JP2001258546A - 醗酵処理装置 - Google Patents

醗酵処理装置

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JP2001258546A JP2000075543A JP2000075543A JP2001258546A JP 2001258546 A JP2001258546 A JP 2001258546A JP 2000075543 A JP2000075543 A JP 2000075543A JP 2000075543 A JP2000075543 A JP 2000075543A JP 2001258546 A JP2001258546 A JP 2001258546A
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Katsuhiko Nagaoka
克彦 長岡
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/50Means for positioning or orientating the apparatus
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センターレールと長円形のサイドレールとに
よって形成された無端走行路を攪拌装置が走行する醗酵
処理装置において、堆肥の出し入れを、サイドレールの
円弧部の下側のスペースを広く開けて大型のショベルカ
ーで作業性よく行うことができるようにする。 【解決手段】 サイドレールを可動レール部7と固定レ
ール部8とに分割する。可動レール部7と固定レール部
8の端部同士を横軸72を介して連結する。可動レール
部7を退避位置に向けて常時付勢するバランスウェイト
74を有する。攪拌装置6が固定レール部8から可動レ
ール部7に乗り移るときに、攪拌装置6の押圧部材62
が退避位置の可動レール部7を押下げ揺動させた後、攪
拌装置6の車輪が可動レール部7に乗り移って可動レー
ル部7を押下げ揺動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、堆肥などを醗酵さ
せたり養生させたりすることに用いられる醗酵処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の醗酵処理装置として、従来、図
13に概略的に示した装置が知られていた。同図の醗酵
処理装置は、処理槽1内の幅方向中央部に縦通隔壁2が
立ち上げられ、その縦通隔壁2を挟む両側にサイド隔壁
3,3が立ち上げられていると共に、縦通隔壁2の上に
センターレール4が敷設され、両側のサイド隔壁3,3
の上に長円形のサイドレール5が敷設されている。そし
て、センターレール4とセンターレール4の周囲に配備
された長円形のサイドレール5とによって形成された無
端走行路を攪拌装置6が矢印aのように循環走行するよ
うになっている。すなわち、攪拌装置6は図示していな
い車輪(内輪と外輪)がセンターレール4とサイドレー
ル5の上を転動することによって上記無端走行路を矢印
aのように自走する。そして、その自走中に、処理槽1
に収容されている堆肥などの処理物を前から後に切り返
して攪拌する機能を有している。
【0003】このような醗酵処理装置において、サイド
レール5の円弧部5aは複数本の支柱(不図示)によっ
て支えられている。そして、処理槽1に堆肥を出し入れ
するときには、たとえば処理槽1の長手方向の一端側X
で、ショベルカーのアームを円弧部5aの下側で上記支
柱の相互間に挿入して堆肥を投入したり堆肥をすくい上
げたりしている。処理槽1の長手方向の他端側Yで堆肥
を出し入れするときにも同様の作業を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サイド
レール5の円弧部5aの下側のスペースが狭いため、堆
肥の出入れに小型のショベルカーを使うことを余儀なく
されていて、堆肥の出入れの作業性が悪かった。
【0005】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
のであり、堆肥を出し入れするときには、サイドレール
の円弧部の下側のスペースを広く開けて大型のショベル
カーで作業性よく堆肥を出し入れすることのできる醗酵
処理装置を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、サイドレールの円弧部を
上方の退避位置に撥ね上げてその下側のスペースを広く
開けることができるようにすると共に、上記円弧部の撥
ね上がりが無動力で行われる醗酵処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】さらに、本発明は、攪拌装置がサイドレー
ルの円弧部を走行するときには、その円弧部が攪拌装置
の走行に伴って作用位置に復帰し、その作用位置で攪拌
装置の走行を案内し得るようになる醗酵処理装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る醗酵処理装
置は、センターレールとこのセンターレールの周囲に配
備された長円形のサイドレールとによって形成された無
端走行路を攪拌装置が循環走行するようになっている。
このような醗酵処理装置には、たとえば図13で説明し
たものがある。
【0009】本発明において、上記サイドレールは、そ
のサイドレールの円弧部を含むレール部材によって形成
された可動レール部と残余のレール部材によって形成さ
れた固定レール部とに分割されている。ここで、可動レ
ール部は、長円形のサイドレールの円弧部の長手方向中
間部分を形成しているレール部材によって形成されてい
てもよい。この場合、残余のレール部材によって形成さ
れた固定レール部には、サイドレールの直線部と円弧部
の残余の部分とが該当する。また、可動レール部が、長
円形のサイドレールの円弧部の全体によって形成されて
いてもよく、その場合は、残余のレール部材によって形
成された固定レール部にサイドレールの直線部の全体が
該当する。さらに、可動レール部が、長円形のサイドレ
ールの円弧部の全体と直線部の端部とによって形成され
ていてもよく、その場合は、残余のレール部材によって
形成された固定レール部にサイドレールの直線部の残余
の部分が該当する。
【0010】上記可動レール部は、その端部が上記固定
レール部の端部に横軸を介して作用位置と作用位置の上
方の退避位置との間で揺動可能に連結されている。ここ
で、作用位置は、固定レール部に連続して上記無端走行
路を形成する位置である。
【0011】また、上記可動レール部を退避位置に向け
て常時付勢する付勢手段と、上記攪拌装置が固定レール
部から可動レール部に乗り移るときに可動レール部を退
避位置から作用位置に押下げ揺動させる押下げ手段とを
有する。
【0012】この構成であると、攪拌装置が固定レール
部上で停止していたり固定レール部を走行していたりし
ているときには、可動レール部が付勢手段の作用によっ
て退避位置に跳ね上がってその下側のスペースを広く開
放している。したがって、この状態のときに堆肥を出し
入れするようにすると、広いスペースを利用して堆肥の
出し入れが可能になり、大型のショベルカーを使って作
業性よく堆肥を出し入れすることができるようになる。
また、攪拌装置が走行して固定レール部から可動レール
部に乗り移るときには、押下げ手段が可動レール部を退
避位置から作用位置に押下げ揺動させるので、攪拌装置
が固定レール部から可動レール部に乗り移って可動レー
ル部を走行することが可能になる。そして、攪拌装置が
可動レール部を走行した後、その可動レール部から固定
レール部に乗り移ったときには、上記のように可動レー
ル部が付勢手段の作用によって退避位置に位置してその
下側のスペースを広く開放するようになる。
【0013】本発明において、上記攪拌装置はセンター
レール及びサイドレールの上を転動する車輪を有してい
る。そして、上記押下げ手段は、攪拌装置に設けられか
つ上記車輪が固定レール部から可動レール部に乗り移る
のに先立って退避位置に位置している可動レール部を攪
拌装置の走行方向に押して押下げ揺動させる可動レール
押圧機構と、攪拌装置の車輪が固定レール部から可動レ
ール部に乗り移ったときに攪拌装置の重量を可動レール
部に付加して可動レール部を作用位置にまで押下げ揺動
させる上記車輪とによって形成されていることが望まし
い。
【0014】この構成であると、攪拌装置が走行してそ
の車輪が固定レール部から可動レール部に乗り移るとき
には、その乗り移り動作に先立って可動レール押圧機構
が可動レール部を攪拌装置の走行方向に押して押下げ揺
動させ、その後、車輪が固定レール部から可動レール部
に乗り移ったときには、攪拌装置の重量が車輪により可
動レール部に付加されて可動レール部を作用位置にまで
押下げ揺動させるので、車輪が可動レール部から固定レ
ール部に乗り移る前と後とで、可動レール部が退避位置
から作用位置まで揺動して作用位置に円滑に復帰する。
しかも、そのときの可動レール部の揺動が、攪拌装置の
走行力と攪拌装置の重量とを利用して行われるので、可
動レール部を揺動させるための特別の動力源を用いる必
要がない。
【0015】上記可動レール押圧機構は、上記攪拌装置
の走行方向前端部に具備された押圧部材によって形成さ
れていても、上記攪拌装置の走行方向前端部に回転自在
に取り付けられた押圧ローラによって形成されていても
よい。また、上記可動レール押圧機構が、上記横軸と同
心状に上記可動レール部の端部に固着された軸体と、こ
の軸体から延び出たアーム部と、上記攪拌装置の走行方
向前端部に取り付けられかつ上記アーム部を押圧揺動さ
せることによって可動レール部が押下げ揺動される方向
に上記軸体を回転させる押圧部とを有し、上記アーム部
は、攪拌装置の車輪が固定レール部から可動レール部に
乗り移る前の位置で上記押圧部に対向し、かつ、攪拌装
置の車輪が固定レール部から可動レール部に乗り移った
後の位置で上記押圧部から離反する形状に形成されてい
るものであってもよい。
【0016】本発明では、上記車輪が可動レール部から
固定レール部に乗り移ったときに作用位置からその上方
へ揺動する上記可動レール部を受け止めてその可動レー
ル部の退避位置への揺動運動を規制する受け部材が上記
攪拌装置の走行方向後端部に設けられていることが望ま
しい。これによると、攪拌装置が可動レール部を走行し
た後、その可動レール部から固定レール部に乗り移った
ときに、可動レール部が付勢手段の作用によって作用位
置から退避位置まで揺動して跳ね上がる動作が、攪拌装
置の走行方向後端部に設けられた受け部材によって規制
されるので、可動レール部の跳ね上がりに伴う衝撃が緩
和される。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
る醗酵処理装置の要部の概略平面図、図2〜図6は同醗
酵処理装置の作用説明図、図7は可動レール部7が跳ね
上がって退避位置に位置している状態の正面図、図8は
可動レール部7と固定レール部8との連結部分の構造を
例示した一部破断平面図である。
【0018】図1には、図13で説明した処理槽1の一
端部X側のセンターレール4とサイドレール5と攪拌装
置6とが示されている。同図において、サイドレール5
は、図中の仕切り線イの右側部分Rが円弧部5aを形成
し、仕切り線イの左側部分Lが直線部5bを形成してい
る。この実施形態において、センターレール4は可動レ
ール部7と固定レール部8とに分割されている。ここ
で、可動レール部7は、サイドレール4の円弧部5aの
長手方向中間部分を形成しているレール部材によって形
成されているのに対し、固定レール部8は、可動レール
部7を除いた部分、すなわち残余のレール部材によって
形成されている。そのため、固定レール部8は、上記し
た直線部5bの全長部分と上記した円弧部5aの両端部
分とによって形成されている。
【0019】そして、図8に例示したように、可動レー
ル部7は、その両方の端部71,71が固定レール部
8,8の端部に横軸72を介して上下方向に揺動自在に
連結されている。図例では、可動レール部7の端部71
に固定これた横軸72が固定レール部8の端部に具備さ
れた軸孔81に貫挿されている。また、図1や図7のよ
うに、可動レール部7の両方の端部の横軸72,72の
うち、一方側の横軸72は上記軸孔81に挿通されて一
方側の固定レール部8の外側に延び出ており、その横軸
72の外端部にアーム73が固着され、そのアーム73
の先端部にバランスウェイト74が取り付けられてい
る。バランスウェイト74は、横軸72を中心にして可
動レール部7を常時上方へ揺動付勢する機能を有してい
る。したがって、可動レール部7に下方に押し付ける力
が加わっていないときには、可動レール部7が横軸72
を中心にして上方へ揺動して跳ね上がる。ここで、図2
に示したように、サイドレール5が敷設されているサイ
ド隔壁3には、バランスウェイト74に当たってそのバ
ランスウェイト74の下限位置を規制するストッパ75
が設けられており、このストッパ75にバランスウェイ
ト74が当たることによって、跳ね上がった可動レール
部7が図7のように垂直姿勢になってアーチ状を形成す
るようになっている。図7のように垂直姿勢になったと
きの可動レール部7の位置が可動レール部7の退避位置
である。したがって、バランスウェイト74によって可
動レール部7を退避位置に向けて常時付勢する付勢手段
が形成されている。これに対し、可動レール部7が固定
レール部8に連続する水平姿勢になっているときの可動
レール部7の位置が、可動レール部7の作用位置であ
る。したがって、可動レール部7が作用位置に位置して
いるときには、センターレール4とサイドレール5とに
よって攪拌装置6の無端走行路が形成される。
【0020】なお、図1は、サイドレール5の長円形状
を明らかにするために可動レール部7が作用位置に位置
しているものとして醗酵処理装置の要部を表してある。
【0021】図2〜図6の概略的に示した攪拌装置6
は、センターレール4(図1参照)上を転動する内車
(不図示)と、サイドレール5上を転動する外車輪61
とを有している。そして、可動レール部7がその作用位
置に位置しているときには、センターレール4とサイド
レール5とによって形成される無端走行路を図13に矢
印aで示した方向に自走し、その自走中に、処理槽1に
収容されている堆肥などの処理物を前から後に切り返し
て攪拌する機能を有している。
【0022】攪拌装置6には、その攪拌装置6が固定レ
ール部8から可動レール部7に乗り移るときに可動レー
ル部7を退避位置から作用位置に押下げ揺動させる押下
げ手段が設けられている。この実施形態において、上記
押下げ手段は、攪拌装置6の走行方向前端部に設けられ
た前上がり傾斜板63を備えた押圧部材62と、前側の
上記外車輪61とによって形成されている。押圧部材6
2は、図3から図4のように前側の外車輪61が固定レ
ール部8から可動レール部7に乗り移るのに先立って、
退避位置に位置している可動レール部7を攪拌装置6の
走行方向に押して途中まで押下げ揺動させる作用を発揮
する。また、前側の外車輪61は、その外車輪61が固
定レール部8から可動レール部7に乗り移ったときに攪
拌装置6の重量を可動レール部7に付加することによ
り、上記押圧部材62が途中まで押下げている可動レー
ル部7をさらに作用位置にまで押下げ揺動させる作用を
発揮する。
【0023】一方、攪拌装置6の走行方向後端部に後上
がり傾斜板65を備えた受け部材64が設けられてい
る。この受け部材64は、図5から図6のように後側の
外車輪61が可動レール部7から固定レール部8に乗り
移ったときに作用位置からその上方へ揺動する可動レー
ル部7を受け止めてその可動レール部7の退避位置への
揺動運動を規制する作用を発揮する。
【0024】以上のように構成された醗酵処理装置にお
いて、たとえば図2のように、攪拌装置6が固定レール
部8上で停止していたり固定レール部6を走行していた
りしているときには、可動レール部7がバランスウェイ
ト74やストッパ75の作用によって可動レール部7が
退避位置に跳ね上がって垂直の姿勢になり、図7に示し
たアーチ形になって可動レール部7の下側には広いスペ
ースSが確保される。したがって、この状態のときに、
図13に示した処理槽1の一端側Xから堆肥を出し入れ
するようにすると、広いスペースを利用して堆肥の出し
入れが可能になり、大型のショベルカーを使って作業性
よく堆肥を出し入れすることができる。図13に示した
処理槽1の他端側Yから堆肥を出し入れする場合も同様
である。
【0025】次に、図2の矢印dのように攪拌装置6が
走行して前側の外車輪61が固定レール部8から可動レ
ール部7に乗り移ろうとしたときには、乗り移りに先立
って、図3のように押圧部材62ないし前上がり傾斜板
73が可動レール部7に当たってその可動レール部7を
バランスウェイト74による付勢に抗して退避位置から
作用位置に向けて円滑に押下げ揺動させる。こうして押
圧部材62ないし前上がり傾斜板63が可動レール部7
を作用位置に向けて押下げ揺動させつつ、攪拌装置6が
図3及び図4の矢印dのように走行して前側の外車輪6
1が固定レール部8から可動レール部7に乗り移ったと
きには、前側の外車輪61によって攪拌装置6の重量が
可動レール部7に付加されるので、可動レール部7が作
用位置にまで押下げ揺動される。なお、可動レール部7
には支柱76が連結されている。そのため、可動レール
部7が作用位置に達すると、支柱76の処理槽の底面1
2に着座して可動レール部7を作用位置に位置決めす
る。これにより、図1に示したセンターレール4とサイ
ドレール5とによって無端走行路が形成され、その無端
走行路を攪拌装置6が方向転換しながら走行する。
【0026】一方、図5から図6のように攪拌装置6が
可動レール部7を走行した後、前側の外車輪61が可動
レール部7から固定レール部8に乗り移ったときには、
可動レール部7がバランスウェイト74の作用によって
作用位置から退避位置まで揺動して勢いよく跳ね上がろ
うとするけれども、可動レール部7が攪拌装置6の受け
部材64に当たってその可動レール部7の跳ね上がり動
作が規制されるので、可動レール部7の跳ね上がりに伴
う衝撃は緩和される。
【0027】図2〜図6では、図13で説明した処理槽
1の一端側Xを攪拌装置6が方向転換しながら走行する
場合を説明したけれども、図13で説明した処理槽1の
他端側Yを攪拌装置6が方向転換しながら走行する場合
についても同様である。
【0028】図9は本発明の第2実施形態に係る醗酵処
理装置の要部の概略平面図、図10は同醗酵処理装置の
作用説明図である。この実施形態において、上記第1実
施形態と異なる点は次の事項である。すなわち、第1実
施形態では、退避位置の可動レール部7を押下げ揺動さ
せるための押下げ手段として、攪拌装置6に設けられた
押圧部材62でなる可動レール押圧機構と、前側の外車
輪61とを採用してあるのに対し、この第2実施形態で
は、退避位置の可動レール部7を押下げ揺動させるため
の押下げ手段として、攪拌装置6の走行方向前端部に回
転自在に取り付けられた押圧ローラ66でなる可動レー
ル押圧機構と、前側の外車輪61とを採用してある点で
ある。また、攪拌装置6の走行方向後端部には回転自在
なローラでなる受け部材64が設けられている点でも異
なっている。
【0029】これによっても、攪拌装置6が固定レール
部8上で停止していたり固定レール部6を走行していた
りしているときには、可動レール部7がバランスウェイ
ト74やストッパ75の作用によって可動レール部7が
退避位置に跳ね上がって垂直の姿勢になり、図7に示し
たアーチ形になって可動レール部7の下側には広いスペ
ースSが確保される。したがって、この状態のときに、
図13に示した処理槽1の一端側Xから堆肥を出し入れ
するようにすると、広いスペースを利用して堆肥の出し
入れが可能になり、大型のショベルカーを使って作業性
よく堆肥を出し入れすることができる。
【0030】また、図9や図10の矢印dのように攪拌
装置6が走行して前側の外車輪61が固定レール部8か
ら可動レール部7に乗り移ろうとしたときには、乗り移
りに先立って、押圧ローラ66が可動レール部7に当っ
てその可動レール部7をバランスウェイト74による付
勢に抗して退避位置から作用位置に向けて円滑に押下げ
揺動させる。そして、その後、前側の外車輪61が固定
レール部8から可動レール部7に乗り移ったときには、
前側の外車輪61によって攪拌装置6の重量が可動レー
ル部7に付加されるので、可動レール部7が作用位置に
まで押下げ揺動される。これにより無端走行路が形成さ
れ、その無端走行路を攪拌装置6が方向転換しながら走
行する。
【0031】さらに、図示していないけれども、後側の
外車輪61が可動レール部7から固定レール部8に乗り
移ったときには、受け部材64が作用位置からその上方
へ揺動する可動レール部7を受け止めてその可動レール
部7の退避位置への揺動運動を規制する作用を発揮す
る。
【0032】その他の事項は図1〜図8で説明したとこ
ろと同様であるので、同一又は相応する部分に同一符号
を付して詳細な説明を省略する。
【0033】図11は本発明の第3実施形態に係る醗酵
処理装置の要部の概略平面図、図12は同醗酵処理装置
の作用説明図である。この実施形態において、上記第1
実施形態と異なる点は次の事項である。すなわち、第1
実施形態では、退避位置の可動レール部7を押下げ揺動
させるための押下げ手段として、攪拌装置6に設けられ
た押圧部材62でなる可動レール押圧機構と、前側の外
車輪61とを採用してあるのに対し、この第3実施形態
では、退避位置の可動レール部7を押下げ揺動させるた
めの押下げ手段として、可動レール部7の端部の横軸7
2と同心状に上可動レール部の端部に固着された軸体7
7と、この軸体77から延び出たアーム部78と、攪拌
装置6の走行方向前端部に取り付けられた回転自在なロ
ーラでなる押圧部79とを有する点である。また、攪拌
装置6の走行方向後端部には回転自在なローラでなる受
け部材64が設けられている点でも異なっている。押圧
部79は、アーム78部を押圧揺動させることによって
可動レール部7が押下げ揺動される方向に上記軸体77
を回転させる作用を発揮する。さらに、アーム部78
は、図11の略く字状に形成されている。アーム部78
がこの形状に形成されていると、そのアーム部78は、
攪拌装置6の前側の外車輪61が固定レール部8から可
動レール部7に乗り移る前の位置で押圧部79に対向
し、かつ、前側の外車輪61が固定レール部8から可動
レール部7に乗り移った後の位置で押圧部79から離反
するようになる。
【0034】これによっても、攪拌装置6が固定レール
部8上で停止していたり固定レール部6を走行していた
りしているときには、可動レール部7がバランスウェイ
ト74やストッパ75の作用によって可動レール部7が
退避位置に跳ね上がって垂直の姿勢になり、図7に示し
たアーチ形になって可動レール部7の下側には広いスペ
ースSが確保される。したがって、この状態のときに、
図13に示した処理槽1の一端側Xから堆肥を出し入れ
するようにすると、広いスペースを利用して堆肥の出し
入れが可能になり、大型のショベルカーを使って作業性
よく堆肥を出し入れすることができる。
【0035】また、図11や図12の矢印dのように攪
拌装置6が走行して前側の外車輪61が固定レール部8
から可動レール部7に乗り移ろうとしたときには、乗り
移りに先立って、押圧部79が可動レール部7に当って
その可動レール部7をバランスウェイト74による付勢
に抗して退避位置から作用位置に向けて円滑に押下げ揺
動させる。そして、その後、前側の外車輪61が固定レ
ール部8から可動レール部7に乗り移ったときには、前
側の外車輪61によって攪拌装置6の重量が可動レール
部7に付加されるので、可動レール部7が作用位置にま
で押下げ揺動される。これにより無端走行路が形成さ
れ、その無端走行路を攪拌装置6が方向転換しながら走
行する。
【0036】さらに、図示していないけれども、後側の
外車輪61が可動レール部7から固定レール部8に乗り
移ったときには、受け部材64が作用位置からその上方
へ揺動する可動レール部7を受け止めてその可動レール
部7の退避位置への揺動運動を規制する作用を発揮す
る。
【0037】その他の事項は図1〜図8で説明したとこ
ろと同様であるので、同一又は相応する部分に同一符号
を付して詳細な説明を省略する。
【0038】以上説明した第1〜第3の各実施形態で
は、攪拌装置6にはサイドレール5を走行する前車輪6
1が前後に設けられており、そのうちの前車輪61が上
記した可動レール押圧機構(押圧部材62、押圧ローラ
66、押圧部79)と共働して押下げ手段を構成してい
るけれども、サイドレールを走行する攪拌装置の車輪は
1つだけにすることも可能であり、その場合には、その
車輪が上記した可動レール押圧機構(押圧部材62、押
圧ローラ66、押圧部79)と共働して押下げ手段を構
成する。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る醗酵処理装
置によると、堆肥を出し入れするときに、サイドレール
の円弧部の下側のスペースを広く開けて大型のショベル
カーで作業性よく堆肥を出し入れすることのできるよう
になる。また、本発明によれば、サイドレールの円弧部
が上方の退避位置に撥ね上がる動作を無動力で行うこと
ができるようになる。さらに、本発明によれば、攪拌装
置がサイドレールの円弧部を走行するときには、その円
弧部が攪拌装置の走行に伴って作用位置に復帰し、その
作用位置で攪拌装置の走行を案内し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る醗酵処理装置の要
部の概略平面図である。
【図2】可動レール部が退避位置に位置している状態の
作用説明図である。
【図3】可動レール部が退避位置から作用位置に押下げ
揺動されている状態の作用説明図である。
【図4】可動レール部が作用位置に押下げ揺動された状
態の作用説明図である。
【図5】車輪が可動レール部から固定レール部に乗り移
る直前の状態の作用説明図である。
【図6】車輪が固定レール部に乗り移った直後の状態の
作用説明図である。
【図7】可動レール部が退避位置に位置している状態の
正面図である。
【図8】可動レール部と固定レール部との連結部分の構
造を例示した一部破断平面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る醗酵処理装置の要
部の概略平面図である。
【図10】同醗酵処理装置の作用説明図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係る醗酵処理装置の
要部の概略平面図である。
【図12】同醗酵処理装置の作用説明図である。
【図13】従来の醗酵処理装置を概略的に示した平面図
である。
【符号の説明】
4 センターレール 5 サイドレール 5a サイドレールの円弧部 6 攪拌装置 7 可動レール部 8 固定レール部 61 車輪(外車輪) 62 押圧部材(可動レール押圧機構) 64 受け部材 66 押圧ローラ(可動レール押圧機構) 71 可動レール部の端部 72 横軸 77 軸体(可動レール押圧機構) 78 アーム部(可動レール押圧機構) 79 押圧部(可動レール押圧機構)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターレールとこのセンターレールの
    周囲に配備された長円形のサイドレールとによって形成
    された無端走行路を攪拌装置が循環走行するようになっ
    ている醗酵処理装置において、 上記サイドレールが、そのサイドレールの円弧部を含む
    レール部材によって形成された可動レール部と残余のレ
    ール部材によって形成された固定レール部とに分割さ
    れ、可動レール部は、その端部が固定レール部の端部に
    横軸を介し、固定レール部に連続して上記無端走行路を
    形成する作用位置とその作用位置の上方の退避位置との
    間で揺動可能に連結されており、 上記可動レール部を退避位置に向けて常時付勢する付勢
    手段と、上記攪拌装置が固定レール部から可動レール部
    に乗り移るときに可動レール部を退避位置から作用位置
    に押下げ揺動させる押下げ手段とを有することを特徴と
    する醗酵処理装置。
  2. 【請求項2】 上記攪拌装置がセンターレール及びサイ
    ドレールの上を転動する車輪を有し、 上記押下げ手段は、攪拌装置に設けられかつ上記車輪が
    固定レール部から可動レール部に乗り移るのに先立って
    退避位置に位置している可動レール部を攪拌装置の走行
    方向に押して押下げ揺動させる可動レール押圧機構と、
    攪拌装置の車輪が固定レール部から可動レール部に乗り
    移ったときに攪拌装置の重量を可動レール部に付加して
    可動レール部を作用位置にまで押下げ揺動させる上記車
    輪とによって形成されている請求項1に記載した醗酵処
    理装置。
  3. 【請求項3】 上記可動レール押圧機構が、上記攪拌装
    置の走行方向前端部に具備された押圧部材でなる請求項
    2に記載した醗酵処理装置。
  4. 【請求項4】 上記可動レール押圧機構が、上記攪拌装
    置の走行方向前端部に回転自在に取り付けられた押圧ロ
    ーラでなる請求項2に記載した醗酵処理装置。
  5. 【請求項5】 上記可動レール押圧機構が、上記横軸と
    同心状に上記可動レール部の端部に固着された軸体と、
    この軸体から延び出たアーム部と、上記攪拌装置の走行
    方向前端部に取り付けられかつ上記アーム部を押圧揺動
    させることによって可動レール部が押下げ揺動される方
    向に上記軸体を回転させる押圧部とを有し、上記アーム
    部は、攪拌装置の車輪が固定レール部から可動レール部
    に乗り移る前の位置で上記押圧部に対向し、かつ、攪拌
    装置の車輪が固定レール部から可動レール部に乗り移っ
    た後の位置で上記押圧部から離反する形状に形成されて
    いる請求項2に記載した醗酵処理装置。
  6. 【請求項6】 上記車輪が可動レール部から固定レール
    部に乗り移ったときに作用位置からその上方へ揺動する
    上記可動レール部を受け止めてその可動レール部の退避
    位置への揺動運動を規制する受け部材が上記攪拌装置の
    走行方向後端部に設けられている請求項2ないし請求項
    5のいずれかに記載した醗酵処理装置。
  7. 【請求項7】 上記可動レール部が、長円形の上記サイ
    ドレールの円弧部の長手方向中間部分を形成しているレ
    ール部材によって形成されている請求項1ないし請求項
    6のいずれかに記載した醗酵処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109351265A (zh) * 2018-10-30 2019-02-19 福建省智盛环保设备有限公司 粪池搅拌装置

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