JP2001248950A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2001248950A
JP2001248950A JP2000061837A JP2000061837A JP2001248950A JP 2001248950 A JP2001248950 A JP 2001248950A JP 2000061837 A JP2000061837 A JP 2000061837A JP 2000061837 A JP2000061837 A JP 2000061837A JP 2001248950 A JP2001248950 A JP 2001248950A
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evaporator
refrigerant
refrigeration cycle
pipe
heat
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JP2000061837A
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Hideo Ochiai
英夫 落合
Taichi Tanaami
太一 店網
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/05Compression system with heat exchange between particular parts of the system
    • F25B2400/051Compression system with heat exchange between particular parts of the system between the accumulator and another part of the cycle

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】冷蔵庫等の冷凍装置において、冷凍サイクルの
アキュームレータ部からの可燃性冷媒の漏出を低減する
と共に庫内への直接的な漏出を防止し、アキュームレー
タによる冷却性能の向上を図ること。 【解決手段】圧縮機、凝縮器、膨張機構、蒸発器5及び
アキュームレータ6を冷媒配管で接続して冷凍サイクル
を形成し、この冷凍サイクルに可燃性冷媒を封入すると
共に、内箱2と外箱3の間に断熱材4を充填した断熱箱
体1で庫内を形成し、アキュームレータ6を内箱2に熱
的に接触して断熱材4内に設置したことを特徴とする冷
凍装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置に係り、
特に冷凍サイクルにHC冷媒等の可燃性冷媒を使用した
冷蔵庫、空気調和機及び除湿機等の冷凍装置に好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍装置としては、特開平8−1
4675号公報に示されているように、可燃性の冷媒を
使用したときのために、圧縮機と、凝縮器と、キャピラ
リチューブと、蒸発器と、サクションパイプとを順次環
状に接続してなる冷凍サイクルにおいて、その冷凍サイ
クルに封入されたハイドロカーボン冷媒にメチルメルカ
プタン等の含硫黄有機物質を混合したものがある。そし
て、この冷凍サイクルでは、圧縮機を運転すると圧縮機
から吐出された高温高圧のHC冷媒1は、凝縮器で、外
気と熱交換して凝縮液化し、キャピラリチューブに流入
し、キャピラリチューブで減圧され、蒸発器で蒸発して
内箱内の空気と熱交換を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
冷凍装置には、冷凍サイクルのアキュームレータ部から
の冷媒の漏出を低減すると共に内箱内への冷媒の直接的
な漏出を防止し、しかもアキュームレータによる冷却性
能の向上を図る点については開示されていない。
【0004】また、かかる従来の冷凍装置には、冷凍サ
イクルの圧縮機を除くサイクル部品を全て銅製にするこ
とにより、このサイクル部品の接続部の腐食を防止して
冷媒の漏洩を防止できるようにする点については開示さ
れていない。
【0005】さらには、かかる従来の冷凍装置には、冷
凍サイクルの各サイクル部品の接続部に熱収縮チューブ
を密着させることにより、接続部からの可燃性冷媒ガス
の漏出をスローリークにする点については開示されてい
ない。
【0006】本発明の目的は、冷凍サイクルのアキュー
ムレータ部からの可燃性冷媒の漏出を低減すると共に庫
内への直接的な漏出を防止することができ、しかもアキ
ュームレータによる冷却性能の向上を図ることができる
冷凍装置を得ることにある。
【0007】本発明の別の目的は、冷凍サイクルの圧縮
機を除くサイクル部品を全て銅製にすることにより、こ
のサイクル部品の接続部の腐食を防止して冷媒の漏洩を
防止できる冷凍装置を得ることにある。
【0008】本発明の別の目的は、冷凍サイクルの各サ
イクル部品の接続部に熱収縮チューブを密着させること
により、接続部からの可燃性冷媒ガスの漏出をスローリ
ークにすることができる冷凍装置を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の第1の特徴は、圧縮機、凝縮器、膨張機構、
蒸発器及びアキュームレータを冷媒配管で接続して冷凍
サイクルを形成し、この冷凍サイクルに可燃性冷媒を封
入すると共に、内箱と外箱の間に断熱材を充填した断熱
箱体で庫内を形成し、前記アキュームレータを前記内箱
に熱的に接触して前記断熱材内に設置したことにある。
【0010】本発明の第2の特徴は、前記内箱の角部で
冷気の通風路に面する部分に突出部を形成し、前記アキ
ュームレータを前記内箱の突出部に熱的に接触して前記
断熱材内に設置したことにある。
【0011】本発明の第3の特徴は、圧縮機、凝縮器、
膨張機構及び蒸発器を冷媒配管で接続して冷凍サイクル
を形成し、この冷凍サイクルに可燃性冷媒を封入すると
共に、前記冷凍サイクルの圧縮機を除いくサイクル部品
を全て銅パイプで構成したことにある。
【0012】本発明の第4の特徴は、前記蒸発器を銅製
にして前記庫内に配置し、前記断熱箱体より前記蒸発器
に接続されるパイプを銅製にしたことにある。
【0013】本発明の第5の特徴は、圧縮機、凝縮器、
膨張機構及び蒸発器を冷媒配管で接続して冷凍サイクル
を形成し、この冷凍サイクルに可燃性冷媒を封入すると
共に、内箱と外箱の間に断熱材を充填した断熱箱体で庫
内を形成し、前記冷凍サイクルを構成するサイクル部品
の間の配管接続部を熱収縮チューブで覆ったことにあ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施例を図を用
いて説明する。なお、第2実施例以降の実施例において
は第1実施例と重複する説明を省略する。各実施例の図
における同一符号は同一物又は相当物を示す。
【0015】まず、本発明の第1実施例を図1から図3
を用いて説明する。図1は本発明の第1実施例による冷
蔵庫の要部断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は
図1のP部拡大図である。
【0016】図1及び図2で明らかなように、断熱箱体
1は、合成樹脂製の内箱2と金属製の外箱3で形成され
る中空部にウレタンフォームを発泡充填して断熱材4を
形成することにより構成される。断熱箱体1は、断熱扉
17と共に庫内18を形成する。断熱扉17は、断熱箱
体1に回動可能に取り付けられ、庫内18への食品等の
出し入れを可能にしている。冷凍サイクルは、圧縮機、
凝縮器、膨張機構を構成するキャピラリチューブ11、
蒸発器5及びアキュームレータ6を順次配管で接続して
構成される。この冷凍サイクル内には、HC冷媒、例え
ばイソブタン冷媒が封入されている。
【0017】かかる冷凍サイクルの動作を説明する。圧
縮機は、低温低圧の冷媒ガスを圧縮し、高温高圧の冷媒
ガスを吐出し凝縮器に送る。凝縮器に送られた冷媒ガス
は、その熱を凝縮器等を介して空気中に放出しながら高
温高圧の冷媒液となり、減圧機構に送られる。この膨張
機構を通過する高温高圧の冷媒液は絞り効果により低温
低圧の湿り蒸気となり蒸発器5へ送られる。蒸発器5に
入った冷媒は、周囲から熱を吸収して蒸発して庫内18
を冷却し、アキュームレータ6に至る。アキュームレー
タ6に入った冷媒は、内箱2を介して庫内8を冷却し、
圧縮機に吸い込まれる。以下同じサイクルが繰り返され
る。
【0018】蒸発器5は、庫内18の背面上部に仕切板
19により形成された蒸発器室20内に配設されてい
る。また、冷気循環用のファン16は、蒸発器5の上方
で仕切板19に形成された開口部に配置され、蒸発器5
で冷却された空気を庫内18に強制循環させる。
【0019】アキュームレータ6は、冷蔵庫の過負荷時
に蒸発器5の冷媒不足を補い、冷蔵庫の低負荷時に蒸発
器5の冷媒過多による圧縮機への液冷媒戻りをなくすた
めに設けられている。このアキュームレータ6は、断熱
材4内に配設され、蒸発器室20を形成する内箱2の角
部を蒸発器室20側に突出させた突出部15に熱的に接
触して配設されている。この内箱2の突出部15はアキ
ュームレータ6の外周面の円弧形状に合致する円弧状に
形成されている。
【0020】図3で明らかなように、アキュームレータ
6は、蒸発器出口パイプ7と圧縮機の吸込パイプ8との
間に接続されている。継ぎパイプ9は、細径のキャピラ
リチューブ11と太径の蒸発器入口パイプ10との間に
接続される中間径の太さのパイプであり、細径のキャピ
ラリチューブ11から太径の蒸発器入口パイプ10へ流
れる冷媒の流速の急激な変化を緩和し、冷媒流速の急激
な変化で生じる冷媒騒音をなくすために設けられてい
る。この継ぎパイプ9は断熱材4中に配設されている。
キャピラリチューブ11と吸込パイプ8とは、半田等で
溶接され、熱交換されるようになっている。
【0021】低圧側配管の配管接続部は、4箇所あり、
この4箇所共に断熱材4中に配設されている。即ち、こ
の4箇所の配管接続部は、キャピラリチューブ11と継
ぎパイプ9とを継ぐ配管接続部12Aと、継ぎパイプ9
と蒸発器入口パイプ10とを継ぐ配管接続部12Bと、
蒸発器出口パイプ7とアキュームレータ入口パイプ13
とを継ぐ配管接続部12Cとアキュームレータ出口パイ
プ14と吸込パイプ8とを継ぐ配管接続部12Dであ
る。
【0022】なお、アキュームレータ6を断熱材4内に
入れ且つ低圧側配管接続部12A〜12Dを断熱材4内
に設置するためには、蒸発器5とアキュームレータ6を
含む低圧側接続部12A〜12Dをつないだサイクル部
分を断熱箱体4内に配置し、その後にウレタンフォーム
を充填発泡することが必要である。
【0023】上述したように、アキュームレータ6を断
熱材4内に設置したことにより、アキュームレータ6の
両端部の配管接続部12C、12D等からイソブタン冷
媒が漏出することがあっても、その冷媒の漏れを低減し
て内箱2と外箱3内の断熱材4内に徐々に漏出すること
となり、庫内18に直接漏出することを防止することが
できる。
【0024】また、低圧側配管の配管接続部12A〜1
2Dは、前記の如く全てウレタンフォームで発泡された
断熱材4中にあるため、配管接続部12A〜12Dより
イソブタン冷媒が洩れても、ウレタンフォーム発泡でで
きる気泡がバリアの役目を果たしてスローリークとな
り、徐々に庫外に拡散することができる。
【0025】次に、アキュームレータ6の断熱材4中へ
の設置についてさらに具体的に説明する。
【0026】通常の冷蔵庫においては、外箱3と内箱2
間の断熱材4の壁厚は30〜50mmである。一方、ア
キュームレータ6は、直径30〜50mmの円筒パイプ
両端を絞り加工して形成され、その形状が円筒形状であ
る。このアキュームレータ6を単に断熱材4内に配設す
ると、断熱材中のアキュームレータ6の外周面と外箱3
の間の断熱壁厚が充分に取れないため、外箱2がアキュ
ームレータ6により冷却されてその外面へ露付等を生ず
るおそれがある。また、外箱3と内箱2との空間の厚さ
が30〜50mmの所に直径30〜50mmのアキュー
ムレータ6を配置してウレタンフォームを充填発泡しよ
うとすると、ウレタンフォームの流れる隙間がこの部分
で小さくなり、充填が阻害されて十分な断熱材4の成形
ができないおそれがある。
【0027】そこで、蒸発器5の上方でかつ蒸発器室2
0のファン16の通風路に面する内箱2の角部を突出さ
せた突出部15を形成し、この突出部15に熱的に接触
してアキュームレータ6を配置している。
【0028】このように、アキュームレータ6を突出部
15に配置することにより、アキュームレータ6と外箱
3との間に厚い断熱材4を確保するすることができ、外
箱3の露付を防止することができると共に、ウレタンフ
ォームの充填を阻害することなく、断熱材4を形成する
ことができる。特に、突出部15の突出寸法L1をアキ
ュームレータ6の外径寸法より大きくすることにより、
アキュームレータ6を断熱材4内に配置しないものと同
等以上の断熱性能を得ることができ、外箱3の露付きを
より確実に防止することができる。
【0029】また、突出部15は、蒸発器5の上方でか
つ蒸発器室20のファン16の通風路に突出するように
形成しているので、突出部15を形成したことによる庫
内18の有効内容積の低下を招くことなく、デッドスペ
ースを有効に利用できると共に、アキュームレータ6を
断熱材4内に入れることで、蒸発器5の幅寸法を大きく
できることになり、蒸発器5の冷却性能を大幅に向上で
きる。
【0030】さらには、突出部15が蒸発器室20の通
風路に面して形成され、アキュームレータ6がこの突出
部15に熱的に接触して設けられているので、アキュー
ムレータ6は、この突出部15を形成した内箱2を介し
て庫内18(蒸発器室20)と熱交換できることとな
り、蒸発器の一部として有効に利用することができ、冷
凍サイクルの冷却性能を向上することができる。特に、
突出部15をアキュームレータ6の外周面の円弧形状に
合致する円弧形状に形成し、突出部15の円弧面とアキ
ュームレータ6の円弧面とを合致するように両者を接触
させているので、アキュームレータ6は、広い面積で突
出部15に接触してその伝熱を良好に行なうことができ
る。
【0031】また、突出部15は、内箱2の角部に形成
されているので、内箱2の平坦部に形成される場合に比
較してその形成が極めて容易であり、この突出部15内
へのウレタンフォームの充填が確実に行われるものであ
る。
【0032】次に、本発明の第2実施例を図4から図7
を用いて説明する。図4は本発明の第2実施例による冷
蔵庫の要部断面図、図5は図4の冷蔵庫の要部断面図、
図6は図5のQ部拡大図、図7は図5の配管接続部の断
面図である。
【0033】図4に示すように、冷凍サイクルは、圧縮
機21、凝縮器22、膨張機構を構成するキャピラリチ
ューブ11、蒸発器5を順次配管で接続して構成され
る。この冷凍サイクル内には、HC冷媒、例えばイソブ
タン冷媒及びHC冷媒用冷凍機油が封入されている。
【0034】機械室25には圧縮機21が設置されてい
る。この圧縮機21は、凝縮器22に冷媒吐出配管23
を介して接続され、蒸発器5に冷媒吸込配管8を介して
接続されている。
【0035】ここで、冷凍サイクルの動作を説明する。
圧縮機21は、低温低圧の冷媒ガスを圧縮し、高温高圧
の冷媒ガスを吐出して凝縮器22に送る。凝縮器22に
送られた冷媒ガスは、その熱を凝縮器22等を介して空
気中に放出しながら高温高圧の冷媒液となり、キャピラ
リチューブ11に送られる。このキャピラリチューブ1
1を通過する高温高圧の冷媒液は絞り効果により低温低
圧の湿り蒸気となり蒸発器5へ送られる。蒸発器5に入
った冷媒は周囲から熱を吸収して蒸発し、蒸発器5を出
た低温低圧の冷媒ガスは吸込パイプ8より圧縮機21に
吸い込まれる。以下同じサイクルが繰り返される。これ
により、庫内18の背面側上部に設置した蒸発器5が冷
却されるので庫内18も冷却される。
【0036】また、庫内18の温度が設定値より下がる
と庫内温度制御手段24が作動して圧縮機21の運転を
停止し、冷却を停止する。そして、庫内18の温度が設
定値より上がると庫内温度制御手段24が作動して圧縮
機21を再び運転し、冷却を開始する。なお、扉17に
はドアスイッチ27が設けられ、庫内灯28の点灯を行
なう。
【0037】圧縮機21は、その外郭が鉄製で作られ、
内部にモータ、コイル等の電気部品等を収納している。
したがって、この圧縮機1の吐出パイプ側接続部12E
及び吸込側接続部12Iにおいては、圧縮機側からの配
管は鉄製であり、これらと接続される凝縮器22側への
吐出パイプ23及び蒸発器5側からの吸込パイプ8は銅
パイプであり、その溶接材料としては銀ロー材が使用さ
れる。
【0038】凝縮器22は、全て銅パイプで作られてお
り、圧縮機21側に接続部12Eにより、また、キャピ
ラリチューブ11側に接続部12Fによりつながれてい
る。この接続部12Fにおいては、それぞれ銅パイプ同
士の接続部で後述する蒸発器入口の接続部12Gと同じ
構成となっている。
【0039】次に庫内18に収納した蒸発器5の周辺構
成を図5を用いて説明する。蒸発器5は、出口側に出口
パイプ7、アキュームレータ6、入口側に蒸発器入口パ
イプ10を備え、これら蒸発器の材質は全て銅パイプに
て作られている。
【0040】また、断熱箱体1側からは蒸発器5の出入
口部に対応する上方の箱体側より吸込パイプ8およびキ
ャピラリチューブ11がそれぞれ延出している。これら
の材質も銅パイプ材で作られており、したがって、庫内
側の接続部12G、12Hはいずれも銅パイプ同士の溶
接となるので、これらの接続部は銅ロー材が使用され
る。このように蒸発器5の出入口パイプ7、10と箱体
側パイプ8、11の出入口接続部12G、12Hのみが
庫内18に位置する構成となっている。
【0041】以上の如く、蒸発器5は断熱箱体1から庫
内18へ延出した配管接続部12G、12Hの2カ所で
冷凍サイクルが形成されるものである。換言すると断熱
箱体1を形成する断熱材4が箱体発泡された後に、蒸発
器5を庫内18に入れて、断熱箱体1からの配管8、1
1とつなぐ蒸発器の後付方法を採用することが必要であ
る。この方式は断熱箱体1のウレタン発泡時に内箱2側
のやとい形状が簡単になるので製造工程も含めて、冷蔵
庫本体を作りやすい方式である。
【0042】また、蒸発器5は、蒸発器出入口パイプ
7、10を含めて全体を全て銅パイプで構成させている
ので、異なる金属でつなぐ接続部を必要とせず、冷凍サ
イクル全体の接続箇所を減少できるのでHC冷媒の洩れ
箇所をも少なくすることが可能となるものである。この
蒸発器5を銅パイプで構成させる方式においては、冷凍
サイクル配管の外部表面は勿論、冷凍サイクル内におい
ても金属体相互間による電気化学反応による腐食をなく
すことが出来るものである。
【0043】次に、蒸発器入口パイプ10の接続部12
Fを図6により説明する。断熱箱体1から延出するキャ
ピラリチューブ11は蒸発器入口パイプ10に挿入され
て銅ロー材でつながれている。この時、出口パイプ接続
部12Hも同時に銅ロ−材でつながれるものである。蒸
発器入口パイプ10は、その先端部が段階的に絞られ、
最も細くなった先端にキャピラリチューブ11を挿入し
ている。このようにする理由は、キャピラリチューブ1
1と蒸発器入口パイプ10の間に、中継ぎ用パイプ部品
を除去するためである。キャピラリチューブ11の外径
が3〜4mmと極めて細く、蒸発器入口パイプ10の内
径が大きすぎて両者が一致しないために、蒸発器入口パ
イプ10とキャピラリチューブ11の間に中継用の継ぎ
パイプを入れる方式が従来から採られている。しかしな
がら、この従来方法では部品点数が増えることや、これ
に伴う溶接箇所が1ヶ所増える等、部品単価のアップ等
の欠点が生じるため、この第2実施例では、入口側パイ
プ10を段階的に絞ることで部品点数の低減および溶接
箇所の低減を図るようにしたものである。この庫内側接
続部12Gと同じ構成が凝縮器22とキャピラリチュー
ブ11との間に形成される(図示せず)。この場合にお
いても凝縮器22の出口パイプ先端部を段階的に絞り、
この先端部に該キャピラリチューブ11を挿入し銅ロ−
材にてつなぐものである。
【0044】次に、接続部12Hの詳細を図7を用いて
説明する。図7に示すように接続部12Hは、蒸発器側
出口パイプ7の拡管部7aに吸込パイプ8を挿入してつ
ながれている。この部分は両者パイプ共に銅パイプであ
り、従って接続部12Hは銅ロー材を用いている。この
ような接続部12Hにおいては、同じ材料同士であるた
め金属体相互間の腐食は起こらず接続部12Hの外側、
内側共に接続部分での腐食による孔あきが起らないので
HC冷媒漏れを防ぐことが出来るものである。
【0045】以上のようにして、庫内18側は勿論、庫
外側での腐食も防止できるものである。冷凍サイクル部
品の銅パイプ化により接続部あるいは冷凍サイクル内外
の腐食防止は勿論、溶接部の銅ロー材を統一材料により
製造工程もやりやすくなると共に冷凍サイクル部品間の
中継ぎ用パイプも除去できるものである。また、冷蔵庫
廃棄時のリサイクルもしやすくなるものである次に、本
発明の第3実施例を図8から図14を用いて説明する。
図8は本発明の第3実施例による冷蔵庫の要部断面図で
ある。図9から図14は図8の冷蔵庫における接続部の
異なる構成の断面図及び説明図である。
【0046】この第3実施例は、第2実施例と比較し
て、冷凍サイクルを構成するサイクル部品の材質及び接
続部が主に相違する。以下この相違点を主として説明す
る。
【0047】まず、冷凍サイクルの各部品の材質を説明
すると、圧縮機21及び凝縮器11は鉄製であり、蒸発
器5はアルミニューム製であり、キャピラリチューブ1
1は銅製である。これらのサイクル部品の接続部は、図
8に示す接続部12J〜12Oの6箇所である。蒸発器
5への接続部12M、12Nは断熱材4中に存在し、庫
内18にはこれらの接続部が存在しない。
【0048】この第3実施例の接続部の構成を図9〜図
14を用いて説明する。
【0049】図9に示す接続部12Oの構成は、一側の
吸込パイプ8の接続端部に拡管部8aを形成し、他側の
吸込パイプ8の接続端部をこの拡管部8a内に挿入し、
両者の間を溶接して密封を形成する。この接続部12O
は、両吸込パイプ8、8にまたがってその表面全周を覆
うように熱収縮チューブ部材28が取り付けられてい
る。この熱収縮チューブ28は、図示の如く冷媒配管8
の外周面とのくい付きは密着状態に固着されるように構
成され、更にこの熱収縮チューブは所定の長さ寸法(例
えば60mm〜100mm)を有している。また、この
熱収縮チューブ28は、その固着前の径が通常配管径の
2〜3倍の大きさで、その肉厚が0.2〜0.3mmの
厚さである。そして、この熱収縮チューブ28は、冷媒
配管の溶接後に配管接続部周囲を密着的に固着するよう
にしたものである。
【0050】このようにして冷媒配管の各接合部の近傍
に図示の如き、熱収縮チューブ部材を覆うことにより前
記冷媒配管の接続部が冷媒漏れを起こしても、前記熱収
縮チューブ28が冷媒配管外周面に所定寸法をもって配
管外周面と密着されているので冷凍サイクル内のHC冷
媒が一度に漏れるようなことがなく、スローリークの漏
れとなる。
【0051】また、図10に示す接続部12Oの構成
は、冷媒配管8の溶接部の近傍を覆う熱収縮チューブ2
8の末端部を補助部材(テープもしくはバインダー)2
9をもって熱収縮チューブ28と配管8外周面間の接合
をより強固にするものである。このようにすることで、
熱収縮チューブ28の末端部はテープ等の部材29で冷
媒配管8の外周面との密着度をより強固にくい付かせる
ことが出来る。したがって、HC冷媒のガス漏れに対し
てスローリークを更に遅いスローリークにすることがで
きる。
【0052】図11に示す接続部12Oの構成は、冷媒
配管8の溶接部近傍を覆う熱収縮チューブ28の末端部
をバインダー30にて締付け、熱収縮チューブ28と配
管8外周面間の接合を強固にした例である。このように
することでもHC冷媒ガスのガス漏れに対してスローリ
ークを更に遅いスローリークにすることができる。
【0053】図12に示す接続部12Oの構成は、熱収
縮チューブ28の末端部近くに設けられた配管8外周面
の凹凸形状8bを覆うように熱収縮チューブ28が取り
付けられているものである。このようにすることでも熱
収縮チューブ28と配管8の凹凸面8bとの密着度を強
固にすることが可能となるものである。この凹凸部8b
は複数個以上設けた方が望ましい。このように熱収縮チ
ューブ28の両末端部分の対応する冷媒配管部分に凹凸
8bを複数個設け、この凹凸部8bに熱収縮チューブ2
8を密着させることで、配管8外周面と熱収縮チューブ
28間の密着度を更に強固にし、更にHC冷媒ガス漏れ
をスローリークすることができる。
【0054】図13に示す接続部12Nの構成は、この
接続部12Nが断熱材4中に入っている例である。冷媒
配管8に密着された熱収縮チューブ28の外周面をさら
に断熱材4で包み込むことにより、冷媒配管8の外周面
と熱収縮チューブ28間のくい付きがさらに良くなり、
例えHC冷媒のガスの洩れが開始してもさらにスローリ
ーク状態で断熱材4中から庫外へと放出される。
【0055】図14に示す接続部の構成は、冷媒配管8
と圧縮機21との接続部にその熱収縮チューブ28が固
着されたものである。この場合においても、冷媒配管の
接続部からHC冷媒のガス漏れがあった場合でも前記熱
収縮チューブ28と冷媒配管8,31間が密着されてい
るので冷媒ガスはスローリークとすることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、冷凍サイクルのアキュ
ームレータ部からの可燃性冷媒の漏出を低減できると共
に庫内への直接的な漏出を防止することができ、しかも
アキュームレータによる冷却性能の向上を図ることがで
きる冷凍装置を得ることができる。
【0057】本発明によれば、冷凍サイクルの圧縮機を
除くサイクル部品を全て銅製にすることにより、このサ
イクル部品の接続部の腐食を防止して冷媒の漏洩を防止
できる冷凍装置を得ることができる。
【0058】本発明によれば、冷凍サイクルの各サイク
ル部品の接続部に熱収縮チューブを密着させることによ
り、接続部からの可燃性冷媒ガスの漏出をスローリーク
にすることができる冷凍装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の冷蔵庫の要部断面図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のP部拡大図である。
【図4】本発明の第2実施例による冷蔵庫の正面要部断
面図である。
【図5】図4の冷蔵庫の側面要部断面図である。
【図6】図5のQ部拡大図である。
【図7】図5の配管接続部の断面図である。
【図8】本発明の第3実施例の冷蔵庫の要部断面図であ
る。
【図9】図8の冷蔵庫の接続部の構成を説明する断面図
である。
【図10】図8の冷蔵庫の接続部の異なる構成を説明す
る断面図である。
【図11】図8の冷蔵庫の接続部の異なる構成を説明す
る断面図である。
【図12】図8の冷蔵庫の接続部の異なる構成を説明す
る断面図である。
【図13】図8の冷蔵庫の接続部の異なる構成を説明す
る断面図である。
【図14】図8の冷蔵庫の接続部の異なる構成を説明す
る断面図である。
【符号の説明】
1…断熱箱体、2…内箱、3…外箱、4…断熱材、5…
蒸発器、6…アキュームレータ、7…蒸発器出口パイ
プ、8…吸込パイプ、9…継ぎパイプ、10…蒸発器入
口パイプ、11…キャピラリチューブ、12A〜12D
…配管接続部、13…アキュームレータ入口パイプ、1
4…アキュームレータ出口パイプ、15…突出部、16
…冷気循環ファン、17…断熱扉、18…庫内、19…
仕切板、20…蒸発器室、21…圧縮機、22…凝縮
器、25…機械室、28…熱収縮チューブ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、膨張機構、蒸発器及び
    アキュームレータを冷媒配管で接続して冷凍サイクルを
    形成し、この冷凍サイクルに可燃性冷媒を封入すると共
    に、内箱と外箱の間に断熱材を充填した断熱箱体で庫内
    を形成し、前記アキュームレータを前記内箱に熱的に接
    触して前記断熱材内に設置したことを特徴とする冷凍装
    置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、膨張機構、蒸発器及び
    アキュームレータを冷媒配管で接続して冷凍サイクルを
    形成し、この冷凍サイクルに可燃性冷媒を封入すると共
    に、内箱と外箱の間に断熱材を充填した断熱箱体で庫内
    を形成し、前記内箱の角部で冷気の通風路に面する部分
    に突出部を形成し、前記アキュームレータを前記内箱の
    突出部に熱的に接触して前記断熱材内に設置したことを
    特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、膨張機構及び蒸発器を
    冷媒配管で接続して冷凍サイクルを形成し、この冷凍サ
    イクルに可燃性冷媒を封入すると共に、前記冷凍サイク
    ルの圧縮機を除いくサイクル部品を全て銅パイプで構成
    したことを特徴とする冷凍装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、凝縮器、膨張機構及び蒸発器を
    冷媒配管で接続して冷凍サイクルを形成し、この冷凍サ
    イクルに可燃性冷媒を封入すると共に、内箱と外箱の間
    に断熱材を充填した断熱箱体で庫内を形成し、前記蒸発
    器を銅製にして前記庫内に配置し、前記断熱箱体より前
    記蒸発器に接続されるパイプを銅製にしたことを特徴と
    する冷凍装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機、凝縮器、膨張機構及び蒸発器を
    冷媒配管で接続して冷凍サイクルを形成し、この冷凍サ
    イクルに可燃性冷媒を封入すると共に、内箱と外箱の間
    に断熱材を充填した断熱箱体で庫内を形成し、前記冷凍
    サイクルを構成するサイクル部品間の配管接続部を熱収
    縮チューブで覆ったことを特徴とする冷凍装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018193643A1 (ja) * 2017-04-20 2018-10-25 シャープ株式会社 冷蔵庫

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