JP2001256819A - ランプハウスとそのプロジェクタ装置 - Google Patents
ランプハウスとそのプロジェクタ装置Info
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Abstract
適切に防止するランプハウスを提供する。 【解決手段】 筐体100内部に備える光源であるラン
プバルブ40に対して送風による冷却を行うための通気
口10、20にランプハウス1の筐体100の内側のみ
に開く開閉可能な開閉板11と、開閉板11を閉じるた
めのバネ14と、通気口の吸気口10側に取り付けた開
閉板11の開閉状態を検出するセンサー15を備え、バ
ネ14は、ランプハウス14をプロジェクタ装置2に取
り付けていない時にはランプハウス1の向きに関わらず
開閉板11を閉じ、ランプハウス1をプロジェクタ装置
2に取り付けた時には、通気口の吸気口10側に取り付
けた開閉板11は、プロジェクタ装置2からの送風を受
けることにより内部に開き、通気口の排気口20側に取
り付けた開閉板21は、プロジェクタ装置2のダクト2
8が排気口20からランプハウス1の内部に差し込まれ
ることにより開くことを特徴とする。
Description
し、特に高圧ガスを封入したランプを発光させるランプ
ハウスとそのプロジェクタ装置に関する。
圧ガスを封入した放電ランプを発光させるため、これを
内部に装着する筐体である。この、ランプハウスからの
放電ランプの発光の用途は、実験用光源、分析機器用光
源、半導体焼付用光源、蛍光顕微鏡用光源、血液分析計
用光源、紫外線硬化用光源、映像の投射用光源、また干
渉計・屈折計、マイクロフィルム引き伸し装置として用
いられている。また、これらの用途の光源として使用す
るために、ランプハウスは当該用途の投光、投射、投影
を行う装置であるプロジェクタ装置に装着して用いられ
ることも多い。
し(例えば表面温度が700℃を超える等)、又高圧の
ガスが封入されており(例えば常温時約10気圧、動作
時約40気圧等)、放電ランプが何らかの原因で破裂し
た場合には極めて危険である。
ランプを筐体内に収めて発光させることにより破裂時の
危険を防止し、また放電ランプに外気を送風する等によ
り冷却をし過熱を防止する役割を持つのである。また、
放電ランプは、ランプハウスに装着することにより衝撃
による破損が防止され、冷却されることにより劣化を抑
え明るさと寿命が保たれる。
ジェクタ装置2dの構造を示す斜視図である。
は、その筐体の内部に光源であるランプバルブ40を装
着し、その周りに光を反射して集光するためのリフレク
タ33を備えることで、窓70の方向に集光してランプ
ハウス1dの外部に光を発光する。窓70には、紫外線
透過率の高い溶解石英(石英ガラス)等を使用する。
孔として、吸気口10と排気口20の2箇所の開口部を
設けている。
ロジェクタ装置2dのシロッコファン18から送られる
外気をランプバルブ40に当ててこれを冷却し、このラ
ンプハウス1d内部で加熱された空気を排気口20から
外部に排出する。
0及び排気口20には、ランプバルブ40が破裂した場
合に生じる破片が外に飛び出さないようにメタルメッシ
ュ19、29(金網)で塞いでいる。このメタルメッシ
ュ19、29により、比較的大きな破片については装置
の外に飛び出すことを防止することができる。
ファン18からの送風を受けて冷却中であるかどうかを
確認するために、ランプハウス1dの内部と外部の圧力
差を検出する静圧計50を取り付けている。
る可能性がより高くなり、劣化がより速く進み明るさや
寿命が衰える。このため、冷却中であるかどうかを確認
しこの危険を回避するのである。
0を冷却するために空気が高い圧力で送り込まれるた
め、冷却中にはランプハウス1dの内部と外部で大きな
圧力差が生じることになり、この圧力差を静圧計50で
測定することによって冷却の有無が確認できる。
ェクタ装置2dの制御回路等に接続されており、この制
御回路により送風されていない場合に送風を開始した
り、発光を停止させたり(ランプバルブ40への送電を
止める)、利用者に通知する等の処理を実行することで
ランプバルブ40の過熱を防止することができる。
ブ40の冷却を適切な個所に対し行うために、シロッコ
ファン18からの冷却空気が当たる位置を適切に設定す
るためのガイド金具60を取り付けている。
ために、その口金部41、42を冷却し(例えば200
℃以下)、発光する中央部は高温に保つ(例えば750
℃以下)。このため、ランプハウス1dでは、ガイド金
具60を備えることにより、吸気口10からの送風が当
たる位置を口金部41、42に合わせて重点的に冷却を
行っている。
プバルブ冷却用の開口部が常に開いている状態である。
メタルメッシュ19、29により開口部が塞がれていて
も小さな破片はランプハウスの外に飛び出す恐れがあ
る。また、ランプバルブが冷却中かどうかを確認するた
めの静圧計は高価である。
ランプハウスでは、以下に述べるような問題点があっ
た。
ため、ランプバルブが破裂した場合には、その破片が開
口部を覆うメタルメッシュの隙間等から外部に飛び出す
危険があった。
され冷却が行われているかどうかを検出するために、高
価な静圧計を使用していた。
に合わせるために、特別にガイド金具の設置を必要とし
ていた。
点を解決し、ランプバルブが破裂した場合における危険
を適切に防止し、かつランプバルブの冷却効率の良いラ
ンプハウスとそのプロジェクタ装置を提供することであ
る。
点を解決し、静圧計等の高度な機能を備えることを必要
とせずに、冷却中であるかどうかの検出機能を、安価に
製作が可能な簡明な構成で実現するランプハウスとその
プロジェクタ装置を提供することである。
却する送風の向きの調節部を、効果的に構成するランプ
ハウスとそのプロジェクタ装置を提供することである。
本発明のランプハウスは、筐体内部に備える光源に対し
て送風による冷却を行うための通気口に、前記筐体の内
側のみに開く開閉可能な開閉板を備えることを特徴とす
る。
開閉板は、前記筐体の側面の内側に対し、前記開閉板の
上部に蝶番を用いて取り付け、前記ランプハウスをプロ
ジェクタ装置に取り付けていない時には、前記開閉板は
その自重により閉じられることを特徴とする。
ランプハウスをプロジェクタ装置に取り付けた時には、
前記通気口の吸気口側に取り付けた前記開閉板は、前記
プロジェクタ装置からの送風を受けることにより内部に
開き、前記通気口の排気口側に取り付けた前記開閉板
は、前記プロジェクタ装置のダクトが前記排気口から前
記筐体内部に差し込まれることにより開くことを特徴と
する。
開閉板を閉じるためのバネを備え、前記バネは、前記ラ
ンプハウスをプロジェクタ装置に取り付けていない時に
は、前記筐体の向きに関わらず前記開閉板を閉じ、前記
通気口の吸気口側の前記開閉板に取り付けた前記バネ
は、前記プロジェクタ装置からの送風を受けることによ
り前記開閉板を内部に開くことを特徴とする。
通気口の吸気口側に取り付けた前記開閉板の開閉状態を
検出するセンサーを備えることを特徴とする。
通気口の吸気口側に取り付けた前記開閉板を用いて、前
記プロジェクタ装置から受ける送風の、前記ランプハウ
ス内の気流路を設定することを特徴とする。
通気口は、複数の吸気口を備えることを特徴とする。
ランプハウスを装着するプロジェクタ装置において、前
記ランプハウスは、筐体内部に備える光源に対して送風
による冷却を行うための通気口に、前記筐体の内側のみ
に開く開閉可能な開閉板を備えることを特徴とする。
前記ランプハウスからの排気を外部に排出するダクトを
備え、前記ダクトは、前記ランプハウスの前記プロジェ
クタ装置への装着時に、前記排気口から前記筐体内部に
差し込まれ、前記排気口に備える前記開閉板を前記筐体
の内側に開くことを特徴とする。
は、前記ダクトは、前記ランプハウスからの排気を排出
する排気排出口を、前記ダクト内の各部の断面積よりも
広く備え、前記排気排出口を金網で覆うことを特徴とす
る。
は、前記ランプハウスに送風する送風手段を備え、前記
送風手段は、その送風時の風圧により、前記通気口の吸
気口側に取り付けた前記開閉板を、前記筐体の内側に開
くことを特徴とする。
は、前記ランプハウスに対する動作を制御する制御手段
を備え、前記制御手段は、前記通気口の吸気口側に取り
付けた前記開閉板の開閉状態に伴い、前記光源に対し冷
却が行われているかどうかを判定することを特徴とす
る。
は、前記通気口の吸気口側に取り付けた前記開閉板の開
閉状態を検出するセンサーを備えることを特徴とする。
て図面を参照して詳細に説明する。
ランプハウス1の構造を示す斜視図であり、図2は、本
実施の形態によるランプハウス1の内部の構造を示す斜
視図であり、図3は、本実施の形態によるランプハウス
1のプロジェクタ装置2に設置した際の構造を示す斜視
図である。
と、本実施の形態のランプハウス1は、その筐体100
の内部に光源であるランプバルブ40を装着し、その周
りに光を反射して集光するためのリフレクタ33を備え
て、窓70の方向に集光してランプハウス1の外部に光
を発光する。
各図面に示されるようにランプバルブ40を水平に設置
する方式のランプハウス1を例に説明するが、この方式
に限定する必要は無く、ランプバルブ40を垂直に設置
する方式に対しても、同様にして以下に説明する本発明
を実施することができる。更にまた、上記各図面の例に
おいては、リフレクタ33の側にランプバルブ40の陽
極口金部42を、窓70の側に陰極口金部41を向けて
装着しているが、同様にこれもいずれの向きに装着する
ものであってもよい。
よるランプハウス1は、冷却用開口部として吸気口10
と排気口20を設けており、この各開口部の内側には、
開閉板11、21をそれぞれに備えている。
置した際に、吸気口10は、プロジェクタ装置2のシロ
ッコファン18の吹き出し口が当たる位置に配置されて
あり、排気口20は、プロジェクタ装置2のダクト28
の排出口が当たる位置に配置されている。
0からプロジェクタ装置2のシロッコファン18から送
られる外気を受け、これを特にランプバルブ40の口金
部41、42に当てて冷却し、このランプハウス1d内
部で加熱された空気を排気口20から外部に排出するの
である。
の開閉板11の構造を示す斜視図であり、また排気口2
0側の開閉版21の構造も同じである。
閉板11及び排気口20側の開閉版21は、ランプハウ
ス1の筐体100の側面の内側に蝶番12により取り付
ける。開閉板11、21は、ランプハウス1の筐体10
0の内側のみに開く構造であり、また開閉板11、21
に対し外部からの力が加わらない場合(つまり、ランプ
ハウス1をプロジェクタ装置2に設置していない時)に
おいては、開閉板11、21の自重で閉じた状態であ
る。
装置2から取り外されている時には、ランプハウス1の
全ての開口部(吸気口10と排気口20)が閉じられて
おり、かつ開口部を閉じる開閉板11、21は内側への
みに開く構造のため、もし何らかの原因で内部のランプ
バルブ40が破裂した場合においては、開口部が閉じら
れたままであるため破片がランプハウス1の外部に飛び
出すことはない。
40は高圧であるが、ランプハウス1は内蔵するランプ
バルブ40の破裂に十分対応可能な強度を備えるもので
あり、ランプバルブ40の破裂に伴いランプハウス1が
変形、破裂することなく、利用者に危険を与えないもの
とする。これは、ランプバルブ40のは体積はランプハ
ウス1全体の体積に比べて極めて小さいため、ランプバ
ルブ40の破裂に伴いランプハウス1内が危険な高圧に
まではならず、又ランプハウス1を外部に破片が飛び出
すことが無いように閉じるためには必ずしも完全な密閉
とすることを必要とせず、破裂したランプバルブ40の
ガスがランプハウス1内から(安全に)抜けるように隙
間や孔を備えることもできるからである。
る各開閉板11、21は、ランプバルブ40を発光させ
る動作時においては、以下に説明するようにそれぞれラ
ンプハウス1の内側に開き送風し冷却を行う。
ブ40の発光時には、プロジェクタ装置2のシロッコフ
ァン18から送風される外気の風圧を受けて、自動的に
ランプハウス1の内側に開く。これにより、シロッコフ
ァン18からの送風は、吸気口10からランプハウス1
内に入りランプバルブ40を冷却することができる。
ス1をプロジェクタ装置2に設置する際に、この各装置
の構造により、プロジェクタ装置2のダクト28が排気
口20内に外部から挿入され、このダクト28が開閉板
21を上に押し上げることにより排気口20が開く。こ
れにより、冷却をすることによりランプバルブ40の熱
を受けて加熱された空気を、排気口20からランプハウ
ス1の外に排出することができる。
ファン18からの送風を受けて冷却中であるかどうかを
確認するために、ランプハウス1の内部と外部の圧力差
を検出する静圧計50を取り付けている。ランプハウス
1の内部と静圧計50とは、チューブ51を介して接続
している。
より生じる、ランプハウス1の内部と外部での圧力差を
測定することにより、冷却の有無を確認する。
ェクタ装置2の制御回路等に接続されており、この制御
回路により送風されていない場合に送風を開始したり、
発光を停止させたり(ランプバルブ40への送電を止め
る)、利用者に通知する等の処理を実行することでラン
プバルブ40の過熱を防止することができる。
た際に生じる破片がプロジェクタ装置2の外に飛び出す
のを防止するために、メタルメッシュ29a(金網)で
排気側を塞いでいる。
で(ダクト28の排気側で)開口部を広く取っており、
この排気側にメタルメッシュ29aを取り付けている。
メタルメッシュ29aを、面積の狭いランプハウス1側
でなく、面積を広く取った排気側に取り付けたことによ
り、ダクト20内の通気可能な部分の面積をより広く取
ることができ冷却効率が向上する。
実施例においては、吸気口10と排気口20の双方を狭
い面積としているが、広い面積としても同様に吸気口1
0と排気口20の各開口部に本実施の形態の開閉版1
1、21を設置することで上述の効果を得ることができ
る。しかし、各開口部の面積を狭くすることで、各開口
部前における、送風装置(シロッコファン18)の出力
の量あたりの風速を速くすることができ、ランプバルブ
40の特に強く冷却をしたい部分である口金部41、4
2の前に各開口部を備えることで効率的に冷却をするこ
とができる。
金具60が備えられ、吸気口10から吸入するシロッコ
ファン18からの送風をこのガイド金具60に当てるこ
とにより、送風の向きをランプバルブ40の口金部に向
けて、局所的に重点的に冷却を行う。
0では、シロッコファン18からの送風は、このガイド
金具60が示す方向に曲がり陽極口金部42を冷却する
ものと、曲がらずに直進して陰極口金部41を冷却する
ものとに分かれ、両口金部の冷却を行うことができる。
図面を参照して詳細に説明する。
に逆さにして取り付けることがあり、ランプハウス1に
ついても単体で横にしたり逆さにしたりすることも考え
られるが、しかし第1の実施の形態のランプハウス1で
は開閉板11、21は自重のみにより閉じられているた
め、このような場合には開いてしまい、ランプバルブ4
0の破裂に伴い破片がランプハウスの外に飛び出す危険
がある。本実施の形態では、開閉板11a、21aをバ
ネ14で押さえることにより、こうした場合にも開閉板
11a、21aを開かないようにし、プロジェクタ装置
2への取り付け作業時等における安全性を実現する。か
つ、ランプバルブ40の発光時には、第1の実施の形態
の場合と同様に容易に各開閉板11a、21aを開いて
ランプバルブ40の冷却を行う。
ランプハウス1aの開閉板11aの構成を示す斜視図で
ある。
ハウス1aの、第1の実施の形態との違いは、吸気口1
0と排気口20の各開口部に備える開閉板11a、21
aにおいて、バネ14を備えて開かないように開閉板1
1a、21aを閉じることである。
で開かない程度の強さを備え、かつシロッコファン18
の風圧によっては容易に開くものとする。開閉板11
a、21aは面積が小さくその自重は軽く、又一方でシ
ロッコファン18は強い風圧を備えるため、バネ14の
強さを適切に設定することにより上述の開閉動作を実現
することができる。
の実施の形態の効果に加えて、ランプハウス1の開口部
に有する開閉板11a、21aをバネ14で押さえるた
め、ランプハウス1aのプロジェクタ装置2への取り付
けの容易さをそのまま備えながら、プロジェクタ装置2
に取り付けていない場合には設置方向や設置状況に関わ
らず開閉板11a、21aを閉じたままにでき安全性を
実現する。
図面を参照して詳細に説明する。
却中であるかどうかの判定を、静圧計50を必要とせず
に、吸気口10に備える開閉板11bの開閉状態の検出
により行うのである。
の閉じた状態を示す斜視図であり、図7は、本実施の形
態による開閉板11bの開いた状態を示す斜視図であ
る。
の形態のランプハウス1bの、第2の実施の形態との違
いは、吸気口10に備える開閉板11bが開いているか
閉じているかを判断するためのスイッチを備えることで
あり、上記各図面の例においては第1スイッチ15と第
2スイッチ16の2つのスイッチを備えている。
2の実施の形態の静圧計50と同様にプロジェクタ装置
2bの制御回路に接続され、制御回路に対しランプバル
ブ40が冷却中であるかどうかを知らせるのである。
蝶番12を挟んでL字型をしており、開閉板11bが少
し開いた状態で第1スイッチ15が“OFF”となり、
より更に開いた状態で第2スイッチ16が“ON”す
る。
18からの送風を受けておらず閉じられており、吸気口
10の開口部の位置に備えられた第1スイッチ15が
“ON”であり、蝶番12の吸気口10の反対側に備え
る第2スイッチ16が“OFF”である。この場合に
は、制御回路はランプバルブ40は冷却中ではないもの
と判定し、第1の実施の形態において説明したように係
る場合の所定の動作を実行する。
18からの送風を受け、その風圧により開いている。こ
の場合では、第1スイッチ15が“OFF”であり、第
2スイッチ16が“ON”である。これにより、制御回
路は、ランプバルブ40は冷却中であると判定し、また
このためランプバルブ40の発光を続けても安全であ
り、制御回路は現在の状態を変更させる必要はない。
必ずしも第1スイッチ15と第2スイッチ16の双方を
備える必要は無く、特に必要とするので無ければ一方の
スイッチを備えるのみでもよい。
1bの側に限定されず、プロジェクタ装置2bの側に備
えるものとしても同様に実施できる。
出できるものであればよく、蝶番12の開く角度を検出
するスイッチを用いること等も同様に実施できる。
ランプバルブ40が冷却中であるかどうかの判断に高価
な静圧計を用いる必要がなく、吸気口10の開閉板11
bが開いている状態を検知することにより、容易に判定
することができるという効果を有する。
図面を参照して詳細に説明する。
イド金具60の替わりに、開閉板11bが開いた時の角
度を用いて、吸気口10からランプハウス1c内に送風
される外気の方向を、重点的に冷却を行う対象であるラ
ンプバルブ40の口金部に向ける。
開閉板11cの開いた状態を示す斜視図である。
口10に有する開閉板11cは蝶番12を挟んでL字型
とすることにより、開いた状態において開閉板11cが
一定の角度を成して開くように設計している。
ランプハウス1cをプロジェクタ装置2に設置した際の
構成を示す斜視図である。
に示すとおり、シロッコファン18の風圧によって開い
た状態において成す角度を予め設定することができる。
これにより、上述の各実施の形態におけるガイド金具6
0の替わりに、開閉板11cは冷却空気をランプバルブ
40の口金部へ導くガイドの役目を果たす。
吸気口10に有する開閉板11cによって、ランプバル
ブ40の口金部に冷却空気を当てるガイドの役目を果た
すことができ、従来では内部に設置していたガイド金具
を備える必要がないという効果を有する。
つのみの吸気口10を備える形態を例に説明してきた
が、本発明の吸気口10及び排気口20はランプハウス
内に複数備える形態においても、ランプバルブ40の破
裂の危険を防止し、また冷却中であるかどうかを検出
し、ランプハウス内への送風を適切な方向に向けて口金
部を41、42を冷却する上記各実施の形態の効果を同
様に実現することができる。例えば、特に吸気口10を
陰極口金41と陽極口金42の双方の近くに備える方式
によっても、双方の口金部に対する局所的な冷却が実現
できる。
ンプバルブ40を水平に設置する形態のランプハウスを
例に説明したが、本発明の特徴である吸気口10や排気
口20の構造とランプバルブ40の冷却方式は、ランプ
バルブ40を垂直に設置する形態のランプハウスに対し
ても同様にして実施することができる。
においては、ランプバルブ40の陽極口金42をリフレ
クタ33側に、陰極口金41を窓70側に設置したが、
この向きにのみに限定する必要は無い。陽極口金42及
び陰極口金41を設置する方向や、またリフレクタ33
の形状や向きに関わらずに、本発明の特徴である吸気口
10や排気口20の構造とランプバルブ40の冷却方式
を同様に実施することができる。
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
スとそのプロジェクタ装置によれば、以下のような効果
が達成される。
の破片がランプハウスの外に飛び出すことを、全て微小
な破片を含めて防止でき高い安全性を実現する。その理
由は、ランプハウスの開口部に本発明の開閉板を備える
ことにより、ランプハウスをプロジェクタ装置に取り付
けていない時には開口部を閉じているからである。
り、従来、ランプバルブが破裂した時に生じる破片を外
に出さないように備えていたメタルメッシュが不要とな
り、開口率が上がり冷却効率が良くなる。
ように防止するメタルメッシュを、ランプハウスの外
(プロジェクタ装置側)に設置できるので、この外側に
おいて広い面積をもって取り付けることにより、有効な
開口面積を広く確保できる。
るかどうかを判断するために用いていた、内部と外部の
圧力差を測定する高価な静圧計が不要となる。その理由
は、本発明の開閉板の開閉状態を検出することにより、
ランプバルブを冷却しているかどうかの検出が簡単にで
きるからである。
により、ランプハウスをプロジェクタ装置に取り付けて
いない時において、ランプバルブの向きに関わらずに常
に開閉板を閉じたままにでき、破裂時の破片が外に飛び
出す危険をより少なくし、高い安全性を実現できる。そ
の理由は、ランプハウス開口部に有する開閉板を開くに
はある程度の負荷を有するため、開閉板が設置状態等に
よって安易に開くことはないからである。
却するために備えていたガイド板が不要となる。その理
由は、吸気口に備える開閉板が冷却時に開いた状態の向
きで冷却用空気の流れや向きを制御できるからである。
スの構造を示す斜視図である。
スの構造を示す斜視図である。
スのプロジェクタ装置に設置した際の構造を示す斜視図
である。
造を示す斜視図である。
造を示す斜視図である。
じた状態を示す斜視図である。
いた状態を示す斜視図である。
いた状態を示す斜視図である。
スをプロジェクタ装置に設置した際の構造を示す斜視図
である。
設置した際の構造を示す斜視図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 筐体内部に備える光源に対して送風によ
る冷却を行うための通気口に、前記筐体の内側のみに開
く開閉可能な開閉板を備えることを特徴とするランプハ
ウス。 - 【請求項2】 前記開閉板は、 前記筐体の側面の内側に対し、前記開閉板の上部に蝶番
を用いて取り付け、 前記ランプハウスをプロジェクタ装置に取り付けていな
い時には、前記開閉板はその自重により閉じられること
を特徴とする請求項1に記載のランプハウス。 - 【請求項3】 前記ランプハウスをプロジェクタ装置に
取り付けた時には、 前記通気口の吸気口側に取り付けた前記開閉板は、 前記プロジェクタ装置からの送風を受けることにより内
部に開き、 前記通気口の排気口側に取り付けた前記開閉板は、 前記プロジェクタ装置のダクトが前記排気口から前記筐
体内部に差し込まれることにより開くことを特徴とする
請求項1又は請求項2に記載のランプハウス。 - 【請求項4】 前記開閉板を閉じるためのバネを備え、 前記バネは、 前記ランプハウスをプロジェクタ装置に取り付けていな
い時には、前記筐体の向きに関わらず前記開閉板を閉
じ、 前記通気口の吸気口側の前記開閉板に取り付けた前記バ
ネは、 前記プロジェクタ装置からの送風を受けることにより前
記開閉板を内部に開くことを特徴とする請求項3に記載
のランプハウス。 - 【請求項5】 前記通気口の吸気口側に取り付けた前記
開閉板の開閉状態を検出するセンサーを備えることを特
徴とする請求項3又は請求項4に記載のランプハウス。 - 【請求項6】 前記通気口の吸気口側に取り付けた前記
開閉板を用いて、 前記プロジェクタ装置から受ける送風の、前記ランプハ
ウス内の気流路を設定することを特徴とする請求項1か
ら請求項5のいずれか一つに記載のランプハウス。 - 【請求項7】 前記通気口は、 複数の吸気口を備えることを特徴とする請求項1から請
求項6のいずれか一つに記載のランプハウス。 - 【請求項8】 ランプハウスを装着するプロジェクタ装
置において、 前記ランプハウスは、 筐体内部に備える光源に対して送風による冷却を行うた
めの通気口に、前記筐体の内側のみに開く開閉可能な開
閉板を備えることを特徴とするプロジェクタ装置。 - 【請求項9】 前記ランプハウスからの排気を外部に排
出するダクトを備え、 前記ダクトは、 前記ランプハウスの前記プロジェクタ装置への装着時
に、前記排気口から前記筐体内部に差し込まれ、前記排
気口に備える前記開閉板を前記筐体の内側に開くことを
特徴とする請求項8に記載のプロジェクタ装置。 - 【請求項10】 前記ダクトは、 前記ランプハウスからの排気を排出する排気排出口を、
前記ダクト内の各部の断面積よりも広く備え、 前記排気排出口を金網で覆うことを特徴とする請求項9
に記載のプロジェクタ装置。 - 【請求項11】 前記ランプハウスに送風する送風手段
を備え、 前記送風手段は、 その送風時の風圧により、前記通気口の吸気口側に取り
付けた前記開閉板を、前記筐体の内側に開くことを特徴
とする請求項8から請求項10のいずれか一つに記載の
プロジェクタ装置。 - 【請求項12】 前記ランプハウスに対する動作を制御
する制御手段を備え、 前記制御手段は、 前記通気口の吸気口側に取り付けた前記開閉板の開閉状
態に伴い、前記光源に対し冷却が行われているかどうか
を判定することを特徴とする請求項11に記載のプロジ
ェクタ装置。 - 【請求項13】 前記通気口の吸気口側に取り付けた前
記開閉板の開閉状態を検出するセンサーを備えることを
特徴とする請求項12に記載のプロジェクタ装置。
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