JP2000315164A - 電子機器の障害検査システム及び電子機器 - Google Patents

電子機器の障害検査システム及び電子機器

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JP2000315164A
JP2000315164A JP11124402A JP12440299A JP2000315164A JP 2000315164 A JP2000315164 A JP 2000315164A JP 11124402 A JP11124402 A JP 11124402A JP 12440299 A JP12440299 A JP 12440299A JP 2000315164 A JP2000315164 A JP 2000315164A
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failure
electronic device
control unit
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Masaru Shimura
大 志村
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Tokyo Denshi Sekkei KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高価な機材を用いることなく電子機器の故障
を容易かつ効率的に検査することができる電子機器の検
査システムの提供を目的とする。 【解決手段】 検査を行なうべき電子機器2に所定の障
害検査用プログラムが格納された記憶手段21と、記憶
手段21に格納された障害検査用プログラムに従って被
検査対象箇所を作動させると共に前記障害検査用プログ
ラムによって実行される被検査対象の動作が正常である
か否かを判定する演算制御部3とを備え、前記演算制御
部3は、前記判定結果に基づき告知手段15を駆動し、
オペレータに障害の発生を告知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータなどの電子制御装置を搭載した電子機器に対し、そ
の電子機器に発生する障害検査を容易に行ない得るよう
にした電子機器の障害検査システム、及びこれに用いる
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの普及に伴い、周辺機器な
どをはじめとする様々な電子機器が製造、販売されてい
るが、こうした電子機器には、複雑な制御を比較的低コ
ストにて実現すべく、マイクロコンピュータなどをはじ
めとする種々のIC化された電子素子が設けられてい
る。
【0003】このため現在の電子機器にあっては、装置
全体の小型、軽量化を図り得るという利点を有する反
面、動作不良が発生した場合にその動作不良の発生要因
の確認作業に多くの困難を伴うという問題があった。
【0004】例えば、電子機器に動作不良が発生したと
き、従来は、作業者がオシロスコープあるいはテスタな
どの測定器を用意し、故障が発生する可能性のある箇所
に順次プローブを当てて行くという作業を行なってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような測定器を用いた従来の検査作業にあっては、故障
原因を特定するまでに、検査プローブの接触作業を多数
回行なわなければならないことが多く、その作業には多
大な労力と時間を要し、コスト増大を招いていた。この
ため上記の検査作業においては、熟練者がその経験と勘
によって検査作業を行なっているのが現状である。
【0006】また、検査作業に多大な時間と労力を伴う
ことから、安価かつ小規模な電子機器にあっては、検
査、修復などの作業を施すより、新たなものと交換する
方が安価に済む場合も多く、故障によって交換された電
子機器にあっては廃棄されているのが現状である。しか
しながら、廃棄される電子機器は、主要部品である電子
制御装置が正常であるにも係わらず、他の部分の故障に
よって廃棄されていることが殆どであり、その廃棄によ
って多くの無駄が生じると共に、廃棄処理に伴って環境
問題等も発生している。
【0007】そこで、上記のような検査作業の簡略化を
図るべく、多数のプローブを突出させた検査装置を設
け、この検査装置に前記電子機器を装着することによ
り、前記プローブを電子機器の各所に同時に接触させ得
るようにしたものも提案されている。
【0008】しかしながら、この種の検査装置にあって
は、電子機器における各被検査部に対して各プローブが
正確かつ確実に接触するよう構成されており、検査対象
となる電子機器は単一種類に限られて汎用性がなく、し
かもその製造には多くのコストを要するという問題があ
る。このため、上記のような検査装置は、大量生産され
る電子機器の製品検査などには適用されるものの、多品
種少量生産を要請される傾向にある現在の電子機器産業
にあって、上記のような高価な検査装置を各種電子機器
毎に製造することは事実上不可能であった。
【0009】本発明は、上記従来技術の課題に着目して
なされたもので、高価な検出機材を用いることなく、電
子機器の故障を容易かつ確実に検査することができる電
子機器の検査システムの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するた
め、本発明は次のような構成を備える。
【0011】すなわち、請求項1記載の発明は、入力情
報に基づき所定の演算処理動作を行う電子機器の障害検
査システムであって、前記電子機器は、所定の障害検査
用プログラムが格納された記憶手段と、前記記憶手段に
格納された障害検査用プログラムに従って検査対象箇所
を作動させる制御部を有すると共に前記障害検査用プロ
グラムによって実行される検査対象箇所の動作が正常で
あるか否かを判定する判定部を有する演算制御部と、を
備え、前記演算制御部は、前記判定部による判定結果に
基づき所定の告知手段を駆動することを特徴とするもの
である。
【0012】請求項2記載の発明は、入力情報に基づき
所定の演算処理動作を行う電子機器の障害検査システム
であって、前記電子機器に入力するための所定の障害検
査用コマンドを送出する障害検査用の入力装置を備える
一方、前記電子機器は、所定の障害検査用プログラムが
格納された記憶手段と、前記記憶手段に格納された障害
検査用プログラムに従って検査対象箇所を作動させる制
御部を有すると共に前記障害検査用プログラムによって
実行される検査対象箇所の動作が正常であるか否かを判
定する判定部を有する演算制御部と、前記入力装置に対
して接続、離脱可能に設けられ、接続時には前記入力装
置からの障害検査用コマンドを前記演算制御部へと転送
可能とするインターフェースと、を備え、前記演算制御
部は、前記判定部による判定結果に基づき所定の告知手
段を駆動することを特徴とするものである。
【0013】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、前記演算制御部が、前記入力
装置によって入力されるコマンドに応じた検査動作を実
行可能とするコマンド入力検査モードと、自動的に所定
の検査動作を実行可能とする自動検査モードとを適宜選
択的に設定することを特徴とするものである。
【0014】請求項4記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、前記制御部は、初期状態にお
いて自動検査モードを設定すると共に、自動検査におい
て障害が発生した時、前記判定手段の判定結果に基づき
コマンド入力検査モードを設定することを特徴とするも
のである。
【0015】請求項5記載の発明は、上記請求項1ない
し4いずれか記載の発明において、前記告知手段が、L
EDによって構成されることを特徴とするものである。
【0016】請求項6記載の発明は、上記請求項1ない
し4記載の発明において、前記告知手段が、モニタによ
って構成されることを特徴とするものである。
【0017】請求項7記載の発明は、上記請求項1ない
し4いずれか記載の発明において、前記自動検査モード
が、通常の検査動作を行う通常自動検査モードと、特殊
な検査動作を実行する特殊自動検査モードとからなり、
前記制御部が通常自動検査終了後、所定の指令に応じ
て、特殊検査モードを設定することを特徴とするもので
ある。
【0018】請求項8記載の発明は、上記請求項2ない
し7いずれか記載の発明において、前記電子機器が、ネ
ットワークインターフェースカードであることを特徴と
するものである。
【0019】請求項9記載の発明は、入力情報に基づき
所定の演算制御動作を行う電子機器であって、所定の障
害検査用プログラムが格納された記憶手段と、前記記憶
手段に格納された障害検査用プログラムに従って検査対
象箇所を作動させる制御部を有すると共に前記障害検査
用プログラムによって実行される被検査対象の動作が正
常であるか否かを判定する判定部を有する演算制御部
と、所定の障害検査用コマンドを送出する障害検査用の
入力装置に対して接続、離脱可能に設けられ、前記入力
装置との接続時には前記入力装置からの障害検査用コマ
ンドを前記演算制御部へと転送可能とするインターフェ
ースと、を備え、前記演算制御部は、前記判定部による
判定結果に基づき所定の告知手段を駆動することを特徴
とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。
【0021】図1は本実施形態における電子機器の障害
検査システムの全体構成を示す斜視図である。図中、1
は検査対象である電子機器としてのネットワークカード
であり、このネットワークカード1の基板2にはCPU
3などの電子素子に加え、インターフェース4,5,6
が設けられ、前記インターフェース5を介してコンピュ
ータのマザーボード7に着脱可能に接続されている。ま
た、前記ネットワークカード1に設けられた他のインタ
ーフェース4は、ネットワーク用のインターフェースで
あり、このインターフェース5にはケーブル8を介して
通信機器9が接続されている。なお、この実施形態にお
けるネットワークカード1は、イーサネット(Ethe
rnet)におけるIEEE802.3標準の規格10
BASE−Tに対応するものであり、これに接続される
前記ケーブル8にはUTPカテゴリー5のケーブルを使
用している。
【0022】また、13は障害検査用入力装置としての
周知のコンピュータであり、このコンピュータ13は、
後述のCPU、ROM、RAM及びインターフェースな
どを実装したマザーボードに加え、種々のディスク装置
などを格納してなる本体部14(図3参照)と、この本
体部14に接続される告知手段としてのモニタ15と、
本体部14に接続されるキーボード及びポインティング
デバイスなどからなる入力装置16とを具える。前記本
体部14はその背面に設けられた後述のRS232Cイ
ンターフェース36にケーブル12を介して前記電圧変
換機11へと接続されている。この電圧変換機11は、
前記RS232Cインターフェース36からの信号を前
記基板2上のコマンド入力用インターフェース6へと送
信し得る電圧に変換するものであり、TTLレベルに変
換するものとなっている。
【0023】図2に前記ネットワークカードの概略構成
を示す。前述のように、この実施形態例におけるネット
ワークカード1は、種々の演算、制御及び判定などの動
作を行う演算部、制御部、及び判定部としてのCPU
(演算処理装置)3及びインターフェース4,5,6が
基板2上に実装されると共に、制御プログラムなどを格
納すると共に各種障害検査用情報を発生させる情報発生
手段としてのROM21、データ等を一時的に格納する
RAM22、NVRAM(Non Volatile
RAM)、LED27及びこれを駆動するLEDドライ
バ26、トランス23及びドライバ24等が実装されて
いる。前記ROM21、RAM22及びマザーボードイ
ンターフェース5は、データバスB1及びアドレスバス
B2を介して前記CPU3に接続されると共にNVRA
M25はバスB5を介して接続され、さらにLEDドラ
イバ26及びこのドライバ26によって駆動されるLE
D27がバスB6及びB7を介して接続されている。ま
た、前記コマンド入力用インターフェース4はバスB3
を介して前記CPU3に接続され、前記ネットワークイ
ンターフェース4はバスB4を介して前記トランス2
3、ドライバ24及びCPU3に順次接続されている。
【0024】また、前記ROM21には、障害検査用情
報として例えば、図4の左欄に示すようなコマンドが格
納されている。すなわち、ROM21に格納されるコマ
ンドは、検査対象であるネットワークカード1のメモリ
ROM21内に格納されているデータ及びコマンドのリ
ード/ライトを指示するコマンドC1,C2、NVRA
Mに対するデータ及びコマンドのリード/ライトを指示
するコマンドC3,C4、MAC(Media Acc
ess Control)アドレスライトを指示するコ
マンドC5、コマンドヘルプを指示するコマンドC6、
ROMチェックサムを指示するコマンドC7、RAMに
対するリード/ライト検査を支持するコマンドC8、フ
ラッシュROMに対するリード/ライト検査を指示する
コマンドC9、イーサネット内部ループバックを支持す
るコマンドC10、イーサネット外部ループバックを指
示するコマンドC11、マザーボードとのインターフェ
ース検査を指示するコマンドC12、前記基板2に設定
されているIDの確認検査を指示するコマンドC13、
前記基板2に設けられているコネクタのピン間がショー
トしているか否かの検査を指示するピン間ショート検査
を指示するコマンドC14、直前のコマンドの繰り返し
実行の開始/停止を指示するコマンドC15などが格納
されている。
【0025】なお、上記各コマンドを実行することによ
って検査される対象は、図4の右欄に示すようになる。
例えば、RAMのリード/ライト検査のコマンドC8を
実行した場合には、図2における符号21,22,B
1,B2,3にて示す部分が検査対象となり、また、マ
ザーボードとのインターフェース検査のコマンドC12
を実行した場合には、図2における符号5,21,B
1,B2,3にて示す部分が検査対象となる。
【0026】また、図3にこの実施形態に適用する障害
検査用情報入力装置としてのコンピュータ13等の概略
構成を示す。図において、31は後述の演算、判別、制
御などの動作を行うCPUであり、演算手段、第1、第
2の判別手段、制御手段などとして機能する。32は前
記CPU31にバスB11,B12によって接続された
メインメモリであり、このメインメモリ32は、前記C
PU31にて実行させる後述の制御プログラムをしてな
るROM33と、入力データ等を一時的に格納するRA
M34とからなる。この実施形態におけるROM21に
は、この障害検査システムにおいて実行させ得るコマン
ド(図4参照)をモニタ15に表示するためのデータ
(コマンド表示データ)が格納されている。これらのコ
マンド表示データは、後述のコマンド入力モードにおい
て、入力装置から入力すべきコマンドをその入力順序と
共にモニタ15に表示するようになっており、オペレー
タは、モニタ15上に表示されたコマンドに従って順次
コマンドを入力することで所定の検査を実行させ得るよ
うになっている。
【0027】36は前記RS232Cインターフェース
であり、ケーブル12を介して前記電圧変換機11に接
続されている。また、37,38,39はI/Oインタ
ーフェースであり、各インターフェース37,38,3
9には、前記モニタ15に、入力装置16及びプリンタ
17がそれぞれ接続されている。次に、上記構成を備え
た電子機器の障害検査システムによる前記ネットワーク
カード1の障害検査動作を説明する。なお、ここでは、
前記被検査対象としてのネットワークカード1が、図1
に示すように、インターフェースを介してマザーボード
と通信機器とに接続された状態で行なわれる検査動作を
説明する。
【0028】図1の接続状態において、各部に必要とす
る電源が投入されると、ネットワークカード1のCPU
3は、コマンドを入力することによって行なわれる検査
(以下、コマンド入力検査と称す)が要求されたか否か
を判断する(ステップ1)。なお、この要求はオペレー
タが入力装置16から送信することによって行なう。
【0029】ここで、前記コマンド入力検査が要求され
ていないと判断されると、CPU3は前記ROM21内
からここに格納された通常の自動検査プログラムを読み
出し、そのプログラムに従って通常の自動検査動作を実
行する(ステップ2)。この自動検査プログラムでは、
前記図4に示すコマンドのうち、コマンドC4,7,
8,10,13,14が順次実行されるようになってい
る。
【0030】この後CPU3は、プログラムが支障なく
完全に実行されたか否かを判定し、その判定結果に基づ
き、LEDドライバ26を制御し、LED27の点灯、
消灯を選択的に行なう(ステップ3)。ここでは、正常
な動作が行なわれないとの判断が下された場合にLED
27を点灯させるようになっている。
【0031】また、CPU3は、前記判定結果を表す信
号をバスB3を介してコマンド入力用インターフェース
6へと送り、ここからケーブル10、電圧変換装置1
1、ケーブル12、RS232Cインターフェース36
及びバスB14を介してコンピュータ13のCPU31
へと転送する。そしてCPU31は、前記ネットワーク
カード1から送信されて来た判定信号に基づき、通常の
自動検査プログラムが完全に実行されたか否かを表す判
定結果を前記ディスプレイ42に表示する(ステップ
3)。これにより、オペレータは、LED27の点灯及
びディスプレイの表示によって障害が発生したか否かを
確認することができる。
【0032】この後、ステップ4では前記判定結果が正
常(OK)であるか、異常(NG)であるかを判断し、
正常であればステップ5へと移行する。ステップ5で
は、前述の通常の自動検査プログラム以外の特殊な検査
がオペレータによって要求されているか否かを判断し、
特殊な検査を要求されている場合には、通常の自動検査
プログラムによって実行された一般的な検査事項以外の
特殊な検査事項の検査を行なうためのプログラムをRO
M21から読み出し、そのプログラムに従って特殊検査
を自動的に実行させる。この特殊自動検査プログラムで
は、前記図4に示すコマンドのうち、コマンドC3,
9,11,12が順次実行されるようになっている。
【0033】そして、CPU3は特殊自動検査プログラ
ムが支障なく完全に実行されたか否かを判断し、その判
定結果に基づき、前記LED27の点灯、消灯を選択的
に行なう(ステップ7)。またこの場合も、正常な動作
が行なわれないとの判断が下された場合にはLED27
を点灯させるようになっている。また、これと同時にC
PU3は前述の伝送経路(バスB3及びコマンド入力用
インターフェース6〜RS232Cインターフェース3
6及びバスB14に至る伝送経路)を介してコンピュー
タ13のCPU31へと転送し、CPU31は入力され
た判定結果をディスプレイ42にて表示させる(ステッ
プ7)。なお、前記ステップ4において、特殊な検査が
要求されていないと判断された場合には、ネットワーク
カード1が通常動作可能である旨の表示を行なう(ステ
ップ6)。
【0034】ところで、前述の自動検査としては、例え
ば、ネットワーク系経路における検査がある。この検査
では、CPU3から所定の信号をバスB4へと出力し、
その信号がドライバ24、トランス25、ネットワーク
インターフェース4、ケーブル8、及び通信機器9を介
してネットワークに至る伝送経路において正常にループ
バック(外部ループバック)されたか否かを判定すると
共に、前記信号がバスB4からドライバ26を経てトラ
ンス25に至る伝送経路において正常にループバック
(内部ループバック)されたか否かの判断をも行ない、
その判定結果に応じてLED27の点灯、消灯を行なう
と共にモニタ15にその判定結果を表示するようになっ
ている。なお、外部ループバックが正常に行なわれない
場合には、このループバック動作を複数回繰り返して行
なうことが望ましい。そして上記のようにループバック
の正否を判定することにより、前記電子機器のうち前述
のネットワーク系に障害が発生しているか否かを検査す
ることができると共に、内部と外部のループバックの判
定結果により、障害の発生がいずれの箇所に発生してい
るかの判断も容易に行なうことができる。例えば、外部
のループバックが異常と判定され、内部のループバック
が正常と判定された場合には、ネットワークインターフ
ェース外の異常を予想することができる。
【0035】また、内部ループバックの異常が判断され
た場合には、トランス25の入力側と出力側とにおいて
それぞれ波形測定を行ない、入力側に異常が存在せず、
出力側に異常が発生した場合には、障害発生箇所をトラ
ンス25と特定することができる。
【0036】一方、前述のステップ1においてコマンド
入力による検査要求があったと判断された場合、あるい
は前述のステップ4において通常の自動検査が適正に実
行されないと判断された場合、あるいはステップ7が実
行された後には、ステップ9へと移行し、ここで、コマ
ンド入力用インターフェース6の初期化が行なわれ、検
査モードが、前述の自動検査モードからコマンド入力検
査モードへと切り換わる。そして、ステップ10では入
力装置16によって所定のコマンド入力による検査要求
が行なわれたか否かを判断し、コマンド入力による検査
要求がなされていれば、その入力操作に応じたコマンド
をバスB14を介してRS232Cインターフェース3
6からネットワークカード1へと転送する。ネットワー
クカード1では、CPU31から転送されてきたコマン
ドのプログラムをROMから読み出して実行した後(ス
テップ11)、そのコマンドが適正に実行されたか否か
の判定を行い、適正に実行されていなければLED27
を点灯し、適正に実行されていればLED27を消灯す
る。また、前記判定結果は前記コマンド入力用インター
フェース6からコンピュータ13へと転送し、CPU3
1はその判定結果をディスプレイ42にて表示させる
(ステップ12)。ここで、コマンド入力モードによっ
て実行されるコマンドとしては、図4に示す全てのコマ
ンドC1〜15が入力可能であり、これらを適宜入力し
得るようになっている。
【0037】この後、再度コマンド入力検査要求があれ
ば再びステップ10〜12の動作を繰り返し、また、自
動検査要求があれば、ステップ2へと移行して前述の自
動検査を実行する。そして、検査終了の指示が入力装置
16によってなされた時点で検査動作は終了する(ステ
ップ13,14)。
【0038】以上のように、この実施形態においては、
予め設定した検査動作を自動的に実行させる検査モード
と、オペレータがコンピュータ13からネットワークカ
ードに対し所望のコマンドを送出し、所望の検査を実行
させるコマンド入力モードとを実行することができるた
め、電子機器(ネットワークカード)2に障害が発生し
ているか否かの判断を容易に行うことができると共に、
障害が発生した場合にはコマンド入力モードを実行させ
ることによって、その障害がいかなる箇所に発生してい
るかを確認することができる。また、この実施形態にお
いては、自動検査モードにて障害の発生が確認された時
点で、コマンド入力モードへの切り替えが自動的に行な
われるようになっているため、オペレータはスムーズに
作業を進めることができ、しかも入力すべきコマンドが
モニタ15に表示されるため、何人もコマンド入力作業
を容易かつ効率的に行うことができる。
【0039】なお、自動モードからコマンド入力モード
へと切り替えられる時、障害が発生するまでの自動検査
プログラムの進行状況等に応じて障害発生箇所を予想
し、その予想に基づきコマンドの優先順位を変更しそれ
をモニタに表示するようにすれば、障害発生箇所の特定
作業能率をより高めることができる。
【0040】また、上記実施形態では、検査対象となる
電子機器としてネットワークカードを例に採り説明した
が、CPUなどの演算制御手段を有する電子機器であれ
ば、その他のものにも本発明は適用可能である。また、
電子機器に対する入力手段は、コマンドを入力し得るも
のであればいかなるものも適用可能であり、上記実施形
態における端末のようにディスプレイなどの表示機能を
有するものでなくとも良い。
【0041】また、告知手段としては、モニタやLED
等の表示手段に限らず、音声発生手段などによって構成
することも可能であり、本発明は特に上記実施形態に限
定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
電子機器自体に具備される演算制御手段の機能を用いて
行うため、従来のように電子機器専用の高価な検査用機
器を用いなくとも、電子機器の障害発生状況及び発生箇
所の特定などを容易に行なうことができ、電子機器の生
産コストを低減することができる。このため、多品種少
量生産を要求される電子機器の生産等ににおいて、本発
明の奏する効果は甚大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本実施形態における電子機器の障害検査
システムの全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示したネットワークカードの概略構成を
示すブロック図である。
【図3】図1に示した端末装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】図3に示したROMに格納されるコマンドを示
す説明図である。
【図5】図1に示したものの動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 ネットワークカード(電子機器) 2 基板 3 CPU 6 コマンド入力用インターフェース 15 モニタ(告知手段) 21 ROM(記憶手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力情報に基づき所定の演算処理動作を
    行う電子機器の障害検査システムであって、 前記電子機器は、所定の障害検査用プログラムが格納さ
    れた記憶手段と、 前記記憶手段に格納された障害検査用プログラムに従っ
    て検査対象箇所を作動させる制御部を有すると共に前記
    障害検査用プログラムによって実行される検査対象箇所
    の動作が正常であるか否かを判定する判定部を有する演
    算制御部と、を備え、 前記演算制御部は、前記判定部による判定結果に基づき
    所定の告知手段を駆動することを特徴とする電子機器の
    障害検査システム。
  2. 【請求項2】 入力情報に基づき所定の演算処理動作を
    行う電子機器の障害検査システムであって、 前記電子機器に入力するための所定の障害検査用コマン
    ドを送出する障害検査用の入力装置を備える一方、 前記電子機器は、所定の障害検査用プログラムが格納さ
    れた記憶手段と、 前記記憶手段に格納された障害検査用プログラムに従っ
    て検査対象箇所を作動させる制御部を有すると共に前記
    障害検査用プログラムによって実行される検査対象箇所
    の動作が正常であるか否かを判定する判定部を有する演
    算制御部と、 前記入力装置に対して接続、離脱可能に設けられ、接続
    時には前記入力装置からの障害検査用コマンドを前記演
    算制御部へと転送可能とするインターフェースと、を備
    え、 前記演算制御部は、前記判定部による判定結果に基づき
    所定の告知手段を駆動することを特徴とする電子機器の
    障害検査システム。
  3. 【請求項3】 前記演算制御部は、前記入力装置によっ
    て入力されるコマンドに応じた検査動作を実行可能とす
    るコマンド入力検査モードと、自動的に所定の検査動作
    を実行可能とする自動検査モードとを適宜選択的に設定
    することを特徴とする請求項1または2記載の電子機器
    の障害検査システム。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、初期状態において自動検
    査モードを設定すると共に、自動検査において障害が発
    生した時、前記判定手段の判定結果に基づきコマンド入
    力検査モードを設定することを特徴とする請求項1また
    は2記載の電子機器の障害検査システム。
  5. 【請求項5】 前記告知手段は、LEDによって構成さ
    れることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の
    電子機器の障害検査システム。
  6. 【請求項6】 前記告知手段は、モニタによって構成さ
    れることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の
    電子機器の障害検査システム。
  7. 【請求項7】 前記自動検査モードは、通常の検査動作
    を行う通常自動検査モードと、特殊な検査動作を実行す
    る特殊自動検査モードとからなり、前記制御部は、通常
    自動検査終了後、所定の指令に応じて、特殊検査モード
    を設定することを特徴とする請求項1ないし4いずれか
    記載の電子機器の障害検査システム。
  8. 【請求項8】 前記電子機器は、ネットワークインター
    フェースカードであることを特徴とする請求項2ないし
    7いずれか記載の電子機器の障害検査システム。
  9. 【請求項9】 入力情報に基づき所定の演算制御動作を
    行う電子機器であって、 所定の障害検査用プログラムが格納された記憶手段と、 前記記憶手段に格納された障害検査用プログラムに従っ
    て検査対象箇所を作動させる制御部を有すると共に前記
    障害検査用プログラムによって実行される被検査対象の
    動作が正常であるか否かを判定する判定部を有する演算
    制御部と、 所定の障害検査用コマンドを送出する障害検査用の入力
    装置に対して接続、離脱可能に設けられ、前記入力装置
    との接続時には前記入力装置からの障害検査用コマンド
    を前記演算制御部へと転送可能とするインターフェース
    と、を備え、 前記演算制御部は、前記判定部による判定結果に基づき
    所定の告知手段を駆動することを特徴とする電子機器。
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