JPH0628136Y2 - クランプ - Google Patents

クランプ

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JPH0628136Y2
JPH0628136Y2 JP3405189U JP3405189U JPH0628136Y2 JP H0628136 Y2 JPH0628136 Y2 JP H0628136Y2 JP 3405189 U JP3405189 U JP 3405189U JP 3405189 U JP3405189 U JP 3405189U JP H0628136 Y2 JPH0628136 Y2 JP H0628136Y2
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JP
Japan
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tube
fitting
liquid transfer
transfer tube
clamp
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JP3405189U
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JPH02123243U (ja
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弘明 渡邉
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Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Kawasumi Laboratories Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、血液バッグ、プラズマフェレーシス用バッ
グ、自家輸血セット、高カロリー輸液バッグ、輸液バッ
グ、輸血、輸液セット等の医療用具を構成する液体移送
チューブの途中に配置されるクランプの改良に関するも
のである。
[従来の技術] 第5図は現在医療用具を構成する液体移送チューブの途
中に装着して使用されているクランプ(いわゆるチュー
ブクランプ)の一例を示す。
クランプ25は、ポリアセタール等の合成樹脂からな
り、液体移送チューブの挿入孔26を形成した屈曲部2
7を介して本体と本体29が一体に構成されている。
封止部材28には、液体移送チューブの挟持部30及び
係合部31、他方本体29には、前記封止部材28の挟
持部30と係合部31と対応する位置に、挟持部32と
係合溝33が形成されている。
34は、液体移送チューブ36の挿入孔で、35は把手
を示す。
使用に際しては、挿入孔26、34に液体移送チューブ
36を通して、係合部31を係合溝33に係合し、順次
下方に移動させると、挟持部30、32の間隔が狭くな
り、これに伴って、液体移送チューブ36の液体流路は
遮断させるので液体移送チューブ36内の液体の流れ
は、ストップする。
しかしながら把手35を右方向に押すと係合部31と係
合溝33が外れる形状となっており、外れると液体移送
チューブ36を液体が流通することになる。
一度液体移送チューブ36を遮断して、二度と液体を流
通させてはならない場合は、前記形状のクランプは必ず
しも好ましいものではない。
把手35に何らかの衝撃が加わった場合に前述のように
係合部31と係合溝33が外れ、再びチューブ内を液体
が流通するからである。
さらに出願人は、上記の課題を解決するため第6図のよ
うなクランプ41を考案した。
しかしクランプ41は、チューブへの保持部材がないの
で、チューブをクランプする以外は、チューブに固定す
ることができず大変不便であった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、ヒンジ部4を介して本体2と封止部材3が一
体に形成され、 前記本体2は中腹部に凸状の挾持部5が形成されかつ一
端部に嵌合突起部10と嵌合溝9が形成され、 前記封止部材3は中腹部に凸状の挾持部8が形成される
とともに一端部に前記嵌合突起部10に対応する嵌合溝
7と前記嵌合溝9に対応する嵌合突起部6が形成されか
つチューブを装着する長さ方向の端部にチューブ装着溝
11とチューブ保持部材12が形成され、 前記本体2と封止部材3を閉じたときに前記挾持部材5
と挾持部材8は交互にチューブを挾持するように配置さ
れ、 前記嵌合突起部10と嵌合溝7及び前記嵌合溝9と嵌合
突起部6はそれぞれお互いに同時に密に嵌合するように
形成され、 前記チューブの外径Rと前記チューブの嵌合溝11の内
径rの大きさを、 0.8≦r/R≦1.5に形成した、ことを特徴とする
クランプ。
[作用] クランプ1を開いた状態で液体移送チューブ13を、保
持部材12のチューブ装着溝11に装着した後、封止部
材3を本体2方向へ押して閉じるとそれぞれの嵌合突起
部6、10と嵌合溝7、9は、お互いに交して密に嵌合
し、液体移送チューブ13の断面は、挟持部5、8によ
り閉塞され、液体の流れは完全にストップする。
一度閉じたクランプ1は、二度と開かないので、再び液
体が液体チューブ13内を流通することはない。
[実施例] 第1図は、本考案のクランプ1の概略図、第2図は、ク
ランプ1を開いたところの斜視図、第3図はクランプ1
の部分拡大断面図である。
本考案のクランプ1はポリプロピレン、ポリアセター
ル、硬質ポリ塩化ビニル等の合成樹脂からなり、基本的
には本体2、封止部材3、ヒンジ部4から構成され、一
体成形により形成されている。
封止部材3は、外縁部の一端に爪防止部15、内部には
凸状の液体移送チューブの挟持部8が形成され、さらに
外縁部の一端(液体移送チューブ13の長さ方向と交差
する位置)には、複数の嵌合突起部6と嵌合溝7が一体
に形成され、さらに外縁部の一端(液体移送チューブ1
3の長さ方向と同じ位置)に液体移送チューブ13の装
着溝11、液体移送チューブ13の保持部材12が一体
に成形されている。
本体2は、内部に凸状の液体移送チューブ13の挟持部
5が形成され、さらに外縁部の一端(液体移送チューブ
の長さ方向と交差する位置)には、前記封止部材3の嵌
合突起部6と嵌合溝7と対向する位置に嵌合溝9と嵌合
突起部10が一体に形成され(第3図はこれらの嵌合突
起部6、10と嵌合溝7、9の一部拡大断面図を示す)
ている。
第2図に示すように保持部材12は、液体移送チューブ
13がチューブ装着溝11に装着しやすいように切欠部
14が形成されている。
液体移送チューブ13の外径をR、保持部材12の内径
(装着溝の径)をrとすると、r/Rを0.8〜1.0
の範囲に設定することにより液体移送チューブ13は、
その弾性を利用して、やや強めに保持部材12に装着す
ることができる。
他方、r/Rを1.0〜1.5の範囲に設定することに
より、液体移送チューブ13とチューブ装着溝11間の
スペースが充分に確保でき、かつ液体移送チューブ13
が切欠部14から抜けることがなく、クランプ1を必要
に応じて液体移送チューブ13の間をスライドさせるこ
とができる。
保持部材12の切欠部14の幅をWとすると、W/Rを
0.3〜1.0の範囲に設定することにより、液体移送
チューブ13が、チューブ装着溝11から脱離するのを
防止することができる。
このためクランプ1は、片手で簡単に操作することが可
能となっている。
また、該クランプ1には嵌合突起部2、6と嵌合溝7、
9が第2図のように2箇所形成されている(2箇所以上
形成することもできる)ので、1箇所がうまく嵌合でき
なかったときでも、そのほかの嵌合突起部2または6と
嵌合溝7または9が嵌合していればクランプ状態を維持
することができる。
次に、本考案のクランプ1の医療用具への装着方法と使
用方法について説明する。
第2図に示すように封止部材2と本体3を180°の角
度に開いた状態で、医療用具を組立てる際に、液体移送
チューブ13を保持部材12の切欠部14よりチューブ
装着溝11に装着する。
液体移送チューブ13は、可撓性を有するので、切欠部
14内では押し潰された状態になるが、チューブ装着溝
11では、元の形状に復元される。
このようにして、クランプ1は、可撓性の袋、点滴筒、
接続管、混注部等の医療用具を構成する各液体移送チュ
ーブに装着することができる。
使用に際しては、封止部材3を本体2方向へ押して閉め
ると液体移送チューブ13は、挟持部5と8の双方に徐
々に押圧される。
本体2と封止部材3の嵌合突起部6−嵌合溝9、嵌合溝
7−嵌合突起部10が完全に嵌合すると、液体移送チュ
ーブ13は、挟持部5、8より本体2と封止部材3の底
部へ押圧され、流体通路が完全に遮断される(第4
図)。
封止部材3と本体2の嵌合突起部6、10と嵌合溝7、
9はおたがいに交差して密に嵌合しているので、一度嵌
合すると二度とはずれなくなる。
このとき、液体移送チューブ13は保持部材12に固定
されているので、クランプする際、本体2と封止部材3
の間から滑りだすことなく確実にクランプすることがで
きる。
また、封止部材3と本体2が封止された後、故意に開封
されないよう、封止部材3には爪防止部15が形成さ
れ、爪等によって開封されることを防いでいる。
[効果] 以上説明したように、本考案のクランプ1は、 一度閉じると二度と開かないので液体移送チューブ1
3間の液体の流れを完全に遮断することができる。
液体移送チューブ13に保持部材12を封止部材3に
一体に成形しているので医療用具の液体移送チューブ1
3に使用前に装着でき、急を要する場合は即座に使用で
きる。
等の優れた効果を有する考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図はクランプ1の概略図、第2図はクランプ1を開
いたところの斜視図、第3図はクランプ1の部分拡大断
面図、第4図は液体移送チューブをクランプした際の部
分断面図、第5図及び第6図は従来のクランプの概略図
を示す。 図中、1はクランプ、2は本体、3は封止部材、4はヒ
ンジ部、5は挟持部、6は嵌合突起部、7は嵌合溝部、
8は挟持部、9は嵌合溝部、10は嵌合突起部、11は
装着溝、12は保持部材、13は液体移送チューブ、1
4は切欠部、15は爪防止部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒンジ部4を介して本体2と封止部材3が
    一体に形成され、 前記本体2は中腹部に凸状の挾持部5が形成されかつ一
    端部に嵌合突起部10と嵌合溝9が形成され、 前記封止部材3は中腹部に凸状の挾持部8が形成される
    とともに一端部に前記嵌合突起部10に対応する嵌合溝
    7と前記嵌合溝9に対応する嵌合突起部6が形成されか
    つチューブを装着する長さ方向の端部にチューブ装着溝
    11とチューブ保持部材12が形成され、 前記本体2と封止部材3を閉じたときに前記挾持部材5
    と挾持部材8は交互にチューブを挾持するように配置さ
    れ、 前記嵌合突起部10と嵌合溝7及び前記嵌合溝9と嵌合
    突起部6はそれぞれお互いに同時に密に嵌合するように
    形成され、 前記チューブの外径Rと前記チューブの装着溝11の内
    径rの大きさを、 0.8≦r/R≦1.5に形成した、ことを特徴とする
    クランプ。
JP3405189U 1989-03-24 1989-03-24 クランプ Expired - Lifetime JPH0628136Y2 (ja)

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JP3405189U JPH0628136Y2 (ja) 1989-03-24 1989-03-24 クランプ

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JPH02123243U JPH02123243U (ja) 1990-10-09
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