JP2001242592A - 写真感光材料用包装材料、それを用いたロール状感光材料包装体及びその製造方法 - Google Patents

写真感光材料用包装材料、それを用いたロール状感光材料包装体及びその製造方法

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JP2001242592A
JP2001242592A JP2000049382A JP2000049382A JP2001242592A JP 2001242592 A JP2001242592 A JP 2001242592A JP 2000049382 A JP2000049382 A JP 2000049382A JP 2000049382 A JP2000049382 A JP 2000049382A JP 2001242592 A JP2001242592 A JP 2001242592A
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light
roll
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shaped photosensitive
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JP2000049382A
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Shigekazu Sakai
繁一 坂井
Masanobu Suzuki
正信 鈴木
Yoshiyuki Nomura
由之 野村
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マガジンに装填されたロール状感光材料包装
体における周面遮光部材の端面からの漏光や接着剤を通
しての漏光防ぎ、感光材料に対する光かぶりを無くし、
更に遮光リーダーに側面遮光部材の破れた細片が付着し
て残り、それがマガジンの引き出し口に引っかかり後続
の感光材料ウェブに擦り傷を与えたり、その細片を感光
材料ウェブの面に付着させて品質を劣化させる現象を無
くす。 【解決手段】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によって少
なくとも構成されるロール状感光材料包装体であって、
前記側面遮光部材の用いた接着剤のカーボン含有量が1
質量%以上であることを特徴とするロール状感光材料包
装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光材料用包
装材料及びそれを用いたロール状感光材料包装体及びそ
の製造方法の一部に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるミニラボと称されるコン
パクトな自動現像機が普及し、設置場所もスーパーマー
ケット、ゲームセンター、小売り店先、駅前のような人
の集まるところであれば場所を問わないようになってき
ている。このため感光材料の使用量も増大し、新たな装
填頻度も増している。感光材料を新たに装填するには、
遮光に十分な配慮を払った上でマガジンに装填する必要
がある。
【0003】しかし、装填作業者は一般に素人が多いの
で、暗室装填は不便であることから、近年、明室装填が
可能なロール状感光材料包装体が提案されている。
【0004】従来の明室装填用の包装体としては、一般
的には黒色のポリエチレン袋が用いられていたが、マガ
ジンへの装填が不便であることから、DL(Day L
ight Loading)包装と称される技術によっ
て包装された包装体が開発されている。
【0005】従来、このようなロール状感光材料包装体
としては、例えば実公平1−38582号公報に開示さ
れているものがある。このロール状感光材料包装体は、
図10(a)の分解斜視図に示すように円筒状のコア部
材2に感光材料ウェブ1を巻き付けてロール状に形成し
たロール状感光材料4と、このロール状感光材料4の両
側の平坦な側面3に配置された円板状の側面遮光部材5
と、感光材料ウェブ1の末端に接合されている帯状のリ
ーダー7と、ロール状感光材料4の外周面を覆う帯状の
遮光カバー6とから構成されている。遮光カバー6は、
感光材料ウェブ1及びリーダー7よりも幅広であり、ロ
ール状感光材料4の外周面を覆うと、その両側の側端部
8がロール状感光材料4の幅方向に突出するようになっ
ており、更にその両側の側端部8には、複数のスリット
9が設けられている。
【0006】そして、ロール状感光材料4に対して更に
リーダー7を先端迄巻き付け、粘着テープ等からなる終
端ラベル11で固定して解け止めを行う。続いて、ロー
ル状感光材料4の側面3に側面遮光部材5を当接させ、
遮光カバー6の側端部8を側面遮光部材5の周辺部に沿
って折り曲げて側面遮光部材5に接着し、図10(b)
の斜視図に示すロール状感光材料包装体20を形成す
る。
【0007】また、実公昭56−16608号公報に開
示されているロール状感光材料包装体がある。図11
(a)の分解斜視図及び図11(b)の斜視図に示すよ
うに、このロール状感光材料包装体30は、先のロール
状感光材料包装体20で用いている遮光カバー6に代え
て、遮光性を備えた遮光リーダー12を用いており、ロ
ール状感光材料の側面を遮光する側面遮光部材として、
ロール状感光材料13の両側面14の外径より大きい外
径で周縁部16にスリット17の入った円板状側面カバ
ー15を両側面14に用い、更にスリット17の入った
周縁部16をロール状感光材料13の端部近傍の外周面
に沿って折り曲げて接着している。この構成において
は、前述のロール状感光材料包装体20と相違している
が、他の部分は同様の構成である。
【0008】また、実開平6−6290号公報に開示さ
れているロール状感光材料包装体がある。図12の斜視
図に示すように、このロール状感光材料包装体40は、
先のロール状感光材料包装体30とは異なり、円板状の
側面遮光部材24の周縁部にはスリットが入っておら
ず、ロール状感光材料の端部近傍の外周面に沿って折り
曲げられてロール状感光材料の外周面に接着されてい
る。
【0009】そして、これらロール状感光材料包装体2
0、30、40は、明室状態でマガジン(図示せず)に
装填されて使用に供される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
マガジンに装填されて使用されるロール状感光材料包装
体は、その特有の包装形態、材質等に起因して、漏光し
易かったり、それをマガジンにいれて遮光状態を解き感
光材料ウェブをマガジンから引き出し例えばプリンタ内
に送り込まれるとき、遮光部材特に側面遮光部材の細片
が切れてその糊と共にかすとなってマガジンのテレンプ
に付着したりカラーペーパ等感光材料の画像面や裏面に
付着したり、引き出し不良が起こったりしたときは感光
材料そのものがジャムを起こしたり甚だしくは切断され
たりして品質上や収率上好ましくない現象が起こってい
た。その上、写真性能を阻害し、特にカブリとなって表
れ易いことが判明した。
【0011】そこで、本発明は、上述のような問題点を
解決し、感光材料の写真性能への悪影響を防止するた
め、写真感光材料用包装材料やそれを用いたロール状感
光材料包装体及びその製造方法を提供することを課題と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
(1)〜(14)項の何れか1項によって達成される。
【0013】(1) カーボンを1質量%以上含んだ接
着剤を用いたことを特徴とする写真感光材料用包装材
料。
【0014】(2) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれた
ロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び
周面に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によ
って少なくとも構成されるロール状感光材料包装体であ
って、前記側面遮光部材が用いた接着剤のカーボン含有
量が1質量%以上であることを特徴とするロール状感光
材料包装体。
【0015】(3) 不透明なポリエステル層を含むシ
ートで構成されることを特徴とするロール状感光材料包
装体。
【0016】(4) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれた
ロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び
周面に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によ
って少なくとも構成されるロール状感光材料包装体であ
って、前記周面遮光部材が不透明なポリエステル層を含
むことを特徴とするロール状感光材料包装体。
【0017】(5) 前記不透明なポリエステル層は発
泡ポリエステル層であることを特徴とする(3)又は
(4)項に記載のロール状感光材料包装体。
【0018】(6) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれた
ロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び
周面に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によ
って少なくとも構成されるロール状感光材料包装体であ
って、側面遮光部材の周縁部の一部を大きくした突出部
を設け、周面遮光部材のリーダーテーパ部及び細幅部の
一部の上に被せて貼り付けたことを特徴とするロール状
感光材料包装体。
【0019】(7) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれた
ロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び
周面に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によ
って少なくとも構成されるロール状感光材料包装体であ
って、側面遮光部材の周縁部の一部を大きくした突出部
を設け、周面遮光部材のリーダーテーパ部及び細幅部の
一部の上に被せて貼り付け、前記一部を大きくした突出
部に前記周面遮光部材のリーダーエッジにほぼ平行の切
り込みを設けたことを特徴とするロール状感光材料包装
体。
【0020】(8) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれた
ロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び
周面に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によ
って少なくとも構成されるロール状感光材料包装体であ
って、側面遮光部材の周縁部の一部に複数の切り込みを
刻み、該切り込みは前記周面遮光部材のリーダーテーパ
部の傾斜角より小さい角度でリーダーエッジに対し直線
状に切り込まれ、前記何れかの切り込みが前記リーダー
テーパ部と交わるように貼り合わされたことを特徴とす
るロール状感光材料包装体。
【0021】(9) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれた
ロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び
周面に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によ
って少なくとも構成されるロール状感光材料包装体であ
って、側面遮光部材の周面上の折り重ね部にその起き上
がりを防止する接着テープを周面遮光部材のリーダーテ
ーパ部を避けて一周弱貼り付け、前記接着テープの先端
及び後端の切断角度を前記リーダーテーパ部の傾斜角度
とほぼ同じにしたことを特徴とするロール状感光材料包
装体。
【0022】(10) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれ
たロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及
び周面に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材に
よって少なくとも構成されるロール状感光材料包装体
の、側面遮光部材の周面上の折り重ね部にその起き上が
りを防止する接着テープを周面遮光部材のリーダーテー
パ部を避けて一周弱貼り付ける製造方法であって、該接
着テープの送り込み搬送手段として、ローラ表面にその
軸方向に凹凸の刻みをスプライン状に入れた駆動ローラ
を用い、該駆動ローラに前記接着テープを介してニップ
ローラを押圧させて前記接着テープを前記折り重ね部に
搬送して接着させることを特徴とするロール状感光材料
包装体の製造方法。
【0023】(11) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれ
たロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及
び周面に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材に
よって少なくとも構成されるロール状感光材料包装体
の、側面遮光部材の周面上の折り重ね部にその起き上が
りを防止する接着テープを周面遮光部材のリーダーテー
パ部を避けて一周弱貼り付ける製造方法であって、該接
着テープの送り込み搬送手段として、ローラ表面にその
軸方向に複数の周溝をいれた駆動ローラを用い、該駆動
ローラに前記接着テープを介してニップローラを押圧さ
せて前記接着テープを前記折り重ね部に搬送して接着さ
せることを特徴とするロール状感光材料包装体の製造方
法。
【0024】(12) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれ
たロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及
び周面に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材に
よって少なくとも構成されるロール状感光材料包装体
の、側面遮光部材の周面上の折り重ね部にその起き上が
りを防止する接着テープを周面遮光部材のリーダーテー
パ部を避けて一周弱貼り付ける製造方法であって、該接
着テープの送り込み搬送手段として、ローラ表面にその
軸方向に凹凸の刻みをスプライン状に入れ、且つ、該刻
みに直角に複数の周溝をいれた駆動ローラを用い、該駆
動ローラに前記接着テープを介してニップローラを押圧
させて前記接着テープを前記折り重ね部に搬送して接着
させることを特徴とするロール状感光材料包装体の製造
方法。
【0025】(13) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれ
たロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及
び周面に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材に
よって少なくとも構成されるロール状感光材料包装体で
あって、周面遮光部材のリーダーテーパ部に2段以上の
平行段差部を設けたことを特徴とするロール状感光材料
包装体。
【0026】(14) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれ
たロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及
び周面に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材に
よって少なくとも構成されるロール状感光材料包装体で
あって、側面遮光部材の周縁部の一部を大きくした突出
部を設け、周面遮光部材のリーダーテーパ部及び細幅部
の一部の上に被せて貼り付け、前記リーダーテーパ部に
2段以上の平行段差部を設け、且つ、前記大きくした部
分に前記周面遮光部材のリーダーエッジにほぼ平行の切
り込みを設けたことを特徴とするロール状感光材料包装
体。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0028】図1は、本発明に係るロール状感光材料包
装体100の一例を示す全体斜視図、図2はその分解斜
視図である。
【0029】この包装体100は、巻芯111の外周面
に感光材料ウェブ112を巻きつけてロール状に巻き取
ったロール状感光材料110と、このロール状感光材料
110の外周面を被覆して遮光する帯状の周面遮光部材
としての遮光リーダー120と、該ロール状感光材料1
10の両側面を被覆して遮光する2枚の側面遮光部材1
30とから構成されている。
【0030】ロール状感光材料110は、巻芯111の
外周面に感光材料ウェブ112を巻きつけてロール状に
巻き取ったものである。上記感光材料ウェブ112は、
通常の写真フィルム、例えばカラーネガフィルム、カラ
ーペーパー、並びに印刷製版用フィルム、ペーパー等を
用いることができる。
【0031】上記巻芯111は、外周面に感光材料ウェ
ブ112を巻きつける円筒形状を呈しており、その内径
は、使用するプリンタに合わせた内径とする。巻芯11
1の長さ即ち感光材料ウェブ112の幅方向の長さは、
感光材料ウェブ112の幅と同じかそれより僅か短いこ
とが好ましい。
【0032】また、巻芯111の端面には側面遮光部材
130を固定するので、巻芯111の肉厚は2〜10m
mが好ましく、5〜7mmが更に好ましい。
【0033】この巻芯111の材質は、紙を基材とする
ものや、その他、巻芯111全体を樹脂のみで構成して
もよい。
【0034】遮光リーダー120は、幅が感光材料ウェ
ブ112の幅と同じか僅かに狭い程度、また長さがロー
ル状感光材料110の外周と同じかそれ以上の帯状部材
により1周以上巻きつけられており、その一端は、上記
巻芯111に巻き取られている感光材料ウェブ112の
端部にスプライステープ113で接合されている。ま
た、超音波溶着により接合してもよい。
【0035】一方、この遮光リーダー120の先端側に
は、先端近傍の両側端から先端に向けて幅が漸次狭めら
れていくテーパー部121を介して細幅状となった細幅
部122が形成されている。このテーパー部121は直
線状であることが好ましく、遮光リーダー120のエッ
ジとのなす角度γは30〜60°が好ましく、45°が
最も好ましい。
【0036】上記遮光リーダー120は、光、湿気及び
埃等から感光材料ウェブ112の周面を保護する周面遮
光部材としての機能を持つものである。従って、この遮
光リーダー120を構成する包装フィルム材は、遮光リ
ーダー120として十分な遮光性、防湿性及び上述の関
係を有し、後述する側面遮光部材との関係を有する物理
的強度(引き裂け難い等)を具備し、感光材料上の感光
乳剤に対してカブリ等の悪影響を及ぼすものでなければ
特に限定されるものではなく、種々の包装フィルム材を
用いることが可能である。更に、包装フィルム材は、上
記性質に加え、一方の面は熱接着し易く他方の面は熱接
着し難い性質を有するものを用いると更に好ましい。具
体的には、カーボンブラックを含有させた遮光性ポリエ
チレンフィルム又は、カーボンブラックを含有させた遮
光性ポリエチレンフィルムと、紙、ポリエステル、アル
ミ箔等とを組み合わせて貼り合わせた積層フィルムが好
ましい。また、遮光リーダー120は総厚さ100〜2
00μm程度とするのが好ましい。
【0037】また、写真感光材料用包装材料として周面
遮光部材としての遮光リーダー120に用いる材料は、
上下層に黒のポリエチレン層を設け、表面からの光透過
を防止すると共に、その中間層に白色不透明な発泡ポリ
エステル層を用いることにより遮光リーダーの先端端面
からの光の進入が防止され、スプライスされている中の
感光材料の光かぶりの現象は回避されるようになった。
また、白色不透明な発泡ポリエステル層はカーボン含有
ポリエステル層よりも作業環境上製造し易く入手し易い
シートである。
【0038】更に、上記遮光リーダー120の先端に
は、図1に示すように再剥離可能な粘着テープにより形
成された終端ラベル140が貼着されており、この終端
ラベル140により遮光リーダー120の先端は該遮光
リーダー120の外周面に固定されて巻解け防止がなさ
れている。終端ラベル140はマガジンへの装填時に、
この巻解け防止を解除して遮光リーダー120を引き出
すために引き裂かれる。このため終端ラベル140の材
質には引き裂き作業性が良好な材質、特に紙製のラベル
を用いることが好ましい。また、この終端ラベル140
には、図示しないが、マガジンへのセット方向を示す矢
印等の記号や、巻長さ、幅を示すデータ等の意匠を施し
てもよい。
【0039】なお、これら巻芯111、感光材料ウェブ
112、遮光リーダー120及び終端ラベル140によ
ってロール状感光材料スクロール100Aが構成され
る。
【0040】この終端ラベル140は、上記遮光リーダ
ー120の巻解けを防止する一方で、包装体100をマ
ガジンに装填する際にオペレーターが該遮光リーダー1
20の先端部分を持ってこの終端ラベル140を引き裂
き、その巻解け防止を解除して、該遮光リーダー120
の先端をマガジンのスリット口から引き出す作業を円滑
に行うようにするために、図示するように、遮光リーダ
ー120の先端に位置する付近、更に詳細には遮光リー
ダー120の先端をまたぐ部分に切り欠き141を設
け、ロール軸方向と略平行である終端ラベル140の幅
を部分的に減少させている。従って、この終端ラベル1
40はそれが引き裂かれる際、上記切り欠き141によ
って終端ラベル140の引き裂き力に対する抵抗力が低
下され、その引き裂き作業性が向上するものとなる。し
かも、このように終端ラベル140にその幅を部分的に
減少させる切り欠き141を設けることによって、例え
ば遮光リーダー120の先端側の細幅部122が該終端
ラベル140と同じ程度の幅であっても、この切り欠き
141から臨む遮光リーダー120先端の角部をつまむ
ことによって終端ラベル140を容易に引き裂くことが
できるようになる。
【0041】側面遮光部材130は、感光材料ウェブ1
12の側面を保護する周面遮光部材としての機能を持つ
もので、中央部に穴が形成された薄肉のドーナツ状円形
板材により形成されている。その内径は、巻芯111の
内径と同じか僅か大きくなるように形成され、その外径
は、ロール状感光材料110の外径より10〜50mm
大きく、好ましくはロール状感光材料110の外径より
15〜30mm大きくなるように形成されている。
【0042】かかる側面遮光部材130は、ロール状感
光材料スクロール100Aの端面、具体的には巻芯11
1の端面に、エマルジョン系接着剤または粘着テープ等
により、または熱接着により接着され、ロール状感光材
料110の側面を被覆しないロール状感光材料110の
外径よりも大きい部分、即ち余剰の周縁部dが、上記ロ
ール状感光材料110の端部に接合され、複数箇所にお
いて略中心方向に向かう山と谷の折り目を付けて折り重
ねてロール状感光材料110の外周面を覆う遮光リーダ
ー120の外周面に沿って倒されていると共に、上記遮
光リーダー120の外周面に対して貼り付け固定されて
いる。この側面遮光部材130の周縁部dが貼り付け固
定される遮光リーダー120の外周面は、専ら該遮光リ
ーダー120の幅広部分であり、該遮光リーダー120
の先端側の細幅部122の外周面には被らないように貼
り付け固定される。従って、図示するように、側面遮光
部材130の周縁部dは、遮光リーダー120のリーダ
ーテーパ部121に一部被るような状態で貼り付け固定
されるようになっている。ここに、リーダーテーパ部1
21は遮光リーダー120の全幅の部分から細幅部12
2の部分に移るところに形成される傾斜部のことであ
る。
【0043】この側面遮光部材130は、ロール状感光
材料スクロール100Aの端面から90°方向に剥離さ
せる際に要する力が9.8N以上である接着力を持って
接着されていることが好ましい。これよりも小さい力で
接着されていると、ロール状感光材料110に巻きずれ
が生じて所謂竹の子状になった場合に、側面遮光部材1
30が剥がれて遮光性が解除されてしまう恐れがあり好
ましくない。
【0044】なお、側面遮光部材130の周縁部dの折
り曲げ加工は機械的に行うことができ、詳細には特願平
9−117007号に記載の手段を採用することができ
る。
【0045】そしてこのようにしてスクロール100A
の外周部の遮光リーダー120の周面上に折り曲げられ
た側面遮光部材130の折り曲げ部分は、そこについて
いる接着剤によって遮光リーダー120の周面に接着さ
れるが、今までは接着剤が透明に近かったため、接着が
良好であっても接着層を光が透過してしまい、遮光性は
あまり良くなくスクロール100Aの側面部にかぶりを
生ずることがあったが、本発明に用いたカーボン含有量
が1質量%以上の接着剤によりこのかぶり現象を皆無に
できた。
【0046】接着剤としてはアクリル系接着剤、ゴム系
接着剤等が好ましく用いられる。勿論、この側面遮光部
材130は十分な遮光性、折り曲がり性、ピンホールの
ないことの保証性、強度特性を有していなければならな
い。従って、側面遮光部材130は折り曲げ性を良好に
し、引き裂き強度を縦横方向ともに近い数値にし遮光リ
ーダー120との接着部分が引き裂け易くするために、
縦横方向ともに伸度150%以下、引っ張り強度196
0N/cm以下、引き裂き強度196mN以上490m
N以下、且つ引っ張り強度及び引き裂き強度が遮光リー
ダー120の周面方向及び幅方向の弱い方に対して各強
度、その中でも特に引き裂き強度が50%以下の条件を
満たす材料から、総厚さ200μm以下となるように形
成するのが好ましい。
【0047】なお、この側面遮光部材130とロール状
感光材料110の端面との間には、図2の分解斜視図に
示すようにカーボンブラックを含浸してなる黒紙からな
る裏面部材131を介在させることが好ましい。この裏
面部材131は側面遮光部材130における巻芯111
の端面に対向する面に予め接着しておくようにするとよ
い。この裏面部材131に黒色の遮光性のある材料を使
用することにより、遮光性は側面遮光部材130を単独
で使用する場合よりも更に強化される。
【0048】この裏面部材131は側面遮光部材130
に対して同心状に接合され、その外径は側面遮光部材1
30の外径よりも小さく且つロール状感光材料110の
外径よりも大きい。従って、側面遮光部材130の裏に
接着剤が塗布されていても感光材料ウェブ112の端面
に接着剤が付着することはない利点がある。
【0049】さて、図3(a)の斜視図及び図3(b)
の部分拡大側面図に示すように、側面遮光部材130の
周縁部の一部を大きくした突出部130Aを周面遮光部
材のリーダーテーパ部121及び細幅部122の一部上
に被せて貼り付け、前記大きくした突出部130Aに、
前記周面遮光部材のリーダーエッジ例えば細幅部122
の繰り出し方向に対し平行に近い切り込み(スリット)
130Sを設けたものであり、これによりこの包装体を
マガジンに装填して遮光リーダー120の細幅部122
を持って引っ張り出すと前記切り込み(スリット)13
0Sの間から引き裂かれるとき切断線の両側の、側面遮
光部材130の周縁部の一部を大きくした突出部130
Aの部分は、遮光リーダー120の細幅部122及び1
枚下の広幅部に貼り付いたまま切り分けられるので切れ
端が遮光リーダー120からはみ出すことなく綺麗に切
られてゆく。
【0050】そして、図3(c)の部分拡大図に示すよ
うに、リーダーテーパ部の途中に段差部125,126
を設けておくと光の屈折により光の進入が弱まり、前記
折り曲げ加工の不完全や接着の不完全があっても遮光効
果が確保される。
【0051】更に前述の側面遮光部材130の周縁部の
一部を大きくした突出部130Aを遮光性向上と破れ防
止のために設け、更に、切り込み(スリット)130S
を設けておくとその効果は顕著になる。
【0052】また、図4(d)の部分拡大側面図に示す
ように側面遮光部材130の周縁部の一部に複数の切り
込み(スリット)130Hを刻み、該切り込み(スリッ
ト)は前記周面遮光部材としての遮光リーダー120の
リーダーエッジに対し約30度以上でピッチが10mm
程度、長さが約10mm程度に配置され、且つ、周面遮
光部材としての遮光リーダー120の45度に形成され
たリーダーテーパ部121が前記切り込み(スリット)
130Hを横切るように貼り合わされており、これによ
り図4(b)に示すような遮光リーダー120による切
り裂き部からはみ出す側面遮光部材130の細片は僅か
になり、はみ出し部がちぎれて、それがマガジン200
の引き出し口204のテレンプ206に引っかかって脱
落して感光材料ウェブ112の供給に障害を与えたり感
光材料ウェブ112の表面や裏面に付着したりする現象
は回避できるようになった。
【0053】因みに、図4(a),(c)に示すよう
に、切り込み(スリット)130Hの近くで遮光リーダ
ー120による側面遮光部材130の切り裂きが始まる
ときは切りかすの細片が外側にはみ出すことは殆ど起こ
らない。逆に図4(b)に示すように、切り込み(スリ
ット)130Hから離れた位置で遮光リーダー120に
よる側面遮光部材130の切り裂きが始まるときは切り
かすの細片が外側にはみ出してしまい、それが前述の災
いをもたらしている。そして図4(d)に示す状態は常
に切りかすが外にはみ出さない構造といえる。
【0054】また、図5(a)斜視図や図5(b)の部
分拡大側面図に示すように、側面遮光部材130の周面
上の折り重ね部にその起き上がりを防止する接着テープ
171を周面遮光部材としての遮光リーダー120のリ
ーダーテーパ部121を避けて一周弱貼り付け、前記接
着テープの先端及び後端の切断角度を前記リーダーテー
パ部121の傾斜角度とほぼ同じにしている。これによ
り折り重ね部の起き上がりが無くなり、起き上がりによ
る光漏れは皆無になる。そして前記切断角度をリーダー
テーパ部121の傾斜角度とほぼ同じにしたことにより
テープの貼り位置が円周方向に少しずれても支障が無く
製造を容易にさせる効果がある。
【0055】即ち、リーダーテーパ部121で接着テー
プ171を引き裂くことなく遮光解除することができる
ので、引き裂き力の大きい接着テープ等色々の接着テー
プを使用することができる。
【0056】本発明は側面遮光部材130の周面上の折
り重ね部にその起き上がりを防止する接着テープ171
を周面遮光部材としての遮光リーダー120のリーダー
テーパ部121を避けて一周弱貼り付ける製造方法を採
ってあり、該接着テープ171の送り込み搬送手段とし
て、図6の斜視図に示すように、ローラ表面にその軸方
向に平行に凹凸の刻み182をスプライン状に入れ、且
つ、該刻み182に直角に複数の周溝183を左右対称
に入れた駆動ローラ181を用い、該駆動ローラに前記
接着テープ171を介してニップローラ185を押圧さ
せて前記接着テープ171を前記折り重ね部に送り出し
て搬送させ、接着させる方法にしてある。これにより、
接着テープ171が蛇行して接着のバランスが崩れるこ
とがあっても、接着テープ171の送り搬送は自動修正
されながらコントロールされ所定の範囲をそれて曲がる
ことなく、接着テープ171は安定して所定位置に貼り
付けられるようになった。
【0057】因みに駆動ローラ181の刻み182のピ
ッチは1.5〜3.0mm、深さは0.3〜1.0mm
であり、複数の周溝の幅の合計値は接着テープ幅の20
〜60%であり、接着テープ171の駆動ローラ181
に対する抱き角θは90〜150度であり、良好な結果
を得ているがこれにこだわるものではない。尚、刻み1
82は接着テープ171の滑り防止の役目をさせるもの
であり、刻みがなくても一応の目的は達成できる。しか
し幾分不安定である。
【0058】次に、かかるロール状感光材料包装体10
0を装填するマガジンについて、図7(a),(b),
(c)の斜視図、図8の断面図及び図9の要部拡大図に
基づいて説明する。
【0059】マガジン200は、ロール状感光材料包装
体100を収容する箱体201と、包装体100の巻芯
111に嵌挿して該包装体100を装填するための軸2
02と、蓋体203とを有し、上記箱体201の側面一
部には包装体100の遮光リーダー120を引き出して
感光材料ウェブ112を繰り出すための引き出し口20
4が開設されている。
【0060】このマガジン200において、ロール状感
光材料包装体100は、その巻芯111を箱体201内
の軸202に嵌挿し、終端ラベル140を引き裂いて遮
光リーダー120の先端を引き出し口204から一部引
き出した状態で蓋体203により被蓋し、密閉して遮光
状態とし、その後遮光リーダー120を引き出して切断
し、感光材料ウェブ112を引き出し口204から一部
引き出すことにより装填が完了する。
【0061】使用に際して、感光材料ウェブ112が引
き出されるのに伴なってロール状感光材料包装体100
は、マガジン200内部で感光材料ウェブ112が徐々
に巻きほぐれされながら引き出し口204から繰り出さ
れていく。このとき、マガジン200内に装填されたロ
ール状感光材料包装体100の外面とマガジン200の
内面とは互いに接触し、具体的にはロール状感光材料包
装体100の側面遮光部材130の表面がマガジン20
0内面と接触し、また、ロール状感光材料包装体100
の巻芯111がマガジン200の軸202と接触してい
る。
【0062】なお、本発明に係るロール状感光材料包装
体の包装形態は、感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロー
ル状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面に接して
遮光する側面遮光部材とによって少なくとも構成される
ロール状感光材料包装体であれば、必ずしも図示する包
装形態に限定されない。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、マガジンに装填された
ロール状感光材料包装体における周面遮光部材としての
遮光リーダーの端面からの漏光や接着剤そのものからの
漏光が回避され、感光材料に対する光かぶりは完全に無
くすことができるようになった。更に遮光リーダーを引
き出して遮光状態を解除するとき側面遮光部材の細片が
遮光リーダーのエッジに不安定な状態に残され、それが
マガジンの引き出し口に引っかかり後続の感光材料ウェ
ブに擦り傷を与えたり、その細片を感光材料ウェブの面
に付着させて品質を阻害させていた現象は皆無になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロール状感光材料包装体の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】ロール状感光材料包装体の構造を示す分解斜視
図である。
【図3】(a)は側面遮光部材の周縁部の一部に切り込
みを入れたロール状感光材料包装体の斜視図であり
(b)はその一例の部分拡大側面図であり、(c)は他
の一例の部分拡大側面図である。
【図4】周縁部の一部に切り込みをいれた側面遮光部材
と遮光リーダーとの関係を示す部分側面図である。
【図5】(a)は側面遮光部材の折り曲げ部に接着テー
プを貼り付けた状態を示す斜視図であり、(b)はその
部分拡大側面図である。
【図6】接着テープ送り出し機構を示す斜視図である。
【図7】ロール状感光材料包装体をマガジンに装填する
工程を説明する斜視図である。
【図8】ロール状感光材料包装体をマガジンに装填した
状態を示す断面図である。
【図9】マガジンの要部拡大図である。
【図10】従来のロール状感光材料包装体の一例を示す
分解斜視図及び組立斜視図である。
【図11】従来のロール状感光材料包装体の別の一例を
示す分解斜視図及び組立斜視図である。
【図12】従来のロール状感光材料包装体の別の一例を
示す組立斜視図である。
【符号の説明】
100 ロール状感光材料包装体 110 ロール状感光材料 111 巻芯 112 感光材料ウェブ 113 スプライステープ 120 遮光リーダー 121 リーダーテーパ部 122 細幅部 130 側面遮光部材 130A 突出部 130S,140H 切り込み(スリット) 131 裏面部材 140 終端ラベル 141 切り欠き 171 接着テープ 181 駆動ローラ 182 刻み 183 周溝 185 ニップローラ 200 マガジン 201 箱体 202 軸 203 蓋体 204 引き出し口 d 周縁部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65B 25/14 B65B 25/14 B B65D 65/14 B65D 65/14 65/16 65/16 81/30 81/30 C 85/676 85/676 G03C 3/02 G03C 3/02 F Fターム(参考) 3E028 AB01 BB04 DA04 DA06 3E037 AA04 BA09 BC01 CA07 3E067 AA16 AB39 BA24A BB14A BB22A CA12 EA04 EA24 ED01 ED03 ED08 EE32 3E086 AB01 AC06 AD30 BA02 BA15 BA16 BB22 CA40

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーボンを1質量%以上含んだ接着剤を
    用いたことを特徴とする写真感光材料用包装材料。
  2. 【請求項2】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
    状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
    接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によって少
    なくとも構成されるロール状感光材料包装体であって、
    前記側面遮光部材が用いた接着剤のカーボン含有量が1
    質量%以上であることを特徴とするロール状感光材料包
    装体。
  3. 【請求項3】 不透明なポリエステル層を含むシートで
    構成されることを特徴とするロール状感光材料包装体。
  4. 【請求項4】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
    状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
    接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によって少
    なくとも構成されるロール状感光材料包装体であって、
    前記周面遮光部材が不透明なポリエステル層を含むこと
    を特徴とするロール状感光材料包装体。
  5. 【請求項5】 前記不透明なポリエステル層は発泡ポリ
    エステル層であることを特徴とする請求項3又は4に記
    載のロール状感光材料包装体。
  6. 【請求項6】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
    状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
    接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によって少
    なくとも構成されるロール状感光材料包装体であって、
    側面遮光部材の周縁部の一部を大きくした突出部を設
    け、周面遮光部材のリーダーテーパ部及び細幅部の一部
    の上に被せて貼り付けたことを特徴とするロール状感光
    材料包装体。
  7. 【請求項7】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
    状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
    接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によって少
    なくとも構成されるロール状感光材料包装体であって、
    側面遮光部材の周縁部の一部を大きくした突出部を設
    け、周面遮光部材のリーダーテーパ部及び細幅部の一部
    の上に被せて貼り付け、前記一部を大きくした突出部に
    前記周面遮光部材のリーダーエッジにほぼ平行の切り込
    みを設けたことを特徴とするロール状感光材料包装体。
  8. 【請求項8】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
    状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
    接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によって少
    なくとも構成されるロール状感光材料包装体であって、
    側面遮光部材の周縁部の一部に複数の切り込みを刻み、
    該切り込みは前記周面遮光部材のリーダーテーパ部の傾
    斜角より小さい角度でリーダーエッジに対し直線状に切
    り込まれ、前記何れかの切り込みが前記リーダーテーパ
    部と交わるように貼り合わされたことを特徴とするロー
    ル状感光材料包装体。
  9. 【請求項9】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
    状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
    接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によって少
    なくとも構成されるロール状感光材料包装体であって、
    側面遮光部材の周面上の折り重ね部にその起き上がりを
    防止する接着テープを周面遮光部材のリーダーテーパ部
    を避けて一周弱貼り付け、前記接着テープの先端及び後
    端の切断角度を前記リーダーテーパ部の傾斜角度とほぼ
    同じにしたことを特徴とするロール状感光材料包装体。
  10. 【請求項10】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロー
    ル状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面
    に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によって
    少なくとも構成されるロール状感光材料包装体の、側面
    遮光部材の周面上の折り重ね部にその起き上がりを防止
    する接着テープを周面遮光部材のリーダーテーパ部を避
    けて一周弱貼り付ける製造方法であって、該接着テープ
    の送り込み搬送手段として、ローラ表面にその軸方向に
    凹凸の刻みをスプライン状に入れた駆動ローラを用い、
    該駆動ローラに前記接着テープを介してニップローラを
    押圧させて前記接着テープを前記折り重ね部に搬送して
    接着させることを特徴とするロール状感光材料包装体の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロー
    ル状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面
    に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によって
    少なくとも構成されるロール状感光材料包装体の、側面
    遮光部材の周面上の折り重ね部にその起き上がりを防止
    する接着テープを周面遮光部材のリーダーテーパ部を避
    けて一周弱貼り付ける製造方法であって、該接着テープ
    の送り込み搬送手段として、ローラ表面にその軸方向に
    複数の周溝をいれた駆動ローラを用い、該駆動ローラに
    前記接着テープを介してニップローラを押圧させて前記
    接着テープを前記折り重ね部に搬送して接着させること
    を特徴とするロール状感光材料包装体の製造方法。
  12. 【請求項12】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロー
    ル状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面
    に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によって
    少なくとも構成されるロール状感光材料包装体の、側面
    遮光部材の周面上の折り重ね部にその起き上がりを防止
    する接着テープを周面遮光部材のリーダーテーパ部を避
    けて一周弱貼り付ける製造方法であって、該接着テープ
    の送り込み搬送手段として、ローラ表面にその軸方向に
    凹凸の刻みをスプライン状に入れ、且つ、該刻みに直角
    に複数の周溝をいれた駆動ローラを用い、該駆動ローラ
    に前記接着テープを介してニップローラを押圧させて前
    記接着テープを前記折り重ね部に搬送して接着させるこ
    とを特徴とするロール状感光材料包装体の製造方法。
  13. 【請求項13】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロー
    ル状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面
    に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によって
    少なくとも構成されるロール状感光材料包装体であっ
    て、周面遮光部材のリーダーテーパ部に2段以上の平行
    段差部を設けたことを特徴とするロール状感光材料包装
    体。
  14. 【請求項14】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロー
    ル状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面
    に接して遮光する側面遮光部材と周面遮光部材によって
    少なくとも構成されるロール状感光材料包装体であっ
    て、側面遮光部材の周縁部の一部を大きくした突出部を
    設け、周面遮光部材のリーダーテーパ部及び細幅部の一
    部の上に被せて貼り付け、前記リーダーテーパ部に2段
    以上の平行段差部を設け、且つ、前記大きくした部分に
    前記周面遮光部材のリーダーエッジにほぼ平行の切り込
    みを設けたことを特徴とするロール状感光材料包装体。
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