JP2001250816A - 高温静電チャック - Google Patents

高温静電チャック

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JP2001250816A JP2000391452A JP2000391452A JP2001250816A JP 2001250816 A JP2001250816 A JP 2001250816A JP 2000391452 A JP2000391452 A JP 2000391452A JP 2000391452 A JP2000391452 A JP 2000391452A JP 2001250816 A JP2001250816 A JP 2001250816A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高温静電チャックを提供すること。 【解決手段】 チャック体と熱伝達体との間に膨張ジョ
イントを有する高温静電チャック。膨張ジョイントは、
ハーメチックシールを提供し、チャック体と熱伝達体と
の間の熱膨張の差を吸収し、かつ/またはチャック体か
ら熱伝達体への熱伝導量を制御する。チャック体の面と
該面から離隔された熱伝達体の面との間のプレナムは、
ヘリウムなどの熱伝達ガスで充填され、熱伝達ガスは、
チャック体上に支持された基板の背面冷却のためにチャ
ック体のリフト・ピン・ホールなどのガス通路を通過す
る。プレナム内の熱伝達ガスは、また、チャック体から
熱伝達体へ熱を伝導する。200℃を超える温度でチャ
ックが動作できることによって、低揮発性エッチング製
品を揮発させるために高温でのエッチングが必要となる
Ptなどの貴金属のプラズマ・エッチング用にチャック
体を使用することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハな
どの基板の処理に有用な静電チャック(ESC)に関す
る。ESCは、エッチングまたは堆積プロセスが行われ
るプラズマ反応チャンバ内で半導体基板を支持するため
に使用され得る。ESCは、低温で揮発しない白金など
の材料の高温プラズマエッチングに対して、特に有用で
ある。
【0002】
【従来の技術】真空処理チャンバは、一般に、真空チャ
ンバにエッチングガスまたは堆積ガスを供給すること、
および、RF場をガスに印加してガスをプラズマ状態に
励起することによって、基板上の材料をエッチングし又
は化学気相成長(CVD)させるために使用される。誘
導結合プラズマ(ICP)とも称する平行平板のトラン
スフォーマー結合プラズマ(TCP)反応室、および電
子サイクロトロン共鳴(ECR)反応室の例が、本出願
人所有の米国特許第4340462号、第494845
8号、および第5200232号で開示されている。真
空処理チャンバは、通常、その中で行われるプロセスに
依存する性能仕様に合致するように設計される。したが
って、特定のプラズマ発生源、真空排気構成、および特
定の処理チャンバに関連する基板支持体は、性能仕様に
合致するようにカスタマイズ或いは特別に設計されなけ
ればならない。
【0003】基板は、通常、処理中に基板ホルダによっ
て真空チャンバ内の定位置に保持される。従来の基板ホ
ルダは、機械的クランプおよび静電クランプ(ESC)
を含む。機械クランプおよびESC基板ホルダの例は、
本出願人所有の米国特許第5262029号、および1
995年3月10日出願の本出願人所有の米国出願第0
8/401524号に開示されている。電極の形状の基
板ホルダは、米国特許第4579618号で開示されて
いるように、チャンバに高周波(RF)電力を供給でき
る。
【0004】フラット・パネル・ディスレイを含む基板
およびより小さい基板は、特定の処理工程の際に、基板
ホルダによって冷却され得る。そのような冷却は、基板
ホルダとそれに対向する基板表面との間にヘリウムなど
の不活性ガスを適用することによって行われる。たとえ
ば、米国特許第5160152号、第5238499
号、第5350479号、および第5534816号を
参照されたい。冷却ガスは、通常、基板ホルダにあるチ
ャネルまたは溝のパターンに供給され、基板に対して背
圧を加える。単極型静電チャックでは、単一の電極を使
用する。たとえば、米国特許第4665463号を参照
されたい。双極型静電チャックでは、誘電体層によって
分離された2枚の帯電されたキャパシタ極板間の相互引
力を用いる。たとえば、米国特許第4692836号、
および第5055964号を参照されたい。
【0005】真空処理チャンバ用の基板支持体は、通
常、チャンバの底部壁に装着されており、保守作業、お
よび基板支持体の交換を困難するとともに時間を浪費す
るものにする。そのような底部に装着された基板支持体
は、米国特許第4340462号、第4534816
号、第4579618号、第4615755号、第49
48458号、第5200232号、および第5262
029号に見ることができる。片持ちにされた支持体構
成が、本出願人所有の米国特許第5820723号、お
よび第5948704号に記載されている。
【0006】クランプ電極およびヒータ・エレメントを
組み込んだ高温静電チャックが、化学成長チャンバで使
用するために提案されている。たとえば、米国特許第5
730803号、第5867359号、第590833
4号、および第5968273号、ならびに欧州特許公
開公報628644A2を参照されたい。これらのう
ち、欧州特許公開公報628644は、貫通した孔によ
りメッシュが形成されたRF金属電極板とそれに組み込
まれたヒータとを有する窒化アルミニウム・チャック体
を開示している。このチャック体は、チャック体の外周
がシリンダを越えて延在するようにアルミナ・シリンダ
上に支持される。米国特許第5730803号は、M
o、W、W−Moの電気グリッドとそれに組み込まれた
Moヒータ・コイル・ワイヤとを有する窒化ケイ素また
はアルミナ製のチャック体を開示している。このチャッ
ク体は、CuまたはAlの水冷冷却板を囲むMoヒート
・チョーク・シリンダによって支持される。この冷却板
は熱グリースを介してチャック体と熱接触し、熱グリー
スによってチャック体と冷却板との膨張の差が許容され
る。米国特許第5867359号は500℃程度の温度
で動作するチャックを開示している。このチャックは、
ニオビウム電極の反対側にろうづけされたサファイア
(単結晶Al)層と金属ベース板にろうづけされ
たそのアセンブリとを含む。米国特許第5908334
号は175℃を超える温度で使用するチャックを開示し
ている。このチャックは、単極型または双極型電極の両
側にポリイミド膜を含み、下方のポリイミド膜はステン
レス鋼プラテンに自己接着される。米国特許第5968
273号は、窒化アルミニウム最上層、電極、窒化アル
ミニウム層、金属板、ヒータ、金属板、およびアルミニ
ウム複合物を含む層状チャック体を開示している。この
チャック体は、チャック体の外周がシリンダを越えて延
在するように、シリンダによって支持される。
【0007】いくつかのESC設計では、ウェーハ支持
体の隣接面間の熱伝導を強化するために、ヘリウムなど
の熱伝導ガスを使用する。たとえば、米国特許第515
5652号には、上方熱分解窒化ホウ素層(または任意
選択でポリイミド、アルミナ、水晶、またはダイアモン
ド)と、窒化ホウ素基板およびその上の熱分解グラファ
イトの導電パターンを含んでなる静電パターン層と、窒
化ホウ素基板およびその上の熱分解グラファイトの導電
パターンを含んでなるヒータ層と、KOVAR(Ni2
9%、Co17%、Fe55%のNiCoFe合金)の
ヒート・シンク・ベースと、を含む複数の層を有するE
SCが記載されている。このヒート・シンク・ベース
は、その下方部分にウェーハ冷却チャネルを含み、その
上方面には、チャックの加熱の際に真空下に維持するこ
とが可能な、またはチャックが支持するウェーハの冷却
を支援するヘリウムを充填することが可能なチャンバを
含む。米国特許第5221404号は、ウェーハを支持
する上方部材と、ウェーハの温度制御用の液体通路を含
む下方部材とを含んでなる支持テーブルを記載してい
る。この上方部材は、ポリイミド・シート間の銅電極
と、熱伝導ガスが供給される上方部材と下方部材との間
の接触表面間のギャップとにより構成されたESCを含
む。本出願人所有の米国特許第5835334号は、下
方アルミニウム電極の接触面と、下方電極にボルト締め
された電極キャップとの間にヘリウムが導入される高温
チャックを記載している。この電極キャップは、陽極酸
化されたアルミニウム、またはダイアモンドで被覆され
たモリブデンを含む。保護アルミナ・リングおよびOリ
ング・シールが電極キャップと下方電極との間の冷媒ガ
スの漏れを最小に抑える。電極キャップは、エチレング
リコール、シリコン油、フロリナート(fluorin
ert)、水/グリコール混合物などの冷媒を循環する
液体冷媒チャネルを含み、下方電極は、約100〜35
0℃の温度までチャックを加熱するヒータを含む。熱膨
張の相違に起因する陽極酸化部の亀裂を阻止するため
に、電極キャップは200℃以下の温度に維持される。
ダイアモンドで被覆されたモリブデン電極キャップの場
合は、チャックはより高い温度で使用できる。
【0008】国際公開公報WO99/3695号は、白
金電極層をプラズマ・エッチングするプロセスを記載し
ている。そのプロセスでは、基板が150℃より高く加
熱され、塩素、アルゴン(および任意選択のBC
)、HBr、またはそれらの混合物を含むエッチャ
ント・ガスの高密度誘導結合プラズマによって、Pt層
がエッチングされる。米国特許第5930639号もま
た、白金エッチング・プロセスを記載しており、そのプ
ロセスでは、Ptが高誘電率キャパシタの電極を形成
し、Ptは酸素プラズマでエッチングされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】高温で使用する改善型
のチャック設計を提供することがいくつか試みられた
が、高温は熱応力の差をもたらす。熱応力の差は、熱膨
張係数が異なる材料を使用する上で有害となる。特に、
窒化アルミニウムなどのセラミック材料とステンレス鋼
やアルミニウムなどの金属材料との間のハーメチックシ
ールを維持する際に問題となる。したがって、当技術分
野においては、高温チャック材料に対して課される熱サ
イクル要求に対処することが可能な改善型のチャック設
計が必要とされている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、チャック体、
熱伝達体、およびそれらの間の膨張ジョイントを備え
る、高温真空処理チャンバにおいて有用な静電チャック
を提供する。チャック体は、静電クランプ電極および任
意選択のヒータ・エレメントを備え、電極は、チャック
体の外表面上に半導体ウェーハなどの基板を静電的にク
ランプするように適合される。熱伝達体は、チャック体
の面と該面から離隔された熱伝達体の面との間に配置さ
れたプレナムによってチャック体から離隔される。熱伝
達体は、プレナム内の熱伝達ガスを介した熱伝導によっ
てチャック体から熱を取り去るように適合される。膨張
ジョイントによってチャック体の外周部が熱伝達体に接
続される。膨張ジョイントは、チャック体の熱サイクル
中にハーメチックシールを維持しながらチャック体と熱
伝達体との熱膨張の差を吸収する。
【0011】好ましい実施形態によれば、熱伝達体は、
その中に少なくとも1つの冷媒通路を有する冷却板を備
え、冷媒通路内で冷媒が循環してチャック体を所望の温
度に維持し、プレナムはチャック体の下側の少なくとも
50%を占めるように延びる環状空間である。この実施
形態では、熱伝達体はガス供給通路を含み、これを通っ
て熱伝達ガスが環状空間に流れる。好ましい実施形態に
よれば、チャック体は、プレナムとチャック体の外表面
との間に延びるガス通路を含む。ガス通路は、任意の適
切な構成にされ得る。たとえば、チャック体の外側部分
がその中心部分より高温になる傾向がある場合、基板の
処理中に熱伝達ガスがプレナムから基板の周辺の下側に
流れるように、ガス経路を膨張ジョイントの近くに配置
することができる。
【0012】好ましい実施形態によれば、チャック体
は、アルミニウムまたはその合金などの金属材料、又は
窒化アルミニウムなどのセラミック材料をづ含む。セラ
ミック・チャック体の場合、膨張ジョイントは、セラミ
ック・チャック体にろう付けされた薄い金属セクション
を含み得る。リフト・ピンが基板を上げ下げするために
使用され得る。たとえば、熱伝達体は、その上に装着さ
れたケーブル駆動式リフト・ピンなどのリフト・ピンを
含み得る。リフト・ピンは、該リフト・ピンがチャック
体の孔を通って移動して、チャック体の上に基板を降ろ
し、および、チャック体から基板を持ち上げるように、
チャック体に向かって、および、チャック体から離れる
ように移動可能である。
【0013】膨張ジョイントは、熱伝達体に接続するよ
うに適合された装着フランジと、単一のまたは複数部材
のフレキシブル金属部分などのヒート・チョークとを含
み得る。ヒート・チョークは、湾曲セクションによって
相互接続された内側および外側の環状セクションを含み
得る。内側環状セクションはチャック体に接続され、外
側環状セクションは装着フランジに接続される。膨張ジ
ョイントは、機械的ジョイント、またはろう付けジョイ
ントのような冶金ジョイントなどのジョイントによって
一方の端部でチャック体の外周に接続された薄リングな
どの接続部材を含み得る。接続部材は、チャック体の熱
膨張係数に十分近い熱膨張係数を有する金属からなり、
チャック体の熱サイクル中にジョイントが故障すること
を防止する。さらに、膨張ジョイントは、チャック体の
外縁に隣接する熱膨張セクションを含み得る。熱膨張セ
クションは熱的に膨張かつ収縮可能であり、チャック体
の寸法の変化を吸収する。
【0014】チャック体は、チャック体の下側の中心部
から延びるセラミックまたは金属製管状セクションを含
み得る。管状セクションの外側面がプレナムの壁部を定
義する。管状セクションは、熱伝達体との間にあるハー
メチックシールで該熱伝達体とフローティング接触して
支持される。管状セクションのインテリアは、クランプ
電極にRFまたはDC電力を供給する電力供給部、およ
び、ヒータ・エレメントにAC電力を供給する電力供給
部、および/またはチャック体の温度を監視する温度測
定構成を含み得る。
【0015】本発明の実施形態によると、チャックは、
真空処理チャンバ用の交換可能な静電チャックであっ
て、チャック体および膨張ジョイントを含む。チャック
は、電力供給部に接続可能な電気接触部を有し、該電力
供給部はチャック体の外表面上に基板を静電的にクラン
プするために充分なエネルギーを電極に与える。膨張ジ
ョイントは、チャック体の面と該面から離隔された熱伝
達体の面との間にプレナムが形成されるように、チャッ
ク体の外周に接続された第1部分と、熱伝達体に取外し
可能に接続された第2部分を含む。
【0016】本発明は、真空処理チャンバ内で基板を処
理する方法を提供する。ここで、基板はチャック体上に
静電的にクランプされる。チャック体は、クランプ電極
と、チャック体の面と該面から離隔された熱伝達体面と
の間にプレナムが形成されるようにチャック体の外周を
熱伝達体に接続する膨張ジョイントとを含む。この方法
は、電極にエネルギーを与えることによってチャック体
の外表面上に基板をクランプする段階と、プレナムに熱
伝達ガスを供給する段階と、プレナムに供給された熱伝
達ガスを介した熱伝導によってチャック体から熱を取り
去る段階と、および基板を加工する段階とを含む。プレ
ナムに熱伝達ガスを供給する段階では、プレナム内の熱
伝達ガスが、チャック体のガス通路を通って、基板の下
側とチャック体の外表面との間のギャップに送られる。
【0017】好ましい実施形態によれば、この方法は、
チャンバにプロセス・ガスを供給する段階と、プロセス
・ガスにエネルギーを与えてプラズマにする段階と、処
理段階中にプラズマで基板の露出面をエッチングする段
階とを含む。ただし、基板の露出面は、処理段階中に被
覆されてもよい。プロセス・ガスは、高周波エネルギー
をチャンバに誘導結合するアンテナに対して高周波エネ
ルギーを供給するなどの任意の適切な技術によってエネ
ルギーを与えられてプラズマにされ得る。処理段階中、
基板は、チャック体に組み込まれたヒータ・エレメント
に対し電力を供給することによって加熱され得る。基板
をクランプする前に、基板は、熱伝達体上に装着された
リフト・ピンでチャック体の外表面上に降ろされ得る。
リフト・ピンはチャック体の外側部分の開口部を通る。
チャック体から熱を取り去るために、この方法は、熱伝
達体に液体冷媒を循環させる段階を含む。基板の温度変
化は、熱伝達体によって支持され、かつチャック体の孔
を通って延びた温度センサによって監視され得る。処理
段階中に白金層をプラズマ・エッチングする場合は、基
板は200℃を超える温度まで加熱され得る。
【0018】この方法によると、複数のヒート・パスを
介してチャック体から熱を取り去ることによって、チャ
ック体全体にわたって所望の熱分布を形成することが可
能である。さらに、プレナム内の熱伝達ガスの圧力を変
えることにより、これらのヒート・パスを通って取り去
られる熱の量を調節することが可能である。たとえば、
チャック体の下側の中央部分においてセラミックまたは
金属製管状延長部がチャック体から熱伝達体に熱を伝導
するので、この方法は、プレナム内の熱伝達ガス圧力を
調節する段階を含み得る。その結果、プレナム内の熱伝
達ガスによって提供される第1ヒート・パスを通して取
り去られた熱を、膨張ジョイントによって提供される第
2ヒート・パスを通して取り去られる熱、および、管状
延長部によって提供される第3ヒート・パスを通して取
り去られる熱とバランスさせることができる。
【0019】本発明を、添付の図面に照らして詳細に説
明する。図において、同様の要素については同様の参照
番号が付されている。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、プラズマ・エッチング
反応室などの真空処理チャンバで半導体ウェーハなどの
基板を処理する際に、該基板をクランプするために有用
な静電チャックを提供する。しかし、静電チャックを他
の目的、例えば、化学気相成長、スパッタリング、イオ
ン注入、レジスト・ストリップ等の際に基板をクランプ
するために使用することも可能である。
【0021】本発明の好ましい実施形態によれば、チャ
ックはクランプ電極および任意選択の加熱素子を含んで
いる。加熱素子は、チャックに支持される基板の温度を
80℃(従来のある種のチャックの上限温度は60℃で
ある)を超える高温、好ましくは200℃以上、例えば
250℃ないし500℃に維持するために使用され得
る。例えば、上記チャックは、基板を約150℃のオー
ダーまたはそれ以上の温度に加熱する必要がある、材料
の化学気相成長またはプラズマ・エッチングの際に基板
を支持するために使用され得る。このような高温を、チ
ャックに損傷を与えることなく実現するために、小型パ
ッケージでの高温機能をチャックに付与する膨張ジョイ
ント設計が、チャックに取り入れられている。
【0022】好ましい実施形態によれば、上記膨張ジョ
イントは、チャックが能動的に加熱される部分の面と、
該面から離隔された、チャックが能動的に冷却される部
分の面との間にプレナムを形成する。プレナムには熱伝
達ガスが充填されており、これによりチャックの加熱部
分から冷却部分へ熱が伝達される。この構造の場合、チ
ャックの加熱部分にエラストマー・シールを使用する必
要がなく、したがって、チャックの加熱部分をエラスト
マー・シールが破壊される温度以上の温度で動作させる
ことができる。また、プレナムおよび膨張ジョイントの
熱チョーク部分とにより、チャックの冷却部分を十分低
い温度に維持し、低価格のエラストマー・シールを、チ
ャックの冷却部分の面に接触させて使用することもでき
る。さらに、膨張ジョイント設計によりチャックの全体
の高さが低くなり、厳しいシステム・パッケージング要
件(フットプリント)に適合している。膨張ジョイント
のさらに有利な点は、チャックの加熱部分と冷却部分と
の間で熱応力を吸収できることである。さらに、チャッ
ク内部に複雑なガス通路を設ける必要がなく、ヘリウム
などの熱伝達ガスを基板下側の目標部位に供給すること
ができる。
【0023】本発明によるチャックを使用する好ましい
方法によれば、チャックによって基板が加熱されるプラ
ズマ・エッチング・プロセスによって、低揮発性のエッ
チング生成物を基板から除去することができる。このよ
うな低揮発性エッチング生成物は、高誘電材料を用いた
コンデンサ電極用として考えられている材料である白
金、パラジウム、ルテニウムおよびイリジウムなど、貴
金属のプラズマ・エッチング時に形成され得る。このよ
うな低揮発性のエッチング生成物は、基板を十分に加熱
しない限り基板表面上に残る。例えば、白金エッチング
中に形成される塩化白金は、基板を約300℃に加熱す
ることによって揮発され得る。低温エッチング・プロセ
スに使用される従来のチャックは、ハーメチックシール
を破壊し、および/または、チャック材料破壊の原因に
なる、損傷を与える熱サイクルに晒されるため、このよ
うな高温環境には適さない。さらに、このようなチャッ
クの水冷部分は、チャックの加熱部分と直接に熱接触す
るため、チャックからの熱が冷却水を沸騰させる原因に
なり、チャックの不均一な冷却、および/または、不十
分な冷却の結果をもたらす。本発明によるチャックは、
膨張ジョイント設計の使用により、これらの問題を解決
している。
【0024】好ましい実施形態によれば、チャック体
は、所望の電気的および/または熱的特性を有する金属
またはセラミックで構成される。例えば、チャック体
は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で構成されて
もよいし、あるいは、窒化アルミニウム、窒化ホウ素お
よび窒化ケイ素などの窒化物、炭化ケイ素および炭化ホ
ウ素などの炭化物、アルミナなどの酸化物を含む1つま
たは複数のセラミック材料で構成されてもよい。それら
の材料は、ひげ結晶の形の粒子、ファイバ等の充填剤、
あるいはシリコンなどの浸潤金属を含んでいても、ある
いは含んでいなくても良い。セラミック製チャック体
は、様々な技術によって形成され得る。例えば、粉末冶
金技術によってセラミック材料をモノリシック体に形成
することができる。それによれば、クランピング電極、
加熱器および埋込み電源接続部と共に粉末を固め、ある
いはスリップ鋳造することによってセラミック粉末がチ
ャック体形状に形成される。チャック体は、粉末を焼結
することにより密度が高くなる。別法としては、中に組
み込むクランピング電極用導電パターン、加熱器および
電源フィードスルーをオーバレイしたセラミック材料製
シートからチャック体を形成することができる。オーバ
レイ層をコファイア(cofire)し、最終チャック体が形
成される。
【0025】次に、本発明による高温静電チャック(H
TESC)アセンブリの2つの実施形態について、図1
ないし図9を参照して説明する。HTESCアセンブリ
は、高温で機能すること、所要電力が比較的小さいこ
と、長寿命であること、背面冷却が簡単であること、製
造費が安いこと、コンパクト設計であること等の有利な
特徴を提供する。
【0026】本発明によるHTESCは、冷却板が静電
チャックと一体に組み込まれている従来のチャックアセ
ンブリと比較して、より優れた高温での機能と比較的低
所要電力を提供することができる。このような従来チャ
ック構造では、最大動作温度が約60℃に制限されてい
る。最大動作温度を高くするために、本発明によるHT
ESCは、それに組み込まれた静電クランピング電極、
および、冷却板などの熱伝達体を有するセラミック製チ
ャック体などのESC部分の、2つの部分からなるアセ
ンブリとして設計されている。また、断熱管(heat brea
k tubulation)の形状を有する膨張ジョイントが上記E
SC部分に組み込まれており、ESC部分を冷却板から
熱的に絶縁している。断熱管は、ESC部分の周辺縁か
ら冷却板への熱の伝導を著しく低減し、それにより、チ
ャック体内に組み込まれたヒータ・エレメントへの大量
の電力供給を必要とすることなく、ESC部分を約50
0℃という高温に到達させることができる。
【0027】膨張ジョイントは、HTESCに長寿命性
を与える。特に、断熱管の使用により、ESC部分は、
HTESCの他の部分に損傷を与えることなく、広範囲
の熱膨張に耐えることができる。断熱管は、一体形金属
部品として設計することができる。あるいは、ESC部
分から冷却板への熱伝達を最小にしつつESC部分の熱
膨張および収縮を可能にする1つまたは複数の薄壁セク
ション(thin-walled sections)を含む複数部材溶接アセ
ンブリ(multi-piece welded assembly)あるいは複数部
材ろう付けアセンブリ(multi-piecebrazed assembly)と
して設計することができる。断熱管はESC部分と冷却
板間の熱膨張の差を吸収し、それにより、HTESCア
センブリ内の応力を最小にし、したがって、HTESC
アセンブリの早期故障の可能性を低減している。さら
に、断熱管は、HTESCアセンブリ内のろう付けジョ
イント部分の応力を低減するように設計され得る。ES
C部分内部の複雑なガス分配構造に頼って基板を十分に
冷却する従来のチャックアセンブリと比較すると、本発
明によるHTESCはその構造が単純であり、より冷却
を必要とする基板の目標部位を選択的に冷却することが
できる。例えば、HTESCアセンブリは、ESC部分
と冷却板との間にプレナムを含んでおり、プレナムは次
の2つの機能を提供することができる。(1)熱伝達ガ
スを供給することによりESC部分からプレナムへ熱を
取り出す。(2)プレナムからESC部分の外側面に延
長しているガス通路を介して、熱伝達ガスを基板の選択
部位へ分配する。プラズマ・エッチングに用いられるH
TESCでは、ガス分配孔をESC部分の外周近傍に設
け、基板の外側部分の冷却を強化することができる。し
たがって、ガス分配孔を、ESC部分の支持面の任意の
部位に設けることができるため、複雑なガス分配構造の
必要がない。
【0028】高価な金属製シールおよび/または溶接ベ
ロー構造(welded bellowsarrangement)を利用して真空
シールを提供している高温チャックアセンブリと比較す
ると、本発明によるHTESCアセンブリにおいて膨張
ジョイントを使用していることにより、製造費を削減
し、および/または、HTESCの製造を簡単にしてい
る。特に、断熱管が、高温のESC部分を冷却板から熱
的に絶縁しているため、標準の低価格エラストマー・シ
ールを、冷却板と接触する部位に使用することができ
る。
【0029】本発明によるHTESCは、全体の高さが
低くなるように設計されているため、チャックが片持ち
ばり支持アーム上に支持される真空チャンバ内で使用す
ることができる。例えば、図1ないし図3に、本発明に
よるHTESCアセンブリを取り付けることができる真
空加工チャンバ10、24の例を示す。本発明を図1な
いし図3に示すチャンバ設計に関して説明するが、本発
明によるHTESCアセンブリを、基板を静電的にクラ
ンプすることが望ましい全ての真空加工チャンバ内で使
用できることは、当分野の技術者には理解されよう。例
えば、本発明によるHTESCアセンブリは、エッチン
グ、堆積、レジスト・ストリップ等の様々な半導体プラ
ズマ処理工程、あるいは非プラズマ処理工程を実行する
ことができる処理チャンバ内における基板支持体の一部
として使用することができる。
【0030】図1に示すように、真空チャンバ10は、
該チャンバの側壁から内側に延びた片持ちばり基板支持
体12を含んでおり、HTESC14が、基板支持体1
2によって支持されている。サービス管(図示せず)を
含むサービス通路18が、支持体ハウジング16の内部
に向かって開口している。サービス管は、HTESにサ
ービスするために使用され得る。例えば、DC電力をク
ランピング電極に供給し、処理中の基板にRFバイアス
を供給するRF電源をクランピング電極または個別電極
に供給し、交流電力をヒータ・エレメントに供給し、リ
フト・ピンを駆動するケーブルを収納し、HTESCお
よび/または基板冷却用冷媒を供給し、あるいは、セン
サまたはモニタ装置からの電気信号を伝送することがで
きる。
【0031】図に示す実施形態では、装着フランジ20
および支持アーム22が一体化された構造部を形成して
おり、該構造部は、例えば、上記フランジとチャンバと
の両対向面の間に挿入されるOリングおよびRFシール
ドを有する機械的ファスナによって、チャンバ内の開口
部に取外し可能に取り付けることができる。図1に示す
構造では、チャンバ内のガスは、真空ポンプ23を用い
て開口部21を介して排出することができる。プラズマ
は、チャンバ頂部に取り付けられたエネルギー源(図示
せず)によってチャンバ内に発生させることができる。
つまり、チャンバ頂部は、容量結合、誘導結合、マイク
ロ波、マグネトロン、ヘリコン、その他プラズマ発生装
置に適した様々な種類のプラズマ発生源を支持できるよ
うに設計されている。また、プロセスガスは、ガス分配
板(シャワヘッド)、1つまたは複数のガスリングおよ
び/またはガス・インジェクタ、その他適した構造の様
々なガス供給構造によってチャンバ内に供給することが
できる。
【0032】図2は、真空処理チャンバ24、片持ちば
り基板支持体26およびその上に取り付けられたチャッ
クアセンブリ28を示す。図から分かるように、基板3
0は、基板支持体26上に取り付けられたHTESCア
センブリ28上に支持されている。基板支持体26は、
基板支持体26及び支持アーム32のアセンブリ全体
を、チャンバ24の側壁中の開口部(図示せず)を通し
てチャンバ24から取り出すことができるように、片持
ちばり方式で支持アーム32(図3に示す)の一端に取
り付けられている。プロセス・ガスは、ガス供給管34
あるいはガス分配板36などの適当な構造によってチャ
ンバに供給することができ、誘電部材40を介してRF
エネルギーを誘導結合する平面状コイルなどのアンテナ
38によってエネルギーを与えられてプラズマ状態にさ
れ得る。アンテナには、従来のRF発電機42および整
合回路44などの任意の適当な構造によってRFエネル
ギーを供給することができる。ウェーハ処理の間、図3
に示すように、孔46を通してウェーハの背面に、ヘリ
ウムなどの熱伝達ガスを供給することができる。
【0033】図1ないし図3に示すチャンバ内では、H
TESCの高さを最小に押さえ、HTESCを含む基板
支持体26をチャンバ10、24から除去し易いように
することが望ましい。次に、HTESCをコンパクト設
計で製作する方法についてその詳細を、図4ないし図9
に示す実施形態に照らして説明する。
【0034】図4は、本発明の第1の実施形態によるH
TESCアセンブリ50を示している。HTESCアセ
ンブリ50は、既に図1ないし図3を参照して説明した
ように、真空処理チャンバ内の片持ちばり基板支持体5
2の上に取り付けられている。HTESCアセンブリ5
0は、チャック体56および熱伝達体58を含む、2つ
の部分からなる設計になっている。チャック体56はク
ランピング電極60、任意選択のヒータ・エレメント6
2、膨張ジョイント64および中央管状延長部66を含
んでいる。上記膨張ジョイント64は、ボルト70によ
って上記熱伝達体58に取外し可能に取り付けられた環
状装着フランジ68を含んでいる。上記チャック体56
は、窒化アルミニウムなど誘電特性を示すセラミック材
料で形成されることが好ましい。上記膨張ジョイント6
4および熱伝達体58は、アルミニウム、銅、チタンお
よびそれらの合金などの熱伝導材料で形成され得るが、
好ましい材料は、ステンレス鋼、コバルト、ニッケル、
モリブデン、ジルコニウムまたはそれらの合金などの低
熱伝導金属である。あるいは、上記膨張ジョイント64
および熱伝達体58は、半導体基板を処理する真空チャ
ンバ内での使用に適した任意の材料で形成されてもよ
い。
【0035】上記熱伝達体は冷媒通路を含んでおり、適
当なコンジットによって水その他の冷媒を通路72に供
給することができる。コンジットの1つを図の参照番号
74で示す。電力は、管状延長部66内の電源ラインに
よって、上記クランピング電極60およびヒータ・エレ
メント62に供給することができる。例えば、底部がス
トラップ69に接続されたロッド67によって、RFお
よびDC電力を上記クランピング電極に供給することが
できる。チャック体の温度は、上記管状延長部66内の
温度帰還アセンブリ71を用いてモニタすることができ
る。
【0036】プレナム80が、チャック体56と熱伝達
体58との、互いに離隔した面82と面84との間に設
けられている。ヘリウムなどの熱伝達ガスを、ガス・コ
ンジット76を通して上記プレナム80に供給すること
ができる。上記チャック体上の基板の温度は、フィッテ
ィング78内に支持された光ファイバ素子77を用いて
モニタすることができる。空圧駆動式リフト・ピンアセ
ンブリなど、任意の種類のリフト・ピンアセンブリを使
用することができるが、好ましい実施形態によれば、ボ
ア79内に取り付けられたフィッティングが、ケーブル
駆動式リフト・ピンアセンブリを支持するために使用さ
れ得る。熱伝達体58の溝内にはめ合わされるエラスト
マー・シール88、90および管状延長部66を取り囲
むカラー91内にはめ合わされるエラストマー・シール
89が、膨張ジョイント64と熱伝達体58との間、お
よび、管状延長部66と熱伝達体58との間に真空封止
を提供する。エラストマー・シール92は、上記熱伝達
体58の下側と誘電装着板94との間に真空封止を提供
し、エラストマー・シール96は、誘電装着板94の下
側とハウジング54との間に真空シールを提供する。誘
電エッジ・リング98(例えば、アルミナ、窒化ケイ
素、石英等)が、誘電装着板94を覆っており、誘電フ
ォーカス・リング100(例えば、アルミナ、窒化ケイ
素、炭化ケイ素等)が誘電エッジ・リング98を覆い、
かつ、上記チャック体56を囲んでいる。
【0037】図5は、チャック体56と該チャック体に
取り付けられた膨張ジョイント64の詳細を示し、図6
は、チャック体56と膨張ジョイント64との間のろう
付けジョイント(図5の詳細VI)の拡大図である。図
5に示すように、膨張ジョイント64は、装着フランジ
68、外側環状セクション102および内側環状セクシ
ョン104を含んでおり、外側環状セクション102
は、湾曲セクション101によって上記フランジ68に
接続され、内側環状セクション104は、湾曲セクショ
ン106によって外側環状セクション102に接続され
ている。外側環状セクション102は、環状空間108
によってフランジ68から離隔され、内側環状セクショ
ン104は、環状空間110によって外側環状セクショ
ン102から離隔されている。フランジ68、外側環状
セクション102および内側環状セクション104は、
ステンレス鋼などの単体金属体(single piece of meta
l)で形成することができる(例えば、機械加工、鋳造、
鍛造等)。あるいは、上記膨張ジョイントを複数の部材
を溶接したアセンブリ(multi-piecewelded assembly)ま
たは複数の部材をろう付けしたアセンブリ(multi-piece
brazed assembly)で構成することもできる。
【0038】上記膨張ジョイントはさらに、底部が内側
環状セクション104の底部に溶接され、かつ、頂部が
チャック体56の下側にろう付けされた薄い金属リング
112を含んでもよい。ジョイントに強度を与えるため
に、小型のセラミック・リング114をチャック体56
とリング112との両隣接面にろう付けすることができ
る。チャック体に窒化アルミニウムを選択した場合、リ
ング112は、窒化アルミニウムと同等の熱膨張係数を
有するKOVARなどのNiCoFe合金で形成され得
る。図6に示すように、小さいギャップ116(例え
ば、0.002ないし0.004インチ)を、内側環状
セクション104の内面120とチャック体56の外部
側壁122との間に設けることができる。セラミック・
リング114は、リング112と内側環状セクション1
04との間にギャップ118が設けられるように、外部
側壁122から離れて設置される。ギャップ118は、
リング112とチャック体56の側壁との間に、ろう付
けジョイント124を収容するのに十分な領域を提供す
る。必要に応じて、上記ろう付けジョイントを機械的ジ
ョイントに置き換えることができる。
【0039】チャック体56が加熱して膨張すると、チ
ャック体56の側壁が内側環状セクション104を押し
付け、上記膨張ジョイントの内側および外側セクション
を弾性的にたわませる。その結果、リング112が湾曲
し、上記ろう付けジョイント124に生じる応力を最小
にすることができる。同様に、リング112と内側環状
セクション104との間の溶接ジョイントにかかる応力
がより小さくなる。代わりに、湾曲セクション106お
よび空間110が、上記膨張ジョイントの内側および外
側セクションを弾性的にたわませ、チャック体56の熱
膨張および収縮を吸収している。
【0040】図7は、本発明の第2の実施形態によるH
TESCアセンブリ50’を示し、HTESCアセンブ
リ50’が、既に図1ないし図3を参照して説明したよ
うに、真空加工チャンバ内の片持ちばり基板支持体52
上に取り付けられている。HTESCアセンブリ50’
は、チャック体56’および熱伝達体58’を含む、2
つの部分からなる設計になっている。チャック体56’
は、クランピング電極60’、任意選択のヒータ・エレ
メント62’、膨張ジョイント64’および中央管状延
長部66’を含んでいる。膨張ジョイント64’は、ボ
ルト70によって熱伝達体58’に取外し可能に取り付
けられた環状装着フランジ68’を含んでいる。チャッ
ク体56’は、窒化アルミニウムなど誘電特性を示すセ
ラミック材料で形成されることが好ましい。膨張ジョイ
ント64’および熱伝達体58’は、アルミニウム、
銅、チタンおよびそれらの合金などの熱伝導材料で形成
され得るが、好ましい材料は、ステンレス鋼、コバル
ト、ニッケル、モリブデン、ジルコニウムまたはそれら
の合金などの低熱伝導金属である。あるいは、上記チャ
ック体56’、膨張ジョイント64’および熱伝達体
は、半導体基板を処理する真空チャンバ内での使用に適
した任意の材料で形成されてもよい。
【0041】熱伝達体58’は冷媒通路72を含んでお
り、コンジットによって水その他の冷媒を通路72に供
給することができる。コンジットの1つを図の参照番号
74で示す。電力は、管状延長部66’内の電源ライン
によって、上記クランピング電極60’およびヒータ・
エレメント62’に供給することができる。例えば、底
部がストラップ69’に接続されたロッド67’によっ
て、RFおよびDC電力を上記クランピング電極に供給
することができる。チャック体の温度は、上記管状延長
部内の温度帰還アセンブリ71を用いてモニタすること
ができる。
【0042】プレナム80が、チャック体56’と熱伝
達体58’との、互いに離隔した面82と面84との間
に設けられている。ヘリウムなどの熱伝達ガスを、ガス
・コンジット76を通して上記プレナム80に供給する
ことができる。上記チャック体上の基板の温度は、フィ
ッティング78内に支持された光ファイバ素子77を用
いてモニタすることができる。空圧駆動式リフト・ピン
アセンブリなど、任意の種類のリフト・ピンアセンブリ
を使用することができるが、好ましい実施形態によれ
ば、ボア79内に取り付けられたフィッティングが、ケ
ーブル駆動式リフト・ピンを支持するために使用され得
る。熱伝達体58’の溝内にはめ合わされるエラストマ
ー・シール88、89、90、および、上記熱伝達体5
8’にボルト締めされた鋳物59が、膨張ジョイント6
4’と熱伝達体58’との間、および、管状延長部6
6’と鋳物59との間に真空封止を提供する。エラスト
マー・シール92は、熱伝達体58’の下側と誘電装着
板94との間に真空封止を提供し、エラストマー・シー
ル96は、誘電装着板94の下側とハウジング54との
間に真空封止を提供する。誘電エッジ・リング98(例
えば、アルミナ、窒化ケイ素、石英等)が、誘電装着板
94を覆っており、誘電フォーカス・リング100(例
えば、アルミナ、窒化ケイ素、炭化ケイ素等)がその上
を覆い、かつ、上記チャック体56’を取り囲んでい
る。
【0043】図8は、チャック体56’と該チャック体
に取り付けられた膨張ジョイント64’の詳細を示す。
図8に示すように、膨張ジョイント64’は装着フラン
ジ68’、外側環状セクション102’および内側環状
セクション104’を含んでおり、外側環状セクション
102’は、湾曲セクション101’によってフランジ
68’に接続され、内側環状セクション104’は、湾
曲セクション106’によって外側環状セクション10
2’に接続されている。外側環状セクション102’
は、環状空間108’によってフランジ68’から離隔
され、内側環状セクション104’は、環状空間11
0’によって外側環状セクション102’から離隔され
ている。フランジ68’、外側環状セクション102’
および内側環状セクション104’は、ステンレス鋼な
どの単体金属体で形成することができるし(例えば、機
械加工、鋳造、鍛造等)、ステンレス鋼などの1つまた
は複数の金属の部品を溶接アセンブリ又はろう付けした
アセンブリで構成することもできる。
【0044】上記膨張ジョイント64’はさらに、底部
が内側環状セクション104’の底部の延長部105の
リップに溶接されたフランジ113を有する薄い金属リ
ング112’を含んでもよい。リング112’は、その
頂部が上記チャック体56’の下側にろう付けされる。
あるいは、リング112’を上記チャック体に機械的に
取り付けられてもよい。チャック体に窒化アルミニウム
を選択した場合、リング112’は、窒化アルミニウム
と同等の熱膨張係数を有するKOVARなどのNiCo
Fe合金で形成され得る。小さいギャップ116(例え
ば、0.002ないし0.004インチ)を、内側環状
セクション104’の内面120’とチャック体56’
の外部側壁122’との間に設けることができる。
【0045】チャック体56’が加熱して膨張すると、
チャック体56’の側壁122’が内側環状セクション
104’の面120’を押し付け、膨張ジョイント6
4’の内側および外側セクションを弾性的にたわませ
る。その結果、リング112’が湾曲し、リング12
2’の頂部のろう付けジョイントに生じる応力を最小に
することができる。同様に、リング112’と内側環状
セクション104’との間の溶接ジョイント115にか
かる応力がより小さくなる。代わりに、湾曲セクション
106’、および空間110’が、膨張ジョイント6
4’の内側および外側セクションを弾性的にたわませ、
チャック体56’の熱膨張および収縮を吸収している。
【0046】図9は、本発明による他のHTESCを示
し、膨張ジョイント64”が、湾曲セクション127に
よって装着フランジ68”に接続され、かつ、湾曲セク
ション128によってチャック体56”に接続された単
一の環状薄壁セクション126を含んでいる。セクショ
ン126は、環状空間129によってフランジ68”か
ら離隔されている。基板は、空圧駆動式リフト・ピンア
センブリまたはケーブル駆動式アセンブリなど任意の適
当なリフト・ピン構造を用いて昇降され得る。図に示す
実施形態では、リフト・ピンアセンブリは、チャック体
56”の周囲に沿って円周状に間隔を隔てた位置に配置
された複数のケーブル駆動式リフト・ピンを含んでい
る。例えば、図9に示すように、複数のケーブル駆動式
リフト・ピンアセンブリ130は、膨張ジョイント6
4”の近くに配置され得る。
【0047】リフト・ピンアセンブリ130は、ハウジ
ング136内のスライド可能なリフト・ピン支持体13
4に取り付けられたケーブル(図示せず)によって上げ
下げすることができるリフト・ピン132を含んでい
る。ハウジング136は、ハーメチックシールを維持す
るように、ボア86’内にはめ合わされている。このよ
うなケーブル駆動式リフト・ピンの詳細については、本
出願人所有の米国特許第5,796,066号に記載さ
れている。リフト・ピン孔46’は、ピンの移動が可能
で、かつ、プレナム80内の熱伝達ガスを、リフト・ピ
ン132の周囲から、チャック体56”を覆う形で配置
される基板の下側に流すことができるサイズを有する。
【0048】熱伝達ガスは、ガス通路138を介してプ
レナム80内に供給することができ、プレナム内のガス
は、2ないし20Torrの任意の適当な圧力に保つことが
できる。基板のサイズに応じて、3個またはそれ以上の
リフト・ピン132が基板を上げ下げするために使用さ
れ得る。図3に示すように、追加の孔46が、基板の縁
の周りに均等にガスを分配するために提供され得る。さ
らに、上記の追加の孔を、チャック体上面の浅い溝(図
示せず)の中に設けて、基板下面へのガスの分配を促進
することも可能である。クランピング電極およびヒータ
・エレメントに電力を供給するために、電源78’が、
管状延長部66”の内部に設けられ得る。また、電源7
8’の1つは、チャック体56”内に設けられた基板温
度センサ(図示せず)に電気信号を伝送するために使用
され得る。
【0049】図9に示す構造の場合、チャック体56”
は加熱時に膨張することができ、このような膨張は膨張
ジョイント64”に吸収され得る。管状延長部66”
は、熱伝達体58”上で自由支持され、ボルト締めされ
たフランジ68”が作り出すクランピング圧力により、
管状延長部と熱伝達体58”との間のハーメチックシー
ルがエラストマー・シール90’によって維持される。
【0050】上記環状セクションまたは膨張ジョイント
・セクションの薄い断面部は、上記チャック体を、HT
ESCアセンブリの残りの部分から熱的に絶縁すること
を可能にする。チャック体を熱的に絶縁することによ
り、熱伝導によるチャック体からの熱損を最小にし、そ
れにより、大電力を消費することなく、チャック体を約
500℃もの高温に到達させることを可能にしている。
さらに、膨張ジョイントの形状が、基板の処理時におけ
る熱サイクルによるジョイントの膨張および縮小を許容
している。したがって、HTESCアセンブリの溶接ジ
ョイントおよびろう付けジョイントにかかる熱応力が最
小化され、HTESCの長寿命を期待することができ
る。
【0051】チャック体をHTESCアセンブリの他の
部分から熱的に絶縁することにより、標準の低価格エラ
ストマー材料を、熱伝達体と共に真空封止を形成するた
めに使用することができる。このような真空封止は、V
ITONなどの低価格材料で形成することができる。チ
ャック体は、コファイアされたセラミック材料層(cofi
red layers of ceramic material)およびメタライゼー
ション層(metallizationlayers)で形成することができ
る。例えば、本出願人所有の米国特許第5,880,9
22号に、セラミック製チャック体の製造好適な技術が
記載されている。例えば、上記層は、セラミック層に挟
まれた単極電極または双極電極(RFバイアス電極とし
ても機能する)を形成する導電層を含み得る。1つまた
は複数のらせん形抵抗加熱素子などのヒータ・エレメン
トが、追加のセラミック層の間に配置され得る。クラン
ピング電極およびヒータ・エレメントに電力を供給する
ための様々な導電フィードスルーがチャック体に組み込
まれ得る。
【0052】本発明を、好ましい実施形態を参照しなが
ら詳細に説明したが、本発明の範囲を逸脱することな
く、様々な変更を実施し、等価物を採用し得ることは、
当分野の技術者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のHTESCアセンブリが組み込まれ得
る真空処理チャンバの断面図である。
【図2】本発明のHTESCアセンブリが組み込まれ得
る他の処理チャンバの断面図である。
【図3】図2の片持ちばり基板支持体の斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施形態によるHTESCアセ
ンブリの断面図である。
【図5】図4に示すHTESCアセンブリの部分詳細図
である。
【図6】図5に示すチャック体の部分拡大図である。
【図7】本発明の第2の実施形態によるHTESCアセ
ンブリの断面図である。
【図8】図6に示すHTESCアセンブリの部分詳細図
である。
【図9】本発明の第3の実施形態によるHTESCの部
分断面図である。
【符号の説明】
HTESC 高温静電チャック 10、24 真空加工チャンバ 12、26、52 片持ちばり基板支持体 14 HTESC 16 支持体ハウジング 18 供給通路 20 装着フランジ 21 開口部 22 支持アーム 23 真空ポンプ 28、50、50’ チャックアセンブリ(HTESC
アセンブリ) 30 基板 32 支持アーム 34 ガス供給管 36 ガス分配板 38 アンテナ 40 誘電部材 42 RF発電機 44 整合回路 46、46’ 孔 54、136 ハウジング 56、56’、56” チャック体 58、58’、58” 熱伝達体 59 鋳物 60、60’ クランピング電極 62、62’ ヒータ・エレメント 64、64’、64” 膨張ジョイント 66、66’、66” 管状延長部 67、67’ ロッド 68、68’、68” 環状装着フランジ 69、69’ ストラップ 70 ボルト 71 温度帰還アセンブリ 72 通路 74 コンジット 76 ガス・コンジット 77 光ファイバ素子 78 フィッティング 78’電源 79、86’、86” ボア 80 プレナム 82、84 チャック体56と熱伝達体との、互いに離
隔した面 88、89、90、90’、92、96 エラストマー
・シール 91 カラー 94 誘電装着板 98 誘電エッジ・リング 100 誘電フォーカス・リング 101、101’、106、106’、127、128
湾曲セクション 102、102’ 外側環状セクション 104、104’ 内側環状セクション 105 延長部 108、108’、110、110’ 環状空間 112、112’ 金属リング 113 フランジ 114 セラミック・リング 115 溶接ジョイント 116、118、129 ギャップ 120、120’ 内側環状セクション104、10
4’の内面 122、122’ チャック体56、56’の外部側壁 124 ろう付けジョイント 126 単一環状薄壁セクション(溶接セクション) 130 ケーブル駆動式リフト・ピンアセンブリ 132 リフト・ピン 134 スライド可能なリフト・ピン支持体 138 ガス通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケンナード, マーク アレン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94566 プリサントン, アルバラド ス トリート 4142 (72)発明者 ショエップ, アラン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95005 ベン ロモンド, ハイウェイ 9 10010

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温真空処理チャンバに有用な静電チャ
    ックであって、 静電クランプ電極、および任意選択のヒータ・エレメン
    トを含むチャック体であって、前記電極がチャック体の
    外表面上に基板を静電的にクランプするように適合され
    たチャック体と、 プレナムによって前記チャック体から離隔された熱伝達
    体であって、前記プレナムが、前記チャック体の面と該
    面から離隔された当該熱伝達体の面との間に配置され、
    当該熱伝達体が、前記プレナム内の熱伝達ガスを介した
    熱伝導によって前記チャック体から熱を取り去るように
    適合された当該熱伝達体と、 前記チャック体の外周を前記熱伝達体に接続する膨張ジ
    ョイントであって、前記チャック体の熱サイクル中にハ
    ーメチックシールを維持しながら前記チャック体と前記
    熱伝達体との熱膨張の差を吸収する膨張ジョイントと、 を備えた静電チャック。
  2. 【請求項2】 前記熱伝達体が、少なくとも1つの冷媒
    通路を中に有する冷却板を含み、冷媒通路内を冷媒が循
    環して前記チャック体を所望の温度に維持し、前記プレ
    ナムが前記チャック体の下側の少なくとも50%を占め
    るように延びる環状空間であり、前記熱伝達体が、熱伝
    達ガスがそれを通って前記環状空間に流れるガス供給通
    路を含む、請求項1に記載の静電チャック。
  3. 【請求項3】 前記チャック体が、前記プレナムと前記
    チャック体の前記外表面との間に延びるガス通路を含
    み、前記ガス通路が任意選択で、前記膨張ジョイントに
    隣接して配置され、前記基板の処理中に前記プレナムか
    ら前記基板の周辺の下側に熱伝達ガスを供給する、請求
    項1に記載の静電チャック。
  4. 【請求項4】 前記チャック体が金属材料またはセラミ
    ック材料を含む、請求項1に記載の静電チャック。
  5. 【請求項5】 前記熱伝達体が、前記チャック体に向か
    って、および、前記チャック体から離れるように移動可
    能なリフト・ピンを有するリフト・ピン構成を含み、前
    記リフト・ピンが、前記チャック体の孔を通って移動し
    て、前記チャック体の上に基板を降ろし、および、前記
    チャック体から基板を持ち上げる、請求項1に記載の静
    電チャック。
  6. 【請求項6】 前記膨張ジョイントが、前記熱伝達体に
    接続されるように適合された装着フランジを含み、前記
    膨張ジョイントは、湾曲セクションによって相互接続さ
    れた内側環状セクションおよび外側環状セクションを含
    むヒート・チョークを備え、前記内側環状セクションが
    前記チャック体に接続され、前記外側環状セクションが
    前記装着フランジに接続されている、請求項1に記載の
    静電チャック。
  7. 【請求項7】 前記膨張ジョイントが、その一方の端部
    で前記チャック体の周辺にジョイントによって接続され
    た薄リングを含み、前記薄リングが、前記チャック体の
    熱サイクル中に前記ジョイントが故障するのを防止する
    ために、前記チャック体の熱膨張係数に充分に近い熱膨
    張係数を有する金属からなる、請求項1に記載の静電チ
    ャック。
  8. 【請求項8】 さらに、前記チャック体の下側の中央部
    分から延びるセラミックまたは金属製管状セクションを
    備え、前記管状セクションの外側面が前記プレナムの壁
    部を定義し、前記管状セクションが前記チャック体と前
    記熱伝達体との間の熱的パスを提供し、前記管状セクシ
    ョンが前記プレナム内の前記熱伝達ガスおよび前記膨張
    ジョイントと協働して、前記チャック体から取り去られ
    る熱をバランスさせる、請求項1に記載の静電チャッ
    ク。
  9. 【請求項9】 前記管状セクションのインテリアが、前
    記クランプ電極にRFおよびDC電力を供給する電力供
    給部、前記ヒータ・エレメントにAC電力を供給する電
    力供給部、および/または前記チャック体の温度を監視
    する機構を含む、請求項8に記載の静電チャック。
  10. 【請求項10】 前記チャック体が、窒化アルミニウ
    ム、窒化ケイ素、窒化ホウ素、炭化ケイ素、炭化ホウ
    素、アルミナ及びそれらの混合物から構成される群から
    選択されたセラミック材料を含む、請求項4に記載の静
    電チャック。
  11. 【請求項11】 前記リフト・ピン構成が、ケーブル駆
    動式リフト・ピン構成を備える、請求項5に記載の静電
    チャック。
  12. 【請求項12】 前記ジョイントがろう付けジョイント
    である、請求項7に記載の静電チャック。
  13. 【請求項13】 前記管状セクションの前記インテリア
    が大気圧に対して開放されている、請求項9に記載の静
    電チャック。
  14. 【請求項14】 前記膨張ジョイントが、前記チャック
    体の外縁と隣接する熱膨張セクションを含み、前記熱膨
    張セクションが、前記チャック体の寸法の変化を吸収す
    るために、熱的に膨張可能かつ収縮可能である、請求項
    1に記載の静電チャック。
  15. 【請求項15】 真空処理チャンバ用の静電チャックで
    あって、 電力供給部に接続可能な電気接触部を有する電極を含む
    チャック体であって、前記電力供給部は、当該チャック
    体の外表面上に基板を静電的にクランプするために充分
    なエネルギーを前記電極に与える、チャック体と、 前記チャック体の外周に接続された膨張ジョイントであ
    って、前記チャック体の面と該面から離隔された熱伝達
    体の面との間にプレナムが形成されるように前記熱伝達
    体に取外し可能に接続される膨張ジョイントとを備えた
    静電チャック。
  16. 【請求項16】 前記チャック体が、前記プレナムと前
    記チャック体の前記周辺表面との間に延びるガス通路を
    含み、前記ガス通路が任意選択で、前記膨張ジョイント
    に隣接して配置され、前記基板の処理中に前記プレナム
    から前記基板の周辺の下側に熱伝達ガスを供給する、請
    求項15に記載の静電チャック。
  17. 【請求項17】 前記チャック体が金属材料またはセラ
    ミック材料を含む、請求項15に記載の静電チャック。
  18. 【請求項18】 前記膨張ジョイントが、前記熱伝達体
    に接続されるように適合された装着フランジを含み、前
    記膨張ジョイントが、湾曲セクションによって相互接続
    された内側環状セクションおよび外側環状セクションを
    含むヒート・チョークを備え、前記内側環状セクション
    が前記チャック体に接続され、前記外側環状セクション
    が前記装着フランジに接続された、請求項15に記載の
    静電チャック。
  19. 【請求項19】 前記膨張ジョイントが、ジョイントに
    よって前記チャック体の外周にその一方の端部で接続さ
    れる薄リングを含み、前記リングが、前記チャック体の
    熱サイクル中に前記ジョイントが故障するのを防止する
    ために、前記チャック体の熱膨張係数に充分に近い熱膨
    張係数を有する金属からなる、請求項15に記載の静電
    チャック。
  20. 【請求項20】 さらに、前記チャック体の下側の中央
    部分から延びるセラミックまたは金属製管状セクション
    を備え、前記管状セクションの外側面が前記プレナムの
    壁部を定義し、前記管状セクションが前記チャック体と
    前記熱伝達体との間の熱的パスを提供し、前記管状セク
    ションが前記プレナム内の前記熱伝達ガスおよび前記膨
    張ジョイントと協働して、前記チャック体から取り去ら
    れる熱を平衡させる、請求項15に記載の静電チャッ
    ク。
  21. 【請求項21】 前記管状セクションのインテリアが、
    前記クランプ電極にRFおよびDC電力を供給する電力
    供給部、前記ヒータ・エレメントにAC電力を供給する
    電力供給部、および/または前記チャック体の温度を監
    視する機構を含む、請求項20に記載の静電チャック。
  22. 【請求項22】 前記プレナムが、前記チャック体の前
    記下側の少なくとも50%を占めるように延びる環状空
    間であり、前記電極型が単極または双極型電極である、
    請求項15に記載の静電チャック。
  23. 【請求項23】 前記膨張ジョイントが、前記チャック
    体の外縁と隣接する熱膨張セクションを含み、前記熱膨
    張セクションが、前記チャック体の寸法の変化を吸収す
    るために、熱的に膨張可能かつ収縮可能である、請求項
    15に記載の静電チャック。
  24. 【請求項24】 前記膨張ジョイントが、前記熱伝達体
    に接続可能な装着フランジ、前記装着フランジに接続さ
    れたヒート・チョーク、および、その一方の端部で前記
    ヒート・チョークに接続され、かつその他方の端部で前
    記チャック体に接続された薄い金属リングを含む、請求
    項15に記載の静電チャック。
  25. 【請求項25】 前記チャック体が、窒化アルミニウ
    ム、窒化ケイ素、窒化ホウ素、炭化ケイ素、炭化ホウ
    素、アルミナおよびその混合物から構成される群から選
    択されたセラミック材料を含む、請求項17に記載の静
    電チャック。
  26. 【請求項26】 さらに、前記熱伝達体上に装着された
    リフト・ピン構成を備える、請求項15に記載の静電チ
    ャック。
  27. 【請求項27】 前記ジョイントが、ろう付けされたジ
    ョイントを含む、請求項19に記載の静電チャック。
  28. 【請求項28】クランプ電極と、前記チャック体の面と
    該面から離隔された熱伝達体の面との間にプレナムが形
    成されるように前記チャック体の外周を前記熱伝達体に
    接続する膨張ジョイントとを備えたチャック体上に基板
    が静電的にクランプされた真空処理チャンバ内で該基板
    を処理する方法であって、 電極にエネルギーを与えることによって前記チャック体
    の外表面上に基板をクランプする段階と、 前記プレナムに熱伝達ガスを供給する段階であって、前
    記プレナム内の前記熱伝達ガスが、前記チャック体内の
    ガス通路を通って、前記基板の下側と前記チャック体の
    前記外表面との間のギャップに送られる段階と、 前記プレナムに供給された前記熱伝達ガスを介した熱伝
    導によって前記チャック体から熱を取り去る段階と、 基板を処理する段階とを含む方法。
  29. 【請求項29】 さらに、前記チャンバにプロセス・ガ
    スを供給する段階と、前記プロセス・ガスにエネルギー
    を与えてプラズマにする段階と、前記処理段階中にプラ
    ズマで前記基板の露出面をエッチングする段階とを含
    む、請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記プロセス・ガスが、高周波エネル
    ギーを前記チャンバに誘導的的に結合させるアンテナに
    対して高周波エネルギーを供給することによって、エネ
    ルギーを与えられてプラズマになる、請求項28に記載
    の方法。
  31. 【請求項31】 前記基板の露出表面が、前記処理段階
    中に被覆される、請求項28に記載の方法。
  32. 【請求項32】 さらに、前記チャック体に組み込まれ
    たヒータ・エレメントに電力を供給することによって、
    100℃より高く基板を加熱する段階を含む、請求項2
    8に記載の方法。
  33. 【請求項33】 さらに、前記熱伝達体上に搭載された
    リフト・ピンで前記チャック体の外表面上に前記基板を
    降ろす段階を含み、前記リフト・ピンが前記チャック体
    の外側部分の開口部を通って通過する、請求項28に記
    載の方法。
  34. 【請求項34】 さらに、前記熱伝達体内に液体冷媒を
    循環させる段階を含む、請求項28に記載の方法。
  35. 【請求項35】 さらに、前記チャック体の前記下側の
    中央部分から延びるセラミック製または金属製の管状セ
    クションに配置された温度センサで、基板の温度変化を
    監視する段階を含み、前記管状セクションのインテリア
    が大気圧である、請求項28に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記基板が、前記処理段階中に80℃
    を超える温度である、請求項28に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記基板が、前記処理段階中に200
    ℃を超える温度である、請求項28に記載の方法。
  38. 【請求項38】 白金層が前記処理段階中にプラズマ・
    エッチングされる、請求項28に記載の方法。
  39. 【請求項39】 セラミック製または金属製管状延長部
    が、前記チャック体の前記下側の中央部分から延び、か
    つ前記チャック体と前記熱伝達体との間で熱を伝導し、 当該方法がさらに、前記プレナム内の前記熱伝達ガスに
    よって提供される第1ヒート・パスを介して取り去られ
    る熱が、前記膨張ジョイントによって提供される第2ヒ
    ート・パスを介して取り去られる熱および前記管状セク
    ションによって提供される第3のヒート・パスを介して
    取り去られる熱とバランスするように、前記プレナム内
    の前記熱伝達ガスの圧力を調節する段階を含む、請求項
    28に記載の方法。
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