止部材 4、4a、34 係合突部 5、5a、35 係合溝 6、6a、36 係止部 7a、7b 挟持部 8 屈曲部 9、9a、9b 壁 10a、10b 挿入孔 12 押圧部 13 誘導面 14 連結部 15 チューブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】封止部材3と底部2を屈曲部8を介して一
    体に形成し、前記底部2の上部に連結部14を介して係
    止部6を形成し、 前記封止部材3の内側に挟持部7aを、前記底部2の内
    側に挟持部7bを形成し、 前記屈曲部8と連結部14にチューブ15の挿入孔10
    a、10bを形成し、前記封止部材3の先端に形成した
    先細りの係合突部4を形成し、該係合突部4の幅を前記
    封止部材3の幅より狭く形成し、前記係止部6の下側に
    は、該係止部6の幅より狭い係合溝5を形成し、 前記先細りの係合突部4の両側外面が前記係合溝5の両
    側内面に沿って係入し、係合突部4の先端天面が前記係
    合溝5の内側と係合するように形成したことを特徴とす
    るクランプ1。
  2. 【請求項2】封止部材3と底部2を屈曲部8を介して一
    体に形成し、前記底部2の上部に連結部14を介して係
    止部6aを形成し、 前記封止部材3の内側に挟持部7aを、前記底部2の内
    側に挟持部7bを形成し、前記屈曲部8と連結部14に
    チューブ15の挿入孔10a、10bを形成し、 前記封止部材3の先端に該封止部材3と同じ幅の係合突
    部4aを設け、前記係止部6a及び連結部14の両外側
    に亘って壁9aを形成し、前記係止部6aの下側に係合
    溝5aを形成し、前記係合突部4aの両側外面が前記壁
    9aの両側内面に沿って係入し、前記係合突部4aの先
    端天面が前記係合溝5aの内側に係合するように形成し
    たことを特徴とするクランプ21A。
  3. 【請求項3】封止部材3と底部2を屈曲部8を介して一
    体に形成し、前記底部2の上部に連結部14を介して係
    止部6aを形成し、 前記封止部材3の内側に挟持部7aを、前記底部2の内
    側に挟持部7bを形成し、前記屈曲部8と連結部14に
    チューブ15の挿入孔10a、10bを形成し、 係合突部4aの両外側に板状の壁9bを設け、前記係止
    部6aの下側に係合溝5aを形成し、前記壁9bの両側
    内面が前記係止部6a及び連結部14の両側外面に沿っ
    て係入され、前記係合突部4aの先端天面が前記係合溝
    5aの内側に係合するように形成したことを特徴とする
    クランプ21B。
  4. 【請求項4】前記連結部14の両側に壁9を形成したこ
    とを特徴とする前記請求項1ないし3に記載のクランプ
    1、21A、21B。
  5. 【請求項5】前記請求項1ないし4に記載のクランプ
    1、21A、21Bを装着したことを特徴とする医療用
    具。
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