JP2001252064A - 食物繊維を含有するビール又は発泡酒 - Google Patents

食物繊維を含有するビール又は発泡酒

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JP2001252064A
JP2001252064A JP2000067952A JP2000067952A JP2001252064A JP 2001252064 A JP2001252064 A JP 2001252064A JP 2000067952 A JP2000067952 A JP 2000067952A JP 2000067952 A JP2000067952 A JP 2000067952A JP 2001252064 A JP2001252064 A JP 2001252064A
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sprinkling
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Yuka Kishimoto
由香 岸本
Isao Matsuda
功 松田
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Matsutani Chemical Industries Co Ltd
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Matsutani Chemical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食事と共に摂取した際に、食後の血糖、イン
スリン、中性脂肪の上昇を抑制する作用を有し、長期摂
取においては、糖代謝及び脂質代謝の悪化を防ぎ、糖尿
病や、高脂血症、高血圧症、動脈硬化など生活習慣病の
発症や肝臓機能の低下を軽減することができるビール又
は発泡を提供する。 【解決手段】 ビール又は発泡酒に、食物繊維を配合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食事と共に摂取し
た際に食後の血糖、インスリン、中性脂肪の上昇を抑制
する作用を有し、長期摂取においては糖代謝及び脂質代
謝の悪化を防ぎ、糖尿病や、高脂血症、高血圧症、動脈
硬化など生活習慣病の発症や肝臓機能の低下を軽減する
ことができるビール又は発泡酒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】飲酒は食事の嗜好に影響を与えることが
知られている。一般的に飲酒時には、穀物をひかえて動
物性タンパク質を摂取することが多いため、糖質と植物
性タンパク質の摂取量が減少し、動物性タンパク質の摂
取量が増加する。また、飲酒時には水分によって膨満感
を生じるため、十分な食事が取れず、栄養バランスが崩
れると共に必要な栄養素が摂取できない場合が多い。厚
生省は、近年、日本において糖尿病、肥満、高脂血症、
高血圧、動脈硬化などの生活習慣病が急激に増加した要
因の一つとして食生活の欧米化を指摘しており、炭水化
物の摂取量低下及び動物性タンパク質、動物性脂肪摂取
量の増加を問題視している。理想的な栄養バランスを考
慮すると、飲酒時にも炭水化物の摂取が必要であると考
えられる。
【0003】一方、空腹時や肝臓に障害がある際に食事
を取らずに、大量に飲酒した場合は低血糖を誘発する。
これはアルコールが代謝される過程において補酵素とし
てNAD(ニコチン酸アミドアデニンジヌクレオチド)を
必要とするため、アルコール大量摂取時は、NADの欠乏
が生じる。糖新生代謝路に基質が入るためにはNADを必
要とするので、NADの欠乏によって糖新生の阻害をきた
すためである。従って、空腹時や肝臓の機能が低下して
いる際に飲酒する場合には、低血糖を防ぐためにも炭水
化物の摂取が必要である。
【0004】しかし、炭水化物を含む食事の摂取は、血
糖値、インスリン、中性脂肪などの急激な上昇を招く。
現在、急増している生活習慣病の予防として、栄養バラ
ンスを考慮した適切な食生活の継続が指摘されており、
特に食後の血糖値をコントロールする必要性は、医学・
栄養学的にも明らかにされている。さらに継続して飲酒
をすると、アルコールによる肝臓機能の低下、栄養バラ
ンス・栄養分摂取量の乱れ、食後血糖コントロールの不
良による高血糖、高インスリン血症などにより、糖代謝
や脂質代謝が悪化し、生活習慣病を発症しやすい。つま
り、飲酒時に炭水化物を含む食事を取ることは必要であ
るが、食後の血糖コントロールも生活習慣病予防の観点
から必要である。
【0005】通常は、食事をすると、食事中に含まれる
栄養分は胃や腸で消化吸収されるため、血液中のグルコ
ース濃度、即ち血糖値は上昇する。この血糖値の上昇は
食直後から始まり、30〜60分後に頂値となり、その後は
低下して食後2〜3時間でほぼ食事前の血糖値にもどる。
食後の血糖上昇の速度は摂取する食事の内容、量、摂取
に有した時間などによって変動するが、急激な血糖上昇
は生活習慣病発症に促進的である。
【0006】即ち、食後血糖値が上昇すると、その血糖
値を下げるためのホルモンであるインスリンが膵臓から
分泌される。この際分泌されるインスリンの量は食後血
糖上昇の速度に影響される。つまり、過食や早食いなど
によって血糖値が急激に上昇すると、高い血糖レベルを
コントロールするために、過剰のインスリンが分泌され
る。過剰なインスリンは肝臓からの脂肪放出を亢進さ
せ、脂肪細胞においては血糖を材料にしての脂肪合成を
高め、高脂血症や内臓脂肪の蓄積をもたらす。また、そ
の結果としてインスリンのはたらきが鈍くなり、インス
リン抵抗性や高インスリン血症と呼ばれる状態が引き起
こされ、糖尿病や高血圧症が発症し、最終的にはこれら
の病気が複合して動脈硬化に至る。従って、生活習慣病
予防のためには食後の血糖値が急激に上昇しないように
コントロールすることが大切である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、食
事と共に摂取した際に、食後の血糖、インスリン、中性
脂肪値の急激な上昇をゆるやかにするビール又は発泡酒
を開発することである。これは単回摂取において食後の
血糖、インスリン、中性脂肪値の急激な上昇をゆるやか
にすることにより、長期摂取時には通常のビール又は発
泡酒を摂取する場合と比較して、糖代謝及び脂質代謝を
改善し、生活習慣病の発症及び肝臓機能の低下を軽減す
ることが期待できるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意検討した結果、難消化性デキストリン
等の食物繊維を、ビール又は発泡酒に配合することによ
り、上記課題を効果的に達成できることを見出し、本発
明に到達したものである。即ち、本発明は、食物繊維を
含有することを特徴とするビール又は発泡酒に関するも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。なお、本明細書において「%」と記載するものは
すべて「質量%」を意味する。本発明において使用する
食物繊維は、食物成分中で、人の消化酵素で消化できな
い繊維であり、例えば、セルロース、ペクチン、リグニ
ンなどの繊維が含まれる。食物繊維としては、難消化性
デキストリンが好適なものとして挙げることができる。
この難消化性デキストリンは、例えば、澱粉を鉱酸の存
在下に加熱処理して得られる焙焼デキストリンを加水分
解し、活性炭処理、イオン交換樹脂クロマトグラフィー
処理などを行って得られるデキストリンであり、市場に
おいて入手可能である。食物繊維は、ビール又は発泡酒
の醸造中に原料の一種として添加してもよく、又は得ら
れたビール又は発泡酒に添加してもよい。
【0010】難消化性デキストリンの製造方法について
詳述すれば、以下の通りである。難消化性デキストリン
の原料である澱粉としては、特に限定されないが、例え
ば、とうもろこしや、もちとうもろこし、馬鈴薯、甘
藷、タピオカ、小麦、大麦、米などの澱粉が使用でき
る。澱粉に対して鉱酸(例えば、塩酸、硝酸、硫酸)、
好ましくは、塩酸を澱粉に対して、例えば1%の塩酸水
溶液として、澱粉に対して3〜10%添加後に加熱処理
して、中間物質である焙焼デキストリンを得ることがで
きる。
【0011】加熱処理の前に澱粉と鉱酸の水溶液を均一
に混合するために、適当なミキサー中で攪拌、熟成させ
てから、好ましくは、100〜120℃程度で予備乾燥
して、混合物中の水分を5%程度まで減少させることが
好ましい。加熱処理は、従来の加酸焙焼デキストリン
(白色デキストリン、黄色デキストリン)の加熱条件と
は異なり、例えば、150〜200℃で10〜120
分、好ましくは、30〜120分が適当である。加熱処
理の温度は、高い方が目的生成物中の食物繊維の含量が
増加するので好ましいが、180℃付近から着色物質が
増加するので、更に好ましくは150〜180℃であ
る。加熱装置を選択することによって高温短時間の反応
を行うことも可能であるので、例えば、エクストルーダ
ーのようにごく短時間に均一な反応を行うことができる
装置を用いれば、効率的に加熱処理することができる。
また、粉末状態での反応であるから大規模生産の場合
は、加熱条件を変更する必要もあるので、加熱処理後の
製品の品質を検討した上で、適宜加熱条件を変更するこ
とが望ましい。
【0012】焙焼デキストリンの加水分解法としては、
大別して次の4種類の方法を例示することができる。 (1)焙焼デキストリンを液化型α−アミラーゼで加水
分解する。加水分解後に、必要に応じて精製してもよ
い。この場合、加水分解物(固形分)における食物繊維
の含有量は、30〜60%である。 (2)焙焼デキストリンを液化型α−アミラーゼで加水
分解し、糖化型α−アミラーゼ、β−アミラーゼ、グル
コアミラーゼの1種又は2種以上に必要に応じて枝切り
酵素を併用して加水分解する。この場合、加水分解物
(固形分)における3糖類以下の糖類の合計量は50%
以上であり、食物繊維の含有量は30〜40%である。 (3)焙焼デキストリンを液化型α−アミラーゼで加水
分解後に、更にグルコアミラーゼで加水分解する。加水
分解物(固形分)における食物繊維の含有量は約30〜
60%である。 (4)(3)の工程で得られたものを、更にイオン交換
樹脂クロマトグラフィーにかけてグルコース分画の一部
又は、大部分を分離除去してもよい。加水分解物(固形
分)における食物繊維の含有量は約60〜90%であ
る。加水分解処理した後、処理液には、精製を行うこと
が好ましい。この場合、不純物や、色などを除くため
に、活性炭で処理し、続いて、好ましくは、通常のフィ
ルター・プレス、プレコート・フィルターなどによって
ろ過する。
【0013】次いで、イオン交換樹脂により、溶液中の
塩類や着色物等を除く。イオン交換樹脂による処理は、
陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂に続いて、両イオ
ン交換樹脂を混合した樹脂を通過させることにより行う
のが好ましい。更に、焙焼デキストリンの加水分解法に
ついて詳細に説明する。次ぎにこれらの4種の加水分解
法を詳述する。 (1)前記の焙焼デキストリンを20〜45%程度の濃
度の水溶液とし、この焙焼デキストリン水溶液のpHを
5.5〜6.5に調整し、液化型α−アミラーゼとし
て、例えば、ターマミル60L(商品名、ノボ・ノルデ
ィスク・バイオインダストリー社製造)の場合は、焙焼
デキストリンに対して、0.05〜0.2%添加する。
他の液化型α−アミラーゼを使用する場合は、その酵素
剤の力価に応じて同等の量を添加すればよい。液化型α
−アミラーゼの添加後に溶液を加熱し、液化型α−アミ
ラーゼの作用温度である85〜100℃(液化型α−ア
ミラーゼの種類によって異なる)で、30分〜2時間程
度保持して加水分解する。
【0014】次いで、温度を120℃程度(液化型α−
アミラーゼの失活温度)に上昇して液化型α−アミラー
ゼの作用を停止する。この際に塩酸やシュウ酸などの酸
を加えてpHを液化型α−アミラーゼが失活する程度、
即ち、pH4程度まで低下させて失活させてもよい。ま
た、液化型α−アミラーゼで加水分解した後に、加水分
解液を115〜135℃で加圧蒸煮処理をした後に、再
度液化型α−アミラーゼを作用させることによって精製
時のろ過速度を高めることもできる。
【0015】(2)方法(1)における液化型α−アミ
ラーゼ作用後に、β−アミラーゼや糖化型α−アミラー
ゼ、例えば、ファンガミル800L(商品名、ノボ・ノ
ルディスク・バイオインダストリー社製の糖化型α−ア
ミラーゼ)を固形分に対して0.05〜0.2%添加し
て、約55℃で、12〜24時間程度加水分解する。続
いて、95℃で20分間加熱して酵素を失活させる。こ
の際に、同時に枝切り酵素を併用することによって、生
成するマルトースの量を増加させることもできる。
【0016】この加水分解処理液の3糖類以下の糖類の
合計量が50%以下の場合には、グルコースやマルトー
スを添加して50%以上に調整すればよい。方法(3)
では、上記方法(1)における液化型α−アミラーゼ作
用後に、グルコアミラーゼ処理を行う。一般のグルコア
ミラーゼには若干の液化型α−アミラーゼが混在してい
るのが通常であり、このため難消化性デキストリンを直
接グルコアミラーゼだけで加水分解しても、液化型α−
アミラーゼとグルコアミラーゼの併用作用に近い効果を
発揮できるが、この混在量が少ない場合には上記方法
(1)の液化型α−アミラーゼ処理の効果に比して若干
低下する場合が多く、最も好ましいのは液化型α−アミ
ラーゼ作用に続いてグルコアミラーゼを作用させる方法
である。
【0017】この際の処理条件としては、グルコアミラ
ーゼの通常の条件が採用され、例えば、液温を55〜6
0℃程度に下げ、pHを4.0〜6.0程度に調整し、
市販のグルコアミラーゼを元の焙焼デキストリンに対し
て、0.05〜0.2%添加し、液温を保持して、24
〜48時間程度加水分解させる。この反応は液中に存在
するオリゴ糖などの消化性成分をグルコースに分解させ
るものである。グルコアミラーゼの添加量と作用時間
は、上記範囲に限定されるものではなく、アミラーゼの
力価に応じて同等の量を添加すればよい。また、添加量
を増減することによって反応時間を自由に調整すること
もできる。続いて、例えば、80℃前後に加熱してグル
コアミラーゼを失活させて加水分解を終了させる。この
製造法による難消化性デキストリンは食物繊維以外に約
50%前後のグルコースを含有するものである。
【0018】方法(4)の製造法では、上記方法(3)
のグルコアミラーゼ作用後に、脱色ろ過、イオン交換樹
脂による精製を行う。次に、イオン交換樹脂クロマトグ
ラフィーや、逆浸透膜などの分離装置を用いてグルコー
ス分画を分離除去することによって、食物繊維の含量を
高める。分離装置としてイオン交換樹脂クロマトグラフ
ィー法について例示すれば、分離用のイオン交換樹脂と
しては、市販されている一般の強酸性陽イオン交換樹脂
が広く使用できる。その好ましい具体例としては、アン
バーライトIR−116、同IR−118、同IR12
0−B、同XT−1022E、同XT−471F(以上
商品名、オルガノ社製)、ダイヤイオン2K−1B、同
SKK−102、同SK−104、同SK−106、同
SK−110、同SK−112、同SK−116、同F
R−01(以上商品名、三菱化成社製)、XFS−43
281.00、同43280.00、同43279.0
0、同43278.00(以上商品名、ダウケミカル日
本社製)を例示することができる。
【0019】これらの樹脂は通常使用前にアルカリ金属
型又はアルカリ土類金属型として用いることが好まし
い。高分子デキストリンとグルコースの分離を良くする
ために、使用樹脂に応じてカラム通液時の流速を調整す
ることが好ましいが、通常はSV=0.1〜0.6、好
ましくは、SV=0.2〜0.4である。この流速範囲
外では、作業性や分離が悪くなる傾向がある。通液の時
の温度は、20〜70℃程度であり、好ましくは、50
〜70℃である。これより液温が低いと、分離が悪くな
り、液の粘度が上がって樹脂に障害を与えることがあ
る。また、これより高温になると、液が褐変したり、そ
の他の品質が悪くなることがある。
【0020】分離処理によって、難消化性デキストリン
中の食物繊維の含量を約60%以上、好ましくは、約8
0%以上に高め、グルコースの含量を0.5%程度まで
低下することができるが、分離の条件を変更することに
よって、グルコースの含量は任意に調整できる。本発明
において食後血糖の上昇を抑制する作用を発揮するの
は、難消化性デキストリン中の難消化性の成分である。
本発明で使用する難消化性デキストリン中の食物繊維の
含量が高い方が添加量が少なくて済むことから、難消化
性デキストリン中の食物繊維の含量は、30%以上、好
ましくは、40%以上、より好ましくは、50%以上で
あり、更に100%であってもよい。
【0021】〔食物繊維の定量法〕食物繊維の含有量
は、平成8年5月23日厚生省告示の衛新47号に規定
された栄養成分等の分析方法の食物繊維の定量法の内
で、プロスキー法だけでは分析が困難とされる低分子水
溶性食物繊維を含む食品に適用される、高速液体クロマ
トグラフ法に準じて定量した。 1)例えば、難消化性デキストリンの食物繊維の含有量
は、プロスキー法(Prosky, L et al, J. Assoc. Off.
Anal. Chem.,68,(2):399 (1985))により、熱安定α−
アミラーゼによる消化、プロテアーゼによる消化に続い
て、アミログルコシダーゼにより消化させ、この酵素反
応液にてエタノールを加えて沈澱を生成させ、ろ過す
る。この残留物を乾燥秤量して食物繊維含量(A)%を
求める。 2)次に、ろ液を濃縮し、溶媒を除去した後、100m
l定容とし、低分子水溶性食物繊維を含む酵素処理液と
する。これをイオン交換樹脂に通液し、蒸留水で押し出
し、溶出液を200mlとする。この溶液を濃縮し、B
rix5とし、孔径0.45μmのメンブランフィルタ
ーでろ過して試料溶液を得る。
【0022】3)次の条件で高速液体クロマトグラフィ
ーに供し、高速液体クロマトグラムを得る。ブドウ糖及
び食物繊維分画又は内標準物質及び食物繊維分画の面積
を求める。 <高速液体クロマトグラフ操作条件> カラム温度:80〜85℃ 移動相:水 流 速:0.3ml/分 注入量:20μl 4)2)で得られる試料溶液中のブドウ糖をピラノース
オキシダーゼで測定し、その含量を求め、標準物質とす
る。 5)計算
【0023】 低分子水溶性食物繊維重量(mg)=食物繊維のピーク面積/ブドウ糖のピー ク面積×ブドウ糖重量(mg)・・・・・B 乾燥・脱脂試料中の低分子水溶性食物繊維(%)=食物繊維重量(B)(mg )/試料採取量(mg)×100・・・・・・D 生試料中の低分子水溶性食物繊維(%)=D(1−(乾燥減量%+脱脂減量% )/100) ・・・・・E 生試料中の総食物繊維(%)=プロスキー法で求められた食物繊維(A)% +低分子水溶性食物繊維(E)% 食物繊維は、例えば、ビール又は発泡酒の質量に基づい
て、通常、1〜5質量%、好ましくは、1.5〜3質量
%の量で配合することが適当である。例えば、難消化性
デキストリンの場合には、例えば、固形分に基づいて、
2〜10質量%、好ましくは、3〜6質量%配合するこ
とによって、食物繊維の上記含有量の範囲内とすること
ができる。難消化性デキストリンは、液状でビール又は
発泡酒に添加してもよい。
【0024】酒税法で定義されるビールは、通常麦芽を
主原料として、これにホップ、米、澱粉質材料と糖類又
は苦味料若しくは着色料を補助原料として製造される。
これらの原料中でビールに添加できる糖類は、酒税法に
よって3糖類以下の糖類の合計量が50%以上であるも
のに限定されている。発泡酒の中でビール類似の発泡酒
は、酒税法では雑酒の範疇に入り、糖類の組成が限定さ
れていないので、食物繊維含有デキストリンのように、
3糖類以下の糖類の合計量が50%以下の食物繊維含有
デキストリンを使用することが可能である。通常の醸造
では、ビールも発泡酒も発酵後に人工的に二酸化炭素を
添加することが行われている。広義の発泡酒にはこのほ
かに、シードルや二酸化炭素を添加したカクテル等が包
含される。具体的には、発泡酒の醸造法は、原材料がビ
ールと異なるだけで、例えば、以下のような方法で製造
される。乾燥した大麦麦芽を粉砕し、約2倍容の水を加
え、65℃くらいで糖化する。これを濾過して麦汁釜に
移し、ホップを加えてから煮沸して濾過した後、5℃ま
で冷却して発酵室に送る。これに酵母を加え、5〜10
℃で主発酵を行う。8〜10日間発酵させて上澄液を密
閉槽に移し、0〜2℃に保持して約3カ月間の後発酵で
ビールとなり、これを瓶詰めと同時に二酸化炭素を充填
して製品とする。
【0025】使用される澱粉質材料として、ビールや発
泡酒の醸造に使用できるものであれば、特に限定される
ものではない。但し、我が国では、酒税法で澱粉質材料
として許可されているものは、麦芽、米、とうもろこ
し、こうりゃん、ばれいしょ、澱粉等である。なお、ビ
ールの製造においては、必要に応じて、糖類や苦味料、
着色料等を使用することができる。これらの原料中の糖
類として使用が許されているものは、3糖類以下の糖類
の合計量が50%以上であるものに限定されている。他
方、酒税法で定義されるビールではなく、発泡酒の場合
には、原料に3糖類以下の糖類の合計量が50%以下の
食物繊維含有デキストリンを使用することが可能であ
り、この場合は、前記のような制限がないので、各種の
食物繊維含有デキストリンを使用することができる。し
かし、3糖類以下の糖類の合計量が50%以下の食物繊
維含有デキストリンであっても、3糖類以下の糖類を添
加することによって、合計量を50%以上とすれば酒税
法で定義されるビールを醸造することができる。食物繊
維は、ビール又は発泡酒の醸造中に添加してもよい。例
えば、ビールの発酵前の麦汁に添加してもによい。ま
た、製造されたビール又は発泡酒に後添加してもよい。
【0026】
【実施例】以下、実施例により、本発明について更に詳
細に説明するが、本発明の範囲は、これらの実施例によ
って何ら限定されるものではない。実施例1 コーンスターチを原料として製造した焙焼デキストリン
(商品名:C Dry Set0803、スペイン、セレスター社製
品)を水に溶解して、30%の水溶液とし、1Nの水酸
化ナトリウム水溶液でpH5〜6に中和した。この溶液
を液化型α−アミラーゼで加水分解した後に、糖化型α
−アミラーゼと枝切り酵素とを併用して加水分解した。
得られた加水分解液を活性炭により脱色ろ過した後、イ
オン交換樹脂で脱塩処理し、再度、活性炭により脱色ろ
過してから、濃縮して濃度65%、固形分に対する組成
として、単糖類3.9%、2糖類39.5%、3糖類
8.6%(3糖類以下の糖類の合計量52.0%)、食
物繊維の含有量が44%の難消化性デキストリンの溶液
を得た。
【0027】ビール醸造用の糖質原料として、大麦麦芽
280部と、難消化性デキストリン(難消化性デキスト
リン固形分に対する食物繊維含有量:44%)の溶液1
40部に、ホップを副原料として添加し、糖化、ろ過、
麦汁煮沸、冷却後にビール酵母を添加し、発酵を行っ
て、1.8%の食物繊維を含有するビールを製造した。
得られた食物繊維含有ビール(「本発明品」)500m
lを被検物質として、食後血糖の上昇の検討実験を行っ
た。一方、比較例として、難消化性デキストリンを配合
しないで製造した市販ビール500mlを被検物質とし
て、食後血糖の上昇の検討実験を行った。
【0028】健常男性7名を対象に上記試験を行った。
試験当日、4時間以上絶食した後、開始前の血糖値を自
己血糖測定装置(タイド:バイエル・三共)を用いて測
定した。その後、米飯300g、ふりかけを、本発明品
又は市販ビールと共に約10分間で摂取させ、食後30
分、60分、120分後の血糖値を測定した。負荷の順
序は、被験者に伏せてランダムに割り付け、クロスオー
バーして実施し、両負荷の食後血糖上昇を比較した。ま
た、7名中5名は、本発明品単独摂取試験も行い、同様
に摂取後の血糖値を測定した、結果を以下の表1に示
す。
【0029】
【表1】 表1 血 糖 値(mg/dl) 0分 30分 60分 120分 米飯+市販ビール 88.6±3.3 181.0±11.2 179.0±14.0 138.1±11.2 米飯+本発明品 89.3±4.9 168.3±14.6* 162.9±14.1** 122.6±4.8**本発明品単独 85.0±4.8 113.6± 8.1 98.8± 5.4 84.6± 1.4
【0030】上記表1の結果は、全て平均値±標準誤差
で表し、有意差検定は、対応のあるt−検定により行
い、5%以下の危険率を有意とした。なお、*は、対応
のあるt-検定において5%の危険率で比較例と比較して
有意差があることを示し、**は、対応のあるt-検定に
おいて1%の危険率で比較例と比較して有意差があるこ
とを示す。上記結果から、平均血糖曲線を図1に示し
た。米飯+ビールを摂取後の血糖曲線は、いずれも食後
30分に頂値を持つ同様のパターンであった。食後30
分の頂値を両負荷で比較すると、本発明品摂取時(16
8.3±14.6mg/dl)は、市販ビール摂取時
(181.0±11.2mg/dl)と比較して有意な
低値であった。同様に、60分値においても本発明品摂
取時(162.9±14.1mg/dl)は、市販ビー
ル摂取時(179.0±14.0mg/dl)よりも有
意な低値を示した。本発明品単独摂取時の血糖曲線は、
摂取30分後に113.6±8.1ml/dlまで上昇
し、120分後には開始前の血糖値に回復した。また、
以下の図2に示すように、食後120分間の血糖曲線下
面積を台形法で算出して比較すると、本発明品摂取時
(111.3±12.5mg/h)では、市販ビール摂
取時(138.8±16.2mg/h)と比較して有意
に低い値を示した。
【0031】
【表2】 表2 AUC(血糖曲線下面積)(mg/2h) 米飯+市販ビール 138.8±16.2 米飯+本発明品 111.3±12.5**本発明品単独 24.5± 5.0
【0032】以上の結果から、食物繊維を含むビールを
米飯と共に摂取した場合、食後の血糖上昇が緩やかにな
った。また、空腹時に単独摂取しても、低血糖を引き起
こさないことが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明品及び比較品のビールの食後の血糖値
の関係を示す図である。横軸に、経過時間を分単位で表
し、縦軸に、血糖値をmg/mlの単位で示した。
【図2】 本発明品及び比較品のビールの食後の血糖曲
線下面積値の変化を示す図である。横軸に、3種類の試
料を示し、縦軸に、血糖曲線下面積を示した。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食物繊維を含有することを特徴とするビー
    ル又は発泡酒。
  2. 【請求項2】前記食物繊維が、難消化性デキストリンで
    ある請求項1に記載するビール又は発泡酒。
  3. 【請求項3】前記難消化性デキストリンを発酵前の麦汁
    に添加する請求項1又は2に記載するビール又は発泡
    酒。
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