JP2021114495A - モジュール及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表面実装基板において、非対称に配置されたリード端子を有する大型の電子部品のプリント基板への接着固定と端子の半田付けとを一連の熱処理で行う。【解決手段】筐体部とリード端子とを有する電子部品を、プリント基板に表面実装するモジュール製造方法であって、その表面にランドが配置されたプリント基板を準備するステップと、リード端子の設置位置に対応するランドの露出部分を残存させるように、ランドの周縁に沿って選択的にクリーム半田を印刷するステップと、プリント基板のランドと隣接する位置に接着材を塗布するステップと、筐体部が接着材に着接し、リード端子がランドの露出部分に接触するように、電子部品をプリント基板に載置するステップと、熱処理を行い、接着材を硬化させて筐体部を回路基板の表面に固定すると共に、クリーム半田をリフローさせてリード端子をランドに電気的に接続するステップと、を備える。【選択図】図9
Description
本発明はモジュール及びその製造方法に関し、特にプリント基板の両面に電子部品を表面実装されたモジュール及びその製造方法に関する。
電子機器モジュールの小型化及び軽量化の進展に伴い、搭載される半導体素子や電子コンポーネント等の個々の電子部品の小型化が推進されている。この種のモジュールにおいては、搭載される部品の小型化に見合った高密度実装を実現するために、プリント基板の両面のそれぞれに電子部品を表面実装する技術が採用されている。
このような電子機器モジュールに実装される電子部品、例えば容量素子、抵抗素子、発光素子、各種フィルタ等は、その電気特性に応じて様々な大きさの部品があり、リフロー工程の間に溶融した半田の表面張力だけでは保持することが困難な大型で重い部品も含まれる。しかしながら、高密度化を推進するため、そのような大型の部品であっても表面実装することが求められている。
そのような大型の部品として、例えば、ライトアングルピンヘッダがある。このピンヘッダを表面実装するためには、その筐体を接着材によりプリント基板に接着して重量を支える必要がある。その方法として、半田リフローの熱処理の間に熱硬化性の接着材を硬化させて筐体をプリント基板に固定する技術が、採用されている。
このように、1度の熱処理の間に接着材の硬化及び半田リフローの両方を行うためには、ピンヘッダをプリント基板に搭載する表面実装の1つのステップにおいて、プリント基板の所定の位置に硬化前の接着材が塗布され、且つリード端子を半田付けするランドにクリーム半田が印刷された状態で、その筐体が硬化前の接着材に着接し、且つリード端子がランドを覆うクリーム半田に没入するように、ピンヘッダをプリント基板に載置する必要がある。
しかしながら、ライトアングルピンヘッダは、例えば、直方体からなる筐体の1つの側面にコネクト用のピンが配置され、その反対側のもう1つの側面にプリント基板へ半田付けするリード端子が配置される構造を有する。このピンヘッダの筐体をマウンタで吸着して保持し、プリント基板に載置するときには、まず、リード端子が先行してクリーム半田に当接し、そこから、更に筐体を押圧してリード端子をクリーム半田に没入させる必要がある。
しかし、ピン側の側面にはプリント基板に対して支持するものが無いため、リード端子がクリーム半田に没入しないうちに、ピン側の側面が下がる方向に傾いてしまう。これは、マウンタの吸着力では、筐体とプリント基板との平行を維持したまま、クリーム半田の粘性に打ち勝ってリード端子を没入させることが困難であることに起因する。その結果、リード端子がクリーム半田に十分に没入せずに、ピン側の側面の下端部がプリント基板の表面に当接した時点で押圧が停止し、ピンヘッダが傾いたまま載置される。
このように、リード端子がクリーム半田に十分に没入せずに、ピンヘッダが傾いて載置されたままリフローを行うと、半田が溶融するよりも低い温度で、まず接着材が熱硬化しピンヘッダが傾いたまま固定される。その後、温度が上昇して半田が溶融したときにリード端子が半田から乖離し、プリント基板のランドにリード端子が電気的に接続されない不良を誘発する。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ライトアングルピンヘッダのような、非対称に配置されたリード端子を有する大型の電子部品を、プリント基板に接着して固定すると共に、リード端子を確実にランドに接続するモジュール及びその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の態様のモジュールの製造方法は、筐体部とその筐体部から突出するリード端子とを有する電子部品を、プリント基板に表面実装するモジュールの製造方法であって、その表面にランドが配置されたプリント基板を準備するステップと、リード端子の設置位置に対応するランドの露出部分を残存させるように、ランドの周縁に沿って選択的にクリーム半田を印刷するステップと、プリント基板の前記ランドと隣接する位置に接着材を塗布するステップと、筐体部が接着材に着接し、リード端子がランドの露出部分に接触するように、電子部品をプリント基板に載置するステップと、熱処理を行い、接着材を硬化させて筐体部を回路基板の表面に固定すると共に、クリーム半田をリフローさせてリード端子をランドに電気的に接続するステップと、を備える。
本発明の第2の態様によれば、上記第1の態様において、接着材は、クリーム半田が溶融する温度よりも低い温度で熱硬化する。
本発明の第3の態様によれば、上記第2の態様において、熱処理は、クリーム半田が溶融しない温度で接着材の硬化を完了させて、電子部品の筐体部をプリント基板に固定するプリヒート工程と、プリヒート工程の後に温度を上昇させてクリーム半田を溶融し、電子部品のリード端子をランドに半田付けするリフロー工程とを含む。
本発明の第4の態様によれば、上記第1から第3までのいずれか1つの態様において、熱処理の後に、一旦リフローして固化した半田が再度溶融する温度で行う追加熱処理を更に備える。
本発明の第5の態様によれば、上記第1から第4までのいずれか1つの態様において、熱処理は窒素雰囲気中で行う。
本発明の第6の態様によれば、上記第1から第5までのいずれか1つの態様において、クリーム半田を印刷するステップは、所定の位置に開口が設けられたメタルマスクを準備するステップと、メタルマスクをプリント基板に載置するステップと、クリーム半田をメタルマスクの開口の内部に充填するステップと、メタルマスクをプリント基板から取り外すステップと、を含む。
本発明の第7の態様によれば、上記第1から第5までのいずれか1つの態様において、クリーム半田を印刷するステップは、ディスペンサを用いて、クリーム半田をランドの周縁に沿って、選択的に吐出することにより塗布する。
本発明の第8の態様によれば、上記第1から第7までのいずれか1つの態様において、接着材を塗布するステップでは、ディスペンサを用いて、接着材をプリント基板の表面に吐出することにより塗布する。
本発明の第9の態様によれば、上記第1から第8までのいずれか1つの態様において、電子部品はライトアングルピンヘッダであって、筐体部は接着材に着接する底面と底面と交差する側面とを有し、リード端子は側面から横方向に突出して曲げ部を形成しながら延伸し、コネクタピンは前記リード端子が突出する側面と対向する他の側面から突出して延伸する。
本発明の第10の態様のモジュールは、表面にランドを有するプリント基板と、ランドの周縁に沿って前記ランドの一部を覆うクリーム半田と、そのクリーム半田に隣接する位置でランドの表面が露出する露出部分と、筐体部とその筐体部から突出するリード端子とを有する電子部品であって、筐体部が、ランドに隣接する位置で接着材を介して前記プリント基板と当接し、前記リード端子が前記ランドの前記露出部分に接触する電子部品と、を備える。
本発明の第11の態様によれば、上記第10の態様において、クリーム半田は、露出部分の少なくとも両側に配置される。
本発明の第12の態様によれば、上記第10の態様において、クリーム半田は、露出部分の周囲を囲んで配置される。
本発明のモジュール及びその製造方法によれば、ライトアングルピンヘッダのような、非対称に配置されたリード端子を有する大型の電子部品を、プリント基板に接着して固定すると共に、リード端子を確実にランドに接続するモジュール及びその製造方法を提供する、という効果を奏することができる。
以下、図面に基づき本発明のモジュールの製造方法の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態で表面実装される電子部品1、例えば、ライトアングルピンヘッダの平面図である。図2は、図1に記載された線分AA´に沿った断面図である。
この電子部品1は、概略直方体からなる筐体部2と、筐体部2の1つの側面から突出して延伸するリード端子3と、リード端子3が突出する側面と対向する、他の側面から突出して延伸するピン4と、を有する。図2において、筐体部2の内部構造は省略されている。
筐体部2は、上記側面及び上記他の側面と交差する底面5を含み、この底面5は、プリント基板に実装されたときにプリント基板と対向する。リード端子3は、筐体部2の1つの側面から突出してから底面5の方向に曲がりながら延伸し、その下端は底面5との同一平面上まで、又は底面5との同一平面上を通過して、更に延伸する。
図3は、本発明のモジュールの製造方法の実施形態で準備するプリント基板12の平面図である。図4は、図3の線分AA´に沿った断面図である。
このプリント基板12は、表面実装基板であり、本発明の実施形態のモジュール10の基体をなす。プリント基板12の表面には、3つの長方形からなるランド13が配置されている。このプリント基板12は、絶縁物材料からなり、例えば、ガラスエポキシ、ガラスポリイミド、セラミック等で形成されていてよい。
ランド13は、例えば、銅をめっきすることにより形成することができ、プリント基板12の最表面に配置されている。図4では省略されているが、プリント基板12として、その内部に、複数の配線層並びにそれらの配線層及びランド13を電気的に相互接続するヴィアホールが形成された多層配線基板を用いることができる。又、プリント基板12は、最表面に対向する反対側の面に、更なるランドを有し、両面に電子部品を表面実装できる基板であってよい。
図5は、本発明のモジュールの製造方法の実施形態のクリーム半田を印刷するステップにおける平面図である。図6は、図5に記載された線分AA´に沿った断面図である。
長方形からなる3つのランドのそれぞれには、3つの辺に沿って選択的にクリーム半田23が印刷されている。クリーム半田23に囲まれたランド13のそれぞれの中央付近には、ランド13の表面が露出する露出部分13aが残存する。クリーム半田23として、例えば、粒径が数十μmの半田の細粒とフラックスとを混錬して作成したものを用いることができる。
クリーム半田23は、例えば、メタルマスクを用いる方法でランド13の表面に印刷することができる。まず、クリーム半田23を印刷する位置に開口が設けられたメタルマスクを、プリント基板12の表面の所定の位置に載置する。次に、クリーム半田をメタルマスク表面に供給し、スキージに所定の荷重を印加しながらメタルマスクの表面を摺動させることにより、メタルマスクの開口部にクリーム半田を充填する。そして、メタルマスクを取り外すと、図5に示すように、ランド13のそれぞれの所定の位置にクリーム半田23が印刷されたプリント基板12を得ることができる。
また、クリーム半田23は、ディスペンサを用いてランド13の所望の位置に塗布してよい。例えば、ディスペンサの吐出口を、ランド13の周縁に沿って移動させながら、適正な量のクリーム半田を吐出することにより、図5に示すように、長方形からなるランド13の、それぞれの3つの辺に沿った位置にクリーム半田23を塗布されたプリント基板12を得ることができる。
図7は、本発明のモジュールの製造方法の実施形態の接着材を塗布するステップにおける平面図である。図8は、図7の線分AA´に沿った断面図である。
接着材25は、ランド13に隣接した、プリント基板12の表面の所定の位置に、ディスペンサの吐出口から所定の量を吐出して塗布されてよい。ディスペンサから吐出された状態では、接着材25はプリント基板12の表面から上方に突起する半球状の断面形状を有する。この接着材25は、加熱することにより化学反応を生じて固化する熱硬化性であることが好ましい。
図9は、本発明のモジュールの製造方法の実施形態の、電子部品1をプリント基板12に載置するステップにおける平面図である。図10は、図9の線分AA´に沿った断面図であり、その部分拡大図が図15に示される。図11は、図9の線分BB´に沿った断面図である。
電子部品1は、その筐体部2の底面5が接着材25に着接するように載置し、更に、押圧してプリント基板12の表面に保持される。このとき、図8において半球状の断面形状であった接着材25は押圧されて拡がり、図15に接着材25aとして示すように、筐体部2の底面5とプリント基板12の表面との間で薄膜状となる。
電子部品1を載置するときには、その筐体部2の底面5が接着材25に着接するとともに、電子部品1のリード端子3がクリーム半田23の上に載らずに、ランド13の露出部分13aに接触するように位置合わせすることが重要である。図11に示すように、リード端子3は、ランド13の周縁に沿って印刷されたクリーム半田23の間の露出部分13aで、クリーム半田23とは間隙26をもってランド13の表面に接触するように載置されている。
仮に、ランド13の全体にクリーム半田23が印刷されていると、電子部品1の載置の際に不具合が生じる。電子部品1の載置には、例えばマウンタが用いられ、このマウンタは筐体部2の底面5と対向する位置にある上面を真空吸着して保持し、プリント基板12上で電子部品1を筐体部2の上面から押圧して、半球状の接着材25が薄膜状の接着材25aとなるように押し拡げる。
図10および図15に示すように薄膜状の接着材25aの厚さは、リード端子3をランド13に半田付けするために必要な厚さよりもかなり薄い。従って、仮にリード端子3がクリーム半田23に載っていると、電子部品1を押圧して接着材25aを薄膜状にすると同時に、リード端子3のそれぞれをクリーム半田23の中に没入させなければならない。
しかしながら、リード端子3の反対側にはピン4が配置されているだけであり、ピン4はプリント基板12には接触しないから、リード端子3の反対側では電子部品1をプリント基板12に対して支持する構造物がない。又、クリーム半田23は表面実装部品を一時的に保持できる程度の粘性を有するため、リード端子3のクリーム半田23の中に没入させるためには相応の力が必要である。
ところが、マウンタは、電子部品1の筐体部2の上面を吸着して保持しているだけであるので、電子部品1を回転させる方向の力に耐えることは困難である。それゆえ、マウンタは、リード端子3がクリーム半田23に載っている状態から、相応の粘性を有するクリーム半田23を押しのけて、その内部に没入するまで電子部品1とプリント基板12の表面との平行を維持したまま、押圧することはできない。
その結果、リード端子がクリーム半田に没入されずに、ピン4側の側面がプリント基板12の表面に近づく方向に傾いてしまう。傾いた筐体部2はその底面の一端がプリント基板12の表面に当接した状態で固定される。傾いて固定された電子部品1をリフローすると、リード端子3が溶融した半田から乖離してしまい、ランド13への接続不良を誘発する。
図12は、本発明の方法の実施形態の、電子部品1をプリント基板12に固定し、リード端子3をランド13に電気的に接続するステップにおける平面図である。図13は、図12の線分AA´に沿った断面図である。図14は、図12の線分BB´に沿った断面図である。
このステップでは、熱処理を行い、接着材25aを熱硬化させて、電子部品1の筐体部2をプリント基板12に接着し固定すると共に、クリーム半田23をリフローさせて半田23aとし、リード端子3のそれぞれを、対応するランド13に半田付けする。ここで、接着材25aが熱硬化される温度は、クリーム半田23が溶融する温度よりも低いことが好ましい。
この熱処理は、まずクリーム半田23が溶融しない温度でプリヒートを行い(プリヒート工程)、ここで接着材25aを硬化させて、筐体部2の底面5をプリント基板12に固定する。続いて、プリヒート工程の後に、更に温度を上昇させ、クリーム半田23を溶融し、電子部品1のリード端子3をランド13に半田付けする(リフロー工程)。
リフロー工程では、図11において、リード端子3の左右に印刷されていたクリーム半田23が溶融すると、ランド13の表面に沿って流動する。流動する半田は、間隙26を充填してリード端子3の各側面を囲む。そして、冷却時に固化して半田23aとなり、リード端子3のそれぞれをランド13に機械的に固定すると共に、電気的に接続する(図14)。熱処理は、半田の濡れ性をより改善するために、窒素雰囲気中で行ってもよい。
リード端子3の両側からのクリーム半田23の流動を、完全に対称となるように制御することは困難であり、流動の過渡状態ではリード端子3のそれぞれに横方向の応力が加わることがある。仮に、リード端子3に非対称な応力が加わったとしても、電子部品1の設置位置が所定の位置からずれないようにするため、クリーム半田23が溶融する前に接着材25aの熱硬化を完了させることで、電子部品1の筐体部2がプリント基板12の表面に、あらかじめ固定されていることが望ましい。
次に、本発明のモジュールについて説明する。図9は、本発明のモジュール10の実施形態の平面図である。図10は、図9の線分AA´に沿った断面図である。図11は、図9の線分BB´に沿った断面図である。
このモジュール10は、その表面にランド13を有するプリント基板12を備え、そのランド13には、概ね長方形からなるランド13の周縁部、例えば3つの辺に沿ってランド13の一部を覆うクリーム半田23が設置されている。このランド13は、その領域内に、クリーム半田23に隣接する位置でランド13の表面が露出する露出部分13aを有する。又、クリーム半田23は露出部分13aの周囲を囲んでいてもよい。
プリント基板12には電子部品1が表面実装されており、この電子部品1は、例えばライトアングルピンヘッダであって、概略直方体からなる筐体部2と、筐体部2の1つの側面から突出して延伸するリード端子3と、リード端子3が突出する側面と対向する、もう1つの側面から突出して延伸するピン4と、を有する。
筐体部2は、その底面5がランド13に隣接する位置で、接着材25aを介してプリント基板12の表面と当接する。又、リード端子3のそれぞれは対応するランド13の露出部分13aに接触している。ここで、リード端子3とランド13の一部を覆うクリーム半田23とは間隙26だけ離間している。
以上説明したとおり、本発明のモジュール及びその製造方法によれば、ライトアングルピンヘッダのような、非対称に配置されたリード端子を有する大型の電子部品を、プリント基板に接着して固定すると共に、リード端子を確実にランドに接続するモジュール及びその製造方法を提供する。
又、プリント基板12は、最表面に対向する反対側の面に、更なるランドを有し、電子部品を両面に表面実装できる基板であってよい。このとき、更なるランドに実装する電子部品を半田付けするための、追加熱処理を行うための更なるリフロー工程が備えられていてもよい。
この追加熱処理の間に、図12〜図14に示された、一旦リフローされた半田23aは再度溶融するが、電子部品1は、すでに硬化した接着材25aによりプリント基板12の表面に固定されている。従って、位置がずれることはなく、且つ溶融した半田23aも、それ自身の表面張力でランド13及びリード端子3の各々に保持される。
このように、本発明のモジュール及びその製造方法は、片面実装基板及び両面実装基板のいずれにおいても、同様に適用することができる。
1 電子部品
2 筐体部
3 リード端子
12 プリント基板
13 ランド
13a 露出部分
23 クリーム半田
25 接着材
2 筐体部
3 リード端子
12 プリント基板
13 ランド
13a 露出部分
23 クリーム半田
25 接着材
Claims (12)
- 筐体部と前記筐体部から突出するリード端子とを有する電子部品を、プリント基板に表面実装するモジュールの製造方法であって、
その表面にランドが配置された前記プリント基板を準備するステップと、
前記リード端子の設置位置に対応する前記ランドの露出部分を残存させるように、前記ランドの周縁に沿って選択的にクリーム半田を印刷するステップと、
前記プリント基板の前記ランドと隣接する位置に接着材を塗布するステップと、
前記筐体部が前記接着材に着接し、前記リード端子が前記ランドの前記露出部分に接触するように、前記電子部品を前記プリント基板に載置するステップと、
熱処理を行い、前記接着材を硬化させて前記筐体部を前記プリント基板の前記表面に固定すると共に、前記クリーム半田をリフローさせて前記リード端子を前記ランドに電気的に接続するステップと、を備えるモジュールの製造方法。 - 前記接着材は、前記クリーム半田が溶融する温度よりも低い温度で熱硬化する、請求項1に記載のモジュールの製造方法。
- 前記熱処理は、前記クリーム半田が溶融しない温度で前記接着材の硬化を完了させて、前記電子部品の前記筐体部を前記プリント基板に固定するプリヒート工程と、前記プリヒート工程の後に温度を上昇させて前記クリーム半田を溶融し、前記電子部品の前記リード端子を前記ランドに半田付けするリフロー工程とを含む、請求項2に記載のモジュールの製造方法。
- 前記熱処理の後に、一旦リフローして固化した半田が再度溶融する温度で行う追加熱処理を更に備える、請求項1から3までのいずれか1項に記載のモジュールの製造方法。
- 前記熱処理は窒素雰囲気中で行う、請求項1から4までのいずれか1項に記載のモジュールの製造方法。
- 前記クリーム半田を印刷するステップは、所定の位置に開口が設けられたメタルマスクを準備するステップと、前記メタルマスクを前記プリント基板に載置するステップと、前記クリーム半田を前記メタルマスクの前記開口の内部に充填するステップと、前記メタルマスクを前記プリント基板から取り外すステップと、を含む請求項1から5までのいずれか1項に記載のモジュールの製造方法。
- 前記クリーム半田を印刷するステップは、ディスペンサを用いて、前記クリーム半田を前記ランドの周縁に沿って、選択的に吐出することにより塗布する、請求項1から5までのいずれか1項に記載のモジュールの製造方法。
- 前記接着材を塗布するステップでは、ディスペンサを用いて、前記接着材を前記プリント基板の前記表面に吐出することにより塗布する、請求項1から7までのいずれか1項に記載のモジュールの製造方法。
- 前記電子部品はライトアングルピンヘッダであって、前記筐体部は前記接着材に着接する底面と前記底面と交差する側面とを有し、前記リード端子は前記側面から横方向に突出して曲げ部を形成しながら延伸し、ピンは前記リード端子が突出する前記側面と対向する他の側面から突出して延伸する、請求項1から8までのいずれか1項に記載のモジュールの製造方法。
- 表面にランドを有するプリント基板と、
前記ランドの周縁に沿って前記ランドの一部を覆うクリーム半田と、
前記クリーム半田に隣接する位置で前記ランドの表面が露出する露出部分と、
筐体部と前記筐体部から突出するリード端子とを有する電子部品であって、前記筐体部が、前記ランドに隣接する位置で接着材を介して前記プリント基板と当接し、前記リード端子が前記ランドの前記露出部分に接触する電子部品と、を備えるモジュール。 - 前記クリーム半田は、前記露出部分の少なくとも両側に配置される、請求項10に記載のモジュール。
- 前記クリーム半田は、前記露出部分の周囲を囲んで配置される、請求項10に記載のモジュール。
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JP2020005300A JP2021114495A (ja) | 2020-01-16 | 2020-01-16 | モジュール及びその製造方法 |
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