JP2001257080A - 有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス素子

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JP2001257080A
JP2001257080A JP2000068879A JP2000068879A JP2001257080A JP 2001257080 A JP2001257080 A JP 2001257080A JP 2000068879 A JP2000068879 A JP 2000068879A JP 2000068879 A JP2000068879 A JP 2000068879A JP 2001257080 A JP2001257080 A JP 2001257080A
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pixels
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light emitting
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JP2000068879A
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Takeshi Kitahora
健 北洞
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子にピンホールなどの欠陥が存在してもそ
の部分における画素の発光動作を行わせることができる
有機エレクトロルミネッセンス素子を提供する。 【解決手段】 複数の画素を有し、それぞれの一画素Q
11、Q12、…QMNが複数の副画素、例えば画素Q11では
四つの副画素P11、P12、P21、P22に分割されてお
り、それぞれの一画素Q11、Q12、…QMNにおいて該一
画素を構成している複数の副画素、例えば画素Q11では
画素Q11を構成している四つの副画素P11、P12
21、P22のうち一部の副画素P11(或いは副画素
11、P12、P21)が不動作状態になっても他の副画素
12、P21、P22(或いは副画素P22)が動作するよう
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機エレクトロル
ミネッセンス素子に関する。
【0002】
【従来の技術】有機エレクトロルミネッセンス素子は、
通常、その対向する電極の間に有機物質からなる有機発
光膜を有しており、該両電極間へ電圧を印加することで
発光する。
【0003】有機エレクトロルミネッセンス素子の例と
しては、有機発光膜における発光体として単結晶アント
ラセンなどが用いられたものが米国特許第3,530,
325号に記載されている。
【0004】また、特開昭59−194393号公報に
は正孔注入層と有機発光体層を組み合わせたものが提案
されている。特開昭63−295695号公報には正孔
注入輸送層、電子注入輸送層を組み合わせたものが提案
されている。
【0005】これら積層構造の有機エレクトロルミネッ
センス素子は、有機蛍光体と電荷輸送性の有機物(電荷
輸送材)及び電極を積層した構造となっており、陽極側
から注入された正孔と陰極側から注入された電子が電荷
輸送材中を移動して、それらが再結合して励起子を生成
し、それが発光材料の分子を励起することによって発光
する。有機蛍光体としては、8―キノリノールアルミニ
ウム錯体やクマリン化合物など蛍光を発する有機色素な
どが用いられている。また、電荷輸送材としては、例え
ばN,N’―ジ(m―トリル)―N,N’―ジフェニル
ベンジジンや、1,1―ビス[N,N―ジ(p―トリ
ル)アミノフェニル]シクロヘキサンといったジアミノ
化合物や、4―(N,N―ジフェニル)アミノベンズア
ルデヒド―N,N―ジフェニルヒドラゾン化合物等が挙
げられる。さらに、銅フタロシアニンのようなポルフィ
リン化合物も提案されている。
【0006】このような有機エレクトロルミネッセンス
素子のなかには、複数の画素が形成されている素子があ
る。この複数の画素が形成された有機エレクトロルミネ
ッセンス素子は、例えばディスプレイ装置に用いられ、
文字や画像等のあらゆる表示が可能な表示素子として利
用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この複
数の画素が形成された有機エレクトロルミネッセンス素
子では、例えばディスプレイ装置を作製する場合など、
素子の有機発光膜等にピンホールなどの欠陥が発生する
ことがある。素子にピンホールなどの欠陥が存在する
と、それが影響してその部分における画素の発光動作が
妨げられる。大画面のディスプレイ装置を作製する場
合、ピンホールなどの欠陥を全く発生させないように素
子を作製することは困難である。
【0008】そこで本発明は、素子にピンホールなどの
欠陥が存在してもその部分における画素の発光動作を行
わせることができる有機エレクトロルミネッセンス素子
を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、複数の画素を有し、それぞれの一画素が複数
の副画素に分割されており、前記それぞれの一画素にお
いて該一画素を構成している前記複数の副画素のうち一
部の副画素が不動作状態になっても他の副画素が動作す
るように構成されていることを特徴とする有機エレクト
ロルミネッセンス素子を提供する。
【0010】本発明の有機エレクトロルミネッセンス素
子では、前記複数の画素のそれぞれの一画素をそれぞれ
駆動させることで発光する。
【0011】本発明の有機エレクトロルミネッセンス素
子によると、前記それぞれの一画素が複数の副画素に分
割されており、そのそれぞれの一画素において該一画素
を構成している前記複数の副画素のうち一部の副画素が
不動作状態になっても他の副画素が動作するように構成
されているので、素子にピンホールなどの欠陥が存在し
ても、不動作状態になるのは画素の一部分、すなわち該
画素を構成している副画素の一部でとどまり、残りの画
素部分、すなわち動作可能状態の副画素は画素として機
能する。これにより画素の破壊を画素の一部に抑え、他
の画素部分を生き残らせることができる。従って、素子
にピンホールなどの欠陥が存在しても、その部分におけ
る画素の発光動作を行わせることができる。ひいては素
子全体の長寿命化を達成でき、素子製造時における初期
不良を抑えることができる。
【0012】本発明の有機エレクトロルミネッセンス素
子において、前記それぞれの一画素を構成している前記
複数の副画素は、例えばそれぞれ同一の構成とすること
ができる。
【0013】また、前記それぞれの一画素を構成してい
る前記複数の副画素はそれぞれ同一の駆動条件で駆動さ
れてもよい。この場合、前記複数の副画素はそれぞれ同
時に点灯又は消灯する。
【0014】いずれにしても、一画素中のいくつかの副
画素が点灯できなくなった場合に、該画素中の他の発光
可能な副画素に流れる電流値を大きくする何らかの手段
を講じることで、例えば、前記それぞれの一画素を構成
している前記複数の副画素の駆動にあたり、該複数の副
画素のそれぞれに流れる電流の電流値を、該複数の副画
素に流れる電流の電流値を合計した総電流値を一定とす
る値とすることで、画素全体の輝度を、点灯できなくな
った副画素の消灯前の状態の画素全体の輝度と同程度に
保つことができ、素子全体としての画質を保つことがで
きる。
【0015】前記一画素の大きさ及び前記副画素の大き
さとしては、高精細な画像に対して違和感が発生しない
という観点から、それには限定されないが、それぞれ5
0μm〜2mm程度及び10μm〜1mm程度を例示で
きる。
【0016】本発明の有機エレクトロルミネッセンス素
子では、いずれにしても陽極と、陰極と、該両電極間の
有機発光膜とを含むことができる。また、これらを基板
上に設けることができる。
【0017】陽極として使用される導電性物質として、
4eV程度よりも大きい仕事関数を持つ導電性物質を用
いることが好ましい。かかる物質として、炭素、バナジ
ウム、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、タングステ
ン、銀、錫、金等及びそれらを含む合金のような金属の
ほか、酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化
亜鉛、酸化ジルコニウム等の導電性金属酸化物及びそれ
らの固溶体や混合体などの導電性金属化合物のような導
電性化合物を例示できる。
【0018】有機エレクトロルミネッセンス素子におい
て発光が見られるように、少なくとも陽極或いは陰極は
透明電極にする必要がある。この際、陰極に透明電極を
使用すると、透明性が損なわれやすいので、陽極を透明
電極にすることが好ましい。
【0019】透明電極を基板上に形成する場合、透明基
板上に、前記したような導電性物質のうちいずれかの物
質を用い、真空蒸着、スパッタリング等の手法やゾルゲ
ル法或いはかかる物質を樹脂等に分散させて塗布する等
の手段を用いて所望の透光性と導電性が確保されるよう
に形成すればよい。
【0020】透明基板としては、適度の強度を有し、有
機エレクトロルミネッセンス素子作製時、膜蒸着時等に
おける熱に悪影響を受けず、透明なものであれば特に限
定されないが、そのようなものを例示すると、ガラス基
板、透明な樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルエーテルケト
ン等を挙げることができる。ガラス基板上に透明電極を
形成するにあたり、ガラス基板上にインジウム錫酸化物
(ITO)からなる透明導電膜を設けたもの、NESA
ガラスと通称されているコーニング社製の、透明導電膜
をガラス基板上に形成したもの等を利用してもよい。
【0021】陽極は透明電極膜形成後、いろいろな形状
にパターニングできる。このパターニングにはフォトリ
ソグラフィー法、マスク蒸着法など、一般的な手法を用
いることができる。例えば、透明電極にITOを用いる
場合、エッチング法等により容易にパターニングでき
る。
【0022】陽極は正孔注入が起こりやすくするため
に、十分洗浄する必要がある。陽極の洗浄には必要に応
じて、エキシマーランプの光照射による洗浄法、湿式洗
浄法やプラズマ処理による洗浄法、紫外線(UV)/オ
ゾン(O3 )による洗浄法等の清浄方法を用いることが
できる。またこれらの洗浄方法を組み合わせることによ
りさらに効果的な洗浄を行うことができる。
【0023】有機発光膜は単層の構成であってもよい
し、複数の層が積層された構成であってもよい。この有
機発光膜としては、次のものを例示できる。 (1)陽極側から陰極側へ、正孔移動関連層及び有機発
光層を積層したもの、(2)陽極側から陰極側へ、正孔
移動関連層、有機発光層及び電子移動関連層を積層した
もの、(3)陽極側から陰極側へ、有機発光層及び電子
移動関連層を積層したもの。
【0024】正孔移動関連層や電子移動関連層は、電極
の特性や有機発光層の特性にあわせて必要に応じて設け
るようにすればよい。(1)〜(3)において、正孔移
動関連層としては、a)正孔注入層、b)正孔輸送層、
c)正孔注入層及び正孔輸送層、d)正孔注入輸送層か
らなる群より選択されるいずれかの層とすることがで
き、電子移動関連層としては、a)電子注入層、b)電
子輸送層、c)電子注入層及び電子輸送層、d)電子注
入輸送層からなる群より選択されるいずれかの層とする
ことができる。これらの各層も、電極の特性や有機発光
層の特性に合わせて適当なものを選択して設けるように
すればよい。
【0025】また(1)〜(3)において、有機発光層
については、例えば正孔輸送層や正孔注入輸送層の全部
若しくは一部、又は電子輸送層や電子注入輸送層の全部
若しくは一部に、蛍光物質をドープすることで、これら
の層の全部又は一部を発光層とすることもできる。
【0026】なお、有機発光膜の膜厚としては、低駆動
電圧、良好な発光効率を得るという観点から、30nm
〜200nm程度を例示できる。但し、それに限定され
るものではない。
【0027】例えば正孔注入輸送層の形成のために用い
ることができる正孔注入輸送材料としては、公知のもの
が使用可能である。
【0028】例えばN,N’―ジフェニル―N,N’―
ビス(3―メチルフェニル)―1,1’―ジフェニル―
4,4’―ジアミン、N,N’―ジフェニル―N,N’
―ビス(4―メチルフェニル)―1,1’―ジフェニル
―4,4’―ジアミン、N,N’―ジフェニル―N,
N’―ビス(1―ナフチル)―1,1’―ジフェニル―
4,4’―ジアミン、N,N’―ジフェニル―N,N’
―ビス(2―ナフチル)―1,1’―ジフェニル―4,
4’―ジアミン、N,N’―テトラ(4―メチルフェニ
ル)―1,1’―ビス(3―メチルフェニル)―4,
4’―ジアミン、N,N’―ジフェニル―N,N’―ビ
ス(3―メチルフェニル)―1,1’―ビス(3―メチ
ルフェニル)―4,4’―ジアミン、N,N’―ビス
(N―カルバゾリル)―1,1’―ジフェニル―4,
4’―ジアミン、4,4’,4”―トリス(N―カルバ
ゾリル)トリフェニルアミン、N,N’,N”―トリフ
ェニル―N,N’,N”―トリス(3―メチルフェニ
ル)―1,3,5―トリ(4―アミノフェニル)ベンゼ
ン、4,4’,4”―トリス[N,N’,N”―トリフ
ェニル―N,N’,N”―トリス(3―メチルフェニ
ル)]トリフェニルアミンなどを挙げることができる。
これらのものは2種以上を混合して使用してもよい。
【0029】正孔注入輸送層は、前記のような正孔注入
輸送材料を蒸着して形成してもよいし、正孔注入輸送材
料を溶解した溶液や正孔注入輸送材料を適当な樹脂とと
もに溶解した液を用い、ディップコート法やスピンコー
ト法等の塗布法により形成してもよい。蒸着法で形成す
る場合、その厚さは30nm〜100nm程度とし、塗
布法で形成する場合は、その厚さは50nm〜200n
m程度に形成すればよい。
【0030】正孔注入層や正孔輸送層を採用する場合
も、それらの材料として公知のものを種々採用でき、前
記の正孔注入輸送層と同様に形成できる。
【0031】有機発光層を形成するために用いる有機発
光材料としては、公知のものが使用可能である。
【0032】例えばエピドリジン、2,5―ビス[5,
7―ジ―t―ペンチル―2―ベンゾオキサゾリル]チオ
フェン、2,2’―(1,4―フェニレンジビニレン)
ビスベンゾチアゾール、2,2’―(4,4’―ビフェ
ニレン)ビスベンゾチアゾール、5―メチル―2―{2
―[4―(5―メチル―2―ベンゾオキサゾリル)フェ
ニル]ビニル}ベンゾオキサゾール、2,5―ビス(5
―メチル―2―ベンゾオキサゾリル)チオフェン、アン
トラセン、ナフタレン、フェナントレン、ピレン、クリ
セン、ペリレン、ペリノン、1,4―ジフェニルブタジ
エン、テトラフェニルブタジエン、クマリン、アクリジ
ン、スチルベン、2―(4―ビフェニル)―6―フェニ
ルベンゾオキサゾール、アルミニウムトリスオキシン、
マグネシウムビスオキシン、ビス(ベンゾ―8―キノリ
ノール)亜鉛、ビス(2―メチル―8―キノリノール)
アルミニウムオキサイド、インジウムトリスオキシン、
アルミニウムトリス(5―メチルオキシン)、リチウム
オキシン、ガリウムトリスオキシン、カルシウムビス
(5―クロロオキシン)、ポリ亜鉛―ビス(8―ヒドロ
キシ―5―キノリノリル)メタン、ジリチウムエピンド
リジオン、亜鉛ビスオキシン、1,2―フタロペリノ
ン、1,2―ナフタロペリノン、トリス(8―ヒドロキ
シキノリン)アルミニウム錯体などを挙げることができ
る。また、一般的な蛍光染料、例えば蛍光クマリン染
料、蛍光ペリレン染料、蛍光ピラン染料、蛍光チオピラ
ン染料、蛍光ポリメチン染料、蛍光メシアニン染料、蛍
光イミダゾール染料等も使用できる。このうち特に好ま
しいものとして、キレート化オキシノイド化合物を挙げ
ることができる。
【0033】なお、有機発光層は前記発光物質からなる
単層構成でもよいし、発光の色、発光の強度等の特性を
調整するために、多層構成としてもよい。また、2種以
上の発光物質を混合して形成したり、発光物質(例えば
ルブレンやクマリンなどの蛍光色素)をドープしたもの
でもよい。
【0034】有機発光層は、前記のような有機発光材料
を蒸着して形成してもよいし、有機発光材料を溶解した
溶液や有機発光材料を適当な樹脂とともに溶解した液を
用い、ディップコート法やスピンコート法等の塗布法に
より形成してもよい。蒸着法で形成する場合、その厚さ
は1nm〜200nm程度とし、塗布法で形成する場合
は、その厚さは5nm〜500nm程度に形成すればよ
い。
【0035】有機発光層は、その膜厚が厚いほど発光さ
せるための印加電圧を高くする必要があり発光効率が悪
くなり、有機エレクトロルミネッセンス素子の劣化を招
きやすい。また膜厚が薄くなると発光効率はよくなるが
ブレイクダウンしやすくなり有機エレクトロルミネッセ
ンス素子の寿命が短くなる。従って、発光効率及び素子
の寿命を考慮して前記の膜厚の範囲で形成すればよい。
【0036】また、例えば電子注入輸送層を形成するた
めの電子注入輸送材料としては、公知のものが使用可能
である。
【0037】例えば、2―(4―ビフェニルイル)―5
―(4―tert―ブチルフェニル)―1,3,4―オ
キサジアゾール、2―(1―ナフチル)―5―(4―t
ert―ブチルフェニル)―1,3,4―オキサジアゾ
ール、1,4―ビス{2―[5―(4―tert―ブチ
ルフェニル)―1,3,4―オキサジアゾリル]}ベン
ゼン、1,3―ビス{2―[5―(4―tert―ブチ
ルフェニル)―1,3,4―オキサジアゾリル]}ベン
ゼン、4,4’―ビス{2―[5―(4―tert―ブ
チルフェニル)―1,3,4―オキサジアゾリル]}ビ
フェニル、2―(4―ビフェニルイル)―5―(4―t
ert―ブチルフェニル)―1,3,4―チアジアゾー
ル、2―(1―ナフチル)―5―(4―tert―ブチ
ルフェニル)―1,3,4―チアジアゾール、1,4―
ビス{2―[5―(4―tert―ブチルフェニル)―
1,3,4―チアジアゾリル]}ベンゼン、1,3―ビ
ス{2―[5―(4―tert―ブチルフェニル)―
1,3,4―チアジアゾリル]}ベンゼン、4,4’―
ビス{2―[5―(4―tert―ブチルフェニル)―
1,3,4―チアジアゾリル]}ビフェニル、3―(4
―ビフェニルイル)―4―フェニル―5―(4―ter
t―ブチルフェニル)―1,2,4―トリアゾール、3
―(1―ナフチル)―4―フェニル―5―(4―ter
t―ブチルフェニル)―1,2,4―トリアゾール、
1,4―ビス{3―[4―フェニル―5―(4―ter
t―ブチルフェニル)―1,2,4―トリアゾリル]}
ベンゼン、1,3―ビス{2―[1―フェニル―5―
(4―tert―ブチルフェニル)―1,3,4―トリ
アゾリル]}ベンゼン、4,4’―ビス{2―[1―フ
ェニル―5―(4―tert―ブチルフェニル)―1,
3,4―トリアゾリル]}ビフェニル、1,3,5―ト
リス{2―[5―(4―tert―ブチルフェニル)―
1,3,4―オキサジアゾリル]}ベンゼンなどを挙げ
ることができる。これらのものは、2種以上を混合して
使用してもよい。
【0038】電子注入輸送層は、前記のような電子注入
輸送材料を蒸着して形成してもよいし、電子注入輸送材
料を溶解した溶液や電子注入輸送材料を適当な樹脂とと
もに溶解した液を用い、ディップコート法やスピンコー
ト法等の塗布法により形成してもよい。蒸着法で形成す
る場合、その厚さは1nm〜500nm程度とし、塗布
法で形成する場合は、5nm〜1000nm程度に形成
すればよい。
【0039】電子注入層や電子輸送層を採用する場合
も、それらの材料として公知のものを種々採用でき、前
記の電子注入輸送層と同様に形成できる。
【0040】陰極に用いることができる材料としては、
4eVよりも小さい仕事関数を持つ金属を含有するもの
がよく、マグネシウム、カルシウム、チタニウム、イッ
トリウム、リチウム、ガドリニウム、イッテルビウム、
ルテニウム、マンガン及びそれらを含有する合金を例示
できる。また、陰極を形成する材料としてマグネシウム
と銀を用い、それらを共蒸着して陰極を形成してもよ
い。この場合、電極の作製が容易であり、安定した発光
特性を得ることができる。
【0041】陰極と陽極からなる各組の電極は、各電極
にニクロム線、金線、銅線、白金線等の適当なリード線
等を接続し、該リード線等を介して両電極に適当な電圧
を印加することにより素子が発光する。
【0042】本発明に係る有機エレクトロルミネッセン
ス素子の駆動としては、単純マトリックス駆動やアクテ
ィブマトリックス駆動などのマトリックス駆動を例示で
きる。
【0043】本発明に係る有機エレクトロルミネッセン
ス素子において、例えば、単純マトリックス駆動させる
ときには、前記副画素を単純マトリックス駆動可能に構
成することができる。この場合、有機エレクトロルミネ
ッセンス素子が簡単な構成で駆動できる。また、アクテ
ィブマトリックス駆動させるときには、前記副画素をア
クティブマトリックス駆動可能に構成することができ
る。
【0044】いずれにしても、前記それぞれの一画素を
構成している前記複数の副画素はそれぞれ同一の構成か
らなっていてもよい。
【0045】例えば、単純マトリックス駆動させる場合
の有機エレクトロルミネッセンス素子としては、次の態
様を挙げることができる。すなわち、それぞれが第1の
方向に延びる第1電極群と、それぞれが前記第1の方向
を横切る第2の方向に延びる第2電極群と、前記第1電
極群と第2電極群の間の有機発光膜とを備えており、前
記各第1電極と各第2電極とが重なる部分に副画素が形
成されており、順次隣り合う所定の複数個の副画素を一
組として一画素が形成されている有機エレクトロルミネ
ッセンス素子である。この場合、前記第1電極を陽極
(又は陰極)、前記第2電極を陰極(又は陽極)とする
ことができる。
【0046】また、例えば、アクティブマトリックス駆
動させる場合の有機エレクトロルミネッセンス素子とし
ては、次の態様を挙げることができる。すなわち、陽
極、陰極及びそれらの間の有機発光膜を含む発光部と、
それぞれが第1の方向に延びるゲート電極群と、それぞ
れが前記第1の方向を横切る第2の方向に延びるソース
電極群と、各ゲート電極とソース電極の交わる部分に対
応して設けられた、前記発光部のスイッチング動作を行
うためのスイッチング素子を含むスイッチング部とを備
えており、前記各スイッチング部に対応して前記発光部
に提供される副画素が形成されており、順次隣り合う所
定の複数個の副画素を一組として一画素が形成されてい
る有機エレクトロルミネッセンス素子である。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0048】図1、図3及び図5は本発明に係る有機エ
レクトロルミネッセンス素子の例を示す図である。
【0049】図1及び図3に示す有機エレクトロルミネ
ッセンス素子A、Bは、いずれも次の態様の素子であ
る。すなわち、それぞれが第1の方向(図中x方向)に
延びる第1電極群Xと、それぞれが第1の方向xを横切
る第2の方向(図中y方向)に延びる第2電極群Yと、
第1電極群Xと第2電極群Yの間の有機発光膜30とを
備えており、各第1電極X1 、X2 、…Xm と各第2電
極Y1 、Y2 、…Yn とが重なる部分に副画素P11、P
12、…Pmnが形成されており、順次隣り合う所定の複数
個の副画素、ここでは4個の副画素〔(P11、P12、P
21、P22)、(P13、P14、P23、P24)…〕を一組と
して一画素Q11、Q12、…QMNが形成されている有機エ
レクトロルミネッセンス素子である。
【0050】また、図5に示す有機エレクトロルミネッ
センス素子Cは、次の態様の素子である。すなわち、陽
極10、陰極20及びそれらの間の有機発光膜30を含
む発光部40と、それぞれが第1の方向(図中x方向)
に延びるゲート電極群X’と、それぞれが第1の方向x
を横切る第2の方向(図中y方向)に延びるソース電極
群Y’と、各ゲート電極X1 ’、X2 ’、…Xm ’とソ
ース電極Y1 ’、Y2 ’、…Yn’の交わる部分に対応
して設けられた、発光部40のスイッチング動作を行う
ためのスイッチング素子を含むスイッチング部S11、S
12、…Smnとを備えており、スイッチング部S11
12、…Smnに対応して発光部40に提供される副画素
11、P12、…Pmnが形成されており、順次隣り合う所
定の複数個の副画素、ここでは4個の副画素を一組とし
て一画素Q11、Q12、…QMNが形成されている有機エレ
クトロルミネッセンス素子である。
【0051】なお、有機エレクトロルミネッセンス素子
A、B、Cは、いずれもそれぞれの一画素Q11、Q12
…QMNを構成している複数の副画素P11、P12、…Pmn
がそれぞれ同一の構成からなっている素子である。
【0052】以下に、各第1電極を陽極とし、各第2電
極を陰極とする単純マトリックス駆動型の有機エレクト
ロルミネッセンス素子A、Bついて、素子Aについては
図1及び図2、素子Bについては図3、図4及び図7を
参照して説明する。また、図5及び図6を参照してアク
ティブマトリックス駆動型の有機エレクトロルミネッセ
ンス素子Cついて説明する。
【0053】図1に本発明に係る有機エレクトロルミネ
ッセンス素子の一例Aの概略構成の平面図を示し、図2
に図1に示す素子Aの一部を拡大した図を示す。
【0054】図1に示すように有機エレクトロルミネッ
センス素子Aでは、ガラスや樹脂からなる絶縁性の透明
基板1上に第1電極群X、ここでは陽極としてITO
(インジウム錫酸化物)などの透明電極X1 、X2 、…
m が互いに平行に、帯状にパターニングされており、
その上に有機発光膜30が成膜され、さらにその上に第
2電極群、ここでは陰極として金属電極Y1 、Y2 、…
n が透明電極X1 、X 2 、…Xm と直交して互いに平
行に、帯状に形成されている。
【0055】かかる構成の有機エレクトロルミネッセン
ス素子Aでは、陽極X1 、X2 、…Xm と陰極Y1 、Y
2 、…Yn がそれぞれ図示を省略したリード線により接
続され、発光させたい発光領域に対応する陽極X1 〜X
m と陰極Y1 〜Yn に電圧を印加することにより電圧が
印加された部分の有機発光膜30が発光し、透明基板1
側よりその発光が取り出される。
【0056】ここで、素子Aの画素構成について図2に
示す部分を例にとって説明する。
【0057】隣り合うa本(aは2以上の整数、ここで
は2本)の陽極、例えば陽極X1 とX2 、陽極X3 とX
4 、及び隣り合うb本(bは2以上の整数、ここでは2
本)の陰極Y1 とY2 、陰極Y3 とY4 をそれぞれ同一
の信号、例えば陽極X1 とX 2 に対しては信号Vx1
陽極X3 とX4 に対しては信号Vx2 、また陰極Y1
2 に対しては信号Vy1 、陰極Y3 とY4 に対しては
信号Vy2 で駆動させることで、それぞれ陽極、陰極が
重なるa×b個の発光領域(副画素)、例えば陽極X1
とX2 、陰極Y1 とY2 が重なる2×2個の発光領域
(副画素P11、P 12、P21、P22)、陽極X1 、X2
陰極Y3 、Y4 が重なる発光領域(副画素P13、P14
23、P24)、陽極X3 、X4 、陰極Y1 、Y2 が重な
る発光領域(副画素P31、P32、P41、P42)、陽極X
3 、X4 、陰極Y3 、Y4 が重なる発光領域(副画素P
33、P34、P43、P44)が同一の駆動条件で駆動され、
それぞれ同時に点灯又は消灯する一つの単位画素、例え
ば副画素P11、P12、P21、P22にて構成される画素Q
11、副画素P13、P14、P23、P24にて構成される画素
12、副画素P31、P32、P41、P42にて構成される画
素Q21、副画素P33、P34、P43、P44にて構成される
画素Q22となる。なお、素子Aにおいて図2に示す部分
以外の部分も同様である。すなわち、図1の例では陽極
1 、X2 、…Xm 及び陰極Y1 、Y2 、…Yn のいず
れも隣り合う2本のラインをそれぞれ同一の信号V
1 、Vx2 、…VxM 及びVy1 、Vy2 、…VyN
で駆動する例であり、太線で囲われた発光部分Q11、Q
12、…QMN(図2では四つの発光部分、例えばQ11、Q
12、Q21、Q22)がそれぞれ一画素となる。
【0058】図3に本発明に係る有機エレクトロルミネ
ッセンス素子の他の例Bの概略構成の平面図を示し、図
4に図3に示す素子Bの一部を拡大した図を示す。ま
た、図7(A)に素子Bの図4に示す部分を第2の方向
yから見た断面図を示し、図7(B)に素子Bの図4に
示す部分を第1の方向xから見た側面図を示す。
【0059】図3に示すように有機エレクトロルミネッ
センス素子Bでは、ガラスからなる透明基板1上に第1
電極、ここでは互いに平行に配置されたストライプ状の
ITOからなる陽極X1 、X2 、…Xm が形成されてお
り、その上に正孔注入輸送層31及び有機発光層32
(図7参照)からなる有機発光膜30が成膜され、さら
にその上に第2電極、ここではITO電極X1 、X2
…Xm と直交するようにストライプ状の金属電極(陰
極)Y1 、Y2 、…Yn が形成されている。図7に示す
ように、ITO電極X1 、X2 、…Xm が形成された基
板1上にはITO電極の長手方向(第1の方向x)と直
交する第2の方向yに延びる絶縁材料からなる隔壁50
が形成されており、有機発光膜30及び金属電極Y1
2 、…Ynは、この隔壁50の上から成膜されてい
る。このとき隔壁50の高さ(図7中h 1 )はITO電
極X1 、X2 、…Xm が形成された基板1上に成膜され
る有機発光膜30及び金属電極(陰極)Y1 、Y2 、…
n の厚みの和(図7中h2 )よりも大きくする。これ
により、陰極Y1 、Y2 、…Yn は隔壁50によって分
割されそれぞれ独立して導通できる。
【0060】なお、隔壁50はフォトグラフィ法等の方
法で形成することができる。また、隔壁50に用いるこ
とができる絶縁材料としては、例えばフォトレジスト材
料TS−366(JSR社製)、THB−37(JSR
社製)、TPAR P−007MP(東京応化工業製)
を挙げることができ、ここではTS−366(JSR社
製)が用いられている。
【0061】かかる構成の有機エレクトロルミネッセン
ス素子Bでは、陽極X1 、X2 、…Xm と陰極Y1 、Y
2 、…Yn がそれぞれ図示を省略したリード線により接
続され、発光させたい発光領域に対応する陽極X1 〜X
m と陰極Y1 〜Yn に電圧を印加することにより電圧が
印加された部分の有機発光膜30が発光し、透明基板1
側よりその発光が取り出される。
【0062】ここで、素子Bの画素構成について図4に
示す部分を例にとって説明する。
【0063】例えば、ITOからなる陽極X1 〜X4
対しては、隣り合った2本のラインX1 とX2 、ライン
3 とX4 をそれぞれ同一の信号Vx1 、Vx2 によっ
て駆動させ、隔壁50によって分割された金属電極Y1
〜Y4 に対しては、それぞれ個別(電極Y1 とY2 、電
極Y3 とY4 )に、それぞれ同一の信号Vy1 、Vy 2
によって駆動させる。これにより、図1に示す素子Aの
例と同様に、隣り合った四つの発光領域が同一の駆動条
件で駆動され、それぞれの四つの副画素が同時に点灯又
は消灯する一つの単位画素、例えば副画素P11、P12
21、P22にて構成される画素Q11、副画素P13
14、P23、P24にて構成される画素Q12、副画素
31、P32、P41、P42にて構成される画素Q21、副画
素P33、P34、P 43、P44にて構成される画素Q22とな
る。なお、素子Bにおいて図4に示す部分以外の部分も
同様である。
【0064】図5に本発明に係る有機エレクトロルミネ
ッセンス素子のさらに他の例Cの概略構成のブロック図
を示し、図6に図5に示す素子Cの一部を拡大した図を
示す。
【0065】図5に示す有機エレクトロルミネッセンス
素子Cでは、既述の通り、発光部40、ゲート電極群
X’、ソース電極群Y’、スイッチング部S11、S12
…Smnを備えている。発光部40は陽極10、陰極20
及びそれらの間の有機発光膜30を含んでおり、ゲート
電極X1 ’、X2 ’、…Xm ’はそれぞれが第1の方向
xに延びており、ソース電極Y1 ’、Y2 ’、…Yn
はそれぞれが第1の方向xを横切る第2の方向yに延び
ている。また、発光部40のスイッチング動作を行うた
めのスイッチング素子(アクティブ素子)を含むスイッ
チング部S11、S 12、…Smnが各ゲート電極X1 ’、X
2 ’、…Xm ’とソース電極Y1 ’、Y2’、…Yn
の交わる部分に対応して設けられている。このスイッチ
ング部S11、S12、…Smnに含まれるスイッチング素子
はそれぞれ各副画素に独立に備わっている。
【0066】かかる構成の有機エレクトロルミネッセン
ス素子Cでは、ゲート電極X1 ’、X2 ’、…Xm ’と
ソース電極Y1 ’、Y2 ’、…Yn ’がそれぞれ図示を
省略したリード線により接続され、発光させたい発光領
域に対応するゲート電極X1’〜Xm ’とソース電極Y
1 ’〜Yn ’に電圧を印加することにより電圧が印加さ
れた部分のスイッチング部S11〜Smnにおけるスイッチ
ング素子がオンし、それに対応する部分の発光部40が
発光する。
【0067】ここで、素子Cの画素構成について図6に
示す部分を例にとって説明する。
【0068】例えば、ゲート電極X1 ’〜X4 ’に対し
ては、隣り合った2本の電極X1 ’とX2 ’、電極
3 ’とX4 ’をそれぞれ同一の信号Vx1 ’、V
2 ’によって駆動させ、ソース電極Y1 ’〜Y4 ’に
対しては、隣り合った2本の電極Y1’とY2 ’、電極
3 ’とY4 ’をそれぞれ同一の信号Vy1 ’、V
2 ’によって駆動させる。これにより、図1に示す素
子Aの例と同様に、隣り合った四つの発光領域が同一の
駆動条件で駆動され、それぞれの四つの副画素が同時に
点灯又は消灯する一つの単位画素、例えば副画素P11
12、P21、P22にて構成される画素Q11、副画素
13、P14、P23、P24にて構成される画素Q12、副画
素P31、P32、P41、P42にて構成される画素Q21、副
画素P33、P34、P43、P 44にて構成される画素Q22
なる。なお、素子Cにおいて図6に示す部分以外の部分
も同様である。
【0069】図1及び図3に示す単純マトリックス駆動
型の素子A、Bのいずれにおいても、一画素単位中のい
ずれかの副画素、例えば一画素単位Q11中の副画素P11
にピンホール等の欠陥があった場合、オープンな状態
(例えば剥離等)であれば、それを含む一副画素(例え
ば副画素P11)が点灯しなくなったとしても、他の副画
素(例えば他の三つの副画素P12、P21、P22)はそれ
に影響されることなく点灯することができる。欠陥が短
絡状態であった場合は、短絡があったライン全体、例え
ば欠陥が副画素P11の部分の場合、ラインX1 及びライ
ンY1 に対応する副画素P11、P12、…P1n及び副画素
21、P31、…Pm1が点灯できなくなるため、画素Q11
の四つの副画素P11、P12、P21、P22のうち三つの副
画素P11、P12、P21が点灯できなくなるが、画素Q11
中の一つの副画素P22は破壊されず保持され点灯が可能
となる。すなわち、従来の素子では欠陥がショート(短
絡)状態の場合、短絡があったライン全体の画素が発光
不能になるが、本発明に係る素子A、Bによれば、短絡
状態の場合でも短絡状態でない他のラインは点灯可能で
あり画素は保持される。例えば欠陥が副画素P11の部分
の場合、短絡状態でないもう1本のラインX2 、Y2
点灯可能であり画素Q11、Q12、…Q1N及び画素Q21
31、…QM1は保持される。
【0070】図5に示すアクティブマトリックス駆動型
の素子Cでは、隣り合う2以上のソースライン及び隣り
合う2以上のゲートラインをそれぞれ同一の信号で駆動
させることにより隣り合う複数(4個)の副画素が同一
の点灯挙動を取り、それをもって一単位画素とみなすこ
とができる。しかしながら、次のように一画素を形成す
ることができる。これを図6に示す部分を参照しながら
説明する。 (1)ラインX1 、X2 が同一の信号、ラインY1 、Y
2 が異なる信号で駆動するとき、副画素P11とP21(又
は副画素P12とP22)が同一の点灯挙動を取り、それぞ
れを一単位画素とみなすことができる。 (2)ラインX1 、X2 が異なる信号、ラインY1 、Y
2 が同一の信号で駆動するとき、副画素P11とP12(又
は副画素P21とP22)が同一の点灯挙動を取り、それぞ
れを一単位画素とみなすことができる。
【0071】既述のとおり、ラインX1 、X2 が同一の
信号、ラインY1 、Y2 が同一の信号のときは、副画素
11とP12とP21とP22が同一の点灯挙動を取り、それ
をもって一単位画素とみなすことができる。
【0072】スイッチング部S11〜Smnに含まれるアク
ティブ素子は、それぞれ各副画素P 11、P12、…Pmn
独立に備わっているため、一単位画素Q11、Q12、…Q
MN、例えば画素Q11を構成する一部副画素、例えば副画
素P11が短絡により点灯しなくなったとしても残りの副
画素、例えば副画素P12、P21、P22はそれと無関係に
点灯させることが可能であり、画素Q11、Q12、…
MN、例えば画素Q11は保存される。また、単純マトリ
ックス駆動のようにライン全体が発光不能になることは
ない。
【0073】以上のように図1、図3及び図5に示す有
機エレクトロルミネッセンス素子A、B、Cは、いずれ
にしても、複数の画素を有し、それぞれの一画素Q11
12、…QMNが複数の副画素、例えば画素Q11では四つ
の副画素P11、P12、P21、P22に分割されており、そ
れぞれの一画素Q11、Q12、…QMNにおいて該一画素を
構成している複数の副画素、例えば画素Q11では画素Q
11を構成している四つの副画素P11、P12、P21、P22
のうち一部の副画素が不動作状態になっても他の副画素
が動作するように構成されている素子である。すなわ
ち、複数の副画素P11、P12、…Pmnは独立して発光可
能な画素である。
【0074】図1、図3及び図5に示す有機エレクトロ
ルミネッセンス素子A、B、Cによると、それぞれの一
画素Q11、Q12、…QMNが複数の副画素、例えば画素Q
11では四つの副画素P11、P12、P21、P22に分割され
ており、そのそれぞれの一画素Q11、Q12、…QMNにお
いて該一画素を構成している複数の副画素、例えば画素
11では画素Q11を構成している四つの副画素P11、P
12、P21、P22のうち一部の副画素が不動作状態になっ
ても他の副画素が動作するように構成されているので、
素子A、B、Cにピンホールなどの欠陥が存在しても、
不動作状態になるのは画素の一部分、すなわち該画素を
構成している副画素の一部でとどまり、残りの画素部
分、すなわち動作可能状態の副画素は画素として機能す
る。これにより画素の破壊を画素の一部に抑え、他の画
素部分を生き残らせることができる。従って、素子A、
B、Cにピンホールなどの欠陥が存在しても、その部分
における画素の発光動作を行わせることができる。ひい
ては素子全体の長寿命化を達成でき、素子製造時におけ
る初期不良を抑えることができる。
【0075】なお、一画素中のいくつかの副画素が点灯
できなくなった場合に、該画素中の他の発光可能な副画
素に流れる電流値を大きくする手段を設けることで、例
えば、それぞれの一画素を構成している複数の副画素の
駆動にあたり、該複数の副画素のそれぞれに流れる電流
の電流値を、該複数の副画素に流れる電流の電流値を合
計した総電流値を一定とする値とすることで、画素全体
の輝度を、点灯できなくなった副画素の消灯前の状態の
画素全体の輝度と同程度に保つことができ、素子全体と
しての画質を保つことができる。
【0076】図13に一画素中のいくつかの副画素が点
灯できなくなった場合に、該画素中の他の発光可能な副
画素に流れる電流値を大きくする手段の一例の電流値変
更回路の概略ブロック図を示す。
【0077】図13に示す電流値変更回路では、定電流
源からの電流を電流出力調整するとともに電流検知しな
がら1表示画素(複数の副画素)に流す。電流出力調整
は電流検知された値が電流積算され、その電流積算値と
初期電流積算値との差分が差分回路を介してフィードバ
ックされることで行われる。
【0078】図14は単純マトリクス駆動における陽極
1 、X2 から陰極Y1 、Y2 に流れる電流の状態を示
す図であり、図14(A)に一画素Q11中の全副画素
(P11、P12、P21、P22)が点灯している場合の電流
の状態を示し、図14(B)に一画素Q11中の一部の副
画素(P12)が点灯できなくなった場合(オープンな状
態)の電流の状態を示す。
【0079】単純マトリクス駆動では、図14に示すよ
うに定電流源Gに接続する同一陽極ラインX1 、X2
おいては、素子の発光/非発光にかかわらず、定電流を
流し込むことになるため、すなわち定電流源Gからの電
流をIとし、全副画素(P11、P12、P21、P22)が点
灯している場合の陰極Y1 、Y2 に流れる電流をそれぞ
れI1 、I2 とした場合において(図14(A)参
照)、一部の副画素(P12)が点灯できなくなった場合
(オープンな状態)の陰極Y1 に流れる電流をI3とす
ると(図14(B)参照)、I1 +I2 =I3 =Iとな
るため、総電流値を一定とする手段は基本的にはアクテ
ィブマトリックス駆動に適用される。
【0080】従来の有機エレクトロルミネッセンス素子
では、図8に示すように1ドットが一画素Q’として用
いられるが、本発明に係る有機エレクトロルミネッセン
ス素子A、B、Cでは、図9に示すように、隣り合う2
本のライン電極(ラインX1とX2 、ラインY1
2 )を同一の信号(信号Vx1 、信号Vy1 )で駆動
させることにより、4ドットで一画素Q11を形成するこ
とができる。同様に3本のライン電極(ラインX1 とX
2 とX3 、ラインY1 とY2 とY3 )を同一の信号(信
号Vx1 、信号Vy1 )で駆動することにより9ドット
で一画素Q11を形成することができる(図10参照)。
【0081】また、必要があれば画素を間引いて表示す
ることも可能である。図11に隣り合う2本のライン電
極を同一の信号で駆動させることにより、4ドットで一
画素が形成されている有機エレクトロルミネッセンス素
子において、画素を間引いて表示した状態を示す。画質
に与える影響が大きくない範囲において、例えば、駆動
される画素(図示例では画素Q11、Q13、Q15、Q31
51)を間引かれる画素に、間引かれる画素(図示例で
は画素Q12、Q14、Q21、Q41)を駆動される画素に、
所定時間毎に交互に切り替えることにより、各発光部分
のトータルの発光時間を短くすることができ、素子全体
の寿命を延長させることができる。
【0082】以下に本発明の製作例について説明する。 ・製作例 製作例では図1に示す有機エレクトロルミネッセンス
素子Aを製作した。
【0083】市販のITO膜付きガラス基板(ITO基
板)上にフォトレジスト材料をスピンコート法によって
全面に塗布した後、フォトレジスト材料が塗布されたI
TO基板上にフォトマスクを介して紫外線を照射し、紫
外線が照射されたITOパターン部、すなわちフォトマ
スクによって紫外線が遮られていない部分を硬化させ
た。このITO基板を洗浄して非硬化部、すなわち紫外
線が照射されずに硬化しなかった部分のフォトレジスト
材料を除去しITO基板上にフォトレジスト材料によっ
て覆われている部分と覆われずITOが露出した部分と
を形成した。その後、60℃に熱した3%塩酸中に30
分間浸しフォトレジスト材料に覆われずに露出した部分
のITOを除去した後十分水洗いし、水酸化ナトリウム
10%水溶液中でITOパターン部上の硬化したフォト
レジスト材料を除去し透明基板1上にITOからなる透
明電極である陽極群Xを帯状にパターニングした。
【0084】このITO基板を界面活性剤水溶液中で5
分間超音波洗浄し、さらにITO膜にエキシマランプに
よる光を5分間照射し、さらにITO膜を酸素プラズマ
に10分間曝してその表面を洗浄した。
【0085】このように洗浄処理したITO基板を、成
膜装置内のホルダーにセットし、そのITO基板上に
1.33×10-3Pa(1.0×10-5Torr)以下の真空
下でN,N’―ジフェニル―N,N’―ビス(3―メチ
ルフェニル)―1,1’―ジフェニル―4,4’―ジア
ミンを、抵抗加熱法によって蒸着速度1Å/secで6
0nm成膜し、正孔注入輸送層31を形成した。
【0086】続いて、正孔注入輸送層31上にトリス
(8―ヒドロキシキノリン)アルミニウム錯体を蒸着速
度1Å/secで60nm成膜し、有機発光層32を形
成した。
【0087】以上の有機材料はマスクを介さずに基板全
面に蒸着成膜し、正孔注入輸送層31及び有機発光層3
2で構成される有機発光膜30を形成した。
【0088】次にMg(マグネシウム)及びAg(銀)
を蒸着源として使用し、抵抗加熱法の共蒸着によりMg
とAgの蒸着速度比10:1で、発光層32上に陰極群
Yとして約200nmの蒸着層をマスクを介してITO
電極の長手方向xと直交する方向yに帯状にパターニン
グして成膜した。
【0089】以上のような工程で、有機エレクトロルミ
ネッセンス素子Aを作製した。
【0090】このように作製した素子を、隣り合う2本
のラインに対して同一の信号電圧を印加するように単純
マトリックス駆動によって動作させることができた。 ・製作例 製作例では図3に示す有機エレクトロルミネッセンス
素子Bを製作した。
【0091】図12は図3に示す有機エレクトロルミネ
ッセンス素子Bを作製する工程の一部を示すものであ
り、図12(A)に基板1上に陽極群Xが形成されてい
る状態を示し、図12(B)に陽極群Xが形成されてい
る基板1上に隔壁50が形成されている状態を示す。
【0092】市販のITO基板上にフォトレジスト材料
をスピンコート法によって全面に塗布した後、フォトレ
ジスト材料が塗布されたITO基板上にフォトマスクを
介して紫外線を照射し、紫外線が照射されたITOパタ
ーン部、すなわちフォトマスクによって紫外線が遮られ
ていない部分を硬化させた。このITO基板を洗浄して
非硬化部、すなわち紫外線が照射されずに硬化しなかっ
た部分のフォトレジスト材料を除去しITO基板上にフ
ォトレジスト材料によって覆われている部分と覆われず
ITOが露出した部分とを形成した。その後、60℃に
熱した3%塩酸中に30分間浸しフォトレジスト材料に
覆われずに露出した部分のITOを除去した後十分水洗
いし、水酸化ナトリウム10%水溶液中でITOパター
ン部上の硬化したフォトレジスト材料を除去し透明基板
1上にITOからなる透明電極である陽極群Xを図12
(A)に示すようなストライプ状にパターニングした。
【0093】このITO基板を界面活性剤水溶液中で5
分間超音波洗浄し、さらにITO膜にエキシマランプに
よる光を5分間照射し、さらにITO膜を酸素プラズマ
に10分間曝してその表面を洗浄した。
【0094】次に洗浄処理した基板1上に絶縁材料TS
−366(JSR社製)を塗布し、フォトグラフィ法に
より図12(B)に示すようにパターニングし、隔壁5
0を形成した。隔壁50の高さは約400nmとした。
【0095】この隔壁50が形成されたITO基板を、
成膜装置内のホルダーにセットし、そのITO基板上に
1.33×10-3Pa(1.0×10-5Torr)以下の真空
下でN,N’―ジフェニル―N,N’―ビス(3―メチ
ルフェニル)―1,1’―ジフェニル―4,4’―ジア
ミンを、抵抗加熱法によって蒸着速度1Å/secで6
0nm成膜し、正孔注入輸送層31を形成した。
【0096】続いて、正孔注入輸送層31上にトリス
(8―ヒドロキシキノリン)アルミニウム錯体を蒸着速
度1Å/secで60nm成膜し、有機発光層32を形
成した。
【0097】以上の有機材料はマスクを介さずに基板全
面に蒸着成膜し、正孔注入輸送層31及び有機発光層3
2で構成される有機発光膜30を形成した。
【0098】次にMg及びAgを蒸着源として使用し、
抵抗加熱法の共蒸着によりMgとAgの蒸着速度比1
0:1で、発光層32上に陰極群Yとして約200nm
の蒸着層をマスクを介してITO電極の長手方向xと直
交する方向yにストライプ状にパターニングして成膜し
た。
【0099】以上のような工程で、有機エレクトロルミ
ネッセンス素子Bを作製した。
【0100】以上の説明では図1及び図3に示す構成の
有機エレクトロルミネッセンス素子の作製について述べ
たが、その他の構成の有機エレクトロルミネッセンス素
子も前記説明の作製例に倣い製造可能である。
【0101】なお、本発明に係る有機エレクトロルミネ
ッセンス素子は、各種の表示装置乃至ディスプレイ装置
などに適用可能である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、素
子にピンホールなどの欠陥が存在してもその部分におけ
る画素の発光動作を行わせることができる有機エレクト
ロルミネッセンス素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有機エレクトロルミネッセンス素
子の一例の概略構成の平面図である。
【図2】図1に示す素子の画素構成を説明するための図
であり、該素子の一部を拡大した図である。
【図3】本発明に係る有機エレクトロルミネッセンス素
子の他の例の概略構成の平面図である。
【図4】図3に示す素子の画素構成を説明するための図
であり、該素子の一部を拡大した図である。
【図5】本発明に係る有機エレクトロルミネッセンス素
子のさらに他の例の概略構成のブロック図である。
【図6】図5に示す素子の画素構成を説明するための図
であり、該素子の一部を拡大した図である。
【図7】図(A)は図3に示す素子の図4に示す部分を
第2の方向yから見た断面図であり、図(B)は該素子
の図4に示す部分を第1の方向xから見た側面図であ
る。
【図8】従来の有機エレクトロルミネッセンス素子の画
素の表示状態を示すものである。
【図9】本発明に係る有機エレクトロルミネッセンス素
子において、隣り合う2本のライン電極を同一の信号で
駆動させることにより、4ドットで一画素が形成されて
いる画素の表示状態を示すものである。
【図10】本発明に係る有機エレクトロルミネッセンス
素子において、隣り合う3本のライン電極を同一の信号
で駆動させることにより、9ドットで一画素が形成され
ている画素の表示状態を示すものである。
【図11】隣り合う2本のライン電極を同一の信号で駆
動させることにより、4ドットで一画素が形成されてい
る有機エレクトロルミネッセンス素子において、画素を
間引いて表示した状態を示すものである。
【図12】図3に示す有機エレクトロルミネッセンス素
子を作製する工程の一部を示すものであり、図(A)は
基板上に陽極群が形成されている状態を示すものであ
り、図(B)は陽極群が形成されている基板上に隔壁が
形成されている状態を示すものである。
【図13】一画素中のいくつかの副画素が点灯できなく
なった場合に、該画素中の他の発光可能な副画素に流れ
る電流値を大きくする手段の一例の電流値変更回路の概
略ブロック図である。
【図14】単純マトリクス駆動における陽極から陰極に
流れる電流の状態を示す図であり、図(A)は一画素中
の全副画素が点灯している場合の電流の状態を示す図で
あり、図(B)は一画素中の一部の副画素が点灯できな
くなった場合(オープンな状態)の電流の状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 基板 10 陽極 20 陰極 30 有機発光膜 31 正孔注入輸送層 32 有機発光層 40 発光部 50 隔壁 A、B、C 有機エレクトロルミネッセンス素子 h1 隔壁50の高さ h2 有機発光膜及び金属電極(陰極)の厚みの和 P11、P12、…Pmn 副画素 Q11、Q12、…QMN 一画素 S11、S12、…Smn スイッチング部 Vx1 、Vx2 、…VxM 信号 Vy1 、Vy2 、…VyN 信号 Vx1 ’、Vx2 ’、…VxM ’ 信号 Vy1 ’、Vy2 ’、…VyN ’ 信号 X 第1電極群(陽極群) Y 第2電極群(陰極群) X1 、X2 、…Xm 第1電極 Y1 、Y2 、…Yn 第2電極 X’ ゲート電極群 Y’ ソース電極群 X1 ’、X2 ’、…Xm ’ ゲート電極 Y1 ’、Y2 ’、…Yn ’ ソース電極 G 定電流源 I 定電流源Gからの電流 I1 陰極Y1 に流れる電流 I2 陰極Y2 に流れる電流 I3 一部の副画素が点灯できなくなった場合の陰極Y
1 に流れる電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/30 G09G 3/30 Z H05B 33/14 H05B 33/14 A Fターム(参考) 3K007 AB18 BA06 CA01 CB01 CC00 DA01 DB03 EB00 5C080 AA06 BB05 CC03 CC06 DD12 DD30 EE32 FF03 HH09 JJ01 JJ02 JJ06 KK34 KK52 5C094 AA07 AA37 AA42 AA48 AA54 AA55 BA03 BA27 CA19 CA20 DB04 EA04 EA05 EB02 FA01 FA04 FB01 FB12 GA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画素を有し、それぞれの一画素が複
    数の副画素に分割されており、前記それぞれの一画素に
    おいて該一画素を構成している前記複数の副画素のうち
    一部の副画素が不動作状態になっても他の副画素が動作
    するように構成されていることを特徴とする有機エレク
    トロルミネッセンス素子。
  2. 【請求項2】前記それぞれの一画素を構成している前記
    複数の副画素がそれぞれ同一の構成からなっている請求
    項1記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  3. 【請求項3】前記それぞれの一画素を構成している前記
    複数の副画素がそれぞれ同一の駆動条件で駆動されるこ
    とでそれぞれ同時に点灯又は消灯する請求項1又は2記
    載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  4. 【請求項4】前記それぞれの一画素を構成している前記
    複数の副画素の駆動にあたり、該複数の副画素のそれぞ
    れに流れる電流の電流値が該複数の副画素に流れる電流
    の電流値を合計した総電流値を一定とする値である請求
    項1、2又は3記載の有機エレクトロルミネッセンス素
    子。
  5. 【請求項5】前記副画素がアクティブマトリックス駆動
    可能に構成されている請求項1から4のいずれかに記載
    の有機エレクトロルミネッセンス素子。
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