JP2001335203A - ロール状感光材料包装体の製造装置及びそれに用いるシート枚葉分離取り出し装置 - Google Patents

ロール状感光材料包装体の製造装置及びそれに用いるシート枚葉分離取り出し装置

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JP2001335203A
JP2001335203A JP2000154762A JP2000154762A JP2001335203A JP 2001335203 A JP2001335203 A JP 2001335203A JP 2000154762 A JP2000154762 A JP 2000154762A JP 2000154762 A JP2000154762 A JP 2000154762A JP 2001335203 A JP2001335203 A JP 2001335203A
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JP
Japan
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photosensitive material
roll
shielding member
light
shaped photosensitive
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JP2000154762A
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Manabu Toyonaga
学 豊永
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 日中でマガジンに装填してそのままリーダを
引き出すことによって装填を完了する使いやすい機能を
持ったロール状感光材料包装体を、確実に効率よく生産
できる製造装置を提供する。 【解決手段】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部に接合
された周面遮光部材によって少なくとも構成されるロー
ル状感光材料包装体における、前記側面遮光部材の外縁
部が前記周面遮光部材の周面上に折り畳まれて重ねられ
る折り重ね部の前記周面遮光部材上への折り重ね手段と
して平ローラの押圧とそれに続く溝付きローラによる押
圧回転手段を用いたことを特徴とするロール状感光材料
包装体の製造装置及びその不良検出手段を有する製造装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真感光材料用包
装材料を用いたロール状感光材料包装体の製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるミニラボと称されるコン
パクトな自動現像機が普及し、設置場所もスーパーマー
ケット、ゲームセンター、小売り店先、駅前のような人
の集まるところであれば場所を問わないようになってき
ている。このため感光材料の使用量も増大し、新たな装
填頻度も増している。感光材料を新たに装填するには、
遮光に十分な配慮を払った上でマガジンに装填する必要
がある。
【0003】しかし、装填作業者は一般に素人が多いの
で、暗室装填は不便であることから、近年、明室装填が
可能なロール状感光材料包装体が提案されている。
【0004】従来の明室装填用の包装体としては、一般
的には黒色のポリエチレン袋が用いられていたが、マガ
ジンへの装填が不便であることから、DL(Day L
ight Loading)包装と称される技術によっ
て包装された包装体が開発されている。
【0005】従来、このようなロール状感光材料包装体
としては、例えば実公平1−38582号公報に開示さ
れているものがある。このロール状感光材料包装体は、
図15(a)の分解斜視図に示すように円筒状のコア部
材2に感光材料ウェブ1を巻き付けてロール状に形成し
たロール状感光材料4と、このロール状感光材料4の両
側の平坦な側面3に配置された円板状の側面遮光部材5
と、感光材料ウェブ1の末端に接合されている帯状のリ
ーダー7と、ロール状感光材料4の外周面を覆う帯状の
遮光カバー6とから構成されている。遮光カバー6は、
感光材料ウェブ1及びリーダー7よりも幅広であり、ロ
ール状感光材料4の外周面を覆うと、その両側の側端部
8がロール状感光材料4の幅方向に突出するようになっ
ており、更にその両側の側端部8には、複数のスリット
9が設けられている。
【0006】そして、ロール状感光材料4に対して更に
リーダー7を先端迄巻き付け、粘着テープ等からなる終
端ラベル11で固定して解け止めを行う。続いて、ロー
ル状感光材料4の側面3に側面遮光部材5を当接させ、
遮光カバー6の側端部8を側面遮光部材5の周辺部に沿
って折り曲げて側面遮光部材5に接着し、図15(b)
の斜視図に示すロール状感光材料包装体20を形成す
る。
【0007】また、実公昭56−16608号公報に開
示されているロール状感光材料包装体がある。図16
(a)の分解斜視図及び図16(b)の斜視図に示すよ
うに、このロール状感光材料包装体30は、先のロール
状感光材料包装体20で用いている遮光カバー6に代え
て、遮光性を備えた遮光リーダー12を用いており、ロ
ール状感光材料の側面を遮光する側面遮光部材として、
ロール状感光材料13の両側面14の外径より大きい外
径で周縁部16にスリット17の入った円板状側面カバ
ー15を両側面14に用い、更にスリット17の入った
周縁部16をロール状感光材料13の端部近傍の外周面
に沿って折り曲げて接着している。この構成において
は、前述のロール状感光材料包装体20と相違している
が、他の部分は同様の構成である。
【0008】また、実開平6−6290号公報に開示さ
れているロール状感光材料包装体がある。図17の斜視
図に示すように、このロール状感光材料包装体40は、
先のロール状感光材料包装体30とは異なり、円板状の
側面遮光部材24の周縁部にはスリットが入っておら
ず、ロール状感光材料の端部近傍の外周面に沿って折り
曲げられてロール状感光材料の外周面に接着されてい
る。
【0009】そして、これらロール状感光材料包装体2
0、30、40は、明室状態でマガジン(図示せず)に
装填されて使用に供される。
【0010】ところで、このようにマガジンに装填され
て使用されるロール状感光材料包装体は、その特有の包
装形態、材質等に起因して、漏光し易かったり、それを
マガジンにいれて遮光状態を解き感光材料ウェブをマガ
ジンから引き出し例えばプリンタ内に送り込まれると
き、遮光部材特に側面遮光部材の細片が切れてその糊と
共にかすとなってマガジンのテレンプに付着したりカラ
ーペーパ等感光材料の画像面や裏面に付着したり、引き
出し不良が起こったりしたときは感光材料そのものがジ
ャムを起こしたり甚だしくは切断されたりして品質上や
収率上好ましくない現象が起こっていた。その上、写真
性能を阻害し、特にカブリとなって表れ易いことが判明
した。
【0011】このような状態になるのを避けるため、前
記包装体を改善した包装体を提供できるようになった
が、その組み立てや加工を行う製造工程において前記包
装体が正しく安定して生産されず不良品の包装体を作っ
て収率を落とす傾向があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な製造上の問題点を解消し、写真感光材料用包装材料を
用いたロール状感光材料包装体の製造装置を提供するこ
とを課題目的にする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
(1)〜(14)項の何れか1項によって達成される。
【0014】(1) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれた
ロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び
周面に接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部
に接合された周面遮光部材によって少なくとも構成され
るロール状感光材料包装体における、前記側面遮光部材
の外縁部が前記周面遮光部材の周面上に折り畳まれて重
ねられる折り重ね部の前記周面遮光部材上への折り重ね
手段として平ローラの押圧とそれに続く溝付きローラに
よる押圧回転手段を用いたことを特徴とするロール状感
光材料包装体の製造装置。
【0015】(2) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれた
ロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び
周面に接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部
に接合された周面遮光部材によって少なくとも構成され
るロール状感光材料包装体における、前記側面遮光部材
の外縁部が前記周面遮光部材の周面上に折り畳まれて重
ねられる折り重ね部の一部が前記包装体の側面部からは
み出す部分を検出する検出手段を設けたことを特徴とす
るロール状感光材料包装体の製造装置。
【0016】(3) 前記検出手段は光センサであるこ
とを特徴とする(2)項に記載のロール状感光材料包装
体の製造装置。
【0017】(4) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれた
ロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び
周面に接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部
に接合された周面遮光部材によって少なくとも構成され
るロール状感光材料包装体における、前記側面遮光部材
の前記巻芯端部への貼り付け時の位置決め手段は、軸方
向に移動可能にした挿入ピンと該挿入ピンの外周部に取
り付けられそれと同心に伸縮する把持部材と該挿入ピン
に対し同心にスライドする吸着手段と前記側面遮光部材
のセンター孔への合わせ孔を有する位置決めテーブルと
で構成され、前記合わせ孔の内径は前記センター孔の内
径より小さくし、前記把持部材の外径を前記合わせ孔の
内径とそれよりも小さい径の間で伸縮させて前記位置決
めテーブルに対して把持状態と開放状態になるように作
動させ、把持状態にて位置決めテーブル上の側面遮光部
材を吸着保持することを特徴とするロール状感光材料包
装体の製造装置。
【0018】(5) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれた
ロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び
周面に接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部
に接合された周面遮光部材によって少なくとも構成され
るロール状感光材料包装体における、前記側面遮光部材
の前記巻芯端部への貼り付け時の位置決め手段は、軸方
向に移動可能にした挿入ピンと該挿入ピンの外周部に取
り付けられそれと同心に伸縮する把持部材と該挿入ピン
に対し同心にスライドする吸着手段と前記ロール状感光
材料を載置して前記側面遮光部材を前記巻芯の端部に貼
り付ける貼り付けテーブルとで構成され、前記巻芯の内
径は前記側面遮光部材のセンター孔の内径より小さくし
てあり、前記把持部材はその外径を前記巻芯の内径とそ
れよりも小さい径の間で伸縮させて前記巻芯に対して把
持状態と開放状態になるように作動させ、把持状態にて
前記巻芯の位置決めをし、開放状態にて前記吸着手段に
より側面遮光部材を前記巻芯の端面に載置して前記巻芯
端部への接着準備が為されることを特徴とするロール状
感光材料包装体の製造装置。
【0019】(6) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれた
ロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び
周面に接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部
に接合された周面遮光部材によって少なくとも構成され
るロール状感光材料包装体における、前記側面遮光部材
の前記巻芯端部への接着手段は、貼り付けテーブルと、
前記巻芯の上部端面に側面遮光部材が位置決め載置され
た状態で、鉛直軸に対して上下動と回転を可能にしたス
ピンドルと、その側面に設けたフリーローラによる回転
押圧手段とによって構成されることを特徴とするロール
状感光材料包装体の製造装置。
【0020】(7) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれた
ロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び
周面に接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部
に接合された周面遮光部材によって少なくとも構成され
るロール状感光材料包装体における、前記側面遮光部材
の前記巻芯端部への接着手段は、貼り付けテーブルと、
前記ロール状感光材料の前記巻芯の下部端部が接するよ
うに前記貼り付けテーブルに設けられた弾性部材と、前
記巻芯の上部端面に側面遮光部材が位置決め載置された
状態で、鉛直軸に対して上下動と回転を可能にしたスピ
ンドルと、その側面に設けたフリーローラによる回転押
圧手段とによって構成されることを特徴とするロール状
感光材料包装体の製造装置。
【0021】(8) 前記側面遮光部材の巻芯他端への
接着は前記ロール状感光材料を上下反転載置されて為さ
れることを特徴とする(6)又は(7)項に記載のロー
ル状感光材料包装体の製造装置。
【0022】(9) 前記側面遮光部材の接着面には熱
接着剤又は感圧接着剤が塗布されていることを特徴とす
る(6)〜(8)項の何れか1項に記載のロール状感光
材料包装体の製造装置。
【0023】(10) 前記側面遮光部材の巻芯端部を
除く位置の接着面には裏面紙が貼られていることを特徴
とする(1)〜(9)項の何れか1項に記載のロール状
感光材料包装体の製造装置。
【0024】(11) 吸引基体と該吸引基体に対して
相対的に一定ストロークのスライドを可能にした吸引ヘ
ッドとからなる吸着手段を有し、該吸着手段を集積シー
トに対して移動して接触させる移動手段と最上部の前記
集積シートへの吸引ヘッドの接触で発生する吸引ヘッド
の戻り移動によって集積シートの枚葉分離取り出しが行
われることを特徴とするシート枚葉分離取り出し装置。
【0025】(12) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれ
たロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及
び周面に接して遮光する側面遮光部材又はその裏面紙と
前記ウェブ先端部に接合された周面遮光部材によって少
なくとも構成されるロール状感光材料包装体における、
前記側面遮光部材又は裏面紙の集積部からの枚葉分離取
り出しは、(11)項に記載のシート枚葉分離取り出し
装置によって為されることを特徴とするロール状感光材
料包装体の製造装置。
【0026】(13) 前記シート枚葉分離取り出し装
置における集積部には最上部の分離爪と上層部の捌きエ
ア供給部が付加されることを特徴とする(12)項に記
載のロール状感光材料包装体の製造装置。
【0027】(14) 感光材料ウェブが巻芯に巻かれ
たロール状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及
び周面に接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端
部に接合された周面遮光部材によって少なくとも構成さ
れるロール状感光材料包装体における、前記周面遮光部
材の加工において、広幅から狭幅に変化する部分の切断
加工に対し各種形状に適合させたパンチ手段を設け、そ
れに続く狭幅部の加工に対しスリット手段を設けたこと
を特徴とするロール状感光材料包装体の製造装置。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる改良された
最新のロール状感光材料包装体100についての構成を
説明すると共に、その組み立てや加工に技術的困難を伴
う箇所における、本発明の大きな特色である加工組立手
段を逐次説明してゆく。
【0029】図1は、本発明に係るロール状感光材料包
装体100の一例を示す全体斜視図、図2はその分解斜
視図である。
【0030】この包装体100は、巻芯111の外周面
に感光材料ウェブ112を巻きつけてロール状に巻き取
ったロール状感光材料110と、このロール状感光材料
110の外周面を被覆して遮光する帯状の周面遮光部材
としての遮光リーダー120と、該ロール状感光材料1
10の両側面を被覆して遮光する2枚の側面遮光部材1
30とから構成されている。
【0031】ロール状感光材料110は、巻芯111の
外周面に感光材料ウェブ112を巻きつけてロール状に
巻き取ったものである。上記感光材料ウェブ112は、
通常の写真フィルム、例えばカラーネガフィルム、カラ
ーペーパー、並びに印刷製版用フィルム、ペーパー等を
用いることができる。
【0032】上記巻芯111は、外周面に感光材料ウェ
ブ112を巻きつける円筒形状を呈しており、その内径
は、使用するプリンタに合わせた内径とする。巻芯11
1の長さ即ち感光材料ウェブ112の幅方向の長さは、
感光材料ウェブ112の幅と同じかそれより僅か短いこ
とが好ましい。
【0033】また、巻芯111の端面には側面遮光部材
130を固定するので、巻芯111の肉厚は2〜10m
mが好ましく、5〜7mmが更に好ましい。
【0034】この巻芯111の材質は、紙を基材とする
ものや、その他、巻芯111全体を樹脂のみで構成して
もよい。
【0035】遮光リーダー120は、幅が感光材料ウェ
ブ112の幅と同じか僅かに狭い程度、また長さがロー
ル状感光材料110の外周と同じかそれ以上の帯状部材
により1周以上巻きつけられており、その一端は、上記
巻芯111に巻き取られている感光材料ウェブ112の
端部にスプライステープ113で接合されている。ま
た、超音波溶着により接合してもよい。
【0036】一方、この遮光リーダー120の先端側に
は、先端近傍の両側端から先端に向けて幅が漸次狭めら
れていくテーパ部121を介して細幅状となった細幅部
122が形成されている。このテーパ部121は直線状
であることが加工上は好ましく、遮光リーダー120の
エッジとのなす角度γは30〜60°が好ましく、45
°が最も好ましかった。しかし、必ずしもこれにはよら
ず、図3(c)や図4に示すように途中で段差を付ける
ことで更に好ましい状態にすることができる。これにつ
いては更に後述する。
【0037】上記遮光リーダー120は、光、湿気及び
埃等から感光材料ウェブ112の周面を保護する周面遮
光部材としての機能を持つものである。従って、この遮
光リーダー120を構成する包装フィルム材は、遮光リ
ーダー120として十分な遮光性、防湿性及び上述の関
係を有し、後述する側面遮光部材との関係を有する物理
的強度(引き裂け難い等)を具備し、感光材料上の感光
乳剤に対してカブリ等の悪影響を及ぼすものでなければ
特に限定されるものではなく、種々の包装フィルム材を
用いることが可能である。更に、包装フィルム材は、上
記性質に加え、一方の面は熱接着し易く他方の面は熱接
着し難い性質を有するものを用いると更に好ましい。具
体的には、カーボンブラックを含有させた遮光性ポリエ
チレンフィルム又は、カーボンブラックを含有させた遮
光性ポリエチレンフィルムと、紙、ポリエステル、アル
ミ箔等とを組み合わせて貼り合わせた積層フィルムが好
ましい。また、遮光リーダー120は総厚さ100〜2
00μm程度とするのが好ましい。
【0038】また、写真感光材料用包装材料として周面
遮光部材としての遮光リーダー120に用いる材料は、
上下層に黒のポリエチレン層を設け、表面からの光透過
を防止すると共に、その中間層に白色不透明な発砲ポリ
エステル層を用いることにより遮光リーダーの先端端面
からの光の進入が防止され、スプライスされている中の
感光材料の光かぶりの現象は回避されるようになった。
また、白色不透明な発泡ポリエステル層はカーボン含有
ポリエステル層よりも作業環境上製造し易く入手し易い
シートである。
【0039】更に、上記遮光リーダー120の先端に
は、図1に示すように再剥離可能な粘着テープにより形
成された終端ラベル140が貼着されており、この終端
ラベル140により遮光リーダー120の先端は該遮光
リーダー120の外周面に固定されて巻解け防止がなさ
れている。終端ラベル140はマガジンへの装填時に、
この巻解け防止を解除して遮光リーダー120を引き出
すために引き裂かれる。このため終端ラベル140の材
質には引き裂き作業性が良好な材質、特に紙製のラベル
を用いることが好ましい。また、この終端ラベル140
には、図示しないが、マガジンへのセット方向を示す矢
印等の記号や、巻長さ、幅を示すデータ等の意匠を施し
てもよい。
【0040】なお、これら巻芯111、感光材料ウェブ
112、遮光リーダー120及び終端ラベル140によ
ってロール状感光材料スクロール100Aが構成され
る。
【0041】この終端ラベル140は、上記遮光リーダ
ー120の巻解けを防止する一方で、包装体100をマ
ガジンに装填する際にオペレーターが該遮光リーダー1
20の先端部分を持ってこの終端ラベル140を引き裂
き、その巻解け防止を解除して、該遮光リーダー120
の先端をマガジンのスリット口から引き出す作業を円滑
に行うようにするために、図示するように、遮光リーダ
ー120の先端に位置する付近、更に詳細には遮光リー
ダー120の先端をまたぐ部分に切り欠き141を設
け、ロール軸方向と略平行である終端ラベル140の幅
を部分的に減少させている。従って、この終端ラベル1
40はそれが引き裂かれる際、上記切り欠き141によ
って終端ラベル140の引き裂き力に対する抵抗力が低
下され、その引き裂き作業性が向上するものとなる。し
かも、このように終端ラベル140にその幅を部分的に
減少させる切り欠き141を設けることによって、例え
ば遮光リーダー120の先端側の細幅部122が該終端
ラベル140と同じ程度の幅であっても、この切り欠き
141から臨む遮光リーダー120先端の角部をつまむ
ことによって終端ラベル140を容易に引き裂くことが
できるようになる。
【0042】側面遮光部材130は、感光材料ウェブ1
12の側面を保護する遮光部材としての機能を持つもの
で、中央部に穴が形成された薄肉のドーナツ状円形板材
により形成されている。その内径は、巻芯111の内径
と同じか僅か大きくなるように形成され、その外径は、
ロール状感光材料110の外径より10〜50mm大き
く、好ましくはロール状感光材料110の外径より15
〜30mm大きくなるように形成されている。
【0043】かかる側面遮光部材130は、ロール状感
光材料スクロール100Aの端面、具体的には巻芯11
1の端面に、エマルジョン系接着剤または粘着テープ等
により、または熱接着により接着され、ロール状感光材
料110の側面を被覆しないロール状感光材料110の
外径よりも大きい部分、即ち余剰の周縁部dが、上記ロ
ール状感光材料110の端部の遮光リーダ部に接合さ
れ、複数箇所において略中心方向に向かう山と谷の折り
目を付けて折り重ねてロール状感光材料110の外周面
を覆う遮光リーダー120の外周面に沿って倒されてい
ると共に、上記遮光リーダー120の外周面に対して貼
り付け固定されている。この側面遮光部材130の周縁
部dが貼り付け固定される遮光リーダー120の外周面
は、専ら該遮光リーダー120の幅広部分であり、該遮
光リーダー120の先端側の細幅部122の外周面には
被らないように貼り付け固定される。従って、図示する
ように、側面遮光部材130の周縁部dは、遮光リーダ
ー120のリーダーテーパ部121に一部被るような状
態で貼り付け固定されるようになっている。ここに、リ
ーダーテーパ部121は遮光リーダー120の全幅の部
分から細幅部122に移るところに形成される傾斜部の
ことである。
【0044】この側面遮光部材130は、ロール状感光
材料スクロール100Aの端面から90°方向に剥離さ
せる際に要する力が9.8N以上である接着力を持って
接着されていることが好ましい。これよりも小さい力で
接着されていると、ロール状感光材料110に巻きずれ
が生じて所謂竹の子状になった場合に、側面遮光部材1
30が剥がれて遮光性が解除されてしまう恐れがあり好
ましくない。
【0045】なお、側面遮光部材130の周縁部dの折
り曲げ加工は機械的に行うことができ、詳細には特願平
9−117007号に記載の手段を採用することができ
る。
【0046】そしてこのようにしてスクロール100A
の外周部の遮光リーダー120の周面上に折り曲げられ
た側面遮光部材130の折り曲げ部分(折り重ね部)
は、そこについている接着剤によって遮光リーダー12
0の周面に接着されるが、今までは接着剤が透明に近か
ったため、接着が良好であっても接着層を光が透過して
しまい、遮光性はあまり良くなくスクロール100Aの
側面部にかぶりを生ずることがあったが、本発明に用い
たカーボン含有量が1質量%以上の接着剤によりこのか
ぶり現象を皆無にできた。
【0047】ただし、折り目を付けたとき、折り目が弱
いと図6(b)に示すようにそのふくらみから光が進入
する可能性が大きく、これを避けるために本発明では図
6(a)、(c)、(d)に示すように平ローラ11R
及びそれに続く溝付きローラ12Rによって部分的に押
圧力を高めてつぶすことにより、折り目の隙間が図6
(e)に模式的に示す線図のように分断されながら小さ
くなり光の進入が一層少なくできた。
【0048】また、この工程においてはローラによって
折り曲げられた側面遮光部材の襞状の折り曲げ部が図7
(a)に示すように感光材料包装体の側面よりも出っ張
るとマガジンへの装填等に支障となり好ましくなく製品
としては不良品扱いとなることがわかっている。従って
これを検出して排除することが必要になる。その検出手
段は図7(b)に示すように光センサ14Lをセンサと
して使用している。
【0049】接着剤としてはアクリル系接着剤、ゴム系
接着剤等が好ましく用いられる。勿論、この側面遮光部
材130は十分な遮光性、折り曲がり性、ピンホールの
ないことの保証性、強度特性を有していなければならな
い。従って、側面遮光部材130は折り曲げ性を良好に
し、引き裂き強度を縦横方向ともに近い数値にし遮光リ
ーダー120との接着部分が引き裂け易くするために、
縦横方向ともに伸度150%以下、引っ張り強度196
0N/cm以下、引き裂き強度196mN以上490m
N以下、且つ引っ張り強度及び引き裂き強度が遮光リー
ダー120の周面方向及び幅方向の弱い方に対して各強
度、その中でも特に引き裂き強度が50%以下の条件を
満たす材料から、総厚さ200μm以下となるように形
成するのが好ましい。
【0050】図8の側断面図に示すように、前記側面遮
光部材130の前記巻芯111の端部への貼り付け時の
位置決め手段は、軸方向に移動可能にした挿入ピン22
と該挿入ピン22の外周部に取り付けられそれと同心に
伸縮する把持部材23と該挿入ピン22に対し同心にス
ライドする吸着手段24Sと前記側面遮光部材のセンタ
ー孔130Cへの合わせ孔21Cを有する位置決めテー
ブル21とで構成され、前記合わせ孔21Cの内径は前
記センター孔130Cの内径より小さくし、前記把持部
材23の外径を前記合わせ孔21Cの内径とそれよりも
小さい径の間で伸縮させて前記位置決めテーブル21に
対して把持状態と開放状態になるように作動させ、把持
状態にて位置決めテーブル21上の側面遮光部材130
を吸着保持するようにしてある。
【0051】また、図9の側断面図に示すように、前記
側面遮光部材130の前記スクロール100Aの巻芯1
11の端部への貼り付け時の位置決め手段は、軸方向に
移動可能にした挿入ピン22と該挿入ピン22の外周部
に取り付けられそれと同心に伸縮する把持部材23と該
挿入ピン22に対し同心にスライドする吸着手段24S
と前記ロール状感光材料110を載置して前記側面遮光
部材130を前記巻芯111の端部に貼り付ける貼り付
けテーブル25とで構成され、前記巻芯111の内径は
前記側面遮光部材130ののセンター孔130Cの内径
より小さくしてあり、前記把持部材23はその外径を前
記巻芯111の内径とそれよりも小さい径の間で伸縮さ
せて前記巻芯に対して把持状態と開放状態になるように
作動させ、把持状態にて前記巻芯111の位置決めを
し、その後の開放状態にて前記吸着手段24Sにより側
面遮光部材130を前記巻芯111の端面に載置して前
記巻芯111の端部への接着準備が為される。
【0052】そして、前記側面遮光部材130の前記巻
芯111の端部への接着においては、図10(a)の側
断面図、図10(b)の側面図に示すように、貼り付け
テーブル25上に突出してリング状に設けられた弾性部
材26上に前記ロール状感光材料の巻芯111の下部端
面が接触して載置され、前記巻芯の上部端面に側面遮光
部材130が位置決め載置された状態で、鉛直軸に対し
て上下動と回転を可能にしたスピンドル32の側面に設
けたフリーローラ33による回転押圧によって良好な接
着が為される。上記接着は熱接着又は感圧接着が側面遮
光部材130の集積処理の面から望ましい。尚、弾性部
材を介することにより、押圧力の均一化が図れると共に
感光材料を直接押さえることが無くなりカブリの発生が
無くなる効果がある。
【0053】以上の各機構は図5の部分工程配置図に示
すように、位置決めテーブル21を取り付けた移送手段
20Tとロール状感光材料110を載せる貼り付けテー
ブル25を取り付けたスクロールコンベア50と位置決
め手段と貼り付け手段とそれらの駆動手段を連結して設
けた、ロール状感光材料包装体製造装置として安定した
生産を行っている。
【0054】また、図10(c)の部分断面図に示すよ
うに、前記吸着手段24Sとしての吸着ヘッドと前記弾
性部材26で前記側面遮光部材130と前記巻芯を挟ん
で押圧して前記巻芯111の端部への熱接着や感圧接着
を行うこともできる。
【0055】なお、この側面遮光部材130とロール状
感光材料110の端面との間には、図2の分解斜視図に
示すようにカーボンブラックを含浸してなる黒紙からな
る裏面部材131を介在させることが好ましい。この裏
面部材131は側面遮光部材130における巻芯111
の端面に対向する面に予め接着しておくようにするとよ
い。この裏面部材131に黒色の遮光性のある材料を使
用することにより、遮光性は側面遮光部材130を単独
で使用する場合よりも更に強化される。
【0056】この裏面部材131は側面遮光部材130
に対して同心状に接合され、その外径は側面遮光部材1
30の外径よりも小さく且つロール状感光材料110の
外径よりも大きい。従って、側面遮光部材130の裏に
接着剤が塗布されていても感光材料ウェブ112の端面
に接着剤が付着することはない利点がある。
【0057】図11(a)、図11(b)、図11
(c)の各断面図に示すように、前記裏面部材131の
集積部45からの枚葉分離取り出し装置40Sは固定の
吸引基体41に対して相対的にスライドする多数の吸気
孔43を有する吸引ヘッド42と、該吸引ヘッド42
を、集積した側面遮光部材130、裏面部材131又は
該裏面部材131を貼り付けた側面遮光部材130等に
対しスライドストローク以下の移動によって接する移動
手段とを有し、前記裏面部材131の吸着と取り出しが
為されるようにしてある。そしてこの移動は集積台上の
側面遮光部材130に吸着ヘッドが下降して接触するこ
とによって吸着が始まると共に吸引ヘッド42自体が固
定の吸引基体41に対して吸い込まれて上昇し前述の上
昇下降のストロークを生み出す仕組みになっており構造
は極めて簡単になっている。
【0058】これにより、集積体に余分な加圧が掛かっ
たりして押しつぶされることは無くなり、確実な2枚分
離ができるようになる。即ち、従来の取り出しは吸着物
の位置のバラツキがあるため必要以上に押圧する設定に
なっていたが、それにより吸着物が押しつぶされ分離し
にくくなったり、甚だしくは破損したりしていた。本発
明では吸着物が接触したら吸着と共にすぐ自動的に後退
する動作に入るのでこのような問題はたちどころに解決
される。
【0059】前記枚葉分離取り出し装置40Sにおける
集積部45には、図12(a)、(b)に示すように、
最上部の分離爪47と上層部の捌きエア供給部46が付
加されている。分離爪47は円形の裏面部材131又は
それを同心に貼った側面遮光部材130又は単独の側面
遮光部材130を集積した集積部45の最上部に設けら
れ、前記裏面部材131又は側面遮光部材130の縁辺
部に沿って抑えるようにしたものである。その分離爪4
7と捌きエア供給部46の作用によって前記吸引ヘッド
42が作用して確実な枚葉供給が為される。
【0060】このような手段を経て前記裏面部材131
を側面遮光部材130に同心に貼ることは簡単確実に行
うことが可能になった。そしてこのように裏面紙で裏打
ちされた側面遮光部材130は前述の裏打ちされてない
側面遮光部材130と全く同様にロール状感光材料包装
体の製造装置の位置決めテーブル21上に逐次載置され
ロール状感光材料包装体に加工される。
【0061】側面遮光部材130の貼り付けは両側面に
行われるので工程上ロール状感光材料包装体を上下反転
して前述の工程を繰り返して行うようにしている。
【0062】さて、図3(a)の斜視図及び図3(b)
の部分拡大側面図に示すように、側面遮光部材130の
周縁部の一部を大きくした突出部130Aを周面遮光部
材120のリーダーテーパ部121及び細幅部122の
一部上に被せて貼り付け、前記大きくした突出部130
Aに、前記周面遮光部材のリーダーエッジ例えば細幅部
122の繰り出し方向に対し平行に近い切り込み(スリ
ット)130Sを設けたものであり、これによりこの包
装体をマガジンに装填して遮光リーダー120の細幅部
122を持って引っ張り出すと前記切り込み(スリッ
ト)130Sの間から引き裂かれるとき切断線の両側
の、側面遮光部材130の周縁部の一部を大きくした突
出部130Aの部分は、遮光リーダー120の細幅部1
22及び1枚下の広幅部に貼り付いたまま切り分けられ
るので切れ端が遮光リーダー120からはみ出すことな
く綺麗に切られてゆく。
【0063】そして、図3(c)の部分拡大図に示すよ
うに、リーダーテーパ部の途中に段差部125,126
を設けておくと光の屈折により光の進入が弱まり、前記
折り曲げの不完全や接着の不完全があっても遮光効果が
確保される。
【0064】前記周面遮光部材120の加工において、
広幅から狭幅に変化する部分は上述のように段差部を設
けたり傾斜角度も色々工夫され多くの形状が適用可能で
ある。従って上記広幅部から狭幅部に掛けて一つの型で
打ち抜き加工を行うとその加工ダイセットが大型になる
と共に、そのようなダイセットを何種類も用意しなくて
はならないので大変な設備になってしまう。このような
事態を避けるため本発明の実施の形態では図13(a)
の平面図に示すように傾斜部(リーダーテーパ部)12
1の切断加工に対してのみ各種形状に適合させたパンチ
手段61を設け、それに続く狭幅部の加工に対し図13
(b)の平面図に示すようにスリット手段62を設け、
この2つの加工手段により図13(c)の平面図に示す
ような加工を小規模に効率良く行うことができ、最後に
次の広幅部との境界部をクロスカッタ63にて切断する
ことにより、周面遮光部材120の加工を終了させるこ
とができる。因みに、各種パンチ61A、61B、61
Cは例えば、図14(a)、(b)、(c)に示すよう
な形状のものになる。
【0065】更に前述の側面遮光部材130の周縁部の
一部を大きくした突出部130Aを遮光性向上と破れ防
止のために設け、更に、切り込み(スリット)130S
を設けておくとその効果は顕著になる。
【0066】また、図4(d)の部分側面図に示すよう
に側面遮光部材130の周縁部の一部に複数の切り込み
(スリット)130Hを刻み、該切り込み(スリット)
は前記周面遮光部材としての遮光リーダー120のリー
ダーエッジに対し約30度以上でピッチが10mm程
度、長さが約10mm程度に配置され、且つ、周面遮光
部材としての遮光リーダー120の45度に形成された
リーダーテーパ部121が前記切り込み(スリット)1
30Hを横切るように貼り合わされており、これにより
図4(b)に示すような遮光リーダー120による切り
裂き部からはみ出す側面遮光部材130の細片は僅かに
なり、はみ出し部がちぎれて、それがマガジン200の
引き出し口204のテレンプ206に引っかかって脱落
して感光材料ウェブ112の供給に障害を与えたり感光
材料ウェブ112の表面や裏面に付着したりする現象は
回避できるようになった。
【0067】因みに、図4(a),(c)に示すよう
に、切り込み(スリット)130Hの近くで遮光リーダ
ー120による側面遮光部材130の切り裂きが始まる
ときは切りかすの細片が外側にはみ出すことは殆ど起こ
らない。逆に図4(b)に示すように、切り込み(スリ
ット)130Hから離れた位置で遮光リーダー120に
よる側面遮光部材130の切り裂きが始まるときは切り
かすの細片が外側にはみ出してしまい、それが前述の災
いをもたらしている。そして図4(d)に示す状態は常
に切りかすが外にはみ出さない構造といえる。
【0068】
【発明の効果】本発明により、日中でマガジンに装填し
てそのままリーダを引き出すことによって装填を完了す
る使いやすい機能を持ったロール状感光材料包装体を、
確実に効率よく生産できる製造装置が確立できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロール状感光材料包装体の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】ロール状感光材料包装体の構造を示す分解斜視
図である。
【図3】(a)は側面遮光部材の周縁部の一部に切り込
みを入れたロール状感光材料包装体の斜視図であり
(b)、(c)はその部分拡大側面図である。
【図4】周縁部の一部に切り込みをいれた側面遮光部材
と遮光リーダーとの関係を示す部分側面図である。
【図5】ロール状感光材料包装体製造装置の部分工程配
置図である。
【図6】側面遮光部材の折り重ね部の遮光を安定化させ
るためのロール状感光材料包装体の製造方法を示す斜視
図及び部分側面図。
【図7】ロール状感光材料包装体の側面遮光部材の折り
曲げ時のはみ出しとそれを検出する検知手段とを示す側
面図である。
【図8】側面遮光部材の位置決めを行う吸着手段を示す
側断面図である。
【図9】ロール状感光材料に対する側面遮光部材の接着
位置決めを行う手段を示す側断面図である。
【図10】ロール状感光材料の巻芯に対する側面遮光部
材の接着手段を示す側断面図及び側面図である。
【図11】枚葉分離取り出し装置の吸着手段とその作動
を示す断面図である。
【図12】枚葉分離取り出し装置の一枚分離機構とその
作動を示す断面図である。
【図13】周面遮光部材の狭幅部の加工順序を示す平面
図である。
【図14】周面遮光部材のリーダーテーパ部の加工を行
う各種パンチを示す平面図である。
【図15】従来のロール状感光材料包装体の一例を示す
分解斜視図及び組立斜視図である。
【図16】従来のロール状感光材料包装体の別の一例を
示す分解斜視図及び組立斜視図である。
【図17】従来のロール状感光材料包装体の別の一例を
示す組立斜視図である。
【符号の説明】
11R 平ローラ 12R 溝付きローラ 14L 光センサ 21 位置決めテーブル 21C 合わせ孔 22 挿入ピン 23 把持部材 24S 吸着手段 25 貼り付けテーブル 26 弾性部材 32 スピンドル 33 フリーローラ 40S 枚葉分離取り出し装置 41 吸引基体 42 吸引ヘッド 43 吸気孔 45 集積部 46 捌きエア供給部 47 分離爪 61 パンチ手段 61A,61B,61C 各種パンチ 62 スリット手段 63 クロスカッタ 100 ロール状感光材料包装体 110 ロール状感光材料 111 巻芯 112 感光材料ウェブ 113 スプライステープ 120 遮光リーダー(周面遮光部材) 121 リーダーテーパ部 122 細幅部 130 側面遮光部材 130C センター孔 130A 突出部 130S,130H 切り込み(スリット) 131 裏面部材(裏面紙) 140 終端ラベル 141 切り欠き d 周縁部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 599 G03C 3/00 599A 3/02 3/02 F

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
    状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
    接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部に接合
    された周面遮光部材によって少なくとも構成されるロー
    ル状感光材料包装体における、前記側面遮光部材の外縁
    部が前記周面遮光部材の周面上に折り畳まれて重ねられ
    る折り重ね部の前記周面遮光部材上への折り重ね手段と
    して平ローラの押圧とそれに続く溝付きローラによる押
    圧回転手段を用いたことを特徴とするロール状感光材料
    包装体の製造装置。
  2. 【請求項2】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
    状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
    接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部に接合
    された周面遮光部材によって少なくとも構成されるロー
    ル状感光材料包装体における、前記側面遮光部材の外縁
    部が前記周面遮光部材の周面上に折り畳まれて重ねられ
    る折り重ね部の一部が前記包装体の側面部からはみ出す
    部分を検出する検出手段を設けたことを特徴とするロー
    ル状感光材料包装体の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は光センサであることを特
    徴とする請求項2に記載のロール状感光材料包装体の製
    造装置。
  4. 【請求項4】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
    状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
    接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部に接合
    された周面遮光部材によって少なくとも構成されるロー
    ル状感光材料包装体における、前記側面遮光部材の前記
    巻芯端部への貼り付け時の位置決め手段は、軸方向に移
    動可能にした挿入ピンと該挿入ピンの外周部に取り付け
    られそれと同心に伸縮する把持部材と該挿入ピンに対し
    同心にスライドする吸着手段と前記側面遮光部材のセン
    ター孔への合わせ孔を有する位置決めテーブルとで構成
    され、前記合わせ孔の内径は前記センター孔の内径より
    小さくし、前記把持部材の外径を前記合わせ孔の内径と
    それよりも小さい径の間で伸縮させて前記位置決めテー
    ブルに対して把持状態と開放状態になるように作動さ
    せ、把持状態にて位置決めテーブル上の側面遮光部材を
    吸着保持することを特徴とするロール状感光材料包装体
    の製造装置。
  5. 【請求項5】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
    状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
    接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部に接合
    された周面遮光部材によって少なくとも構成されるロー
    ル状感光材料包装体における、前記側面遮光部材の前記
    巻芯端部への貼り付け時の位置決め手段は、軸方向に移
    動可能にした挿入ピンと該挿入ピンの外周部に取り付け
    られそれと同心に伸縮する把持部材と該挿入ピンに対し
    同心にスライドする吸着手段と前記ロール状感光材料を
    載置して前記側面遮光部材を前記巻芯の端部に貼り付け
    る貼り付けテーブルとで構成され、前記巻芯の内径は前
    記側面遮光部材のセンター孔の内径より小さくしてあ
    り、前記把持部材はその外径を前記巻芯の内径とそれよ
    りも小さい径の間で伸縮させて前記巻芯に対して把持状
    態と開放状態になるように作動させ、把持状態にて前記
    巻芯の位置決めをし、開放状態にて前記吸着手段により
    側面遮光部材を前記巻芯の端面に載置して前記巻芯端部
    への接着準備が為されることを特徴とするロール状感光
    材料包装体の製造装置。
  6. 【請求項6】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
    状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
    接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部に接合
    された周面遮光部材によって少なくとも構成されるロー
    ル状感光材料包装体における、前記側面遮光部材の前記
    巻芯端部への接着手段は、貼り付けテーブルと、前記巻
    芯の上部端面に側面遮光部材が位置決め載置された状態
    で、鉛直軸に対して上下動と回転を可能にしたスピンド
    ルと、その側面に設けたフリーローラによる回転押圧手
    段とによって構成されることを特徴とするロール状感光
    材料包装体の製造装置。
  7. 【請求項7】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロール
    状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面に
    接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部に接合
    された周面遮光部材によって少なくとも構成されるロー
    ル状感光材料包装体における、前記側面遮光部材の前記
    巻芯端部への接着手段は、貼り付けテーブルと、前記ロ
    ール状感光材料の前記巻芯の下部端部が接するように前
    記貼り付けテーブルに設けられた弾性部材と、前記巻芯
    の上部端面に側面遮光部材が位置決め載置された状態
    で、鉛直軸に対して上下動と回転を可能にしたスピンド
    ルと、その側面に設けたフリーローラによる回転押圧手
    段とによって構成されることを特徴とするロール状感光
    材料包装体の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記側面遮光部材の巻芯他端への接着は
    前記ロール状感光材料を上下反転載置されて為されるこ
    とを特徴とする請求項6又は7に記載のロール状感光材
    料包装体の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記側面遮光部材の接着面には熱接着剤
    又は感圧接着剤が塗布されていることを特徴とする請求
    項6〜8の何れか1項に記載のロール状感光材料包装体
    の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記側面遮光部材の巻芯端部を除く位
    置の接着面には裏面紙が貼られていることを特徴とする
    請求項1〜9の何れか1項に記載のロール状感光材料包
    装体の製造装置。
  11. 【請求項11】 吸引基体と該吸引基体に対して相対的
    に一定ストロークのスライドを可能にした吸引ヘッドと
    からなる吸着手段を有し、該吸着手段を集積シートに対
    して移動して接触させる移動手段と最上部の前記集積シ
    ートへの吸引ヘッドの接触で発生する吸引ヘッドの戻り
    移動によって集積シートの枚葉分離取り出しが行われる
    ことを特徴とするシート枚葉分離取り出し装置。
  12. 【請求項12】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロー
    ル状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面
    に接して遮光する側面遮光部材又はその裏面紙と前記ウ
    ェブ先端部に接合された周面遮光部材によって少なくと
    も構成されるロール状感光材料包装体における、前記側
    面遮光部材又は裏面紙の集積部からの枚葉分離取り出し
    は、請求項11に記載のシート枚葉分離取り出し装置に
    よって為されることを特徴とするロール状感光材料包装
    体の製造装置。
  13. 【請求項13】 前記シート枚葉分離取り出し装置にお
    ける集積部には最上部の分離爪と上層部の捌きエア供給
    部が付加されることを特徴とする請求項12に記載のロ
    ール状感光材料包装体の製造装置。
  14. 【請求項14】 感光材料ウェブが巻芯に巻かれたロー
    ル状感光材料と、該ロール状感光材料の両側面及び周面
    に接して遮光する側面遮光部材と前記ウェブ先端部に接
    合された周面遮光部材によって少なくとも構成されるロ
    ール状感光材料包装体における、前記周面遮光部材の加
    工において、広幅から狭幅に変化する部分の切断加工に
    対し各種形状に適合させたパンチ手段を設け、それに続
    く狭幅部の加工に対しスリット手段を設けたことを特徴
    とするロール状感光材料包装体の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105217348A (zh) * 2015-10-22 2016-01-06 佛山达健实验设备有限公司 外供包装段卷筒重叠包夹无胶封卷的方法和设备及卷筒
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