JP2001255633A - ロール状感光材料包装体及びその製造方法 - Google Patents

ロール状感光材料包装体及びその製造方法

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JP2001255633A
JP2001255633A JP2000064832A JP2000064832A JP2001255633A JP 2001255633 A JP2001255633 A JP 2001255633A JP 2000064832 A JP2000064832 A JP 2000064832A JP 2000064832 A JP2000064832 A JP 2000064832A JP 2001255633 A JP2001255633 A JP 2001255633A
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JP2000064832A
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Norio Sakamoto
範雄 坂本
Nobuaki Takahashi
伸明 高橋
Takashi Ito
孝 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程が短縮し、工程の生産能力のバラン
スがよく、製造コストの低減も図れる構成を有するロー
ル状感光材料包装体とその製造方法を提供する。 【解決手段】 感光材料ウエブを被覆して遮光する遮光
リーダーを感光材料ウエブの末端に接合した遮光リーダ
ー付き感光材料ウエブと、遮光リーダー付き感光材料ウ
エブを巻き付ける円筒状の巻芯と、巻芯に巻き取って外
周面が遮光リーダーで被覆して遮光されたロール状感光
材料スクロールの両端面を被覆して遮光する側面遮光部
材とを具備し、側面遮光部材と遮光リーダーとが密着し
て遮光したロール状感光材料包装体であって、遮光リー
ダー付き感光材料ウエブが、幅広感光材料ウエブの末端
に幅広遮光リーダーが接合された部材を所定幅にスリッ
ト裁断したものであることを特徴とするロール状感光材
料包装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はいわゆる明室装填に
用いるロール状感光材料包装体及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、明室装填に用いられるロール
状感光材料包装体は、例えば、ロール状感光材料をその
遮光性を保持した状態でマガジン等に装填せしめ、最初
の露光時、マガジン内でその遮光性が破られて、マガジ
ンに形成されている開口部から感光材料ウエブが引き出
されるようになったロール状感光材料包装体が知られて
いる。
【0003】そのようなロール状感光材料包装体の一例
を図7から図13に示す。図7は従来のロール状感光材
料包装体の一例を示す斜視図、図8は図7の分解の一部
を示す斜視図、図9は従来のロール状感光材料の一例を
示す斜視図、図10は従来の感光材料ウエブと遮光リー
ダーとの接合の一例を示す部分斜視図、図11は従来の
ロール状感光材料スクロールの一例を示す部分斜視図、
図12は従来の側面遮光部材の貼付けの一例を示す部分
斜視図、図13は従来の側面遮光部材の折り曲げ、圧着
の一例を示す部分斜視図である。
【0004】図7および図8に示すように、126は感
光材料ウエブであり、感光材料ウエブ126は幅広感光
材料ウエブより裁断したものである。また、感光材料ウ
エブ126は、例えば、カラーペーパー、カラーネガフ
ィルム、印刷製版用フィルム、並びに、印刷製版用ペー
パー等を用いることができる。
【0005】遮光リーダー123は、長さがロール状感
光材料の外周と同じかそれ以上の帯状部材で、その一端
は、巻芯125に巻き取られている感光材料ウエブ12
6の末端部にスプライステープ128で接合されてい
る。
【0006】125は巻芯であり、巻芯125は感光材
料ウエブ126を巻き付ける円筒状の芯である。また、
124Aと124Bは側面遮光部材であり、側面遮光部
材124Aと側面遮光部材124Bは遮光リーダー12
3で被覆して遮光されたロール状感光材料スクロール1
22Bの両端面を被覆して遮光する部材である。
【0007】ロール状感光材料スクロール122Bは感
光材料ウエブ126を巻芯125の外周面に巻きつけ、
遮光リーダー123で被覆して遮光し、遮光リーダー1
23の先端を終端ラベル131で固着したものである。
【0008】220はロール状感光材料包装体であり、
ロール状感光材料包装体220は側面遮光部材124A
並びに側面遮光部材124Bと、遮光リーダー123と
が密着して遮光した包装体である。
【0009】ここで、そのような従来のロール状感光材
料包装体220の製造例について、図9から図13を参
照して説明する。第1工程では、幅広のロール状感光材
料を所定幅に裁断する。第2工程では、前記所定幅に裁
断した感光材料ウエブ126を所定長さに裁断する。第
3工程では、図9に示すように、巻芯125に感光材料
ウエブ126を巻き付ける。第4工程では、図9に示す
ように、巻き付けた感光材料ウエブ126の外周に終端
ラベル132を貼り、ロール状感光材料122を作製す
る。第5工程では、次工程との生産能力バランスをとる
ために一時、終端ラベル132の貼られたロール状感光
材料122をストックする。第6工程では、ストックさ
れた前記ロール状感光材料122を取り出し、終端テー
プ132を剥がす。
【0010】一方、第7工程では、幅広ロール状遮光リ
ーダーを所定幅に裁断する。第8工程では、裁断した遮
光リーダーを所定長さに切断し、図10に示す遮光リー
ダー123を作製する。第9工程では、図10に示す如
く、前記第6工程のロール状感光材料122の外周面に
ある感光材料ウエブ126の末端部に、遮光リーダー1
23の感光材料ウエブ126の幅と同幅である一端をス
プライステープ128で接合する。
【0011】第10工程では、図11に示す如く、遮光
リーダー123をロール状感光材料の外周面に巻き付け
た後、遮光リーダー123の遮光リーダー先端部123
Dを、遮光リーダー123の外周面に、終端ラベル13
1で固定し、遮光リーダー123により外周面を被覆さ
れたロール状感光材料スクロール122Bを作製する。
第11工程では、図12に示すように、ロール状感光材
料スクロール122Bの一方の端面に、ドーナツ状の側
面遮光部材124Aを取り付ける。第12工程では、図
12に示すように、側面遮光部材124Aの周縁部をロ
ール状感光材料スクロール122Bの外周縁141に沿
って周面方向に折り曲げる。第13工程では、図13に
示す如く、側面遮光部材124Aの折り曲げられた周縁
部を遮光リーダー123の外周面143に圧着させる。
第14工程では、図12に示すように、ロール状感光材
料スクロール122Bを左右を逆にする。第15工程で
は、ロール状感光材料スクロール122Bの他方端面
に、ドーナツ状の側面遮光部材124B(図2参照)を
取り付ける。第16工程では、側面遮光部材124Bの
周縁部をロール状感光材料スクロール122Bの外周縁
に沿って周面方向に折り曲げる。第17工程では、側面
遮光部材124Bの折り曲げられた周縁部を遮光リーダ
ー123の外周面143に圧着させる。
【0012】以上述べたように、上記第1工程から第1
7工程に記載した工程によりロール状感光材料包装体2
20を製造している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように、従来のロール状感光材料包装体の製造方法は、
図9に示すようにロール状感光材料122に貼った終端
ラベル132を剥がし、感光材料ウエブ126の末端に
遮光リーダー123を接合してロール状感光材料スクロ
ール作製するので、製造工程が多くなる。また、例え
ば、図10に示す前記第9工程のように、ロール状感光
材料122の外周面にある感光材料ウエブ126の末端
部に、遮光リーダー123の感光材料ウエブ126の幅
と同幅である一端をスプライステープ128で接合する
といった工程は、生産能力が悪いので、工程全体の生産
能力を低下させ、製造コストが高くなり、生産能力も低
い。また、従来の製造方法は、遮光リーダーと感光材料
ウエブとが別々に裁断装置により裁断する必要があり、
製造装置が複雑化する。また、製造工程の途中で、工程
の生産能力の違いにより、裁断工程ブロックと内装工程
ブロックの間にバッファを設ける必要あり生産効率が悪
い。また、感光材料ウエブとして例えばペーパーの場
合、幅サイズの種類が多いので、遮光リーダーをシート
状で多く管理し、保管する必要が生じる。さらに、従来
のロール状感光材料包装体は、上記製造方法の問題点が
生じるためにコスト高となっている。
【0014】本発明は、上記の課題に鑑みなされたの
で、第1の発明の目的は、製造工程が短縮でき、各工程
の生産能力のバランスがよく、製造コストの低減を図る
ことができる構造を有するロール状感光材料包装体を提
供することにある。第2の発明の目的は、製造工程が短
縮でき、各工程の生産能力バランスがよく、製造コスト
の低減が計ることができ、生産能力も向上できるロール
状感光材料包装体の製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の第1の発明の目的
は、下記の手段により達成できる。
【0016】(1)感光材料ウエブを被覆して遮光する
遮光リーダーを前記感光材料ウエブの末端に接合した遮
光リーダー付き感光材料ウエブと、前記遮光リーダー付
き感光材料ウエブを巻き付ける円筒状の巻芯と、前記巻
芯に巻き付けてロール状に巻き取って外周面が前記遮光
リーダーで被覆して遮光されたロール状感光材料スクロ
ールの両端面を被覆して遮光する側面遮光部材とを具備
し、前記側面遮光部材と前記遮光リーダーとが密着して
遮光したロール状感光材料包装体であって、前記遮光リ
ーダー付き感光材料ウエブが、幅広感光材料ウエブの末
端に幅広遮光リーダーが接合された部材を所定幅にスリ
ット裁断したものであることを特徴とするロール状感光
材料包装体。
【0017】また、第2の発明の目的は、下記のいずれ
かの手段により達成できる。 (2)幅広感光材料ウエブの末端に幅広遮光リーダーが
接合された部材を作製し、前記接合された部材を所定幅
にスリット裁断して、感光材料ウエブを被覆して遮光す
る遮光リーダーを前記感光材料ウエブの末端に接合した
遮光リーダー付き感光材料ウエブを作製し、円筒状の巻
芯に前記遮光リーダー付き感光材料ウエブを巻き付けて
ロール状に巻き取って外周面が前記遮光リーダーで被覆
して遮光されたロール状感光材料スクロールを作製し、
前記ロール状感光材料スクロールの両端面を被覆して遮
光する側面遮光部材と前記遮光リーダーとを密着して遮
光したロール状感光材料包装体を作製することを特徴と
するロール状感光材料包装体の製造方法。
【0018】(3)幅広感光材料ウエブの末端に幅広遮
光リーダーが接合された部材を作製し、前記接合された
部材を所定幅にスリット裁断して、感光材料ウエブを被
覆して遮光する遮光リーダーを前記感光材料ウエブの末
端に接合した遮光リーダー付き感光材料ウエブを、円筒
状の巻芯に巻き付けてロール状に巻き取って外周面が前
記遮光リーダーで被覆して遮光されたロール状感光材料
スクロールを作製し、前記ロール状感光材料スクロール
の両端面を被覆して遮光する側面遮光部材と前記遮光リ
ーダーとを密着して遮光したロール状感光材料包装体を
作製することを特徴とするロール状感光材料包装体の製
造方法。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のロール状感光材料包装体
及びその製造方法について図面を参照して説明する。な
お、従来例と同一機能を有する部材は一部説明を省略す
る。図1は本発明に係るロール状感光材料包装体の実施
の形態の一例を示す斜視図、図2は図1の分解の一部を
示す斜視図、図3は本発明のロール状感光材料包装の製
造方法の一例を示す第1の説明図、図4は本発明のロー
ル状感光材料包装体の製造方法の一例を示す第2の説明
図、図5は遮光リーダー付き感光材料ウエブを示す説明
図、図6は本発明のロール状感光材料包装体をマガジン
に装填した状態を示す斜視図である。
【0020】図5に示すように、126Aは遮光リーダ
ー付き感光材料ウエブであり、遮光リーダー付き感光材
料ウエブ126Aは感光材料ウエブ126を被覆して遮
光する遮光リーダー123を感光材料ウエブ126の末
端にスプライステープ128により接合したものであ
る。また、遮光リーダー付き感光材料ウエブ126Aは
幅広感光材料ウエブ10の末端に幅広遮光リーダー11
が幅広スプライステープ12により接合された部材を裁
断したものである。なお、遮光リーダー123の先端部
の形状加工は、後工程で行ってもよい。感光材料ウエブ
126は、例えば、カラーペーパー、写真用フィルム、
カラーネガフィルム、印刷製版用フィルム、並びに、ペ
ーパー等を用いることができる。
【0021】図1及び図2に示すように、遮光リーダー
123は、長さがロール状感光材料の外周と同じかそれ
以上の帯状部材で、その一端は、巻芯125に巻き取ら
れている感光材料ウエブ126の端部にスプライステー
プ128で接合されている。遮光リーダー123は、
光、湿気及び埃等から感光材料ウエブ126を保護する
ものである。
【0022】125は巻芯であり、巻芯125は図5に
示す遮光リーダー付き感光材料ウエブ126Aを巻き付
ける円筒状の芯である。また、巻芯125の材質は、特
に限定しないが、紙を基材とすることが好ましく、巻芯
125の全体を樹脂のみで構成してもよい。なお、遮光
リーダー123に設けた切欠き部分cは、遮光リーダ1
23のエッジとのなす角度γは30〜60°が好まし
い。
【0023】122Aはロール状感光材料スクロールで
あり、ロール状感光材料スクロール122Aは遮光リー
ダー付き感光材料ウエブ126Aを巻芯125の外周面
に巻きつけたものである。124Aと124Bは側面遮
光部材であり、側面遮光部材124Aと側面遮光部材1
24Bは、ロール状感光材料スクロール122Aの両端
面を被覆して遮光する部材である。側面遮光部材124
Aと側面遮光部材124Bは中央部に穴が形成された薄
肉のドーナツ状円形板材である。側面遮光部材124A
と124Bの内径は、巻芯125の内径と同じか僅か大
きくなるように形成され、外径は、ロール状感光材料1
22の外径より10〜50mm大きくなるように形成さ
れている。側面遮光部材124Aと124Bは、巻芯1
25の端面に、エマルジョン系接着剤または粘着テープ
等により接着され、ロール状感光材料端面を被覆しない
ロール状感光材料122の外径より大きい部分が、ロー
ル状感光材料の端部に接合されてその外周面を被う遮光
リーダー123の外周面に沿って折り曲げられていると
ともに、この外周面に合わせて折り重ね、且つ上記遮光
リーダー123に密着されている。なお、側面遮光部材
124Aと側面遮光部材124Bは、遮光リーダー12
3に取り付けて一体化してもよく、また、遮光リーダー
123と一体的な部品としてもよい。
【0024】120はロール状感光材料包装体であり、
図1に示すようにロール状感光材料包装体120は側面
遮光部材124A並びに側面遮光部材124Bと、遮光
リーダー123とが密着して遮光した包装体である。
【0025】次に、一実施の形態のロール状感光材料包
装体の製造工程例により、ロール状感光材料包装体の製
造方法を説明する。図3は本発明のロール状感光材料包
装の製造方法の一例を示す第1の説明図、図4は本発明
のロール状感光材料包装の製造方法の一例を示す第2の
説明図である。
【0026】図3及び図4に示す如く、製造工程80は
図3に示す断裁工程ブロック50と図4に示す内装工程
ブロック70により構成されている。最初に、断裁工程
ブロック50について主に図3を中心に図2、図5も参
照して説明する。
【0027】第1工程F01では、幅広感光材料ウエブ
を感光材料元巻き繰出部53により、ローラ55で繰り
出す。なお、感光材料ウエブの元巻きは元巻きがなくな
ると接合部54で自動接合される。第2工程F02で
は、図5に示す幅広感光材料ウエブ10の末端を切断
し、さらに遮光リーダー元巻き繰出部51よりローラー
52により搬送した幅広遮光リーダー11の一端を前記
幅広感光材料ウエブ10の末端に合わせる。そして、接
合部56で、幅広感光材料ウエブ10と幅広遮光リーダ
ー11とを幅広スプライステープ12で固着する。第3
工程F03では、図5に示す遮光リーダー123を図3
に示すトリミング部57で所定形状にトリミングする。
第4工程F04では、幅広遮光リーダ付き感光材料ウエ
ブを切断部58により所定幅に裁断し、図5に示す遮光
リーダー付感光材料ウエブ126Aを作製する。
【0028】第5工程F05では、遮光リーダー付き感
光材料ウエブ126A(図5)を巻取部59で、巻芯1
25の外周面に巻き付ける。第6工程F06では、ロー
ル状感光材料を貼付部60で、図2に示すように遮光リ
ーダー123の先端を、既にロール状感光材料に巻き付
けられている遮光リーダー123の外周面に、終端ラベ
ル131を用いて固定して、ロール状感光材料スクロー
ル122Aを作製する。
【0029】なお、上記実施の形態では、遮光リーダー
付き感光材料ウエブの作製の工程と、ロール状感光材料
スクロールの作製の工程を分離したが、2つの工程を一
工程にまとめてもよい。
【0030】また、上記実施の形態では、図5に示すよ
うに、幅広状態で遮光リーダーの先端の形状加工を行っ
たが、これに限定されるものではなく、例えば、幅広状
態では行わず、ロール状感光材料スクロールの作製の巻
き取り前工程、または巻き取り後工程に、前記遮光リー
ダー先端の形状加工をしてもよい。
【0031】次に、内装工程ブロック70について主に
図4を中心に図1も参照して説明する。第7工程F07
では、ロール状感光材料スクロール122Aをベルト7
1Aとターンテーブル72により搬送する。一方、側面
遮光部材124をベルト71Bとターンテーブル73で
搬送し、固定部74Aで、ロール状感光材料スクロール
122Aの端面に側面遮光部材124Aを取り付ける。
【0032】第8工程F08では、固定した側面遮光部
材124Aの周縁部を折り曲げ部75Aで、ロール状感
光材料スクロール122Aの外周縁に沿って図1に示す
周面方向に折り曲げる。第9工程F09では、折り曲げ
られた周縁部を圧着部76Aで、図1に示す遮光リーダ
ー123の外周面に圧着させる。第10工程F10で
は、ロール状感光材料スクロール122Aを反転部77
で巻芯の方向を反転させる。第11工程F11では、ロ
ール状感光材料スクロール122Aの端面に、固定部7
4Bで、第7工程F07と同様に側面遮光部材124B
を取り付ける。第12工程F12では、側面遮光部材1
24Bの周縁部を折り曲げ部75Bで、第8工程FO8
と同様に、ロール状感光材料スクロール122Aの外周
縁に沿って周面方向に折り曲げる。第13工程F13で
は、側面遮光部材124Bの折り曲げられた周縁部を圧
着部76Bで、第9工程でF09と同様に、遮光リーダ
ー123の外周面に圧着させロール状感光材料包装体1
20ができる。
【0033】ここで、ロール状感光材料包装体120の
完成品はベルト71Cにより排出する。なお、ロール状
感光材料包装体120の不良品はベルト71Dより排出
する。
【0034】次に、本実施の形態の一例のロール状感光
材料包装体120の使用の一態様を以下に示す。このよ
うにして作られたロール状感光材料包装体120を、図
6(a)の斜視図に示すように終端ラベル131の記号
に合わせてマガジン150に装着するに当たり、図6
(b)に示すように先ず遮光リーダー123の先端に貼
り付けてある終端ラベル131を引き裂き、遮光リーダ
ー123の先端をフリーな状態にする。そして、遮光リ
ーダー123の先端を、マガジン150のテレンプ等で
遮光された開口部152から外部に突出した状態にした
後、図6(c)のようにマガジン150の蓋をして密閉
する。これにより、マガジン150内部は遮光状態とな
る。次に図6(d)の斜視図に示すようにマガジン15
0の開口部152から外部に突出している遮光リーダー
123の先端を引張って引き出す。
【0035】さらに引張ると、遮光リーダー123と側
面遮光部材124の周縁部dとが接着されている部分に
ついても、遮光リーダー123の両側縁部で側面遮光部
材124が破断され始める。
【0036】図6(d)の斜視図に示すように続いて遮
光リーダー123の減幅部cが終了した部位より遮光リ
ーダー123の側縁部は側面遮光部材124の周縁部d
(図6(c))を切断していく。そして、遮光リーダー
123の側縁部が側面遮光部材124の周縁部dを1周
切断すると、遮光リーダー123と側面遮光部材124
の周縁部dとの接着部は終了し、それ以後遮光リーダー
123は通常に巻ほぐれる。そして側面遮光リーダー1
23の一端と感光材料ウエブ126の他端との接合部分
を巻出し用のマガジン150の外部に引き出したなら
ば、その時点で遮光リーダー123の引出しを中止す
る。遮光リーダー123と感光材料ウエブ126を接合
しているスプライステープ128を剥離させるか、また
は感光材料ウエブ126をマガジンの外で切断し、遮光
リーダー123と感光材料ウエブ126とを離断した図
6(e)に示す状態になる。以上の操作で、明室装填包
装の分解は完了し、このロール状感光材料包装体装着済
みマガジンは、プリンタ等に装着して使用される。
【0037】以上のように、本発明のロール状感光材料
包装体の製造方法は、遮光リーダー付き感光材料ウエブ
が、幅広感光材料ウエブの末端に幅広遮光リーダーが接
合された部材を裁断したものであるので、製造工程が従
来に比べ大幅に減少させることができる。さらに、遮光
リーダー付き感光材料ウエブが、幅広感光材料ウエブの
末端に幅広遮光リーダーが接合された部材を裁断したも
のであるので、従来の工程中に、生産能力の悪い工程が
あったために、全体の生産能力が低下していたが、生産
能力の悪い工程がなくなり、全体の生産能力が向上し、
製造コストの低減を図ることができ、生産能力も向上す
る。
【0038】さらに、本発明のロール状感光材料包装体
の製造方法は、幅広遮光リーダーと幅広感光材料ウエブ
とが同一の裁断装置により裁断でき製造装置が簡略とな
る。また、従来、製造工程の途中で工程の生産能力の違
いにより、裁断工程ブロックと内装工程ブロックの間に
バッファを設ける必要あったが、本発明ではなくなり効
率がよくなる。感光材料ウエブとして例えばペーパーの
場合、幅サイズの種類が多くても、ロール状の遮光リー
ダーであるので、管理や保管がし易い。
【0039】次に、本発明のロール状感光材料包装体
は、上記製造方法が可能な構造となっており、コストの
低減を図ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように構成したので、下記のよう
な効果を奏する。請求項1に記載のロール状感光材料包
装体によれば、製造工程が短縮し、各工程の生産能力の
バランスはよく、製造コストの低減を図ることができる
構造を有するロール状感光材料包装体を提供できる。ま
た、請求項2に記載のロール状感光材料包装体の製造方
法によれば、製造工程が短縮でき、各工程の生産能力バ
ランスがよく、製造コストの低減が計ることができ、生
産能力も向上できるロール状感光材料包装体の製造方法
を提供できる。さらに、請求項3に記載のロール状感光
材料包装体の製造方法によれば、請求項2に比べより製
造工程が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるロール状感光材料包装体の一実
施の形態を示す斜視図。
【図2】図1の分解の一部を示す斜視図。
【図3】本発明のロール状感光材料包装の製造方法の一
例を示す第1の説明図。
【図4】本発明のロール状感光材料包装体の製造方法の
一例を示す第2の説明図。
【図5】遮光リーダー付き感光材料ウエブを示す説明
図。
【図6】本発明のロール状感光材料包装体をマガジンに
装填した状態を示す斜視図。
【図7】従来のロール状感光材料包装体の一例を示す斜
視図。
【図8】図7の分解の一部を示す斜視図。
【図9】従来のロール状感光材料の一例を示す斜視図。
【図10】従来の感光材料ウエブと遮光リーダーとの接
合の一例を示す部分斜視図。
【図11】従来のロール状感光材料スクロールの一例を
示す部分斜視図。
【図12】従来の側面遮光部材の貼付けの一例を示す部
分斜視図。
【図13】従来の側面遮光部材の折り曲げ、圧着の一例
を示す部分斜視図。
【符号の説明】
10 幅広感光材料ウエブ 11 幅広遮光リーダー 120 ロール状感光材料包装体 122 ロール状感光材料 122A ロール状感光材料スクロール 123 遮光リーダー 124A、124B 側面遮光部材 125 巻芯 126 感光材料ウエブ 126A 遮光リーダー付き感光材料ウエブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 520 G03C 3/00 520A 520B 555 555A 590 590F Fターム(参考) 3E037 AA04 BA02 BC01 3E067 AA16 AB39 BA05A BB14A CA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料ウエブを被覆して遮光する遮光
    リーダーを前記感光材料ウエブの末端に接合した遮光リ
    ーダー付き感光材料ウエブと、前記遮光リーダー付き感
    光材料ウエブを巻き付ける円筒状の巻芯と、前記巻芯に
    巻き付けてロール状に巻き取って外周面が前記遮光リー
    ダーで被覆して遮光されたロール状感光材料スクロール
    の両端面を被覆して遮光する側面遮光部材とを具備し、
    前記側面遮光部材と前記遮光リーダーとが密着して遮光
    したロール状感光材料包装体であって、前記遮光リーダ
    ー付き感光材料ウエブが、幅広感光材料ウエブの末端に
    幅広遮光リーダーが接合された部材を所定幅にスリット
    裁断したものであることを特徴とするロール状感光材料
    包装体。
  2. 【請求項2】 幅広感光材料ウエブの末端に幅広遮光リ
    ーダーが接合された部材を作製し、前記接合された部材
    を所定幅にスリット裁断して、感光材料ウエブを被覆し
    て遮光する遮光リーダーを前記感光材料ウエブの末端に
    接合した遮光リーダー付き感光材料ウエブを作製し、円
    筒状の巻芯に前記遮光リーダー付き感光材料ウエブを巻
    き付けてロール状に巻き取って外周面が前記遮光リーダ
    ーで被覆して遮光されたロール状感光材料スクロールを
    作製し、前記ロール状感光材料スクロールの両端面を被
    覆して遮光する側面遮光部材と前記遮光リーダーとを密
    着して遮光したロール状感光材料包装体を作製すること
    を特徴とするロール状感光材料包装体の製造方法。
  3. 【請求項3】 幅広感光材料ウエブの末端に幅広遮光リ
    ーダーが接合された部材を作製し、前記接合された部材
    を所定幅にスリット裁断して、感光材料ウエブを被覆し
    て遮光する遮光リーダーを前記感光材料ウエブの末端に
    接合した遮光リーダー付き感光材料ウエブを、円筒状の
    巻芯に巻き付けてロール状に巻き取って外周面が前記遮
    光リーダーで被覆して遮光されたロール状感光材料スク
    ロールを作製し、前記ロール状感光材料スクロールの両
    端面を被覆して遮光する側面遮光部材と前記遮光リーダ
    ーとを密着して遮光したロール状感光材料包装体を作製
    することを特徴とするロール状感光材料包装体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記ロール状感光材料スクロール作製の
    ロール状巻き取り前又はロール状巻き取り後に、前記遮
    光リーダー先端の形状加工をすることを特徴とする請求
    項2または3に記載のロール状感光材包装体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記ロール状感光材料スクロールの作製
    の後に工程能力を調整する、バッファを設けることな
    く、連続して前記ロール状感光材料スクロールの両端面
    を被覆して遮光する側面遮光部材と前記遮光リーダーと
    を密着して遮光したロール状感光材料包装体を作製する
    ことを特徴とする請求項2、3または4に記載のロール
    状感光材包装体の製造方法。
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