JP2001257044A - アース用ジョイントコネクタ - Google Patents
アース用ジョイントコネクタInfo
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- JP2001257044A JP2001257044A JP2000066220A JP2000066220A JP2001257044A JP 2001257044 A JP2001257044 A JP 2001257044A JP 2000066220 A JP2000066220 A JP 2000066220A JP 2000066220 A JP2000066220 A JP 2000066220A JP 2001257044 A JP2001257044 A JP 2001257044A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アース用ジョイントコネクタに係る部品を一
体化して部品点数を削減し、組み付け作業等の効率化を
図る。 【解決手段】 アース用ジョイントコネクタ１０を、高
導電性樹脂によりハウジング部１１と端子部１２とアー
ス端子部１３とを夫々一体成形している。ワイヤハーネ
スＷ／Ｈ側のコネクタ５と嵌合して、メス端子６と端子
部１２との結合で、各電線ｄを夫々アース接続してい
る。
体化して部品点数を削減し、組み付け作業等の効率化を
図る。 【解決手段】 アース用ジョイントコネクタ１０を、高
導電性樹脂によりハウジング部１１と端子部１２とアー
ス端子部１３とを夫々一体成形している。ワイヤハーネ
スＷ／Ｈ側のコネクタ５と嵌合して、メス端子６と端子
部１２との結合で、各電線ｄを夫々アース接続してい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はアース用ジョイント
コネクタに関し、詳しくは、アース用ジョイントコネク
タに関連する部品点数を削減して、ワイヤハーネスのア
ース部分に係る組み付けの容易化を図るものである。
コネクタに関し、詳しくは、アース用ジョイントコネク
タに関連する部品点数を削減して、ワイヤハーネスのア
ース部分に係る組み付けの容易化を図るものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車等に搭載される各種電気装置等を
接続して構成される電気回路は、回路の構成上、回路の
一部をアース（接地）する必要がある。アースを採る方
法は種々存在するが、その中の一つとして、上記電気装
置等の接続用として車体に配策されるワイヤハーネスの
端末に取り付けられたコネクタに、所謂ジョイントコネ
クタを嵌合し、このジョイントコネクタを介して車体等
とアースする場合がある。
接続して構成される電気回路は、回路の構成上、回路の
一部をアース（接地）する必要がある。アースを採る方
法は種々存在するが、その中の一つとして、上記電気装
置等の接続用として車体に配策されるワイヤハーネスの
端末に取り付けられたコネクタに、所謂ジョイントコネ
クタを嵌合し、このジョイントコネクタを介して車体等
とアースする場合がある。
【０００３】図５は、従来のジョイントコネクタを用い
てアースを採る場合を示している。車体に配策されたワ
イヤハーネスＷ／Ｈの端末には、周壁５ｃにロックツメ
５ｄを有するメス型のコネクタ５を取り付けており、周
壁８ｃにロック係止部８ｄを有するオス型のジョイント
コネクタ８を上記コネクタ５と嵌合してロック結合して
いる。その後、ジョイントコネクタ８に挿入係止されて
いるバスバー７のアース用ボルトの取付穴７ｃにボルト
Ｂを通して車体パネルＰのアース穴Ｐａと締結結合して
アースを採っている。
てアースを採る場合を示している。車体に配策されたワ
イヤハーネスＷ／Ｈの端末には、周壁５ｃにロックツメ
５ｄを有するメス型のコネクタ５を取り付けており、周
壁８ｃにロック係止部８ｄを有するオス型のジョイント
コネクタ８を上記コネクタ５と嵌合してロック結合して
いる。その後、ジョイントコネクタ８に挿入係止されて
いるバスバー７のアース用ボルトの取付穴７ｃにボルト
Ｂを通して車体パネルＰのアース穴Ｐａと締結結合して
アースを採っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図６（Ａ）に示すよう
に、ジョイントコネクタ８は、オス型のコネクタハウジ
ング８ａの各端子収容室８ｂにバスバー７の各先端に形
成したオスタブ部７ａを挿入係止して形成されている。
一方、コネクタ５のワイヤハーネスＷ／Ｈ端末への取付
は、図６（Ｂ）に示すように、ワイヤハーネスＷ／Ｈを
構成する各電線ｄの端末に圧着接続したメス端子６をコ
ネクタ５のハウジング５ａの各端子収容室５ｂに下面５
ｅより挿入係止することで行われている。
に、ジョイントコネクタ８は、オス型のコネクタハウジ
ング８ａの各端子収容室８ｂにバスバー７の各先端に形
成したオスタブ部７ａを挿入係止して形成されている。
一方、コネクタ５のワイヤハーネスＷ／Ｈ端末への取付
は、図６（Ｂ）に示すように、ワイヤハーネスＷ／Ｈを
構成する各電線ｄの端末に圧着接続したメス端子６をコ
ネクタ５のハウジング５ａの各端子収容室５ｂに下面５
ｅより挿入係止することで行われている。
【０００５】このように、ワイヤハーネスＷ／Ｈのアー
ス部は、コネクタ５のハウジング５ａ、メス端子６、ジ
ョイントコネクタ８のコネクタハウジング８ａ、バスバ
ー７と計４点より構成されており、部品点数が多く、費
用が係る要因になっている。また、部品点数が多いこと
により各部品の組み付けや結合作業にも手間と時間を要
し、ワイヤハーネス組立の効率化を妨げている問題があ
る。
ス部は、コネクタ５のハウジング５ａ、メス端子６、ジ
ョイントコネクタ８のコネクタハウジング８ａ、バスバ
ー７と計４点より構成されており、部品点数が多く、費
用が係る要因になっている。また、部品点数が多いこと
により各部品の組み付けや結合作業にも手間と時間を要
し、ワイヤハーネス組立の効率化を妨げている問題があ
る。
【０００６】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、アース用ジョイントコネクタに係る各部品を一体
化して部品点数を削減し、アース部分に係る組み付けや
結合作業の効率化を図ることを課題としている。
ので、アース用ジョイントコネクタに係る各部品を一体
化して部品点数を削減し、アース部分に係る組み付けや
結合作業の効率化を図ることを課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、複数の電線端末に夫々接続された端子が
各端子収容室内に挿入係止されているコネクタと、着脱
可能に嵌合されるアース用コネクタであって、上記コネ
クタを内嵌するハウジング部と、上記ハウジング部の内
部底面より夫々突出して、上記コネクタの嵌合時に上記
端子と結合接続する端子部と、上記ハウジング部から外
方へ突出すると共に該突出部にアース用ボルトの取付穴
を設けているアース端子部と、を高導電性樹脂で一体成
形しており、上記ハウジング部に上記コネクタが嵌合さ
れると、コネクタ内の端子が上記端子部と導通接続さ
れ、上記ハウジング部を介して上記アース端子部に導電
される構成としているアース用ジョイントコネクタを提
供している。
め、本発明は、複数の電線端末に夫々接続された端子が
各端子収容室内に挿入係止されているコネクタと、着脱
可能に嵌合されるアース用コネクタであって、上記コネ
クタを内嵌するハウジング部と、上記ハウジング部の内
部底面より夫々突出して、上記コネクタの嵌合時に上記
端子と結合接続する端子部と、上記ハウジング部から外
方へ突出すると共に該突出部にアース用ボルトの取付穴
を設けているアース端子部と、を高導電性樹脂で一体成
形しており、上記ハウジング部に上記コネクタが嵌合さ
れると、コネクタ内の端子が上記端子部と導通接続さ
れ、上記ハウジング部を介して上記アース端子部に導電
される構成としているアース用ジョイントコネクタを提
供している。
【０００８】このように、アース用ジョイントコネクタ
を、従来のコネクタハウジングとバスバーに該当する部
品を、高導電性樹脂を用いて一体に成形すると、従来２
点の部品点数を１点に削減することができ、ジョイント
コネクタの組み付けに係る手間を削減でき、組み付け作
業の効率化を図れる。また、部品点数の削減により、各
種部品の製造、在庫等に関する管理作業の効率化も図れ
る。
を、従来のコネクタハウジングとバスバーに該当する部
品を、高導電性樹脂を用いて一体に成形すると、従来２
点の部品点数を１点に削減することができ、ジョイント
コネクタの組み付けに係る手間を削減でき、組み付け作
業の効率化を図れる。また、部品点数の削減により、各
種部品の製造、在庫等に関する管理作業の効率化も図れ
る。
【０００９】上記高導電性樹脂は、特開平１０−２３７
３３１号、特開平１１−３４２５２２号に開示されてい
るように、熱可塑性樹脂中に、銅、ニッケル、鉄等から
なる金属繊維を混入させたものと、無縁半田（低融点半
田）とＣｕ粉等の低融点合金を分散させた導電性樹脂組
成物からなる。
３３１号、特開平１１−３４２５２２号に開示されてい
るように、熱可塑性樹脂中に、銅、ニッケル、鉄等から
なる金属繊維を混入させたものと、無縁半田（低融点半
田）とＣｕ粉等の低融点合金を分散させた導電性樹脂組
成物からなる。
【００１０】導電性の金属繊維が配合される熱可塑性樹
脂としては、プロピレン、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、変
性ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ
アミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリフェニレンサ
ルファイド樹脂、液晶ポリマー、ポリエーテルイミド、
ポリベンゾイミダゾール、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリエーテルサルフォン等の樹脂を単独あるいはブ
レンドして用いることが可能であり、特にアクリロニト
リル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂が好適に用いられる。
脂としては、プロピレン、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、変
性ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ
アミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリフェニレンサ
ルファイド樹脂、液晶ポリマー、ポリエーテルイミド、
ポリベンゾイミダゾール、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリエーテルサルフォン等の樹脂を単独あるいはブ
レンドして用いることが可能であり、特にアクリロニト
リル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂が好適に用いられる。
【００１１】上記熱可塑性樹脂に混合して分散させると
共にネットワーク状に接合させる低融点合金は、融点が
１００℃以上、好ましくは２００℃以上で、射出成形時
に溶融する合金を使用され、Ｓｎ−Ｐｂ系、Ｓｎ−Ａｇ
−Ｐｂ系、Ｓｎ−Ｂｉ系、Ｓｎ−Ｂｉ−Ｉｎ系、Ｂｉ−
Ｐｂ系、Ｂｉ−Ｓｎ系、Ｓｎ−Ｃｕ系、Ｓｎ−Ｃｕ−Ｎ
ｉ−Ｐ系、Ｓｎ−Ａｇ系、Ｓｎ−Ｂｉ−Ｐｂ系、Ｓｎ−
Ｉｎ系のものが挙げられる。
共にネットワーク状に接合させる低融点合金は、融点が
１００℃以上、好ましくは２００℃以上で、射出成形時
に溶融する合金を使用され、Ｓｎ−Ｐｂ系、Ｓｎ−Ａｇ
−Ｐｂ系、Ｓｎ−Ｂｉ系、Ｓｎ−Ｂｉ−Ｉｎ系、Ｂｉ−
Ｐｂ系、Ｂｉ−Ｓｎ系、Ｓｎ−Ｃｕ系、Ｓｎ−Ｃｕ−Ｎ
ｉ−Ｐ系、Ｓｎ−Ａｇ系、Ｓｎ−Ｂｉ−Ｐｂ系、Ｓｎ−
Ｉｎ系のものが挙げられる。
【００１２】さらに、本発明は、複数の電線端末に接続
された端子をジョイントしてアース接続するアース用コ
ネクタであって、上記端子が挿入係止される多数の端子
収容室を備えたハウジング部と、上記各端子収容室内に
突出して、上記端子挿入時に端子と結合接続する端子部
と、上記ハウジング部から外方へ突出すると共に該突出
部にアース用ボルトの取付穴を設けているアース端子部
と、を高導電性樹脂で一体成形しており、上記ハウジン
グの端子収容室内に端子が挿入係止されると、該端子に
上記端子部が嵌合して導通接続され、上記ハウジング部
を介して上記アース端子部に導電される構成としている
アース用ジョイントコネクタを提供している。
された端子をジョイントしてアース接続するアース用コ
ネクタであって、上記端子が挿入係止される多数の端子
収容室を備えたハウジング部と、上記各端子収容室内に
突出して、上記端子挿入時に端子と結合接続する端子部
と、上記ハウジング部から外方へ突出すると共に該突出
部にアース用ボルトの取付穴を設けているアース端子部
と、を高導電性樹脂で一体成形しており、上記ハウジン
グの端子収容室内に端子が挿入係止されると、該端子に
上記端子部が嵌合して導通接続され、上記ハウジング部
を介して上記アース端子部に導電される構成としている
アース用ジョイントコネクタを提供している。
【００１３】このように、アース用ジョイントコネクタ
として、従来のオス型のコネクタハウジングとバスバー
に該当する部品に加えて、ワイヤハーネス端末側のメス
型のコネクタハウジングに該当する部品までを一体化し
て成形すると、従来３点あった部品点数を１点にまで削
減することができ、組み付けに要する手間を大幅に削減
できると共に、ワイヤハーネス側のメス型のコネクタ
と、オス型のジョイントコネクタとの結合作業も不要に
なり、アース部の組立にかかる作業の効率化を一段と進
めることができる。
として、従来のオス型のコネクタハウジングとバスバー
に該当する部品に加えて、ワイヤハーネス端末側のメス
型のコネクタハウジングに該当する部品までを一体化し
て成形すると、従来３点あった部品点数を１点にまで削
減することができ、組み付けに要する手間を大幅に削減
できると共に、ワイヤハーネス側のメス型のコネクタ
と、オス型のジョイントコネクタとの結合作業も不要に
なり、アース部の組立にかかる作業の効率化を一段と進
めることができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。なお、従来と同様の部品等には、従
来と同じ符号を付している。図１（Ａ）（Ｂ）は、第一
実施形態にかかるアース用のジョイントコネクタ１０を
示している。ジョイントコネクタ１０は、高導電性樹脂
でハウジング部１１、ハウジング部１１の内部の端子部
１２、ハウジング部１１の上面１１ｇより外方へ突出す
るアース端子部１３を夫々一体にして成形されている。
参照して説明する。なお、従来と同様の部品等には、従
来と同じ符号を付している。図１（Ａ）（Ｂ）は、第一
実施形態にかかるアース用のジョイントコネクタ１０を
示している。ジョイントコネクタ１０は、高導電性樹脂
でハウジング部１１、ハウジング部１１の内部の端子部
１２、ハウジング部１１の上面１１ｇより外方へ突出す
るアース端子部１３を夫々一体にして成形されている。
【００１５】ハウジング部１１は、従来のメス型のコネ
クタハウジングに該当する部分であり、従来のコネクタ
ハウジングと略同様の筺形状であり、内部をワイヤハー
ネスＷ／Ｈ端末に取り付けられたコネクタ５を嵌合する
ために中空の嵌合部１１ｅとしており、外側周囲の周壁
部１１ａにはロック係止部１１ｂを設けている。
クタハウジングに該当する部分であり、従来のコネクタ
ハウジングと略同様の筺形状であり、内部をワイヤハー
ネスＷ／Ｈ端末に取り付けられたコネクタ５を嵌合する
ために中空の嵌合部１１ｅとしており、外側周囲の周壁
部１１ａにはロック係止部１１ｂを設けている。
【００１６】端子部１２は、従来のバスバーの先端に形
成されたオスタブ部に該当するものであり、ハウジング
部１１の嵌合部１１ｅの内部底面１１ｆより開口側へ突
出すると共にオスタブ部と同様に先端部を少し先細にし
た形状に形成している。また、アース端子部１３は、従
来のバスバーより突出するアース用ボルトの取付穴周辺
に該当するものであり、ハウジング部１１の上面１１ａ
より水平に一旦突出させてから垂直上方へ立設し先端部
１３ａにアース用ボルトの取付穴１３ｂを設けている。
成されたオスタブ部に該当するものであり、ハウジング
部１１の嵌合部１１ｅの内部底面１１ｆより開口側へ突
出すると共にオスタブ部と同様に先端部を少し先細にし
た形状に形成している。また、アース端子部１３は、従
来のバスバーより突出するアース用ボルトの取付穴周辺
に該当するものであり、ハウジング部１１の上面１１ａ
より水平に一旦突出させてから垂直上方へ立設し先端部
１３ａにアース用ボルトの取付穴１３ｂを設けている。
【００１７】図２（Ａ）（Ｂ）は、アース接続状況を示
しており、ワイヤハーネスＷ／Ｈを構成する各電線ｄの
端末に接続したメス端子６をハウジング５ａの端子収容
室５ｂに挿入係止してコネクタ５を取り付けており、こ
のコネクタ５をジョイントコネクタ１０に嵌合して、ロ
ックツメ５ｄとロック係止部１１ｂでロック結合してい
る。
しており、ワイヤハーネスＷ／Ｈを構成する各電線ｄの
端末に接続したメス端子６をハウジング５ａの端子収容
室５ｂに挿入係止してコネクタ５を取り付けており、こ
のコネクタ５をジョイントコネクタ１０に嵌合して、ロ
ックツメ５ｄとロック係止部１１ｂでロック結合してい
る。
【００１８】コネクタ５とジョイントコネクタ１０が嵌
合されると、コネクタ５のメス端子６にジョイントコネ
クタ１０の端子部１２が結合接続されて電気的に導通し
た状態で接続される。該状態でアース端子部１３の取付
穴１３ｂにボルトＢを通して車体パネルＰのアース穴Ｐ
ａに締結固定して、ハウジング部１１を介して車体との
アースを採っている。このように、アース用のジョイン
トコネクタ１０は一体成形されているので、ジョイント
コネクタ１０自体を組み付けるという作業が存在しなく
なり、アース部にかかる組み立て作業が簡略され効率化
が図られている。なお、ジョイントコネクタ１０のハウ
ジング部１１は周囲に露出する部分も導電特性を帯びる
が、ジョイントコネクタ１０は、アース目的に使用して
いるため電気的に不具合等は発生しない。
合されると、コネクタ５のメス端子６にジョイントコネ
クタ１０の端子部１２が結合接続されて電気的に導通し
た状態で接続される。該状態でアース端子部１３の取付
穴１３ｂにボルトＢを通して車体パネルＰのアース穴Ｐ
ａに締結固定して、ハウジング部１１を介して車体との
アースを採っている。このように、アース用のジョイン
トコネクタ１０は一体成形されているので、ジョイント
コネクタ１０自体を組み付けるという作業が存在しなく
なり、アース部にかかる組み立て作業が簡略され効率化
が図られている。なお、ジョイントコネクタ１０のハウ
ジング部１１は周囲に露出する部分も導電特性を帯びる
が、ジョイントコネクタ１０は、アース目的に使用して
いるため電気的に不具合等は発生しない。
【００１９】なお、アース用のジョイントコネクタ１０
は上記形態に限定されるものではなく、ハウジング部１
１の大きさや形状等は、嵌合されるコネクタ５に対応し
た寸法および形状に形成可能である。また、嵌合される
コネクタがメス型ではなくオス型であれば、ハウジング
部１１をメス型のコネクタハウジング形状に成形すると
共に、端子部もメス端子状に先端をボックス形状に成形
して、コネクタとの嵌合により電気接続を図るようにし
てもよい。
は上記形態に限定されるものではなく、ハウジング部１
１の大きさや形状等は、嵌合されるコネクタ５に対応し
た寸法および形状に形成可能である。また、嵌合される
コネクタがメス型ではなくオス型であれば、ハウジング
部１１をメス型のコネクタハウジング形状に成形すると
共に、端子部もメス端子状に先端をボックス形状に成形
して、コネクタとの嵌合により電気接続を図るようにし
てもよい。
【００２０】図３（Ａ）（Ｂ）は、第二実施形態のアー
ス用のジョイントコネクタを示している。第二実施形態
のジョイントコネクタ２０は、高導電性樹脂を用いて、
多数の端子収容室２１ｈを有するハウジング部２１、端
子収容室２１ｈ内に突出する端子部２２、ハウジング部
２１の上面２１ｇより外方へ突出するアース端子部２３
を夫々一体にして成形されている。
ス用のジョイントコネクタを示している。第二実施形態
のジョイントコネクタ２０は、高導電性樹脂を用いて、
多数の端子収容室２１ｈを有するハウジング部２１、端
子収容室２１ｈ内に突出する端子部２２、ハウジング部
２１の上面２１ｇより外方へ突出するアース端子部２３
を夫々一体にして成形されている。
【００２１】ハウジング部２１は、外観形状を第一実施
形態のハウジング部１１と略同等の筺形状にしている
が、外側周壁２１ａにはロック係止部を形成していな
い。一方、ハウジング部２１の内部は、丁度、従来のメ
スコネクタのコネクタハウジングと同様に多数のメス端
子を収容できる端子収容室２１ｈを設けている。これら
端子収容室２１ｈと対応させてハウジング部２１の下面
となる先端面２１ｉは、メス端子が挿入できるように、
通常のメスコネクタハウジングの端子挿入面と同様に端
子収容室２１ｈが格子状に並んだ形状に成形している。
また、各端子収容室２１ｈには、メス端子を係止するリ
テーナーツメ２１ｊも突出している。
形態のハウジング部１１と略同等の筺形状にしている
が、外側周壁２１ａにはロック係止部を形成していな
い。一方、ハウジング部２１の内部は、丁度、従来のメ
スコネクタのコネクタハウジングと同様に多数のメス端
子を収容できる端子収容室２１ｈを設けている。これら
端子収容室２１ｈと対応させてハウジング部２１の下面
となる先端面２１ｉは、メス端子が挿入できるように、
通常のメスコネクタハウジングの端子挿入面と同様に端
子収容室２１ｈが格子状に並んだ形状に成形している。
また、各端子収容室２１ｈには、メス端子を係止するリ
テーナーツメ２１ｊも突出している。
【００２２】端子部２２は、第一実施形態の端子部１２
と略同等の形状であるが、各端子部２２は、ハウジング
部２１の端子収容室２１ｈ内で、ハウジング２１の内部
底面２１ｋより突出している。また、アース端子部２３
は、第一実施形態のアース端子部１３と略同等の形状で
先端部２３にアース用ボルトの取付穴２３ｂを設けてい
る。
と略同等の形状であるが、各端子部２２は、ハウジング
部２１の端子収容室２１ｈ内で、ハウジング２１の内部
底面２１ｋより突出している。また、アース端子部２３
は、第一実施形態のアース端子部１３と略同等の形状で
先端部２３にアース用ボルトの取付穴２３ｂを設けてい
る。
【００２３】一方、ワイヤハーネスＷ／Ｈの端末には、
図４（Ａ）に示すように、メス型のコネクタを取り付け
ておらず、ワイヤハーネスＷ／Ｈを構成する各電線ｄの
端末にメス端子６を圧着接続しているのみである。これ
らメス端子６を、図４（Ｂ）に示すように、ジョイント
コネクタ２０の端子収容室２１ｈに直接挿入係止してい
る。メス端子６は挿入係止されると、リテーナーツメ２
１ｊが係合して、端子収容室２１ｈから抜けが防止され
ると共に、メス端子６と端子部２２が導通接続され、こ
の状態で第一実施形態と同様にアース端子部２３を車体
パネルＰとボルトＢで締結結合して、アースを採ってい
る。
図４（Ａ）に示すように、メス型のコネクタを取り付け
ておらず、ワイヤハーネスＷ／Ｈを構成する各電線ｄの
端末にメス端子６を圧着接続しているのみである。これ
らメス端子６を、図４（Ｂ）に示すように、ジョイント
コネクタ２０の端子収容室２１ｈに直接挿入係止してい
る。メス端子６は挿入係止されると、リテーナーツメ２
１ｊが係合して、端子収容室２１ｈから抜けが防止され
ると共に、メス端子６と端子部２２が導通接続され、こ
の状態で第一実施形態と同様にアース端子部２３を車体
パネルＰとボルトＢで締結結合して、アースを採ってい
る。
【００２４】このように、第二実施形態のジョイントコ
ネクタは、ワイヤハーネスＷ／Ｈ端末のコネクタを不要
にしているので、一段と部品点数の削減と組み付けの効
率化を進めている。なお、ジョイントコネクタ２０はア
ース目的で使用されるので、ハウジング部２１が導通し
ても電気的な不都合は発生しない。
ネクタは、ワイヤハーネスＷ／Ｈ端末のコネクタを不要
にしているので、一段と部品点数の削減と組み付けの効
率化を進めている。なお、ジョイントコネクタ２０はア
ース目的で使用されるので、ハウジング部２１が導通し
ても電気的な不都合は発生しない。
【００２５】なお、第二実施形態においても第一実施形
態と同様にワイヤハーネスＷ／Ｈ端末の端子数に応じ
て、ハウジング部２１の形状や寸法等を適応するように
変形してもよい。さらに、ワイヤハーネスＷ／Ｈ端末側
の端子がオス端子であれば、ジョイントコネクタの端子
部をメス端子形状に成形して電気的な接続を確保できる
ようにしてもよい。
態と同様にワイヤハーネスＷ／Ｈ端末の端子数に応じ
て、ハウジング部２１の形状や寸法等を適応するように
変形してもよい。さらに、ワイヤハーネスＷ／Ｈ端末側
の端子がオス端子であれば、ジョイントコネクタの端子
部をメス端子形状に成形して電気的な接続を確保できる
ようにしてもよい。
【００２６】
【発明の効果】上記した説明より明らかなように、本発
明のジョイントコネクタを用いると、従来に比べて、ア
ース部に必要な部品点数の削減を図れ、組み付けに要す
る手間や時間を低減できコスト低減に貢献できる。特
に、ジョイントコネクタにワイヤハーネスＷ／Ｈ端末に
圧着接続された端子を直接挿入係止すると大幅に部品点
数を削減でき、コスト低減もより促進できる。また、上
記部品点数削減に伴い、部品の生産や在庫等にかかる管
理件数の減少も図れ、管理業務の効率化も図れる。
明のジョイントコネクタを用いると、従来に比べて、ア
ース部に必要な部品点数の削減を図れ、組み付けに要す
る手間や時間を低減できコスト低減に貢献できる。特
に、ジョイントコネクタにワイヤハーネスＷ／Ｈ端末に
圧着接続された端子を直接挿入係止すると大幅に部品点
数を削減でき、コスト低減もより促進できる。また、上
記部品点数削減に伴い、部品の生産や在庫等にかかる管
理件数の減少も図れ、管理業務の効率化も図れる。
【図１】 本発明の第一実施形態に係るジョイントコネ
クタであり、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は断面図である。
クタであり、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は断面図である。
【図２】 第一実施形態のジョイントコネクタのアース
接続状況であり、（Ａ）は接続前の斜視図、（Ｂ）は接
続状態の断面図である。
接続状況であり、（Ａ）は接続前の斜視図、（Ｂ）は接
続状態の断面図である。
【図３】 第二実施形態に係るジョイントコネクタであ
り、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は断面図である。
り、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は断面図である。
【図４】 第二実施形態のジョイントコネクタのアース
接続状況であり、（Ａ）は接続前の斜視図、（Ｂ）は接
続状態の断面図である。
接続状況であり、（Ａ）は接続前の斜視図、（Ｂ）は接
続状態の断面図である。
【図５】 従来のジョイントコネクタのアース接続状況
の斜視図である。
の斜視図である。
【図６】 （Ａ）は従来のジョイントコネクタの分解斜
視図、（Ｂ）はワイヤハーネス端末側のコネクタ取付状
態の概略図である。
視図、（Ｂ）はワイヤハーネス端末側のコネクタ取付状
態の概略図である。
１０、２０ ジョイントコネクタ １１、２１ ハウジング部 １２、２２ 端子部 １３、２３ アース端子部 ｄ 電線 Ｗ／Ｈ ワイヤハーネス
Claims (2)
- 【請求項１】 複数の電線端末に夫々接続された端子が
各端子収容室内に挿入係止されているコネクタと、着脱
可能に嵌合されるアース用コネクタであって、 上記コネクタを内嵌するハウジング部と、 上記ハウジング部の内部底面より夫々突出して、上記コ
ネクタの嵌合時に上記端子と結合接続する端子部と、 上記ハウジング部から外方へ突出すると共に該突出部に
アース用ボルトの取付穴を設けているアース端子部と、 を高導電性樹脂で一体成形しており、 上記ハウジング部に上記コネクタが嵌合されると、コネ
クタ内の端子が上記端子部と導通接続され、上記ハウジ
ング部を介して上記アース端子部に導電される構成とし
ているアース用ジョイントコネクタ。 - 【請求項２】 複数の電線端末に接続された端子をジョ
イントしてアース接続するアース用コネクタであって、 上記端子が挿入係止される多数の端子収容室を備えたハ
ウジング部と、 上記各端子収容室内に突出して、上記端子挿入時に端子
と結合接続する端子部と、 上記ハウジング部から外方へ突出すると共に該突出部に
アース用ボルトの取付穴を設けているアース端子部と、 を高導電性樹脂で一体成形しており、 上記ハウジングの端子収容室内に端子が挿入係止される
と、該端子に上記端子部が嵌合して導通接続され、上記
ハウジング部を介して上記アース端子部に導電される構
成としているアース用ジョイントコネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000066220A JP2001257044A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | アース用ジョイントコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000066220A JP2001257044A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | アース用ジョイントコネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001257044A true JP2001257044A (ja) | 2001-09-21 |
Family
ID=18585609
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000066220A Abandoned JP2001257044A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | アース用ジョイントコネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001257044A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030051948A (ko) * | 2001-12-20 | 2003-06-26 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 도어커넥터 |
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| DE202013104068U1 (de) * | 2013-09-09 | 2014-12-12 | Weidmüller Interface GmbH & Co. KG | Wanddurchführungseinrichtung |
| KR20160002187U (ko) * | 2014-12-16 | 2016-06-24 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 조인트 커넥터 및 어스 터미널 결합장치 |
| GB2544412A (en) * | 2015-11-05 | 2017-05-17 | Jaguar Land Rover Ltd | Vehicle earth point connector |
| WO2022255060A1 (ja) * | 2021-06-03 | 2022-12-08 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ジョイント端子 |
-
2000
- 2000-03-10 JP JP2000066220A patent/JP2001257044A/ja not_active Abandoned
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