JP2001256807A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2001256807A
JP2001256807A JP2000064406A JP2000064406A JP2001256807A JP 2001256807 A JP2001256807 A JP 2001256807A JP 2000064406 A JP2000064406 A JP 2000064406A JP 2000064406 A JP2000064406 A JP 2000064406A JP 2001256807 A JP2001256807 A JP 2001256807A
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lamp
bulb
valve
reflection surface
effective reflection
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JP2000064406A
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English (en)
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Kana Takigawa
佳奈 瀧川
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブ挿着孔周縁部における平坦なバルブ取
り付け座面に、放物面形状の第2の有効反射面を設け
て、点灯時の十分な光量のアップと、かつ点灯時の灯室
内の見栄えの改善を図る。 【解決手段】 内周面に有効反射面100を一体に形成
したランプボディ10と、ランプボディ10と協働して
灯室Sを画成する前面レンズ30と、ランプボディ10
に設けたバルブ挿着孔16にバヨネット係合で挿着した
バルブ20と、を備えた車両用灯具において、バルブ挿
着孔16周縁のバルブ取り付け座面15bに、放物面形
状の第2の有効反射面200を設け、点灯時に、第2の
有効反射面(放物面)200で反射された光も灯具の配
光の形成に寄与するので、光量がアップするとともに、
第2の有効反射面(放物面)200もランプボディ内周
の有効反射面100と同様に光を反射するので、灯室S
内のバルブ取り付け部15が暗く陰に見えることがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内周面に有効反射
面が一体に形成されたランプボディを備えた車両用灯具
に係り、特に、バルブ挿着孔の周縁に形成された平坦な
バルブ取付け部にまで有効反射面が設けられた車両用灯
具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の灯具(ランプ)として
は、図7,8に示すように、ランプボディ1の内周面に
反射塗装膜やアルミ蒸着膜等から構成された有効反射面
(放物面)3が一体に形成され、ランプボディ1の後頂
部に設けられたバルブ挿着孔4に光源であるバルブ6が
バヨネット係合によって挿着され、ランプボディ1の前
面開口部に前面レンズ(図示せず)が組み付け一体化さ
れた構造で、有効反射面(放物面)3の反射光によって
ランプの配光が形成される。
【0003】符号8は、バルブソケット7に突設され、
バルブ挿着孔4の周縁に形成された平坦なバルブ取り付
け部5に係合できるバヨネット部、符号9は、バルブソ
ケット7側に形成されたスカート状の弾性挟持部で、バ
ヨネット部7と弾性挟持部9が平坦なソケット取付け部
5を挟持することで、バルブ6(バルブソケット7)を
バルブ挿着孔4(ソケット取り付け部5)に固定保持で
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
の灯具では、有効反射面3がバルブ挿着孔4(ソケット
取付け部5)を除く領域(図8に示す符号a参照)に限
られており、点灯時に、十分な光量が得られないととも
に、バルブ取り付け部5が暗く見えて見栄えが悪い等の
問題があった。
【0005】また、平坦なソケット取付け部5の前面に
も反射面を設けて、点灯時における光量のアップと、見
栄えの改善を図ることが考えられる。しかし、ソケット
取付け部5に設ける平坦な反射面では、反射光が種々の
方向に向かうことになるため、有効な配光として利用で
きないし、また、点灯時のバルブ取り付け部5を十分明
るく見せる程の効果が得られない。
【0006】そこで、発明者は、バルブ挿着孔周縁部に
おける平坦なソケット取付け部5に、放物面形状の第2
の有効反射面を設けたところ、点灯時に、十分な光量の
アップが図れ、しかもバルブ取り付け部5を十分に明る
く見せるという効果が確認されたので、本発明を提案す
るに至ったものである。
【0007】本発明は、前記従来技術の問題点および発
明者の前記した知見の下になされたもので、その目的
は、バルブ挿着孔周縁部における平坦なバルブ取り付け
座面に、放物面形状の第2の有効反射面を設けること
で、点灯時の十分な光量のアップが図れ、かつ点灯時の
バルブ取り付け部が暗く見えることのない車両用灯具を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するめの手段および作用】前記目的を達成
するために、請求項1に係る車両用灯具においては、内
周面に有効反射面が一体に形成された容器状ランプボデ
ィと、前記ランプボディの前面開口部に組み付けられ、
ランプボディと協働して灯室を画成する前面レンズと、
前記ランプボディに設けられたバルブ挿着孔に挿着され
たバルブと、を備えた車両用灯具において、前記バルブ
挿着孔周縁のバルブ取り付け座面に、放物面形状の第2
の有効反射面を設けるように構成した。 (作用)点灯時には、バルブ取り付け座面に設けられた
第2の有効反射面(放物面)で反射された光も灯具の配
光の形成に寄与する。また、点灯時には、バルブ取り付
け座面に設けられた第2の有効反射面(放物面)もラン
プボディ内周の有効反射面と同様に光を反射するので、
バルブ取り付け座面が他の部分に比べて暗く見えること
がない。請求項2においては、請求項1に記載の車両用
灯具において、前記第2の有効反射面を、階段状の多重
反射面で構成するようにした。 (作用)第2の有効反射面を放物面とすることは、平坦
な反射面を形成する場合に比べて、灯具の光量を上げた
り、バルブ取り付け座面を明るく見せる上で有効である
が、平坦なバルブ取り付け座面に単一の連続した放物面
を形成することは困難である。そこで、放物面を階段状
の多重反射面で構成することで、平坦なバルブ取り付け
座面に放物面を形成できる。請求項3においては、請求
項1または2に記載の車両用灯具において、前記バルブ
は、バヨネット係合によりバルブ挿着孔に挿着されてお
り、前記第2の有効反射面を、前記バルブ取り付け座面
のバヨネット部非摺接領域に設けるようにした。 (作用)第2の有効反射面をバルブ取り付け座面のバヨ
ネット部摺接領域に設けた場合は、バルブの装脱着(回
動)の際にバヨネット部に擦られて反射面に傷がつい
て、所望の配光が得られないとか、反射面を構成する塗
装膜や金属蒸着膜が剥がれて、その剥離くずが前面レン
ズや有効反射面に付着し、見栄えが悪いとか、品質低下
の原因となるおそれがあるが、第2の有効反射面がバル
ブ取り付け座面のバヨネット部非摺接領域に設けられて
いるため、そのようなおそれがない。請求項4において
は、請求項1〜3のいずれかに記載の車両用灯具におい
て、前記バルブ取り付け座面の内側全域に反射面を設け
るとともに、前記バルブ取り付け座面における少なくと
もバヨネット部摺接領域をシボ面で構成するようにし
た。 (作用)バヨネット部摺接領域(の反射面)に設けられ
たシボ(微小凹凸)により、バヨネット部摺接領域とバ
ヨネット部との接触面積が減少し、バルブの装脱着(回
動)の際の両者間の摺接面に作用する接触摩擦力が減少
して、バヨネット部がバルブ挿着孔周縁部に対し円滑に
摺接するため、バヨネット部の摺接する反射面層が剥が
れにくい。請求項5においては、請求項1〜4のいずれ
かに記載の車両用灯具において、前記バルブ取り付け座
面を、後方に膨出する膨出部に設けるように構成した。 (作用)バルブ取り付け座面が灯室の後方にセットバッ
クした位置となって、それだけバルブ取り付け座面やバ
ルブソケットが隠される。請求項6においては、請求項
5に記載の車両用灯具において、前記バルブの軸を前記
有効反射面の光軸に対し傾斜して設けるとともに、前記
膨出部周壁を前方ほど拡径する筒形に形成して、前記第
2の有効反射面の前方が灯室側に大きく開口するように
構成した。 (作用)バルブの軸が有効反射面の光軸に対し傾斜して
設けられているため、バルブのランプボディ後方への突
出量が少ない。第2の有効反射面の前方が灯室側に大き
く開口しているため、第2の有効反射面の反射光を有効
に利用できるし、それだけバルブ取り付け座面を明るく
見せるべく作用する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1〜図6は、本発明の一実施例を示すも
ので、図1は、本発明の一実施例であるフロントターン
シグナルランプの水平断面図、図2は、同ランプの縦断
面図、図3は、同ランプのランプボディの正面図、図4
は、バルブ取り付け座面の平面図(図1における矢印A
方向から見た平面図)、図5は、バルブ取り付け座面の
平面図(図1における矢印B方向から見た平面図)、図
6は、第2の有効反射面の縦断面(図5に示す線VI−VI
に沿う断面図)である。
【0011】これらの図において、符号10は、前面の
開口する容器状のランプボディで、ランプボディ10の
内周面には、反射塗装膜14が一体に形成されて、放物
面形状の第1の有効反射面100が設けられている。ラ
ンプボディ10の後頂部には、バルブ挿着孔16の設け
られた平坦な円盤状のソケット取付け部15が形成さ
れ、バルブ挿着孔16には、アンバー色に発光する光源
であるアンバーバルブ20がバヨネット係合によって挿
着されている。
【0012】符号30は、ランプボディ10と協働して
灯室Sを画成するクリアーな前面レンズで、前面レンズ
30の周縁部に形成されているシール脚32をランプボ
ディ10の前面開口部の周縁に形成されているシール溝
11に溶着することで、前面レンズ30がランプボディ
10に組み付け一体化されて、フロントターンシグナル
ランプが構成されている。符号50は、フロントバンパ
ーで、フロントバンパー50に設けられた開口部52内
に、フロントターンシグナルランプが固定配置されてい
る。
【0013】バルブ挿着孔16の周縁部に形成されてい
るバルブ取付部15は、図3,4,5に示すように、バ
ルブ20側の4個のバヨネット部23(23a〜23
d)の係合できる4個の切り欠き部17(17a〜17
d)と、周方向にこの切り欠き部17で挟まれた4個の
扇形の内側延出部18(18a〜18d)が形成されて
いる。バルブ挿着孔16を挟んで対向する2個の内側延
出部18a,18cの前面側には、バヨネット部23
a,23c側の凸条24,24が係合できる半径方向に
延びる凹条19,19が形成されている。
【0014】バルブ20は、フィラメントを内蔵するア
ンバー色のガラス球が円筒形状のバルブソケット21の
前面に一体化された構造で、バルブソケット21の外周
面には、バルブ挿着孔16の切り欠き部17(17a〜
17d)に軸方向に係合できる大きさのバヨネット部2
3(23a〜23d)が周方向所定間隔をもって突設さ
れている。4個のバヨネット部23(23a〜23d)
のうち、バルブソケット21を挟んで対向するバヨネッ
ト部23b,23dの前面(バルブ挿着孔周縁部との摺
接面)は平坦であるが、バヨネット部23a,23cの
前面(バルブ挿着孔周縁部との摺接面)には、内側延出
部18a,18c側の凹条19,19と係合できる半径
方向に延びる凸条24,24が形成されている。
【0015】符号25は、バルブソケット21の外周面
に形成されたフランジ部、符号26は、このフランジ部
25の前面に介在されて、バヨネット部23をバルブ取
付座面である内側延出部18の前面に圧接状態に保持す
るシートパッキンで、シートパッキン26の弾発力に抗
してバヨネット部23(23a〜23d)を切り欠き部
17(17a〜17d)に押しつけて係合させ、バルブ
20(バルブソケット21)を時計周り(図4,5矢印
方向)に回動させると、バヨネット部23(23a〜2
3d)が内側延出部18(18a〜18)の前面に対し
摺接し、バヨネット部23側の凸条24が内側延出部1
8側の凹条19と係合することで、バルブ20(バルブ
ソケット21)は、バルブ挿着孔16に対し周方向に位
置決めされるとともに、バルブ挿着孔16に挿着固定さ
れた状態となる。
【0016】また、バルブ20(バルブソケット21)
をバルブ挿着孔16から取り外す場合には、シートパッ
キン26の弾発力に抗してバルブソケット21を反時計
周り(図4,5矢印反対方向)に回して、凸条24と凹
条19間の係合を外し、バヨネット部23を切り欠き部
17に一致させれば、バルブ挿着孔16からバルブ20
(バルブソケット21)を簡単に抜き出すことができ
る。
【0017】また、バルブ挿着孔16(バルブ取り付け
部15)は、ランプボディ10に設けられた円筒形状の
後方膨出部12の端面に設けられて、バルブ取り付け部
15が灯室Sの後方にセットバックした位置となって、
前面レンズ30を通して灯室内Sを見た時に、それだけ
バルブ取り付け部15やバルブソケット21が隠れ、外
観体裁が良好となっている。
【0018】また、後方膨出部12は、図1に示すよう
に、バルブ挿着孔16に挿着されたバルブ20の軸20
Lが有効反射面100の光軸Lに対し車輌幅方向外向き
にθだけ傾斜するように構成されており、バルブ20の
軸20Lを有効反射面100の光軸Lに対し傾斜させな
い場合に比べて、バルブ20のランプボディ10後方へ
の突出量が小さく、ランプを薄型化できるので、それだ
けバンパ50におけるランプ収容スペースも小さくてよ
い。
【0019】第1の有効反射面100を構成する反射塗
装膜14は、ランプボディ10のシール溝11との見切
り線位置からバルブ挿着孔16の周縁部に至るランプボ
ディ10の内側全域(図1符号bの領域参照)に形成さ
れており、主に第1の有効反射面100の反射光によっ
てランプの配光が形成される。
【0020】また、バルブ取り付け部15の前面側のバ
ルブ取付座面15bにも放物面形状の有効反射面(第2
の有効反射面)200が形成されており、この第2の有
効反射面200もランプの配光に寄与している。即ち、
ソケット取付け部15の背面側のバルブ取り付け座面1
5aは、図4に示すように円形に形成されているが、ソ
ケット取付け部15の前面側のバルブ取り付け座面15
bは、図5に示すように外周が車体幅方向内側(図1,
5左側)に拡大された楕円形に形成されている。
【0021】そして、バルブ取り付け座面15bにおけ
る拡大された三日月形領域15cには、階段状の多重反
射面で構成された第2の有効反射面(放物面)200が
設けられて、点灯時には、第1の有効反射面(放物面)
100で反射された光に加えて、この第2の有効反射面
(放物面)200で反射された光もランプの配光の形成
に寄与し、それだけ大きな光量が得られる。
【0022】また、点灯時には、この第2の有効反射面
(放物面)200も第1の有効反射面100と同様に光
を反射するので、バルブ取り付け部15が他の部分に比
べて暗く見えるようなことがなく、バルブ取り付け座面
15aに有効反射面(放物面)200を形成しない場合
に比べて、非常に見栄えもよい。
【0023】また、膨出部12は、図1に示すように、
その車体巾方向内側寄りの周壁12aが前方ほど拡径す
るテーパ形に形成されて、第2の有効反射面200の前
方が灯室S側に大きく開口して、第2の有効反射面20
0の反射光を有効に利用できるようになっている。
【0024】また、第2の有効反射面200は、図6に
示すように、光源に対する焦点距離が次第に大きくなる
複数の放物面201a,201b,201c,201
d,201e,…を光軸方向所定間隔に分割した分割放
物面202a、202b、202c、202d、202
e…が、平坦なバルブ取り付け座面15bに沿って階段
状に形成された構造となっている。そして、第2の有効
反射面200が放物面であることから、バルブ取り付け
座面15bに平坦な反射面を形成する場合に比べて、ラ
ンプの光量を上げたり、バルブ取り付け部を明るく見せ
る上で有効であるが、薄い厚さのバルブ取り付け部15
(の平坦なバルブ取り付け座面15b)に連続した単一
の放物面を形成することは困難である。そこで、放物面
を階段状の多重反射面(分割放物面)202a、202
b、202c、202d、202e…で構成すること
で、平坦なバルブ取り付け座面15bに放物面を形成し
ている。
【0025】また、バルブ取り付け座面15b全域に反
射塗装膜14が形成されていることから、第2の有効反
射面200以外の領域、即ち、バルブ挿着孔16周りの
バヨネット部摺接領域を含む内側延出部18(18a〜
18d)の前面にも、平坦な反射面が形成されている。
そして、この内側延出部18(18a〜18)前面に設
けられた平坦な反射面も、バヨネット部23で妨げられ
ない限り、配光の形成に寄与するとともに、バルブ取付
座面15bを明るく見せるべく作用する。
【0026】また、内側延出部18の前面における凹条
19を除いた領域は、素材表面をシボ加工処理し、その
上に反射塗装膜14が形成されて、内側延出部18前面
の平坦な反射面の表面には素材表面のシボに対応する凹
凸(シボ)が形成されている。なお、図5において、シ
ボ形成面を点々で示した。
【0027】このため、バルブ20を装脱着する際に、
バルブソケット21の回動によりバヨネット部23と内
側延出部18間の摺接面に摩擦力が作用するが、内側延
出部18前面の平坦な反射面にシボが設けられているた
め、摺動摩擦力が低減されて、第1に、バルブ(バルブ
ソケット)を軽快に回動でき、それだけバルブの装脱着
がスムーズとなる。第2に、バルブ(バルブソケット)
の回動時に、バヨネット部摺接領域の反射塗装膜が剥が
れにくいので、バルブの装脱着の際に剥がれた反射塗装
膜の剥離屑が前面レンズに付着して、見栄えが悪いと
か、配光に悪影響を与える等の問題もない。
【0028】なお、前記した実施例では、ソケット取付
け部15の前面(取り付け座面15b)全域にシボが形
成されているが、ソケット取付け部15におけるバヨネ
ット部23の摺接する領域(範囲)だけにシボを形成す
るようにしてもよい。
【0029】また、前記実施例では、ランプボディ内側
に第1,第2の有効反射面を含む反射塗装膜14が設け
られていたが、反射塗装膜14に代えて、アルミ蒸着膜
などの金属蒸着膜を設けるようにしてもよい。
【0030】また、前記実施例では、ターンシグナルラ
ンプについて説明したが、クリアランスランプ、ストッ
プランプ、テールランプ等のその他の補助ランプについ
ても同様に適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1によれば、点灯時には、バルブ取り付け座面に設けら
れた第2の有効反射面で反射された光も灯具の配光の形
成に寄与するので、それだけ灯具の光量が増す。また、
点灯時に、第2の有効反射面もランプボディ内周の有効
反射面と同様に光を反射するので、従来のようにバルブ
取り付け部だけが暗く見えるようなことがなくなって、
それだけ灯具の見栄えがよい。特に、前面レンズが透明
な場合に、有効である。請求項2によれば、放物面を階
段状の多重反射面とすることで、灯具構造を複雑とする
ことなく、平坦なバルブ取り付け座面に放物面を簡単に
設けることができる。請求項3によれば、バルブの装脱
着の際に第2の反射面を傷つけたり、反射面を構成する
塗装膜や金属蒸着膜が剥がれるおそれが全くないので、
第2の有効反射面をバルブ取り付け座面のバヨネット部
摺接領域に設けた場合に予測される、配光が変化すると
か、灯室内に剥離くずが見えて見栄えが悪いなどといっ
た不具合がない。請求項4によれば、バルブを装脱着す
る際に、バヨネット部とソケット取付け部間の摺接面に
作用する摩擦力が小さいため、第1に、バルブ(バルブ
ソケット)を軽快に回動でき、それだけバルブの装脱着
がスムーズとなる。第2に、バルブ(バルブソケット)
の回動時に、バヨネット部摺接領域に形成されている反
射面層が剥がれ、その剥離屑が前面レンズに付着して、
見栄えが悪いとか、配光に悪影響を与える等の問題もな
い。請求項5によれば、バルブ取り付け座面が灯室の後
方にセットバックした位置となって、バルブ取り付け座
面が隠されるとか、バルブソケットの灯室前方への突出
量が少なくなるなど、前面レンズを通して見えるバルブ
取り付け部が少なくなって、それだけ外観体裁が良好と
なる。請求項6によれば、バルブのランプボディ後方へ
の突出量が少ないので、灯具を薄型化でき、それだけ車
体側の灯具収容スペースも小さくてよい。第2の有効反
射面の反射光を有効に利用できるので、それだけ点灯時
の灯具の光量がアップするとともに、点灯時のバルブ取
り付け部もその周りの明るさに同化されて、灯具の見栄
えも良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるフロントターンシグナ
ルランプの水平断面図
【図2】同ランプの縦断面図
【図3】同ランプのランプボディの正面図
【図4】バルブ取り付け座面の平面図(図1における矢
印A方向から見た平面図)
【図5】バルブ取り付け座面の平面図(図1における矢
印B方向から見た平面図)
【図6】第2の有効反射面の縦断面(図5に示す線VI−
VIに沿う断面図)
【図7】従来のクリアランスランプの要部正面図
【図8】従来のクリアランスランプの要部縦断面図(図
7に示す線VIII−VIIIに沿う断面図)
【符号の説明】
10 ランプボディ 14 反射塗装膜 15 ソケット取付け部 15b バルブ取付座面 16 バルブ挿着孔 20 バルブ 21 バルブソケット 23(23a〜23d) バヨネット部 30 前面レンズ 50 フロントバンパ 100 第1の有効反射面 200 第2の有効反射面 201 放物面 202a,202b,202c,… 分割放物面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21Y 101:00 F21Q 1/00 F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に有効反射面が一体に形成された
    容器状ランプボディと、前記ランプボディの前面開口部
    に組み付けられ、ランプボディと協働して灯室を画成す
    る前面レンズと、前記ランプボディに設けられたバルブ
    挿着孔に挿着されたバルブと、を備えた車両用灯具にお
    いて、 前記バルブ挿着孔周縁のバルブ取り付け座面には、放物
    面形状の第2の有効反射面が設けられたことを特徴とす
    る車両用灯具。
  2. 【請求項2】 前記第2の有効反射面は、階段状の多重
    反射面で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の
    車両用灯具。
  3. 【請求項3】 前記バルブは、バヨネット係合によりバ
    ルブ挿着孔に挿着されており、前記第2の有効反射面
    は、前記バルブ取り付け座面のバヨネット部非摺接領域
    に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載
    の車両用灯具。
  4. 【請求項4】 前記バルブ取り付け座面の内側全域に反
    射面が設けられるとともに、前記バルブ取り付け座面に
    おける少なくともバヨネット部摺接領域は、シボ面で構
    成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の車両用灯具。
  5. 【請求項5】 前記バルブ取り付け座面は、後方に膨出
    する膨出部に設けられことを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の車両用灯具。
  6. 【請求項6】 前記バルブの軸が前記有効反射面の光軸
    に対し傾斜して設けられるとともに、前記膨出部周壁が
    前方ほど拡径する筒形に形成されて、前記第2の有効反
    射面の前方が灯室側に大きく開口されたことを特徴とす
    る請求項5に記載の車両用灯具。
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