JP2001258994A - 薬品収納装置 - Google Patents
薬品収納装置Info
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Abstract
に薬品類を戻せて且つ収納状況の把握も的確で更に補充
も楽な薬品収納装置を実現する。 【解決手段】薬品類1を整列収納可能に形成され且つそ
の整列経路の端のところに薬品類1の抜き取りに加えて
押し込みも可能な出入口21が形成されるとともにその
出入口21に向けて収納薬品類1が付勢される多数の薬
剤カセット20と、これらの薬剤カセット20を並べて
乗載しうるカセットホルダー14と、このカセットホル
ダー14を取り外し自在に載せうる棚部10と、薬剤カ
セット20における薬品類1の収納数を求める計数手段
41,42,30とを備える。
Description
用される薬品類を多数のカセットに分けて収納する薬品
収納装置に関し、詳しくは、薬品類の収納に加えて、収
納薬品類の個数をカセット毎に把握しうる薬品収納装置
に関する。なお、薬品類には、アンプル・バイアル・造
影剤等の注射薬の他、箱・ボトル等に収容された錠剤・
散剤等の医薬品や補助薬品も該当する。
の処置に先だち注射薬等の薬品をセットして即ち適宜区
分しつつ並べて準備しておくことで、処置を行い易いよ
うにしているが、処置中に薬品が不足するといけないの
で、薬品を余分に準備しておいて、処置が終わってか
ら、余った薬品を薬局等に返却するとともに、処置中に
使用した薬品を数えている。その作業は、主に看護士や
看護婦などの医療補助者・直接医療従事者が担当してお
り、バケツ等の廃棄用容器の中を漁るようにして行われ
る。そして、多くの場合、それら薬品の使用数量等を薬
品管理用の帳票に記入したり薬品の在庫管理用コンピュ
ータシステムに入力するのも彼らの職務に含まれる。
品等を収納しておく薬品収納装置として、単に薬品を収
納しておくだけのものの他、自動取り出し機構等の付加
されたものも有る。前者では、収納薬品の管理は作業者
等の人間に総て任されている。これに対し、後者では、
補充タイミングの検知等のために、人任せでなく収納薬
品の管理も自動で行うべく、計量手段や計数手段の付加
されたものも有る。そして、そのような計量・計数手段
としては、個々の薬品毎に収納位置を固定的に決めてお
いて各々にセンサを設けるものや、収納容器ごと秤量し
て単位重量に基づき収納薬品の個数を算出するもの、収
納用棚板の引出時に移動した薬品を数えるもの等があ
る。
品収納装置には、医療現場以外で用いられる収納装置と
してみても、それぞれ一長一短がある。例えば、収納だ
けであれば出し入れ自在であるが収納薬品の自動管理は
困難であり、自動取り出しにすると取り出しは便利でも
余り物を戻すのが困難であり、収納位置を薬品毎に固定
したのではコストがかかる割に収納数が限られ、秤量し
て算出するのは精度が劣り、引出時の数え上げでは引き
出し方に制約が伴う。このため、沢山の薬品を種類分け
等しながら収納すべく多数のカセットを配設した場合、
カセットが空になったか否かを検出する程度のことしか
行われなかった。
充等の必要なことを知り、それから補充等の作業に取り
掛かるのでは、在庫があっても補充等が済むまでは装置
が制約を受けるので、必要な薬品を必要なときに提供す
るのが困難になり、医療現場等での使用には満足できな
い。ましてや、在庫が無く、追加の納品等まで時間がか
かるような場合には、大きな問題となる。さらに、注射
薬など多くの薬品には使用期限があるため、そのような
薬品の場合、その順にカセットへ収納され取り出される
ので、取り出したが使用されなかった薬品が戻されて来
たときに、同じカセットに戻し入れできなかったり、戻
せても列び順が変わってしまったりしたのでは、期限切
れが頻発するので、不都合である。
いられない理由は、使い辛いことである。具体的には、
手術の進行具合や患者の容態等に応じて処置内容や必要
な薬品が頻繁に変更されるうえ、それに対応して一時の
猶予も無く迅速に薬品を提供しなければならないのに、
従来の薬品収納装置では、スイッチを押したり引き出し
を引いたりしたうえで少なくとも一呼吸は待たなければ
必要な薬品を手中にすることができないからである。こ
のため、医療現場では、いまだに、注射薬等の薬品をト
レー等にセットして手術等に供するのも、薬品の使用数
量等を把握するのも、看護婦等の直接医療従事者の作業
となっている。
緊張を要する手術等の医療行為に現場で従事した者が、
その直接的行為の終了後も異質の管理業務を担い続けな
ければならないため、なかなか緊張から解放されず、そ
のような者にとって、肉体的にも精神的にも負担が重
い。また、注射薬のアンプル等が割れていたり注射器等
が混じり込んでいると、作業が一層困難で辛いものとな
る。そこで、かかる作業負担を軽減すべく、薬品収納装
置を医療現場でも使い易いものに改良するとともに、現
場の従事者がいちいち数え上げなくても薬品等の使用数
量等が判るようにすることも要請される。
トを用いて沢山の薬品や補助薬品等を取り出し可能に収
納する薬品収納装置について、必要な薬品類を素早く取
り出して手に入れられるようにすることや、出した薬品
類をいつでも元の順序を保って戻せるようにすること、
出し入れしても常に収納薬品類の個数が薬剤カセット毎
に正確に把握できるようにすることが、重要な課題とな
る。そのため、一動作で薬品類を手中にでき而も列びを
乱さずに薬品類を戻せて更に収納状況の把握も的確な薬
品収納装置を実現することが基本的な目的となる。
ると、それに止まらず更なる要望も生じる。具体的に
は、準備段階での一括補充に関する改善や、薬品の使用
に伴うデータ管理についての改善など、種々の改良要求
が派生して来る。そこで、医療現場には好適な人手での
作業態様を崩さずに、それらの更なる要求にも応えられ
るように、即ち現場で使い易いばかりか現場外での補充
等も容易かつ的確に行えるように、薬品収納装置を更に
改良することが技術的な課題となる。この発明は、この
ような課題を解決するためになされたものであり、一動
作で薬品類を手中にでき而も列びを乱さずに薬品類を戻
せて且つ収納状況の把握も的確で更に補充も楽な薬品収
納装置を実現することを目的とする。
るために発明された第1乃至第3の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
収納装置は、出願当初の請求項1に記載の如く、薬品類
を整列収納可能に形成され且つその整列経路の端のとこ
ろに薬品類の抜き取りに加えて押し込みも可能な出入口
が形成されるとともにその出入口に向けて収納薬品類を
付勢する付勢手段が付設されている多数の薬剤カセット
と、これらの薬剤カセットを並べて乗載しうるカセット
ホルダーと、このカセットホルダーを取り外し自在に載
せうる棚部と、前記薬剤カセットにおける薬品類の収納
数を求める計数手段とを備えたものである。
収納装置は、出願当初の請求項2に記載の如く、薬品類
を整列収納する多数の薬剤カセットと、これらの薬剤カ
セットを並べて保持する支持手段とを具えた薬品収納装
置であって、前記薬剤カセットにおける薬品類の収納数
を求める計数手段が設けられており、且つ、前記薬剤カ
セットは、薬品類の抜き取りに加えて押し込みも可能な
出入口が形成されるとともに、その出入口に向けて収納
薬品類を付勢する付勢手段が付設されたものであり、前
記支持手段は、前記計数手段の一部または全部が組み込
まれた棚部に加えて、その棚部に載せられて前記出入口
を露出させた状態で前記薬剤カセットを保持する取り外
し自在なカセットホルダーも有している、というもので
ある。
収納装置は、出願当初の請求項3に記載の如く、薬品類
を整列収納可能に形成され且つその整列経路の端のとこ
ろに薬品類の抜き取りに加えて押し込みも可能な出入口
が形成された多数の薬剤カセットと、これらの薬剤カセ
ットを並べて乗載しうるカセットホルダーと、このカセ
ットホルダーを取り外し自在に載置可能であって載置時
に前記カセットホルダー上の前記薬剤カセット内でその
出入口に向けて収納薬品類が自重で付勢される傾きで前
記カセットホルダーを支持する棚部と、前記薬剤カセッ
トにおける薬品類の収納数を求める計数手段とを備えた
ものである。
全面を露出させている状態に限らず、開口の内奥等で部
分的に露出させている状態であっても、視認可能で且つ
手や指の届くような状態であれば、含まれる。また、常
に露出させている必要は無く、扉や覆いの開閉等にて少
なくとも使用時には露出状態を容易かつ迅速に確保しう
るようになっていれば良い。
セットホルダーと、改修等は別として通常は取り外すこ
とのない棚部とを纏めて、薬剤カセットの支持手段とし
て把握しうることを明記したものであり、それ以外は第
1解決手段と等価である。また、第3解決手段は、傾斜
に基づく重力の分力だけで付勢力が足りるときには付勢
手段を明示的に設ける必要がないことを明記したもので
あり、それ以外は第1,第2解決手段と等価である。
の薬品収納装置にあっては、各カセットに収納されてい
る薬品類は、使用時に必要なだけ或いは使用に備えて予
め多めに取り出されるが、カセット内でその出入口に向
けて付勢部材により又は自重により付勢されているので
該当カセットの出入口から整列順に次々に抜き取られ
る。そして、抜き取られた薬品類のうち使用に至らなか
ったものは、抜き取った出入口から押し込まれて、元の
カセットに戻される。こうして、簡単に、列の先頭から
取り出された薬品類は列の先頭に戻されることとなる。
そのため、カセットへの整列収納時に薬品類を使用期限
の順に列べておくだけで、その後に頻繁な出し入れがあ
っても自然に、不所望な期限切れ発生を少なくすること
ができる。
んでいるため、薬品類の出し入れは、対象の薬品類を医
師等の使用者が自分の目で見て確認しながら指等で直接
摘んで行うことができるので、必要な薬品類を手中にす
るのも余った薬品類を戻すのも、単一動作で行える。ス
イッチ操作等の間接行為や搬送待ち等の無駄時間は無
い。また、そのようにカセットにおける薬品類の出入口
が見やすくて出し入れも容易なので、使い勝手を損なう
ことなく、より多くのカセットを集積させることもでき
る。さらに、そのような出し入れがあっても、各カセッ
トにおける薬品類の収納数が計数手段によって求められ
ていることから、カセット内部が見えなくても又は見づ
らくても薬品類の収納状況はリアルタイムで的確に把握
できる。
分けし、それぞれの組ごとにカセットホルダーを割り当
てて該当カセット上に載せて並べおく等のことで、薬剤
カセットの着脱をカセットホルダー単位で行うことも可
能となっているので、手術の種類等に応じて予め幾つか
のカセットホルダー及び薬剤カセットを準備して、それ
に必要な薬品類を現場外で一括補充し、現場等との間の
移送や装置への着脱はカセットホルダー単位で纏めて処
理することができる。
のものを交換するといった程度のことで簡単かつ迅速に
準備が調うので、現場での使い勝手を何ら損なうことな
く、現場とは別の作業し易いところでミスしないように
一括補充等の準備作業や後始末を行うことができること
となる。したがって、この発明によれば、一動作で薬品
類を手中にでき而も列びを乱さずに薬品類を戻せて且つ
収納状況の把握も的確で更に補充も楽な薬品収納装置を
実現することができる。
本発明の薬品収納装置について、これを実施するための
幾つかの形態を説明する。
形態は、出願当初の請求項6に記載の如く、上述した解
決手段の薬品収納装置であって、薬剤カセットがガタつ
いて倒れたり検出位置からずれたりしないように、薬剤
カセットの乗載位置を規定する凹凸が前記カセットホル
ダーに形成されている、というものである。
形態は、上述した解決手段および実施形態の薬品収納装
置であって、前記計数手段が、前記カセット毎に設けら
れその出入口を介する薬品類の出し入れを出入り区別し
て検出する検出手段と、その検出結果に応じて該当計数
値を増減させる演算手段とを備えている、というもので
ある。この場合、出入口を介する薬品類の出し入れがあ
るとその度に、検出手段によってそのことが出入り区別
して検出されるとともに、出し入れのあったカセットに
ついての該当計数値が演算手段により検出結果に応じて
増減させられる。こうして、各カセットにおける薬品類
の収納数が求められるが、検出素子等が出入口またはそ
の近傍の局所に対して設置されていれば足りるので、検
出手段を比較的安価に実現することができる。
形態は、上述した解決手段および実施形態の薬品収納装
置であって、前記計数手段が、前記カセット毎に設けら
れ該当カセットに収納中の薬品類の列の長さ又はその列
の最後尾位置に対応した物理量を検出する検出手段と、
その検出結果に応じて該当計数値を生成する又は算出す
る演算手段とを備えている、というものである。この場
合、各カセット毎に、薬品類が整列収納されていること
に基づいてその列の長さ等が検出手段によって検出され
るとともに、それぞれのカセットに該当する計数値が演
算手段により検出結果に応じて算出等される。こうして
各カセットにおける薬品類の収納数が求められるが、そ
の際の検出は整列収納状態を利用して長さや位置を求め
ることで行われるため、全部の薬品類を一個毎に有無検
出するのより安価にでき、また、薬品類の総重量を計っ
て割り出すのよりもコンパクトで高精度にし易い。しか
も、その検出は薬品類の出し入れに拘わらず随時行われ
るので、それもカセット内の薬品類の総数について行わ
れるので、初期値の設定等が不要なうえ一時の計数ミス
が残存したり累積したりすることも無くて、薬品類の収
納状況を簡便かつ正確に把握することができる。
形態は、上述した解決手段および実施形態の薬品収納装
置であって、薬剤カセットが、上部を解放して補充口も
形成し又は前記出入口を上部に延長して補充口も形成し
たものであって、しかも、外部から非接触で検出しうる
被検出子を保持した被検出子保持部材を移動自在に内蔵
している、というものである。この場合、出入口に加え
て補充口も形成されているので、しかも、その補充口が
カセット上部に広がっているので、薬剤カセットを密に
並べた状態でも、上から薬品類を補充することが可能で
ある。これにより、薬剤カセットを一つずつ取り出さな
くても例えばカセットホルダーにセットしたままでも補
充作業が行えて準備作業が楽になり迅速に済ませられる
という更なる作用効果も得られる。
形態は、上述した第4の実施形態の薬品収納装置であっ
て、前記被検出子保持部材の移動範囲を規制する範囲規
制手段が前記薬剤カセットに設けられている、というも
のである。この場合、範囲規制手段によって被検出子保
持部材の移動範囲が規制され、その範囲に対応して薬品
類の最大収納数が確定する。これにより、自動計数の困
難な一括補充時に作業者が収納薬品類の数を一々数えな
くても、単に薬剤カセットの収納空間を薬品類で満たせ
ば、予め判明している個数分の補充がなされることとな
る。
配置と呼ばれる処理が行われることも多く、その定数配
置では医療行為に先立つ準備作業の度に各薬品類を種類
ごとに所定数ずつ揃えておくことが必要であり、このよ
うな場合に、被検出子保持部材の移動範囲を定数配置の
所定数に適合させておくことにより、補充者の作業負担
が軽減される。また、補充作業時に例え補充漏れや不足
などが生じたとしても、薬剤カセットを薬品収納装置に
セットした状態で計数手段による計数に基づいて自動確
認も行えるので安心である。
形態は、上述した第4,第5の実施形態の薬品収納装置
であって、前記被検出子保持部材が傾くのを規制する傾
動規制手段が前記薬剤カセットに設けられている、とい
うものである。この場合、薬品類の出し入れや補充に際
して被検出子保持部材が移動しても不所望に傾いたり倒
れたりすることは無いので、取り扱いや作業が気楽に行
える。特に、一括補充時に薬品類を立てて収納する場合
など、倒れない被検出子保持部材が収納薬品類の傾倒防
止にも役立つことも多い。
形態は、出願当初の請求項4に記載の如く、上述した解
決手段および実施形態の薬品収納装置であって、識別情
報を保持する情報保持手段が前記カセットホルダーに設
けられている、というものである。この場合、一括補充
や搬送等に際して識別情報を読み取って収納薬品類の適
否判別や移送先の確認等に利用することが可能であり、
これにより、誤作業が防止されるとともに作業者の作業
負担も軽減される。
形態は、出願当初の請求項5に記載の如く、上述した解
決手段および実施形態の薬品収納装置であって、前記棚
部またはその棚板を引出可能に支持する引出機構が設け
られている、というものである。この場合、薬剤カセッ
トを単体で又はカセットホルダー単位で棚部から脱着す
る際、棚を引き出して作業することができるので、作業
が楽に行える。また、そのための作業用空間が引出機構
にて装置周囲の別空間へ移されることにもなるので、空
き空間や通路等を作業用に共用する等ことで、狭い場所
でも無理なく装置を設置することができる。
た本発明の薬品収納装置について、これを実施するため
の具体的な形態を、以下の第1〜第8実施例により説明
する。図1〜図6に示した第1実施例は、上述した第1
〜第3の解決手段および第1,第2の実施形態(当初請
求項1〜3,6)を具現化したものである。また、図7
〜図11に示した第2実施例は、上述した第1〜第3の
解決手段および第3〜第7の実施形態(当初請求項1〜
4,6)を具現化したものであり、図12の第3実施例
は、その変形例である。さらに、図13の第4実施例、
図14の第5実施例も、それらの変形例である。また、
図15の第6実施例、図16の第7実施例、図17の第
8実施例は、上述した第8の実施形態(当初請求項5)
も具現化したものである。なお、それらの図示に際して
は、簡明化等のため、ボルト等の締結具,ヒンジ等の連
結具などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関
連するものを中心に図示した。
いて、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。
図1は、その機械的構造を示し、(a)が正面図、
(b)がカセット周りの右側面図である。また、図2
は、薬剤カセットの構造を示し、(a)が右側面図、
(b)が平面図、(c)が正面図、(d)が薬品収納状
態の斜視図、(e)が薬品一括補充時の開状態図であ
る。さらに、図3は、カセットホルダーの構造を示し、
(a)が左側面図、(b)が平面図、(c)が正面図、
(d)がカセットを乗載したところの斜視図である。ま
た、図4は、計数手段等のブロック図である。
カセット保持部10(支持手段)と操作部30とがベー
ス板等の基部9上に隣接して設けられたものであり、カ
セット保持部10から注射薬等の薬品1(図示したのは
注射薬を封入したアンプル)を取り出す向きや操作部3
0を操作する向きが正面側・前面側に並べられ、図示し
ない信号送受用ケーブル等の接続は基部9のところや後
背側でなされている。カセット保持部10は、棚枠とし
て適宜な外枠や筐体を具えていて、その内側にカセット
載置棚11が多段に設けられたカセット専用の棚であり
(図1(a)では上下4段)、それぞれのカセット載置
棚11上に一個または複数個のカセットホルダー14を
載せておけるようになっている。それらのカセットホル
ダー14は、後述するように複数・多数のカセット20
を並べて載置しうるようになっている。
照)、カセット20を傾斜状態に維持するために、カセ
ットホルダー14を載置する上面が後背側で高く前面側
で低くなっており、傾いたカセット20が落ちないよう
前端部分に上側への曲げ部又は突き出し部が形成されて
いる。上下の棚と棚との間や棚と天板との間は開口して
いて、各カセット20の出入口21側を手前にして各カ
セットホルダー14をカセット載置棚11上に載せ置く
と、総ての出入口21およびそれぞれの先頭薬品1が手
前側に即ち装置前面に揃って露出するようになってい
る。
箱形に纏められており、その前面には、操作対象である
キーボード31の他にプリンタ32やフロッピーディス
ク33等が配設され、内部には、後述する通信ユニット
34やメインコントローラ44等が格納されている。
後方向一列に整列させて収納するために、概ね直方体状
の箱物からなり、その内部空間の横幅および高さが薬品
1のそれより僅かに大きく、奥行きは何倍も長くなって
いる。カセット20の前面上側の角部は切り欠かれて出
入口21となっており、この出入口21は、先頭の薬品
1の頭部または上半分がほぼ露出するよう大きく切り欠
かれて、横から見ても薬品1の頭部等がほぼ露出するよ
うな階段状に形成されており、先頭薬品1を出し入れ可
能であってその際に薬品1の頭部を人の手で摘んで抜き
取ったり押し込んだりするのが容易にできるようになっ
ている。
小さい部材が用いられていて、カセット20を前下がり
に傾けると収納薬品1が自重で出入口21側へ滑って来
るようになっているが、後方の薬品1が倒れるのを防ぐ
とともに最後尾の薬品1に対しても出入口21に向けて
積極的に後押しして付勢するような重り22が内蔵され
ている。重り22は、カセット20の内部を摺動しなが
ら前後へ自在に移動しうるよう、幅が薬品1とほぼ同じ
で高さも同じかそれより低くなっている。
業なども考慮して、それぞれプラスチック等からなる左
半体23と右半体24とを組み合わせたものとなってい
る。両者23,24は、前面部および後面部の重なると
ころの2箇所で係合し、そこを中心に回転して開閉し、
閉じて箱状となり、開いて内部を大きく露見させるよう
になっている。また、カセット20の前面には、後述す
るカセットホルダー14の溝14aに挿入可能な前面突
起25が形成され、後面には、カセットホルダー14の
溝14bに挿入可能な後面突起26が形成されている。
また、後述する計数手段40のセンサ41に対応してカ
セット20の前面には小孔20dが貫通形成され、セン
サ42に対応してカセット20の底面には小孔20cが
貫通形成されている。
いプラスチック等からなる浅い角皿状の箱体で、その前
後の長さはカセット20を乗載可能な長さになってい
る。また、その前方の内側面には縦の溝14aが多数形
成された凹凸面となっており、その溝14aは前面突起
25が入る大きさに形成されている。さらに、後方の内
側面も縦の溝14bが多数形成された凹凸面となってお
り、その溝14bには後面突起26が入るようになって
いる。前後の溝14a,14bは一対一に対応してお
り、隣り同士の距離は、カセット20が密に並ぶよう、
その横幅と同じか僅かに大きくなっている。そのため、
同じ幅のカセット20を載せる予定のカセットホルダー
14では溝14a,14bが等ピッチで形成され、異な
る幅のカセット20を載せる予定のカセットホルダー1
4では溝14a,14bが不等ピッチで形成されてい
る。カセットホルダー14の底面にも、計数手段40の
センサ42に対応して溝14aと同じピッチで小孔14
cが幾つか貫通形成されている。
20における薬品1の収納数・個数を求めるため、セン
サ41,42が主体の検出手段と、メインコントローラ
44が主体の演算手段とを具えている。
射式フォトセンサ等が用いられ、カセット載置棚11の
上面であってカセット20の載せ置かれるべきところそ
れぞれに一組ずつセンサ41,42が埋設されている
(図1(b)参照)。センサ41は検出方向を後方へ向
けて前端の突き出し部に設けられ、センサ42は検出方
向を上方へ向けて前端より少し後方寄りのところに設け
られている。また、上述したようにカセット20及びカ
セットホルダー14の該当個所にはセンサ41,42か
らの送光およびそれへの反射光を通過させるための小さ
な貫通孔20d,20c,14cが形成されているの
で、それぞれのカセット20に収納されている先頭の薬
品1について側面部と底面部とが検出されるようになっ
ている。
ロプロセッサシステム等からなり、カセット載置棚11
毎に設けられたサブコントローラ43を介して全センサ
41,42の検出結果を取り込めるようになっている。
そして、プログラム処理によって、センサ41,42の
各対での検出結果の変遷状態に関する相違等に基づき、
出入口21を介する薬品1の出し入れを出入り区別して
検出するようになっている。また、内蔵の又は外付けの
ハードディスク45に計数値テーブル46を割り付け、
そこを各カセット20毎に割り振ってそれぞれに薬品類
収納数の計数値を記憶保持するとともに、各センサ対4
1,42の検出結果に応じて該当計数値を増減させる演
算等も行うようになっている。それらの処理について
は、以下の動作説明にて詳述する。
その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図
5は、薬品抜き取り時の状態変化を示し、図6は、薬品
押し込み時の状態変化を示す。また、図2は、カセット
20の使用状態も示しており、(d)が薬品収納状態の
斜視図、(e)が薬品一括補充時の開状態図である。さ
らに、図3(d)は、カセットホルダー14へのカセッ
ト20の乗載状態を示す斜視図であり、図1(b)は、
カセット20をカセットホルダー14と共に棚板11へ
搭載した状態を示している。
は、それぞれ適合するサイズの薬品1を幾つかずつ収納
しておくが、その際、使用期限等のある薬品1について
は、なるべく期限の遅いものを奥側にし、期限の早く来
るものを前側にして整列させる。また、その作業を電源
断の状態で行ったときや、カセット20を外して一括収
納したようなときには、キーボード31等を操作して計
数値テーブル46の該当データに適切な初期値を設定し
ておく。
け一括して補充するときは(図2(e)参照)、前後面
や底面部分が外側に来ている右半体24の方を回転させ
て全体を開き、左半体23に出入口21側から順に薬品
1を必要なだけ立てて並べ、それから、その右側すなわ
ち最後端に重り22を置く。そして、右半体24を回し
て閉めると、補充作業は完了する。
(d)参照)、前下がりに保持されると、先頭の薬品1
が出入口21のところに来てその頭部等が指で摘める状
態となる。このようなカセット20は、幾つかずつカセ
ットホルダー14上に並べて纏められ(図3(d)参
照)、さらに、そのカセットホルダー14ごと、薬剤収
納装置にセットされて、すなわち棚板11上に搭載され
て(図1(b)参照)、現場での最終的な使用に供給さ
れる。
は、手術用注射薬のアンプル等の場合、大抵、病院内の
調剤部門や手術室前室等で纏めて行われる。すなわち、
手術の度に行っても良いが、通常は、注射薬セットの作
業負担も軽減すべく、半日や一日等の所定期間に想定さ
れる幾つかの手術に足りる十分な個数の薬品1が、各カ
セット20に収納される。それから、常温保存の可能な
薬品1を収納したカセット20はカセット保持部10に
格納され、冷凍保存の必要な薬品1を収納したカセット
20は手術室前室の保冷庫等に格納される。
合はそのまま使用時期の来るのを待つが、調剤部門等で
行われた場合は、カセットホルダー14単位で適宜な薬
剤運搬用カート等にて手術室前室へ移送され、そこの薬
品棚や保冷庫等に一時格納される。それから、使用時ま
でには、常温保存の可能な薬品1を収納したカセット2
0はカセットホルダー14単位で薬品収納装置にセット
され、使用時の直前には、保冷庫等のカセット20もホ
ルダー14単位で薬品収納装置にセットされる。
室に運び込む。その際、薬品収納装置がカートやキャス
ター付き台等に予め載っている場合は、そのまま移動さ
せて使用を待ち、そうでない場合は、適宜の搬送手段に
て薬品収納装置を運んで適宜な高さの机や台の上にセッ
トする。それから、電源等も確認して、装置の作動を開
始させる。その状態で、所望の薬品1を収納しているカ
セット20の出入口21から、先頭のものを一つ抜き取
ると、その薬品1の移動に伴って該当箇所のセンサ4
1,42の検出状態が変化し、取出のあったことがメイ
ンコントローラ44によって検知される。
「ON」状態となっていたセンサ41,42が(図5
(a)参照)、先頭の薬品1の上方への移動に伴って、
先ずセンサ42が「OFF」状態となり(図5(b)参
照)、次いでセンサ41も「OFF」状態となり(図5
(c)参照)、それから二番目の薬品1が先頭位置にず
れて来ると、センサ42が「ON」状態に戻り(図5
(d)参照)、最後にセンサ41も「ON」状態となっ
て、定常状態に戻る。
ト20に出入口21から押し込むと、先ず二番目以降の
薬品が奥へ移動するのに伴って、センサ41が「ON」
状態(図6(a)参照)から「OFF」状態となり(図
6(b)参照)、それからセンサ42も「ON」状態
(図6(b)参照)から「OFF」状態となる(図6
(c)参照)。次に新たな薬品1の挿入移動に伴って、
センサ41が「ON」状態となり(図6(d)参照)、
それから、最後に、センサ42も「ON」状態となっ
て、定常状態に戻る。
変化もメインコントローラ44に取り込まれ、出入口2
1を介する薬品1の入れ戻しがあったことが検知され
る。しかも、薬品1を出したのか入れたのかによって、
センサ41,42のオンオフ変化する順序が異なるの
で、両者はメインコントローラ44の判別処理にて確実
に区別される。こうして、出入口21を介する薬品1の
出し入れが出入り区別して検出される。
と、メインコントローラ44によって、計数値テーブル
46における該当計数値のデータが−1される。薬品1
の押込・差込が検知されると、+1される。こうして、
薬品1が出し入れされる度に、出し入れ先のカセット2
0に対応した計数値テーブル46中の計数値が適切に増
減され、計数値テーブル46には各カセット20の収納
薬品の個数が常に正確に反映されることとなる。
で、手術室内の医師や看護婦等は、手術に注射薬が必要
になったときには何時でも、カセット保持部10を見
て、そこに並んでいるもののうちから該当薬品1を選
び、そこへ手を伸ばしてそれを抜き取れば良い。それだ
けで必要な薬品を直ちに使用することができる。また、
患者の容態や病状判断の変化等によってその薬品1の使
用を中止したような場合は、直ちに或いは手術終了後等
の適宜な時に、同じ薬品1の入っているカセット20へ
出入口21から押し込めば良い。それだけで、取り出し
たが使用に至らなかった薬品1が、使用期限の順序等に
従った適切な収納位置に戻され、その計数処理も自動で
行われる。
時、キーボード31の適宜操作等に応じて、メインコン
トローラ44は、計数値テーブル46の内容をそのまま
又は管理データ47等に基づいて適宜な形式に変換した
り薬品名称を付加したりしたうえで、プリンタ32やフ
ロッピーディスク33に出力する。また、通信ユニット
34を介してホストコンピュータ等との交信が可能なと
きには適宜な電文にして通知することも行う。
場等の現場ではそこでの作業性を損なうことなく薬品の
出し入れがワンタッチで簡単かつ迅速に随時行なわれ
る。しかも、その際、出し入れした薬品の個数等をデー
タ入力するといった面倒な作業は行わなくても、薬品の
収納数は常に正確に把握されており、廃棄用容器内の使
用済みアンプル等をいちいち数え上げなくても手術に使
用された注射薬等の数量が自動で而も正確に判明するう
え、不足薬品の補充や発注等に必要な管理まで自動で処
理することも可能となる。さらに、概念上関連して把握
される複数個のカセットをカセットホルダーにて物理的
にも纏めて取り扱えるので、現場での作業者の負担が軽
減されるとともに、作業効率も向上する。
いて、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。
図7は、その機械的構造を示し、(a)が正面図、
(b)がカセット周りの右側面図である。また、図8
は、薬剤カセットの構造を示し、(a)が薬品一括補充
時の開状態図、(b)が薬品収納状態の斜視図である。
さらに、図9は、カセットホルダー14にカセット20
を乗載したところの斜視図である。また、図10は、計
数手段等のブロック図である。
ものと相違するのは、計数手段40が改造されて計数手
段50になった点と、薬剤カセット20も計数手段の改
造に対応して及び更なる改良のために改造されている点
である。また、操作部30には(図7参照)、読取装置
としてのバーコードリーダ61が、フレキシブルなケー
ブル等を介して外付けされている。その読取の完了や後
述の判別結果等を音で報せるために、適宜のブザー62
等も組み込まれている(図10参照)。
薬品1の収納数・個数を求めるために、センサ51が主
体の検出手段と、メインコントローラ56が主体の演算
手段とを具えている(図10参照)。汚れに強い等の利
点も考慮して検出手段に磁気式検出手法が採用されたの
に伴い、小さな永久磁石からなる被検出子52が、重り
22に取り付けられて、重り22は被検出子保持部材と
なっている(図7(b)照)。また、カセット20の小
孔20c,20d及びカセットホルダー14の小孔14
cが不要なので省かれている。さらに、カセットホルダ
ー14は、磁気を妨げないプラスチック等から形成され
る。
磁石の被検出子52に感応するホール素子等を利用した
磁気センサが採用され、被検出子52は被検出子保持部
材22に埋め込まれるので少数で済むが、センサ51
は、多数用いられるので、その単価を下げるために、被
検出子52の遠近に応じて「OFF」又は「ON」する
だけの簡易なものとなっている。センサ51は、カセッ
ト20との接続が不要なようにセンサ基板53の上面等
へ一列に並んだ状態で貼設等されるが、その個数は該当
カセット20の最大収納数より一つ多く、そのピッチ
は、カセット20内で整列している薬品1のピッチに一
致している。センサ基板53は、カセット載置棚11の
上面等であってカセット20の載せ置かれるべきところ
それぞれに装着され、その上に該当カセット20がセッ
トされると、各センサ51が一つずつ各収納薬品1の真
下に位置するようになっている。
0毎に設けられるのに対し、サブコントローラ基板54
は各カセット載置棚11毎に設けられる。サブコントロ
ーラ基板54は、横に延びるような状態でカセット載置
棚11の下面等に取り付けられ、図示しない適宜のコネ
クタ等を介して各センサ基板53及びメインコントロー
ラ56との接続が確立されている(図10参照)。各サ
ブコントローラ基板54にはワンチップマイコン等のサ
ブコントローラ55が搭載されており、その中継処理等
によって、各センサ51の検出結果が集められてメイン
コントローラ56へ纏めて送出されるようになってい
る。
ローラ44と同様のマイクロプロセッサシステム等から
なり、これにはキーボード31やハードディスク45な
ど同様の周辺機器も接続されているが、検出手段がセン
サ51及び被検出子52等になったことに対応して、そ
の検出結果に応じて該当計数値を生成する処理を担う部
分のプログラム等が改造されている。具体的には、カセ
ット載置棚11毎に設けられたサブコントローラ55を
介して全センサ51の検出結果を取り込めるようになっ
ている。また、内蔵の又は外付けのハードディスク57
に計数値テーブル58等を割り付け、そこを各カセット
20毎に割り振ってそれぞれに薬品類収納数の計数値を
記憶保持するとともに、各センサ51の検出結果に応じ
て該当計数値を算出する演算処理等も行うようになって
いる。
ードリーダ61から読取結果が送られて来ると、その度
に読取自体が適切になされたか否かに応じてブザー62
を駆動する。例えば、異なる音色を使い分けて短時間の
駆動を行う。そして、適切な読取結果が得られると、そ
れをハードディスク57の管理データ59等に照らして
収納の適否等を判別するとともに、その判別結果に応じ
てブザー62を駆動する。その際、はっきり聞き取れて
楽に確認できるよう、例えば、上述の音色とも異なる音
色を使い分けて、あるいは断続回数等も違えて、上述の
場合より長時間の駆動を行うようになっている。なお、
メインコントローラ56によるそれらの処理について
は、後述する動作説明にて詳述する。
述べると(図8参照)、先ず、出入口21と補充口27
とが繋がって一体化している点である。すなわち、補充
口27は、出入口21を上部の天板部分に延長したよう
な状態で、出入口21をその一部として取り込んだ大き
な開口となっている。
内部材76が設けられた点と、案内部材76にストッパ
ー74(範囲規制手段)が付設されている点と、被検出
子保持部材22に突出部71(手動操作部材)及び車輪
72,73(傾動規制手段)が付設されている点でも、
改造されている。案内部材76は、例えばアルミニウム
からなる中空の角棒や門形・L形のアングル材等を加工
して作られ、カセット20内で薬品1の整列経路に沿っ
て前後に延びる案内溝75が形成されている。
75から下方へ延び、そことその上方で被検出子保持部
材22に対し、一対の車輪72が、案内部材76を上下
から挟んで転動可能な状態で設けられている。また、そ
の後方でも、同様に一対の車輪73が案内部材76を挟
んで転動可能な状態で被検出子保持部材22に対して付
設されている。これにより、被検出子保持部材22は、
案内溝75に案内されながら前後方向すなわち薬品1の
整列経路に沿って自在に移動しうるものであって、傾く
のを規制されたものとなっている。
で案内溝75の下方に収められたナットと、案内溝75
の上下に延びたボルトとの組み合わせ等からなり、上に
出ている摘み部分を指先等で回すことで、案内部材76
に固定したり、固定位置変更のために緩めたりしうるよ
うになっている。そして、固定された状態では、移動し
て来た被検出子保持部材22が当接すると、被検出子保
持部材22が同じ方向にそれ以上移動するのを阻止する
ことで、被検出子保持部材22の移動範囲を規制するよ
うになっている。
ラベル77が、バーコードリーダ61で読み取り易いと
ころ例えば前面や側面の内外等に貼り付けられている。
そのバーコードラベル77には、薬品1の種類等に基づ
いて割り振られた薬品コード等の識別情報が記載されて
おり、通常は、収納すべき薬品1のバーコードラベルに
印刷されている識別情報と同じ情報が印刷されている。
外側面のバーコードラベル77は、カセット20を薬品
収納装置の棚板11やカセットホルダー14から外した
ときに読み取りやすく、内側面のバーコードラベル77
は、カセット20を開いた状態でも読み取れ、前面のバ
ーコードラベル77は、カセット20が薬品収納装置の
棚板11にセットされているときでも読み取れる。
ベル77が、バーコードリーダ61で読み取り易いとこ
ろ例えば外側面等に貼り付けられている。そのバーコー
ドラベル77には、各カセットホルダー14を識別でき
るように割り振られたホルダ番号等の識別情報が記載さ
れており、さらにそれに対応して管理データ59等に
も、一のカセットホルダー14の識別情報とそれに乗載
すべき幾つかのカセット20の識別情報とを組にしたデ
ータがカセットホルダー14の個数分だけ記憶されてい
る。
その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図
11は、薬品出し入れ時の状態変化を示している。
と相違するのは、どのようにして収納したときでも、計
数値テーブル58初期化のためのデータ入力作業は行わ
れないことである。また、この場合、第1実施例の場合
と同様に左半体23と右半体24とを開いた状態で一括
補充が行えるのはもちろん(図8(a)参照)、それだ
けでなく、大きな補充口27も形成されているので、両
者23,24を閉じた通常の使用状態のままでも(図8
(b)参照)、補充口27を介して薬品1を随時補充す
ることができる。
成されているので、カセット20をカセットホルダー1
4から外さなくても薬品1を補充することができる(図
9の矢印等を参照)。そこで、定数配置等のために予め
組み合わせてカセットホルダー14上にセットされたカ
セット20は、一括補充についてもカセットホルダー1
4単位で纏めて行えるので、補充作業等の取り扱いが一
層楽になる。
括補充時の薬品収納数が決まっているカセット20につ
いては、予めストッパー74の固定位置を調節して、被
検出子保持部材22をストッパー74側まで後退させた
状態で薬品1が既定数だけ収納されるようにしておく。
そして、補充時には、カセット20が開閉いずれの状態
であっても、突出部71を軽く手で押してストッパー7
4に当たるまで後方へ移動させる。それから、被検出子
保持部材22からその前方出入口21のところまで薬品
1を詰め込んで満たす。そうすると、それだけで確実
に、カセット20には薬品1が必要個数だけ収納される
こととなる。また、その際、突出部71を操作して被検
出子保持部材22を移動させても、被検出子保持部材2
2は傾いたり倒れたりすることなく軽快に移動して、移
動範囲の限界であるストッパー74のところで停止す
る。
て判るものや、薬品名等を目視確認して収納先カセット
の判っている薬品1については、直ちに収納して良い
が、目視確認では判然としなかったり目視での確認結果
にはっきりした自信が持てず少しでも疑念や迷いがある
ようなときには、バーコードリーダ61を操作して、収
納しようとしている薬品1のバーコードラベルに加えて
カセット20のバーコードラベル77も読み取らせる。
そうすると、メインコントローラ56によって、バーコ
ードリーダ61の読取動作の適否確認が行われ、その読
取が2回正常に行われた後には、それらの一致不一致が
判別される。そして、両バーコードが正常に読み取れて
それらが一致していれば、ブザー62の音でそのことが
知らされ、薬品1が該当カセット20に適合しているこ
とがハッキリと判るので、収納作業を行う。これに対
し、不一致のときには、直ちには収納を行わず、他のカ
セット20を候補に選んで再び確認作業を行う。こうし
て、気軽に行っても誤り無く適切に収納がなされる。
14に載せる際にも、判然としないようなときには、バ
ーコードリーダ61を操作して、該当するカセットホル
ダー14及びカセット20のバーコードラベル77も読
み取らせる。そうすると、メインコントローラ56によ
って、管理データ59に基づく適否確認が行われ、その
結果がブザー62の音で知らされる。こうして、カセッ
トホルダー14でのカセット20の纏めに関しても、気
軽に而も適切に行える。そして、補充の済んだカセット
20及びカセットホルダー14を薬品収納装置の棚板1
1にセットすると、計数手段50によって、収納薬品の
自動計数が行われ、予め定数配置確認用データが管理デ
ータ59等に記憶されている場合にはそれとの自動照合
も行われる。こうして、容易かつ迅速に補充も済ませる
ことができる。
(a)参照)、各カセット20で、何れか一つのセンサ
51が「ON」状態となり、他のセンサ51は「OF
F」状態となるので、「ON」状態のセンサ51が何番
目のものかに応じて直ちに、現在収納中の薬品1の個数
が判明する。そして、その計数値が計数値テーブル58
に記憶される。
したときには、二番目以降の薬品1及び被検出子保持部
材22が出入口21側へ1ピッチ分ずれるように移動す
るため、移動中は一時的には該当カセット20に対応す
る総てのセンサ51が「OFF」状態となるが(図11
(b)参照)、移動後は速やかに、隣りのセンサ51の
うち出入口21側のものが「ON」状態となる(図11
(c)参照)。これに対し、薬品1を出入口21から入
れたときには、収納中の薬品1及び被検出子保持部材2
2が奥側へ1ピッチ分ずれるように移動するため、「O
N」状態のセンサ51が奥側の隣りへ移る(図11
(c)〜(a)参照)。
ぞれのカセット20に収納中の薬品1の列の最後尾位置
に対応した被検出子52の位置が、過去の経緯に何ら影
響されること無く、常に正確に検出される。したがっ
て、この場合、使用現場に限らず何れの段階でも収納薬
品の個数等をデータ入力するといった手作業は行う必要
が無く、それでも薬品の収納数は常に正確に把握され
る。
るので、手術室内の医師や看護婦等は、手術に注射薬が
必要になったときには何時でも、カセット保持部10を
見て、そこに並んでいるもののうちから該当薬品1を選
び、そこへ手を伸ばしてそれを抜き取れば良い。それだ
けで必要な薬品を直ちに使用することができる。また、
患者の容態や病状判断の変化等によってその薬品1の使
用を中止したような場合は、直ちに或いは手術終了後等
の適宜な時に、同じ薬品1の入っているカセット20へ
出入口21から押し込めば良い。それだけで、取り出し
たが使用に至らなかった薬品1が、使用期限の順序等に
従った適切な収納位置に戻され、その計数処理も自動で
行われる。
用の薬品1をカセット20へ戻すのは、抜き取った直後
で戻し先のカセット20がハッキリ判っている場合や、
色や形の特徴で一見して判る場合など確実な場合にだけ
行う。少しでも紛らわしいようなときや、忙しくて気が
急いているようなときには、手術等が済むまで適宜のト
レー等に貯めておき、後でゆっくり、バーコードリーダ
61等で薬品1の識別情報の確認を行いながら、戻すの
が良い。こうして、この場合も、誤収納が確実に防止さ
れる。
も随時、キーボード31の適宜操作等に応じて、メイン
コントローラ56は、計数値テーブル58の内容をその
まま又は管理データ59等に基づいて適宜な形式に変換
したり薬品名称を付加したりしたうえで、プリンタ32
やフロッピーディスク33に出力する。また、通信ユニ
ット34を介してホストコンピュータ等との交信が可能
なときには適宜な電文にして通知することも行う。
した薬品収納装置のセットされた術場等の現場ではそこ
での作業性を損なうことなく薬品の出し入れがワンタッ
チで簡単かつ迅速に随時行なわれる。しかも、その際、
出し入れした薬品の個数等をデータ入力するといった面
倒な作業は行わなくても、薬品の収納数は常に正確に把
握されており、廃棄用容器内の使用済みアンプル等をい
ちいち数え上げなくても手術に使用された注射薬等の数
量が自動で而も正確に判明するうえ、不足薬品の補充や
発注等に必要な管理まで自動で処理することも可能とな
る。
いて、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。
図12は、カセット20の右側面図にセンサ51及び被
検出子保持部材22を付記したものであり、(a)が小
径の薬品1を収納した状態、(b)及び(c)が大径の
薬品1を収納した状態を示している。
ッチとセンサ51のピッチとが一致していたのに対し、
この第3実施例の薬品収納装置にあっては、センサ基板
53の共通化を図るために、薬品1のピッチとセンサ5
1のピッチとが一致しないカセット20でも薬品列の長
さや計数値が正しく得られるようになっている。
列させたときのピッチで列設され、被検出子52はその
ピッチより感応範囲が長く且つ整数倍には一致しないよ
うにされる(図12(a)参照)。しかも、それと同じ
条件のセンサ51や被検出子保持部材22が大径の薬品
1の整列収納にも用いられる(図12(b)参照)。こ
れにより、センサ基板53が各種サイズの薬品1につい
て共通化され、量産効果を享受することができる。そし
て、ピッチの一致した薬品1については、第2実施例に
て述べたようにして的確な薬品列の長さ及び計数値が得
られる。また、ピッチの一致しない薬品1についても、
薬品1の出し入れがあれば被検出子52がセンサ51の
1ピッチ以上の距離を移動するので、薬品列の長さの相
違は確実に検出される。
先端部に感応するセンサ51が不確定な状態となること
も生じうるが、そのときでも、被検出子52の長さがピ
ッチの整数倍からずらしてあるので、被検出子52の後
端部に感応するセンサ51が明確に定まる。そのため、
複数個のオンオフ(ON/OFF)パターンを該当個数
の薬品列の長さ及び計数値に割り振ることが可能であり
(図12(c)参照)、これによって何れのときでも薬
品列の長さ及び計数値が的確に得られることとなる。
ブコントローラ55やメインコントローラ56での数値
演算等にて検出の度に行うようにしても良いが、予め演
算した結果をテーブルや判別表等に保持しておいて検出
毎の処理は負担の軽い検索程度で済ますようにしても良
い。また、センサ基板53は最小の薬品1に対応したセ
ンサピッチのもので総てを統一しても良いが、数種類の
センサピッチのものに集約して使い分けるようにしても
良い。さらに、第1実施例のとは異なり累算する必要が
無いので、一個ずつ出し入れしても複数個まとめて出し
入れしても、それを素早く行ってもゆっくり行っても、
過渡的状態に影響されることなく、静的状態では常に正
確に、カセット20内に収納されている薬品1の計数が
行われる。
面図を示した本発明の薬品収納装置は、暗所での保存が
望ましい薬品1に関しても、使い易さを損なうことなく
適切な状態で収納しておけるように、改造を施したもの
である。具体的には、カセット保持部10に箱形筐体を
採用したうえで、その前面に大きな開口を形成するとと
も、その開口を覆う幕12も付加したのである。
してカセット保持部10内を暗くしておく(図13
(a)参照)。これに対し、手術中等の使用時には、幕
12を巻取器13等に収めて、カセット保持部10の前
面開口を解放しておく(図13(b)参照)。その状態
では、各カセット20の出入口21及び先頭薬品1が現
れて視認等可能になっているので、必要に応じて手を伸
ばして薬品の出し入れを行う。手術等を終えた後は、再
び幕12を降ろす。こうして、使用時には露出状態が容
易かつ迅速に確保される。
を示した本発明の薬品収納装置は、カセット保持部10
に枠組状のものが採用され、前面だけで無く後背面側で
もカセットを露出させて支持するようになったものであ
る(図14(a)参照)。
20の後側が大きく解放されているのと、カセット載置
棚11が前下がりに傾斜しているのを利用して、カセッ
ト20のセット作業や入れ替え作業等を装置の後方から
簡単にカセットホルダー14単位で行うことができる。
を示した本発明の薬品収納装置が上述の第5実施例のも
のと相違するのは、各棚板11毎に引出機構15+16
が設けられた点である。
在に支持するものであれば適宜のもので良いが、この例
ではロック機能付きのレールが採用されている。すなわ
ち、カセット保持部10の側板等に取り付けて固定され
る取付レール16と、その長手方向にスライドして進退
可能な引出レール15とからなる。また、引出レール1
5は、引き出した状態で自動的にロックがかかり、手動
でロック解除されるようになっている。さらに、この例
では、引出レール15が後方斜め上へ引き出されるよう
になっている。
20及びカセットホルダー14を装置から外すときは、
先ず該当カセットホルダー14を後方へ引き上げる(図
15(a)参照)。そして、引出レール15がロックし
たところでカセットホルダー14を持ち上げて引出レー
ル15及び棚板11上から取り出す(図15(b)参
照)。カセット20及びカセットホルダー14を装置に
セットするときは、逆順に、ゆっくり行う(図15
(b),(a)参照)。こうして、棚板11の傾斜を利
用して後方からカセット20の交換等を行うに際して、
多数の薬品1やカセット20を載せたカセットホルダー
14単位でも、楽に行うことができる。
を示した本発明の薬品収納装置が上述の第6実施例のも
のと相違するのは、引出レール15が前方斜め下へ引き
出されるようになった点である。また、それに対応して
引出レール15は後退状態で自動ロックするようになっ
ている。
ダー14を装置から外すときは、先ず該当カセットホル
ダー14を搭載している棚板11について、その引出レ
ール15のロックを解除し、ゆっくりと前方へ引き下げ
る(図16(a)参照)。そして、引出レール15が止
まったところでカセットホルダー14を持ち上げて引出
レール15及び棚板11上から取り出す(図16(b)
参照)。カセット20及びカセットホルダー14を装置
にセットするときは、逆順にする(図16(b),
(a)参照)。こうして、正面からでも、カセット20
の交換等を楽に行うことができる。
いて、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。
図17は、(a)が正面図、(b)が右側面図であり、
(c)がカセット着脱時の正面図である。この薬品収納
装置が上述した第7実施例のものと相違するのは、個々
の棚板11でなくカセット保持部10を纏めて引出可能
にするために引出機構15+16が大型の一組になった
点である。カセット保持部10は、ほぼ水平に前後へ移
動可能に支持されていて、前方に引き出された状態では
(図17(b)参照)左右の側面が解放されるようにな
っている。また、操作部30は、空きを利用してカセッ
ト保持部10の上部に組み込まれ、基部9は、各カセッ
ト20から薬品1を抜き取る際に立ったままでも楽に行
えるよう、腰の位置に近い高さになっており、前面扉を
開けて廃棄用容器や他の用具等を収納しうるようにもな
っている。
ダー14を着脱するときは、カセット保持部10を前方
に引き出しておき、その左右から棚板11上で滑らせる
ようにして該当カセットホルダー14の抜き差しを行う
(図17(c)参照)。こうして、装置の後方でなく前
方サイドから作業がなされるばかりか、棚板11が傾斜
しているにも拘わらずカセット20及びカセットホルダ
ー14は水平移動させるだけで足りるので、カセット2
0の交換等を一層楽に行うことができる。
は、上述した実施例のものに限られる訳で無く、種々の
組み合わせが可能である。
や記号であっても良く、それに対応して読取装置も、バ
ーコードリーダに限らず、OCR等の文字読取装置や、
CCDカメラ等の撮像装置と画像処理装置とを組み合わ
せたものでも良い。判別結果等を確認可能に報せるため
の確認手段も、音を出すブザー62に限らず、合成した
音声をスピーカから出すようにしても良く、ディスプレ
イ等に文字や映像で表示するようにしても良い。
ンプル入りの注射薬であったが、薬品1は、これに限ら
れるものでなく、例えば瓶詰めのものや、箱詰のもの、
固形物であれば裸のままであっても良い。そして、収納
する薬品類を適宜取捨選択等して適合させるだけで、本
発明の薬剤カセットや薬品収納装置は、手術室に限ら
ず、手術室前室や、処置室、造影室、ナースセンター、
入院病棟、外来病棟、調剤部門など、病院や薬局内の随
所で役に立つ。
のに限らず、バネの弾撥力や、空気圧等の流体力、無端
ベルトによる摩擦力などを利用したものでも良い。その
ような付勢がなされるのであれば薬剤カセットを水平に
保持するようになっていても良い。なお、薬品1が倒れ
る心配の無いものである場合には、そして、自重だけで
確実に移動しうるものである場合には、明示的な付勢部
材は省略することができる。さらに、カセット保持部1
0は、固定した矩形の棚に限らず、回転筒状体等でも良
い。また、カセット保持部10と操作部30とは、別体
に分離して設置されていても良く、一体に纏まっていて
も良い。
須で無く、例えばカセットホルダー14の左右両端部等
を支えるようにすればカセットホルダー14が棚板の機
能を兼ねるのでアングル材等の適宜な支持部材が使え
る。その場合、センサ51やセンサ基板53は、棚枠の
うちカセットホルダー14と干渉しないところに設けて
おいても良いし、センサ51等をカセットホルダー14
側に装着するとともにカセットホルダー14をカセット
保持部10にセットする際に手動での又は自動でのコネ
クタ着脱や無線等にて計数処理に必要な信号伝送が確立
されるようにしても良い。
上述した光検出方式のものに限らず、薬品1の存否を検
出できるものであれば良く、例えば容量変化や接触の有
無を検出するものでも良い。
ンサ51が何れも収納薬品1の真下に来るようにした
が、この条件は必須では無い。収納薬品1の個数が変わ
っても被検出子52が何れかのセンサ51のほぼ真上に
来るようになっていれば良く、最後尾の薬品1と被検出
子52との距離が収納薬品1のピッチと異なるような場
合には、その差の分だけ、収納薬品1とセンサ51と
は、ずれる必要がある。センサ51やセンサ基板53と
被検出子52との上下等の配置も、上述したものに限ら
ず、例えば、センサ51等を上の棚板11の下面に付設
するとともに、被検出子保持部材22の背を薬品1と同
等かそれより高くしてその上端部分に被検出子52を取
着するようにしても良い。
0に収納中の薬品1の列の最後尾位置に対応した物理量
として被検出子保持部材22内の被検出子52の位置を
検出するようにしたが、列の長さが判ればそれを薬品1
のピッチで割ることでも正確な収納数が算出できるの
で、収納薬品の列の長さを検出するようにしても良い。
さらに、その長さ検出は、薬品1の列の先頭から最後尾
までを直接的に測るものでも良く、被検出子保持部材2
2の移動距離を測って間接的に算出するものでも良い。
の薬品収納装置にあっては、カセットへの薬品類の出し
入れを露出して並んでいる出入口から手で行うとともに
各カセット内の薬品類を自動計数するようにし更にカセ
ットホルダー単位でも取り扱えるようにしたことによ
り、一動作で薬品類を手中にでき而も列びを乱さずに薬
品類を戻せて且つ収納状況の把握も的確で更に補充も楽
な薬品収納装置を実現することができたという有利な効
果が有る。
その機械的構造を示し、(a)が正面図、(b)がカセ
ット周りの右側面図である。
収納状態を示し、(a)が右側面図、(b)が平面図、
(c)が正面図、(d)が薬品収納状態の斜視図、
(e)が薬品一括補充時の状態である。
使用状態を示し、(a)が左側面図、(b)が平面図、
(c)が正面図、(d)が使用状態の斜視図である。
その機械的構造を示し、(a)が薬品収納装置の正面
図、(b)がカセット周りの右側面図である。
(a)が薬品一括補充時の開状態図、(b)が薬品収納
状態の斜視図である。
の斜視図である。
て、(a)〜(c)何れも、カセットの右側面図にセン
サ及び被検出子を付記したものである。
て、そのカセット保持部の縦断右側面図である。
て、そのカセット保持部の右側面図である。
て、そのカセット保持部の右側面図である。
て、そのカセット保持部の右側面図である。
て、(a)及び(c)が正面図、(b)が右側面図であ
る。
支持手段) 11 棚板(カセット載置棚) 12 幕(暗幕、シャッター、扉、前面開閉部材) 13 巻取器 14 カセットホルダー 14a 溝(薬剤カセット乗載位置規定用の凹凸) 14b 溝(薬剤カセット乗載位置規定用の凹凸) 14c 小孔 15 引出レール(可動部材、引出機構) 16 取付レール(固定部材、引出機構) 20 カセット(薬剤カセット) 20c 小孔 20d 小孔 21 出入口(端部開口) 22 被検出子保持部材(滑動部材、可動体、重
り、付勢手段) 23 左半体(向かって左側の部分、内側半体) 24 右半体(向かって右側の部分、外側半体) 25 前面突起(位置決め用の凹凸) 26 後面突起(位置決め用の凹凸) 27 補充口(上部開口) 30 操作部(操作・指示・表示・入力・出力等用の別
ユニット) 31 キーボード(手動入力手段) 32 プリンタ(印刷形態での出力手段) 33 フロッピーディスク(FD、記憶媒体、記録
媒体への出力手段) 34 通信ユニット(オンラインでの又は遠隔地へ
の出力手段) 40 計数手段 41 センサ(集中配置されたセンサ、薬品出し入
れの検出手段) 42 センサ(集中配置されたセンサ、薬品出し入
れの検出手段) 43 サブコントローラ(下位の演算手段) 44 メインコントローラ(上位の演算手段、管理
手段) 45 ハードディスク(HD、二次記憶装置、デー
タ保持手段) 46 計数値テーブル 47 管理データ 50 計数手段 51 センサ(列設されたセンサ、薬品列の最後尾
の検出手段) 52 被検出子(薬品列の最後尾を示す永久磁石) 53 センサ基板(カセット毎のプリント回路基
板、センサ保持部材) 54 サブコントローラ基板(横列カセット群毎の
プリント回路基板) 55 サブコントローラ(下位の演算手段) 56 メインコントローラ(上位の演算手段、管理
手段) 57 ハードディスク(HD、二次記憶装置、デー
タ保持手段) 58 計数値テーブル 59 管理データ 61 バーコードリーダ(読取装置) 62 ブザー(確認手段) 71 突出部(摘み部) 72 車輪(転動輪、移動自在化手段、傾動規制手段) 73 車輪(転動輪、移動自在化手段、傾動規制手段) 74 ストッパー(薬品定数調整部材、範囲規制手段) 75 案内溝(移動経路、傾動規制補助手段、範囲規制
補助手段) 76 案内部材(レール、傾動規制補助手段、範囲規制
補助手段) 77 バーコードラベル(読取情報記載部材、識別情報
情報保持手段)
Claims (6)
- 【請求項1】薬品類を整列収納可能に形成され且つその
整列経路の端のところに薬品類の抜き取りに加えて押し
込みも可能な出入口が形成されるとともにその出入口に
向けて収納薬品類を付勢する付勢手段が付設されている
多数の薬剤カセットと、これらの薬剤カセットを並べて
乗載しうるカセットホルダーと、このカセットホルダー
を取り外し自在に載せうる棚部と、前記薬剤カセットに
おける薬品類の収納数を求める計数手段とを備えている
薬品収納装置。 - 【請求項2】薬品類を整列収納する多数の薬剤カセット
と、これらの薬剤カセットを並べて保持する支持手段と
を具えた薬品収納装置であって、前記薬剤カセットにお
ける薬品類の収納数を求める計数手段が設けられてお
り、且つ、前記薬剤カセットは、薬品類の抜き取りに加
えて押し込みも可能な出入口が形成されるとともに、そ
の出入口に向けて収納薬品類を付勢する付勢手段が付設
されたものであり、前記支持手段は、前記計数手段の一
部または全部が組み込まれた棚部に加えて、その棚部に
載せられて前記出入口を露出させた状態で前記薬剤カセ
ットを保持する取り外し自在なカセットホルダーも有し
たものであることを特徴とする薬品収納装置。 - 【請求項3】薬品類を整列収納可能に形成され且つその
整列経路の端のところに薬品類の抜き取りに加えて押し
込みも可能な出入口が形成された多数の薬剤カセット
と、これらの薬剤カセットを並べて乗載しうるカセット
ホルダーと、このカセットホルダーを取り外し自在に載
置可能であって載置時に前記カセットホルダー上の前記
薬剤カセット内でその出入口に向けて収納薬品類が自重
で付勢される傾きで前記カセットホルダーを支持する棚
部と、前記薬剤カセットにおける薬品類の収納数を求め
る計数手段とを備えている薬品収納装置。 - 【請求項4】識別情報を保持する情報保持手段を前記カ
セットホルダーに設けたことを特徴とする請求項1乃至
請求項3の何れかに記載された薬品収納装置。 - 【請求項5】前記棚部またはその棚板を引出可能に支持
する引出機構が設けられたことを特徴とする請求項1乃
至請求項4の何れかに記載された薬品収納装置。 - 【請求項6】前記カセットホルダーは薬剤カセットの乗
載位置を規定する凹凸が形成されたものであることを特
徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載された薬
品収納装置。
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