JP2005114232A - 冷凍冷蔵ユニットおよびこれを用いた冷蔵庫 - Google Patents

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Makoto Oyamada
真 小山田
Toshikazu Sakai
寿和 境
Hidenao Tanaka
秀尚 田中
Tsuyoki Hirai
剛樹 平井
Masaharu Kamei
正治 亀井
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Abstract

【課題】通常運転時にはアキュームレータに液冷媒を滞留させておき、過負荷時にその冷媒を活用して高い冷却能力を維持することができる構造を有する冷凍冷蔵ユニットおよび冷蔵庫を提供する。
【解決手段】サクションパイプ34とつながるアキュームレータ出口配管がトラップ形状であり、蒸発器30入口からサクションパイプ34とキャピラリチューブ33の熱交換部35の端までのキャピラリチューブ巻き代36をユニットベース25下側の蒸発器30近傍に配置し、サクション熱交換部35およびユニットベース穴近傍の配管接続部を断熱フォーム等を用いて断熱することにより、アキュームレータ31の昇温を抑えて液冷媒を滞留させることができるので、液冷媒がアキュームレータ出口に溢れてしまっても圧縮機26側には液冷媒を戻さない構造を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍サイクルの構成部品を断熱箱体上部に集約して配置し、蒸発器の近傍にアキュームレータを備えた冷凍冷蔵ユニットおよびこれを用いた冷蔵庫に関するものである。
従来の冷凍サイクルの構成部品を断熱箱体上部に集約して配置した冷蔵庫に関するものとしては、断熱箱体上面の下側に蒸発器を配置し、上側に圧縮機および凝縮器を配置して、前記断熱箱体上面に連通した穴に配管を通すことにより、前記蒸発器と前記圧縮機および凝縮器を接合しているものがある。(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。
図5は従来の冷蔵庫の概略断面図、図6は断熱箱体上部に配置されている冷却ユニットの断面図、図7は前記断熱箱体上部の冷却ユニット配置図である。図5および図6に示すように、従来の冷蔵庫1は、上面仕切り壁の一部分に穴を連通させてウレタンを発泡充填した断熱箱体2と、断熱箱体内部の収納室3と、断熱扉4と、断熱箱体2の上面仕切り壁の一部分に連通した穴を覆うように配置されたユニットベース5と、ユニットベース上部に配置された圧縮機6、凝縮器7、凝縮器ファン8、ドライヤ9と、ユニットベース下部に配置された蒸発器10、蒸発器10近傍に配置されたアキュームレータ11、蒸発器ファン12と、ドライヤ9と蒸発器10の間に配置された減圧装置のキャピラリチューブ13と、蒸発器10と圧縮機6をつなげるサクションパイプ14と、キャピラリチューブ13とサクションパイプ14をはんだ付けにより接着したサクション熱交換部15と、サクション熱交換部15から蒸発器10入口までの間に設けたキャピラリチューブ巻き代16と、サクションパイプ14とアキュームレータ11出口配管との接合部17と、キャピラリチューブ13と蒸発器10入口配管との接合部18と、キャピラリチューブ13とサクションパイプ14を外気から断熱する断熱フォーム19と、キャピラリチューブ巻き代16と接合部17および接合部18を外気から断熱する断熱フォーム20から構成されている。またアキュームレータ11内には、アキュームレータ11本体の半分以上の位置まで挿入管21が挿入されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下にその動作を説明する。
冷蔵庫1の収納室3内の温度が外気からの侵入熱および断熱扉4の開閉などにより昇温して、庫内温度センサ(図示せず)がON温度以上になると、圧縮機6が起動し収納室3の冷却が開始される。
圧縮機6から吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器7で凝縮器ファン8により送られてくる空気により冷却されて液化する。さらに液化した冷媒はドライヤ9で水分を除去され、キャピラリチューブ13で減圧される。キャピラリチューブ13内の減圧された液化冷媒は、サクション熱交換部15ではんだ付けされているサクションパイプ14内の低温冷媒と熱交換することで過冷却状態となる。さらに蒸発器10内に流入し、蒸発器ファン12により送られてきた庫内空気と熱交換することにより気化して、庫内空気を冷却する。
その後、断熱フォーム19内のサクションパイプ14を通過し、その際にキャピラリチューブ13内の冷媒の熱を吸熱して、圧縮機31に戻る。庫内が冷却されて庫内温度センサの温度がOFF温度以下になった場合に、圧縮機6の運転が停止し、収納室3の冷却が終了する。
またアキュームレータ11は、入口配管が下側、出口配管が上側になるように傾斜設置されており、冷却運転中には蒸発器10出口より溢れた液冷媒を一時的に溜めるもので、液冷媒がサクションパイプ14を通じて圧縮機に戻ることを阻止するために設けられている。
またアキュームレータ11内には、液冷媒と共に圧縮機6の潤滑油も滞留するため、挿入管21の下部には潤滑油を圧縮機6に帰還するための穴が設けられている。
また冷却運転停止した後において、アキュームレータ11内に蒸発器10から溢れた液冷媒が徐々に流入するようになると、アキュームレータ11内の半分近くが液冷媒で満たされる。その状態で蒸発器10内に残留していたガス冷媒がアキュームレータ11内に流入してきた場合にも、アキュームレータ11内の挿入管21により気冷媒を冷媒液面上部に放出するため、液冷媒内をガス冷媒が通過するときのに発生する冷媒流音(ポコポコ音)を防止している。
また図6に示すように、蒸発器10入口からサクション熱交換部15までのキャピラリチューブ13の長さを一定距離保つためのキャピラリチューブ巻き代16が設けてある。
これは冷却システムの状態により、サクション熱交換部15におけるキャピラリチューブ14内の冷媒が気体と液体が混合した状態となり、そのまま蒸発器10内に流入した場合には冷媒流音(ブシュー音)を生じるので、蒸発器10入口とサクション熱交換部15間のキャピラリチューブ13の距離をとることで、キャピラリチューブ内の冷媒状態を安定させて騒音を防止している。
特開2002−39665号公報
しかしながら上記従来の冷蔵庫は、アキュームレータ11出口配管からユニットベース5上部までの距離が短く、さらにユニットベース5上部のサクションパイプ14およびキャピラリチューブ13を断熱フォーム等で断熱する際に、キャピラリチューブ巻き代16により断熱仕様が複雑となり断熱が十分できないために、ユニットベース上部に配置されている配管において周囲から吸収した熱がアキュームレータ11に伝わりやすいくなりアキュームレータ11が昇温し、そのため液冷媒を滞留させておくのが困難であった。
またアキュームレータ11の配置が高さ方向に制限があり、傾斜角度を大きくすることができないために、勢いよく流入してきた液冷媒をアキュームレータ内に滞留させることが困難となって、直接サクションパイプ14側に液冷媒が吸込ませてしまうという欠点があった。
さらにキャピラリチューブ13とサクションパイプ14との熱交換部15が直線的であるため、サクションパイプ14入口に流入してきた液冷媒の量が多量となると、冷媒を液状態のままで圧縮機6へ帰還させてしまい、圧縮機6において液圧縮を生じることとなり、圧縮機内部の弁等が損傷し信頼性が著しく低下してしまうという欠点があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、アキュームレータ内に液冷媒を滞留させ、また液冷媒がアキュームレータ出口に溢れてしまっても圧縮機側には液冷媒を戻さない構造を有する冷凍冷蔵ユニットおよびこれを用いた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷凍冷蔵ユニットはアキュームレータ出口とサクションパイプをつなぐ配管にトラップ部を備え、圧縮機側に液冷媒を戻さないものである。
以上説明したように請求項1に記載の発明は、 ユニットベース下部に配置された蒸発器と、前記蒸発器近傍に傾斜して配置したアキュームレータと、前記ユニットベース上部に配置された圧縮機および凝縮器と、前記蒸発器と前記圧縮機をつなぐサクションパイプと、前記サクションパイプと密接して熱交換させている減圧装置のキャピラリチューブとからなり、前記サクションパイプとつながるアキュームレータ出口配管はトラップ形状を有するために、圧縮機起動時などの前記アキュームレータに液冷媒が急激に流入した際にも、前記アキュームレータ内の挿入管により液冷媒は前記アキュームレータ上方内面壁に吐出されて、直接的に前記アキュームレータ出口配管に吸入されるのを防止することができる。
また前記アキュームレータから前記ユニットベース上部までの配管距離が長いため、外気からの吸熱による前記アキュームレータの昇温を防止し、さらに前記サクションパイプまでの間に液冷媒が前記アキュームレータ出口から溢れにくい配管形状が設けてあるため、液冷媒を前記アキュームレータ内に滞留させることができる。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、圧縮機の吸込み配管近傍にドライヤを配置して、キャピラリチューブ入口先端からサクションパイプとの熱交換部分までの距離を最小とし、前記熱交換部分から蒸発器入口までの前記キャピラリチューブをユニットベース下部の庫内側に配置して前記熱交換部分を断熱材で断熱しているために、前記ユニットベース上部に配置された配管が吸収する熱量を低減することができ前記アキュームレータの昇温を抑制して、液冷媒が滞留しやすくできる。
さらに蒸発器入口からサクションパイプとキャピラリチューブの熱交換部分の端位置までに配されている前記キャピラリチューブを前記蒸発器近傍の低温部に配置することで、前記キャピラリチューブ内の冷媒が液状態に近くなって安定状態となるため、蒸発器入口付近で発生する冷媒流音を防止することができる。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、サクションパイプとキャピラリチューブの熱交換部分を1000mm以上とし、トラップ形状を有することで、前記サクションパイプ内の抵抗が大きくなり、液冷媒が前記サクションパイプ入口に戻りにくくすることで、アキュームレータ内に液冷媒を滞留することができる。
さらに熱交換部分を長くすることで、冷却システムの過冷却を大きくとることで効率を向上させることができる。
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、圧縮器の潤滑油を周囲温度40℃で20cSt以下となるような流動性が高く低粘度であるものを使用することで、液冷媒を滞留させやすいアキュームレータ構造においても前記潤滑油を圧縮機に帰還させることができる。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、キャピラリチューブを2つに分割して片方を予め蒸発器に接合しておき、ユニットベースに蒸発器を接合した後に、前記ユニットベースに連通した穴より前記蒸発器入口に接合された片方キャピラリチューブおよびアキュームレータ出口配管を前記ユニットベース上部に突出するように配置して、分割されたキャピラリチューブ、前記アキュームレータ出口配管とサクションパイプを前記ユニットベース上部でそれぞれを接合することにより、冷却ユニット組立時の作業効率を向上することができる。
さらに配管接続がユニットベース上部で全て行なえるのでメンテナンス時の作業効率を向上することができる。
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、ユニットベースに連通した穴から下部にサクションパイプおよびキャピラリチューブの端部が突出するように前記ユニットベース上面に前記サクションパイプおよびキャピラリチューブを予め固定しておき、前記ユニットベース下部で蒸発器と溶接した後に、圧縮機および凝縮器等の冷却ユニットを前記ユニットベース上部で接合することにより、前記ユニットベースの連通した穴と前記サクションパイプおよび前記キャピラリチューブとのシール性を向上して断熱箱体の吸熱量を低減することができる。さらに前記ユニットベースの穴上部に配置した配管の断熱仕様を簡素化することができる。
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、前記冷凍冷蔵ユニットを断熱箱体上部に設置することにより前記作用をもつ冷蔵庫を提供できる。
本発明の請求項1に記載の冷蔵庫の発明は、ユニットベース下部に配置された蒸発器と、前記蒸発器近傍に傾斜して配置したアキュームレータと、前記ユニットベース上部に配置された圧縮機および凝縮器と、前記蒸発器と前記圧縮機をつなぐサクションパイプと、前記サクションパイプと密接して熱交換させている減圧装置のキャピラリチューブとからなり、前記サクションパイプとつながるアキュームレータ出口配管はトラップ形状を有するために、圧縮機起動時などの前記アキュームレータに液冷媒が急激に流入した際にも、前記アキュームレータ内の挿入管により液冷媒は前記アキュームレータ上方内面壁に吐出されて、直接的に前記アキュームレータ出口配管に吸入されるのを防止することができる。
また前記アキュームレータから前記ユニットベース上部までの配管距離が長いため、外気からの吸熱による前記アキュームレータの昇温を防止し、さらに前記サクションパイプまでの間に液冷媒が前記アキュームレータ出口から溢れにくい配管形状が設けてあるため、液冷媒を前記アキュームレータ内に滞留させることができるという作用を有する。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、圧縮機の吸込み配管近傍にドライヤを配置して、キャピラリチューブ入口先端からサクションパイプとの熱交換部分までの距離を最小とし、前記熱交換部分から蒸発器入口までの前記キャピラリチューブをユニットベース下部の庫内側に配置して前記熱交換部分を断熱材で断熱しているために、前記ユニットベース上部に配置された配管が吸収する熱量を低減することができ前記アキュームレータの昇温を抑制して、液冷媒が滞留しやすくできる。さらに蒸発器入口からサクションパイプとキャピラリチューブの熱交換部分の端位置までに配されている前記キャピラリチューブを前記蒸発器近傍の低温部に配置することで、前記キャピラリチューブ内の冷媒が液状態に近くなって安定状態となるため、蒸発器入口付近で発生する冷媒流音を防止することができるという作用を有する。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、サクションパイプとキャピラリチューブの熱交換部分を1000mm以上とし、トラップ形状を有することで、前記サクションパイプ内の抵抗が大きくなり、液冷媒が前記サクションパイプ入口に戻りにくくすることで、アキュームレータ内に液冷媒を滞留することができる。さらに熱交換部分を長くすることで、冷却システムの過冷却を大きくとることで効率を向上させることができるという作用を有する。
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、圧縮器の潤滑油を周囲温度40℃で20cSt以下となるような流動性が高く低粘度であるものを使用することで、液冷媒を滞留させやすいアキュームレータ構造においても前記潤滑油を圧縮機側に容易に帰還させることができるという作用を有する。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、キャピラリチューブを2つに分割して片方を予め蒸発器に接合しておき、ユニットベースに蒸発器を接合した後に、前記ユニットベースに連通した穴より前記蒸発器入口に接合された片方キャピラリチューブおよびアキュームレータ出口配管を前記ユニットベース上部に突出するように配置して、分割されたキャピラリチューブ、前記アキュームレータ出口配管とサクションパイプを
前記ユニットベース上部でそれぞれを接合することにより、冷却ユニット組立時の作業効率を向上することができ、さらに配管接続がユニットベース上部で全て行なえるのでメンテナンス時の作業効率を向上することができるという作用を有する。
本発明の請求項6に記載の発明は、ユニットベースに連通した穴から下部にサクションパイプおよびキャピラリチューブの端部が突出するように前記ユニットベース上面に前記サクションパイプおよびキャピラリチューブを予め固定しておき、前記ユニットベース下部で蒸発器と溶接した後に、圧縮機および凝縮器等の冷却ユニットを前記ユニットベース上部で接合することにより、前記ユニットベースの連通した穴と前記サクションパイプおよび前記キャピラリチューブとのシール性を向上して断熱箱体の吸熱量を低減することができる。さらに前記ユニットベースの穴上部に配置した配管の断熱仕様を簡素化することができるという作用を有する。
本発明の請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、前記冷凍冷蔵ユニットを断熱箱体上部に設置することにより前記作用をもつ冷蔵庫を提供できるという作用を有する。
以下、本発明による冷蔵庫の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による冷蔵庫の傾斜図、図2は同実施の形態による冷蔵庫の上部に配置したユニットベースの断面図、図3は前記ユニットベースの配置図である。
図1、図2に示すように、実施の形態1の冷蔵庫22は、上面仕切り壁の一部分に穴を連通させてウレタンを発泡充填した断熱箱体23と、断熱箱体23前面開口部に配された断熱扉24と、断熱箱体23の上面仕切り壁の一部分に連通した穴を覆うように配置されたユニットベース25と、ユニットベース上部に配置された圧縮機26、凝縮器27、凝縮器ファン28、ドライヤ29と、ユニットベース25下部に配置された蒸発器30、蒸発器30近傍に配置されたアキュームレータ31、蒸発器ファン32と、ドライヤ29と蒸発器30の間に配置された減圧装置のキャピラリチューブ33と、蒸発器30と圧縮機26をつなげるサクションパイプ34と、キャピラリチューブ33とサクションパイプ34がはんだ付けにより接着されたサクション熱交換部35と、サクション熱交換部35から蒸発器30入口までの間に設けたキャピラリチューブ巻き代36と、サクションパイプ34とアキュームレータ31出口配管との接合部37と、キャピラリチューブ33と蒸発器30入口配管との接合部38と、キャピラリチューブ33とサクションパイプ34を外気から断熱する断熱フォーム39と、キャピラリチューブ巻き代36と接合部37および接合部38を外気から断熱する断熱フォーム40から構成されている。またアキュームレータ31内には、アキュームレータ31本体の半分以上の位置まで挿入管41が挿入されている。
以上のように構成された本実施の形態の冷蔵庫について、以下にその動作を説明する。
冷蔵庫16の庫内温度が外気からの侵入熱およびドア開閉などにより、昇温して庫内温度センサ(図示せず)がON温度以上になると、圧縮機19が起動し冷却が開始される。圧縮機19から吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器20で凝縮器ファン21により送られてくる空気により冷却されて液化する。さらに液化した冷媒はドライヤ22で水分を除去されて、ユニットベース18内のキャピラリチューブ26で減圧される。
キャピラリチューブ26内で減圧された液化冷媒ははんだ付けされているサクション25内の冷媒に冷却されて、過冷却の状態で蒸発器23に流入し、蒸発器ファン24により送られてくる庫内空気との熱交換によりガス化して庫内空気を冷却し、ユニットベース18内のサクション25を通過して、その際にキャピラリチューブ26内の冷媒の熱を吸熱して、圧縮機19に戻る。庫内が冷却されて庫内温度センサの温度がOFF温度以下になった場合に圧縮機19の運転が停止する。
本実施の形態のアキュームレータ31は、内部の挿入管41が出口に対して偏心して上向きに設けられており、アキュームレータ31に流入してきた液冷媒が直線的にアキュームレータ出口側に吸入するのを防止している。またアキュームレータ31からユニットベース25上部までの配管に略U字型のトラップ部31aを設けることで、アキュームレータ31から溢れた液冷媒がサクションパイプ34に勢いよく流入するのを防止している。
さらに前記トラップにより、アキュームレータ31からユニットベース25上部までの配管距離を延長することで、サクションパイプ34からの吸熱によるアキュームレータ31温度の上昇を抑制することができ、アキュームレータ31内に液冷媒を滞留しやすい状態にすることができる。
また本実施の形態のキャピラリチューブ33において、ドライヤ29からサクションパイプ34までの距離を短くすることで、サクションパイプ34との熱交換前のキャピラリチューブ33内の冷媒温度を高く保つことができ、熱交換効率を高めることができる。さらに熱交換後のキャピラリチューブ巻き代36をユニットベース25下部の庫内側に設けることにより、配管接合部37および38周辺の断熱仕様を簡素化し、断熱性能を向上することができる。
また本実施の形態のサクションパイプ34とキャピラリチューブ33の熱交換部35は、冷凍サイクルの過冷却を得るために距離を1000mm以上で、その周囲は断熱フォーム39で断熱し、配管配置において略U字型の立ち上がり形状を設けている。サクション熱交換部35の距離を十分長く取ることで、圧縮機の起動時や、蒸発器が着霜した時等のサクションパイプ34入口に液冷媒が流入してきた場合にも、キャピラリチューブ33の熱により蒸発させることができ、液冷媒吸入による圧縮機破損を防止することができる。
また本実施の形態の圧縮機への戻り配管は、液冷媒が戻りにくい形状であるため、圧縮機の潤滑油も配管内に滞留しやすい。そのため本実施の形態の圧縮機の潤滑油は周囲温度40℃で20cSt以下となるような流動性が高く低粘度であるものを使用しており、液冷媒を滞留させやすい戻り配管構造においても前記潤滑油を圧縮機に帰還させることができる。
また本実施の形態の冷凍サイクル構成部品の組立工程において、キャピラリチューブ33を2つに分割して片方を予め蒸発器30に接合しておき、ユニットベース25に蒸発器30を接合した後に、ユニットベース25に連通した穴より蒸発器30入口に接合された前記キャピラリチューブの片方およびアキュームレータ31出口配管をユニットベース25上部に突出するように配置して、分割されたキャピラリチューブ、アキュームレータ出口配管とサクションパイプ34をユニットベース25上部でそれぞれを接合している。このような構成にすることにより、冷凍サイクル構成部品の接合を全てユニットベース25上部で行なうことができ、冷却ユニットの組立効率を向上することができる。さらに庫内側の溶接箇所を削減することができ、可燃性の冷媒を用いた場合に庫内漏洩を防止することができる。
なお本実施の形態では、溶接箇所をユニットベース25上部に配置するためにキャピラリチューブ33を分割しているが、図4に示すように分割せずに蒸発器
30近傍でそれぞれの配管を接合してもよい。その場合の組立工程は、ユニットベース25に連通した穴上部から下部にサクションパイプ34およびキャピラリチューブ33の端部が突出するようにユニットベース25上面に予め固定しておき、ユニットベース25下部で蒸発器30と接合する。その後に、圧縮機および凝縮器等の冷却ユニットを順次接合する。その場合には、ユニットベース25の連通した穴とサクションパイプ34およびキャピラリチューブ33とのシール性を向上して断熱箱体の吸熱量を低減することができる。さらにユニットベース25の穴上部に配置した配管の断熱仕様を簡素化することができる。
以上のように、本発明にかかる冷凍冷蔵ユニットおよびこれを用いた冷蔵庫は、液冷媒が直接アキュームレータ出口配管に吸入されるのを防止して冷凍システムの信頼性を向上することができ、アキュームレータを備えた冷凍冷蔵ユニットやこれを用いた冷蔵庫等の冷却機器の技術分野に有用である。
本発明による冷蔵庫の実施の形態1の冷蔵庫傾斜図 同実施の形態の冷蔵庫の上部に配置したユニットベースの断面図 同実施の形態の冷蔵庫の上部に配置したユニットベースの配置図 同実施の形態の冷蔵庫で配管の接続場所を変えたユニットベースの断面図 従来の冷蔵庫の概略断面図 従来の冷蔵庫の断熱箱体上部に配置されている冷却ユニットの断面図 従来の冷蔵庫の断熱箱体上部に配置されている冷却ユニットの配置図
符号の説明
22 冷蔵庫
23 断熱箱体
25 ユニットベース
26 圧縮機
30 蒸発器
31 アキュームレータ
33 キャピラリチューブ
34 サクションパイプ
35 サクション熱交換部
36 キャピラリチューブ巻き代
39 断熱フォーム
41 アキュームレータ挿入管

Claims (7)

  1. ユニットベース下部に配置された蒸発器と、前記蒸発器近傍に傾斜して配置したアキュームレータと、前記ユニットベース上部に配置された圧縮機および凝縮器と、前記蒸発器と前記圧縮機をつなぐサクションパイプと、前記サクションパイプと密接して熱交換させている減圧装置のキャピラリチューブとからなり、前記サクションパイプとつながるアキュームレータ出口配管はトラップ形状を有することを特徴とする冷凍冷蔵ユニット。
  2. 圧縮機の吸込み配管近傍にドライヤを配置して、キャピラリチューブ入口先端からサクションパイプとの熱交換部分までの距離を最小とし、前記熱交換部分から蒸発器入口までの前記キャピラリチューブをユニットベース下部に配置して前記熱交換部分を断熱材で断熱したことを特徴とする請求項1記載の冷凍冷蔵ユニット。
  3. サクションパイプとキャピラリチューブの熱交換部分を1000mm以上とし、トラップ形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍冷蔵ユニット。
  4. 圧縮器の潤滑油が、周囲温度40℃で20cSt以下となるような流動性が高く低粘度であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷凍冷蔵ユニット。
  5. キャピラリチューブを2つに分割して片方を予め蒸発器に接合しておき、ユニットベースに蒸発器を接合した後に、前記ユニットベースに連通した穴より前記蒸発器入口に接合された片方キャピラリチューブおよびアキュームレータ出口配管を前記ユニットベース上部に突出するように配置して、分割されたキャピラリチューブ、前記アキュームレータ出口配管とサクションパイプを前記ユニットベース上部でそれぞれを接合したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の冷凍冷蔵ユニット。
  6. ユニットベースに連通した穴から下部にサクションパイプおよびキャピラリチューブの端部が突出するように前記ユニットベース上面に前記サクションパイプおよびキャピラリチューブを予め固定しておき、前記ユニットベース下部で蒸発器と溶接した後に、圧縮機および凝縮器等の冷却ユニットを前記ユニットベース上部で接合したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の冷凍冷蔵ユニット。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の冷凍冷蔵ユニットを断熱箱体上部に設置したことを特徴とする冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015210036A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 ホシザキ電機株式会社 冷凍ユニット及び冷却貯蔵庫
CN106369853A (zh) * 2015-11-29 2017-02-01 杭州跟策科技有限公司 设有接水盘的隔震式冷冻机

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