JP2001249286A - ガルバノマイクロミラーとその製造方法 - Google Patents
ガルバノマイクロミラーとその製造方法Info
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Abstract
し、トーションバーをミラー面の下方に配置して、バル
クマイクロマシン法を用いて構成要素を形成することに
より、平面度の高いミラー面を持ちかつ小型化及び製造
プロセスの容易化を図る。 【解決手段】 一方の表面に光を反射させるミラー面が
形成され、一方または両側の表面に第1電極が形成され
た第1基板と、枠状の基部と、前記第1電極と対向する
位置に配置された第2電極と、前記ミラー面の下に位置
し前記第1基板を保持する固定保持部と、前記ミラー面
の下に位置し、前記基部と前記固定保持部とを連結し、
かつ固定保持部を所定の角度範囲で回動可能に支持する
トーションバー部とを含む第2基板とからなり、前記第
1基板のミラー面が形成されていない表面の一部と、前
記第2基板の前記固定保持部とが接合された構造のガル
バノマイクロミラーをバルクマイクロマシンで実現する
ことを特徴とする。
Description
ミラーに関し、特に、光ディスク装置などに用いられ
て、光ビームの照射位置を制御する静電駆動方式のガル
バノマイクロミラーに関する。
マイクロミラーは、たとえば「シリコン トーショナル
スキャンニング ミラー(Sillicon Torsional Scann
ing Mirror)」(IBM J. RES. and DEVELOP., Vol. 24,
No.5, Sep. 1980)に開示されている。このガルバノマ
イクロミラーは、図16および図17に示すように、電
極基板100と、その上に位置するミラー基板102と
を備えている。
と、一方の主面にミラー面106aが形成されたミラー
部106と、基部104とミラー部106とを連結し、
ミラー部106を回動可能に支持するトーションバー部
108とを備えている。ミラー部106の他方の主面に
は、1対の電極板110a,110bからなる第1電極
が形成されている。電極基板100には、第1電極の電
極板110a,110bに対向する1対の電極板112
a,112bからなる第2電極が形成されている。電極
基板100には、ミラー部106に当接する直線状で断
面山形の突起100aが一体に突設されており、この突
起100aの稜線は、トーションバー部108の軸芯に
沿っている。
の一方の電極板110aと第2電極の一方の電極板11
2aとの間に電圧を印加することにより、静電引力によ
ってミラー部106が図17において反時計回りの方向
に回動する。また、第1電極の他方の電極板110bと
第2電極の他方の電極板112bとの間に電圧を印加す
ることにより、静電引力によってミラー部106が図1
7のように時計回りの方向に回動する。このような静電
引力は電極面積に比例することから、より低電圧で駆動
するために、電極板110a,110bからなる第1電
極は、ミラー部106の他方の主面のほぼ全面にわたっ
て形成されており、その大きさに応じて第2電極の電極
板112a,112bの大きさが決定されていた。
ノマイクロミラーが、特開平9−146034号公報に
開示されている。この光ディスク駆動装置に用いたガル
バノマイクロミラーも、図16に示したガルバノマイク
ロミラーと同様に、ミラー基板に設けた電極と、その電
極に相対する位置にある電極基板の表面に設けた電極と
の間に、電圧を印加し、これらの電極間に働く静電引力
によってミラー基板を振動させる機能を持つ。
るマイクロミラーは、高性能の電気−機械的動作特性が
要求されると共に、ミラー面の平面度が高いこと、光デ
ィスク駆動装置の薄型化のためにその外形を小型化する
ことが特に要求されている。たとえば、平面度は、0.
05λ(λ:使用する光源の波長)であることが要求さ
れる。さらに、小型化の要求に関しては、2本のトーシ
ョンバーを結ぶ方向(図16における紙面の縦方向)の
長さを短縮することが要求されている。
は、ミラーの下にトーションバーを設けたマイクロミラ
ー装置が開示されている。このミラー構造は、犠牲層の
形成とパターニング及び除去を利用して、基板上に薄膜
を順次所望のパターンに加工しながら積層していくとい
ういわゆる表面マイクロマシン技術を用いて作られてい
る。
イクロマシン技術で形成可能なミラー構造は、数ミクロ
ンの厚さの薄膜ミラーに限られる。光ディスク駆動装置
に利用可能な平面度のミラー面を実現しようとすると、
せいぜいミラー面が数百ミクロン程度の大きさのものし
か作ることができない。
マイクロミラーは、数mm角あるいは楕円形の形状のも
ので、1次共振周波数が100〜数100Hz程度とい
う低いものが使われるが、このような大きなマイクロミ
ラーを表面マイクロマシン技術で作ったとすると、その
製造プロセスの過程で生じる残留応力等のために、形成
された薄膜に反りや歪みが発生し、また薄膜ミラーのた
めに、動作時にたわみが発生し要求される平面度を持つ
ミラー面は得られない。
の金属膜や誘電体多層膜を形成した状態で要求される十
分高い光学的平面度を保つためには、経験時にミラー基
板の厚みは最小でも150μm程度は必要と考えられ
る。したがって、薄膜と犠牲層の積層という工程を利用
する表面マイクロマシン技術では、光ディスク装置に用
いられるように、低共振周波数と高いミラー平面度を持
つマイクロミラーを作成することは困難である。
考慮してなされたものであり、光ディスク駆動装置に利
用可能な性能を備えかつ小型化されたマイクロミラーを
実現することのできる、ガルバノマイクロミラー及びそ
の製造方法を提供するものである。
に光を反射させるミラー面が形成され、一方または両側
の表面に第1電極が形成された第1基板と、枠状の基部
と、前記第1電極と対向する位置に配置された第2電極
と、前記ミラー面の下に位置し前記第1基板を保持する
固定保持部と、前記ミラー面の下に位置し、前記基部と
前記固定保持部とを連結し、かつ固定保持部を所定の角
度範囲で回動可能に支持するトーションバー部とを含む
第2基板とからなり、前記第1基板のミラー面が形成さ
れていない表面の一部と、前記第2基板の前記固定保持
部とが接合されたことを特徴とするガルバノマイクロミ
ラーを提供するものである。これにより、光ディスク駆
動装置等に利用可能なガルバノマイクロミラーの所望の
性能を備えたまま、その大きさを小型化することができ
る。
基板からなり、この第1基板の一方の表面上に光反射膜
からなるミラー面、一方または両方の表面上に金属薄膜
からなる第1電極、ミラー面が形成されない表面上に凸
形状の固定部とが形成され、第2基板が半導体バルク基
板からなり、第2基板の一方の表面上に、前記第1電極
と対向する位置に第2電極、前記第1基板を保持するた
めの凸形状の固定保持部、固定保持部を所定の角度範囲
で回動可能に支持するための凸形状のトーションバー部
とが形成され、前記第1基板の固定部と、第2基板の固
定保持部とが接するように両基板が接合されることを特
徴とするガルバノマイクロミラーの製造方法を提供する
ものである。ここで半導体バルク基板の表面上に形成さ
れるミラー面や電極等の構成要素は、バルクマイクロマ
シン法を用いて製造することができる。これによれば、
この発明のガルバノマイクロミラーはバルクマイクロマ
シン法を用いてミラー基板の厚いマイクロミラーを製造
することができるので、平面度の高いマイクロミラーが
提供できる。
ロマシン法とは、使用する半導体バルク基板に、数回エ
ッチング加工を施し、所望の形状を得る方法で、エッチ
ング加工とともに電極やミラー面の形成に必要な薄膜の
形成・パターン加工等も含む。すなわち、従来用いられ
ていた表面マイクロマシン法が、半導体基板の上に薄膜
と犠牲層の形成・パターン加工を行いながら順次積層す
る工程によって所望の構造体を形成する方法であるのに
対し、バルクマイクロマシン法は、犠牲層を形成等する
工程は含まず、バルク基板に対する薄膜の形成と所定形
状のパターン形成を、バルク基板のエッチングという工
程で行う。表面マイクロマシン法では、基板は加工され
ないが、バルクマイクロマシン法では、基板自体が加工
される。
部を形成するためには、この凸部の領域にレジストを形
成した後、このレジストを形成していない領域のバルク
基板を所定の条件のもとで所定量だけエッチングする。
このように、この発明のガルバノマイクロミラーは、バ
ルクマイクロマシン法を用いて、その主要構成要素を形
成することを特徴とする。
る半導体バルク基板のミラー面が形成されない表面上
に、外周枠と、外周枠と第1基板とを分離する分離溝と
を形成し、前記第2基板を形成する半導体バルク基板の
固定保持部が形成された表面上に、前記第1基板に形成
された外周枠及び分離溝に対応するように外周枠及び分
離溝とを形成し、前記第1基板と第2基板とを接合した
後に、分離溝をエッチングにより貫通させて、両基板と
外周枠とを分離することを特徴とする。さらに前記第1
電極が第1基板の両側の表面に形成される場合には、第
1基板の所定の位置に、両側の電極を電気的に接続する
ための貫通孔を形成することを特徴とする。
内部にあって一方の表面に光を反射させるミラー面と静
電駆動用電極とを含むミラー部と、前記基部とミラー部
とを連結し、かつミラー部を所定の角度範囲で回動可能
に支持する2つのトーションバー部とからなり、ミラー
面の一部領域に凹部が形成され、前記トーションバー部
が、ミラー面の凹部の端部と、前記基部の一部とを接続
するように前記凹部内に配置されていることを特徴とす
るガルバノマイクロミラーを提供するものである。これ
によれば、1枚の基板でガルバノマイクロミラーを構成
できる。
基板の一方の表面上に、所定形状の光反射膜からなるミ
ラー面、第1電極、及びミラー面の所定位置に形成され
る凹部内に配置されかつミラー面を所定の角度範囲で回
動可能に支持するための2つのトーションバー部とが形
成され、半導体バルク基板の他方の表面上に、前記ミラ
ー面及び第1電極が形成されたミラー部と基板外周に形
成される枠状の基部とを分離する第1の分離溝と、前記
トーションバー部の下方であって、前記ミラー面の凹部
とトーションバー部とを形成するための第2の分離溝と
が形成され、前記第1の分離溝による前記基部とミラー
部との分離工程、及び前記トーションバー部によって前
記基部とミラー部とが接続されるようにミラー面の凹部
の貫通工程とが、エッチングを用いて行われることを特
徴とするガルバノマイクロミラーの製造方法を提供する
ものである。このエッチングはドライエッチングでもウ
ェットエッチングでもよい。
れた凹部の面積が、ミラー面全体の面積に対して無視で
きる程度に小さく(例えば2%程度に)なるように、前
記凹部を形成してもよい。また、前記第1の分離溝によ
る基部とミラー部との分離工程、及び前記ミラー面の凹
部の貫通工程にドライエッチングを用いてもよい。さら
に、前記第1電極を、前記半導体バルク基板の他方の表
面上であって一方の表面と対応する位置にも形成し、基
板の両表面の電極を電気的に接続するための貫通孔を形
成してもよい。ここで、半導体バルク基板としては、一
般的にシリコンを使用するが、ゲルマニウムや、半導体
ではないがガラス板を使用することもできる。ミラー面
を形成する光反射膜は、高い光反射率を持ち、高い平面
度を有することが必要であり、たとえば、Cr,Au,
Alなどの金属膜を利用することができるが、この他
に、誘電体多層膜等を用いてもよい。
の発明を詳述する。なお、これによってこの発明が限定
されるものではない。この発明のガルバノマイクロミラ
ーの一実施例は、2枚の基板(第1基板1,第2基板
2)の組合せにより構成される。図1に第1基板1の斜
視図、図3に第2基板の斜視図を示す。また、図8は、
後述する製造プロセスによって形成されたこの発明のガ
ルバノマイクロミラーの完成図の一実施例である。
ラー面11の下に、トーションバー部22を設けた構造
を備え、プッシュプル方式でミラー面を±0.1°程度
の範囲で角度制御しながら往復運動させることのできる
性能を持つ光ディスク駆動装置用のマイクロミラーであ
る。ただし、図8で上面側の電極基板は示していない。
この実施例では、ミラーが形成される第1基板1の大き
さを縦2mm,横4mm,基板の厚さを300μmとす
る。また、トーションバー部22の断面積を15μm×
50μm、長さを500μmとし、ミラー面11が形成
された第1基板1と、電極基板となる第2基板2との間
の静止状態での電極間隔を20μmとする。図16に示
した従来のガルバノマイクロミラーの構造にくらべ、図
8に示したガルバノマイクロミラーは、トーションバー
と外枠が第1基板に隠れた構造であるため小型化が実現
されている。
の実施例について説明し、次に、それぞれの基板の製造
方法の実施例について説明する。第1基板の構造 図1は、この発明のガルバノマイクロミラーの第1基板
の斜視図であり、図2は、この第1基板の図1のA−B
面における断面図である。図1(a)は第1基板1の表
面形状をし示し、図1(b)は第1基板1の裏面形状を
示している。
は、高反射率の金属膜からなるミラー面11と、ミラー
面の両側に駆動電極12,13が形成され、さらにこれ
らの電極12,13を裏面側へ電気的に接続するための
貫通孔14,15が形成されている。ここで、ミラー面
11の大きさは、例えば縦1.8mm×横1.5mmで
あり、電極12,13の大きさは縦1.8mm×横0.
7mm程度の大きさである。
は、中央部分に凸形状の固定部16が形成され、その固
定部16のまわりに固定部よりも高さの低い凹部19が
形成され、この凹部19の表面の一部に、駆動電極1
2′,13′が形成される。さらに、この凹部19と外
周枠17とを分離する分離溝18が形成される。ここ
で、外周枠17の大きさは例えば3.5mm×6.5m
m程度である。
であり、溝の深さは250μm程度とする。固定部16
の大きさは0.8mm×2mm程度であり、凹部19に
対する高さは数μm程度である。固定部16の内部には
貫通孔14′,15′が形成される。駆動電極12′,
13′の大きさはそれぞれ表面の電極12,13と同じ
とする。電極12と12′とは貫通孔14,14′を通
して電気的に接続され、電極13と13′とは貫通孔1
5,15′を通して電気的に接続される。
であるが、その性能の観点から、Cr,Au,Al等の
金属材料を用いて形成する。ミラー面に偏光特性に変調
を与えないSiO2とTiO2の積層膜やTa2O5とSi
O2の積層膜などの誘電体多層膜を用いることもでき
る。また、駆動電極12,12′,13,13′と、貫
通孔14,14′,15,15′は、ミラー面と同様に
Cr,Au,Al等の金属材料を用いることができる。
第1基板1は、厚さ300μm程度のシリコン、ゲルマ
ニウムやガラス基板を用いて作ることができる。
て、第1基板1の表裏の電極を等電位として駆動する場
合、ミラー面11と電極12,13を分離して形成する
必要はなく、ミラー面と電極とを接続し、一体として表
裏全面に金属膜を形成してもよい。この場合、貫通孔1
4は1つあればよい。
として駆動する場合、第1基板の表面全体を、低抵抗の
高濃度不純物層とし、第1基板自体を電極として用いる
こともできる。このとき、1つの貫通孔と、ミラー面1
1となるべき位置に光反射膜を形成するだけでよく、図
1に示したような電極12,13等のパターンの形成は
不要となる。また、第1基板1の基板材料自身に高濃度
不純物導入基板を用いれば、ミラー面となるべき位置に
光反射膜のみを形成するだけでよい。
発明のガルバノマイクロミラーの第2基板の斜視図であ
り、図4は、この第2基板の図3のC−D面における断
面図である。図3(a)は第2基板2の表面形状を示
し、図3(b)は第2基板2の裏面形状を示している。
は、その中央部分に、固定保持部21と、この固定保持
部21に接続された細長いトーションバー部22が形成
され、固定保持部21の周囲に凹部25が形成される。
さらに固定保持部21の上に接続パッド部26,27、
凹部25の外側に、電極31,32が形成され、表面の
周囲に、外周枠23と分離溝24とが形成される。電極
31,32及び接続パッド部26,27は、配線パター
ンを通して外部との電気的接続のための外部端子部2
6′、27′、31′、32′に接続される。ここで、
接続パッド部26,27と外部端子部とをつなぐ配線パ
ターンは、トーションバー部22の上を経由して形成さ
れる。
は、中央部分に凹形状の凹部28が形成される。ここ
で、固定保持部21は、第1基板の固定部16と接合す
るための領域であり、その大きさは、第1基板の裏面に
形成された固定部16とほぼ同じである。
1の上に形成され、それぞれ、第1基板1の貫通孔に形
成された金属膜14′、15′と電気的に接触される部
分であり、その大きさは例えば500μm×500μm
程度とすればよい。凹部25の深さ、すなわち凹部25
の表面からの固定保持部21の高さは50μm程度であ
る。
た固定保持部21と相対する裏面部分の領域を凹形に加
工した部分であり、後述するように固定保持部21が完
全にフリーとなるように、第2基板2の裏面から浮かせ
るために形成する部分である。この凹部28の大きさ
は、縦1mm×横2.2mm程度、凹部28の深さは5
0μm程度とすればよい。
ー部22は、長さ500μm,幅15μm,高さ50μ
m程度の棒状に形成されており、トーションバー部22
の面の高さは、固定保持部21の面の高さよりも数μm
程度低い。これは、固定部16と固定保持部21とは直
接接するが、トーションバー部22は第1基板1の固定
部16と直接接しないことを意味する。
極31,32、接続パッド部26,27及び外部端子部
26′、27′、31′、32′とその配線パターン
は、Cr,Au,Al等の材料を用いた金属膜で形成で
きる。第1基板と同様に、第2基板2は厚さ300μm
のシリコン等の材料からなる半導体バルク基板を用いて
作ることができる。
合わせについての説明図である。図5(a)は、第1基
板1の裏面と第2基板2の表面とが接合され、第1基板
1と第2基板2の外周枠17と23とが一致するように
位置合わせすることを示している。図5(b)は、両基
板を貼り合わせた後の斜視図である。また、図6は、図
5(b)のE−F断面における接合後の両基板の断面図
である。ここで、両基板は、外周枠17,23と、固定
部16,21とによって接触していることがわかる。
ーの第1基板1の製造プロセスの説明図を示す。図9
(a)は、第1基板1の基体となるシリコンからなるウ
エハ(1,0,0)51を示している。ここでこのシリ
コンウエハは厚さが300μmのものを用いる。
び裏面に、全面にわたって一様な酸化膜(SiO2)5
2a,52bを形成する。ウエハ51を1100℃、酸
素ガスと水蒸気(3L/分)の雰囲気中に置き、1.0
〜1.2μm程度の膜厚の酸化膜を形成する。
裏面中央の酸化膜52bの表面に、レジストパターンを
形成し、レジストによって覆われていない酸化膜52b
をエッチングにより完全に除去する。この除去された領
域は、第1基板1の裏面の凹部19に相当する部分とな
る。エッチング液としては、フッ酸+フッ化アンモニウ
ム+水の混合液を用いる。
を除去した領域についてのシリコンエッチングを行う。
ここでエッチングは、エッチング液としてKOH20〜
35w%水溶液を用い、15μm程度の深さまで行う。
これにより、第1基板1の裏面の凹部19と、固定部1
6が形成される。
同じ条件を用いて、裏面の全面について、新たな酸化膜
を形成する。このとき、シリコンエッチングを行った領
域に膜厚1.2μm程度の酸化膜53が形成される。
17,分離溝18及び貫通孔14′,15′を形成する
ための準備として、所定のレジストパターンの形成後、
レジストのない領域の酸化膜(52b,53)をエッチ
ングする。ここで、エッチングの条件は図9(c)と同
様の条件とすればよい。
ッチングした領域について、シリコンエッチングを行
う。ここで、エッチング液としてKOH20〜35w%
水溶液を用いて、220μm程度の深さまで行う。これ
により、裏面の外周枠17と分離溝18が形成され、貫
通孔14′,15′となるべき位置14′,15′に凹
みが形成される。分離溝18は、当初のウエハ51の裏
面の上面に対して220+15=235μmの深さとな
っている。
の表面側の酸化膜52aのエッチングを行う。これは、
貫通孔14,15を形成するためである。ここで、図9
(b)に示したのと同条件で、貫通孔14,15以外の
領域に貫通孔用レジストパターンを形成した後、酸化膜
のエッチングを行う。
度のシリコンエッチングを行い、表裏を貫く貫通孔1
4,15を形成する。ここで、シリコンエッチング液と
しては、図10(g)の場合と同じものを用いればよ
い。このとき、分離溝18は深さ275μm程度とな
り、25μm程度の厚さの部分で、外周枠17と内部基
板とが接続されることになる。
の全面に、膜厚1.2μm程度の酸化膜55a,55b
を形成する。酸化膜の形成条件は、図9(b)と同様と
すればよい。このとき、分離溝18と貫通孔14,15
の側面にも酸化膜が形成される。
面の全面に対して、その酸化膜55a,55bの上に金
属膜56a,56bを形成する。ここで、金属膜の形成
は、例えばスパッタリング法を用いる。また、金属膜
は、膜厚50nmのCrと膜厚200nmのAuの2層
の膜によって構成する。このとき、貫通孔14,15内
にも、金属膜が形成される。
の金属膜のみを残すように、レジストパターンを形成
し、金属膜56a,56bのエッチングを行う。Auの
エッチング液としては、例えば沃素+沃化カリウム水溶
液を用い、Crのエッチング液としては、硝酸第2セリ
ウムアンモニウム+過塩素酸水溶液を用いる。以上によ
り、図1に示したような、ミラー面11,電極12,1
2′,13,13′、貫通孔14,14′,15,1
5′となる金属膜が形成される。上記図9(a)から図
10(l)までの工程により、貼り合わせ前の第1基板
1が形成される。
ラーの第2基板の製造プロセスの説明図を示す。図11
(a)は第2基板2の基体となるシリコンからなるウエ
ハ(1,0,0)61を示している。
の条件によって、全面に膜厚1.2μm程度の酸化膜6
2a,62bを形成する。
中央の酸化膜62aの表面に、レジストをパターン形成
し、レジストによって覆われていない酸化膜62bをエ
ッチングにより除去する。エッチングの条件は図9
(c)と同様でよい。
ッチングを行い、図3の固定保持部21と凹部25を形
成する。エッチング液は、図9(d)で用いたのと同じ
液を用いればよい。ここで、エッチングは、5μm程度
行う。
表面の全面に、新しい酸化膜を形成する。形成条件は図
11(b)と同様である。このとき、凹部25の部分
に、膜厚1.2μm程度の酸化膜63が形成される。
の表面に、図3に示した外周枠23と分離溝24とを形
成するためのレジストパターンを形成して、レジストの
ない部分の酸化膜63をエッチングする。この酸化膜エ
ッチングの条件は、図9(f)と同様でよい。
ッチングを行い、外周枠23及び分離溝24を形成す
る。エッチング液は、図10(g)と同じものを用いれ
ばよい。ここで、分離溝の深さは後の工程も含め最終的
に275μm程度となるようにする。
の表面に形成するトーションバー部22と、ウエハ61
の裏面に形成する凹部28のためのレジストパターンを
形成し、レジストのない部分の酸化膜をエッチングす
る。条件は、図11(b)と同じでよい。
した部分のシリコンエッチングを行う。条件は、図11
(g)と同じでよい。ここで、エッチングする深さは、
表面,裏面とも、50μm程度である。これにより、表
面のトーションバー部22(高さ50μm)と、裏面の
凹部28とが形成される。
の表裏両面の全面に、膜厚1.2μm程度の新しい酸化
膜64a,64bを形成する。条件は図11(b)と同
様でよい。
表面側の全面に、例えばスパッタリング法用いて金属膜
65を形成する。ここで、金属膜65は、第1基板上に
形成した金属膜と同様にCr(膜厚50nm)とAu
(膜厚200nm)の2層から構成する。
65を図3の表面上に形成すべきパターンとなるよう
に、エッチングのためのレジストパターンを形成し、レ
ジストのない領域の金属膜65のエッチングを行う。こ
の金属膜エッチングにより、ウエハ61の表面上に、電
極31,32、接続パッド部26,27、接続端子(2
6′、27′、31′、32′)、接続端子と接続パッ
ド部との配線パターンが形成される。
スであるが、シリコンエッチングは、上記に示した条件
によるエッチングの他、他のアルカリ水溶液(エチレン
ジアミン+ピロカテコール溶液やTMAH(テトラメチ
ルアンモニウム水溶液)など)を用いたウエットエッチ
ング法や、RIE装置(DRIEも含む)を用いたドラ
イエッチング法を用いてもよい。金属膜は、Cr/Au
膜の他、Al膜を用いてもよく、その形成は、スパッタ
リング法の他、蒸着法を用いてもよい。
μmとしたが、図11(d)のエッチング深さ:5μm
と合算して所望の電極間隔(ギャップ:図7の符号a)
20μmを実現すればよく、図9(d)と図11(d)
のそれぞれのエッチング深さは特にこの数値の組合わせ
に限定する必要はない。
第2基板2は、図5に示すように、第1基板の裏面と第
2基板の表面が接合するように位置合わせをして貼り合
わせられる。この貼り合わせは、たとえば次のような公
知の技術を用いることができる。 (1)導電性接着剤による貼付け (2)陽極接合 (3)高温圧着 (4)Au膜を介したシリサイド形成接合 (5)中間に低融点導電性ガラス層を塗布し溶融させる
接合 (6)少量の低濃度HF水溶液を用いた接合
ーンが形成されており、高温にさらすことは避けること
が望ましく、これらのうち、特に(1),(4),
(5)の技術を用いることが好ましい。
板に対して、第2基板の凹部28と外周枠の分離プロセ
スを実行した後の概略断面図を示す。図7(a),
(b)はどちらも図5(b)のE−F断面における断面
図である。図7(a)は、図6に示した構造から、凹部
28の分離工程により、第2基板の底面、すなわち裏面
の基体の一部を除去した構造を示している。これによ
り、凹部28が開口されて、第2基板に形成された固定
保持部21及びこの固定保持部21に接合された第1基
板は、トーションバー部22のみを介して、電極31,
32等が形成された第2基板の基体に接続された構造と
なる。ここで分離工程にはドライエッチングを用いるこ
とができる。
らに、分離溝18,24の上下に残っていた25μm程
度の厚さの基体部分をエッチングにより除去して、外周
枠17,23を分離した状態を示している。図8は、図
7(b)で外周枠17,23を分離した後の完成したガ
ルバノマイクロミラーの斜視図である。
21上に形成されたミラー面11が、2本のトーション
バー部22によってのみ支持された構造で、そのトーシ
ョンバー部22がミラー面11の下方に形成されたガル
バノマイクロミラーが形成された。
が形成された面の幅が2mm,トーションバーの長さが
500μm×2=1mm,外枠が500μm×2=1m
m程度とすると、その全幅は少なくとも4mmは必要で
あったが、図8に示したこの発明のマイクロミラーで
は、ミラーが形成された面の幅を2mm程度にまで半減
させることができる。したがって従来よりもかなり小型
化できさらに、最小限必要なミラー面の大きさで決まる
実質上最小の幅を持つマイクロミラーを実現することが
できる。
シリコンの基体上に形成されているので、金属膜形成時
の残留応力がわずかに生じているものの、ミラー面は、
シリコン基体の加工精度をほぼそのまま保持していると
言えるため、高い平面度を保つことができる。
施例の構造を示す。図13(a)は全体の斜視図であ
り、図13(b)は、図13(a)のG−H断面での断
面図である。ここでは、一枚のシリコン基板上に、ミラ
ー面74とトーションバー部81,82を形成し、か
つ、トーションバー81,82は、ミラー面74内に設
けた凹部に形成したことを特徴とする。基板上方から見
ると、トーションバー部81,82は、ミラー面74の
下には隠れないで、ミラー面74とほぼ同じ高さに露出
して形成される。シリコン基板の外周枠71は、ミラー
面74の外側にある。この外周枠71と、ミラー面74
等が形成されたいわゆるミラー部72とは、トーション
バー部81,82によって接続された構造となってい
る。
は、トーションバー部81,82をミラー面内の2つの
凹部に形成しているので、従来よりも基板の全幅で2本
のトーションバーの長さ分に相当する約1mm程度小型
化することができる。ただし、ミラー面74に凹部を設
けているので、いくらかは光量損失が生じる。
82の線幅を15μm,ミラー面とトーションバー部と
の分離幅をトーションバー部の両側にそれぞれ15μm
とり、トーションバー部81,82の長さを500μm
とすると、ミラー面74に設ける凹部の面積は、45μ
m×500μm×2=0.045mm2となる。すなわ
ち、この凹部の面積は、ミラー面74の面積(たとえば
1.5×2.=3.0mm2)に対して、高々1.5%
程度であり、この程度であればこの凹部にトーションバ
ー部81,82を設けたことによるミラー面内での光量
損失は、ほとんど無視してもさしつかえない。
は、図1の電極12,13に対応するものであり、裏面
の電極83,84は電極12′、13′に対応するもの
である。また、貫通孔78,79が、それぞれミラー面
74と各電極73,75との間に設けられ、この貫通孔
78,79を通して、裏面の電極83,84と電気的に
接続される。さらに、外部との接続のために、配線パタ
ーン76,77がミラー面74からトーションバー部8
1,82を経由して図13のように形成される。
バノマイクロミラー基板の製造プロセスの説明図を示
す。図14は、図13におけるJ−K断面における断面
図であり、図15は、図13におけるG−H断面におけ
る断面図である。図14(a)は、図13の基板71と
なるシリコンからなるウエハ(1,0,0)を示してい
る。このシリコンウエハの厚さは300μmとする。
及び裏面に、全面にわたって一様な酸化膜90a,90
bを形成する。ここで、この酸化膜の形成条件は、図9
(b)と同様でよい。これにより、膜厚1.2μm程度
の酸化膜が形成される。
を形成するためのレジストパターンを形成し、レジスト
のない領域の酸化膜90a,90bをエッチングする。
エッチング条件は、図9(c)に示したものと同じでよ
い。ここで、酸化膜が除去された部分が、貫通孔78,
79の領域となる。
グを行い、貫通孔78,79を形成する。ここでエッチ
ング液は図9(d)に示したものと同じものを用いる。
図14(e)において、新しい酸化膜91a,91bを
基板全面に形成する。条件は、図14(b)と同様でよ
い。図14(f)において、スパッタリング法を用いて
表裏全面に、金属膜92a,92bを形成する。金属膜
92a,92bは、図10(k)と同様の材料(Cr/
Au)で同じ膜厚に形成すればよい。
なるべき定形状の金属膜を形成するために、レジストパ
ターンを形成後、金属膜92a,92bのエッチングを
行う。条件は、図10(l)と同様でよい。このエッチ
ングにより、図13の電極72,75,83,85、ミ
ラー面74、トーションバー部上の配線パターン81,
82,76,77、貫通孔78,79の金属膜が形成さ
れる。
0,トーションバー下部の溝を形成するための酸化膜エ
ッチングを行う。ここで、裏面の酸化膜の所定位置を除
く部分にレジストパターンを形成し、レジストのない部
分の酸化膜のエッチングを行う。条件は、図14(c)
と同様でよい。
部分のシリコンエッチングを行う。図14(d)と同じ
条件で、エッチングの深さが250μm程度となるまで
行う。これにより、分離溝80と、トーションバー部8
1,82の下方の溝85とが形成される。
ションバー部81,82の形成と、分離溝80の貫通の
ための酸化膜エッチングを行う。ここで、表面の所定位
置を除く部分にレジストパターンを形成し、レジストの
ない部分の酸化膜のエッチングを行う。条件は、図14
(c)と同様でよい。
去した部分のシリコンエッチングを行う。ここでは、ト
ーションバー部に形成する溝を可能な限り狭くするた
め、50μmの深さまで、DRIE装置を用いたドライ
エッチングを行う。これにより、分離溝80と、トーシ
ョンバー部81,82の両側とが貫通されて、図13に
示した実施例のガルバノマイクロミラーが完成する。こ
の実施例では、1枚の基板でガルバノマイクロミラーを
形成できるので、製造プロセスを大幅に簡素化できると
いう特徴を有する。
が、ミラー面の下あるいは、ミラー面の一部の領域内に
位置するように形成されるので、ガルバノマイクロミラ
ーの所望の性能を備えたまま、ガルバノマイクロミラー
全体の大きさを小型化することができる。さらに、ガル
バノマイクロミラーの小型化に伴い、このガルバノマイ
クロミラーを用いた光ディスク駆動装置の薄型化ができ
る。
の一実施例の斜視図である。
る。
の一実施例の斜視図である。
る。
第1基板と第2基板の接合の説明図である。
外周枠を分離するプロセスを説明するためのC−D面に
おける断面図である。
の完成後の斜視図である。
の製造プロセスの説明図である。
板の製造プロセスの説明図である。
板の製造プロセスの説明図である。
板の製造プロセスの説明図である。
施例の構成図である。
ミラーの製造プロセスの説明図である。
ミラーの製造プロセスの説明図である。
面図である。
面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 一方の表面に光を反射させるミラー面が
形成され、一方または両側の表面に第1電極が形成され
た第1基板と、枠状の基部と、前記第1電極と対向する
位置に配置された第2電極と、前記ミラー面の下に位置
し前記第1基板を保持する固定保持部と、前記ミラー面
の下に位置し、前記基部と前記固定保持部とを連結し、
かつ固定保持部を所定の角度範囲で回動可能に支持する
トーションバー部とを含む第2基板とからなり、前記第
1基板のミラー面が形成されていない表面の一部と、前
記第2基板の前記固定保持部とが接合されたことを特徴
とするガルバノマイクロミラー。 - 【請求項2】 枠状の基部と、基部の内部にあって一方
の表面に光を反射させるミラー面と静電駆動用電極とを
含むミラー部と、前記基部とミラー部とを連結し、かつ
ミラー部を所定の角度範囲で回動可能に支持する2つの
トーションバー部とからなり、ミラー面の一部領域に凹
部が形成され、前記トーションバー部が、ミラー面の凹
部の端部と、前記基部の一部とを接続するように前記凹
部内に配置されていることを特徴とするガルバノマイク
ロミラー。 - 【請求項3】 前記第1基板および第2基板を半導体バ
ルク基板を用いて形成することを特徴とする請求項1の
ガルバノマイクロミラー。 - 【請求項4】 第1基板が半導体バルク基板からなり、
この第1基板の一方の表面上に光反射膜からなるミラー
面、一方または両方の表面上に金属薄膜からなる第1電
極、ミラー面が形成されない表面上に凸形状の固定部と
が形成され、第2基板が半導体バルク基板からなり、第
2基板の一方の表面上に、前記第1電極と対向する位置
に第2電極、前記第1基板を保持するための凸形状の固
定保持部、固定保持部を所定の角度範囲で回動可能に支
持するための凸形状のトーションバー部とが形成され、
前記第1基板を形成する半導体バルク基板のミラー面が
形成されない表面上に、外周枠と、外周枠と第1基板と
を分離する分離溝とが形成され、前記第2基板を形成す
る半導体バルク基板の固定保持部が形成された表面上
に、前記第1基板に形成された外周枠及び分離溝に対応
するように外周枠及び分離溝とが形成され、前記第1基
板の固定部と、第2基板の固定保持部とが接するように
両基板が接合された後に、分離溝をエッチングにより貫
通させて、両基板と外周枠とを分離することを特徴とす
るガルバノマイクロミラーの製造方法。 - 【請求項5】 前記第1電極が第1基板の両側の表面に
形成される場合に、第1基板の所定の位置に両側の電極
を電気的に接続するための貫通孔が形成されることを特
徴とする請求項4のガルバノマイクロミラーの製造方
法。 - 【請求項6】 1枚の半導体バルク基板の一方の表面上
に、所定形状の光反射膜からなるミラー面、第1電極、
及びミラー面の所定位置に形成される凹部内に配置され
かつミラー面を所定の角度範囲で回動可能に支持するた
めの2つのトーションバー部とが形成され、半導体バル
ク基板の他方の表面上に、前記ミラー面及び第1電極が
形成されたミラー部と基板外周に形成される枠状の基部
とを分離する第1の分離溝と、前記トーションバー部の
下方であって、前記ミラー面の凹部とトーションバー部
とを形成するための第2の分離溝とが形成され、前記第
1の分離溝による前記基部とミラー部との分離工程、及
び前記トーションバー部によって前記基部とミラー部と
が接続されるようにミラー面の凹部の貫通工程とが、ド
ライエッチングを用いて行われることを特徴とするガル
バノマイクロミラーの製造方法。 - 【請求項7】 前記ミラー面の所定位置に形成された凹
部の面積がミラー面全体の面積に対し無視できる程度に
小さいように、前記凹部が形成されたことを特徴とする
請求項6のガルバノマイクロミラーの製造方法。 - 【請求項8】 前記第1の分離溝による基部とミラー部
との分離工程、及び前記ミラー面の凹部の貫通工程が、
ドライエッチングであることを特徴とする請求項6のガ
ルバノマイクロミラーの製造方法。 - 【請求項9】 前記第1電極が、前記半導体バルク基板
の他方の表面上であって一方の表面と対応する位置にも
形成され、基板の両表面の電極を電気的に接続するため
の貫通孔が形成されることを特徴とする請求項6のガル
バノマイクロミラーの製造方法。
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JP2008052218A (ja) | 可動構造体の製造方法及び同構造体を備えた光学素子 |
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