JP2001248233A - 構造材同士の接合工法及び金物 - Google Patents

構造材同士の接合工法及び金物

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JP2001248233A JP2000108745A JP2000108745A JP2001248233A JP 2001248233 A JP2001248233 A JP 2001248233A JP 2000108745 A JP2000108745 A JP 2000108745A JP 2000108745 A JP2000108745 A JP 2000108745A JP 2001248233 A JP2001248233 A JP 2001248233A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 母材と取付材を剛とする強度計算による接合
金物を使用し、部材接合部の加工において溶接の必要を
なくし、また溶接を行わずに母材の取付材取付位置に内
ダイヤフラムもしくは厚肉部を設ける事と同様な機能の
構成を可能とし、更に母材に対する加工を貫通孔を設け
るだけにする事で加工の煩雑さをなくし、溶接において
工場の規模及び機材を問わず、また更に母材の単純な形
状による在庫積み置き時及び運搬時等の単純、容易さを
合わせ持ち、そして様々な材種の各規格材や特注寸法材
を使用可能とする新規な構造材同士の接合工法及び金物
を提供する事。 【解決手段】 母材1内部においてダイヤフラムの機能
を果たす接合金物4を、母材側面に設けた貫通孔11に
合わせて母材内部に設け、取付材2に取り付けた取付金
物12を介して、且つ母材側面の貫通孔11を通して接
合金物4にボルトを挿入し、締め付け接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、母材と取付材を剛
とする強度計算による接合金物を使用し、部材接合部の
加工において溶接の必要をなくし、また溶接を行わずに
母材の取付材取付位置に内ダイヤフラムの機能を構成す
る事を可能とし、更に母材に対する加工を貫通孔を設け
るだけにする事で加工の煩雑さをなくし、溶接において
工場の規模及び機材を問わず、また更に母材の単純な形
状による在庫積み置き時及び運搬時等の単純、容易さを
合わせ持ち、そして様々な材種の各規格材や特注寸法部
材を使用可能とし、他の接合部をボルト接合とすれば、
すべての接合部で溶接を行う事なく、ボルト接合だけで
構成する事が可能な新規な構造材同士の接合工法及び金
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨柱と梁を接合する場合、図1
6のように鉄骨柱を鉄骨梁のフランジ高さで切断し、こ
の切断面に補強用のダイヤフラムを溶接し、更にダイヤ
フラムの端面にブラケットを溶接し、鉄骨柱を建て込ん
でから、梁を複数の継手を介して前記ブラケットにボル
ト接合する工法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のダイヤフラムを
形成する鉄骨柱の接合工法では、梁を接合する鉄骨柱の
仕口部を切断してその切断面にダイヤフラムを溶接する
と共に、ダイヤフラムの端面に梁のブラケットを溶接し
なければならず、煩雑な加工と溶接を伴う。また鉄骨柱
は、ブラケットを溶接した状態で積み置き、運搬等を行
わなければならず、積み置き、運搬等が困難なものとな
る。
【0004】従って、本発明の目的は、母材と取付材を
剛とする強度計算による接合金物を使用し、部材接合部
の加工において溶接の必要をなくし、また溶接を行わず
に母材の取付材取付位置に内ダイヤフラムの機能を構成
する事を可能とし、更に母材に対する加工を貫通孔を設
けるだけにする事で加工の煩雑さをなくし、溶接におい
て工場の規模及び機材を問わず、また更に母材の単純な
形状による在庫積み置き時及び運搬時等の単純、容易さ
を合わせ持ち、そして様々な材種の各規格材や特注寸法
部材を使用可能とし、他の接合部をボルト接合とすれ
ば、すべての接合部で溶接を行う事なく、ボルト接合だ
けで構成する事が可能な新規な構造材同士の接合工法及
び金物を提供する事である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決する為に次のような構成とした。即ち請求項1に記載
した発明に係る接合工法及び金物は、接合金物を母材内
部に入れ、母材側面の貫通孔と接合金物の雌ネジを合わ
せ、取付材に付けた取付金物を介し、且つ母材側面の貫
通孔を通して接合金物の雌ネジにボルトを挿入し、締め
付け接合する工法であって、前記接合金物は母材と取付
材をボルトで接合する際に垂直方向で必要になる計算結
果による必要数分の受け金物を間隔調節固定部材を使用
して間隔及び数量を合わせながら重ねて構成される事、
前記受け金物は受け部材と受け部材固定金物もしくは受
け部材のみで構成される事、前記受け部材は部材の両端
又は一端の軸芯部に雌ネジ、中央部に凹部を設け、中央
部の凹部を噛み合わせて井桁状に組んだ棒状部材や、部
材の軸芯部に雌ネジを設けただけのもの、部材の軸芯部
に雌ネジを設けただけのものを調節可能部材で繋げたも
の、既製のナット、戻り止めナット等など形状として軸
芯部に雌ネジが設けてある構造のものである事、また受
け部材は母材と取付材をボルトで接合する際に必要にな
る計算結果による必要数分平行に並べ、且つ直交方向に
も同様に平行に並べる事、受け部材固定金物には複数個
の貫通孔が設けてある事、接合金物は母材と取付材を接
合した際、内ダイヤフラムの機能を果たす事、受け金物
と受け部材は、溶接、各種固定部材、前記間隔調節固定
部材等を使用して固定する事、一つの受け金物に対して
一つの受け部材固定金物を使用する場合であれば、溶接
もしくは受け部材固定金物に設けた貫通孔、又は受け部
材の交差部に設けた貫通孔に前記各種固定部材や間隔調
節固定部材等を挿入して固定し、受け金物を構成する
事、受け部材固定金物を二つ使用する場合は、受け部材
を挟む様に配置する事以外は上記構成と同様にして受け
金物を構成する事、受け部材固定金物を使用しない場合
は、溶接もしくは受け部材の交差部に設けた貫通孔に各
種固定部材もしくは間隔調節固定部材を挿入して固定
し、受け金物を構成する事、前記受け部材の形状は四角
形に限らず、丸形、六角形、平板状、他など様々な形状
にする事が可能である事、前記受け部材固定金物は母材
形状に合わせて、母材内部に挿入可能な形状である事、
前記間隔調節固定部材は任意の間隔で受け金物を固定
し、重ねる事のできる構成の部材である事、母材は角
形、丸形、他など、母材内部に接合金物を挿入可能であ
れば形状及び材種は問わない事、取付材においても、母
材にボルト接合する工法のものであれば材種及び構成等
は問わない事、母材側面には母材と取付材をボルトで接
合する際に必要となる計算結果による必要数分貫通孔を
設ける事等を特徴とする。
【0006】上記特徴により母材、取付材の材料に関わ
らず、母材と取付材をボルトで接合する構成のものであ
れば接合する事が可能になり、また母材内部に接合金物
を挿入する事により、内ダイヤフラムの機能を構成する
事ができ、更に間隔調節固定部材を使用して受け金物を
複数個重ねられる事及び受け部材を複数本平行に並べら
れる事により、様々な材種の各規格材や特注寸法の取付
材を接合する事が可能になり、また更に母材の加工が貫
通孔を設ける事のみであるので、加工の煩雑さを無くす
事、現場において取付材の位置を変更する事及び溶接に
おいて工場の規模及び機材を問わなくする事も可能にな
り、また在庫積み置き、運搬等時における安全性、容易
さ等を得られるという特徴を持つ。
【0007】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図1は接合する部材とし
て柱(母材)と梁(取付材)の接合工法及び金物の実施
例の一例を示した説明用分解斜視図であり、柱1に梁
2、3を接合し、平面L字状に接合してなる。受け部材
6を井桁状に組み合わせ、受け部材固定金物7で上下か
ら挟み、間隔調節固定部材10で固定しながら重ねた接
合金物4を前記柱1の内部に挿入し、ボルトをL形及び
平鋼からなる取付金物12を介して且つ柱1側面に設け
た貫通孔11を通し、接合金物4の雌ネジ8に挿入し、
締め付け接合し、前記取付金物12に前記梁2、3を接
合してなるものである。
【0008】上記構成を図1に基づいて詳細に説明する
と、棒状部材の両端の軸芯部に雌ネジ8、中央部に凹部
を設けた受け部材6を平行に並べ、且つ直交方向にも並
べ、中央部の凹部を噛み合わせて井桁状に組み、貫通孔
9を設けてある受け部材固定金物7で挟んだものが受け
金物5であり、前記貫通孔9に間隔調節固定部材10を
挿入、固定しながら受け金物5を重ねたものが接合金物
4である。
【0009】上記構成のように雌ネジ部8を縦横両方向
に、必要な間隔で、且つ必要本数分自由に配する事がで
きる構成にする事で、様々な材種の各規格材や特注寸法
の取付材に対応する事が可能になり、また受け部材固定
金物7及び受け部材6から構成される接合金物4を母材
1内部に設ける構成にする事により、接合金物4が内ダ
イヤフラムの機能を果たす事ができ、更に母材1に直接
取付材2を接合する構成ではなく、母材1内部に接合金
物4を挿入し、ボルトで母材1と取付材2を接合する構
成にする事で、母材及び取付材の材種や形状に関わらず
様々な材種の部材の接合に使用可能であるという特徴を
持つ。
【0010】また更に、柱1に貫通孔11を設ける事以
外の加工をしていない事から、母材に対する加工を最小
限のものとする事及び溶接において工場の規模や機材を
問わなくする事ができ、母材が突出部分のない単純な形
状のものとする事で、在庫積み置き時や運搬時等におい
て容易で安全なものとする事ができるという特徴を持
つ。
【0011】そして取付金物12はL形及び平鋼に限ら
ず、その他の形状の金物とする事も可能であり、またフ
ィラープレート等を介して接合するものとしてもよい。
【0012】図2、3は接合する部材として柱(母材)
と梁(取付材)との接合工法及び金物の実施例の一例を
示した図1の平面図、立面図であり、柱1に梁2、3を
接合し、平面L字状に接合してなる。
【0013】図4は図1に記載の受け金物5の実施例の
一例を示した説明用分解斜視図であり、受け部材14を
受け部材固定金物7の周辺部に配し、上方より前記金物
7で挟み、受け金物13を構成したものである。
【0014】上記構成において受け金物13は図1に記
載の受け金物5の受け部材6の中央部をなくし、軸芯部
に雌ネジ8が設けてある端部だけの受け部材14を使用
しているものであり、前記以外の構成は図1に記載の接
合金物4と同様なものであり、同様の特徴を持つ。
【0015】図5は図1に記載の受け金物5の実施例の
一例を示した説明用分解斜視図であり、一つの受け部材
固定金物7を使用して受け金物15を構成したものであ
る。
【0016】上記構成において受け金物15は図1に記
載の受け金物5の受け部材固定金物7を一つ使用し、受
け部材6と受け部材固定金物7を各種固定部材32で固
定したものであり、前記以外の構成は図1に記載の接合
金物4と同様なものであり、同様の特徴を持つ。
【0017】図6は図1に記載の受け金物5の実施例の
一例を示した説明用分解斜視図であり、受け部材6のみ
で受け金物16を構成したものである。
【0018】図7は図1に記載の取付金物12の他の実
施例を示した説明用分解斜視図であり、取付金物12と
してエンドプレートを梁2、3に溶接し、エンドプレー
ト付取付材と接合金物4を母材側面の貫通孔11を介し
てボルトで接合したものである。
【0019】図8は図1に記載の取付金物12の他の実
施例を示した説明用分解斜視図であり、図7と同様に取
付金物12としてエンドプレート使用したものである。
【0020】図9は図1に記載の取付金物12の他の実
施例を示した説明用分解斜視図であり、取付金物12と
してエンドプレートを溶接したブラケットと梁継手を使
用し、前記ブラケットと接合金物4を母材側面の貫通孔
11を介してボルトで接合し、前記ブラケットと梁2、
3を梁継手を使用してボルト接合したものである。
【0021】これまでに述べてきた様に取付金物は図
1、図7、図8、図9の様な母材と取付材をボルトで接
合する構成のものであれば形状は問わず、この事から母
材と取付材の接合方法をボルトによる構成にすれば、鉄
骨以外の材種の各規格材や特注寸法材を使用する事が可
能になるという特徴を持つ。
【0022】図10は接合する部材として梁(母材)と
小梁(取付材)の接合工法及び金物の実施例の一例を示
した説明用分解斜視図であり、梁17に小梁18を接合
し、平面T字状に接合してなる。前記梁17に接合金物
19をボルト接合し、その後前記小梁18と接合金物1
9を取付金物20でボルト接合してなるものであり、前
記梁17の小梁18の付いた面の相対する面にも接合金
物19をボルト接合し、そして前記接合金物19にスチ
フナプレート23をボルト接合し、スチフナとする。
【0023】上記構成において接合金物19はL形プレ
ート21に、垂直に受けプレート22を設けたものであ
り、L形プレート21、受けプレート22それぞれに貫
通孔が設けてある。また梁17の上下フランジとウェブ
にも貫通孔が設けてあり、前記接合金物19を上下フラ
ンジとウェブ両面にボルト接合する。更に小梁18のウ
ェブにも貫通孔が設けてあり、取付金物20に設けた貫
通孔を介して取付金物20を片面だけボルトで引っかけ
ておく。前記小梁18を梁17に接合する際、取付金物
20を小梁18のウェブと接合金物19の受けプレート
22を両面から挟むように接合金物19とボルト接合す
る。そして梁17の小梁18の付かない面の接合金物1
9にはスチフナプレート23をボルト接合し、スチフナ
としている。
【0024】上記構成や請求項1に記載の接合金物及び
工法によりボルト接合だけによる接合を行う事が可能に
なり、他の部位においてもボルト接合のみによる接合を
行えば、部材接合部の加工において溶接を行う必要が無
くなる。
【0025】図11、12は接合する部材として梁(母
材)と小梁(取付材)との接合工法及び金物の実施例の
一例を示した図10の平面図、立面図である。
【0026】図13は接合する部材として梁(母材)と
小梁(取付材)の接合工法及び金物の実施例の一例を示
した説明用分解斜視図であり、図10に記載の接合金物
19の受けプレート22がL形プレート21の端面に垂
直に設けられている事以外は図10と同様なものであ
る。
【0027】図14、15は接合する部材として梁(母
材)と小梁(取付材)との接合工法及び金物の実施例の
一例を示した図13の平面図、立面図である。
【0028】図16は接合する部材として柱(母材)と
梁(取付材)の接合工法の従来の例を示した説明用分解
斜視図であり、柱24に梁25を接合し、平面L字状に
接合してなる。前記柱24にダイヤフラム26を溶接
し、更にブラケット27を溶接し、前記梁23の端部と
ブラケット27を複数の梁継手28を介して、ボルト接
合してなるものである。
【0029】図17は接合する部材として梁(母材)と
小梁(取付材)の接合工法の従来の例を示した説明用分
解斜視図であり、梁29に小梁30を接合し、平面T字
状に接合してなる。前記梁29にがゼットプレート31
を溶接し、前記小梁30とガゼットプレート31をボル
ト接合してなるものである。
【0030】
【発明の効果】本発明は、母材と取付材を剛とする強度
計算による接合金物を使用し、部材接合部の加工におい
て溶接の必要をなくし、また溶接を行わずに母材の取付
材取付位置に内ダイヤフラムの機能を構成する事を可能
とし、更に母材に対する加工を貫通孔を設けるだけにす
る事で加工の煩雑さをなくし、溶接において工場の規模
及び機材を問わず、また更に母材の単純な形状による在
庫積み置き時及び運搬時等の単純、容易さを合わせ持
ち、そして様々な材種の各規格材や特注寸法部材を使用
可能とし、他の接合部をボルト接合とすれば、すべての
接合部で溶接を行う事なく、ボルト接合だけで構成する
事が可能な新規な構造材同士の接合工法及び金物であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2の接合工法及び金物の一実施形態
を示す説明用分解斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の立面図である。
【図4】請求項1の接合金物の一実施形態を示す説明用
分解斜視図である。
【図5】請求項1の接合金物の一実施形態を示す説明用
分解斜視図である。
【図6】請求項1の接合金物の一実施形態を示す説明用
分解斜視図である。
【図7】請求項3の接合工法の一実施形態を示す説明用
分解斜視図である。
【図8】請求項3の接合工法の一実施形態を示す説明用
分解斜視図である。
【図9】請求項4の接合工法の一実施形態を示す説明用
分解斜視図である。
【図10】他の部位における接合工法の一実施形態を示
す説明用分解斜視図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】図10の立面図である。
【図13】他の部位における接合工法の一実施形態を示
す説明用分解斜視図である。
【図14】図13の平面図である。
【図15】図13の立面図である。
【図16】構造材同士の接合工法及び金物の従来の実施
形態を示す説明用分解斜視図である。
【図17】他の部位における接合工法の従来の実施形態
を示す説明用分解斜視図である。
【符号の説明】
1、17、24、29 母材 2、3、18、25、30 取付材 4、19 接合金物 5、13、15、16 受け金物 6、14 受け部材 7 受け部材固定金物 8 受け部材の雌ネジ部 9、11 貫通孔 10 間隔調節、固定部材 12、20 取付金物 21 L形プレート 22 受けプレート 23 スチフナプレート 26 ダイヤフラム 27 ブラケット 28 梁継手 31 ガゼットプレート 32 各種固定部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月29日(2000.9.2
9)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 構造材同士の接合工法及び金物
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、母材と取付材を
剛とする強度計算による接合金物を使用し、部材接合部
の加工において溶接の必要をなくし、また溶接を行わず
に母材の取付材取付位置に内ダイヤフラムもしくは厚肉
部を設ける事と同様な機能の構成を可能とし、更に母材
に対する加工を貫通孔を設けるだけにする事で加工の煩
雑さをなくし、溶接において工場の規模及び機材を問わ
ず、また更に母材の単純な形状による在庫積み置き時及
び運搬時等の単純、容易さを合わせ持ち、そして様々な
材稙の各規格材や特注寸法部材を使用可能とし、他の接
合部も同様な接合とすれば、すべての接合部で溶接を行
必要のない構成とする事が可能な新規な構造材同士の
接合工法及び金物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、鉄骨柱と梁を接合する場合、図
16のように鉄骨柱を鉄骨梁のフランジ高さで切断し、
この切断面に補強用のダイヤフラムを溶接し、更にダイ
ヤフラムの端面にブラケットを溶接し、鉄骨柱を建て込
んでから、梁を複数の継手を介して前記ブラケットにボ
ルト接合する工法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上述のダイヤフラム
を形成する鉄骨柱の接合工法では、梁を接合する鉄骨柱
の仕口部を切断してその切断面にダイヤフラムを溶接す
ると共に、ダイヤフラムの端面に梁のブラケットを溶接
しなければならず、煩雑な加工と溶接を伴う。また鉄骨
柱は、ブラケットを溶接した状態で積み置き、運搬等を
行わなければならず、積み置き、運搬等が困難なものと
なる。
【0004】 従って、本発明の目的は、母材と取付材
を剛とする強度計算による接合金物を使用し、部材接合
部の加工において溶接の必要をなくし、また溶接を行わ
ずに母材の取付材取付位置に内ダイヤフラムもしくは厚
肉部を設ける事と同様な機能の構成を可能とし、更に母
材に対する加工を貫通孔を設けるだけにする事で加工の
煩雑さをなくし、溶接において工場の規模及び機材を問
わず、また更に母材の単純な形状による在庫積み置き時
及び運搬時等の単純、容易さを合わせ持ち、そして様々
な材種の各規格材や特注寸法部材を使用可能とし、他の
接合部も同様な接合とすれば、すべての接合部で溶接を
行う必要のない構成とする事が可能な新規な構造材同士
の接合工法及び金物を提供する事である。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明は上述の課題を
解決する為に次のような構成とした。即ち請求項1・2
・3・4に記載した発明に係る接合工法及び金物は、接
合金物を母材内部に入れ、母材側面の貫通孔と接合金物
の雌ネジを合わせ、取付材に付けた取付金物を介し、且
つ母材側面の貫通孔を通して接合金物の雌ネジに取付部
を挿入し、締め付け接合する工法であって、前記接合
金物は母材と取付材を接合する際に垂直方向で必要にな
る計算結果による必要数分の受け金物を間隔調節固定部
材を使用して間隔及び数量を合わせながら重ねて、もし
くは受け金物のみで構成される事、前記受け金物は受け
部材と受け部材固定金物もしくは受け部材のみで構成さ
れる事、前記受け部材は部材の両端又は一端の軸芯部に
雌ネジ、中央部に凹部を設け、中央部の凹部を噛み合わ
せて井桁状に組んだ棒状部材や、部材の軸芯部に雌ネジ
を設けただけのもの、部材の軸芯部に雌ネジを設けただ
けのものを調節可能部材で繋げたもの、既製のナット、
戻り止めナット等など形状として軸芯部に雌ネジが設け
てある構造のものである事、また受け部材は母材と取付
材を接合する際に必要になる計算結果による必要数分平
行に並べ、且つ直交方向にも同様に平行に並べる事、受
け部材固定金物には複数個の貫通孔が設けてある事、接
合金物は母材と取付材を接合した際、内ダイヤフラムの
機能を果たす事、受け部材固定金物と受け部材は、溶
接、各種固定部材、間隔調節固定部材等を使用して固定
する事、一つの受け金物に対して一つの受け部材固定金
物を使用する場合であれば、溶接もしくは受け部材固定
金物に設けた貫通孔、又は受け部材に設けた貫通孔もし
くは長円孔に前記各種固定部材や間隔調節固定部材等を
挿入して固定し、受け金物を構成する事、受け部材固定
金物を二つ使用する場合は、受け部材を挟む様に配置す
る事以外は上記構成と同様にして受け金物を構成する
事、受け部材固定金物を使用しない場合は、溶接もしく
は受け部材に設けた貫通孔もしくは長円孔に各種固定部
材もしくは間隔調節固定部材を挿入して固定し、受け金
物を構成する事、前記受け部材の形状は四角形に限ら
ず、丸形、六角形、平板状、他など様々な形状にする事
が可能である事、前記受け部材固定金物は母材形状に合
わせて、母材内部に挿入可能な形状である事、前記間隔
調節固定部材は任意の間隔で受け金物を固定し、重ねる
事のできる構成の部材である事、母材は角形、丸形、他
など、母材内部に接合金物を挿入可能であれば形状及び
材種は問わない事、取付材においても、母材に取付部材
接合する工法のものであれば材種及び構成等は問わな
い事、母材側面には母材と取付材を接合する際に必要と
なる計算結果による必要数分貫通孔を設ける事、前記取
付部材はワンサイドボルト、ボルト形状部材、ナット形
状部材、ワッシャー形状部材、その他で構成され、締め
付け固定する形状の部材である事等を特徴とする。
【0006】 上記特徴により母材、取付材の材料に関
わらず、母材と取付材を取付部材で接合する構成のもの
であれば接合する事が可能になり、また母材内部に接合
金物を挿入する事により、内ダイヤフラムの機能を構成
する事ができ、更に受け金物のみもしくは間隔調節固定
部材を使用して受け金物を複数個重ねられる事及び受け
部材を複数個設けられる事により、様々な材種の各規格
材や特注寸法の取付材を接合する事が可能になり、また
更に母材の加工が貫通孔を設ける事のみであるので、加
工の煩雑さを無くす事、規場において取付材の位置を変
更する事及び溶接において工場の規模及び機材を問わな
くする事も可能になり、また在庫積み置き、運搬等時に
おける安全性、容易さ等を得られるという特徴を持つ。
【0007】 請求項5に記載した発明に係る構造材同
士の接合工法及び金物は請求項1・2・3・4の持つ特
徴の他に、受け部材の端部に受け部材調節金物を設ける
事、受け部材調節金物は受け部材の長さの微調節が可能
な形状である事等を特徴とし、前記受け部材調節金物を
調節する事で母材と接合金物の隙間を無くし、密着させ
る事が可能になり、内ダイヤフラムの機能の構成が可能
になる。
【0008】 請求項6に記載した発明に係る構造材同
士の接合工法及び金物は請求項1・2・3・4の持つ特
微の他に、接合金物と母材の間にプレート状部材を挟む
ように挿入する事、プレート状部材は挿入した際に取付
部材もしくは接合金物に引っ掛かり止まる形状をしてい
る事等を特徴とし、前記プレート状部材を挿入する事で
母材と接合金物を密着させる事が可能になる。
【0009】 請求項7・8に記載した発明に係る構造
材同士の接合工法及び金物は、受け部材が母材の内側面
に接合する補強プレートと前記補強プレートに垂直に設
けられた仮止め用部材からなり、断面T字状もしくはL
字状をしている事、補強プレートの母村に接する面に溝
状の凹部を母材のビード、その他の必要があれば設ける
事、前記補強プレートには取付部材を取り付ける位置に
貫通孔もしくはネジ山を切った孔、ナット状の部材等が
必要数分設けてある事、仮止め用部材には貫通孔もしく
は長円孔が必要数分設けてある事、仮止め用部材に長円
孔を設ける事により補強プレートの位置の微調整が可能
になる事、補強プレートと仮止め用部材からなる受け部
材と受け部材固定金物と間隔調節固定部材、もしくは受
け部材と間隔調節固定部材もしくは受け部材のみで接合
金物を構成する事、請求項1・2・3・4と同様にして
母材内部に接合金物を挿入し、取付部材で取付材と接合
する事、接合した際補強プレートは母材内側面に密着さ
れ、この事で接合金物取付位置に厚肉部を設ける事と同
様な機能の構成が可能である等の特徴を持つ。
【0010】 請求項9に記載した発明に係る構造材同
士の接合工法及び金物は請求項1・2・3・4・5・6
・7・8の持つ特徴の他に、母材と取付材を取付部材で
接合した後に、コンクリート、モルタル、その他流動性
の硬化材を母材内部の接合金物取付位置に、母材上部も
しくは母材側面に設けた注入口から充填する事を特徴と
し、この事で接合金物と母材の隙間を埋め、内ダイヤフ
ラムの機能の構成が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】 発明の実施の形態を実施例にも
とづき図面を参照して説明する。図1は接合する部材と
して柱(母材)と梁(取付材)の接合工法及び金物の実
施例の一例を示した説明用分解斜視図であり、柱1に梁
2、3を接合し、平面L字状に接合してなる。受け部材
6を井桁状に組み合わせ、受け部材固定金物7で上下か
ら挟み、間隔調節固定部材10で固定しながら重ねた接
合金物4を前記柱1の内部に挿入し、ボルトをL形及び
平鋼からなる取付金物12を介して且つ柱1側面に設け
た貫通孔11を通し、接合金物4の雌ネジ8に挿入し、
締め付け接合し、前記取付金物12に前記梁2、3を接
合してなるものである。
【0012】 上記構成を図1に基づいて詳細に説明す
ると、棒状部材の両端の軸芯部に雌ネジ8、中央部に凹
部を設けた受け部材6を平行に並べ、且つ直交方向にも
並べ、中央部の凹部を噛み合わせて井桁状に組み、貫通
孔9を設けてある受け部材固定金物7で挟んだものが受
け金物5であり、前記貫通孔9に間隔調節固定部材10
を挿入、固定しながら受け金物5を重ねたものが接合金
物4である。
【0013】 上記構成のように雌ネジ部8を縦横両方
向に、必要な間隔で、且つ必要本数分自由に配する事が
できる構成にする事で、様々な材種の各規格材や特注寸
法の取付材に対応する事が可能になり、また受け部材固
定金物7及び受け部材6から構成される接合金物4を母
材1内部に設ける構成にする事により、接合金物4が内
ダイヤフラムの機能を果たす事ができ、更に母材1に直
接取付材2を接合する構成ではなく、母材1内部に接合
金物4を挿入し、ボルトで母材1と取付材2を接合する
構成にする事で、母材及び取付材の材種や形状に関わら
ず様々な材種の部材の接合に使用可能であるという特徴
を持つ。
【0014】 また更に、柱1に貫通孔11を設ける事
以外の加工をしていない事から、母材に対する加工を最
小限のものとする事及び溶接において工場の規模や機材
を問わなくする事ができ、母材が突出部分のない単純な
形状のものとする事で、在庫積み置き時や運搬時等にお
いて容易で安全なものとする事ができるという特徴を持
つ。
【0015】 そして取付金物12はL形及び平鋼に限
らず、その他の形状の金物とする事も可能であり、また
フィラープレート等を介して接合するものとしてもよ
い。
【0016】 図2、3は接合する部材として柱(母
材)と梁(取付材)との接合工法及び金物の実施例の一
例を示した図1の平面図、立面図であり、柱1に梁2、
3を接合し、平面L字状に接合してなる。
【0017】 図4は図1に記載の受け金物5の実施例
の一例を示した説明用分解斜視図であり、受け部材14
を受け部材固定金物7の周辺部に配し、上方より前記金
物7で挟み、受け金物13を構成したものである。
【0018】 上記構成において受け金物13は図1に
記載の受け金物5の受け部材6の中央部をなくし、軸芯
部に雌ネジ8が設けてある端部だけの受け部材14を使
用しているものであり、前記以外の構成は図1に記載の
接合金物4と同様なものであり、同様の特徴を持つ。
【0019】 図5は図1に記載の受け金物5の実施例
の一例を示した説明用分解斜視図であり、一つの受け部
材固定金物7を使用して受け金物15を構成したもので
ある。
【0020】 上記構成において受け金物15は図1に
記載の受け金物5の受け部材固定金物7を一つ使用し、
受け部材6と受け部材固定金物7を各種固定部材32で
固定したものであり、前記以外の構成は図1に記載の接
合金物4と同様なものであり、同様の特徴を持つ。
【0021】 図6は図1に記載の受け金物5の実施例
の一例を示した説明用分解斜視図であり、受け部材6の
みで受け金物16を構成したものである。
【0022】 図7は図1に記載の取付金物12の他の
実施例を示した説明用分解斜視図であり、取付金物12
としてエンドプレートを梁2、3に溶接し、エンドプレ
ート付取付材と接合金物4を母材側面の貫通孔11を介
してボルトで接合したものである。
【0023】 図8は図1に記載の取付金物12の他の
実施例を示した説明用分解斜視図であり、図7と同様に
取付金物12としてエンドプレート使用したものであ
る。
【0024】 図9は図1に記載の取付金物12の他の
実施例を示した説明用分解斜視図であり、取付金物12
としてエンドプレートを溶接したブラケットと梁継手を
使用し、前記ブラケットと接合金物4を母材側面の貫通
孔11を介してボルトで接合し、前記ブラケットと梁
2、3を梁継手を使用してボルト接合したものである。
【0025】 これまでに述べてきた様に取付金物は図
1、図7、図8、図9の様な母材と取付材を取付部材
接合する構成のものであれば形状は問わず、この事から
母材と取付材の接合方法を取付部材による構成にすれ
ば、鉄骨以外の材種の各規格材や特注寸法材を使用する
事が可能になるという特徴を持つ。
【0026】 図10は接合する部材として梁(母材)
と小梁(取付材)の接合工法及び金物の実施例の一例を
示した説明用分解斜視図であり、梁17に小梁18を接
合し、平面T字状に接合してなる。前記梁17に接合金
物19をボルト接合し、その後前記小梁18と接合金物
19を取付金物20でボルト接合してなるものであり、
前記梁17の小梁18の付いた面の相対する面にも接合
金物19をボルト接合し、そして前記接合金物19にス
チフナプレート23をボルト接合し、スチフナとする。
【0027】 上記構成において接合金物19はL形プ
レート21に、垂直に受けプレート22を設けたもので
あり、L形プレート21、受けプレート22それぞれに
貫通孔が設けてある。また梁17の上下フランジとウェ
ブにも貫通孔が設けてあり、前記接合金物19を上下フ
ランジとウェブ両面にボルト接合する。更に小梁18の
ウェブにも貫通孔が設けてあり、取付金物20に設けた
貫通孔を介して取付金物20を片面だけボルトで引っか
けておく。前記小梁18を梁17に接合する際、取付金
物20を小梁18のウェブと接合金物19の受けプレー
ト22を両面から挟むように接合金物19とボルト接合
する。そして梁17の小梁18の付かない面の接合金物
19にはスチフナプレート23をボルト接合し、スチフ
ナとしている。
【0028】 上記構成や請求項1に記載の接合金物及
び工法により取付部材だけによる接合を行う事が可能に
なり、他の部位においても同様な接合を行えば、部材接
合部の加工において溶接を行う必要が無くなる。
【0029】 図11、12は接合する部材として梁
(母材)と小梁(取付材)との接合工法及び金物の実施
例の一例を示した図10の平面図、立面図である。
【0030】 図13は接合する部材として梁(母材)
と小梁(取付材)の接合工法及び金物の実施例の一例を
示した説明用分解斜視図であり、図10に記載の接合金
物19の受けプレート22がL形プレート21の端面に
垂直に設けられている事以外は図10と同様なものであ
る。
【0031】 図14、15は接合する部材として梁
(母材)と小梁(取付材)との接合工法及び金物の実施
例の一例を示した図13の平面図、立面図である。
【0032】 図16は接合する部材として柱(母材)
と梁(取付材)の接合工法の従来の例を示した説明用分
解斜視図であり、柱24に梁25を接合し、平面L字状
に接合してなる。前記柱24にダイヤフラム26を溶接
し、更にブラケット27を溶接し、前記梁23の端部と
ブラケット27を複数の梁継手28を介して、ボルト接
合してなるものである。
【0033】 図17は接合する部材として梁(母材)
と小梁(取付材)の接合工法の従来の例を示した説明用
分解斜視図であり、梁29に小梁30を接合し、平面T
字状に接合してなる。前記梁29にがゼットプレート3
1を溶接し、前記小梁30とガゼットプレート31をボ
ルト接合してなるものである。
【0034】 図18は図1に記載の受け金物5の実施
例の一例を示した説明用分解斜視図であり、受け部材6
の端部にネジ山を設け、軸芯部に雌ネジ部と六角形の孔
を設けた受け部材調節金物33を接合する事で構成され
る受け部材34を使用し、井桁状に組んだものが受け金
物43である。
【0035】 上記構成において受け金物43は受け部
材固定金物7を使用せずに構成されているが、受け部材
固定金物7を一枚ないし二牧使用したものとしてもよ
く、前記以外の構成は図1に記載の接合金物4と同様な
ものであり、同様な特徽を持つ。
【0036】 図19は図7に記載の母材1、取付材2
・3、接合金物4の接合の実施例の一例を示した説明用
分解斜視図であり、母材1と接合金物4の隙間に、引っ
掛け部36が設けられたプレート状部材35を挿入し、
母材1と接合金物4を密着させたものである。
【0037】 上記構成においてプレート状部材35
は、取付材2・3を接合する為に接合金物4に挿入した
取付部材の軸部にアーチ状に削られた引っ掛け部36を
引っ掛け、止まる構成にする事で容易に挿入可能である
という特徴を持つ。
【0038】 図20は図1に記載の接合金物4の実施
例の一例を示した説明用分解斜視図であり、補強プレー
ト37と仮止め用部材38からなる受け部材44、受け
部材固定金物7、間隔調節固定部材10から構成された
ものが接合金物42である。
【0039】 上記構成において補強プレート37には
母材1に接する面に溝状の凹部39、そして取付部材を
取り付ける位置にはナット状の部材40が設けてあり、
仮止め用部材38には長円孔41が設けてある。前記長
円孔41と受け部材固定金物7の貫通孔9を介して間隔
調節固定部材10を挿入、調節、仮止めし、接合金物4
2を構成する。接合金物42を母材内部に挿入し取付部
材で母材1と取付材2を接合する事で、受け部材44は
母材1の内側面に密着され、この事で母材1の取付材接
合部に厚肉部を設ける事と同様な機能の構成が可能にな
るという特徴を持つ。
【0040】 図21は図1に記載の接合金物4の実施
例の一例を示した説明用分解斜視図であり、補強プレー
ト37と仮止め用部材38からなる受け部材44、間隔
調節固定部材10から構成されたものが接合金物45で
ある。
【0041】
【発明の効果】 本発明は、母材と取付材を剛とする強
度計算による接合金物を使用し、部材接合部の加工にお
いて溶接の必要をなくし、また溶接を行わずに母材の取
付材取付位置に内ダイヤフラムもしくは厚肉部を設ける
事と同様な機能の構成を可能とし、更に母材に対する加
工を貫通孔を設けるだけにする事で加工の煩雑さをなく
し、溶接において工場の規模及び機材を問わず、また更
に母材の単純な形状による在庫積み置き時及び運搬時等
の単純、容易さを合わせ持ち、そして様々な材種の各規
格材や特注寸法部材を使用可能とし、他の接合部も同様
接合とすれば、すべての接合部で溶接を行う必要のな
い構成とする事が可能な新規な構造材同士の接合工法及
び金物である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1、2の接合工法及び金物の一実施形
態を示す説明用分解斜視図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図1の立面図である。
【図4】 請求項1の接合金物の一実施形態を示す説明
用分解斜視図である。
【図5】 請求項1の接合金物の一実施形態を示す説明
用分解斜視図である。
【図6】 請求項1の接合金物の一実施形態を示す説明
用分解斜視図である。
【図7】 請求項3の接合工法の一実施形態を示す説明
用分解斜視図である。
【図8】 請求項3の接合工法の一実施形態を示す説明
用分解斜視図である。
【図9】 請求項4の接合工法の一実施形態を示す説明
用分解斜視図である。
【図10】 他の部位における接合工法の一実施形態を
示す説明用分解斜視図である。
【図11】 図10の平面図である。
【図12】 図10の立面図である。
【図13】 他の部位における接合工法の一実施形態を
示す説明用分解斜視図である。
【図14】 図13の平面図である。
【図15】 図13の立面図である。
【図16】 構造材同士の接合工法及び金物の従来の実
施形態を示す説明用分解斜視図である。
【図17】 他の部位における接合工法の従来の実施形
態を示す説明用分解斜視図である。
【図18】 請求項5に記載の構造材同士の接合工法及
び金物の一実施形態を示す説明用分解斜視図である。
【図19】 請求項6に記載の構造材同士の接合工法及
び金物の一実施形態を示す説明用分解斜視図である。
【図20】 請求項7に記載の構造材同士の接合工法及
び金物の一実施形態を示す説明用分解斜視図である。
【図21】 請求項8に記載の構造材同士の接合工法及
び金物の一実施形態を示す説明用分解斜視図である。
【符号の説明】 1、17、24、29 母材 2、3、18、25、30 取付材 4、19、42、45 接合金物 5、13、15、16、43 受け金物 6、14、34、44 受け部材 7 受け部材固定金物 8 受け部材の雌ネジ部 9、11 貫通孔 10 間隔調節固定部材 12、20 取付金物 21 L形プレート 22 受けプレート 23 スチフナプレート 26 ダイヤフラム 27 ブラケット 28 梁継手 31 がゼットプレート 32 各種固定部材33 受け部材調節金物 35 プレート状部材 36 プレート状部材の引っ掛け部 37 補強プレート 38 仮止め用部材 39 補強プレートの溝状の凹部 40 補強プレートの貫通孔、ネジ山を切った孔、ナッ
ト状の部材 41 仮止め用部材の貫通孔又は長円孔
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図11】
【図1】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図12】
【図14】
【図15】
【図8】
【図9】
【図10】
【図13】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月8日(2001.2.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明は上述の課題を
解決する為に次のような構成とした。即ち請求項1・2
・3・4に記載した発明に係る接合工法及び金物は、接
合金物を母材内部に入れ、母材側面の貫通孔と接合金物
の雌ネジを合わせ、取付材に付けた取付金物を介し、且
つ母材側面の貫通孔を通して接合金物の雌ネジに取付部
材を挿入し、締め付け接合する工法であって、前記接合
金物は母材と取付材を接合する際に垂直方向で必要にな
る計算結果による必要数の受け金物を間隔調節固定部材
を使用して間隔及び数量を合わせながら重ねて、もしく
は受け金物のみで構成される事、前記受け金物は受け部
材と受け部材固定金物もしくは受け部材のみで構成され
る事、前記受け部材は部材の両端又は一端の軸芯部に雌
ネジ、中央部に凹部を設け、中央部の凹部を噛み合わせ
て井桁状に組んだ棒状部材や、部材の軸芯部に雌ネジを
設けただけのもの、部材の軸芯部に雌ネジを設けただけ
のものを調節可能部材で繋げたもの、既製のナット、戻
り止めナット等、部材側面等に雌ネジ部を設けたものな
ど形状として雌ネジが設けてある構造のものである事、
また母材と取付材を接合する際に必要になる計算結果
よる必要数の受け部材を受け金物に使用する、もしくは
必要数の雌ネジ部を受け部材に設ける事、受け部材固定
金物には複数個の貫通孔もしくは長円孔が設けてある
事、接合金物は母材と取付材を接合した際、内ダイヤフ
ラムの機能を果たす事、受け部材固定金物と受け部材
は、溶接、各種固定部材、間隔調節固定部材等を使用し
て固定する事、一つの受け金物に対して一つの受け部材
固定金物を使用する場合であれば、溶接もしくは受け部
材固定金物に設けた貫通孔もしくは長円孔、又は受け部
材に設けた貫通孔もしくは長円孔に前記各種固定部材や
間隔調節固定部材等を挿入して固定し、受け金物を構成
する事、受け部材固定金物を二つ使用する場合は、受け
部材を挟む様に配置する事以外は上記構成と同様にして
受け金物を構成する事、受け部材固定金物を便用しない
場合は、溶接もしくは受け部材に設けた貫通孔もしくは
長円孔に各種固定部材もしくは間隔調節固定部材を挿入
して固定し、受け金物を構成する事、前記受け部材の形
状は四角形に限らず、丸形、六角形、平板状、他など様
々な形状にする事が可能である事、前記受け部材固定金
物は母材形状に合わせて、母材内部に挿入可能な形状で
ある事、前記間隔調節固定部材は任意の間隔で受け金物
を固定し、重ねる事のできる構成の部材である事、母材
は角形、丸形、他など、母材内部に接合金物を挿入可能
であれば形状及び材種は問わない事、取付材において
も、母材に取付部材で接合する工法のものであれば材種
及び構成等は問わない事、母材側面には母材と取付材を
接合する際に必要となる計算結果による必要数の貫通孔
を設ける事、前記取付部材はワンサイドボルト、ボルト
形状部材、ナット形状部材、ワッシャー形状部材、その
他で構成され、締め付け固定する形状の部材である事等
を特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 上記特徴により母材、取付材の材種に関
わらず、母材と取付材を取付部材で接合する構成のもの
であれば接合する事が可能になり、また母材内部に接合
金物を挿入する事により、内ダイヤフラムの機能を構成
する事ができ、更に縦横両方向に必要な間隔で、且つ必
要数自由に雌ネジ部を母材内部に設けられる事により、
様々な材種の各規格材や特注寸法の取付材を接合する事
が可能になり、また更に母材の加工が貫通孔を設ける事
のみであるので、加工の煩雑さを無くす事、現場におい
て取付材の位置を変更する事及び溶接において工場の規
模及び機材を問わなくする事も可能になり、また在庫積
み置き、運搬等時における安全性、容易さ等を得られる
という特徴を持つ。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 請求項5に記載した発明に係る構造材同
士の接合工法及び金物は請求項1・2・3・4の持つ特
徴の他に、受け部材の端部、側面部等に受け部材調節金
物を設ける事、受け部材調節金物は受け部材の長さや幅
の微調節が可能な形状である事等を特徴とし、前記受
け部材調節金物を調節する事で母材と接合金物の隙間を
無くし、密着させる事が可能になり、内ダイヤフラムの
機能の構成が可能になる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 請求項7・8に記載した発明に係る構造
材同士の接合工法及び金物は、受け部材が母材の内側面
に接合する補強プレートと前記補強プレートに垂直に設
けられた仮止め用部材からなり、断面T字状もしくはL
字状をしている事、補強プレートの母材に接する面に溝
状の凹部を母材のビード、その他の必要があれば設ける
事、前記補強プレートには取付部材を取り付ける位置に
貫通孔もしくはネジ山を切った孔、ナット状の部材等が
必要数設けてある事、仮止め用部材には貫通孔もしくは
長円孔が必要数設けてある事、仮止め用部材に長円孔を
設ける事により補強プレートの位置の微調整が可能にな
る事、補強プレートと仮止め用部材からなる受け部材と
受け部材固定金物と間隔調節固定部材、もしくは受け部
材と間隔調節固定部材もしくは受け部材のみで接合金物
を構成する事、請求項1・2・3・4と同様にして母材
内部に接合金物を挿入し、取付部材で取付材と接合する
事、接合した際補強プレートは母材内側面に密着され、
この事で接合金物取付位置に厚肉部を設ける事と同様な
機能の構成が可能である事、接合金物を母材同士の接合
金物として利用可能である事等の特徴を持つ。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 上記構成のように雌ネジ部8を縦横両方
向に、必要な間隔で、且つ必要本数自由に配する事がで
きる構成にする事で、様々な材種の各規格材や特注寸法
の取付材に対応する事が可能になり、また受け部材固定
金物7及び受け部材6から構成される接合金物4を母材
1内部に設ける構成にする事により、接合金物4が内ダ
イヤフラムの機能を果たす事ができ、更に母材1に直接
取付材2を接合する構成ではなく、母材1内部に接合金
物4を挿入し、ボルトで母材1と取付材2を接合する構
成にする事で、母材及び取付材の材種や形状に関わらず
様々な材種の部材の接合に使用可能であるという特徴を
持つ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個もしくは複数個の受け部材(6)と
    受け部材固定金物(7)もしくは受け部材(6)のみで
    ダイヤフラムの機能を構成し、溶接、各種固定部材(3
    2)、間隔調節固定部材(10)等で固定される受け金
    物(5)を間隔調節固定部材(1C)を使用して1個も
    しくは複数個必要間隔を開けて重ねた接合金物(4)
    を、母材側面に設けた貫通孔(11)に合わせて母材内
    部に設け、取付材(2)に取り付けた取付金物(12)
    を介して、且つ母材側面の貫通孔(11)を通して受け
    部材(6)にボルトを挿入し、締め付ける事で母材
    (1)と取付材(2)を接合する構造材同士の接合工法
    及び金物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の取付金物(12)とし
    てT形、L形、平鋼、他などの金物を使用する事以外の
    特徴は請求項1と同様な構造材同士の接合工法及び金
    物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の取付金物(12)とし
    てエンドプレートを使用する事以外の特徴は請求項1と
    同様な構造材同士の接合工法及び金物。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の取付金物(12)とし
    てブラケットを使用する事以外の特徴は請求項1と同様
    な構造材同士の接合工法及び金物。
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