JP2008285029A - 車両用空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 圧縮機30A,30Bと、コンデンサ22と、膨張弁14と、エバポレータ12とから冷凍サイクル41が構成されるとともに、コンデンサ22およびファンモータ25により駆動されるコンデンサファン24を備えたコンデンサユニット20がバス車両1の床下に搭載される車両用空気調和装置9において、低外気温下での運転時、コンデンサファン24を停止した状態で圧縮機30A,30Bを駆動し、コンデンサファン24を遅延駆動する制御部50を備えている。
【選択図】 図2
Description
上述のように、コンデンサユニットをバス車両の床下部分にレイアウトした車両用空気調和装置にあっては、冬期の積雪時に、冷房または除湿運転する場合の積雪対策が1つの課題となっている。
すなわち、本発明にかかる車両用空気調和装置は、圧縮機と、コンデンサと、膨張弁と、エバポレータとから冷凍サイクルが構成されるとともに、前記コンデンサおよびファンモータにより駆動されるコンデンサファンを備えたコンデンサユニットがバス車両の床下に搭載される車両用空気調和装置において、低外気温下での運転時、前記コンデンサファンを停止した状態で前記圧縮機を駆動し、前記コンデンサファンを遅延駆動する制御部を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、冬期等の低外気温下での運転時、制御部により、コンデンサファンを停止した状態で圧縮機を駆動し、コンデンサファンを遅延駆動するようにしている。このため、仮に積雪によりコンデンサファンがロックされていた場合でも、コンデンサファンが遅延駆動されるまでの間にコンデンサからの放熱によって積雪を融解し、その後にコンデンサファンを駆動することができる。従って、積雪によりコンデンサファンがロックされることによるファンの損傷やファンモータの電流ヒューズの溶断等を防止し、車両用空気調和装置を正常に運転することができる。
本発明によれば、制御部が、高圧圧力の上昇を検知し、例えば、圧力の時間変化率等から、高圧圧力の上昇が早すぎるような場合には、圧縮機の押しのけ量を減少させるようにしている。このため、コンデンサファンを停止したままで、高圧圧力の上昇スピードを抑制し、積雪の融解を優先させることができる。そして、積雪が融解した後、目標の能力が得られるように圧縮機およびコンデンサファンを運転することができる。従って、積雪が多い場合でも、確実にコンデンサファンのロックを解消して、安全に車両用空気調和装置を運転することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態にかかる車両用空気調和装置9を搭載したバス車両1の概略斜視図が示され、図2には、その車両用空気調和装置9の冷媒回路図が示されている。バス車両1は、その後方部に走行用ディーゼルエンジン2が搭載され、このディーゼルエンジン2を駆動源として走行される。また、バス車両1には、走行用ディーゼルエンジン2により駆動される圧縮機を備えた車両用の空気調和装置9が搭載される。
冬期等の低外気温下で空気調和装置9を運転する場合、運転スイッチ51がオンされると、制御部50は、外気温センサ52および高圧圧力センサ53の検出値から積雪の可能性を判定し、積雪の可能性があれば、コンデンサファン24Aないし24Dを停止した状態のまま、電磁クラッチ31A,31Bをオンして圧縮機30A,30Bを駆動し、コンデンサファン24Aないし24Dの駆動を遅延する。このため、仮に積雪によりコンデンサファン24Aないし24Dがロックされていた場合でも、コンデンサファン24Aないし24Dが遅延駆動されるまでの間にコンデンサ22から放熱される熱によって積雪を融解することができる。
このため、積雪が融解したことを確認しながら、上段側のコンデンサファン24A,24B、下段側のコンデンサファン24C,24Dを順次駆動することができる。これによって、積雪によりコンデンサファン24Aないし24Dがロックされることによるファンの損傷やファンモータ25の電流ヒューズの溶断等を確実に防止し、車両用空気調和装置1を正常に運転することができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図2を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、積雪の融解を検知する検知の仕方が異なっている。その他の点については第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態は、第1実施形態の高圧圧力センサ53に加えて、あるいは高圧圧力センサ53に代えて、ファンモータ25に供給する電流の電流値を検出する電流センサ54、コンデンサ22の下方部の伝熱管または表面温度を検出する温度センサ55、もしくはコンデンサ22を通過する前後の空気温度を検出する温度センサ56A,56Bのいずれか1つ以上を検知するようにしている。
次に、本発明の第3実施形態について、図2を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、積雪量が多く、積雪が融解され難い場合の対策を組み込んでいる点が異なる。その他の点については第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態では、制御部50に、高圧圧力センサ53により検知される高圧圧力の上昇が早すぎる場合に、圧縮機30A,30Bの押しのけ量を減少させる機能を持たせるようにしている。
次に、本発明の第4実施形態について、図2を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、除湿運転時におけるコンデンサファン24の運転の仕方が異なる。その他の点については第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態では、低外気温下での除湿運転時、制御部50は、圧縮機30A,30Bがオン/オフされても、それに連動することなく、コンデンサファン24Aないし24Dを継続駆動するように構成されている。なお、除湿運転は、除湿スイッチ57をオンすることにより行われる。
9 車両用空気調和装置
12 エバポレータ
14 膨張弁
20 コンデンサユニット
22 コンデンサ
24、24A,24B,24C,24D コンデンサファン
25 ファンモータ
30A,30B 圧縮機
50 制御部
52 外気温センサ
53 高圧圧力センサ
54 電流センサ
55,56A,56B 温度センサ
57 除湿運転スイッチ
Claims (5)
- 圧縮機と、コンデンサと、膨張弁と、エバポレータとから冷凍サイクルが構成されるとともに、前記コンデンサおよびファンモータにより駆動されるコンデンサファンを備えたコンデンサユニットがバス車両の床下に搭載される車両用空気調和装置において、
低外気温下での運転時、前記コンデンサファンを停止した状態で前記圧縮機を駆動し、前記コンデンサファンを遅延駆動する制御部を備えていることを特徴とする車両用空気調和装置。 - 前記コンデンサファンは、鉛直方向に配設される前記コンデンサに対して少なくとも上下2段に設けられ、
前記制御部は、前記冷凍サイクルにおける高圧圧力が第1の閾値を超えたとき、前記上段側の前記コンデンサファンを駆動し、前記高圧圧力が第2の閾値を超えたとき、前記下段側の前記コンデンサファンを駆動することを特徴とする請求項1に記載の車両用空気調和装置。 - 前記制御部は、前記高圧圧力および/または前記ファンモータの電流値、前記コンデンサ下方部の伝熱管または表面温度、もしくは前記コンデンサ前後の空気温度のいずれか1つ以上を検知して前記コンデンサファンの駆動可否を判定することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空気調和装置。
- 前記制御部は、前記高圧圧力の上昇を検知し、その上昇が早すぎるとき、前記圧縮機の押しのけ量を減少させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用空気調和装置。
- 前記制御部は、低外気温下での除湿運転時、前記圧縮機のオン/オフと連動することなく、前記コンデンサファンを継続駆動することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用空気調和装置。
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