JP2001256728A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001256728A
JP2001256728A JP2000067397A JP2000067397A JP2001256728A JP 2001256728 A JP2001256728 A JP 2001256728A JP 2000067397 A JP2000067397 A JP 2000067397A JP 2000067397 A JP2000067397 A JP 2000067397A JP 2001256728 A JP2001256728 A JP 2001256728A
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replica
phase
circuit
determination
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JP2000067397A
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Tsunehiko Moriuchi
恒彦 森内
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】判定帰還型等化器における波形等化の安定性を
高めることのできる半導体装置を提供すること。 【解決手段】FFE41の出力信号s(n)に基づいて
トリガ信号STを生成するトリガ信号生成回路35と、
トリガ信号STに応答してレプリカ信号b(n)を生成
するレプリカ信号生成回路36とを備えた。DFE34
は、位相・周波数引き込み時に、判定信号a(n)に換
えてレプリカ信号b(n)を用いる。タイミングリカバ
リ回路37は、位相・周波数引き込み時に等化信号y
(n)とレプリカ信号b(n)とに基づいてサンプリン
グクロックSCKを生成する。利得制御回路38は、位
相・周波数引き込み時に等化信号y(n)とレプリカ信
号b(n)とに基づいてAGC31の利得を制御する制
御信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク装
置における読み出しヘッドからのリード信号や、高速通
信機器における受信信号等を復調復号するために判定帰
還型等化器を備えた半導体装置に関するものである。
【0002】ハードディスク装置のリードチャネルLS
Iは読み取りヘッドを介してハードディスクから読み取
られたアナログ信号をデジタル信号に変換する波形等化
器を備えている。また、高速通信機器の受信用LSI
は、受信信号の復調復号に波形等化器を利用している。
【0003】近年、記録密度や通信速度の向上に伴い、
波形等化器には。従来のPRML(パーシャルレスポン
スと最尤復号)方式の波形等化器に変えて、高速動作、
小型化に適した判定帰還型等化器(DFE:Decision Fe
edback Equalizer)が用いられるようになってきてい
る。そして、この判定帰還型等化器を備えた半導体装置
において、判定誤りにより発生するエラー伝播を抑える
ことが重要になってきている。
【0004】
【従来の技術】従来、ハードディスク装置のリードチャ
ネルLSIでは、判定帰還型等化器の判定結果を用いて
位相、周波数引き込みにおけるタイミング誤差演算と、
入力信号の振幅増幅における振幅誤差演算とを行ってい
た。詳述すると、リードチャネルLSIは、リード信号
を可変ゲインアンプにて振幅増幅し、その増幅信号をA
/D変換器にてディジタル信号に変換する。等化器は、
前方イコライザ(フィードフォワードフィルタ)、加算
器、判定器、シフトレジスタ、後方イコライザ(フィー
ドバックフィルタ)を備え、ディジタル信号を等化器で
判定した結果をシフトレジスタに順次記憶する。そのシ
フトレジスタの各段の出力を後方イコライザにより加算
器にフィードバックする。
【0005】タイミングリカバリPLLは、等化出力と
判定結果に基づいて、A/D変換器におけるサンプリン
グクロックの周波数を変更する。このように、A/D変
換器へ供給するサンプリングクロック、即ち、A/D変
換器の出力に基づいて周波数を変更したサンプリングク
ロックをA/D変換器に帰還するタイミングリカバリル
ープにより位相、周波数引き込みを行い、サンプリング
クロックを読み出し信号の正確なタイミングに同期させ
る。
【0006】また、等化出力と判定結果に基づいて振幅
誤差演算を行い、その演算結果に基づいて、可変ゲイン
アンプのゲインを調整する制御信号を出力する。このよ
うに、可変ゲインアンプの出力に基づいて制御信号をア
ンプに供給するオートゲインコントロールループにより
可変ゲインアンプのゲインを最適化し、判定帰還型等化
器の入力に適した振幅を持つ信号をA/D変換器に供給
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、判定帰還型
等化器では、シフトレジスタに記憶した過去の判定結果
をフィードバックして波形等化を行っているために、一
度誤判定を起こすとエラーが伝播しやすい。例えば、図
13では、時刻t1において、「+1」と判定しなけれ
ばならないところを、位相・周波数引き込みが不十分で
ある等の要因によって等化信号y(n)が変動してしま
い、その結果「−1」と判定している。このような判定
誤りのため、それ以降にエラーが伝播している。この様
な状態に陥ると、本来の状態に戻ることができない。更
に、このエラー伝播は、誤差演算に影響を与える。
【0008】この様な判定誤りは、タイミングリカバリ
PLL、AGCループに影響を与える。即ち、判定出力
をy(n)、判定結果をa(n)とすると、a(n-1)!=a(n)(尚、
「!=」は比較演算(≠)の記号)であるときに、タイミ
ング誤差TE(n) と振幅誤差AGCerrを、 TE(n)=(y(n)+y(n−1))×a(n−1) ---(1) AGCerr=(|y(n)|−Ref) ---(2) により求める。尚、Refは、リード信号を復調復号す
るのに必要な振幅に基づいて予め設定された基準値であ
る。
【0009】この様に、等化器の判定結果により誤差演
算をしているため、タイミング誤差演算、振幅誤差演算
の演算結果に誤りが含まれる。これにより、タイミング
リカバリPLL及びAGCループが不安定になる。
【0010】また、初期のサンプリングが常に最適又は
それに近いポイントで開始されるとは限らないため、プ
リアンブルデータの1周期に対して位相が±30度ずれ
ると、タイミング誤差演算において、「+」の符号を持
つ演算結果と「−」の符号を持つ演算結果が交互に現
れ、位相、周波数引き込みができなくなってしまう。
【0011】例えば、サンプルタイミングがずれると、
図14に示すように、本来、(+1,+1,+1,-1,-1,-1) とな
るはずの判定結果が(+1,+1,-1,-1,-1,-1)となってしま
う。これにより、タイミング誤差TE(n)が図に示す波形
を持ち、これによるサンプリングクロックの位相制御の
制御量は、位相を進める制御量と、位相を遅らす制御量
が同じとなる。この結果、リード信号の位相とずれてサ
ンプリングクロックが安定する疑似ロックとなってしま
い、等化器の安定性を損なうことになる。
【0012】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は判定帰還型等化器におけ
る波形等化の安定性を高めることのできる半導体装置を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、フィードフォワードフィ
ルタ、加算器、判定器、シフトレジスタ、フィードバッ
クフィルタを含み、クロックに基づいて入力信号をサン
プリングしたデータから符号間干渉を取り除いた復号信
号を生成する判定帰還型等化器を備え、前記加算器から
の等化信号と前記判定器からの判定信号に基づいて、前
記入力信号に対して前記サンプリングのための前記クロ
ックの位相・周波数引き込みを行う半導体装置におい
て、該位相・周波数引き込み時に、前記判定信号に換え
て既知の判定結果に対応するレプリカ信号を用いるよう
にした。これにより、位相・周波数引き込み時における
判定誤りによりエラーが伝播するのを防ぎ、判定帰還型
等化器における波形等化の安定度が向上する。
【0014】請求項2に記載の発明のように、入力信号
を前記クロックに基づいてサンプリングしてディジタル
信号に変換して前記判定帰還型等化器に出力するA/D
変換器と、前記加算器からの等化信号と、判定器からの
判定信号とに基づいて前記サンプリングのためのクロッ
クを生成するタイミングリカバリ回路を備え、前記タイ
ミングリカバリ回路は、前記位相・周波数引き込み時に
前記等化信号と前記レプリカ信号とに基づいて前記クロ
ックを生成する。これにより、位相・周波数引き込み時
に判定誤りによる疑似ロックを防ぐ。
【0015】請求項3に記載の発明のように、前記タイ
ミングリカバリ回路は、前記位相・周波数引き込み時に
前記レプリカ信号に基づく所定のタイミングで、前記レ
プリカ信号又は前記判定信号と、前記等化信号とのタイ
ミング誤差を演算し、該演算結果に基づいて前記クロッ
クの周波数を変更する。これにより、位相・周波数引き
込み時におけるタイミング誤差演算が正確に行える。
【0016】請求項4に記載の発明のように、入力信号
の振幅を増幅して前記A/D変換器に出力する増幅器
と、前記等化信号及び判定信号に基づいて前記増幅器の
利得を制御する信号を出力する利得制御回路を備え、前
記利得制御回路は、前記位相・周波数引き込み時に前記
等化信号と前記レプリカ信号とに基づいて前記制御信号
を生成する。これにより、位相・周波数引き込み時に判
定誤りを含まず所望の振幅を持つ信号をA/D変換器に
供給することができる。
【0017】請求項5に記載の発明のように、前記利得
制御回路は、前記位相・周波数引き込み時に前記レプリ
カ信号に基づく所定のタイミングで、前記等化信号と所
定の基準信号とから振幅誤差を演算し、該演算結果に基
づいて前記制御信号を生成する。これにより、位相・周
波数引き込み時における振幅誤差演算が正確に行える。
【0018】請求項6に記載の発明のように、前記フィ
ードフォワードフィルタの出力信号が所定の条件と一致
するか否かを判断し、該判断結果に基づいてトリガ信号
を生成するトリガ信号生成回路と、前記トリガ信号に応
答して既知の判定結果に対応するレプリカ信号を生成す
るレプリカ信号生成回路を備えた。これにより、位相・
周波数引き込み時に入力信号に対応したタイミングでレ
プリカ信号を生成することができ、位相・周波数引き込
みを確実に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図12に従って説明する。図1は、ハー
ドディスク装置11の概略構成を示す。
【0020】ハードディスク装置11は、ホストコンピ
ュータ12に接続されている。ハードディスク装置11
はホストコンピュータ12の書き込み要求に応答して同
ホストコンピュータ12から入力される記録データを記
録媒体としての磁気ディスク13に記録する。又、ハー
ドディスク装置11は、ホストコンピュータ12の読み
出し要求に応答して磁気ディスク13に記録された格納
データを読み出してホストコンピュータ12に出力す
る。
【0021】ハードディスク装置11は、磁気ディスク
13、第1及び第2モータM1,M2、ヘッド装置1
4、信号処理回路15、サーボ回路16、マイクロプロ
セッサ(MPU)17、メモリ(RAM)18、ハード
ディスクコントローラ(HDC)19、インターフェー
ス回路20を備えている。各回路15〜20は互いにバ
ス21を介して接続されている。
【0022】磁気ディスク13は、第1モータM1によ
り一定の回転数にて回転駆動される。ヘッド装置14は
第2モータM2により磁気ディスク13の半径方向に位
置制御される。ヘッド装置14は磁気ディスク13に記
録された情報を読み出してリード信号RDとして信号処
理回路15に出力する。
【0023】信号処理回路15は、リード/ライトチャ
ネルICとも呼ばれ、リード信号RDを、同リード信号
RDに同期してサンプリングしてデジタル信号に変換す
る。信号処理回路15は、変換後のデジタル信号に復号
処理を施し、その復号処理後の信号を出力する。
【0024】サーボ回路16は、バス21を介して信号
処理回路15の出力信号に含まれるサーボのための情報
に基づいて第2モータM2を制御しヘッド装置14を目
的のトラックにオントラックさせる。
【0025】MPU17は、RAM18に予め記憶され
たプログラムデータに基づいてホストコンピュータ12
から入力される書き込み/読み出し処理等のためのコマ
ンドを解析し、バス21を介してHDC19等に制御の
ための信号を出力する。HDC19は、MPU17から
入力される信号に基づいて信号処理回路15、サーボ回
路16を制御する。又、HDC19は、バス21を介し
て信号処理回路15の出力信号(データ)を入力する。
【0026】HDC19は、入力されたデータを所定の
バイト数よりなるセクタ単位に組み立て、その組み立て
たセクタ毎に例えばECC(Error Correcting Code )
を使用して誤り訂正処理等を行い、その処理後のデータ
をバス21を介してインターフェース回路20に出力す
る。
【0027】HDC19は、ホストコンピュータ12か
らの書き込みデータがインターフェース回路20を介し
て入力される。HDC19は、書き込みデータに誤り訂
正のためのデータを付加し、バス21を介して信号処理
回路15に出力する。信号処理回路15は、HDC19
の出力データをヘッド装置14を介して磁気ディスク1
3に書き込む。
【0028】次に、信号処理回路15の構成を説明す
る。図2は、信号処理回路15の読み出しデータ復調復
号部のブロック回路図である。
【0029】信号処理回路15は、オートゲインコント
ロールアンプ(AGC)31、アナログフィルタ32、
アナログ−ディジタル変換回路(ADC)33、判定帰
還型等化器(DFE)34、トリガ信号生成回路35、
レプリカ信号生成回路36、タイミングリカバリ回路3
7、利得制御回路38を含む。
【0030】AGC31は、利得制御回路38から供給
される制御電圧に基づいて制御される増幅率を持ち、ヘ
ッド装置からのリード信号RDを増幅した信号をアナロ
グフィルタ32に出力する。
【0031】アナログフィルタ32は復調復号に適した
周波数特性を持つアンチエイリアシングフィルタであ
り、AGC31の出力信号をフィルタリングして生成し
た信号をADC33に出力する。ADC33は、フィル
タ32の出力信号をタイミングリカバリ回路37から供
給されるサンプリングクロックSCKに基づいてサンプ
リングしたデジタル信号をDFE34に出力する。
【0032】DFE34は、フィードフォワードイコラ
イザ(FFE)41、加算器42、判定器43、シフト
レジスタ44、フィードバックイコライザ(FBE)4
5を含む。
【0033】FFE41には、ADC33の出力信号が
入力される。FFE41は、例えばFIR(Finte Impu
lse Response)フィルタよりなり、入力信号のS/N比
を最大にするように生成した波形を持つ信号s(n)を
加算器42に出力する。
【0034】加算器42は、FFE41の出力信号s
(n)と、FBE45から出力される帰還信号S2とを
加算演算して生成した等化波形を持つ等化信号y(n)
を判定器43に出力する。
【0035】判定器43は、サンプリングクロックSC
Kに基づいて等化信号y(n)の値と所定の基準値を比
較し、その比較結果に基づいて判定結果である「+1」
又は「−1」の値を持つ判定信号a(n)をシフトレジ
スタ44に出力する。
【0036】シフトレジスタ44は、判定器43からの
判定信号a(n)を、サンプリングクロックSCKに同
期してシフト動作する。これにより、シフトレジスタ4
4は、過去の複数ビットの判定結果を記憶し、その複数
ビットの判定信号a(n)をFBE45に出力する。
【0037】FBE45は、例えばFIR(Finte Impu
lse Response)フィルタよりなり、信号中に含まれる符
号間干渉を取り除くように動作する。FBE45は、判
定信号a(n)に基づく帰還信号S2を加算器42に出
力する。
【0038】これにより、判定信号a(n)は、過去の
ビットによる干渉が除去された再生信号となる。信号処
理回路15は、この判定信号a(n)を復号処理して生
成した信号を出力する。
【0039】FFE41の出力信号s(n)は、トリガ
信号生成回路35に供給される。トリガ信号生成回路3
5は、過去複数ビットの信号s(n)の符号が予め定め
た所定の条件と一致するか否かを検出し、条件と一致す
る場合にトリガ信号STを活性化する。本実施形態で
は、トリガ信号生成回路35は、過去6ビットの信号s
(n)の符号が所定の条件と一致するか否かを検出す
る。その所定の条件は、図1の記録媒体13のプリアン
ブル区間からデータを読み出している時の符号条件であ
り、本実施形態の場合は次の3つの条件である。
【0040】case1:+,+,X,−,−,X case2:+,+,X,X,−,− case3:+,+,X,−,−,− 尚、上記条件の”X”は+,−の符号のいずれでもかま
わない。
【0041】プリアンブル区間から読み出したデータ、
即ちプリアンブルデータの符号は、「+++−−−」が
繰り返し現れる。即ち、トリガ信号生成回路35は、プ
リアンブル区間のデータを読み出している時に、そのプ
リアンブルデータの位相に対応してトリガ信号STを活
性化する。
【0042】図3は、トリガ信号生成回路35の一例を
示す回路図である。トリガ信号生成回路35は、プリア
ンブル信号のパターンに対応する段数(本実施形態では
6段)のフリップフロップ51a〜51f、アンド回路
52、ナンド回路53、アンド回路54、オア回路5
5、フリップフロップ56から構成されている。
【0043】初段のフリップフロップ51aにはFFE
41からの信号s(n)が入力されている。これによ
り、フリップフロップ51a〜51fは、過去6ビット
の信号s(n−1)〜s(n−6)をラッチし、そのラ
ッチ信号を出力する。アンド回路52には5,6段目の
フリップフロップ51e,51fからの信号s(n−
5),s(n−6)が入力されている。従って、アンド
回路52は、過去5,6ビット目の信号がHレベル(符
号が+)のときにHレベルの信号を出力する。
【0044】ナンド回路53には、1,3段目のフリッ
プフロップ51a,51cからの反転信号(信号s(n
−1),s(n−3)の反転信号)が入力されている。
従って、ナンド回路53は、過去1又は3ビット目の信
号がLレベル(符号が−)のときにHレベルの信号を出
力する。
【0045】アンド回路54は3入力素子であり、アン
ド回路52の出力信号、ナンド回路53の出力信号、及
び2段目のフリップフロップ51bからの反転信号(信
号s(n−2)の反転信号)が入力される。アンド回路
54は、各信号に基づいて、過去5,6ビット目の信号
s(n−5),s(n−6)がHレベル、且つ過去2ビ
ット目の信号s(s−2)がLレベル、且つ過去1又は
3ビット目の信号s(n−1),s(n−3)がLレベ
ルのとき、即ち上記3つの条件の何れかに当てはまる場
合にHレベルの信号をオア回路55に出力する。
【0046】オア回路55にはフリップフロップ56の
出力信号が入力され、オア回路55の出力信号はフリッ
プフロップ56に入力されている。そして、フリップフ
ロップ56からトリガ信号STが出力される。
【0047】レプリカ信号生成回路36には、トリガ信
号生成回路35からのトリガ信号STが入力される。レ
プリカ信号生成回路36は、活性化したトリガ信号ST
に応答してレプリカ信号b(n)を生成する。レプリカ
信号b(n)は、AGC31における増幅率の設定や位
相・周波数引き込み用のパターンデータ(プリアンブル
データ)のパターンと一致したパターンを持つ。プリア
ンブルデータのパターンは既知のパターンであり、本実
施形態では(+1,+1,+1,−1,−1,−1)を
繰り返すパターンを持つ。
【0048】図4は、レプリカ信号生成回路36の一例
を示す回路図である。レプリカ信号生成回路36は、ア
ンド回路57と3段のフリップフロップ58a〜58c
とから構成されている。アンド回路57にはトリガ信号
STと最終段のフリップフロップ58cの反転出力信号
が入力され、アンド回路57の出力端子は初段のフリッ
プフロップ58aのデータ入力端子に接続されている。
そして、初段のフリップフロップ58aから上記パター
ンを持つレプリカ信号b(n)が出力される。
【0049】レプリカ信号生成回路36は、プリアンブ
ルデータの位相に対応して活性化したトリガ信号STに
応答してレプリカ信号b(n)を生成する。従って、こ
のレプリカ信号b(n)は、プリアンブル信号の位相と
実質的に一致した位相を持つとともに、プリアンブルデ
ータの理想的な等化波形と実質的に一致した波形パター
ンを持つ。このレプリカ信号b(n)は、DFE34の
シフトレジスタ44に供給される。
【0050】シフトレジスタ44には、判定信号a
(n)及びレプリカ信号b(n)とともに、選択信号S
ELが入力される。この選択信号SELは、図1のMP
U17から供給される。MPU17は、AGC31にお
ける増幅率の設定や位相・周波数を引き込むプリアンブ
ル時に所定レベル(本実施形態ではLレベル)の選択信
号SELをシフトレジスタ44に供給し、シンクバイト
データ及びユーザデータを読み出す区間に対応してHレ
ベルの選択信号SELを供給する。
【0051】図5に示すように、シフトレジスタ44
は、セレクタ46と複数段(本実施形態では12段)の
フリップフロップ47とから構成されている。セレクタ
46には、判定器43からの判定信号a(n)とレプリ
カ信号生成回路36からのレプリカ信号b(n)が入力
される。セレクタ46は、Hレベルの選択信号SELに
応答して判定信号a(n)を選択し、Lレベルの選択信
号SELに応答してレプリカ信号b(n)を選択する。
そして、セレクタ46は、選択した判定信号a(n)又
はレプリカ信号b(n)を出力する。直列接続された複
数段のフリップフロップ47は、それぞれに供給される
サンプリングクロックSCKに応答して入力信号をラッ
チし、そのラッチ信号を出力する。
【0052】このようにして、シフトレジスタ44は、
Lレベルの選択信号SELに応答してレプリカ信号b
(n)をサンプリングクロックSCKに同期してシフト
動作し、Hレベルの選択信号SELに応答して判定信号
a(n)をシフト動作する。従って、シフトレジスタ4
4は、プリアンブル時に過去複数ビットのレプリカ信号
b(n)をFBE45に出力し、シンクバイトデータ及
びユーザデータを読み出すときに過去複数ビットの判定
信号a(n)をFBE45に出力する。
【0053】これにより、加算器42には、プリアンブ
ル時にレプリカ信号b(n)に基づく帰還信号S2が帰
還される。この帰還信号S2は、レプリカ信号b(n)
に基づくため、判定結果(判定信号a(n))における
判定誤りを含まない。このような構成により、DFE3
4のループ(DFEループ)において、プリアンブル時
の判定誤りによるエラー伝播が防止される。
【0054】シフトレジスタ44からの判定信号a
(n)又はレプリカ信号b(n)は、タイミングリカバ
リ回路37及び利得制御回路38に供給される。先ず、
タイミングリカバリ回路37の構成を説明する。
【0055】タイミングリカバリ回路37は、タイミン
グ誤差検出回路(TED)61、ループフィルタ62、
ディジタル−アナログ変換回路(DAC)63、電圧制
御発振器(VCO)64を含む。
【0056】TED61には、等化信号y(n)と、判
定信号a(n)又はレプリカ信号b(n)が入力され
る。TED61は、その時に入力される判定信号a
(n)又はレプリカ信号b(n)とその1サンプル前の
信号a(n−1)又はb(n−1)の符号が異なる時
に、等化信号y(n)と、判定信号a(n)又はレプリ
カ信号b(n)のタイミング誤差を検出し、その検出結
果に基づく信号TE(n)を出力する。
【0057】図6に示すようにTED61は、フリップ
フロップ65、加算器(ADDER )66、乗算器67を含
む。フリップフロップ65には等化信号y(n)が入力
される。フリップフロップ65は、等化信号y(n)を
ラッチし、そのラッチ信号、即ち1サンプル前の等化信
号y(n−1)を加算器66に出力する。その加算器6
6には、等化信号y(n)が入力される。加算器66は
両等化信号y(n),y(n−1)を加算演算した結果
を持つ信号を乗算器67に出力する。乗算器67は1ビ
ットの乗算器であり、判定信号a(n−1)又はレプリ
カ信号b(n−1)が入力される。乗算器67は、加算
器66の出力信号と判定信号a(n−1)又はレプリカ
信号b(n−1)とを乗算演算して生成したタイミング
誤差信号TE(n)を出力する。
【0058】即ち、TED61は、プリアンブル時にお
いて、レプリカ信号b(n)がb(n-1)!=b(n)(尚、「!
=」は比較演算(≠)の記号)の関係にあるときに、 TE(n)=(y(n)+y(n−1))×a(n−1) ---(3) によりタイミング誤差TE(n) 求める。
【0059】ループフィルタ62はTED61から入力
される誤差信号TE(n)をフィルタリングした信号を
DAC63に出力し、DAC63は入力信号に対応する
制御電圧をVCO64に出力する。VCO64は、制御
電圧に応じた周波数を持つサンプリングクロックSCK
をADC33及びDFE34に出力する。
【0060】このように、ADC33,DFE34,タ
イミングリカバリ回路37はタイミングリカバリPLL
を構成し、等化信号と判定結果の位相誤差量に基づいて
サンプリングクロックSCKの周波数をリード信号RD
の周波数にロックする。そして、プリアンブル時には、
タイミングリカバリ回路37に判定誤差を含まないレプ
リカ信号b(n)が供給される。従って、プリアンブル
時に判定誤差に基づくタイミングリカバリTLLの安定
低下を防止する。
【0061】次に、利得制御回路38の構成を説明す
る。利得制御回路38は、振幅誤差検出回路(MED)
71、ディジタル−アナログ変換回路(IDAC)7
2、ループフィルタ73を含む。
【0062】MED71には、等化信号y(n)、判定
信号a(n)又はレプリカ信号b(n)、基準信号Re
fが入力される。MED71は、その時に入力される判
定信号a(n)又はレプリカ信号b(n)とその1サン
プル前の信号a(n−1)又はb(n−1)の符号が異
なる時に、等化信号y(n)と基準信号Refを比較し
て生成した振幅誤差信号AGCerrを出力する。
【0063】図7に示すように、MED71は、絶対値
化回路74と減算器75を含む。絶対値化回路74は入
力される等化信号y(n)を絶対値化した信号を出力す
る。減算器75は、絶対値化回路74からの信号から基
準信号Refを減算演算して生成した振幅誤差信号AG
Cerrを出力する。
【0064】即ち、MED71は、プリアンブル時にお
いて、レプリカ信号b(n)がb(n-1)!=b(n)(尚、「!
=」は比較演算(≠)の記号)の関係にあるときに、 AGCerr=(|y(n)|−Ref) ---(4) により振幅誤差AGCerrを求める。
【0065】IDAC72は、MED71からの信号を
デジタル信号に変換し出力する。ループフィルタ73は
IDAC72からの信号をフィルタリングして生成した
信号をAGC31に出力する。そして、AGC31は、
制御電圧に対応する利得にて動作する。
【0066】このようにAGCループを構成し、等化波
形と判定結果の振幅誤差量に基づいてAGC31の利得
を最適化し、AGC31の出力信号が最適な振幅を持つ
信号となるように制御する。そして、プリアンブル時に
は、利得制御回路38に判定誤差を含まないレプリカ信
号b(n)が供給される。従って、プリアンブル時に判
定誤差に基づくAGCループの安定低下を防止する。
【0067】次に、上記のように構成された信号処理回
路15の作用を図8〜図12に従って説明する。MPU
17がリードスタート信号RGを活性化すると、それに
応答して信号処理回路15は、磁気ディスク13の対応
するセクタからデータを読み出す。この時、図8に示す
ように、リード信号RDとしてプリアンブルデータが読
み出されている期間をプリアンブル区間、シンクバイト
データが読み出されている期間をシンクバイト区間、ユ
ーザデータが読み出されている期間をデータ区間とす
る。
【0068】そして、MPU17は、シンクバイト区間
にかかる前からデータ区間の間、Hレベルの選択信号S
ELを供給する。図9に示すように、FFE41からの
信号s(n)が破線で囲んだビット列が上記のcase
3の条件を満たすため、トリガ信号生成回路35はトリ
ガ信号STを活性化し、それに応答してレプリカ信号生
成回路36は既知パターン(図9では「−1,−1,−
1,+1,+1,+1」)を繰り返すレプリカ信号b
(n)を生成する。このレプリカ信号b(n)は、破線
で囲む箇所のように、ループが安定していないときにF
FE41からの信号s(n)の符号が「−1」になって
誤判定を起こすビットに替えて、「+1」の符号を持つ
ビットをシフトレジスタ44に与える。
【0069】これにより、タイミングリカバリ回路37
及び利得制御回路38は、理想的にプリアンブル信号を
読み出したリード信号RDのタイミングと実質的に同じ
タイミングで誤差演算を行う。これにより、タイミング
リカバリPLLは安定動作し、サンプリングクロックS
CKの周波数をリード信号RDのそれにロックする。ま
た、AGCループは安定動作し、リード信号RDを所望
の振幅に増幅することができる。
【0070】そして、図10に示すように、選択信号S
ELがLレベルからHレベルになると、シフトレジスタ
44は、レプリカ信号b(n)に替えて判定信号a
(n)をシフト動作する。
【0071】図11は、各サンプリングポイントにおけ
る等化信号y(n)とレプリカ信号b(n)の波形を示
す。このように、レプリカ信号b(n)を用いること
で、等化信号y(n)にエラーが伝播することを防ぐこ
とができる。
【0072】図12は、上から順番に、正しいサンプリ
ングポイントの波形、等化信号y(n)の波形、正しい
判定結果を示す波形、誤判定を含む判定信号a(n)の
波形、レプリカ信号b(n)の波形を示す。
【0073】レプリカ信号b(n)を使用してレプリカ
信号b(n),b(n−1)の符号が変化するn=3,
12における位相誤差検出をした場合、 TE(3)=(y(3)+y(2))×b(2)<0, TE(12)=(y(12)+y(11))×b(1
1)<0 となる。このように、2つの位相誤差T(3),T(1
2)の符号が同じになるため、タイミングリカバリ回路
37はサンプリングクロックSCKの周波数をリード信
号RDのそれに合わせるように動作する。
【0074】これに対し、判定器43からの判定信号a
(n)を使用してn=3,12における位相誤差検出を
した場合、 TE(3)=(y(3)+y(2))×a(2)>0, TE(12)=(y(12)+y(11))×a(1
1)<0 となる。この位相誤差T(3),T(12)のように、
異なる符号が交互に現れるため、タイミングリカバリ回
路37はサンプリングクロックSCKの周波数を変更し
ない疑似ロックが発生することになる。
【0075】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)信号処理回路15は、位相・周波数引き込み時
に、判定信号a(n)に換えて既知の判定結果に対応す
るレプリカ信号b(n)を用いるようにした。その結
果、位相・周波数引き込み時における判定誤りによりエ
ラーが伝播するのを防ぎことができ、判定帰還型等化器
における波形等化の安定度を向上させることができる。
【0076】(2)タイミングリカバリ回路37は、位
相・周波数引き込み時に等化信号y(n)とレプリカ信
号b(n)とに基づいてサンプリングクロックSCKを
生成するようにした。その結果、位相・周波数引き込み
時に判定誤りによる疑似ロックを防ぐことができる。
【0077】(3)タイミングリカバリ回路37は、位
相・周波数引き込み時にレプリカ信号b(n)に基づく
所定のタイミングで、レプリカ信号b(n)又は判定信
号a(n)と、等化信号y(n)とのタイミング誤差T
E(n)を演算するタイミング誤差検出回路61を備
え、その演算結果に基づいてサンプリングクロックSC
Kの周波数を変更するようにした。その結果、位相・周
波数引き込み時におけるタイミング誤差演算を正確に行
うことができ、ひいては位相・周波数引き込みを短時間
で行うことができる。
【0078】(4)利得制御回路38は、位相・周波数
引き込み時に等化信号y(n)とレプリカ信号b(n)
とに基づいてAGC31の利得を制御する制御信号を生
成するようにした。その結果、位相・周波数引き込み時
に判定誤りを含まず所望の振幅を持つ信号をA/D変換
器33、DFE34に供給することができる。
【0079】(5)利得制御回路38は、位相・周波数
引き込み時にレプリカ信号b(n)に基づく所定のタイ
ミングで、等化信号y(n)と所定の基準信号とから振
幅誤差AGCerrを演算する振幅誤差検出回路71を
備え、その演算結果に基づいて制御信号を生成するよう
にした。その結果、位相・周波数引き込み時における振
幅誤差演算を正確に行うことができる。
【0080】(6)FFE41の出力信号s(n)が所
定の条件と一致するか否かを判断し、判断結果に基づい
てトリガ信号STを生成するトリガ信号生成回路35
と、トリガ信号STに応答して既知の判定結果に対応す
るレプリカ信号b(n)を生成するレプリカ信号生成回
路36とを備えた。その結果、位相・周波数引き込み時
に入力信号に対応したタイミングでレプリカ信号b
(n)を生成することができ、位相・周波数引き込みを
確実に行うことができる。
【0081】尚、前記実施形態は、以下の態様に変更し
てもよい。 ・上記実施形態では、トリガ信号生成回路35とレプリ
カ信号生成回路36を備える構成としたが、これらは機
能的に分離して示したものであり、FFE41からの信
号s(n)に基づいてタイミング良くレプリカ信号b
(n)を生成することができれば、1つ又は3つ以上複
数のブロックにより構成してもよい。
【0082】・前記各実施形態は、ハードディスク装置
の信号処理回路15に具体化したが、例えば、ベースバ
ンドデジタル通信システムに使用される信号処理回路に
応用してもよい。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
位相・周波数引き込み時に既知の判定信号に換えてレプ
リカ信号を用いるようにしたため、その時の判定誤りに
よるエラー伝播を防ぎ、波形等化の安定性を高めた半導
体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態のハードディスク装置の概略構成
図である。
【図2】 一実施形態の信号処理回路のブロック回路図
である。
【図3】 トリガ信号生成回路の回路図である。
【図4】 レプリカ信号生成回路の回路図である。
【図5】 シフトレジスタの回路図である。
【図6】 タイミングリカバリ回路の回路図である。
【図7】 利得制御回路の回路図である。
【図8】 データの読み出しを説明するタイミングチャ
ートである。
【図9】 プリアンブル区間の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図10】 信号切替を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図11】 一実施形態の動作波形図である。
【図12】 一実施形態の動作波形図である。
【図13】 従来の動作波形図である。
【図14】 従来の動作波形図である。
【符号の説明】
31 増幅器としてのオートゲインコントロールアンプ 33 アナログ−ディジタル(A/D)変換器 34 判定帰還型等化器(DFE) 35 トリガ信号生成回路 36 レプリカ信号生成回路 37 タイミングリカバリ回路 38 利得制御回路 41 フィードフォワードフィルタとしてのフィードフ
ォワードイコライザ 42 加算器 43 判定器 44 シフトレジスタ 45 フィードバックフィルタとしてのフィードバック
イコライザ a(n) 判定信号 b(n) レプリカ信号 y(n) 等化信号 s(n) FFEからの信号
フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC01 CC04 FG01 FG04 5J106 AA03 BB03 CC01 CC21 CC38 CC41 DD12 DD13 DD35 DD36 DD43 DD48 KK12 5K029 AA01 CC01 HH03 HH05 HH14 KK33 LL01 LL16 5K047 AA05 GG45 JJ08 MM23 MM27 MM28 MM33 MM38 MM45 MM53

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィードフォワードフィルタ、加算器、
    判定器、シフトレジスタ、フィードバックフィルタを含
    み、クロックに基づいて入力信号をサンプリングしたデ
    ータから符号間干渉を取り除いた復号信号を生成する判
    定帰還型等化器を備え、 前記加算器からの等化信号と前記判定器からの判定信号
    に基づいて、前記入力信号に対して前記サンプリングの
    ための前記クロックの位相・周波数引き込みを行う半導
    体装置において、 該位相・周波数引き込み時に、前記判定信号に換えて既
    知の判定結果に対応するレプリカ信号を用いるようにし
    た、ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 入力信号を前記クロックに基づいてサン
    プリングしてディジタル信号に変換して前記判定帰還型
    等化器に出力するA/D変換器と、 前記加算器からの等化信号と、判定器からの判定信号と
    に基づいて前記サンプリングのためのクロックを生成す
    るタイミングリカバリ回路を備え、 前記タイミングリカバリ回路は、前記位相・周波数引き
    込み時に前記等化信号と前記レプリカ信号とに基づいて
    前記クロックを生成する、ことを特徴とする請求項1に
    記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記タイミングリカバリ回路は、前記位
    相・周波数引き込み時に前記レプリカ信号に基づく所定
    のタイミングで、前記レプリカ信号又は前記判定信号
    と、前記等化信号とのタイミング誤差を演算し、該演算
    結果に基づいて前記クロックの周波数を変更する、こと
    を特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 入力信号の振幅を増幅して前記A/D変
    換器に出力する増幅器と、 前記等化信号及び判定信号に基づいて前記増幅器の利得
    を制御する信号を出力する利得制御回路を備え、 前記利得制御回路は、前記位相・周波数引き込み時に前
    記等化信号と前記レプリカ信号とに基づいて前記制御信
    号を生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の半導
    体装置。
  5. 【請求項5】 前記利得制御回路は、前記位相・周波数
    引き込み時に前記レプリカ信号に基づく所定のタイミン
    グで、前記等化信号と所定の基準信号とから振幅誤差を
    演算し、該演算結果に基づいて前記制御信号を生成す
    る、ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記フィードフォワードフィルタの出力
    信号が所定の条件と一致するか否かを判断し、該判断結
    果に基づいてトリガ信号を生成するトリガ信号生成回路
    と、 前記トリガ信号に応答して既知の判定結果に対応するレ
    プリカ信号を生成するレプリカ信号生成回路を備えた、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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