JP2001250904A - 電子部品の製造方法 - Google Patents

電子部品の製造方法

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JP2001250904A
JP2001250904A JP2000062943A JP2000062943A JP2001250904A JP 2001250904 A JP2001250904 A JP 2001250904A JP 2000062943 A JP2000062943 A JP 2000062943A JP 2000062943 A JP2000062943 A JP 2000062943A JP 2001250904 A JP2001250904 A JP 2001250904A
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electronic component
solder
manufacturing
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Atsushi Komura
敦 小村
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Citizen Watch Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
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    • H01L2924/191Disposition
    • H01L2924/19101Disposition of discrete passive components
    • H01L2924/19105Disposition of discrete passive components in a side-by-side arrangement on a common die mounting substrate

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品を形成するための配線基板を多面取
りにした集合基板を用いた電子部品において、集合基板
の中の不良配線基板はメッキ不良による電極部の欠損
で、その不良電極部にハンダが供給されると隣接する良
品配線基板へ移動しパッド間を短絡させてしまう。 【解決手段】 集合基板の不良配線基板に供給されたハ
ンダを吸着させるために、不良配線基板上にハンダの濡
れ性の良い材料で形成した疑似部品を搭載し、ハンダ溶
融時に良品配線基板への移動をさせずに疑似部品へ不要
なハンダを吸着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線基板上に抵
抗、コンデンサやICなどの部品を搭載している水晶発
振器、RFモジュールなどの電子部品の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯機器に用いられる電子部品は
携帯機器の小型化に伴い同様に小型化が進んでいる。電
子部品に用いる配線基板は小型化が進むにつれて、一定
面積の大判の基板からより多くの配線基板を製造するこ
とが可能になった。よって、電子部品の製造する上で小
さな配線基板を単個で扱うよりも、集合基板として扱っ
て電子部品を製造することで効率を向上させることも可
能になった。
【0003】従来の電子部品の製造方法について、水晶
発振器を例にして図15から図18の断面図を用いて製
造方法を説明する。
【0004】図15から図18は水晶発振器を製造する
従来技術を示す断面図である。まず、図15は水晶発振
器の配線基板1の集合基板である。配線基板1にはセラ
ミック基板が使われている。配線基板1は中央部が凹ん
だキャビティー構造になっており、配線基板1のキャビ
ティー部に、コンデンサおよび発振器用ICなどの部品
を搭載するためのコンデンサ用電極パッド2、IC用電
極パッド3が形成されている。配線基板1の上部には水
晶振動子と電気的な接続を行うための振動子用電極パッ
ド4を、配線基板1の下部には外部の配線基板等の接続
をするための外部端子5が形成されている。
【0005】次に図16に示すように、配線基板1のキ
ャビティー部へコンデンサ6および発振器用IC7など
の部品を搭載する。コンデンサ用電極パッド2にはハン
ダペーストを供給しその上にコンデンサ6を搭載する。
発振器用IC7にはハンダバンプ13が形成されている
ので、IC用電極パッド3上に仮固定をするためのフラ
ックスを塗布し搭載する。その後ハンダペーストおよび
ハンダバンプ13の融点よりも高い温度に、集合基板を
加熱しハンダを溶融させ電気的接続を行う。
【0006】次に図17に示すように、配線基板1の上
部の振動子用電極パッド4にハンダペーストをスクリー
ン印刷法で印刷し、上部に水晶振動子18を搭載する。
その後供給したハンダペーストの融点よりも高い温度に
集合基板を加熱しハンダを溶融させ電気的接続を行う。
そして、最後に図18に示すように、水晶発振器18を
搭載した配線基板1を集合基板から分割する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水晶発
振器に使われる配線基板を大型の集合基板で扱うことは
製造効率上がる一方で、集合基板の中に不良配線基板が
紛れてしまうことがある。その多くは配線の断線による
メッキ不良によるものである。
【0008】水晶発振器の場合、たとえば図15のよう
に不良パッド17はメッキ不良によってNi、Auメッ
キが形成されずに、セラミックの基板が露出された状態
になる。水晶振動子を搭載する前に、集合基板の全ての
電極パッドにハンダペーストを供給するので、図17の
ように不良パッド17にもハンダペースト22が供給さ
れてしまう。良品の配線基板のみに水晶振動子18を搭
載し、集合基板を加熱しハンダを溶融して電気的な接続
を行うのであるが、不良パッド17に乗っているハンダ
ペースト22はセラミック基板上には濡れ広がらないの
で、溶融した際にハンダペースト22が、隣接する良品
の電極パッドに移動し、ハンダボール22が移動した電
極パッドのみハンダ量が多くなり、図19のように、水
晶振動子18が傾いて接続されたり、パッド間を短絡さ
せてしまうことが発生する。
【0009】また、セラミックの集合基板上に作製した
電子部品は良品の配線基板のみに水晶振動子18を搭載
し、不良配線基板には搭載しないので、図20ように部
品の上下を押さえて単個化する際に凹凸ができ、不良基
板に無理な力がかかり分割がうまくいかず、外形が変形
した不良が発生する。
【0010】本発明の1つの目的は、上記の課題を解決
して、配線基板を大型の集合基板で扱った際にその集合
基板にメッキ不良配線基板が混在していても、不良配線
基板に供給されたハンダペーストによって良品の電子部
品を不良にすることが無く、また集合基板から電子部品
を単個化にする際に、単個化する際にかかる力を均等に
かかるようにして、外形の変形をなくし、安定して電子
部品を製造する方法を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の電子部品の製造方法は、下記記載の製
造方法を採用する。
【0012】本発明の電子部品の製造方法は、電子部品
を形成するための配線基板と、配線基板を多面取りにし
た集合基板と、それぞれの配線基板に搭載する部品と、
配線基板上に部品を搭載するための電極パッドとを有す
る電子部品において、電極パッドには不良パッドを含
み、全ての電極パッドにハンダを供給する工程と、配線
基板に部品を搭載する工程と、不良パッドに疑似部品を
搭載する工程とを有することを特徴としている。
【0013】または、不良パッドを除く電極パッドにハ
ンダを供給する工程と、配線基板に部品を搭載する工程
と、不良パッドに疑似部品を搭載する工程とを有するこ
とを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の最適
な実施の形態における電子部品の製造方法について、水
晶発振器の製造方法を例にして説明する。
【0015】配線基板のうち、一部の配線基板には振動
子用電極パッドが一箇所欠落したことを不良原因(不良
パッド)と仮定し、今後の説明を行う。配線基板の良品
と不良品を見分けるために不良の配線基板には、バッド
マークの印を付ける。バットマークの色は後の工程でコ
ンデンサ、IC、水晶振動子や疑似部品を搭載するチッ
プマウンタや、フリップチップボンダーなどに付属して
画像処理装置、あるいはレーザーを用いた光学センサー
が、配線基板とバマークとの識別判定ができる色のイン
クを用いる。
【0016】ハンダペーストを凹んだ電極パッド上に供
給するために、ディスペンス装置を用いてハンダペース
トを滴下する。その際にディスペンス装置に付属してい
る画像処理装置あるいはレーザーを用いた光学センサー
を用いて、バッドマークを判定し、バッドマークの付い
ていない良品の配線基板のみハンダペーストを滴下す
る。
【0017】そして、コンデンサおよびICを良品の配
線基板のみに搭載する。コンデンサ搭載後、ハンダペー
ストの融点よりも高い温度で加熱しハンダを溶融させコ
ンデンサと電極パッドとを接続する。次にハンダバンプ
を形成したICを配線基板上に搭載する。IC搭載後、
ハンダバンプの融点よりも高い温度で加熱しハンダバン
プを溶融させICとIC用電極パッドとを接続する。
【0018】次に、振動子用電極パッド上にハンダペー
ストを供給する。このときに不良パッドにもハンダペー
ストを供給する。そして、水晶振動子を良品の配線基板
のみに搭載する。その際にチップマウンタに付属してい
る画像処理装置、あるいはレーザーを用いた光学センサ
ーを用いて、あらかじめバッドマークを判定し、バッド
マークの付いていない良品の配線基板のみ水晶振動子を
搭載する。
【0019】次に疑似部品を不良品の配線基板のみに搭
載する。疑似部品にはハンダペーストの濡れ性の良い材
料で形成したものを使用する。疑似部品を搭載すること
によって、ハンダ溶融時に良品配線基板への移動をさせ
ずに、疑似部品へ不要なハンダを吸着させる。疑似部品
の搭載には水晶振動子を搭載した方法と同様にチップマ
ウンタを用いる。光学センサーを用いてバッドマークを
判定し、あらかじめバッドマークの付いている不良品の
配線基板のみ疑似部品を搭載する。
【0020】または、振動子用電極パッド上にハンダペ
ーストを供給する際に、不良パッドにはハンダペースト
を供給しないようにする。そして、水晶振動子を良品の
配線基板のみに搭載し、疑似部品を不良品の配線基板の
みに搭載してもよい。
【0021】このように、疑似部品を配線基板の不良箇
所に搭載することによって、最も問題となる不良パッド
上に供給されたハンダペーストも疑似部品に吸収され、
隣接する良品の配線基板へ移動したり、短絡を起こすよ
うなことはない。また、不良パッドにハンダぺーストを
供給せずに疑似部品を備えても、同様な効果が得られ
る。
【0022】
【実施例】[第1の実施例の説明:図1〜図12]以
下、図1から図15を用いて、本発明の実施例を説明す
る。図1はコンデンサやICを搭載する側から見た、配
線基板1を多面取りにした集合基板の平面図で、図2は
図1の最上列の断面図である。配線基板1はセラミック
を基材として、配線およびそれぞれの電極パッドは、W
またはMoなどをベースとしたペーストをスクリーン印
刷法でパターニングし、焼成して形成した。各電極パッ
ドはハンダによる電気的接続を得るためにさらに電解メ
ッキ法でNiとAuを形成する。各金属層の厚みはNi
層の厚みが3〜5μm、Au層の厚みは0.5μmで形成
した。
【0023】各配線基板1に形成されたコンデンサ用電
極パッド2はコンデンサを搭載するために形成された電
極である。IC用電極パッド3はハンダバンプを用いた
フリップチップ実装でICを搭載するために形成された
電極ある。振動子用電極パッド4は水晶振動子を搭載す
るために形成されたの電極である。外部端子5は外部の
配線基板等の接続をするための電極である。配線基板1
は図2のように、中央部が凹んだキャビティー構造にな
っており、電極パッド2、3は配線基板の凹部に形成さ
れている。
【0024】配線基板1を多数配置した集合基板で取り
扱うと、集合基板の中に不良の配線基板1が最大10%
の割合で発生する。配線基板1の不良内容として、電極
パッドの欠落、電極パッドのメッキ不良、配線の断線、
配線の短絡などがある。図2の配線基板1のうち、真中
の配線基板1には振動子用電極パッド4が一箇所欠落し
たことを不良原因(不良パッド17)と仮定し、今後の
説明を行う。
【0025】配線基板1の良品と不良品を見分けるため
に不良の配線基板には、フェノール系あるいはエポキシ
系のインクを用いてバッドマーク9を付ける。バットマ
ーク9の色は先に述べたように、後の工程でコンデン
サ、IC、水晶振動子や疑似部品を搭載するチップマウ
ンタやフリップチップボンダーなどに付属して画像処理
装置、あるいはレーザーを用いた光学センサーが、配線
基板1とバンドマーク9との識別判定ができる色のイン
クを用いる。
【0026】集合基板には最後の工程で配線基板1を単
個に分割する。その際に集合基板の分割をやりやすくす
るために、あらかじめ集合基板には分割用のスリット1
0を設けている。スリットの深さは、片側基板の厚みの
10%程度である。
【0027】次に図3に示すように、配線基板1の電極
パッド2上にハンダペースト11を供給する。ハンダペ
ースト11には完成した水晶発振器を基板に実装する際
に使用する、SnPbの共晶ハンダを溶融させる温度
(約230℃)では、ほとんど溶融しないハンダを用い
る。たとえば95%Sn、5%Sb(融点240℃)
や、90%Sn、10%Pb(融点290℃)といった
組成のハンダペーストを用いる。ハンダペースト11を
凹んだ電極パッド2上に供給するために、ディスペンス
装置を用いてハンダペースト11を滴下する。その際に
ディスペンス装置に付属している画像処理装置あるいは
レーザーを用いた光学センサーを用いて、バッドマーク
9を判定し、バッドマーク9の付いていない良品の配線
基板のみハンダペースト11を滴下する。
【0028】次に図4に示すように、コンデンサ6およ
びIC7を良品の配線基板のみに搭載する。コンデンサ
6の搭載にはチップマウンタを用いる。搭載方法として
はコンデンサ6の両端に形成されている電極が、ハンダ
ペースト11を供給したコンデンサ用電極パッド2上に
位置合わせを行い搭載する。コンデンサ6搭載後、大気
あるいは窒素雰囲気のリフロー炉を用いて、ハンダペー
スト11の融点よりも高い温度で加熱しハンダを溶融さ
せコンデンサ6と電極パッド2とを接続する。
【0029】IC7の各電極には、配線基板1のIC用
電極パッド3のレイアウトに対応した位置に、SnPb
の共晶ハンダでハンダバンプ13を形成している。IC
7の搭載にはフリップチップボンダーを用いる。搭載方
法としてはIC7に形成されているハンダバンプ13あ
るいはIC用電極パッド3に粘度が16Pa・s、固形
分含有量70%のロジン系のフラックスを塗布した後、
ハンダバンプ13と電極パッド3との位置合わせを行い
搭載する。IC7搭載後、大気あるいは窒素雰囲気のリ
フロー炉を用いて、ハンダバンプ13の融点よりも高い
温度で加熱し、ハンダバンプ13を溶融させIC7とI
C用電極パッド3とを接続する。
【0030】次に図5に示すように、振動子用電極パッ
ド4上にハンダペースト16を供給する。ハンダペース
ト16の供給にはスクリーン印刷法を用いて供給する。
ハンダペースト16には、図3で示したハンダペースト
11と同様のハンダを使用することができる。
【0031】スクリーン印刷の方法は図6のように、印
刷に使うメタルマスク14には振動子用電極パッド4の
レイアウトに対応した位置に穴が形成されていて、メタ
ルマスク14の穴と電極パッド4との位置が合うように
配線基板1上にメタルマスク14を設置する。その後、
メタルマスク14に塗布したハンダペースト16を、ス
キージ15がメタルマスク14上を接触しながら移動す
ることによって、メタルマスク14の穴の中のみにハン
ダペースト16を供給する。最後にメタルマスク14を
剥がすと各パッド上にハンダペースト16が供給でき
る。このときに不良パッド17にもハンダペースト16
は供給される。
【0032】次に図7に示すように、水晶振動子18を
良品の配線基板のみに搭載する。水晶振動子18の搭載
にはチップマウンタを用いる。搭載方法としては、チッ
プマウンタに搭載されている画像認識装置で前記のコン
デンサ6を搭載したときと同じように、水晶振動子18
の裏面に形成されている電極を認識し、ハンダペースト
16を供給した電極パッド4上に位置合わせを行い搭載
する。その際にチップマウンタに付属している画像処理
装置、あるいはレーザーを用いた光学センサーを用いて
あらかじめバッドマーク9を判定し、バッドマーク9の
付いていない良品の配線基板のみコンデンサ5を搭載す
る。
【0033】次に図8に示すように、疑似部品19を不
良品の配線基板のみに搭載する。疑似部品にはハンダペ
ーストの濡れ性の良い材料で形成したものを使用した。
疑似部品19の搭載には水晶振動子18を搭載した方法
と同様にチップマウンタを用いる。搭載方法としては疑
似部品19の外形を認識し、ハンダペースト16を供給
した振動子用電極パッド4上に位置合わせを行い搭載す
る。その際にチップマウンタに付属している画像処理装
置、あるいはレーザーを用いた光学センサーを用いてバ
ッドマーク9を判定し、あらかじめバッドマーク9の付
いている不良品の配線基板のみ疑似部品19を搭載す
る。
【0034】たとえば5×3.2mmの水晶発振器の場
合、使用する水晶振動子の寸法は5(W)×3.2
(D)×0.6(H)mmである。その場合、材質には
ハンダに濡れやすいCuの板(厚さ0.6mm)を使用
し、5×3.2mmにプレスで打ち抜いた金属片を作製
しそれを疑似部品19として使用する。または、サイズ
3.2(W)×1.6(D)×0.6(H)mmの角型
厚膜チップ抵抗2個を疑似部品19と使用する。搭載位
置については、上部から見た図である図9のように、角
型厚膜チップ抵抗の両端に形成されている電極20が、
不良パッド17を含むハンダペースト16を供給した4
つの振動子用電極パッド4上に搭載する。
【0035】疑似部品19搭載後、大気あるいは窒素雰
囲気のリフロー炉を用いて、ハンダペースト16の融点
よりも高い温度で加熱し、ハンダを溶融させ水晶振動子
18あるいは疑似部品19と振動子用電極パッド4とを
接続する。図10のように不良配線基板に供給されたハ
ンダペースト16を疑似部品19が吸収する。その際最
も問題となる不良パッド17上に供給されたハンダペー
スト15も疑似部品19に吸収され、隣接する良品の配
線基板1へ移動したり、短絡を起こすようなことはなか
った。
【0036】最後に図11に示すように、電子部品を単
個にする。水晶振動子18の上部と配線基板1の外部端
子5側とを挟み込むように支持板21で押さえ、矢印の
方向に力かかて図12のように単個化する。また、不良
品の配線基板1を単個にする際にも、疑似部品19が搭
載されているために矢印の方向に力がかかっても、分割
スリット10の位置で単個にすることができた。
【0037】[第2の実施例の説明:図1〜図4、図1
2〜14および図7〜11]次に、図面を用いて本発明
の第2の実施例における電子部品の製造方法についての
説明を行う。用いた各構成部品の材料は実施例1と同様
のものを使用した。また図1から図4までは第1の実施
形態と同じである。
【0038】図13に示すように、振動子用電極パッド
4上にハンダペースト16を供給する。ハンダペースト
16を振動子用電極パッド4上に供給するために、ディ
スペンス装置を用いてハンダペースト16を滴下する。
その際にディスペンス装置に付属している画像処理装置
を用いて、振動子用電極パッド4が形成されているとこ
ろだけにハンダペースト16を滴下する。こうすること
により不良パッド17にはハンダペースト16が供給さ
れず、電極パッドが形成されているところのみにハンダ
ペースト16が供給されることになる。
【0039】その後、図14に示すように、水晶振動子
18を良品の配線基板へ、疑似部品19を不良品の配線
基板へ搭載し、大気あるいは窒素雰囲気のリフロー炉を
用いて、ハンダペースト16の融点よりも高い温度で加
熱し、ハンダを溶融させと水晶振動子18あるいは疑似
部品19と振動子用電極パッド4とを接続する。
【0040】この後工程は、第1の実施例で述べた図1
1と同じ工程で電子部品を単個にする。水晶振動子18
の上部と配線基板1の外部端子5側とを挟み込むように
押さえ、矢印の方向に力かかて単個化する。また、不良
品の配線基板1を単個にする際にも、疑似部品19が搭
載されているために矢印の方向に力がかかっても、分割
スリット10の位置で単個にできる。
【0041】第1の実施例では、電極パッド4上にハン
ダペースト16供給する方法として、全電極パッド4に
良品不良品に関係無く、一括でハンダペースト15を供
給する方法で説明し、第2の実施例は電極パッド4上に
ハンダペースト16供給する方法として、電極が形成さ
れている電極パッド4のみにハンダペースト15を供給
する方法で説明した。いずれの方法でも同様の作用効果
が得られる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子部品
の製造方法によれば、配線基板を大型の集合基板で扱っ
た際に、その集合基板にメッキ不良の配線基板が混在し
ていても、不良基板に供給されたハンダペーストによっ
て良品の電子部品を不良にすることが無く、また集合基
板から電子部品を単個化にする際に、単個化する際にか
かる力を均等にかかるようにして外形の変形をなくし安
定して電子部品を製造ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における集合基板の平面図で
ある。
【図2】本発明の実施形態における集合基板の断面図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施形態における電子部品を製
造する方法を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における電子部品を製
造する方法を示す断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における電子部品を製
造する方法を示す断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における電子部品を製
造する方法を示す断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態における電子部品を製
造する方法を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態における電子部品を製
造する方法を示す断面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態における疑似部品の搭
載状態を示す平面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態における電子部品を
製造する方法を示す断面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態における電子部品を
製造する方法を示す断面図である。
【図12】本発明の第1の実施形態における電子部品の
断面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態における電子部品を
製造する方法を示す断面図である。
【図14】本発明の第2の実施形態における電子部品を
製造する方法を示す断面図である。
【図15】従来の技術における電子部品を製造する方法
を示す断面図である。
【図16】従来の技術における電子部品を製造する方法
を示す断面図である。
【図17】従来の技術における電子部品を製造する方法
を示す断面図である。
【図18】従来の技術における電子部品を製造する方法
を示す断面図である。
【図19】従来の技術における電子部品を製造する方法
を示す断面図である。
【図20】従来の技術における電子部品を製造する方法
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 配線基板 2 コンデンサ用電極パッド 3 IC用電極パッド 4 振動子用電極パッド 6 コンデンサ 5 外部電極 7 IC 9 バッドマーク 10 スリット 11、16 ハンダペースト 13 ハンダバンプ 14 メタルマスク 15 スキージ 17 不良パッド 18 水晶振動子 19 疑似部品 20 電極 21 支持板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を形成するための配線基板と、
    配線基板を多面取りにした集合基板と、それぞれの配線
    基板に搭載する部品と、配線基板上に部品を搭載するた
    めの電極パッドとを有する電子部品の製造方法におい
    て、電極パッドには不良パッドを含み、全ての電極パッ
    ドにハンダを供給する工程と、配線基板に部品を搭載す
    る工程と、不良パッドに疑似部品を搭載する工程とを有
    する電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 電子部品を形成するための配線基板と、
    配線基板を多面取りにした集合基板と、それぞれの配線
    基板に搭載する部品と、配線基板上に部品を搭載するた
    めの電極パッドとを有する電子部品の製造方法におい
    て、電極パッドには不良パッドを含み、不良パッドを除
    く電極パッドにハンダを供給する工程と、配線基板に部
    品を搭載する工程と、不良パッドに疑似部品を搭載する
    工程とを有する電子部品の製造方法
  3. 【請求項3】 請求項1、2記載の電子部品の製造方法
    において、不良パッドの箇所を区別するために、不良パ
    ッドを有する配線基板に印を施したことを特徴とする電
    子部品の製造方法
  4. 【請求項4】 請求項1、2記載の電子部品の製造方法
    において、不良パッドに搭載する疑似部品の形状は、配
    線基板上に搭載する部品と同じ大きさか、あるいは小さ
    い疑似部品を単個あるいは複数個を用いることを特徴と
    する電子部品の製造方法
  5. 【請求項5】 請求項1、2記載の電子部品の製造方法
    において、不良の配線基板に搭載する疑似部品の表面は
    濡れ性の良い材質であることを特徴とする電子部品の製
    造方法
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007208521A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Kyocera Kinseki Corp 圧電発振器の製造方法
JP2009016957A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Kyocera Kinseki Corp 圧電発振器

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JP2007208521A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Kyocera Kinseki Corp 圧電発振器の製造方法
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