JP2001254101A - 活性鉄基混合粉 - Google Patents

活性鉄基混合粉

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JP2001254101A
JP2001254101A JP2000066822A JP2000066822A JP2001254101A JP 2001254101 A JP2001254101 A JP 2001254101A JP 2000066822 A JP2000066822 A JP 2000066822A JP 2000066822 A JP2000066822 A JP 2000066822A JP 2001254101 A JP2001254101 A JP 2001254101A
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iron
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Naomichi Nakamura
尚道 中村
Satoshi Uenosono
聡 上ノ薗
Yutaka Sugihara
裕 杉原
Tomoyuki Kohida
智之 小比田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発熱の立ち上がり特性、発熱の持続性に優れ
たカイロ発熱材用活性鉄基混合粉を提供する。 【解決手段】 3〜80質量%の水分を含む活性炭を、鉄
粉100 重量部に対し2〜20重量部混合し、好ましくは活
性炭のうち20〜70質量%を、鉄粉の表面に付着させる。
活性炭に含まれる水分のpHは4.0 〜12.0とするのが好
ましい。鉄粉は、C:3質量%以下を含有し、1.5 〜3.
5 Mg/m3 の範囲の見掛け密度、 50 〜1500m2/kg の比表
面積を有することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として医療用や
使い捨て型カイロ用の発熱材などに用いて好適な活性鉄
基混合粉に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば「使い捨て」カイロ用の発熱材と
して、大気中での鉄粉の酸化反応によって生じる反応熱
を利用したものがあるが、単に鉄粉と大気中の酸素だけ
では発熱温度や発熱の持続性が充分でないことから、一
般には、このような発熱材は、鉄粉に、食塩や水等の反
応助剤や、さらにこれらの物質を担持する、活性炭、木
粉、珪藻土等の保水剤を混合して、製品(「使い捨て」
カイロ)とされている。鉄粉に反応助剤、保水剤等を混
合した混合物は、使用に供するまでの間は大気との接触
を避ける必要があり、通常、通気性のない材料で包装し
て保管される。
【0003】この種の製品にあっては、なかでも開封後
速やかに昇温すること、すなわち、発熱開始初期の昇温
速度が高いことが要求され、さらに一定温度に達したの
ちは長時間安定して発熱し、その一定温度の状態が継続
することが必要とされる。カイロの発熱特性は、鉄粉自
体の特性に大きく左右されるため、このような要求に対
しては、活性の高い鉄粉を使用すればよいといわれてい
る。
【0004】このような要求に対し、例えば、特開昭60
-262901 号公報には、カイロ用鉄粉として、活性を高め
るため、粒度分布や比表面積、純度を調整して、使い捨
てカイロに適した発熱特性を付与した鉄粉が開示されて
いる。しかしながら、特開昭60-262901 号公報に記載さ
れた技術にしたがい、鉄粉の粒度、表面積を所定の範囲
内に安定して調整することには、複雑な工程を必要と
し、経済的に不利となるという問題がある。
【0005】このような問題に対し、特開平6-248303号
公報には、市販の鉄粉に被覆処理により、鉄粉表面が0.
3 〜3.0 重量%の導電性炭素質物質で部分的に被覆され
たことを特徴とする活性鉄粉が提案されている。特開平
6-248303号公報に記載された技術では、鉄粉表面に導電
性炭素質物質の薄膜を局部的に形成することにより、地
鉄と導電性炭素質物質との間に形成される局部電池によ
り酸化反応が促進され、初期の立ち上がり特性が向上す
るとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6-248303号公報に記載された技術で製造された活性鉄粉
は、「使い捨て」カイロ用鉄粉に要求されている発熱特
性をすべてにわたり充分には満足しておらず、とくに開
封後の初期昇温速度がまだ不十分であるという問題が残
されていた。
【0007】本発明は、上記した従来技術の問題点を有
利に解決し、鉄粉の酸化反応効率を向上させ、発熱開始
後の初期昇温速度が高く、発熱の立ち上がり特性に優れ
るとともに、発熱の持続性にも優れたカイロ発熱材用活
性鉄基混合粉を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
目的を達成するために、鉄粉の酸化反応効率におよぼす
各種要因について鋭意検討した。その結果、活性炭に適
量の水分を含有させて、鉄粉に混合することにより、鉄
粉の酸化反応の効率が向上し、発熱特性が顕著に改善さ
れることを見いだした。また、本発明者らは、適量の水
分を含有した活性炭を鉄粉表面に付着させることによ
り、水分と酸素が効率よく鉄粉に供給され、鉄粉の酸化
反応効率がさらに向上することを知見した。
【0009】本発明は、上記した知見に基づいて、さら
に検討を加え完成されたものである。すなわち、本発明
は、鉄粉と活性炭とを混合した活性鉄基混合粉であっ
て、前記活性炭として3〜80質量%の水分を含む活性炭
を、前記鉄粉100 重量部に対し2〜20重量部混合したこ
とを特徴とする活性鉄基混合粉であり、また、本発明で
は、前記活性炭のうち20〜70質量%が、前記鉄粉の表面
に付着していることが好ましい。
【0010】また、本発明では、前記活性炭に含まれる
水分のpHを4.0 〜12.0の範囲とするのが好ましい。ま
た、本発明では、前記鉄粉が、C:3質量%以下を含有
することが好ましく、また、前記鉄粉が、1.5 〜3.5 Mg
/m3 の範囲の見掛け密度を有することが好ましく、ま
た、前記鉄粉が、BET法で測定して 50 〜1500m2/kg
の比表面積を有することが好ましい。
【0011】また、本発明では、前記鉄粉を、還元鉄
粉、またはアトマイズ鉄粉、またはそれらの混合物とす
ることが好ましい。本発明に係る活性鉄基混合粉は、カ
イロ発熱材に用いられて好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の活性鉄基混合粉は、鉄粉
と活性炭とを混合したものであり、水、食塩等の反応助
剤や木粉等の保水剤と混合して「使い捨て」カイロに有
用な発熱材を構成する。カイロの発熱材として、鉄粉単
独で反応助剤と混ぜた場合にくらべ、鉄粉に予め活性炭
を混合して活性鉄基混合粉としておくことにより、鉄粉
の発熱特性が向上する。
【0013】そして、本発明の一つの特徴は、鉄粉に混
合する活性炭として、予め水分を含有させた活性炭を用
いることである。活性炭に予め水分を含有させておくこ
とにより、鉄粉の酸化反応の効率が向上し鉄粉の発熱特
性が顕著に改善される。これにより、とくに、発熱開始
後の初期昇温速度が顕著に向上する。本発明の活性鉄基
混合粉では、活性炭の混合量は、鉄粉100 重量部に対
し、2〜20重量部とする。活性炭の混合量が、2重量部
未満では、鉄粉の発熱特性が低く、発熱材としての所定
の特性を満足できない。一方、20重量部を超えると、発
熱特性の向上が飽和し混合量に見合う効果が期待できな
くなり、経済的に不利となる。
【0014】また、活性炭中に予め含有する水分量は、
3〜80質量%とする。含有する水分量が3質量%未満で
は、鉄粉の発熱特性の改善が少なく、一方、80質量%を
超えて含有すると、保管中に鉄粉がさびやすくなるた
め、カイロ発熱材を製造した際の発熱特性が劣化する。
なお、活性炭中の水分含有量は、さらに好ましくは10〜
60質量%である。水分を含有する活性炭と含有しない活
性炭を混ぜてもよく、結果的に活性炭全量に対して水分
の比率が前記質量%範囲内に収まればよい。また、活性
炭に予め水分を含有させることにより、混合作業時の発
塵が防止できるという効果もある。
【0015】なお、鉄粉と活性炭との混合は、鉄粉と活
性炭を、所定の比率で秤量してのち、ボールミル、Vブ
レンダー等、公知の混合装置に投入し所定の時間(5〜
60min )混合することにより容易に達成できる。また、
予め活性炭中に含有させる水分は、pHを 4.0〜12.0の
範囲とするのが好ましい。水分のpHが 4.0未満では、
鉄粉との局部電池反応により発生する水素ガス量が多く
なりすぎる。一方、水分のpHが12.0を超えると鉄粉の
発熱反応が抑制され、カイロ発熱材として所期した特性
が得られない。
【0016】鉄粉に混合する活性炭は、市販の粉状のも
ので木粉等の炭素質を炭化した後、薬品賦活法または水
蒸気賦活法で製造される粉末状のものを用いる。木炭以
外にヤシがらや石炭を原料としたものでも差し支えな
い。また、本発明の他の一つの特徴は、予め水分を含有
した活性炭の一部を鉄粉表面に付着させることにある。
これにより、鉄粉に水分と酸素が効率よく供給され、鉄
粉の発熱特性が顕著に向上するのである。鉄粉に付着す
る活性炭量は、混合する活性炭のうちの20〜70質量%と
するのが好ましい。鉄粉に付着する活性炭量が20質量%
未満では、鉄粉の発熱特性の向上が少なく、一方、70質
量%を超えると、鉄粉表面への酸素の供給が阻害される
という問題がある。鉄粉表面への活性炭の付着は、混合
時間の調整により制御できる。
【0017】ここで、鉄粉表面への活性炭付着量の求め
方を説明する。まず、活性鉄基混合粉中の炭素濃度C1を
化学分析で求める。次に活性鉄基混合粉を− 100/+ 2
00メッシュの篩にかけて篩い、篩に残った粉末中の炭素
濃度C2を化学分析で求める。このC1とC2を用いて、 鉄粉表面への活性炭付着量=C2/C1 と定義する。因にメッシュとは、1インチ角あたりの篩
の1辺の針金の本数である。−がつくのは篩を通り抜け
たことを、+がつくのは篩を通り抜けなかったことを意
味する。− 100/+ 200メッシュと表示すれば 100メッ
シュは通り抜けたが 200メッシュは通り抜けなかったこ
とを意味する。
【0018】本発明で用いる鉄粉は、とくに限定される
ものではないが、好適なものとして、電解鉄粉、還元鉄
粉、アトマイズ鉄粉などが例示される。良好な発熱の立
ち上がり特性という観点からは還元鉄粉が、発熱の持続
性という観点からはアトマイズ鉄粉が好ましい。また、
還元鉄粉とアトマイズ鉄粉とを適正量配合した混合鉄粉
としてもよい。
【0019】さらに、鉄粉の発熱特性は、C含有量にも
影響され、本発明で使用する鉄粉では、C含有量を3質
量%以下に限定するのが好ましい。C含有量を3質量%
以下とすることにより、鉄粉の発熱特性のうちとくに総
発熱量が増加する。これにより、鉄粉の発熱持続性が向
上する。なお、前述の還元鉄粉やアトマイズ鉄粉のよう
な鉄粉の場合、その組成は鉄を主成分とするが、通常不
可避的なレベルで不純物が混入している場合がほとんど
である。例えば、Si:0.15質量%以下、Mn:0.40質量%
以下、P:0.025 質量%以下、S:0.025 質量%以下、
等である。また、鉄粉は大気中の酸素と常温で反応して
幾分かが不可避的に酸化され、O:5質量%以下が混入
する場合がほとんどである。
【0020】また、本発明で使用する鉄粉の見掛け密度
は、1.5 〜3.5 Mg/m3 の範囲とするのが好ましい。見掛
け密度が3.5Mg/m3を超えて大きくなると、保水性が低下
する。一方、見掛け密度が1.5 Mg/m3 未満では嵩が増加
してカイロの小型化が達成できない。なお、見掛け密度
の測定は、JIS Z 2504の規定に準拠して行うものとす
る。
【0021】また、本発明で用いる鉄粉は、BET法で
測定して50〜1500m2/kg の比表面積を有することが好ま
しい。鉄粉の比表面積が50m2/kg 未満では、鉄粉の酸化
反応の活性度が低く、一方、1500m2/kg を超えると酸化
反応の活性度が高くなりすぎ、使用前に酸化して、鉄粉
の有効表面積が低下し発熱特性が低下する。なお、BE
T法とは、窒素やアルゴン等の粉体表面への吸着量を測
定することにより、粉体の比表面積を測定する方法であ
る。
【0022】
【実施例】(実施例1)表1に示す組成、性状の還元鉄
粉に、表1に示す比率で予め水分を50質量%含有した活
性炭(武田薬品製 PHC-4)を配合し、Vブレンダで15mi
n 間混合し、活性鉄基混合粉とした。なお、一部の鉄基
混合粉は、予め水分を含有しない活性炭を配合した。ま
た、一部は、Vブレンダでの混合時間を30sとすること
により、鉄粉表面に活性炭が付着していない鉄基混合粉
とした。
【0023】これら活性鉄基混合粉100 重量部に対し、
反応助剤として水30重量部、食塩5重量部、保水剤とし
て木粉8重量部を配合して発熱性組成物とした。これら
発熱性組成物の発熱特性を調査した。これら発熱性組成
物を通気性のある不織布製袋で包装してカイロを作製し
た。それらカイロを台上にタオルを4枚重ねた上に熱電
対を挟んで置き、さらにタオル8枚を上重ねして測温
し、発熱特性を求めた。
【0024】発熱特性としては、熱電対により測定され
た温度と時間との関係から、発熱開始から20min 間の平
均昇温速度と、測定された温度−時間曲線を用いて、温
度33℃以上の温度−時間曲線下の面積をもとめ、総発熱
定数とした。なお、図1に昇温速度と総発熱定数の定義
を模式的に示す。昇温速度は、図1中、立ち上がり後20
min の平均勾配αに相当し、総発熱定数は33℃以上に相
当する部分の、(温度)×(時間)の面積Hで表され
る。
【0025】これらの結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】本発明例は、発熱開始から20min 間の平均
昇温速度が高く、発熱特性が向上していることがわか
る。これに対し、活性炭に水分を予め含有しない比較
例、および本発明の範囲を外れる水分を含有する比較例
では、平均昇温速度が本発明例に比べて低い。 (実施例2)表2に示す組成、性状のアトマイズ鉄粉
に、表2に示す条件で予めpHの異なる水分を40質量%含
有した活性炭を配合し、Wコーンミキサで1〜30min 間
混合し、活性鉄基混合粉とした。なお、活性炭は実施例
1と同じものを用いた。また、鉄粉への活性炭付着率
は、混合時間の調整により変化させた。
【0030】これら活性鉄基混合粉100 重量部に対し、
反応助剤として水35重量部、食塩7重量部、保水剤とし
て木粉10重量部を配合して発熱性組成物とした。これら
発熱性組成物の発熱特性を、実施例1と同様に測定し
た。その結果を表2に示す。
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】
【表6】
【0034】本発明例は、いずれも発熱開始から20min
間の平均昇温速度が高く、発熱特性が向上する。しか
し、活性炭に予め含有する水分のpHが 4.0未満ではガ
スの発生がみられ、pHが12.0超えとなると、発熱特性
が顕著に低下する。また、鉄粉への活性炭の付着比率が
20%未満、あるいは70%超えとなると、発熱特性が若干
低下する。 (実施例3)実施例1と同じ鉄粉Aと、表3に示す組成
のアトマイズ鉄粉Bとの混合粉に、表3に示す条件で予
め水分を含有した活性炭(武田薬品製 A-1)を配合し、
ボールミルで20min 間混合し、活性鉄基混合粉とした。
なお、アトマイズ鉄粉の炭素濃度はアトマイズ工程前の
原料溶融鉄に添加する炭素量で調整した。
【0035】これら活性鉄基混合粉100 重量部に対し、
反応助剤として水35重量部、食塩5重量部、保水剤とし
てバーミキュライト10重量部を配合して発熱性組成物と
した。これら発熱性組成物の発熱特性を、実施例1と同
様に測定した。その結果を表3に示す。
【0036】
【表7】
【0037】本発明例は、いずれも発熱開始から20min
間の平均昇温速度が高く、発熱特性が良好である。しか
し、鉄粉のC含有量が3質量%を超えると総発熱定数が
若干低下する。 (実施例4)実施例2のアトマイズ鉄粉の粒度を調整し
て見掛け密度と比表面積を変化させた鉄粉を用い、実施
例1と同じ活性炭を実施例1と同じ方法で混合し、活性
鉄基混合粉とした。なお、比表面積の変化は、鉄粉粒度
を調整することにより変更することで達成した。また、
比表面積の測定は窒素を吸着ガスとするBET法によっ
た。
【0038】これら活性鉄基混合粉100 重量部に対し、
反応助剤として水25重量部、塩化カリウム5重量部、保
水剤として木粉6重量部を配合して発熱性組成物とし
た。これら発熱性組成物を、ビーカー内に保持し、1h
放置したのち、水分の慘みだしを目視で調査し、保水性
を評価した。水分の慘みが有りを×、無しを○として表
示した。なお、発熱特性についても、上述の配合の発熱
組成物を用いて実施例1と同様に測定した。
【0039】それらの結果を表4に示す。
【0040】
【表8】
【0041】本発明例は、いずれも発熱開始から20min
での昇温速度が高く、発熱特性が向上している。しか
し、見掛け密度が3.5Mg/m3を超える鉄基混合粉No.4-7で
は、水分の滲みが見られ保水性が若干低下する。また、
鉄粉の比表面積が 50m2/kg未満の鉄基混合粉No.4-1、あ
るいは1500m2/kg 超えの鉄基混合粉No.4-6では、発熱特
性が若干低下している。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、鉄粉の酸化反応効率が
向上し、発熱の立ち上がり特性に優れるとともに、発熱
の持続性にも優れた活性鉄基混合粉を、安定して供給で
き、産業上格段の効果を奏する。さらに、鉄基混合粉の
製造に際し、発塵を防止できるという効果も期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】活性鉄基混合粉の発熱特性を示す発熱開始から
20min 間の平均昇温速度αおよび総発熱定数Hの求め方
を説明する説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉原 裕 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 小比田 智之 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 Fターム(参考) 4C099 AA01 CA19 EA08 GA03 JA04 LA17 4K018 BA14 BB10 BC12 BD10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄粉と活性炭とを混合した活性鉄基混合
    粉であって、前記活性炭として3〜80質量%の水分を含
    む活性炭を、前記鉄粉100 重量部に対し2〜20重量部混
    合したことを特徴とする活性鉄基混合粉。
  2. 【請求項2】 前記活性炭のうち20〜70質量%が、前記
    鉄粉の表面に付着していることを特徴とする請求項1に
    記載の活性鉄基混合粉。
  3. 【請求項3】 前記活性炭に含まれる水分のpHが4.0
    〜12.0の範囲であることを特徴とする請求項1または2
    に記載の活性鉄基混合粉。
  4. 【請求項4】 前記鉄粉が、C:3質量%以下を含有す
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の活性鉄基混合粉。
  5. 【請求項5】 前記鉄粉が、1.5 〜3.5 Mg/m3 の範囲の
    見掛け密度を有することを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれかに記載の活性鉄基混合粉。
  6. 【請求項6】 前記鉄粉が、BET法で測定して 50 〜
    1500m2/kg の比表面積を有することを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載の活性鉄基混合粉。
  7. 【請求項7】 前記鉄粉が、還元鉄粉、またはアトマイ
    ズ鉄粉、またはそれらの混合物であることを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれかに記載の活性鉄基混合粉。
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