JP2579248Y2 - 車輌用前照灯のレンズ - Google Patents

車輌用前照灯のレンズ

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JP2579248Y2
JP2579248Y2 JP1993018143U JP1814393U JP2579248Y2 JP 2579248 Y2 JP2579248 Y2 JP 2579248Y2 JP 1993018143 U JP1993018143 U JP 1993018143U JP 1814393 U JP1814393 U JP 1814393U JP 2579248 Y2 JP2579248 Y2 JP 2579248Y2
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lens
vehicle headlamp
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vehicle
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真司 渡辺
貴司 栗田
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は新規な車輌用前照灯のレ
ンズに関する。詳しくは、構造が簡単で、製造コストが
高価になることなく、車輌用前照灯の非点灯時における
見栄えを良好にすると共に、眩惑光の発生を防止するこ
とができる新規な車輌用前照灯のレンズを提供しようと
するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌用前照灯は、通常、バンパーの上方
にこれに近接して配置されるため、そのレンズの下側側
辺部が素通しだと、車輌用前照灯をその前方から斜め下
方に見下ろすようにするとそのレンズの前面及び下側の
側辺部を通してバンパーが見えてしまい見栄えがよくな
い。
【0003】特に、レンズとバンパーとの間の間隙にゴ
ミ、塵埃などが付着するとこれらは取りにくく、従っ
て、上記見栄えを更に悪化させていた。
【0004】また、レンズの下側側辺部が素通しだと、
電球の点灯時に該側辺部で電球からの光が全反射してし
まい、その反射した光が上向きの光となり、眩惑光にな
ってしまう。
【0005】そこで、従来の車輌用前照灯のレンズにあ
っては、レンズの下側側辺部に無反射塗装膜を形成した
り無反射テープを貼着したりして無反射部を形成してい
た。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
車輌用前照灯のレンズにあっては、上記無反射部を形成
するために、レンズを形成した後に上述のような塗装を
したりテープを貼ったりしなければならず、レンズの製
造とは別の製造行程が必要となり製造コストを高くする
と共に、経年変化により塗装膜やテープが剥がれ、見栄
えを悪くするという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案車輌用前
照灯のレンズは、上記した課題を解決するために、レン
ズの前面部の周縁部から略後方へ向かって延びる側辺部
のうち少なくとも下側側辺部の内側面にカマボコ状をし
た多数の小突条を形成すると共に該小突条の表面にフロ
スト加工による微小凹凸部を形成したものである。
【0008】
【作用】従って、本考案車輌用前照灯のレンズによれ
ば、レンズを成形するための成形金型にカマボコ状の小
突条を形成する為の凹部を形成すると共に該凹部の表面
に微小凹凸部よりなるフロスト加工を施しておけば、レ
ンズ成形時に小突条と微小凹凸部とを同時に形成するこ
とができ、製造コストが増大することはなく、また、経
年変化による無反射部の剥離などがなく、従って、長年
に亘り見栄えが損なわれることがない。
【0009】
【実施例】以下に、本考案車輌用前照灯のレンズの詳細
を添付図面に示した実施例に従って説明する。
【0010】尚、図面に示した実施例は、本考案車輌用
前照灯のレンズを略角型の自動車用前照灯1に適用した
ものである。
【0011】自動車用前照灯1は前面が斜め上方に向か
って開口し前方から見て横長で左側下角部と右側上角部
とが丸味を帯びた矩形状をした容器状のランプボディ2
と該ランプボディ2に取着されその前面を覆うレンズ3
と上記ランプボディに対して傾動自在に支持された反射
鏡4と該反射鏡4の所定位置に配置されたバルブ5等か
ら成る。
【0012】6はランプボディ2の背面の略中央部に形
成されたバルブ挿通孔である。
【0013】7はランプボディ2の開口縁に前方に開口
するように形成されたレンズ据付溝である。
【0014】反射鏡4の内面はその上面及び下面を除く
部分が回転放物面にされていると共にアルミ蒸着等によ
り反射面とされている。
【0015】8は反射鏡4の背面の略中央部に形成され
たバルブ取付孔である。
【0016】そして、バルブ5はランプボディ2のバル
ブ挿通孔6から挿通され、反射鏡4のバルブ取付孔8に
取着され、そのフィラメント5aは上記反射面のうち回
転放物面の略焦点に位置するようになっている。
【0017】レンズ3はガラス材料からなり、ランプボ
ディ2の前面開口を覆うように位置する前面部9と該前
面部9の周縁から略後方に向って突出した側辺部10と
が一体に形成されており、前面部9は下方に行くに従い
前方へ偏倚するように、下側の側辺部10aは後方に行
くに従い下方へ偏倚するように、また、上側の側辺部1
0bは略水平に後方に延びるようにそれぞれ形成されて
いる。
【0018】また、側辺部10のうち、下側部分10a
及び上側部分10bのそれぞれの内側面にはカマボコ状
の小突条10c、10c、・・・が形成されると共に該
小突条10c、10c、・・・の表面にはフロスト加工
による微小凹凸部11、11、・・・が形成されてい
る。
【0019】このような微小凹凸部11、11、・・・
は当該レンズ3を成形するための成形金型の微小凹凸部
11、11、・・・に対応する部分にフロスト加工を施
すことにより形成される。
【0020】側辺部10の後端には嵌合片12が一体に
突設されており、該嵌合片12が上記ランプボディ2の
レンズ据付溝7に嵌合された状態でランプボディ2にそ
の前面を覆うように取着される。
【0021】13は自動車のバンパーであり、上記レン
ズ3の下側側辺部10bがバンパー13の上壁13aに
近接されている。
【0022】しかして、バルブ5から出射した光の一部
がレンズ3の側辺部10のうち下側側辺部10a及び上
側側辺部10bに入射しても、該光のうち当該部分10
a、10bで反射する光は乱反射をして四方八方に散乱
するため、同一方向に強い光が反射されることはない。
【0023】また、バルブ5の非点灯時に当該自動車用
前照灯1のレンズ3の前面部9を通して下側側辺部10
aを見たときに、下側側辺部10aの微小凹凸部11が
白っぽく見えるだけで、その下方にあるバンパー13は
視認されない。
【0024】
【考案の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本考案車輌用前照灯のレンズは、車輌用前照灯のラ
ンプボディの前面開口を覆うレンズであって、前面部と
該前面部の周縁部から略後方へ向かって延びる側辺部と
が一体に形成されており、該側辺部のうち少なくとも下
側側辺部の内側面にカマボコ状をした多数の小突条を形
成すると共に該小突条の表面にフロスト加工による微小
凹凸部を形成したことを特徴とする。
【0025】従って、本考案車輌用前照灯のレンズによ
れば、レンズを成形するための成形金型にカマボコ状の
小突条を形成する為の凹部を形成すると共にその凹部の
表面に微小凹凸部をよりなるフロスト加工を施しておけ
ば、レンズ成形時に小突条と微小凹凸部とを同時に形成
することができ、製造コストが増大することはなく、ま
た、経年変化による無反射部の剥離などがなく、従っ
て、長年に亘り見栄えが損なわれることがない。
【0026】尚、上記実施例においては、本考案車輌用
前照灯のレンズをランプボディとリフレクタとが別体の
自動車用前照灯に適用したがこれに限らず、リフレクタ
とランプボディとが一体の自動車用前照灯であっても良
い。
【0027】また、上記実施例において小突条及びフロ
スト加工による微小凹凸部をレンズの側辺部のうち下側
側辺部及び上側側辺部に形成したがこれに限らず、側辺
部の全周に亘って形成しても良い。要は、車輌用前照灯
を正面から見たときにレンズの前面部及び側辺部を通し
てバンパーなどが見えず、かつ、バルブの点灯時に当該
側辺部で反射した光が上向きの眩惑光にならなければ良
い。
【0028】更に、近年、車輌用前照灯の所望の配光を
反射鏡のみで得ようとしたものがあり、かかる車輌用前
照灯にあっては前面レンズにレンズステップが形成され
ないため、この前面レンズを「カバー」と称する場合も
あるが、本考案車輌用前照灯のレンズはこのような「カ
バー」にも適用することができることは勿論である。
【0029】この他、上記実施例に示したランプボデ
ィ、レンズその他各部の構造ないし形状等は本考案を実
施するに当たっての具体化のほんの一例を示したものに
過ぎず、これらによって本考案の技術的範囲が限定的に
解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案車輌用前照灯のレンズを自動車用前照灯
に適用した実施の一例を示す正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大断面図である。
【図3】要部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 車輌用前照灯 2 ランプボディ 3 レンズ 9 前面部 10 側辺部 10a 下側側辺部 10c 小突条 11 微小凹凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 3/12 F21M 3/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌用前照灯のランプボディの前面開口
    を覆うレンズであって、前面部と該前面部の周縁部から
    略後方へ向かって延びる側辺部とが一体に形成されてお
    り、該側辺部のうち少なくとも下側側辺部の内側面にカ
    マボコ状をした多数の小突条を形成すると共に該小突条
    の表面にフロスト加工による微小凹凸部を形成したこと
    を特徴とする車輌用前照灯のレンズ。
JP1993018143U 1993-03-19 1993-03-19 車輌用前照灯のレンズ Expired - Fee Related JP2579248Y2 (ja)

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