JP2001248881A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP2001248881A
JP2001248881A JP2000060459A JP2000060459A JP2001248881A JP 2001248881 A JP2001248881 A JP 2001248881A JP 2000060459 A JP2000060459 A JP 2000060459A JP 2000060459 A JP2000060459 A JP 2000060459A JP 2001248881 A JP2001248881 A JP 2001248881A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機の起動時における高圧圧力のオーバー
シュートによって発生する問題(コンプレッサの強制的
停止、高圧圧力のハンチング)を解決する。 【構成】 コンプレッサ14の故障を防止するために設
定された第1保護値SPaと、高圧圧力SPが第1保護
値SPaにできるだけ到達しないように第1保護値SP
aよりも低く設定された第2保護値SPb、SPc(S
Pb>SPc)とを有したものにおいて、コンプレッサ
14が起動してから所定時間経過するまでの第2保護値
SPb、SPcを、所定時間経過後のそれに比べて低く
する。また、コンプレッサ14が起動してから所定時間
経過するまでの高圧側第2保護値SPbと低圧側第2保
護値SPcとの偏差を、所定時間経過後のそれに比べて
大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機の故障を防
止するために、高圧圧力が異常に高くなったときには圧
縮機の保護制御を行う空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アキュムレータを用いた冷凍サイクルに
おいて、冷凍サイクルの高圧圧力が異常に高い状態で圧
縮機を駆動することによって圧縮機が故障してしまうの
を防止するために、従来では、圧縮機が耐えられる圧力
の上限付近に第1保護値を設定し、高圧圧力がこの第1
保護値を超えたときには圧縮機を強制的に停止させるよ
うにしている。
【0003】また、高圧圧力が第1保護値まで上昇しな
いようにするために、第1保護値よりも低い第2保護値
を設定し、高圧圧力がこの第2保護値を超えたときには
圧縮機回転数を保持あるいは低下させるようにしてい
る。具体的には、この第2保護値を、低圧側第2保護値
と高圧側第2保護値とに分け、高圧圧力が低圧側第2保
護値を超えたときには圧縮機回転数を保持し、高圧圧力
が高圧側第2保護値を超えたときには圧縮機回転数を低
下させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、上記各保護値は圧縮機の駆転時間に係わら
ず常に一定であったため、圧縮機の起動時に以下のよう
な問題があった。
【0005】上記起動時には、圧縮機回転数が0から目
標回転数へと一気に上昇するため、高圧圧力が急激に上
昇する。
【0006】更に、上記起動時には、圧縮機の起動前に
コンデンサ内に残留していたガス冷媒のうち、コンデン
サ出口に近いガス冷媒が、放熱の不完全な状態で上記出
口に押し出され、上記出口における冷媒のガス割合が多
くなる。ここで、アキュムレータを用いた冷凍サイクル
では、コンデンサと減圧器との間に気液分離器(レシー
バ)がなく、コンデンサ出口から押し出された冷媒は気
液分離されずに減圧器に流入するため、上記のようにコ
ンデンサ出口における冷媒のガス割合が多くなると、減
圧器の絞り抵抗が高くなって高圧圧力が急激に上昇す
る。
【0007】従って、図10に示すように、圧縮機の起
動時には高圧圧力が第2保護値をオーバーシュートして
しまうという問題が発生していた。
【0008】高圧圧力が第2保護値をオーバーシュート
すると、高圧圧力が第2保護値を超えて圧縮機回転数を
強制的に保持あるいは低下させても、高圧圧力が第1保
護値を超えて圧縮機を強制的に停止させる場合があり、
この場合、圧縮機を再起動させるまでにしばらく時間が
かかってしまうという問題が発生する。
【0009】また、高圧圧力が低圧側第2保護値を超え
た後、更に高圧側第2保護値を超えて圧縮機回転数を強
制的に低下させたときには、高圧圧力が高圧側第2保護
値を下回って、高圧側第2保護値と低圧側第2保護値と
の間の領域で圧縮機回転数を強制的に保持しても、圧縮
機回転数が最大の低下度合で低下するため、高圧圧力が
低下し続けて低圧側第2保護値をも下回る場合がある。
このとき、上述したように高圧圧力が高くなりやすい状
態であるため、高圧圧力が再び上昇して高圧圧力のハン
チングが発生する恐れもあった。
【0010】本発明は、上記問題点を解決することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決する手段】本発明は、上記目的を達成する
ため、以下の技術的手段を用いる。
【0012】すなわち、請求項1記載の発明では、圧縮
機(14)、凝縮器(11、15)、減圧手段(16、
17)、蒸発器(10、15)、および蒸発器(10、
15)と圧縮機(14)との間に設けられたアキュムレ
ータ(18)からなる冷凍サイクル(9)を備え、圧縮
機(14)の目標能力に基づいて圧縮機(14)の能力
を制御し、圧縮機(14)の故障を防止するために設定
された第1保護値と、冷凍サイクル(9)の高圧圧力が
この第1保護値に到達するのを抑制するために第1保護
値よりも低く設定された第2保護値とを有し、高圧圧力
が第2保護値を超えたときに圧縮機(14)の能力を強
制的に保持あるいは低下させるとともに、高圧圧力が第
1保護値を超えたときに圧縮機(14)を強制的に停止
させる空調装置において、圧縮機(14)が起動してか
ら所定時間が経過するまでの第2保護値を、上記所定時
間経過後の第2保護値に比べて低くすることを特徴とし
ている。
【0013】また、請求項2記載の発明では、上記第2
保護値として、少なくとも高圧側第2保護値を有し、高
圧圧力が高圧側第2保護値を超えたときに圧縮機(1
4)の能力を強制的に低下させるとともに、圧縮機(1
4)が起動してから所定時間が経過するまでの高圧側第
2保護値を、上記所定時間経過後の高圧側第2保護値に
比べて低くすることを特徴としている。
【0014】また、請求項3記載の発明では、上記第2
保護値として、少なくとも低圧側第2保護値を有し、高
圧圧力が低圧側第2保護値を超えたときに圧縮機(1
4)の能力を強制的に保持するとともに、圧縮機(1
4)が起動してから所定時間が経過するまでの低圧側第
2保護値を、上記所定時間経過後の低圧側第2保護値に
比べて低くすることを特徴としている。
【0015】上記技術的手段によると、圧縮機(14)
が起動してから所定時間が経過するまでは第2保護値を
低くし、早い段階で圧縮機(14)の能力を保持あるい
は低下させることによって、高圧圧力が第1保護値を超
えて圧縮機(14)が強制停止することを確実に防止で
きる。
【0016】また、請求項4記載の発明では、上記第2
保護値として、高圧側第2保護値と、この第2保護値よ
りも低く設定された低圧側第2保護値とを有し、高圧圧
力が低圧側第2保護値を超えたときには前記圧縮機(1
4)の能力を強制的に保持し、高圧圧力が高圧側第2保
護値を超えたときには圧縮機(14)の能力を強制的に
低下させ、更に、圧縮機(14)が起動してから所定時
間経過するまでの低圧側第2保護値を、上記所定時間経
過後の低圧側第2保護値に比べて低くすることを特徴と
している。
【0017】ここで、高圧圧力が高圧側第2保護値を超
えて、圧縮機(14)の能力を強制的に低下させると、
上述したように高圧圧力のハンチングが発生する恐れが
ある。
【0018】これに対して、上記請求項4記載の発明で
は、圧縮機(14)が起動してから所定時間が経過する
までは、低圧側第2保護値を低くすることによって、早
い段階で圧縮機(14)の能力を保持することができ、
その結果、高圧圧力が高圧側第2保護値を超えることを
抑制し、上記ハンチングが発生するという問題を抑える
ことができる。
【0019】また、請求項5記載の発明では、圧縮機
(14)、凝縮器(11、15)、減圧手段(16、1
7)、蒸発器(10、15)、および蒸発器(10、1
5)と圧縮機(14)との間に設けられたアキュムレー
タ(18)からなる冷凍サイクル(9)を備え、圧縮機
(14)の目標能力に基づいて圧縮機(14)の能力を
制御し、圧縮機(14)の故障を防止するために設定さ
れた第1保護値と、冷凍サイクル(9)の高圧圧力がこ
の第1保護値に到達するのを抑制するために第1保護値
よりも低く設定された第2保護値とを有し、第2保護値
には、高圧側第2保護値と、高圧側第2保護値よりも低
く設定された低圧側第2保護値とが設けられ、高圧圧力
が低圧側第2保護値を超えたときには圧縮機(14)の
能力を強制的に保持するとともに、高圧圧力が高圧側第
2保護値を超えたときには圧縮機(14)の能力を強制
的に低下させ、更に高圧圧力が第1保護値を超えたとき
には圧縮機(14)を強制的に停止させる空調装置にお
いて、圧縮機(14)が起動してから所定時間経過する
までの高圧側第2保護値と低圧側第2保護値との偏差
を、上記所定時間経過後の上記偏差に比べて大きくする
ことを特徴としている。
【0020】これにより、高圧側第2保護値と低圧側第
2保護値との偏差を大きくし、圧縮機(14)の能力を
強制的に保持する時間を長くできるので、上記ハンチン
グが発生するという問題を抑えることができる。
【0021】また、請求項6記載の発明では、減圧手段
(16、17)が固定絞りであることを特徴としてい
る。
【0022】ここで、固定絞りは、圧縮機(14)の起
動時に最大開度にするような可変絞りと比べ、上記起動
時における絞り抵抗が高い。従って、固定絞りを減圧手
段(16、17)として用いた冷凍サイクル(9)で
は、上記起動時における高圧圧力のオーバーシュートが
特に顕著である。
【0023】従って、上記請求項6記載の発明では、圧
縮機(14)が起動してから所定時間経過するまでの第
2保護値を、所定時間経過後のそれよりも低くすること
による効果、および圧縮機(14)が起動してから所定
時間経過するまでの高圧側第2保護値と低圧側第2保護
値との偏差を、所定時間経過後のそれよりも大きくする
ことによる効果がより顕著である。
【0024】
【発明の実施形態】以下、本発明を電気自動車用空調装
置に適用した一実施形態について図1〜9を用いて説明
する。まず、室内ユニット1および冷凍サイクル9の構
成について図1を用いて説明する。
【0025】図1に示すように室内ユニット1は、車室
内に空気を導く空気通路としての空調ケース2を備え
る。この空調ケース2の空気上流側部位には、車室内空
気を吸込む内気吸入口3、車室外空気を吸込む外気吸入
口4、および両吸入口3、4を選択的に開閉する内外気
切替ドア5が設けられており、この内外気切替ドア5
は、その駆動手段としてのサーボモータ6(図2参照)
により駆動されている。
【0026】内外気切替ドア5の空気下流側には、空気
流を発生する送風手段としてのファン7が設けられてお
り、このファン7は、その駆動手段としてのブロアモー
タ8により駆動されている。さらにその下流側には冷凍
サイクル9の一部をなす室内エバポレータ10が設けら
れている。この室内エバポレータ10は、後述する冷房
モード時には内部を流れる冷媒の吸熱作用によって空気
を冷却する蒸発器として機能する。
【0027】室内エバポレータ10の空気下流側には、
冷凍サイクル9の一部をなす室内コンデンサ11が設け
られている。この室内コンデンサ11は、後述する暖房
モード時には内部を流れる冷媒の放熱作用によって、空
気を加熱する凝縮器として機能する。
【0028】また、この室内コンデンサ11に隣接した
位置には、室内コンデンサ11を通過する空気量と室内
コンデンサ11をバイパスする空気量とを調整するエア
ミックスドア12が設けられている。なお、エアミック
スドア12は、その駆動手段としてのサーボモータ13
(図2参照)により駆動されている。
【0029】また、空調ケース2の空気下流端には、車
室内乗員上半身に向けて空気を吹出すフェイス吹出口、
車室内乗員の足元に向けて空気を吹出すフット吹出口、
フロントガラス内面に向けて空気を吹出すデフロスタ吹
出口、およびこれら各吹出口を開閉する吹出モード切替
手段(それぞれ図示しない)がそれぞれ設けられてい
る。
【0030】冷凍サイクル9は、室内エバポレータ10
と室内コンデンサ11とで車室内の冷房および暖房を行
うヒートポンプ式冷凍サイクルで、これらの熱交換器1
0、11の他に、コンプレッサ14、室外熱交換器1
5、暖房用キャピラリーチューブ16、冷房用キャピラ
リーチューブ17、アキュムレータ18および冷媒の流
れを切替える電磁弁19、20、21が、それぞれ冷媒
配管22によって接続された構成となっている。
【0031】なお、室外熱交換器15に隣接した位置に
は、この室外熱交換器15に空気を流す室外ファン23
が設けられ、この室外ファン23は、その駆動手段とし
ての室外ファンモータ24(図2参照)により駆動され
ている。
【0032】コンプレッサ14は、電動モータ25(図
2参照)によって駆動されたときに冷媒の吸入、圧縮、
吐出を行う。この電動モータ25は、コンプレッサ14
と一体的に密封ケース内に配置されており、インバータ
26(図2参照)に制御されることによって回転数が連
続的に変化する。また、このインバータ26は、制御装
置27(図2参照)によって通電制御される。
【0033】また、室外熱交換器15は、後述する暖房
モード時には蒸発器として機能し、後述する冷房モード
時には凝縮器として機能する。
【0034】また、暖房用キャピラリーチューブ16
は、後述する暖房モード時に減圧手段として機能し、冷
房用キャピラリーチューブ17は、後述する冷房モード
時に減圧手段として機能する。
【0035】なお、各キャピラリーチューブ16、17
は、冷媒の絞り流路としてのチューブ16a、17aが
コイル状に巻かれた固定絞りであって、このチューブ1
6a、17aの断面積が冷媒入口16b、17bおよび
冷媒出口16c、17cの断面積よりも小さく形成され
ているため、冷媒が入口16b、17bからチューブ1
6a、17a内に流入するときに絞られ、冷媒がチュー
ブ16a、17a内から出口16c、17cに流出する
ときに減圧されるようになっている。
【0036】また、アキュムレータ18は、冷凍サイク
ル9のうち、室内エバポレータ10および室外熱交換器
15と、コンプレッサ14との間に設けられており、冷
媒を気液分離する気液分離器である。このアキュムレー
タ18によって、コンプレッサ14は、常にガス冷媒を
吸入するようになっている。
【0037】また、電磁弁19、20、21は制御装置
27(図2参照)によって通電制御される。
【0038】次に、本実施形態の制御系の構成について
図2を用いて説明する。
【0039】制御装置27の内部には、それぞれ図示し
ないが、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイ
クロコンピュータ、A/D変換回路、およびタイマー等
が設けられている。
【0040】制御装置27は、キースイッチ(図示しな
い)がONになると、バッテリー(図示しない)から電
源が供給されて作動状態となる。なお、このキースイッ
チは、乗員がキーを用いて図示しないキーシリンダを回
すことによってON/OFFされるように構成されてい
る。
【0041】制御装置27の入力端子には、車室内温度
を検出する内気温センサ28、外気温度を検出する外気
温センサ29、車室内に照射される日射量を検出する日
射センサ30、室外熱交換器15の出口冷媒温度を検出
する室外熱交換器センサ31、室内エバポレータ10を
通過した空気温度(以下、エバ後温度という)を検出す
るエバ後センサ32、冷凍サイクル9の高圧側を流れる
冷媒の圧力(以下、高圧圧力という)を検出する圧力検
出手段としての圧力センサ33、およびコントロールパ
ネル34に設けられた空調指示部材(例えば温度設定
器)からの各信号等が入力される。
【0042】上記各センサ28〜33およびコントロー
ルパネル34からの信号は、上記A/D変換回路にてA
/D変換された後、上記マイクロコンピュータに入力さ
れるよう構成されている。
【0043】また、制御装置27の出力端子からは、ブ
ロアモータ8、サーボモータ6、13、電磁弁19〜2
1、室外ファンモータ24、インバータ26への制御信
号が出力される。
【0044】次に、上記キースイッチがONされたとき
に、上記マイクロコンピュータが行う制御処理について
図3のフローチャートを用いて説明する。
【0045】図3のルーチンが起動すると、まず、ステ
ップS100にて初期化を行い、次のステップS110
にて上記各センサ28〜33およびコントロールパネル
34からの信号を読込み、更に次のステップS120に
て上記ROMに予め記憶された下記数式1に基づいて、
車室内に吹出す目標吹出温度TAOを算出する。
【0046】
【数1】TAO=Kset×Tset−Kr×Tr−K
am×Tam−Ks×Ts+C(℃) ここで、Tsetは、コントロールパネル34に設けら
れた上記温度設定器を用いて乗員が設定した設定温度、
Trは内気温センサ28が検出した内気温度、Tamは
外気温センサ29が検出した外気温度、およびTsは日
射センサ30が検出した日射量である。また、Kse
t、Kr、Kam、Ksはそれぞれゲインであり、Cは
定数である。
【0047】次のステップS130では図示しないマッ
プから上記TAOに基づいて内外気モードを切替制御
し、更に次のステップS140では図示しないマップか
ら上記TAOに基づいてブロアモータ8への印加電圧を
制御する。
【0048】次のステップS150では、図4に示すよ
うに上記TAOと吸込温度Tinとの偏差に基づいて冷
房モード、送風モード、暖房モードを切替制御する。な
お、吸込温度Tinは、内気モードのときにはTin=
Tr、外気モードのときにはTin=Tamとして計算
される。
【0049】冷房モードでは、室外ファン24を運転
し、冷凍サイクル9側は電磁弁19が開き、電磁弁2
0、21が閉じるように制御される。これにより、冷凍
サイクル9内の冷媒は、コンプレッサ14→室内コンデ
ンサ11→室外熱交換器15→冷房用キャピラリーチュ
ーブ17→室内エバポレータ10→アキュムレータ18
→コンプレッサ14の順で流れる。また、室内ユニット
1側は、室内コンデンサ11を全閉する位置にエアミッ
クスドア12が制御される。
【0050】送風モードではコンプレッサ14および室
外ファン24を停止する。
【0051】暖房モードでは、室外ファン24を運転
し、冷凍サイクル9側は電磁弁19、21を閉じ、電磁
弁20を開くように制御される。これにより、冷凍サイ
クル9内の冷媒は、コンプレッサ14→室内コンデンサ
11→暖房用キャピラリーチューブ16→室外熱交換器
15→アキュムレータ18→コンプレッサ14の順で流
れる。また、室内ユニット1側は、室内コンデンサ11
を全開する位置にエアミックスドア12が制御される。
【0052】次のステップS160では、冷房モード、
暖房モードのそれぞれについて以下のようにコンプレッ
サ14の回転数制御を行う。なお、送風モードのときに
はステップS160の処理は行われない。
【0053】(冷房モード)まず、上記TAOとエバ後
温度センサ32にて検出されたエバ後温度TEとの偏差
Enを下記数式2に基づいて算出する。
【0054】
【数2】En=TAO−TE 次に、下記数式3に基づいて偏差変化率Edotを算出
する。
【0055】
【数3】Edot=En−En-1 ここで、Enは4秒毎に更新されるため、En-1はE
nに対して4秒前の値となる。
【0056】次に、このEnとEdotとを用いて、R
OMに記憶された図5に示すメンバシップ関数と、RO
Mに記憶された図6に示すルール表とを用いたファジー
推論に基づいて、4秒前のコンプレッサ回転数fn-1
に対して増減する回転数変化率Δfを求める。具体的に
は、図5(a)で求まるCF1と図5(b)で求まるC
F2とから、下記数式4に基づいて入力適合度CFを求
め、さらにこの入力適合度CFと図6のルール値とか
ら、下記数式5に基づいてΔfを求める。
【0057】
【数4】CF=CF1×CF2
【0058】
【数5】Δf=Σ(CF×ルール値)/ΣCF (rp
m/4sec) 更に、次回のコンプレッサ回転数fnを下記数式6に基
づいて算出する。
【0059】
【数6】 fn=fn-1+Δf (rpm/4sec) そして、コンプレッサ14の実際の回転数がfnとなる
ようにインバータ26を通電制御する。
【0060】(暖房モード)暖房モードでは、まず、上
記TAOに基づいて、冷凍サイクル9の高圧側を流れる
冷媒の目標圧力(以下、目標高圧という)SPOを決定
する。次に、目標高圧SPOと圧力センサ33にて検出
された高圧圧力SPとの偏差Enを下記数式7に基づい
て算出する。
【0061】
【数7】En=SPO−SP次に、このEnとEdot
とを用いて、ROMに記憶された図7に示すメンバシッ
プ関数と、ROMに記憶された図8に示すルール表とを
用いたファジー推論に基づいて、4秒前のコンプレッサ
回転数fn-1に対して増減する回転数変化率Δfを求
める。具体的には、図7(a)で求まるCF1と図7
(b)で求まるCF2とから、上記数式4に基づいて入
力適合度CFを求め、さらにこの入力適合度CFと図8
のルール値とから、上記数式5に基づいてΔfを求め
る。
【0062】更に、次回のコンプレッサ回転数fnを上
記数式6に基づいて算出し、コンプレッサ14の実際の
回転数がfnとなるようにインバータ26を通電制御す
る。
【0063】以上説明したコンプレッサ14の回転数制
御において、高圧圧力が異常に高くなったときには、電
動モータ25の出力軸(図示しない)にかかるトルクが
大きくなって、電動モータ25内の巻線(図示しない)
が焼切れてしまう恐れがあるので、本実施形態ではこれ
を防止する制御(以下、コンプレッサ14の保護制御と
いう)を行っている。
【0064】このコンプレッサ14の保護制御は本実施
形態の要部であるので、図9のフローチャートを用いて
詳細に説明する。なお、図9のルーチンは、図3のルー
チンと同様に上記キースイッチがONされたときに起動
する。
【0065】図9のルーチンが起動すると、まず、ステ
ップS200にて冷房モードか否かを判定し、YESと
判定されるとステップS210に移り、NOと判定され
るとステップS220に移る。
【0066】ステップS210では、上記キースイッチ
がON、すなわちコンプレッサ14が起動してから所定
時間(本実施形態では2分)経過したか否かを判定す
る。なお、本実施形態では、上記所定時間を、冷房モー
ド時においてコンプレッサ14が起動してから、室外熱
交換器15の出口冷媒が完全に液冷媒となり得る時間に
設定している。
【0067】ステップS210にてYESと判定される
とステップS220に移り、NOと判定されるとステッ
プS230に移る。
【0068】ステップS220では高圧圧力SPにおけ
る通常時保護値を設定する。すなわち、第1保護値SP
aを27.5kg/cm2G、高圧側第2保護値SPb
を24kg/cm2G、低圧側第2保護値SPcを22
kg/cm2Gに設定する。
【0069】ここで、第1保護値SPaは、上述したよ
うに冷凍サイクル9の高圧圧力が異常に高い状態でコン
プレッサ14を駆動して、コンプレッサ14(電動モー
タ25)が故障してしまうのを防止するために、コンプ
レッサ14が耐えられる圧力の上限付近に設定されたも
のである。
【0070】また、第2保護値SPb、SPcは、高圧
圧力SPが第1保護値SPaに到達することを抑制する
ために、第1保護値SPaよりも低く設定されたもので
ある。なお、低圧側第2保護値SPcは、高圧側第2保
護値SPbよりも低く設定されている。
【0071】ステップS230では高圧圧力SPにおけ
る起動時保護値を設定する。すなわち、第1保護値SP
aを27.5kg/cm2G、高圧側第2保護値SPb
を23kg/cm2G、低圧側第2保護値SPcを19
kg/cm2Gに設定する。
【0072】換言すると、コンプレッサ14が起動して
から所定時間が経過するまでの第2保護値SPb、SP
cを、所定時間経過後のそれよりも低くしている。ま
た、コンプレッサ14が起動してから所定時間が経過す
るまでの高圧側第2保護値SPbと低圧側第2保護値S
Pcとの偏差を、所定時間経過後のそれよりも大きくし
ている。
【0073】次のステップS240では、高圧圧力SP
が第1保護値SPaより高いか否かを判定し、YESと
判定されればステップS250にてコンプレッサ14を
強制的に停止し、NOと判定されればステップS260
に移る。
【0074】ステップS260では、高圧圧力SPが高
圧側第2保護値SPbより高いか否かを判定し、YES
と判定されればステップS270にて回転数変化率Δf
を−600rpm/4secとしてコンプレッサ回転数
fnを強制的に低下させ、NOと判定されればステップ
S280に移る。なお、本実施形態における−600r
pm/4secという値は、図6のルール表からも解る
ように、コンプレッサ回転数fnを低下させる度合が最
大となる回転変化率である。
【0075】ステップS280では、高圧圧力SPが低
圧側第2保護値SPcより高いか否かを判定し、YES
と判定されればステップS290にて回転数変化率Δf
を0としてコンプレッサ回転数fnを強制的に保持す
る。
【0076】以上説明した本実施形態によると、コンプ
レッサ14が起動してから上記所定時間経過するまでの
第2保護値SPb、SPcを、上記所定時間経過後のそ
れよりも低くする。
【0077】これにより、コンプレッサ14起動時に、
高圧圧力SPが急激に上昇しても、早い段階でコンプレ
ッサ回転数fnを強制的に低下および保持することによ
って、高圧圧力SPが第1保護値SPaを超えることを
確実に防止し、コンプレッサ14の強制停止を防止でき
る。
【0078】また、第2保護値SPb、SPcを低くす
るにあたり、高圧側第2保護値SPbと低圧側第2保護
値SPcとの偏差を大きくし、コンプレッサ回転数fn
の保持時間を長くすることによって、高圧圧力のハンチ
ングが発生するという問題を抑えることもできる。
【0079】(他の実施形態)また、上記実施形態で
は、請求項1における「第2保護値を低くする」という
形態として、第2保護値として高圧側保護値SPbと低
圧側第2保護値SPcとを設け、この両方を低くした形
態を説明したが、これに限らず、高圧側第2保護値SP
bのみ低くしたり、低圧側第2保護値SPcのみ低くし
ても良い。
【0080】また、第2保護値として高圧側第2保護値
SPbのみを設け、この高圧側第2保護値SPbを低く
しても良いし、第2保護値として低圧側第2保護値SP
cのみを設け、この低圧側第2保護値SPcを低くして
も良いまた、請求項5における「高圧側第2保護値と低
圧側第2保護値との偏差を大きくする」という形態とし
ては、低圧側第2保護値SPcを低くせずに高圧側第2
保護値SPbを高くしても良い。
【0081】また、上記各実施形態では、高圧圧力が各
保護値を超えたことを、圧力センサにて検出した高圧圧
力SPが各保護値を超えたことで判定しているが、これ
に限らず、例えば、インバータ26の出力電流値等に基
づいて高圧圧力を推定し、この推定した高圧圧力が各保
護値を超えたことで判定しても良い。
【0082】また、上記各実施形態では、請求項1、5
における「所定時間」を、冷房モード時においてコンプ
レッサ14の起動後に、室外熱交換器15の出口冷媒が
完全に液冷媒となり得る時間に設定したが、この時間よ
りも長くしても良い。
【0083】また、上記各実施形態では、請求項1、5
における減圧手段をキャピラリーチューブ16、17に
て構成したが、これに限らず、例えばCTD等の他の固
定絞り、あるいは電磁エキスパンションバルブ等の可変
式絞りでも良い。
【0084】また、上記各実施形態では、コンプレッサ
14の目標回転数fnを、ステップS160の制御処理
によって、車室内の熱負荷に応じて自動的に決定してい
るが、これに限らず、例えば、上記温度設定器の設定位
置によって一義的に目標回転数fnを決定しても良い。
【0085】また、上記各実施形態では、各保護値を超
えたときに、コンプレッサ14の回転数を変えることに
よって保護制御を行っているが、例えば、コンプレッサ
の容量を変えることによって行っても良い。
【0086】また、上記各実施形態では、コンプレッサ
14が起動してから所定時間、第2保護値SPb、SP
cを低くするとともに、高圧側第2保護値SPbと低圧
側第2保護値SPcとの偏差を大きくするという制御処
理を冷房モード時のみに行ったが、これに限らず、暖房
モード時にも行っても良い。
【0087】また、上記各実施形態では、ファジー推論
に基づいて吹出温度制御を行ったが、これに限らない。
【0088】また、上記各実施形態では、本発明を電気
自動車用空調装置に適用した形態を説明したが、これに
限らず、エンジン車用およびハイブリッド車用空調装
置、家庭用空調装置に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における電気自動車用空調
装置の構成図である。
【図2】上記実施形態の制御系の構成を示すブロック図
である。
【図3】マイクロコンピュータが行う制御処理を示すフ
ローチャートである。
【図4】冷房モード、送風モード、暖房モードの切替制
御に用いるマップである。
【図5】冷房モード時に用いるメンバシップ関数であ
る。
【図6】冷房モード時に用いるファジールール表であ
る。
【図7】暖房モード時に用いるメンバシップ関数であ
る。
【図8】暖房モード時に用いるファジールール表であ
る。
【図9】コンプレッサ14の保護制御処理を示すフロー
チャートである。
【図10】従来技術おける圧縮機起動時の高圧圧力、目
標回転数、および回転数の特性を示すグラフである。
【符号の説明】
9…冷凍サイクル、 10…室内エバポレータ(蒸発器)、 11…室内コンデンサ(凝縮器)、 14…コンプレッサ(圧縮機)、 15…室外熱交換器(凝縮器、蒸発器)、 16…暖房用キャピラリチューブ(減圧手段)、 17…冷房用キャピラリチューブ(減圧手段)、 18…アキュムレータ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を圧縮する圧縮機(14)、冷媒を
    凝縮させる凝縮器(11、15)、冷媒を減圧する減圧
    手段(16、17)、冷媒を蒸発させる蒸発器(10、
    15)、および前記蒸発器(10、15)と前記圧縮機
    (14)との間に設けられて冷媒を気液分離するアキュ
    ムレータ(18)を接続してなる冷凍サイクル(9)
    と、 前記圧縮機(14)の目標能力を設定する目標能力設定
    手段(S160)と、 前記目標能力設定手段(S160)によって設定された
    目標能力に基づいて前記圧縮機(14)の能力を制御す
    る圧縮機制御手段(26、S160)とを備え、 前記圧縮機(14)の故障を防止するために設定された
    第1保護値と、前記冷凍サイクル(9)の高圧圧力が前
    記第1保護値に到達することを抑制するために、前記第
    1保護値よりも低く設定された第2保護値とを有し、前
    記高圧圧力が前記第2保護値を超えたときに、前記圧縮
    機(14)の能力を強制的に保持あるいは低下するとと
    もに、前記高圧圧力が前記第1保護値を超えたときに、
    前記圧縮機(14)を強制的に停止させる圧縮機保護手
    段(S210〜S290)を備えた空調装置において、 前記圧縮機保護手段(S210〜S290)は、前記圧
    縮機(14)が起動してから所定時間経過するまでの前
    記第2保護値を、前記所定時間経過後の前記第2保護値
    に比べて低くすることを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 前記第2保護値として少なくとも高圧側
    第2保護値を有し、 前記圧縮機保護手段(S210〜S290)は、前記高
    圧圧力が前記高圧側第2保護値を超えたときに、前記圧
    縮機(14)の能力を強制的に低下させるとともに、前
    記圧縮機(14)が起動してから前記所定時間経過する
    までの前記高圧側第2保護値を、前記所定時間経過後の
    前記高圧側第2保護値に比べて低くすることを特徴とす
    る請求項1記載の空調装置。
  3. 【請求項3】 前記第2保護値として少なくとも低圧側
    第2保護値を有し、 前記圧縮機保護手段(S210〜S290)は、前記高
    圧圧力が前記低圧側第2保護値を超えたときに、前記圧
    縮機(14)の能力を強制的に保持するとともに、前記
    圧縮機(14)が起動してから前記所定時間経過するま
    での前記低圧側第2保護値を、前記所定時間経過後の前
    記低圧側第2保護値に比べて低くすることを特徴とする
    請求項1または2記載の空調装置。
  4. 【請求項4】 前記第2保護値として、高圧側第2保護
    値と、この第2高圧保護値よりも低く設定された低圧側
    第2保護値とを有し、 前記圧縮機保護手段(S210〜S290)は、前記高
    圧圧力が前記低圧側第2保護値を超えたときに、前記圧
    縮機(14)の能力を強制的に保持するとともに、前記
    高圧圧力が前記高圧側第2保護値を超えたときに、前記
    圧縮機(14)の能力を強制的に低下させ、更に、前記
    圧縮機(14)が起動してから前記所定時間経過するま
    での前記低圧側第2保護値を、前記所定時間経過後の前
    記低圧側第2保護値に比べて低くすることを特徴とする
    請求項1または2記載の空調装置。
  5. 【請求項5】 冷媒を圧縮する圧縮機(14)、冷媒を
    凝縮させる凝縮器(11、15)、冷媒を減圧する減圧
    手段(16、17)、冷媒を蒸発させる蒸発器(10、
    15)、および前記蒸発器(10、15)と前記圧縮機
    (14)との間に設けられて冷媒を気液分離するアキュ
    ムレータ(18)を接続してなる冷凍サイクル(9)
    と、 前記圧縮機(14)の目標能力を設定する目標能力設定
    手段(S160)と、 前記目標能力設定手段(S160)によって設定された
    目標能力に基づいて前記圧縮機(14)の能力を制御す
    る圧縮機制御手段(26、S160)とを備え、 前記圧縮機(14)の故障を防止するために設定された
    第1保護値と、冷凍サイクル(9)の高圧圧力が前記第
    1保護値に到達することを抑制するために前記第1保護
    値よりも低く設定された第2保護値を有し、 前記第2保護値には、高圧側第2保護値と、この高圧側
    第2保護値よりも低く設定された低圧側第2保護値とが
    設けられ、 前記冷凍サイクル(9)の高圧圧力が前記低圧側第2保
    護値を超えたときに、前記圧縮機(14)の能力を強制
    的に保持し、前記高圧圧力が前記高圧側第2保護値を超
    えたときに、前記圧縮機(14)の能力を強制的に低下
    させ、前記高圧圧力が前記第1保護値を超えたときに、
    前記圧縮機(14)を強制的に停止させる圧縮機保護手
    段(S210〜S290)を備えた空調装置において、 前記圧縮機保護手段(S210〜S290)は、前記圧
    縮機(14)が起動してから所定時間経過するまでの前
    記高圧側第2保護値と前記低圧側第2保護値との偏差
    を、前記所定時間経過後の前記偏差に比べて大きくする
    ことを特徴とする空調装置。
  6. 【請求項6】 前記減圧手段(16、17)は固定絞り
    であることを特徴とする請求項1ないし5いずれか1つ
    に記載の空調装置。
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