JP2001253057A - 印刷装置のドクター装置 - Google Patents

印刷装置のドクター装置

Info

Publication number
JP2001253057A
JP2001253057A JP2000071031A JP2000071031A JP2001253057A JP 2001253057 A JP2001253057 A JP 2001253057A JP 2000071031 A JP2000071031 A JP 2000071031A JP 2000071031 A JP2000071031 A JP 2000071031A JP 2001253057 A JP2001253057 A JP 2001253057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
doctor
ink
anilox roll
bar
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000071031A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Osada
一夫 長田
Katsuhide Tsukamoto
勝秀 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lintec Corp filed Critical Lintec Corp
Priority to JP2000071031A priority Critical patent/JP2001253057A/ja
Publication of JP2001253057A publication Critical patent/JP2001253057A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アニロックスロールの外周面に形成されたセ
ル内に空気が混入することを防止し、版シリンダロール
に等しくインキ膜を転写させることができるドクター装
置を提供すること。 【解決手段】 版シリンダ40にインキを転写するアニ
ロックスロール20が、インキパン15内のインキIに
外周面の一部を浸漬した状態で支持されている。このア
ニロックスロール20には、ドクター装置30が併設さ
れており、当該ドクター装置30は、アニロックスロー
ル20の軸方向に沿って配置されたドクターバー33
と、このドクターバー33とインキI面との間に配置さ
れたサブドクターバー34とにより構成されている。サ
ブドクターバー34は、ドクターバー33で掻き落され
たインキIを受け止め、その両側からインキパン15内
に静かにインキを流下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置のドクタ
ー装置に係り、更に詳しくは、外周面の一部がインキに
浸漬されたアニロックスロールにインキ膜を高精度に形
成することのできるドクター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、フレキソ印刷等の印刷装
置においては、インキが充填されたインキパンにアニロ
ックスロールが外周面の一部を浸漬された状態で支持さ
れており、このアニロックスロールの外周面に転移した
インキは、当該アニロックスロールに接する位置に配置
された版シリンダに転写される構成となっている。版シ
リンダの外周面には、圧胴の外周面が接する状態で配置
されており、この圧胴と版シリンダとの間に印刷用紙を
通過させることで、当該印刷用紙に所定の印刷が行われ
るようになっている。
【0003】前記アニロックスロールには、インキの転
移量、すなわちインキ膜の転移厚みを一定に保つための
ドクターバーが併設されている。このドクターバーは、
アニロックスロールの外周面に転移したインキが版シリ
ンダに転写される前の段階でアニロックスロールに対峙
する位置に配置されており、これにより、アニロックス
ロールの外周面に転移したインキを掻き取るようにして
インキ膜の厚みを一定に制御するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなドクター装置にあっては、掻き取られたインキが、
ドクターバーの長手方向全域に広がってインキパン内に
激しく落下するため、インキパン内のインキに空気(気
泡)を混入させる傾向が非常に強い。そのため、インキ
をアニロックスロールに転移したときに、空気がアニロ
ックスロールの外周面に形成された微細孔からなるセル
内に入り込んでしまい、アニロックスロールの外周面に
インキを等しく転移できなくなり、これに起因して、印
刷不良を惹起せしめるという不都合を招来する。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、アニロックスロー
ルの外周面に形成されたセル内に空気が混入することを
防止することにより、版シリンダに等しくインキ膜を転
写させることができるドクター装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、外周面の一部がインキに浸漬されるアニ
ロックスロールに併設された印刷装置のドクター装置に
おいて、前記アニロックスロールの軸方向に沿って配置
されるとともに、当該アニロックスロールの外周面に略
接する第1のドクター部材と、前記第1のドクター部材
とインキ面との間に配置されるとともに、前記第1のド
クター部材で掻き落されたインキを所定方向に流下させ
る第2のドクター部材とを備える、という構成を採って
いる。このような構成によれば、第1のドクター部材で
掻き取られたインキが激しく落下することがなくなり、
いわゆる跳ね返りに伴う空気混入原因を効果的に防止す
ることができる。従って、アニロックスロールの外周面
に形成されたセル内に空気が入り込むことがなくなり、
等しくインキを転移させることができる。
【0007】本発明において、前記各ドクター部材は任
意の組み合わせからなり、各ドクター部材は、アニロッ
クスロールに対する位置を個々に調整可能に設けられ
る、という構成を採ることが好ましい。このような構成
により、ドクター装置の設計上の自由度が確保できる一
方、適用されるアニロックスロールの直径に対応した汎
用性を付与することが可能となる。
【0008】また、前記第2のドクター部材は、第1の
ドクター部材と略同一の長さに設けられるとともに、当
該第1のドクター部材から流下するインキをアニックス
ロールの軸方向両端側からインキパンに流下させる長さ
に設けられる、という構成が採用される。これにより、
第1のドクター部材で掻き落されるインキがインキパン
に直接落下する領域を殆どなくすことができ、前述の空
気混入を確実に防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明がフレキソ印刷装置
に適用された実施の形態を図面を参照しながら説明す
る。
【0010】図1には、本実施形態に係る印刷装置10
の概略側面図が示され、図2には、その一部概略斜視図
が示されている。これらの図において、印刷装置10
は、レール11に乗るベアリング12を介して図1中左
右方向に移動可能に設けられたベース13と、このベー
ス13上の図1中紙面直交方向に沿って相対配置された
一対の側板フレーム14,14と、これら側板フレーム
14、14間に配置されたインキパン15と、このイン
キパン15内のインキIに外周面の一部が浸漬される状
態で配置されたアニロックスロール20と、このアニロ
ックスロール20に併設されたドクター装置30と、前
記アニロックスロール20の外周面に接する版シリンダ
40と、当該版シリンダ40を介して印刷用紙Wに所定
の印刷圧力を付与する圧胴50とを備えて構成されてい
る。
【0011】前記アニロックスロール20には、外周面
略全域に亘り、微細孔からなる多数のセルが形成されて
おり、このセルによって、インキIの転移が十分に確保
できるようになっている。このアニロックスロール20
は、その回転軸21がインキパン15の側壁部分に形成
された凹部15A,15A間を跨ぐように支持され、当
該インキパン15と共に側板フレーム14,14の外側
に移動できるようになっている。
【0012】前記ドクター装置30は、前記インキパン
15に固定された支持板31を介して装着されている。
このドクター装置30は、アニロックスロール20の外
周面に対して略接するように配置された第1のドクター
部材としてのドクターバー33と、このドクターバー3
3とインキI面との間に配置されるとともに、前記アニ
ロックスロール20の外周面に対して僅かに離間して配
置された第2のドクター部材としてのサブドクターバー
34と、これら各ドクターバー33,34を、アニック
スロール20に対して個々に独立的に位置調整可能にす
るとともに、アニロックスロール20に対する接触角度
を適宜調整可能とする保持部材35とを備えて構成され
ている。ここで、ドクターバー33は、特に限定される
ものではないが、本実施例では、セラミックスからなる
薄片により構成されている一方、サブドクターバー34
は、ドクターバー33よりも相対的に板厚を有する塩化
ビニル樹脂製の板材により構成されている。ドクターバ
ー33及びサブドクターバー34の長さ(図1中紙面直
交方向)は、アニロックスロール20の長さ(軸方向)
に略一致する程度に設けられ、これにより、ドクターバ
ー33で下方に掻き落されるインキがサブドクターバー
34上に落ちて当該サブドクターバー34の長手方向両
端からインキパン15内に流下するようになっている。
この際、サブドクターバー34は、長手方向両端側がア
ニロックスロール20の回転軸21の軸心部よりも下方
位置となるような傾斜面を備えた形状に設けるとよく、
これにより、インキIの流動をスムースなものとするこ
とができる。
【0013】前記版シリンダ40は、その軸41が前記
側板フレーム14,14間に掛け渡された状態で回転可
能に支持されている。この版シリンダ40は、所定の凸
部が形成された樹脂製のシート(刷板)を外周面に巻装
したものであり、この刷板表面にアニロックスロール2
0のインキIが転写されることで、版シリンダ40と圧
胴50との間を通過する印刷用紙Wに所定の印刷が行わ
れるようになっている。
【0014】印刷開始に伴い、前記アニックスロール2
0が図1中矢印A方向に回転すると、当該アニックスロ
ール20の外周面にインキIが転移する。すると、転移
したインキIは、サブドクターバー34によってある程
度の量が下方に掻き落され、次に、ドクターバー33に
より、インキIの膜厚が一定となるように掻き落され
る。この際、ドクターバー33で掻き落されたインキI
は、サブドクターバー34上に流下することとなり、イ
ンキパン15内に直接流下することはない。ドクターバ
ー33で掻き落されてサブドクターバー34上に流下し
たインキIは、当該サブドクターバー34の長手方向両
側からインキパン15に流下することとなるため、イン
キパン15内のインキIに空気(気泡)が発生し、これ
により、アニックスロール20の各セルに空気が入り込
むことを防止してインキIの転移不良を未然に回避する
こととなる。
【0015】従って、このような実施の形態によれば、
ドクターバー33で掻き落されるインキIがインキパン
15に直接落下することがなくなり、サブドクターバー
34がインキIを比較的静かな状態でインキパン15に
戻すように流下させるため、インキパン15内のインキ
Iに空気が混入することがなくなり、これによって、ア
ニロックスロール20のセル内にインキIを確実に転移
させて印刷不良を未然に防止することができる。
【0016】なお、前記実施の形態では、ドクターバー
33及びサブドクターバー34を採用したが、本発明は
これに限定されるものではなく、ドクターバー33で掻
き落されるインキIがインキパンに直接落下しなけれ
ば、適宜設計変更することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
前記アニロックスロールの軸方向に沿って配置された第
1のドクター部材とインキ面との間に第2のドクター部
材を設けたから、第1のドクター部材で掻き取られたイ
ンキが激しく落下することがなくなり、いわゆる跳ね返
りに伴う空気(気泡)混入原因を効果的に防止すること
ができる。そのため、アニロックスロールの外周面に形
成されたセル内に空気が入り込むことがなくなり、等し
くインキを転移させることができ、従来の印刷不良の不
都合を確実に防止することができる。しかも、かかる効
果を実現するために、第2のドクター部材を設けるだけ
で足りるため、製造上のコスト上昇も殆ど問題になるこ
とがない。
【0018】また、本発明における各ドクター部材は、
それぞれが個々に位置調整可能に設けられているため、
ドクター装置の設計上の自由度が確保できる一方、適用
されるアニロックスロールの直径に対応した汎用性を付
与することも可能となる。
【0019】更に、前記第2のドクター部材は、第1の
ドクター部材と略同一の長さに設けられ、且つ、第1の
ドクター部材から流下するインキをアニックスロールの
軸方向両端側からインキパンに流下させる長さに設けら
れているため、第1のドクター部材で掻き落されるイン
キがインキパンに直接落下する領域を殆どなくすことが
でき、前述の空気混入を確実に防止することができると
いう従来にない優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る印刷装置の概略側面図
【図2】ドクター装置の概略斜視図。
【符号の説明】
10 印刷装置 15 インキパン 20 アニロックスロール 30 ドクター装置 33 ドクターバー(第1のドクター部材) 34 サブドクターバー(第2のドクター部材) 40 版シリンダ W 印刷用紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面の一部がインキに浸漬されるアニ
    ロックスロールに併設された印刷装置のドクター装置に
    おいて、 前記アニロックスロールの軸方向に沿って配置されると
    ともに、当該アニロックスロールの外周面に略接する第
    1のドクター部材と、 前記第1のドクター部材とインキ面との間に配置される
    とともに、前記第1のドクター部材で掻き落されたイン
    キを所定方向に流下させる第2のドクター部材とを備え
    たことを特徴とする印刷装置のドクター装置。
  2. 【請求項2】 前記各ドクター部材は任意の組み合わせ
    からなり、各ドクター部材は、アニロックスロールに対
    する位置を個々に調整可能に設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の印刷装置のドクター装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のドクター部材は、第1のドク
    ター部材と略同一の長さに設けられるとともに、当該第
    1のドクター部材から流下するインキをアニックスロー
    ルの軸方向両端側からインキパンに流下させる長さを備
    えていることを特徴とする請求項1記載の印刷装置のド
    クター装置。
JP2000071031A 2000-03-09 2000-03-09 印刷装置のドクター装置 Pending JP2001253057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000071031A JP2001253057A (ja) 2000-03-09 2000-03-09 印刷装置のドクター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000071031A JP2001253057A (ja) 2000-03-09 2000-03-09 印刷装置のドクター装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001253057A true JP2001253057A (ja) 2001-09-18

Family

ID=18589681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000071031A Pending JP2001253057A (ja) 2000-03-09 2000-03-09 印刷装置のドクター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001253057A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013049271A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd ドクターブレード装置及びそれを利用した印刷方法
CN105058978A (zh) * 2015-07-31 2015-11-18 湖州佳宁印刷有限公司 适用于凸版印刷机的可升降墨盒
CN111516390A (zh) * 2020-06-09 2020-08-11 武汉积墨包装印刷有限公司 一种水墨印刷机用自调整的墨斗辊

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013049271A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd ドクターブレード装置及びそれを利用した印刷方法
CN105058978A (zh) * 2015-07-31 2015-11-18 湖州佳宁印刷有限公司 适用于凸版印刷机的可升降墨盒
CN111516390A (zh) * 2020-06-09 2020-08-11 武汉积墨包装印刷有限公司 一种水墨印刷机用自调整的墨斗辊

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5112667B2 (ja) 印刷機の温度を調節する方法
JPH03268945A (ja) インキ装置
JP2001253057A (ja) 印刷装置のドクター装置
JP7035292B2 (ja) 高粘度着色インクの計量のためのアニロックスパターンおよびドクターブレード
JP2878272B2 (ja) オフセット印刷機のための湿しユニット
JP2737816B2 (ja) 印刷機に使用する印刷流体循環装置
JP4015377B2 (ja) インキ装置およびその側板
JPH04234655A (ja) キーなしリトグラフ印刷装置
JP2007083543A (ja) 印刷機の運転方法
JP6721234B2 (ja) 印刷機の湿水装置
JPS6063167A (ja) 印刷機における給肉装置
JP5058070B2 (ja) 枚葉オフセット印刷機の給水装置
JPH09314810A (ja) 印刷機のローラ
JP3314351B2 (ja) オフセット印刷機のローラ制御方法
JP2882966B2 (ja) オフセット印刷機の給湿装置及び給湿方法
JPH0126465Y2 (ja)
JPH0839759A (ja) グラビア印刷機におけるインキング部及びグラビア印刷機におけるインキング方法
JPS6243815Y2 (ja)
JP3434274B2 (ja) 枚葉オフセット印刷機の運転方法
JP4843860B2 (ja) 湿し水供給方法および湿し水供給装置
JPH08244196A (ja) オフセット印刷機のための湿し装置
JP3382896B2 (ja) 輪転謄写印刷機
JPH0624206Y2 (ja) 輪転印刷機の胴装置
JP2502112B2 (ja) 印刷機のインキ供給装置
JPH0440925Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060926