JP2001247527A - α−アミノケトン類の製造方法 - Google Patents
α−アミノケトン類の製造方法Info
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Abstract
を提供する。 【解決手段】一般式(II)で表わされる化合物を、相
間移動触媒の存在下に、塩基および低級アルコールを反
応させた後、酸で処理することを特徴とする、一般式
(I)で表わされるα-アミノケトン類の製造方法。 【化1】 (式中、R1、R2およびR2’は、同一または相異なっ
て、水素原子、アルキル基、置換基を有していてもよい
アリ−ル基、置換基を有していてもよいヘテロアリ−ル
基または置換基を有していてもよいアラルキル基を表
し、R3は脱離基を示す。)
Description
用なα−アミノケトン類を工業的に有利に製造する方法
に関する。
コールや含窒素ヘテロ環合成原料として有用であるが、
その構造から酸性条件以外では不安定であるため、合成
法は限られたものとなる。
しては、 α−ハロケトンへのDelepineあるいはGabriel反応(J
ustus Liebigs Ann. Chem., 61, 599 (1956).)、 オキシムのスルホニルエーテルをアルコール溶媒中ア
ルコラートで処理する方法(Synthesis, 1973, 21
5.)、 アミンやイミンをハロゲン化してと同様に処理する
方法(Farmaco, Ed Sci., 20, 97 (1965).)、 α−オキシムケトンを還元する方法(J. Org. Chem.,
28, 3106 (1961).)、 α−アミノ酸やα−ハロ酸を、α−フタルイミド酸な
どのα−(保護アミノ)酸としてこれらから得られるα
−(保護アミノ)ケトンから誘導する方法(Tetrahedro
n Lett.,28, 611 (1987).)、などが知られている。
原料とする方法は、ケトンをハロゲン化するか、α−ハ
ロ酸へのFreidel−Crafts反応を行うものであるが、α
−ハロケトンは人体に刺激性であること、さらにハロゲ
ン原子をフタルイミド基やヘキサメチレンテトラミン残
基に変換したのち、これらの基を加水分解してアミノ基
とする際に、基質中の他の官能基が影響を受ける場合が
ある。
基性条件において不安定な基質中の他の官能基に影響す
る場合が多く一般性に乏しい。また、高価な塩基や溶媒
を大量に用いる必要があるため工業的に不利である。
り、の方法の場合は、α−オキシムケトンを得るため
に、取り扱いに危険が伴う亜硝酸塩やエステルを使用し
なければならない。また、の方法は保護基を用いるた
め工程数が多くなる。しかも、この方法はカルボン酸を
ケトンに変換する際にFriedel−Crafts反応が必要であ
るが、この反応に安定であり、かつ酸性条件で効率よく
脱保護可能である実用的な保護基がないという問題があ
る。
に鑑み、工業的に有利なα−アミノケトン類の製造方法
を提供することを目的とする。
ノケトン類の工業的な製造方法について鋭意研究した結
果、オキシム化合物を原料として用い、相間移動触媒の
存在下に、塩基および低級アルコールを作用させること
により、相間移動触媒反応が円滑に進行し、目的とする
α−アミノケトン類を効率よく製造できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
て、水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、
置換基を有していてもよいアリ−ル基、置換基を有して
いてもよいヘテロアリ−ル基または置換基を有していて
もよいアラルキル基を表し、R3は脱離基を示す。)で
表わされる化合物を、相間移動触媒の存在下に、塩基お
よび低級アルコールを反応させた後、酸で処理すること
を特徴とする一般式(I)
じ意味を表す。)で表わされるα−アミノケトン化合物
の製造方法を提供する。
コキシド、アルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ金
属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属水酸
化物およびアルカリ土類金属水酸化物からなる群から選
ばれる1種を用いるのが好ましい。
ノケトン類を製造することが可能となる。
本発明の製造方法において、原料化合物である前記一般
式(II)において、R 1、R2およびR2’は、同一また
は相異なって、水素原子、置換基を有していてもよいア
ルキル基、置換基を有していてもよいアリ−ル基、置換
基を有していてもよいヘテロアリ−ル基または置換基を
有していてもよいアラルキル基を表す。
のアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、オクチル、エイコサニル等の炭素数1〜20のア
ルキル基が挙げられる。
のアリール基としては、フェニル基、1−ナフチル基、
2−ナフチル基などが挙げられる。
−ル基のヘテロアリール基としては、2−ピリジル基、
3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−イミダゾリル
基、4−イミダゾリル基、5−イミダゾリル基、3−ピ
ラゾリル基、4−ピラゾリル基、5−ピラゾリル基、2
−インドリル基、3−インドリル基、キノリル基等が挙
げられる。
ル基のアラルキル基としては、ベンジル基、フェネチル
基、3−フェニルプロピル基、ジフェニルメチル基など
が挙げられる。
−ル基、アラルキル基は、1〜3個の同一または相異な
る置換基を有していてもよい。かかる置換基としては、
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル等の
C1-6アルキル基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、t
−ブトキシ、ペンチルオキシ等のC1-6アルコキシ基を
挙げることができる。
は、例えば、炭素数1〜8のアルキルカルボニル基、ア
ルケニルカルボニル基、炭素数7〜13のアラルキルカ
ルボニル基、アラルケニルカルボニル基、置換されてい
てもよいアリールカルボニル基、炭素数1〜18のアル
カンスルホニル基、炭素数7〜12のアラルキルスルホ
ニル基および置換されていてもよいアリールスルホニル
基などが挙げられる。
あるいはアルケニルカルボニル基としては、ホルミル、
アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ピ
バロイル、ヘキサノイル、オクタノイル、シクロヘキサ
ンカルボニル、アクリロイル、プロピオロイル、メタク
リロイル、クロトノイル基などが挙げられる。
しくはアラルケニルカルボニル基としては、フェニルア
セチル、β-フェニルプロピオニル、シンナミル、2-
(1-ナフタレン)プロピオニルなどが挙げられる。
ニル基のアリールカルボニルとしてはベンゾイル、1−
ナフトイル、2−ナフトイルなどが挙げられる。炭素数
1〜18のアルカンスルホニル基としては、メタンスル
ホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニ
ル、ブタンスルホニル、シクロヘキサンスルホニル、オ
クタデシルスルホニルなどが挙げられる。
としては、α−ベンジルスルホニル、2−(1−ナフチ
ルエチル)スルホニルなどが挙げられる。また、置換さ
れていてもよいアリールスルホニル基としては、ベンゼ
ンスルホニル、1-ナフタレンスルホニル、2−ナフタレ
ンスルホニルなどが挙げられる。
ニル基、置換されていてもよいアリールカルボニル基
は、それぞれ1〜3個の同一または相異なる置換基を有
していてもよい。
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原
子、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、
n−ペンチル、n−ヘキシル等の炭素数1〜6のアルキ
ル基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロ
ポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキ
シ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、n−ヘキシル
オキシなどの炭素数1〜6のアルコキシ基などを挙げる
ことができる。
ばSynthesis.,1982, 946.に記載された方法に従っ
て、対応するケトキシムを酸ハライドあるいは酸無水物
等と反応させることで容易に得ることができる。
キシド、アルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ金属
炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属水酸化
物およびアルカリ土類金属水酸化物からなる群から選ば
れる1種を用いるのが好ましい。
ウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属の炭素
数1〜6のアルコキシドが好ましい。金属アルコキシド
として、例えば、リチウムメトキシド、リチウムエトキ
シド、リチルムイソプロポキシド、リチウム t−ブト
キシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、ナトリウムイソプロポキシド、ナトリウムブトキシ
ド、ナトリウム t−ブトキシド、カリウムメトキシ
ド、カリウムエトキシド、カリウムイソプロポキシド、
カリウム t−ブトキシドなどのアルカリ金属アルコキ
シドなどが挙げられる。
マグネシウム、カルシウムなどのアルカリ土類金属の炭
素数1〜6のアルコキシドが好ましい。アルカリ土類金
属アルコキシドとして、例えば、マグネシウムメトキシ
ド、マグネシウムエトキシド、マグネシウムイソプロポ
キシド、マグネシウム t−ブトキシド、カルシウムメ
トキシド、カルシウムエトキシドなどが挙げられる。
炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどが挙
げられ、アルカリ土類金属としては、例えば、炭酸マグ
ネシウム、炭酸カルシウムなどが挙げられる。
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムな
どが挙げられ、アルカリ土類金属水酸化物としては、水
酸化マグネシウム、水酸化カルシウムなどが挙げられ
る。本発明においては、これら塩基の一種あるいは二種
以上を組み合わせて用いることができる。
としては、例えば、テトラ−N−エチルアンモニウムク
ロリド、トリオクチルメチルアンモニウムクロリド、テ
トラ−N−ブチルアンモニウムブロミド、ベンジルトリ
メチルアンモニウムクロリド等の4級アンモニウム塩、
トリトンB等の4級アンモニウム水酸化物、18−クラ
ウン−6等のクラウンエーテル類、テトラブチルホスホ
ニウムクロリド、ベンジルトリフェニルホスホニウムク
ロリド等のホスホニウム化合物が挙げられる。
としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソプロパノール、ブタノールなどの炭素数1〜6のアル
コールが挙げられる。
が出来る。一般式(II)で表される化合物、低級アル
コールおよび相間移動触媒の不活性溶媒溶液と、塩基と
を混合して得られる反応混合液を、5℃〜沸点まで好ま
しくは10〜60℃で1〜48時間好ましくは4〜18
時間攪拌する。
か、反応混合液に水を加え、分液して得られた不活性
溶媒溶液を酸と反応させるか、または、反応混合液を
ろ過・分液して得られた不活性溶媒溶液を酸と反応させ
るかのいずれかの方法により目的化合物を得ることがで
きる。
の温度範囲、好ましくは5〜40℃で1〜48時間、好
ましくは4〜18時間攪拌して行われる。この場合、低
級アルコール、相間移動触媒および塩基の不活性溶媒の
溶液を調製し、その後、一般式(II)で表される化合
物を加えて反応させることもできる。
うな低級アルコールを存在させることにより反応を進行
させることができる。低級アルコールの使用量は、一般
式(II)で表される化合物に対して1〜10当量、好
ましくは2〜5当量である。
ンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素系溶媒、ヘキサ
ン、アイソパーE等の炭化水素系溶媒、クロロホルム、
クロロベンゼン等の塩素系溶媒を挙げることができる。
ることができるが、その使用量は一般式(II)で表さ
れる化合物に対して0.001〜1当量、好ましくは
0.01〜0.1当量である。
できるが、これらの塩基は固体または溶液で用いること
ができる。溶液として用いる場合は、メタノール、エタ
ノール、水などに溶解して用いることができ、水を用い
ることが好ましい。
その塩基の飽和濃度である。固体の場合は、固体(粉)
で反応系に添加、あるいは塩基の不活性溶媒スラリーを
添加する。スラリー状で用いる場合、用いる不活性溶媒
としては前記の不活性溶媒を使用することができる。こ
れらの塩基は、一般式(II)で表される化合物の2〜
10当量、好ましくは3〜5当量使用する。
表される化合物を相関移動触媒の存在下に、塩基及び低
級アルコールを作用させたのちに、酸処理を行う。
化水素、硫酸等の一般的な酸であれば特に制限はなく、
それらの水溶液が適宜使用できるが、使用し易さの面か
らは塩酸が好ましい。使用量は塩基の1〜2当量であ
る。酸濃度は5%〜その酸の飽和濃度の範囲であるのが
好ましい。酸処理の温度は、通常−10℃〜100℃、
好ましくは0℃〜50℃である。
による分離・精製を行うことにより、目的物である一般
式(I)で表される化合物を得ることができる。一般式
(I)において、R1、R2およびR2 ’は、前記一般式
(II)で表される化合物において列記したものと同様
なものを例示することができる。
常塩の形で単離することができる。かかる塩としては、
酸処理を行う際に用いられた酸の塩が一般的であり、塩
交換反応により他の塩に誘導することもできる。一般式
(I)で表される化合物の塩としては、例えば、塩酸、
硫酸、硝酸、リン酸等の鉱酸の塩、酢酸、シュウ酸など
の有機酸の塩などが挙げられる。
スペクトルなどの各種スペクトルを測定することにより
決定することができる。
詳細に説明する。本発明はこれらに限定されるものでは
なく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、一般式(I
I)で表される化合物、相関移動触媒、塩基、低級アル
コール、反応溶媒の種類および使用量、反応温度などを
適宜選択することができる。
造
mol)、メタノール(4ml:0.1mmol)、テト
ラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(0.1g:0.3m
mol)のトルエン10ml溶液に、1−トシルオキシ
イミノ−1−フェニルエタン(25mmol:対応する
アセトフェノン3gから参考例に従って合成し、そのト
ルエン溶液をそのまま使用)トルエン溶液40mlを1
時間かけて15℃で滴下した。30℃に昇温してさらに
6時間反応させた後、ろ過・分液した。分取した有機層
を濃塩酸(7ml)に5℃で30分間かけて攪拌下に滴下
した。滴下終了後さらに3時間攪拌したのち、この混合
溶液を乾燥させて粗結晶(3.5g:収率70%)を得
た。このものをエタノール(30ml)から再結晶して、
表記化合物2.1g(収率51%)を得た。
オン塩酸塩の製造
5mol)、メタノール(7ml:0.17mol)、テ
トラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(0.62g:1.
9mmol)のベンゼン15ml溶液に、15℃で1−
トシルオキシイミノ−1−フェニル−4−メチルペンタ
ン(38.37mmol:対応する1−フェニル−4−
メチルペンタン−1−オン7.0gから参考例に従って
合成し、得られたベンゼン溶液をそのまま使用)ベンゼ
ン溶液60mlを1時間かけて15℃で滴下した。40
℃に昇温してさらに6時間反応させた後、水40mlを
加え、分液した。分取した有機層を濃塩酸(7ml)に5
℃で30分間で攪拌下に滴下した。滴下終了後さらに3
時間攪拌したのち、析出した結晶をろ過・乾燥して表記
の化合物を得た(7.7g:収率88%)。
塩の製造
mol)、メタノール(16ml:0.32mol)、テ
トラ-n-ブチルアンモニウムブロミド(0.8g:2.5
mmol)mおよびベンゼン40mlの混合溶液に、1
−トシルオキシイミノ−1,2−ジフェニルエタン
(0.1mol:対応する1,2−ジフェニルエタン−
1−オン19.6gから参考例に従って合成し、得られ
たベンゼン溶液をそのまま使用)ベンゼン溶液160m
lを1時間かけて15℃滴下した。20℃でさらに6時
間反応させた後、水100mlを加え分液した。分取し
た有機層を濃塩酸(18ml)に5℃で30分間かけて攪
拌下に滴下した。滴下終了後さらに3時間攪拌したの
ち、析出した結晶をろ過・乾燥して表記の化合物を得た
(12.0g:収率51%)。
−オン塩酸塩の製造
7mol)、メタノール(16ml:0.32mol)、
50%ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(1.
7g:3.7mmol)とトルエン(25ml)の混合溶
液に、1−トシルオキシイミノ−1−(4−クロロフェ
ニル)プロパン(0.12mol:対応する1−(4−
クロロフェニル)プロパン−1−オン20gから参考例
に従って合成し、得られたトルエン溶液をそのまま使
用)トルエン溶液220mlを1時間かけて15℃で滴
下した。20℃でさらに3時間反応させた後、水100
mlを加え、分液した。分取した有機層を4%塩酸(1
60ml)に5℃で30分間かけて攪拌下に滴下した。
反応混合物のスラリーを分析したところ、表題の化合物
18g(収率82%)が得られたことがわかった。
α−アミノケトン類を工業的に安価で効率的に製造する
ことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】一般式(II) 【化1】 (式中、R1、R2およびR2’は、同一または相異なっ
て、水素原子、アルキル基、置換基を有していてもよい
アリ−ル基、置換基を有していてもよいヘテロアリ−ル
基または置換基を有していてもよいアラルキル基を表
し、R3は脱離基を示す。)で表わされる化合物を、相
間移動触媒の存在下に、塩基および低級アルコールを反
応させた後、酸で処理することを特徴とする、一般式
(I) 【化2】 (式中、R1、R2およびR2’は前記と同じ意味を示
す。)で表わされるα-アミノケトン類の製造方法。 - 【請求項2】前記塩基として、金属アルコキシド、アル
カリ土類金属アルコキシド、アルカリ金属炭酸塩、アル
カリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属水酸化物およびアル
カリ土類金属水酸化物からなる群から選ばれる1種を用
いる、請求項1記載のα-アミノケトン類の製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000062494A JP4490543B2 (ja) | 2000-03-07 | 2000-03-07 | α−アミノケトン類の製造方法 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-03-07 JP JP2000062494A patent/JP4490543B2/ja not_active Expired - Lifetime
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