JP2001250141A - 還流式紙幣入出金機 - Google Patents

還流式紙幣入出金機

Info

Publication number
JP2001250141A
JP2001250141A JP2000058650A JP2000058650A JP2001250141A JP 2001250141 A JP2001250141 A JP 2001250141A JP 2000058650 A JP2000058650 A JP 2000058650A JP 2000058650 A JP2000058650 A JP 2000058650A JP 2001250141 A JP2001250141 A JP 2001250141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yen
denomination
banknote
bill
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000058650A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Moriya
屋 浩 一 守
Teruo Sudo
藤 輝 男 須
Kazuyuki Shimizu
水 加寿行 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2000058650A priority Critical patent/JP2001250141A/ja
Publication of JP2001250141A publication Critical patent/JP2001250141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たな金種紙幣が発行されても現存の機械を
用いて入出金処理を行うことを可能とする。 【解決手段】 金種別収納部は、千円紙幣のみを収納す
る千円紙幣収納部71と、万円紙幣のみを収納する万円
紙幣収納部73と、5千円紙幣と新紙幣である2千円紙
幣とを混合状態で収納する混合紙幣収納部72とで構成
する一方、出金額を記憶する記憶部16と、出金額が5
千円以上1万円未満であるとき最初に前記混合紙幣収納
部72から1枚の紙幣を繰り出してその金種を前記識別
部6で識別し、その識別された金種に相当する金額と前
記記憶部16に記憶された出金額と、を比較して残余が
あるときはその残余の金額の出金を再度前記混合紙幣収
納部72から行うか千円紙幣収納部71から行うかを判断
して出金させる制御部17とを具有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は還流式紙幣入出金機
に係り、特に新紙幣の参入に対し装置構成の大幅な変更
を行なうことなく入出金処理を行なうことができ、釣銭
機として最適な還流式紙幣入出金機に関する。
【0002】
【従来の技術】入金された紙幣を出金用紙幣として使用
する還流式紙幣入出金機は、紙幣収納部が各々金種別に
用意されており、入金時には入金された紙幣の金種を識
別部で識別してその金種に該当する紙幣収納部へ収納す
るようにし、出金時にはこれら紙幣収納部から出金に必
要な金種の紙幣を繰り出して出金するようになされてい
る。
【0003】具体的には、例えば本件出願人の出願によ
る特開平11−242769号公報にみられるように、
現在発行されている紙幣の額面の千円、5千円、万円の
3金種分の紙幣収納部が用意されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして既存の金種紙
幣に加え新額面の紙幣が発行された場合、具体的には我
が国において既発行されている千円、5千円、万円の3
金種の他に2千円紙幣が発行されると、従来の発想に基
づけば新金種紙幣用の紙幣収納部を増設することにより
対処することになる。
【0005】しかし上記のように新紙幣用の収納部を増
設することは、物理的スペースの変更を伴うので新たに
機械全体を再設計することが必要となり、製品化するま
でに長い期間を要することになって迅速な対応ができな
いという問題がある。
【0006】また既に従来機を導入している利用者にと
っては、その機械により新紙幣の処理が可能となれば受
け得る利益はきわめて大きい。
【0007】本発明は上記の点に着目し、現行の金種分
の紙幣収納部しか有しない構成によって新たな金種紙幣
の参入に対し対応することができる還流式紙幣入出金機
を提供することを課題としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として本発明は、入金口に投入された入金紙幣を搬送経
路を通じて識別部へ送り、この識別部で入金紙幣の金種
を識別し、その識別結果に基づいて該識別部の下流側に
配設された金種別の収納部へ振り分けて収納し、出金指
令に基づいて前記収納部から紙幣を繰り出して出金する
還流式紙幣入出金機において、既発行の複数の金種紙幣
を金種別に収納する複数の収納部を有し、既発行の紙幣
のうち最も流通量の少ない金種紙幣用の収納部を新たに
発行される金種紙幣の収納部と共用する混合紙幣収納部
としたことを特徴とする。
【0009】我が国における場合は、前記金種別収納部
は、千円紙幣のみを収納する千円紙幣収納部と、万円紙
幣のみを収納する万円紙幣収納部と、5千円紙幣と新紙
幣である2千円紙幣とを混合状態で収納する混合紙幣収
納部とで構成し、出金額を記憶する記憶部と、出金額が
5千円以上1万円未満であるとき最初に前記混合紙幣収
納部から1枚の紙幣を繰り出してその金種を前記識別部
で識別し、その識別された金種に相当する金額と前記記
憶部に記憶された出金額とを比較して残余があるときは
その残余の金額の出金を再度前記混合紙幣収納部から行
うか、千円紙幣収納部から行うかを判断して出金させる
制御部とを具有する構成とされる。
【0010】また前記残余の金額の出金分は千円紙幣収
納部から残余金額に相当する枚数の千円紙幣を繰り出す
ことによってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0012】図に示す実施の形態は、本発明による還流
式紙幣入出金機を我が国の紙幣を使用する釣銭機に適用
した場合について示すもので、図1はその外観例を、図
2は図1のA−A相当部分の略示断面図を示している。
【0013】釣銭機の機体1は偏平薄箱形に形成され、
その内部一側に還流式紙幣入出金機2が、他側には硬貨
入出金機3が内蔵されており、紙幣入出金機2側の前部
上面には紙幣を短手方向に挿入する紙幣入金口4が開口
され、この入金口4に挿入された紙幣は図2に示すよう
に繰り込み機構5により1枚ずつ繰り込まれ、識別部6
により金種、真偽、正損等が識別されて正規の紙幣はそ
の識別結果に基づいて紙幣収納部71、72、73に分類
収納されるものである。なお識別部6においてリジェク
トすべき紙幣と判断された場合はその紙幣はリジェクト
ボックス8へ収納される。
【0014】前記紙幣収納部は、我が国における現行の
3金種(千円、5千円、1万円)の紙幣用の現存のもの
であるが、本発明においては71が千円紙幣収納部、72
が流通量の比較的少ない5千円紙幣と新額面の紙幣であ
る2千円紙幣とをランダムに収納する混合紙幣収納部、
3が万円紙幣収納部とされている。
【0015】上記各収納部のうち、万円紙幣収納部73
は釣銭機の場合1万円紙幣を釣銭として出金することは
無いことから入金専用として用いられ、残りの千円紙幣
収納部71と混合紙幣収納部72とは共に入出金兼用とさ
れている。
【0016】上記各収納部71、72、73は紙幣が下方
から短手方向で立位姿勢に収納されるようになってお
り、千円および混合紙幣収納部71、72は下方へ繰り出
しする所謂下入れ下出し方式による場合を示している。
【0017】上記各収納部71、72、73の下部には、
前記繰り込み機構5により1枚ずつ繰り込まれた紙幣を
搬送路9から分岐していずれか該当する金種用の収納部
1、72、73へ繰り込み、千円、混合紙幣収納部71
2においては該収納部内から紙幣を1枚ずつ繰り出す
繰り込み繰り出し機構10、10、10(万円紙幣収納
部73のものは繰り込み専用仕様として使用)が設けら
れている。
【0018】上記繰り込み機構5および繰り込み繰り出
し機構10、10、10は、共に公知のようにローラの
周面周方向の一部に高摩擦部を有するキッカローラ1
1、11…、フィードローラ12、12…、紙幣を1枚
ずつに分離させるためフィードローラ12、12…に対
設されるゲートローラ13、13…等により構成されて
いる。また前記入金口4の繰り込み機構5から各収納部
1、72、73へ至る搬送路9と出金口14への搬送路
15との分岐部、前記搬送路9と2つの収納部71、72
との分岐部、およびリジェクトボックス8への分岐部に
は図示は省略するが公知の切り換え機構がそれぞれ設け
られている。
【0019】図3は上記紙幣入出金機2の入出金動作の
概要を示すもので、図3(A)は入金時の紙幣の流れ
を、図3(B)は出金時の紙幣の流れを太線で示し、図
3(C)は入金リジェクト時、図3(D)は出金リジェ
クト時の紙幣の流れをそれぞれ太線で示している。
【0020】また図4、図5は紙幣入金処理と紙幣出金
処理との紙幣の流れを模式的にブロック図化して示して
いる。
【0021】なお図4、図5において16は記憶部(メ
モリ)、17は制御部を示す。また硬貨入出金機3につ
いては本発明とは直接関係しないのでその詳細な説明は
省略する。
【0022】次に本発明の作用を図4〜図11を参照し
て現在発行されている最高額紙幣である万円紙幣に対し
これより小額の紙幣により釣銭を払い出す場合について
説明する。
【0023】顧客が支払いに要した1万円紙幣を受け取
って入金口4へ投入すると、図3(A)および図4に示
すようにその紙幣は繰り込み手段5により繰り込まれ、
識別部6を通る間に金種が識別されてその金種に該当す
るところの万円紙幣収納部7 3へ収納される。
【0024】一方、POSレジスタからの出金指令に基
づいて釣銭を出金するときは、その釣銭額によって幾つ
かのパターンで出金がなされる。
【0025】上記釣銭額が5千円未満である場合には、
千円紙幣収納部71から釣銭額に相当する枚数の千円紙
幣を繰り出し、その搬送途中で識別部6によりその金種
を確認したうえで出金口14へ釣銭として出金される。
【0026】釣銭額が5千円以上1万円未満である場合
には、最初に混合紙幣収納部72から1枚の紙幣を繰り
出してその金種を識別部6で確認し、なお残額分がある
場合はその残額値の如何により処理内容が異なる。
【0027】1)釣銭額が5千円である場合は、以下の
AまたはBのいずれかの処理となる。
【0028】A;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により5千円紙幣であると識別されたと
きは、その5千円紙幣を釣銭として出金口14へ出金す
ることにより釣銭の払い出しを完了する(図7−A)。
【0029】B;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により2千円紙幣であると識別されたと
きは、残額分の3千円につき千円紙幣収納部71から千
円紙幣を3枚繰り出して識別部6で金種を確認し、出金
口14へ出金して先に出金されている2千円紙幣1枚と
千円紙幣3枚とで都合5千円の釣銭の払い出しを完了す
る(図7−B)。
【0030】2)釣銭額が6千円である場合は、以下の
CまたはDのいずれかの処理となる。
【0031】C;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により5千円紙幣であると識別されたと
きは、残額分の1千円分につき千円紙幣収納部71から
千円紙幣を1枚繰り出して識別部6で金種を確認し、出
金口14へ出金して先の5千円紙幣1枚と千円紙幣1枚
とで都合6千円の釣銭の払い出しを完了する(図8−
C)。
【0032】D;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部5により2千円紙幣であると識別されたと
きは、残額分の4千円につき千円紙幣収納部71から千
円紙幣を4枚繰り出して識別部6で金種を確認し、出金
口14へ出金して先の2千円紙幣1枚と千円紙幣4枚と
で都合6千円の釣銭の払い出しを完了する(図8−
D)。
【0033】3)釣銭額が7千円である場合は、以下の
E〜Gのいずれかの処理となる。
【0034】E;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により5千円紙幣であると識別されたと
きは、残額分の2千円分につき千円紙幣収納部71から
千円紙幣を2枚繰り出して識別部6で金種を確認し、出
金口14へ出金して先の5千円紙幣1枚と千円紙幣2枚
とで都合7千円の釣銭の払い出しを完了する(図9−
E)。
【0035】F;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により2千円紙幣であると識別されたと
きは、続けて混合紙幣収納部72からもう1枚繰り出
し、その繰り出された紙幣が識別部6において5千円紙
幣であると識別されたら先の2千円紙幣と5千円紙幣と
で都合7千円の釣銭の払い出しを完了する(図9−
F)。
【0036】G;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により2千円紙幣であると識別されたと
きは、続けて混合紙幣収納部72からもう1枚繰り出
し、その繰り出された紙幣が識別部6において2千円紙
幣であると識別されたら残額分の3千円分につき千円紙
幣収納部71から千円紙幣を3枚繰り出して識別部6で
金種を確認し、これら2千円紙幣2枚と千円紙幣3枚と
で都合7千円の釣銭の払い出しを完了する(図9−
G)。
【0037】4)釣銭が8千円である場合は、以下のH
〜Jのいずれかの処理となる。
【0038】H;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により5千円紙幣であると識別されたと
きは、残額分の3千円分につき千円紙幣収納部71から
千円紙幣を3枚繰り出して識別部6で金種を確認し、先
の5千円紙幣1枚と千円紙幣3枚とで都合8千円の釣銭
の払い出しを完了する(図10−H)。
【0039】I;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により2千円紙幣であると識別されたと
きは、続けて混合紙幣収納部72からもう1枚繰り出
し、その繰り出された紙幣が識別部6において5千円紙
幣であると識別されたら残額分の1千円につき千円紙幣
収納部71から千円紙幣を1枚繰り出して識別部6で金
種を確認し、これら2千円紙幣1枚、5千円紙幣1枚、
および千円紙幣1枚の都合8千円の釣銭の払い出しを完
了する(図10−I)。
【0040】J;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により2千円紙幣であると識別されたと
きは、続けて混合紙幣収納部72からもう1枚繰り出し
て識別部6で金種を確認し、その繰り出された紙幣が識
別部6により2千円紙幣であると識別されたら残額分の
4千円につき千円紙幣収納部71から千円紙幣4枚を繰
り出して識別部6で金種を確認し、これら2千円紙幣2
枚と千円紙幣4枚とで都合8千円の釣銭の払い出しを完
了する(図10−J)。
【0041】5)釣銭が9千円である場合は、以下のK
〜Nのいずれかの処理となる。
【0042】K;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により5千円紙幣であると識別されたと
きは、残額分の4千円は千円紙幣収納部71から千円紙
幣を4枚繰り出して識別部6で金種を確認し、先の5千
円紙幣1枚と千円紙幣4枚とで都合9千円の釣銭の払い
出しを完了する(図11−K)。
【0043】L;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により2千円紙幣であると識別されたと
きは、続けて混合紙幣収納部72からもう1枚繰り出し
て識別部6で金種を確認し、その繰り出された紙幣が識
別部6において5千円紙幣であると識別されたら残額分
の2千円につき千円紙幣収納部71から千円紙幣2枚を
繰り出して識別部6で金種を確認し、これら2千円紙幣
1枚、5千円紙幣1枚、および千円紙幣2枚の都合9千
円の釣銭の払い出しを完了する(図11−L)。
【0044】M;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により2千円紙幣であると識別されたと
きは、続けて混合紙幣収納部72からもう1枚繰り出し
て識別部6で金種を確認し、その繰り出された紙幣が識
別部6において2千円紙幣であると識別されたらさらに
続けて混合紙幣収納部72からもう1枚繰り出して識別
部6で金種を確認し、その紙幣が5千円紙幣であると識
別されたときは先の2千円紙幣2枚と5千円紙幣1枚と
の都合9千円の釣銭の払い出しを完了する(図11−
M)。
【0045】N;混合紙幣収納部72から繰り出された
紙幣が識別部6により2千円紙幣であると識別されたと
きは、続けて混合紙幣収納部72からもう1枚繰り出し
て識別部6で金種を確認し、その紙幣が識別部6におい
て2千円紙幣であると識別されたらさらに続けて混合紙
幣収納部72からもう1枚繰り出して識別部6で金種を
確認し、その紙幣が2千円紙幣であると識別されたら残
額分の3千円につき千円紙幣収納部71から千円紙幣3
枚を繰り出して識別部6で金種を確認し、先の2千円紙
幣3枚と千円紙幣3枚との都合9千円の釣銭の払い出し
を完了する(図11−N)。
【0046】このように本実施形態では、釣銭額が5千
円以上1万円未満である場合には、最先に混合紙幣収納
部72から1枚繰り出してその金種を識別部6で識別
し、当初の釣銭額から上記識別された金額を減算してそ
の結果が5千円以上であればさらに混合紙幣収納部72
から繰り出して出金紙幣に充当させるように制御部17
において制御される。
【0047】上記制御内容をフローで示すと図6のよう
になる。すなわち釣銭として出金すべき金額を記憶部1
6(メモリ)にセットし(ステップS1)、次いで上記
記憶内容が5千円以上か否かが判断される(ステップS
2)。
【0048】上記金額が5千円以上であればさらに混合
紙幣収納部72から1枚繰り出し(ステップS3)、識別
部6で金種を識別し(ステップS4)、その金種が2千
円か5千円かをチェックする(ステップS5)。
【0049】上記2千円または5千円を記憶内容から減
算し(ステップS6)、その減算した残額を記憶内容と
比較し(ステップS7)、残額がないとき(例えば記憶
内容が5千円で、ステップSで金種が5千円のとき)
はこれにて終了する。
【0050】残額があるときはステップS2へもどり、
前記のステップを経て釣銭の払い出しがなされる。
【0051】前記ステップS2で記憶内容が5千円以下
であるときはステップS8へ移行し、千円紙幣のみで釣
銭を払い出す。またステップS5で2千円または5千円
以外の紙幣であった場合はリジェクトされる(ステップ
9)。
【0052】次に他の実施の形態について説明する。
【0053】釣銭額が5千円未満である場合は、前述の
実施形態と同じである。
【0054】釣銭額が5千円以上1万円未満であった場
合には、最初に混合紙幣収納部72から1枚繰り出して
その金種を識別部6で識別し、その金種の金額を当初の
釣銭額から減算し、その残額分を千円紙幣収納部71
ら該当枚数繰り出して釣銭としての出金紙幣に充当させ
るよう制御する。
【0055】例えば釣銭額が9千円の場合には、混合紙
幣収納部72から繰り出されて識別部6により識別され
た金額が2千円紙幣であった場合には、残額分の7千円
については千円紙幣収納部71から千円紙幣を7枚繰り
出して識別部6で金種を確認し、先の2千円紙幣1枚と
千円紙幣7枚とで都合9千円の釣銭を払い出しを完了す
るようになされる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、我
が国の場合のように在来千円、5千円万円用の3個の収
納部を有する機種であっても、2千円紙幣を5千円紙幣
用収納部に混合状態に収納するようにし、出金額に対し
混合紙幣収納部から繰り出される金種、すなわち2千円
か5千円かによって以後残額分を他の金種紙幣で出金額
を充足するようにしたので、新紙幣である2千円紙幣が
発行されても現存の機械の収納部を増設することなく対
応することができ、機械を新たに用意する必要がなく、
新額面の紙幣発行に対し迅速かつ安価に対処することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のよる還流式紙幣入出金機の一実施形態
の外観斜視図。
【図2】図1のA−A相当の拡大略示断面図。
【図3】図2において紙幣の流れを太線で示し、(A)
は入金時、(B)は出金時、(C)は入金リジェクト
時、(D)は出金リジェクト時の説明図。
【図4】紙幣入金処理時の説明図。
【図5】紙幣出金処理時の説明図。
【図6】制御内容を示すフローチャート。
【図7】1万円に対する釣銭投出パターンを示すもの
で、5千円出金パターンの説明図。
【図8】同、6千円出金パターンの説明図。
【図9】同、7千円出金パターンの説明図。
【図10】同、8千円出金パターンの説明図。
【図11】同、9千円出金パターンの説明図。
【符号の説明】
2 還流式紙幣入出金機 4 入金口 5 繰り込み機構 6 識別部 71 千円紙幣収納部 72 混合紙幣収納部 73 万円紙幣収納部 8 リジェクトボックス 10 繰り込み繰り出し機構 14 出金口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清 水 加寿行 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内 Fターム(参考) 3E040 AA01 BA12 CA06 CA09 5B055 BB01 BB03 BB10 CB02 CC03 GG04 GG08 9A001 BB02 BB03 BB04 DD15 JJ65 KK58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入金口に投入された入金紙幣を搬送経路を
    通じて識別部へ送り、この識別部で入金紙幣の金種を識
    別し、その識別結果に基づいて該識別部の下流側に配設
    された金種別の収納部へ振り分けて収納し、出金指令に
    基づいて前記収納部から紙幣を繰り出して出金する還流
    式紙幣入出金機において、既発行の複数の金種紙幣を金
    種別に収納する複数の収納部を有し、既発行の紙幣のう
    ち最も流通量の少ない金種紙幣用の収納部を新たに発行
    される金種紙幣の収納部と共用する混合紙幣収納部とし
    たことを特徴とする還流式紙幣入出金機。
  2. 【請求項2】入金口に投入された入金紙幣を搬送経路を
    通じて識別部へ送り、この識別部で入金紙幣の金種を識
    別し、その識別結果に基づいて該識別部の下流側に配設
    された金種別の収納部へ振り分けて収納し、出金指令に
    基づいて前記収納部から紙幣を繰り出して出金する還流
    式紙幣入出金機において、前記金種別収納部は、千円紙
    幣のみを収納する千円紙幣収納部と、万円紙幣のみを収
    納する万円紙幣収納部と、5千円紙幣と新紙幣である2
    千円紙幣とを混合状態で収納する混合紙幣収納部とで構
    成する一方、出金額を記憶する記憶部と、出金額が5千
    円以上1万円未満であるとき最初に前記混合紙幣収納部
    から1枚の紙幣を繰り出してその金種を前記識別部で識
    別し、その識別された金種に相当する金額と前記記憶部
    に記憶された出金額とを比較して残余があるときはその
    残余の金額の出金を再度前記混合紙幣収納部から行なう
    か、千円紙幣収納部から行なうかを判断して出金させる
    制御部とを具有することを特徴とする還流式紙幣入出金
    機。
  3. 【請求項3】出金額が5千円以上1万円未満であると
    き、最初に前記混合紙幣収納部から1枚の紙幣を繰り出
    してその金種を前記識別部で識別し、その識別された金
    種に相当する金額と前記記憶部に記憶された出金額とを
    比較して残余があるときはその残余の金額の出金分を千
    円紙幣収納部から残余金額に相当する枚数の千円紙幣を
    繰り出して行なうようにした請求項2記載の還流式紙幣
    入出金機。
JP2000058650A 2000-03-03 2000-03-03 還流式紙幣入出金機 Pending JP2001250141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000058650A JP2001250141A (ja) 2000-03-03 2000-03-03 還流式紙幣入出金機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000058650A JP2001250141A (ja) 2000-03-03 2000-03-03 還流式紙幣入出金機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001250141A true JP2001250141A (ja) 2001-09-14

Family

ID=18579218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000058650A Pending JP2001250141A (ja) 2000-03-03 2000-03-03 還流式紙幣入出金機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001250141A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002216208A (ja) * 2001-01-22 2002-08-02 Omron Corp 金銭処理装置
JP2006331385A (ja) * 2005-04-27 2006-12-07 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣処理装置
JP2007140963A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣処理装置
JP2007328660A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Nec Computertechno Ltd 紙幣処理装置
JP2009048273A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣処理装置および紙幣処理方法
JP2010262681A (ja) * 2005-04-27 2010-11-18 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣処理装置
JP2012022394A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Toyo Networks & System Integration Co Ltd 還流式紙幣処理装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002216208A (ja) * 2001-01-22 2002-08-02 Omron Corp 金銭処理装置
JP2006331385A (ja) * 2005-04-27 2006-12-07 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣処理装置
JP2010262681A (ja) * 2005-04-27 2010-11-18 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣処理装置
JP2010267300A (ja) * 2005-04-27 2010-11-25 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣処理装置
JP2010272140A (ja) * 2005-04-27 2010-12-02 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣処理装置
JP4618110B2 (ja) * 2005-04-27 2011-01-26 富士電機リテイルシステムズ株式会社 紙幣処理装置
JP2007140963A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣処理装置
JP4539540B2 (ja) * 2005-11-18 2010-09-08 富士電機リテイルシステムズ株式会社 紙幣処理装置
JP2007328660A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Nec Computertechno Ltd 紙幣処理装置
JP2009048273A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 紙幣処理装置および紙幣処理方法
JP2012022394A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Toyo Networks & System Integration Co Ltd 還流式紙幣処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009217657A (ja) 紙幣取扱装置及び現金自動取引装置
JP2001250141A (ja) 還流式紙幣入出金機
JP5227632B2 (ja) 貨幣取引処理装置
JP5165196B2 (ja) 紙幣入出金機
JP2003150793A (ja) 貨幣出納機における出金装置
JPH0721442A (ja) 紙幣処理機
JP2004295782A (ja) 貨幣取引装置及び紙幣情報の管理システム
US20040049453A1 (en) Method and apparatus for receiving and dispensing value carriers
KR101581271B1 (ko) 환류식 지폐 입출금 장치
US7950526B2 (en) Device and method for carrying out a financial in-payment transaction
JP7456303B2 (ja) 硬貨処理装置及び硬貨入金制御方法
JP2017134509A (ja) 取引装置
JP4857719B2 (ja) 紙幣入出金機
JPS5949687A (ja) 紙幣受入返却制御装置
KR101870755B1 (ko) 드럼식 지폐카세트가 구비된 계원용 환류식 금융자동화기기 및 그 운용방법
JPH11328486A (ja) 金銭処理装置
JPS6378291A (ja) 紙幣自動取扱い装置
JP3395406B2 (ja) 現金処理装置及びそれを用いた鑑別方法
JP3760716B2 (ja) 紙幣処理機の制御方法
JP2005018709A (ja) 紙幣取扱装置
JP2003051050A (ja) 紙幣取扱装置
JP2019204140A (ja) 貨幣処理装置
JP2003162751A (ja) 現金処理装置
JP2020101990A (ja) 金銭処理装置
JP2002251652A (ja) 紙幣還流装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070130