JP2002231017A - 灯 具 - Google Patents
灯 具Info
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- JP2002231017A JP2002231017A JP2001027814A JP2001027814A JP2002231017A JP 2002231017 A JP2002231017 A JP 2002231017A JP 2001027814 A JP2001027814 A JP 2001027814A JP 2001027814 A JP2001027814 A JP 2001027814A JP 2002231017 A JP2002231017 A JP 2002231017A
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Abstract
を防止し、かつ外観上の見栄え低下を防止して低コスト
化を実現した灯具を提供する。 【解決手段】 灯具ボディ1の前面開口の前端部P1か
ら係合穴16の前端部P2までの長さをL1、レンズ2
を装着したときの灯具ボディ1の前面開口の前端部P3
からレンズ2の周縁リブの先端部P4までの長さをL2
としたときに、L1>L2の関係を満たす構成とする。
レンズ2を灯具ボディ1に装着する際に、ランス片22
のランス23を灯具ボディ1の一側面の端部よりも内側
に挿入位置させた状態からレンズ2の装着を開始するこ
とが可能となり、ランス23と灯具ボディ1の前端部P
1との干渉が防止され、灯具ボディ内面に形成された膜
の傷や膜剥がれが防止でき、灯具の外観上の見栄えの低
下が防止できる。
Description
とで構成される灯具に関し、特に灯具ボディにレンズを
組み付ける際に灯具ボディに傷を付けることを防止した
灯具に関する。
て灯室を構成する灯具、例えば、自動車等の車両用灯具
の一例を図5(a)に示す。同図において、灯具ボディ
101は前面を開口した容器状に形成されており、その
前面開口にはレンズ102が装着されて灯室が形成され
ている。また、前記灯具ボディ101の背面に設けたソ
ケット取付穴111には、バルブ(電球)104を支持
した電球ソケット105が着脱可能に取り付けられてお
り、前記バルブ104は前記灯室内に配置される。前記
レンズ102を前記灯具ボディ101に装着するための
構造として、ランス構造が採用されている。このランス
構造は、前記灯具ボディ101の前面開口の周縁の複数
箇所、特に上縁部と下縁部のそれぞれに係合穴、あるい
は係合凹部(以下、係合穴とする)112を形成する一
方、前記レンズ102の周縁に沿って突設された周縁リ
ブ121にはランス片122を後方に向けて突出形成
し、このランス片122に前記係合穴112に係合する
ランス123を形成する。そして、前記レンズ102の
周縁リブ121を、灯具ボディ101の前面開口の周縁
部113に当接させた状態で、レンズ102を灯具ボデ
ィ101側に押圧することにより、ランス片122を内
方に弾性変形させて各ランス123をそれぞれ対応する
係合穴112に係合させ、この係合力によってレンズ1
02を灯具ボディ101に支持させている。
では、ランス123と係合穴112との係合を可能とす
るために、ランス123は外側面が灯具ボディ101の
前面開口の周縁部113の内面によりも外側に突出した
構成としている。そのため、同図に鎖線で示すように、
レンズ102を装着する際にランス123の外側面が灯
具ボディ101の前面開口の周縁部113の内面に接触
され、かつレンズ102を装着する際の押し込みによっ
て両者が干渉し、当該周縁部113の内面に形成した蒸
着膜、あるいは塗布膜等の表面装飾膜に磨耗による傷が
発生し、あるいは膜剥がれが生じることになる。このよ
うな傷や膜剥がれは、レンズを装着した状態では、レン
ズの周縁に沿って外部に露呈されてしまうため、灯具の
外観上の見栄えを低下させる要因になる。
は、図5(b)のように、灯具ボディ101の前面開口
の周縁部に内側に向けて突出するランス114を形成
し、一方、レンズ102の周縁リブ121に係合穴12
4を形成する構造が考えられた。この構造では、レンズ
102を装着する際に、レンズ102の周縁リブ121
の外側面とランス114とが接触してレンズ102の周
縁リブ121に傷が発生するが、当該周縁リブ121は
灯具ボディ1の内部に内挿された状態で組み立てられる
ため、当該傷によって灯具の外観上の見栄えが低下する
ようなことはない。しかしながら、この構造では、灯具
ボディ101を樹脂成形する際にランス114の突出部
分にアンダーカットが発生し、樹脂成形後に成形金型か
らの離型を実現するためには成形金型にスライダが必要
となって成形金型が複雑化し、灯具が高コストになる要
因になる。
となく、レンズ装着時における傷の発生を防止し、かつ
外観上の見栄え低下を防止して低コスト化を実現した灯
具を提供するものである。
を配置した灯具ボディと、前記灯具ボディの前方から当
該灯具ボディの前面開口に取着されて前記灯室を構成す
るレンズとを備える灯具において、前記灯具ボディは、
前記前面開口の一側面部に設けられたボディ側係合凹部
と、これと対向する他側面部に設けられたボディ側係合
突部を備え、前記レンズは、前記灯具ボディの前記ボデ
ィ側係合凹部に係合するレンズ側係合突部を有する係合
突部片と、前記ボディ側係合突部に係合するレンズ側係
合凹部を有する係合凹部片とを備え、前記灯具ボディの
前記一側面部の前端部から前記ボディ側係合凹部の前端
部までの長さをL1とし、前記レンズが前記灯具ボディ
に取着された状態のときの前記灯具ボディの前記他側面
部の前端部から前記係合凹部片の先端部までの長さをL
2としたときに、L1>L2の関係を満たすことを特徴
特徴とする。
前記灯具ボディの上面部に設けられ、前記ボディ側係合
突部は灯具ボディの下面部に設けられていることが好ま
しい。また、この場合、灯具ボディの下面部に設けられ
たボディ側係合突部は、灯具ボディの上面部の前端部よ
りも灯具の前方に延長形成されていることが好ましい。
着する際に、係合突部片のレンズ側係合突部を灯具ボデ
ィの一側面部の前端部よりも内側に挿入位置させた状態
からレンズの装着を開始することが可能となり、当該レ
ンズ側係合突部と灯具ボディの当該端部との干渉が防止
され、灯具ボディの前端部における傷や膜剥がれが防止
でき、灯具の外観上の見栄えが低下することが防止でき
る。また、灯具ボディには一方の側面部にのみボディ側
係合突部が形成され、かつ当該ボディ側係合突部が設け
られる側面部は他方の側面部よりも前方位置に延長形成
されることにより、成形及び離型が容易になり、灯具ボ
ディを成形するための成形金型を簡易化し、低コスト化
が実現できる。
参照して説明する。図1は本発明を自動車のテールラン
プに適用した実施形態の部分分解斜視図、図2はその組
立状態の縦断面図である。これらの図において、テール
ランプTLは、内部に灯室を形成すべく前面開口1aを
有する容器状をした灯具ボディ1と、この灯具ボディ1
の前面開口1aに取着されるインナーレンズ2と、前記
インナーレンズ2のさらに前側において前記灯具ボディ
1に取着されるアウターレンズ3とを備える。また、前
記灯具ボディ1の背面部15にはソケット取付穴11が
開口されており、バルブ4を支持した電球ソケット5が
前記ソケット取付穴11に着脱可能に取り付けられてい
る。
13は水平方向に平行な平坦面として形成されるととも
に、前記下面部13の下面前縁部13aは前記上面部1
2の上面前縁部12aよりも前方に突出位置されてお
り、その上で前記灯具ボディ1の前面開口1aの周縁に
沿って外方に突出されたフランジ14が形成されてい
る。また、前記灯具ボディ1の背面部15は前記バルブ
4を焦点とする回転放物面形状に形成されている。そし
て、前記灯具ボディ1の灯室を形成している内面1bな
いし前記フランジ14の表面14aにはアルミニウムが
蒸着あるいは塗布されており、前記背面部15の内面1
5aは光反射面として形成され、前記フランジ14の表
面14aは装飾面として形成されている。さらに、前記
灯具ボディ1の前記上面前縁部12aの水平方向の左右
2箇所には、前記灯具ボディ1の板厚方向に貫通した矩
形をした係合穴16が開口されている。他方、前記下面
前縁部13aには開口縁に沿って段状をした内面凹部1
3bが設けられており、この内面凹部13bの内面の水
平方向の左右2箇所には、前方に向けて楔状をした係合
ランス17が上方に突出した状態で一体に形成されてい
る。なお、この係合ランス17は、前記上面前縁部12
aよりも灯具ボディ1の前方に突出された位置に形成さ
れており、したがって、灯具ボディ1を樹脂成形する際
には成形金型にスライダを設けることなく灯具ボディ1
の成形、離型が可能となる。
0が前記灯具ボディ1の前面開口1aに沿って幾分湾曲
した白色透明な樹脂、あるいは若干赤味がかった透明な
樹脂で形成されており、前記灯具ボディ1の前面開口1
aを覆うように取着され、かつ当該正面レンズ部30の
裏面側の周縁部に設けた脚部31において、前記灯具ボ
ディ1の前面開口1aの周縁に沿って設けられている前
記フランジ14の表面に溶着により一体的に取着されて
いる。
れない所要のレンズステップが形成された赤色の樹脂で
形成された正面レンズ部20を備えており、前記灯具ボ
ディ1の前面開口1aを覆うように前記係合穴16及び
係合ランス17によって取着されている。すなわち、前
記正面レンズ部20は前記灯具ボディ1の前面開口1a
に対応した形状に形成されており、この正面レンズ部2
0の裏面には周縁部20aに沿って周縁リブ21が後方
に向けて突出形成されている。そして、前記周縁リブ2
1の上縁部21aには、前記灯具ボディ1の前記係合穴
16に対向する位置にそれぞれランス片22が後方に向
けて突出形成され、このランス片22の上面には先端方
向に向けて楔状をしたランス23が一体に突出形成され
ている。また、ここでは前記ランス片22の厚さ方向の
弾性変形を容易にするために、ランス片22の両側に沿
って前記周縁リブ21の上縁部21aにスリット24が
切り欠き形成されている。前記周縁リブ21の下縁部2
1bには、前記灯具ボディ1の前記係合ランス17にそ
れぞれ対向する位置に矩形の係合穴25が開口されてい
る。そのため、前記係合穴25が開口されている前記周
縁リブ21の下縁部21bの各領域は、それぞれ係合穴
25を有する係合片として機能することになる。なお、
前記インナーレンズ2に前記した周縁リブ21の後方へ
の長さが短い場合には、周縁リブ21から後方に突出す
る係合片を形成し、その係合片に前記係合穴25を形成
するようにしてもよい。
に、前記インナーレンズ2の周辺リブ21が灯具ボディ
1の前面開口1aの内側に沿って内挿された状態では、
インナーレンズ2の正面レンズ部20の周縁部20aは
灯具ボディ1の前面開口1aの周縁に沿って装着される
ものとする。このとき、前記灯具ボディ1の上面前縁部
12aの前端部P1から前記インナーレンズ2に設けた
ランス片22のランス23に係合される係合穴16の前
端部P2までの長さをL1とし、前記インナーレンズ2
を灯具ボディ1に装着した際に、下面前縁部13aの前
端部P3から前記インナーレンズ2の周縁リブ21の下
縁部21bのレンズ後方を向いた先端部P4までの長さ
をL2としたときに、L1>L2の関係式を満たすよう
に長さL1,L2が設計されている。
灯具ボディ1に取着する際には、図4(a)のように、
先ず、インナーレンズ2の周縁リブ21の上縁部21a
のランス片22を灯具ボディ1の上面前縁部12aの内
面に沿って挿入する。このとき、前記したL1>L2の
関係により、ランス23を上面前縁部12aの前端部P
1よりも内方に接触させてインナーレンズ2の装着を開
始しても、その際に周縁リブ21の下縁部21bが灯具
ボディ1の下面前縁部13aの前端部P3に当接するこ
とはない。したがって、ランス23が上面前縁部12a
の前端部P1を越えた内方位置まで挿入された状態から
インナーレンズ2の装着を開始することが可能になる。
そのため、続いて図4(b)のように、インナーレンズ
2を灯具ボディ1の内方に向けて真っ直ぐに押圧する
と、周縁リブ21の下縁部21bは灯具ボディ1の下面
前縁部13aの内面に沿って挿入され、インナーレンズ
2を所要量だけ挿入した時点で、上縁部21aではラン
ス23が灯具ボディ1の係合穴16に係合され、かつほ
ぼ同時に下縁部21bでは係合穴25は灯具ボディ1の
係合ランス17に係合され、図2に示したようにインナ
ーレンズ2が灯具ボディ1に取着されることになる。
2aの前端部P1の内面がインナーレンズ2の周辺リブ
21の上縁部21aに設けたランス23と干渉し、当該
前端部P1近傍の装飾面ないし反射面を構成するアルミ
ニウム膜に傷が発生し、あるいは膜剥がれが生じること
が防止される。これにより、灯具ボディ1の上面前縁部
12aの前端部P1がインナーレンズ2の正面レンズ部
20の周囲に沿ってアウターレンズ3を透して外部に露
見される場合でも、アルミニウム膜の傷や膜剥がれによ
る外観上の見栄えが低下することはない。なお、前記し
たインナーレンズ2の装着に際しては、灯具ボディ1の
上面前縁部12aの前端部P1よりも内側の領域におい
ては、ランス23が上面前縁部12aの内面に接触する
状態が生じるが、前端部P1におけるような角部での接
触ではないため、傷や膜剥がれが生じることは少ない。
なお、仮に傷や膜剥がれが生じた場合でも、この領域は
インナーレンズ2を取着した状態ではインナーレンズ2
の周縁リブ21によって覆い隠されるため、外部に露見
されることはない。また、インナーレンズ2の周縁リブ
21の下縁部21bを灯具ボディ1の下面前縁部13a
に沿って挿入する際には、当該下縁部21bが下面前縁
部13aの前端部P3に当接する状態が生じることがあ
るが、下縁部21bにはランスが設けられていないた
め、下面前縁部13aの前端部P3やその近傍の灯具ボ
ディ1の内面1bのアルミニウム膜に傷や膜剥がれが生
じることはない。
の上面前縁部12aに係合穴16を設け、またインナー
レンズ2の周縁リブ21の下縁部21bに係合穴25を
設けているが、これらの係合穴16,25はランスに係
合するものであれば、板厚方向に貫通することがない凹
部として形成することも可能である。また、前記実施形
態では、灯具ボディ1の上面前縁部12aに係合穴16
を設け、下面前縁部13aに係合ランス17を形成して
いるが、これは自動車用の灯具の場合には、下面前縁部
13aが前方に延長形成されることが多く、しかも灯具
の斜め上方から灯具を観察することになるため、灯具ボ
ディ1の上面前縁部12aの前端部P1における傷や膜
剥がれを防止するために構成したものである。したがっ
て、灯具が配置される場所や状態によって灯具ボディの
形状が異なる場合、あるいは灯具ボディが観察される形
態が異なる場合には、最も傷や膜剥がれを防止すること
が好ましい状態に応じて係合穴や係合ランスの位置を変
更することが可能である。
具に適用した例を示しているが、車両用以外の灯具にお
いても本発明を同様に適用できることは言うまでもな
い。また、本発明は前記実施形態のように、インナーレ
ンズを灯具ボディに取着するための構造に限られるもの
ではなく、アウターレンズを灯具ボディに取着するため
の構造としても適用可能である。
ィの一側面部の前端部からレンズに設けられたレンズ側
係合突部に係合されるボディ側係合凹部までの長さをL
1とし、前記レンズが前記灯具ボディに取着された状態
のときの前記灯具ボディの前記他側面部の前端部から前
記係合凹部片の先端までの長さをL2としたときに、L
1>L2の関係を満たす構成としているので、レンズを
灯具ボディに装着する際に、係合突部片のレンズ側係合
突起を灯具ボディの一側面部の前端部よりも内側に挿入
位置させた状態からレンズの装着を開始することが可能
となり、これによりレンズ側係合突部と灯具ボディの当
該端部との干渉が防止され、当該前端部における傷や膜
剥がれが防止でき、灯具の外観上の見栄えの低下が防止
できる。
方の側面部にのみボディ側係合突部が形成され、かつ当
該ボディ側係合突部が設けられる側面部は他方の側面部
よりも前方位置に延長形成される構成とすることによ
り、灯具ボディを成形する際の成形及び離型が容易にな
り、成形金型を簡易化し、低コスト化が実現できる。
分分解斜視図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 灯室内に光源を配置した灯具ボディと、
前記灯具ボディの前方から当該灯具ボディの前面開口に
取着されて前記灯室を構成するレンズとを備える灯具に
おいて、前記灯具ボディは、前記前面開口の一側面部に
設けられたボディ側係合凹部と、これと対向する他側面
部に設けられたボディ側係合突部を備え、前記レンズ
は、前記灯具ボディの前記ボディ側係合凹部に係合する
レンズ側係合突部を有する係合突部片と、前記ボディ側
係合突部に係合するレンズ側係合凹部を有する係合凹部
片とを備え、前記灯具ボディの前記一側面部の前端部か
ら前記ボディ側係合凹部の前端部までの長さをL1と
し、前記レンズが前記灯具ボディに取着された状態のと
きの前記灯具ボディの前記他側面部の前端部から前記係
合凹部片の先端部までの長さをL2としたときに、L1
>L2の関係を満たすことを特徴とする灯具。 - 【請求項2】 前記ボディ側係合凹部は前記灯具ボディ
の上面部に設けられ、前記ボディ側係合突部は前記灯具
ボディの下面部に設けられていることを特徴とする請求
項1に記載の灯具。 - 【請求項3】 前記灯具ボディの下面部に設けられた前
記ボディ側係合突部は、前記灯具ボディの上面部の前端
部よりも灯具の前方に延長形成されていることを特徴と
する請求項2に記載の灯具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country | Link |
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Cited By (4)
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2001
- 2001-02-05 JP JP2001027814A patent/JP4166439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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