JP2001247282A - エレベータのかご - Google Patents

エレベータのかご

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JP2001247282A
JP2001247282A JP2000062816A JP2000062816A JP2001247282A JP 2001247282 A JP2001247282 A JP 2001247282A JP 2000062816 A JP2000062816 A JP 2000062816A JP 2000062816 A JP2000062816 A JP 2000062816A JP 2001247282 A JP2001247282 A JP 2001247282A
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ceiling
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Itsuki Nakajima
厳 中島
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】かご室の重量を増やすことなく、かご天井の前
端の変形を防ぐことのできるエレベータのかごを得るこ
と。 【解決手段】かご天井14Aのかご戸側に対して、断面が
U字状の補強枠16Aをスポット溶接で横に設ける。かご
枠の腕7の前端に固定した支え8Aに対して、ボルト穴
を等間隔に形成し、これらのボルト穴に対して吊り金具
15Aの上端をボルト21Aで固定する。吊り金具15Aの下
端は、補強枠16Aの前側の折り曲げ部に対してボルト21
Aで固定することで、長期に亘る運転中におけるかご天
井14Aのかご戸側の撓みを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータのかご
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、一般の乗客だけでなく荷物の搬
送にも使われる従来のロープトラクション式の人荷用エ
レベータのかごと、このかごが昇降する昇降路及び乗場
の概略構成の一例を示す縦断面図である。
【0003】図5において、ビルの一画に形成された昇
降路1は、外周がビルの壁2によって囲まれ、図5にお
いて左側に示した壁2の開口部は、エレベータの出入口
12を形成している。
【0004】昇降路1を昇降するかご3Bは、以下説明
するかご枠4Bと、このかご枠4Bに搭載される後述す
るかご室5Bで大略構成され、このうちかご枠4Bは、
昇降路1の上端に形成された図示しない機械室の巻上機
から垂下した図示しない主索の下端に接続された主索固
定棒7を介して吊り下げられている。
【0005】このかご枠4Bは、かご室5Bの両側の外
側に対称的に縦設された縦枠5と、この縦枠5の上端の
間に横設された一対の上梁6Aと、両側の縦枠5の下端
の間に横設された一対の下梁6Bで大略構成されてい
る。
【0006】このうち、縦枠5には、一対の腕7が上梁
6Aと直交方向に上梁6Aの下方の内側に対して固定さ
れ、この上梁6Aの中央部には、前述した主索固定棒7
が貫通する固定板が固定されている。
【0007】この固定板を上から貫通した各主索固定棒
7には、緩衝用の図示しないコイルばねがそれぞれ挿入
され、これらのコイルばねは、主索固定棒7の下端から
挿入された図示しないばね受やダブルナットなどで下か
ら支えられ、かごの重量で圧縮されている。
【0008】一対の腕7の図5において乗場側となる左
端の上面には、山形鋼から製作された支え8Cが横に載
置され、両端が腕7に固定されている。この支え8Cに
は、かご天井14Bの前方に載置された図示しないドア駆
動用電動機を制御する制御盤が取り付けられている。
【0009】一方、かご室5Bは、かご枠4Bの下端の
下梁6Bに下枠を介して載置されたかご床9と、このか
ご床9の左右と後部側に図示しない幅木を介して立設さ
れたかご側板10と、左右のかご側板10の前端に立設され
た出入口側板11と、これらのかご側板10及び出入口側板
11の上端に載置されたかご天井14Bで大略構成されてい
る。
【0010】このうち、出入口側板11の更に前方には、
かご室5Bの出入口で開閉されるかご戸13が図示しない
レールに懸架され、このかご戸13の下側には、このかご
戸13の下端に設けられた図示しないガイドシュが溝に遊
嵌してかご戸13を案内するかごの敷居9aが設けられて
いる。
【0011】かごが着床している場合には、このかごの
敷居9aと対置して、出入口12の床の先端には乗場の敷
居12aが位置し、この敷居12aの上方には、この敷居12
aに形成された溝に下端のガイドシュが遊嵌して、かご
戸13とともに開閉される乗場戸12bが設けられている。
【0012】かご天井14Bの前端とかご戸13及び出入口
側板11の上部の間に一般に設けられる上下方向の幅の広
い幕板は、このかご室5Bに搬入されこのかご室5Bか
ら異なる階床の出入口12に搬出される荷物の搬出入を考
慮して、この人荷用のエレベータのかご室5Bでは省か
れている。したがって、かご天井14Bとかご戸13及び乗
場戸12bの高さは、出入口12の高さとほぼ同一高さとな
っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された人荷用のエレベータのかごにおいては、かご
戸13の上方に対して幕板が設けられていないので、特に
かごの出入口の幅が広い場合には、かご天井14Bの前方
の上面に載置されたかご戸駆動用の電動機や減速機など
の重みで、かご天井14Bの前端の中央部分が長期に亘る
エレベータの稼動中に自重で徐々に垂れ下がるおそれが
ある。
【0014】すると、単にかご室の意匠性が低下するだ
けでなく、このかごを利用する一般の乗客は、中央部が
下方に垂れ下がった天井を見て不審感を感じるだけでな
く、不安感を覚えるおそれもある。
【0015】そのため、かご天井14Bの前端の上面に対
して、例えば、L字形に折り曲げた幕板に代る強固な補
強板を追加することも考えられるが、この部分にはかご
戸を駆動する前述した図示しない電動機及び減速機や、
この減速機からかご戸の間に連結された図示しないドア
駆動機構が配置されているので不可能である。
【0016】また、かご天井14Bの前端に対して、例え
ば、かご枠4Bの縦枠5や上梁6Aなどのような剛性に
優れた形鋼などを横設して、かご天井14Bの前端中央部
の変形を防ぐ方法も考えられるが、すると、かご室5B
の重量が増えるので、かごの定格積載荷重を減らさなけ
ればならなくなる。
【0017】しかも、この方法は、人荷用エレベータの
主要な仕様となる搬送する荷物の搭載量を減らさなけれ
ばならないので、採用できない。そこで、本発明の目的
は、かご室の意匠を損うことなく、かご室の重量を増や
すことなく、かご天井の前端の変形を防ぐことのできる
エレベータのかごを得ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、かご枠の上部に腕枠が固定されこの腕枠のかご戸側
に支えが横設されたエレベータのかごにおいて、かご枠
に搭載されたかご室の天井板の上面のかご戸側に補強枠
を固定し、この補強枠と支えを連結する複数の連結具を
設けたことを特徴とする。
【0019】請求項2に対応する発明は、連結具を棒材
としたことを特徴とする。請求項3に対応する発明は、
連結具をターンバックルとしたことを特徴とする。
【0020】請求項4に対応する発明は、連結具を鎖と
したことを特徴とする。請求項5に対応する発明は、連
結具を緩衝部材としたことを特徴とする。このような手
段によって、請求項1に対応する発明では、かご室の天
井板のかご戸側の垂れ下がりを連結具で防ぐとともに、
かご室の天井板の重量の増加を抑える。
【0021】また、請求項2に対応する発明では、棒材
の連結具によってかご室の天井板の重量の増加を抑え、
請求項3に対応する発明ではターンバックルによってか
ご室の天井の重量の増加を抑える。
【0022】さらに、請求項4に対応する発明では、か
ご室の天井板の重量の増加を鎖によって抑え、請求項5
に対応する発明では、天井板の重量の増加とかごの加減
速に伴うかご天井板のかご側板への急激な荷重の増加を
緩衝部材によって抑える。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータのかご
の一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発
明のエレベータのかごの第1の実施の形態を示す図で、
従来の技術で示した図5に対応する図である。また、図
2(a)は、図1のA部拡大詳細図である。
【0024】図1及び図2(a)において、従来の技術
で示した図5と異なるところは、かご枠4Aの両側に設
けられた腕7の前端の支え8Aとかご天井14Aの間に対
して、複数本の吊り金具15Aを図2(a)の拡大詳細図
で示すように縦に設けたことで、他は、図5と同一であ
る。したがって、この図5と同一要素には、同一符号を
付して説明を省略する。
【0025】すなわち、かご天井14Aのかご戸側の上面
には、薄い軟鋼板から断面がU字状に形成された補強枠
16Aが支え8の下方の位置に横に載置され、かご天井14
Aの上面に溶接で接合されている。
【0026】この補強枠16Aの前側に形成された折り曲
げ部には、複数のボルト穴が等間隔に形成されている。
一方、支え8Aの垂直部分にも、補強枠16Aに形成され
たボルト穴と対向する位置に対して、同様にボルト穴が
等間隔に形成されている。
【0027】このうち、上側の支え8Aの前面側には、
細い角棒から製作された吊り金具15Aの上端が各ボルト
穴の前面に重ねられ、この吊り金具15Aの上部に形成さ
れたボルト穴から支え8Aに挿入されたボルト21Aと、
このボルト21Aの後端から挿入されたダブルナット22で
それぞれ締め付けられている。
【0028】一方、吊り金具15Aの下端は、この吊り金
具15Aの下端に形成されたボルト穴と補強枠16Aのボル
ト穴に前方から挿入されたボルト21Aとダブルナット22
でそれぞれ締め付けられている。
【0029】このように複数本の吊り金具15Aと補強枠
16Aがかご天井14Aに組み込まれたエレベータのかごに
おいては、かご天井14Aの前端の上面に溶接された補強
枠16Aを介して、かご天井14Aの前端が剛性の高い支え
8Aに吊り金具15Aで上から支えられるので、長期に亘
るかごの運転中におけるかご天井14Aの前端の垂れ下が
りを防ぐことができる。
【0030】しかも、補強枠16Aは薄い軟鋼板で製作さ
れているので、この補強枠16Aによるかごの重量の増加
を最小限に抑えることができ、かごの定格積載荷重の低
下を防ぐことができる。図2(b)は、本発明のエレベ
ータのかごの第2の実施の形態を示す部分拡大詳細図
で、前述した第1の実施の形態で示した図2(a)に対
応する図である。
【0031】図2(b)において、第1の実施の形態で
示した図2(a)と異なるところは、腕7の前端の間に
横に設けられた支えの断面形状で、他は第1の実施の形
態で示した図2(a)と同一である。
【0032】すなわち、腕7の前端の下面側には、図1
及び図2(a)で示した支え8Aの代りに、図1のかご
天井14Aの上面に示した補強枠16Aと同形の支え8Bの
底部側が固定されている。この支え8Bには、前後に形
成された折り曲げ部に対して、ボルト穴が等間隔に形成
されている。
【0033】一方、かご天井14Aの上面に載置された補
強枠16Bの前後の曲げ部にも、上側の支え8Bに形成さ
れた各ボルト穴と対向する位置に対して、ボルト穴が対
称的に等間隔に形成されている。
【0034】上下の支え8Bと補強枠16Bの曲げ部の間
の溝には、角棒の吊り金具15Bの上下端が挿入され、こ
のうち吊り金具15Bの上端は、支え8Bの前方から吊り
金具15Bを経て支え8Bの後方に貫挿されたボルト21B
と、このボルト21Bの後端から挿入されたダブルナット
22で支え8Bに連結されている。
【0035】一方、補強枠16Bの溝に嵌合した吊り金具
15Bの下端も、補強枠16Bの前方から吊り金具15Bの下
端と補強枠16Bの後部を貫通したボルト21Bと、ダブル
ナット22で補強枠16Bに連結されている。
【0036】このように、支え8Bと補強枠16Bを吊り
金具15Bで連結されたエレベータのかごにおいても、剛
性の高い支え8Bに対して、吊り金具15Bと補強枠16B
を介してかご天井14Aの前端が上から支えられているの
で、長期に亘るエレベータの運転中においても、かご天
井14Aの前端の垂れ下がりを防ぐことができる。
【0037】また、かごの重量の増加についても、第1
の実施の形態と同様に最小限に抑えることができる。な
お、前述した第1及び第2の実施の形態において、支え
8A,8Bと補強枠16A,16Bを連結する連結具として
角棒を用いた例で説明したが、丸棒で製作された両ねじ
ボルトとしてもよい。
【0038】この場合には、かごの天井の補強枠は略凸
字状とし、上部の中央にボルト穴を形成しこの下面に溶
接ナットをあらかじめ接合し、支えの水平部分にボルト
穴を形成し、このボルト穴の上方から両ねじボルトを挿
入し、上下はボルトを省きダブルナットだけで直接固定
して、吊り金具の軽量化を図ってもよい。
【0039】次に、図3(a)は、本発明のエレベータ
のかごの第3の実施の形態を示す部分拡大斜視図で、前
述した実施の形態で示した図2(a)及び図2(b)に
対応する図である。
【0040】図3(a)において、前述した実施の形態
で示した図2(a),(b)と異なるところは、特に吊
り金具の形状で、他は、第1の実施の形態で示した図2
(a)とほぼ同一である。
【0041】すなわち、図2(a)と同様に、左右の腕
7の間に設けられた支え8Aに形成されたボルト穴と、
かご天井14Aの前方の上面に溶接された補強枠16Aに形
成された各ボルト穴には、ターンバックル17の上部棒18
Aと下部棒18Bの端部の各曲げ部が前方から挿入されて
いる。
【0042】上部棒18Aと下部棒18Bは、ターンバック
ル17を回転することによって互いの両端の間の長さが調
整され、この結果、補強枠16Aはターンバックル17によ
って支え8Aに吊り下げられている。
【0043】このように支え8Aと補強枠16Aがターン
バックル17によって連結されたエレベータのかごにおい
ては、単にターンバックル17を回転させるだけで、前述
した実施の形態で示した上下のダブルナットを回転する
ことなく連結できるので、組立作業を容易且つ迅速に行
うことができるだけでなく、上下の腕7とかご天井14A
との間の間隔の許容誤差にも、ナットの回転による調整
で容易に対応することができる。
【0044】図3(b)は、本発明のエレベータのかご
の第4の実施の形態を示す部分拡大詳細図で、前述した
実施の形態で示した図2(a),(b)及び図3(a)
に対応する図である。図3(b)において、前述した実
施の形態の図2(a),(b)及び図3(a)と異なる
ところは、吊り具の構成で、鎖19を採用したことであ
る。
【0045】上側の支え8Aは、第1及び第3の実施の
形態で示した支え8Aと同一であり、下側の補強枠16B
は、第2の実施の形態で示した図2(b)で示した補強
枠16Bと同一である。この場合には、鎖19を吊り具とし
て採用することで、吊り具を軽量化することができるの
で、かごの重量の増加を更に抑えることができる。
【0046】なお、鎖19の上端は、例えば、J形ボルト
の片側の曲げ部に係止し、J形ボルトの他側のねじ部を
支えの下の水平部に形成したボルト穴に貫通し、ダブル
ナットで上から締め付けて、段階的に変わる鎖19の長さ
とかご枠の組立誤差に対応して調整できるようにしても
よい。
【0047】図4は、本発明のエレベータのかごの第5
の実施の形態を示す部分拡大詳細図で、前述した実施の
形態で示した図2(a),(b)及び図3(a),
(b)に対応する図である。
【0048】図4において、前述した実施の形態で示し
た図2(a),(b)及び図3(a),(b)と異なる
ところは、前述した実施の形態と同様に吊り具の構成
で、コイルばねを収納した緩衝吊り具20を採用してい
る。
【0049】すなわち、図4に示した緩衝吊り具20は、
薄いステンレス鋼管から製作された案内筒20aと、この
案内筒20aの内部に収納されたコイルばね20bと、この
コイルばね20bの上端に下面が固定され外周が案内筒20
aの上端に固定された上蓋20cと、この上蓋20cの上面
に下端が固定された支持金具20eと、案内筒20aの下部
に挿入され上面がコイルばね20bに接続された下蓋20d
と、この下蓋20dの下面に接合された支持金具20fで構
成され、コイルばね20bは、以下説明するボルトなどに
よる取付によって、所定の力で張力が加えられている。
【0050】すなわち、下端の支持金具20fは、かご天
井14Aに溶接された補強16Bに前方から挿入されたボル
ト21Aで補強枠16Bに連結されている。これに対して、
上端の支持金具20eは、緩衝具20に収容されたコイルば
ね20bが所定の張力で引き伸ばされた状態でボルト21A
により支え8Aに固定されている。したがって、かご天
井14Aは、コイルばねの20bの復帰力によって前端が上
方に吊り上げられている。
【0051】このように構成された緩衝吊り具20でかご
天井14Aと支え8Aを連結したエレベータのかごにおい
ては、かごの昇降時の加減速によってかご天井14Aの中
央前端と支え8Aとの間に印加される荷重が、緩衝吊り
具20によって緩和されるので、万一の非常停止による剛
性の低いかご天井14Aに印加される応力を緩和すること
ができ、万一のかごの急停止による変形のおそれを解消
することもできる。
【0052】なお、上記実施の形態では、ロープトラク
ション式のエレベータの場合で説明したが、油圧エレベ
ータの場合でも、荷物の搬出入のためにかご室の天井の
高さが乗場の出入口の高さとほぼ同一の高さに製作され
たエレベータであれば同様に適用することができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1に対応する発明によれば、かご
枠の上部に腕枠が固定されこの腕枠のかご戸側に支えが
横設されたエレベータのかごにおいて、かご枠に搭載さ
れたかご室の天井板の上面のかご戸側に補強枠を固定
し、この補強枠と支えを連結する複数の連結具を設ける
ことで、かご室の天井板のかご戸側の垂みを連結具で防
いで、かご室の出入口の高さをほぼ乗場の出入口の高さ
と同一としたので、かご室の意匠性を損うことなく、か
ご室の重量を増やすことなく、かご天井の前端の変形を
防ぐことのできるエレベータのかごを得ることができ
る。
【0054】請求項2に対応する発明によれば、連結具
を棒材とすることで、この棒材の連結具によってかご室
の天井板の重量の増加を抑えたので、かご室の意匠性を
損うことなく、かご室の重量を増やすことなく、かご天
井の前端の変形を防ぐことのできるエレベータのかごを
得ることができる。
【0055】請求項3に対応する発明によれば、連結具
をターンバックルとすることで、このターンバックルに
よってかご室の天井板の重量の増加を抑えたので、かご
室の意匠性を損うことなく、かご室の重量を増やすこと
なく、かご天井の前端の変形を防ぐことのできるエレベ
ータのかごを得ることができる。
【0056】請求項4に対応する発明によれば、連結具
を鎖とすることで、この鎖によってかご室の天井板の重
量の増加を抑えたので、かご室の意匠性を損うことな
く、かご室の重量を増やすことなく、かご天井の前端の
変形を防ぐことのできるエレベータのかごを得ることが
できる。
【0057】請求項5に対応する発明によれば、連結具
を緩衝部材とすることで、この緩衝部材によって天井板
の重量の増加とかごの加減速に伴うかご天井板のかご側
板への急激な荷重の増加を抑えたので、かご室の意匠性
を損うことなく、かご室の重量を増やすことなく、かご
天井の前端の変形を防ぐことのできるエレベータのかご
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータのかごの第1の実施の形態
を示す右側面図。
【図2】(a)は、図1の“A”部拡大詳細図、(b)
は、本発明のエレベータのかごの第2の実施の形態を示
す部分拡大詳細図。
【図3】(a)は、本発明のエレベータのかごの第3の
実施の形態を示す部分拡大詳細図、(b)は、本発明の
エレベータのかごの第4の実施の形態を示す部分拡大詳
細図。
【図4】本発明のエレベータのかごの第5の実施の形態
を示す部分拡大詳細図。
【図5】従来のエレベータのかごと乗場の一例を示す右
側面図。
【符号の説明】
1…昇降路、2…壁、3A,3B…かご、4A,4B…
かご枠、5A,5B…かご室、6A…上梁、6B…下
梁、7…腕、8A,8B,8C…支え、9…かご床、10
…側板、11…出入口側板、12…出入口、13…かご戸、14
A,14B…かご天井、15A,15B…吊り金具、16A,16
B…補強枠、17…ターンバックル、18A…上部棒、18B
…下部棒、19…鎖、20…緩衝吊り具、20a…案内筒、20
b…コイルばね、21A,21B…ボルト、22…ダブルナッ
ト。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご枠の上部に腕枠が固定されこの腕枠
    のかご戸側に支えが横設されたエレベータのかごにおい
    て、前記かご枠に搭載されたかご室の天井板の上面のか
    ご戸側に補強枠を固定し、この補強枠と前記支えを連結
    する複数の連結具を設けたことを特徴とするエレベータ
    のかご。
  2. 【請求項2】 前記連結具を棒材としたことを特徴とす
    る請求項1記載のエレベータのかご。
  3. 【請求項3】 前記連結具をターンバックルとしたこと
    を特徴とする請求項1記載のエレベータのかご。
  4. 【請求項4】 前記連結具を鎖としたことを特徴とする
    請求項1記載のエレベータのかご。
  5. 【請求項5】 前記連結具を緩衝部材としたことを特徴
    とする請求項1記載のエレベータのかご。
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