JP2001255790A - 画像形成装置および配線異常検出方法 - Google Patents

画像形成装置および配線異常検出方法

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JP2001255790A
JP2001255790A JP2000066804A JP2000066804A JP2001255790A JP 2001255790 A JP2001255790 A JP 2001255790A JP 2000066804 A JP2000066804 A JP 2000066804A JP 2000066804 A JP2000066804 A JP 2000066804A JP 2001255790 A JP2001255790 A JP 2001255790A
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wiring
wiring abnormality
image forming
semiconductor integrated
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JP2000066804A
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English (en)
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Mutsumi Takagi
睦 高木
一 ▲高▼地
Hajime Takachi
Yuichi Goto
裕一 後藤
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増加させず、CPUや処理プログ
ラムに負担をかけず、基板間の配線異常を自動検出し、
また、検出結果からオペレータが容易に不具合箇所を特
定することを可能にする。 【解決手段】 基板インターフェイス制御として基板間
でデータ転送を行うためのデータ転送手段を備えた半導
体集積回路と、各基板上の半導体集積回路同士を接続す
る配線と、装置の各部を制御する中央演算手段と、を有
する画像形成装置であって、異なる基板上の前記半導体
集積回路同士12,13,21,22,31,41がデ
ータ転送手段を用いて基板間の配線異常検査を実行し、
前記配線異常検査の結果を中央演算装置11に送信す
る、ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置および
その配線異常検出方法に関し、特に、部品点数を増加さ
せず、CPUの負荷を増加させずに、複数の基板の間の
シリアルデータ転送における不具合を自動検出する画像
形成装置およびその配線異常検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置において、装置の製造・組
立工程や修理時に基板間の配線不良や配線ミスが発生す
る場合がある。基板単体でのチェックは終了していて
も、複数の基板間に多数の配線箇所があり、配線不良個
所を特定するために多大な時間を費やすことが多かっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の問題に関して、
例えばバウンダリスキャンを用いて画像形成装置自体で
基板間の配線異常検出を実行すると、自動的に配線異常
を検出することは可能である。しかし、チェックのため
のテストデータが膨大な量となる。
【0004】このため、CPUが存在していない処理回
路(半導体集積回路)では別途CPUを設ける必要があ
り、また、CPUが存在する処理回路でもその負担が大
きくなるという問題を有している。
【0005】また、配線異常の自動検出結果の表示方法
について、配線異常あり/なし、といった結果表示で
は、画像形成装置の不具合発生位置をオペレータが把握
するまでに時間がかかる問題がある。
【0006】すなわち、部品点数を増加させず、CPU
の負荷を増大させずに基板間の配線異常を自動検出し、
また、検出結果を表示し、オペレータが容易に不具合箇
所を特定することが可能な画像形成装置は存在していな
かった。
【0007】本発明は以上の課題に鑑みてなされたもの
であって、部品点数を増加させず、CPUや処理プログ
ラムに負担をかけず、基板間の配線異常を自動検出し、
また、検出結果からオペレータが容易に不具合箇所を特
定することが可能な画像形成装置およびその配線異常検
出方法を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に関して、画像形
成装置に搭載されている各基板について、おのおの基板
単体でのチェックは終了していることを前提とする。
【0009】画像形成装置を構成する基板に搭載されて
いる基板インタフェース制御をおこなう半導体集積回路
(ASIC)にあらかじめデータ転送機能を備えてお
く。そして、簡単なテスト回路を組み込むことで別基板
のASIC同士でデータ転送を利用した配線チェックを
おこない、配線異常があるかどうか判定する。基板間配
線チェックには中央演算手段(CPU)は関与しない。
CPUは検出結果のみをASICから受け、画像形成条
件などの表示をおこなう表示部に表示するか、または画
像データを顕像化するとともに転写紙に転写して画像形
成をおこなう画像形成手段(作像・転写手段)より転写
出力する。表示形式としては、たとえば、画像形成装置
に搭載されている基板の位置や各基板間の配線位置など
をROMなどの記憶手段に記憶させ、各配線箇所の検出
結果を○×などの簡単な記号にて表示させることで、視
覚的に画像形成装置のどの場所で配線不良が発生してい
るのか、オペレータが容易に特定することができる。
【0010】すなわち、以上の課題を解決する本発明
は、具体的には以下に説明するものである。
【0011】(1)請求項1記載の発明は、基板インタ
フェース制御として基板間でデータ転送をおこなうため
のデータ転送手段を備えた半導体集積回路と、各基板上
の半導体集積回路同士を接続する配線と、装置の各部を
制御する中央演算手段と、を有する画像形成装置であっ
て、異なる基板上の前記半導体集積回路同士がデータ転
送手段を用いて基板間の配線異常検査を実行し、前記配
線異常検査の結果を中央演算手段に送信する、ことを特
徴とする画像形成装置である。
【0012】また、請求項6記載の発明は、基板インタ
フェース制御として基板間でデータ転送をおこなうため
のデータ転送手段を備えた半導体集積回路と、各基板上
の半導体集積回路同士を接続する配線と、装置の各部を
制御する中央演算手段と、を有する画像形成装置の配線
異常検出方法であって、異なる基板上の前記半導体集積
回路同士がデータ転送手段を用いて基板間の配線異常検
査を実行し、前記配線異常検査の結果を中央演算手段に
送信する、ことを特徴とする配線異常検出方法である。
【0013】(2)請求項2記載の発明は、装置の状態
を表示する表示手段を備え、前記配線異常検査の結果を
前記表示手段に表示する、ことを特徴とする請求項1記
載の画像形成装置である。
【0014】また、請求項7記載の発明は、前記配線異
常検査の結果を表示手段に表示する、ことを特徴とする
請求項6記載の配線異常検出方法である。
【0015】(3)請求項3記載の発明は、転写紙上に
画像を形成する画像形成手段を備え、前記配線異常検査
の結果を前記画像形成手段により転写紙上に形成する、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0016】また、請求項8記載の発明は、前記配線異
常検査の結果を画像形成手段により転写紙上に形成す
る、ことを特徴とする請求項6記載の配線異常検出方法
である。
【0017】(4)請求項4記載の発明は、配線異常検
査開始からの経過時間を測定する計時手段を備え、前記
中央演算手段もしくは半導体集積回路が前記配線異常検
査の結果を受信するまでの時間により配線異常検出を行
う、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
に記載の画像形成装置である。
【0018】また、請求項9記載の発明は、前記中央演
算手段もしくは半導体集積回路が前記配線異常検査の結
果を受信するまでの時間により配線異常検出を行う、こ
とを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載
の配線異常検出方法である。
【0019】(5)請求項5記載の発明は、前記中央演
算手段に直接接続されていない基板上の半導体集積回路
の配線異常検査の結果について、他の基板上の半導体集
積回路を経由して前記中央演算手段に送信する、ことを
特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画
像形成装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の実施の形態例の画像形成装
置における基板の接続例を示すブロック図である。
【0022】図1において、10は第1基板であり、画
像形成装置の制御基板として動作するものであり、中央
演算手段としてのCPU11、他の基板(第2基板2
0)とデータ転送を行えるデータ転送手段を備えた半導
体集積回路としてのASIC12、他の基板(第4基板
40)とデータ転送を行えるデータ転送手段を備えた半
導体集積回路としてのASIC13を備えて構成されて
いる。なお、第1基板10に存在する一般的な他の回路
については省略している。
【0023】20は第2基板であり、画像形成装置の一
部として動作するものであり、他の基板(第1基板1
0)とデータ転送を行えるデータ転送手段を備えた半導
体集積回路としてのASIC21、他の基板(第3基板
30)とデータ転送を行えるデータ転送手段を備えた半
導体集積回路としてのASIC22を備えて構成されて
いる。なお、第2基板20に存在する一般的な他の回路
については省略している。
【0024】30は第3基板であり、画像形成装置の一
部として動作するものであり、他の基板(第2基板2
0)とデータ転送を行えるデータ転送手段を備えた半導
体集積回路としてのASIC31を備えて構成されてい
る。なお、第3基板30に存在する一般的な他の回路に
ついては省略している。
【0025】40は画像形成装置の入力・表示基板とし
ての第4基板であり、画像形成装置の一部として動作す
るものであり、他の基板(第1基板10)とデータ転送
を行えるデータ転送手段を備えた半導体集積回路として
のASIC41、入力部42と、表示部43とを備えて
構成されている。なお、第4基板40に存在する一般的
な他の回路については省略している。また、入力部42
と表示部43とは一体化されたものであっても、別体と
なったものでもよい。
【0026】なお、以上の第1基板10〜第4基板40
は画像形成装置の説明のための一例であり、基板数や内
容はここに示したものに限定されるものではない。
【0027】以上のように、各基板において、基板イン
タフェース制御を行うASICにシリアルデータ転送機
能を備えておく。通常では別基板に搭載されている同様
のASICとの間で、データ転送手段がデータ転送を行
う。
【0028】以上のASIC12,13,21,22,
31,41にあらかじめ簡単なテスト回路を組み込んで
おき、通常時にデータ転送で使用する機能を利用してテ
ストモード時に基板間の配線チェック(配線異常検出)
を行う。テストモードヘの切替は、画像形成装置の電源
投入時に自動選択する方法と、入力部にて手動選択する
方法のいずれかが考えられる。
【0029】以下、各基板間の配線異常検出について一
連の流れを説明する。
【0030】画像形成装置は図1に示すように、複数の
基板(図1では、一例として、第1基板10、第2基板
20、第3基板30)により構成されている。基板イン
タフェース制御を行うためのASICは各基板に搭載さ
れており、基板間は束線(配線A、配線B、配線C)に
て配線されている。
【0031】テストモードになるとインタフェース制御
のためのASICは基板間の配線異常検出を行う。図1
の配線A、配線B、配線Cについて、それぞれインタフ
ェース制御をしているASIC同士で配線検査(配線異
常検出)を行い、各ASICは検出結果のみをCPU1
1に対して送る。なお、配線異常検出の詳細については
後述する。
【0032】図1の第1基板10と第3基板30とは配
線によって直接接続されていないため、配線Bの検出結
果はASIC22がASIC21と配線AとASIC1
2とを介してCPU11に対して送る。CPU11は各
ASICから送られてきた検出結果データについての表
示命令を表示部43に送り、表示部43はCPUから受
けたデータを液晶表示画面上などに表示する。なお、図
示されていない作像転写部にて転写紙に転写して表示・
出力してもよい。
【0033】ところで、配線異常が発生した場合、検出
結果がいつまで経ってもCPU11に送信されない可能
性がある。このため、CPU11や各ASICなどにテ
ストモード開始からの経過時間を計測する手段を設けて
時間を計測しておき、所定時間後に検出結果が送られな
ければ配線異常があると判断する手段を各ASICなど
に設けておく。そして、いずれかのASICで所定時間
経過による異常が検出された場合、その異常結果をCP
U11に対して送信する。たとえば、このとき、配線C
に異常が発生した場合は、配線検査(配線異常検出)結
果を表示部43に表示することができないので、検出結
果を作像転写部にて転写紙に転写して出力する。
【0034】ここで、各基板間の配線異常自動検出方法
の一例を、基板毎にASICを備えた画像形成装置を例
にして詳細に説明する。なお、自動検出方法は以下の検
出方法に限定するものではない。
【0035】図2は本発明の実施の形態例の画像形成装
置の基本的な詳細構成を示すブロック図である。また、
図3は画像形成装置の基本的な概略構成を示すブロック
図である。
【0036】ここでは、ASICで構成されたシリアル
データ転送回路100と、同様にASICで構成された
シリアルデータ転送回路200とから構成される画像形
成装置の一例を示す。まず、図3により、全体の概略構
成を説明する。
【0037】本実施の形態例では、シリアルデータ転送
回路100とシリアルデータ転送回路200とは略同一
の回路構成になっており、シリアルデータ転送回路10
0、シリアルデータ転送回路200は、それぞれ独立し
た処理回路であり、ASIC等の半導体集積回路などで
構成される。そして、それぞれ、データ送信を行う送信
手段110,210、データ受信を行う受信手段12
0,220、送受信以外の各種の機能を実現するための
別機能回路190,290を備えている。
【0038】つぎに、図2を参照して送受信に関する詳
細な回路構成を説明する。この図2では、シリアルデー
タ転送回路100とシリアルデータ転送回路200とは
同一の回路構成になっている場合を示している。なお、
シリアルデータ転送回路100、シリアルデータ転送回
路200は、それぞれ独立した処理回路であり、ASI
C等の半導体集積回路などで構成される。
【0039】まず、シリアルデータ転送回路100の内
部構成について説明する。なお、シリアルデータ転送回
路200については、シリアルデータ転送回路100と
同一構成であるので詳細説明は省略する。
【0040】なお、この実施の形態例の説明では、シリ
アルデータ転送回路100がテストモード送信側となる
一方の処理回路、シリアルデータ転送回路200がテス
トモード受信側となる他方の処理回路、となっている場
合を例にして説明を行う。
【0041】送信手段110は、通常時には通信要求信
号(RTS)をSREQ端子より送信し、これに対する通信許
可信号(CTS)をSACK端子で相手側より受信した場合
に、送信データ(TxD)をSDATA端子より送信するもので
ある。なお、本実施の形態例の特徴として、テストモー
ド時には送信手段110内のテストデータ送信部111
よりテストデータの送信を行う。
【0042】受信手段120は、通常時には通信要求信
号(RTS)をMREQ端子で受信した場合にこれに対する通
信許可信号(CTS)をMACK端子より送信し、相手側から
の送信データを受信データ(RxD)としてMDATA端子で受
信するものである。なお、本実施の形態例の特徴とし
て、テストモード時には受信手段120内のテストデー
タ比較部121で受信したテストデータの比較を行う。
【0043】131はテストモードの設定とテストモー
ド送信側かテストモード受信側かを処理回路に知らせる
ためのモード信号を受けて、その結果を送信手段110
と受信手段120とに伝達する論理回路である。なお、
この実施の形態例では、テストA=Lで通常モード,テ
ストA=Hでテストモードになり、テストA=H,テス
トB=Hでテストモード送信側,テストA=H,テスト
B=Lでテストモード受信側になる。
【0044】141は第1切替手段としてのセレクタで
あり、テストモード時のテストモード送信側では送信手
段110からのテストデータを通信要求信号(RTS)送
出用のSREQ端子に接続された信号線から送信させ、受信
データ(RxD)用の信号線で受信したテストデータを受
信手段120に導く。
【0045】142は第1切替手段としてのセレクタで
あり、テストモード時にはセレクタ141を通過した送
信手段110からのテストデータを通信要求信号(RT
S)送出用のSREQ端子に接続された信号線から送信さ
せ、通常時は送信手段110からの通信要求信号(RT
S)をSREQ端子に接続された信号線から送信させる。
【0046】143は第2切替手段としてのセレクタで
あり、テストモード時には相手の処理回路からの通信許
可信号(CTS)受信用のSACK端子に接続された信号線で
受信されて振り分け用の論理回路162を通過したテス
トデータを、通常時には送信手段110からの送信デー
タ(TxD)を、送信データ(TxD)用のSDATA端子に接続
された信号線から送信させる。この場合、論理回路16
2とセレクタ143が折り返し手段を構成している。
【0047】144は第2切替手段としてのセレクタで
あり、テストモード時には相手の処理回路からの通信要
求信号(RTS)受信用のMREQ端子に接続された信号線で
受信されて振り分け用の論理回路164を通過したテス
トデータを、通常時には受信手段120からの通信許可
信号(CTS)を、通信許可信号(CTS)用のMACK端子に接
続された信号線から送信させる。この場合、論理回路1
64とセレクタ144が折り返し手段を構成している。
【0048】161と162とはテストモード時のテス
トデータと通常時の通信許可信号とを振り分ける論理回
路である。163と164とはテストモード時のテスト
データと通常時の通信要求信号とを振り分ける論理回路
である。151〜156は各端子を通過するデータを増
幅するバッファアンプである。
【0049】また、テストモード受信側に設定されたシ
リアルデータ転送回路200の各セレクタは、請求項に
おける第3切替手段を構成している。
【0050】なお、以上の各セレクタは、印加されるテ
ストAまたはテストBがHの場合にはH側の入力が出力
され、印加されるテストAまたはテストBがLの場合に
はHとは逆の側の入力が出力されるように構成されてい
る。
【0051】以下、図2の画像形成装置のエラー検出に
ついての動作説明を行う。
【0052】ここでは、シリアルデータ転送回路100
にはテストA=H,テストB=Hが印加されることでテ
ストモード送信側に設定され、シリアルデータ転送回路
200にはテストA=H,テストB=Lが印加されるこ
とでテストモード受信側に設定された場合を考える。
【0053】この場合、アンド論理の論理回路131に
は両入力にHが印加されるため、その出力はHになる。
【0054】そして、この論理回路131の出力Hがテ
ストデータ送信部111に印加されるため、テストデー
タ送信部111はテストデータを出力する。また、この
論理回路131の出力Hがテストデータ比較部121に
印加されるため、テストデータ比較部121はテストデ
ータを受信した場合には比較を行う準備をしている。
【0055】テストデータ送信部111からのテストデ
ータは、通常の送信データと同様に送信手段110デー
タ端子から出力される。このテストデータは、セレクタ
141とセレクタ142とを通過し(図4ア)、通信要
求信号送出用のSREQ端子に接続された信号線を経由して
シリアルデータ転送回路200に向かう(図4イ)。
【0056】シリアルデータ転送回路100からの通信
要求信号受信用のMREQ端子に接続された信号線で受信さ
れたテストデータは、アクティブになっている振り分け
用の論理回路264を通過し、セレクタ244で折り返
されて(図4ウ)、通信許可信号用のMACK端子に接続さ
れた信号線から再びシリアルデータ転送回路100に向
けて送信される(図4エ)。
【0057】シリアルデータ転送回路200からの通信
許可信号受信用のSACK端子に接続された信号線で受信さ
れたテストデータは、アクティブになっている振り分け
用の論理回路162を通過し、セレクタ143で折り返
されて(図4オ)、送信データ用のSDATA端子に接続さ
れた信号線から再びシリアルデータ転送回路200に向
けて送信される(図4カ)。
【0058】シリアルデータ転送回路100からの送信
データ用のMDATA端子に接続された信号線で受信された
テストデータは、セレクタ241とセレクタ242とで
折り返されて(図4キ)、通信要求信号用のSREQ端子に
接続された信号線から再びシリアルデータ転送回路10
0に向けて送信される(図4ク)。
【0059】シリアルデータ転送回路200からの通信
要求信号受信用のMREQ端子に接続された信号線で受信さ
れたテストデータは、アクティブになっている振り分け
用の論理回路164を通過し、セレクタ144で折り返
されて(図4ケ)、通信許可信号用のMACK端子に接続さ
れた信号線から再びシリアルデータ転送回路200に向
けて送信される(図4コ)。
【0060】シリアルデータ転送回路100からの通信
許可信号受信用のSACK端子に接続された信号線で受信さ
れたテストデータは、アクティブになっている振り分け
用の論理回路262を通過し、セレクタ243で折り返
されて(図4サ)、送信データ用のSDATA端子に接続さ
れた信号線から再びシリアルデータ転送回路100に向
けて送信される(図4シ)。
【0061】シリアルデータ転送回路200からの送信
データ用のMDATA端子に接続された信号線で受信された
テストデータは、セレクタ241は通過せず、受信手段
120のデータ端子で受信される(図4ス)。
【0062】すなわち、シリアルデータ転送回路100
から送信されたテストデータが、シリアル転送に使用さ
れる全ての信号線を循環して再びシリアルデータ転送回
路100に戻ってくる。
【0063】この時点で、テストデータ比較部121に
おいて、送信手段110から送信したテストデータと、
循環して受信手段120に届いたテストデータとの内容
の比較を行う。
【0064】このようにして比較を行った結果、送信し
たテストデータと受信したテストデータとが一致すれば
信号線は正常である(異常なし)と判定する。この場合
には、テストモードを終了して通常モードに移行すれば
よい。
【0065】また、比較結果が一致しなければ、いずれ
かの信号線に異常有りと判定する。なお、異常有りの場
合には、その結果をシステムのCPUや表示手段などに
伝達することが望ましい。
【0066】また、シリアルデータ転送回路100内に
時間計測手段(図示せず)を備えておいて、テストデー
タを送信してから、テストデータを受信するまでの時間
間隔の値により異常検出を行うことも可能である。これ
により、未結線を検出できる。なお、比較結果が一致し
ない場合の異常とテストデータが戻ってこない異常とを
区別してCPUや表示手段に伝達することが望ましい。
【0067】これにより、2本以上の信号線を必要とす
るシリアルデータ転送手段を有する二つの信号処理回路
のデータ転送において、その信号線上に異常があるかを
信号線数や部品点数を増やさず、CPUや処理プログラ
ムの負荷を増加させず、また通常動作時の信号線の入出
力の方向を維持したまま、異常を自動検出できる。
【0068】このため、CPUや処理プログラムに負担
をかけず、また、CPUが存在しない処理回路でも容易
にシリアルデータ転送の異常検知が実現可能になる。
【0069】たとえば、処理回路をASIC等の集積回
路とした場合、集積回路自体に比較的簡単なテスト回路
を搭載することで、製品本体のコストアップや部品点数
増加はない。
【0070】なお、テストデータとしては、図5に示す
ようなスタートビットとストップビットを備えた1バイ
トデータ、あるいは、ブロック転送(1バイトデータを
数バイトと順番に連続して転送し、この場合は最初の1
バイト目にテストデータであることを示す情報にする)
として、受信したテストデータをテストデータ比較部1
21において偶発的な一致により異常なしとの判断がく
だされないようにすることが望ましい。
【0071】また、テストAとテストBとを切り替え
て、テストモード送信側とテストモード受信側とを逆に
することも可能である。また、各シリアルデータ転送回
路間の配線数が奇数の場合は、シリアルデータ転送回路
100が送信側になり1往復チェックし、その後シリア
ルデータ転送回路200が送信側になり1往復チェック
すればよい。これにより、2重にチェックする配線が存
在することになるが、奇数の信号線についてもテストが
可能になる。
【0072】また、いずれか一方からのテストにより異
常が検出されなかった場合に、テストモード送信側とテ
ストモード受信側を入れ替える、ことも望ましい。さら
に、時間計測手段を備え、前記モード設定手段は、前記
時間計測手段の計測結果に基づいて、テストモード送信
側とテストモード受信側を入れ替える、ことも望まし
い。これらの場合、テストモード送信側になる場合に
は、時間計測に一定のマージンを持たせることが望まし
い。
【0073】なお、以上の動作で、システムの電源投入
時から一定時間はテストモードの設定を行う、ことが望
ましい。これにより、電源投入のたびに自動的に信号線
のテストが可能になる。そして、一定時間経過後に通常
モードに移行させる。
【0074】また、シリアルデータ転送回路100とシ
リアルデータ転送回路200とで電源投入のタイミング
が異なる場合には、テストモード送信側でマージンを考
えて、一定時間経過後にテストデータの送信を開始する
ことが望ましい。
【0075】なお、以上の各場合に、時間計測手段を持
たない場合には、外部に切替指示手段を設けることで対
処することができる。
【0076】また、以上の各場合に、信号線の配線が交
差していてテストデータ送信部111からの送信データ
がテストデータ比較部121に届いてしまう場合には、
異常を検知することができない。このような異常を検知
するためには、テストデータを1往復ずつ順番にチェッ
クできるような形のセレクタを設ければよい。この場合
には、1往復で異常がなければ、次の1往復、あるいは
最初の1往復と次の1往復とを加えた2往復、というよ
うにすればよい。
【0077】以上のような本実施の形態例により、各種
の機器において、複数の処理回路,複数の回路基板,複
数の半導体集積回路などが存在していて、それらの間で
データ転送を行う場合に、配線上のさまざまな検証が可
能になる。
【0078】配線が切れている この場合、送信側からのテストデータがいっまで経って
も、送信側のテストデータ比較部に送られてこないこと
になる。受信する際にはスタートビットを検出してから
データを読み取るので、スタートビットがなければ、配
線が切れているなどの配線ミスがあることになる。
【0079】配線が交差している この場合、図2の回路であるとテストモード送信側から
のテストデータはテストデータ比較部121に戻ってく
ることになる。よって上述したように1往復ずつチェッ
クするセレクタを設けることにより交差しているという
異常も検出可能になる。
【0080】配線上の部品定数ミス たとえば、コンデンサの定数を間違え、信号波形が読み
取れないほど鈍ってしまっている(信号劣化)場合、テ
ストモード送信側が自分自身で出力したテストデータを
読み取れなくなり、テストデータ比較部121でエラー
となる。逆に、テストデータ比較部121で一致が確認
できれば、配線上の部品定数は送受信に関して問題ない
範囲であると判断することができる。
【0081】つぎに、検出結果の表示例を説明する。
【0082】あらかじめ各基板の設置位置・基板間配線
箇所の情報などをROMなどの記憶手段(図示せず)に
記憶させておく。CPU11は各ASICから送られた
異常検出検出結果を受け、配線箇所情報とあわせて表示
部43に表示させる。
【0083】検出結果のリストだけではオペレータが短
時間で配線異常箇所を特定することは不可能であるた
め、視覚的にわかりやすいよう、たとえば画像形成装置
・基板設置位置・配線箇所などを図示し、図に○×等の
わかりやすい記号を重ねて、表示部43の液晶表示画面
上に表示させる。また、同様な図示したものの画像を、
作像転写部で転写紙に転写して出力する。以上により、
オペレータが瞬時に不具合箇所を特定することができ
る。
【0084】図6は表示あるいは出力する画像の一例を
模式的に示している。この図6の例では、異常箇所をイ
メージとして示し、さらに、異常箇所の異常内容を文字
により示している。
【0085】なお、テストモードにて異常が検出されな
かった場合は、配線異常検出結果の異常なしとの表示あ
るいは転写紙出力の後、通常モード(画像形成モード)
に移行することが望ましい。
【0086】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、部品点数を増加させず、CPUや処理プログラム
に負担をかけず、基板間の配線異常を自動検出し、ま
た、検出結果からオペレータが容易に不具合箇所を特定
することが可能な画像形成装置およびその配線異常検出
方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の構成や
接続状態を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態例の画像形成装置の構成や
接続状態を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態例の画像形成装置の構成や
接続状態を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態例の画像形成装置の動作状
態を示す機能ブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態例で使用するテストデータ
の様子を模式的に示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態例で表示あるいは出力する
画像の様子を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
10 第1基板 11 CPU 12 ASIC 13 ASIC 20 第2基板 21 ASIC 22 ASIC 30 第3基板 31 ASIC 40 第4基板 41 ASIC 42 入力部 43 表示部 A,B,C 配線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 11/22 310 B41J 29/00 D (72)発明者 後藤 裕一 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 2C061 CG01 CQ33 CQ41 HK19 HQ20 HV02 KK02 KK04 KK06 KK23 KK35 2H027 DA38 DE07 EE06 EE10 GA21 GB07 GB08 HA02 HA03 HA10 HA17 ZA09 5B048 AA08 DD10 EE07 FF01 9A001 BB04 HZ34 JJ45 KK42 LL06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板インタフェース制御として基板間で
    データ転送をおこなうためのデータ転送手段を備えた半
    導体集積回路と、各基板上の半導体集積回路同士を接続
    する配線と、装置の各部を制御する中央演算手段と、を
    有する画像形成装置であって、 異なる基板上の前記半導体集積回路同士がデータ転送手
    段を用いて基板間の配線異常検出を実行し、前記配線異
    常検出の結果を中央演算装置に送信する、ことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 装置の状態を表示する表示手段を備え、 前記配線異常検出の結果を前記表示手段に表示する、こ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 転写紙上に画像を形成する画像形成手段
    を備え、 前記配線異常検出の結果を前記画像形成手段により転写
    紙上に形成する、ことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 配線異常検出開始からの経過時間を測定
    する計時手段を備え、 前記中央演算手段もしくは半導体集積回路が前記配線異
    常検出の結果を受信するまでの時間により配線異常検出
    を行う、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記中央演算手段に直接接続されていな
    い基板上の半導体集積回路の配線異常検出の結果につい
    て、他の基板上の半導体集積回路を経由して前記中央演
    算手段に送信する、ことを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 基板インタフェース制御として基板間で
    データ転送をおこなうためのデータ転送手段を備えた半
    導体集積回路と、各基板上の半導体集積回路同士を接続
    する配線と、装置の各部を制御する中央演算手段と、を
    有する画像形成装置の配線異常検出方法であって、 異なる基板上の前記半導体集積回路同士がデータ転送手
    段を用いて基板間の配線異常検出を実行し、前記配線異
    常検出の結果を中央演算装置に送信する、ことを特徴と
    する配線異常検出方法。
  7. 【請求項7】 前記配線異常検出の結果を表示手段に表
    示する、ことを特徴とする請求項6記載の配線異常検出
    方法。
  8. 【請求項8】 前記配線異常検出の結果を画像形成手段
    により転写紙上に形成する、ことを特徴とする請求項6
    記載の配線異常検出方法。
  9. 【請求項9】 前記中央演算手段もしくは半導体集積回
    路が前記配線異常検出の結果を受信するまでの時間によ
    り配線異常検出を行う、ことを特徴とする請求項6乃至
    請求項8のいずれかに記載の配線異常検出方法。
  10. 【請求項10】 前記中央演算手段に直接接続されてい
    ない基板上の半導体集積回路の配線異常検出の結果につ
    いて、他の基板上の半導体集積回路を経由して前記中央
    演算手段に送信する、ことを特徴とする請求項6乃至請
    求項9のいずれかに記載の配線異常検出方法。
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