JP2001246987A - 車載用音響装置 - Google Patents

車載用音響装置

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JP2001246987A
JP2001246987A JP2000057617A JP2000057617A JP2001246987A JP 2001246987 A JP2001246987 A JP 2001246987A JP 2000057617 A JP2000057617 A JP 2000057617A JP 2000057617 A JP2000057617 A JP 2000057617A JP 2001246987 A JP2001246987 A JP 2001246987A
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audio
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JP2000057617A
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Koichi Murakami
浩一 村上
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Clarion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオ機能を動作中に通行情報を報知す
るタイミングとなったとしても、オーディオ機能による
オーディオ音声出力によって通行情報の情報内容を音声
出力することができない。 【解決手段】 オーディオ機能としてオーディオ信号を
音声出力するスピーカ部5を有するオーディオ処理系統
10と、路上に配置された路上機との間で、車両通行に
関わる通行情報を双方向に送受信する通行情報報知処理
系20とを有し、通行情報を報知するタイミングとなる
と、ボリュームコントローラ部12は、オーディオ信号
を減衰して、通行情報報知機能として、通行情報の情報
内容を割込音声出力するように制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路上に配置され
た路上機との間で車両通行に関わる通行情報を双方向に
送受信する、例えば有料道路の通行に関わる通行料金を
ノンストップで自動収受する通行料金収受システムに対
応した通行情報報知機能を兼ね備えた、例えばラジオ、
カセットプレーヤ、CDプレーヤ及びMDプレーヤ等の
車載用音響装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような通行情報報知機能が使用され
るシステムとしては、例えば通行料金収受システムが知
られている。
【0003】この通行料金収受システムとは、車両が有
料道路の料金所を通過する際、一時停止することなく、
料金所に配置されたビーコン等の路上機及び車両に搭載
された車載器間で双方向の無線通信を行うことで、自動
的に通行料金の支払手続を可能とするシステムである。
【0004】図6は一般的な通行料金収受システム10
0の概略構成を示す説明図である。
【0005】この通行料金収受システム100は、車両
110に搭載された通行情報報知機能を備えた車載器1
01と、この車載器101と無線通信する路上機102
と、車載器101及び路上機102間の無線通信によっ
て通行料金を決済するデータ処理装置(図示せず)とで
構成している。
【0006】路上機102は、路上の構造物102Aに
取付けられ、車載器101と無線通信する無線部102
Bと、この無線部102Bを制御すると共に、データ処
理装置と通信接続する通信制御部102Cとを有してい
る。
【0007】車載器101は、例えば車両110内部の
ダッシュボード上に載置され、路上機102の無線部1
02Bと無線通信する通行情報用アンテナ101Aと、
ICカード103を挿入することで、このICカード情
報を用いて、通行情報用アンテナ101Aを通じて路上
機102と無線通信を行い、有料道路等の料金収受に必
要なデータの送受信処理を行う車載器本体101Bとを
有している。
【0008】前記車載器本体101Bは、通行情報の情
報内容を表示する表示部111と、通行情報の情報内容
を音声出力するスピーカ部112とを有している。
【0009】従って、このような通行料金収受システム
100によれば、車両110が有料道路の料金所を通過
する際、一時停止することなく、自動的に通行料金の支
払手続をすることができる。
【0010】そこで、このような通行料金収受システム
100に使用される車載器101には、図7に示すよう
に、電源投入時、ICカード挿入時、路上機102との
交信時、課金処理終了時、ICカードアクセス時及び装
置内部の異常検出時といった報知タイミングで、以下の
ような報知動作を行うことが要求されている。
【0011】車載器101は、電源投入されると、この
車載器本体101Bを自己診断し、この自己診断結果を
表示部111又はスピーカ部112を通じて報知出力す
る。
【0012】また、車載器101は、ICカード103
が挿入されると、このICカード103及び車載器本体
101Bを自己診断し、この自己診断結果を表示部11
1又はスピーカ部112を通じて報知出力する。
【0013】車載器101は、路上機102と交信時
に、路上機102からの車載器指示情報又は通信エラー
を、スピーカ部112を通じて報知出力する。
【0014】車載器101は、通行料金の課金処理を終
了すると、表示部111又はスピーカ部112を通じて
通行料金を報知出力する。
【0015】車載器101は、ICカードアクセス時
に、車載器101からICカード103への書き込み終
了確認を、表示部111又はスピーカ部112を通じて
報知出力する。
【0016】車載器101は、車載器本体101B内部
で異常を検出すると、その異常内容を表示部111又は
スピーカ部112を通じて報知出力する。
【0017】従って、このような通行料金収受システム
100に使用される車載器101においては、上記報知
タイミングで、表示部111及びスピーカ部112を通
じて様々な通行情報の情報内容を報知することが要求さ
れている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このような通行料金収
受システム100に使用される車両110においては、
通常、その操作性及び視認性が良好な位置であるセンタ
ーコンソール内に、オーディオ機能として使用される音
響装置が配置されているため、同じく操作性及び視認性
が要求される車載器101を配置するスペースとしては
ダッシュボード上しかなく、従って、例えば直射日光に
よって車載器101が100℃以上にさらされてしまう
といった事態も考えられる。
【0019】また、これら音響装置及び車載器101
は、夫々スピーカ部及び表示部を個別に備えているため
に、そのスペースを確保する必要があるといった事態も
生じる。
【0020】そこで、このような車載器101を音響装
置に内蔵し、車載器101のスピーカ部112及び表示
部111を共用することも考えられるが、例えばオーデ
ィオ機能を動作中に通行情報を報知する通行情報報知機
能として使用するタイミングとなったとしても、オーデ
ィオ機能によるオーディオ音声出力によって通行情報の
情報内容を音声出力することができないといった第1の
問題点が考えられる。
【0021】また、このような車載器101を内蔵した
音響装置において、例えばオーディオ機能を動作中に通
行情報を報知する通行情報報知機能として使用するタイ
ミングとなったとしても、オーディオ機能に関わる情報
の表示出力によって通行情報の内容を表示出力すること
ができないといった第2の問題点が考えられる。
【0022】本発明は上記第1の問題点に鑑みてなされ
たものであり、その第1の目的とするところは、通行情
報報知機能を内蔵化し、オーディオ機能動作中であって
も、優先的に通行情報の情報内容を音声出力する車載用
音響装置を提供することにある。
【0023】また、本発明は上記第2の問題点に鑑みて
なされたものであり、その第2の目的とするところは、
通行情報報知機能を内蔵化し、オーディオ機能動作中で
あっても、優先的に通行情報の情報内容を表示出力する
車載用音響装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の車載用音響装置は、オーディオ機能としてオ
ーディオ信号を音声出力する音声出力手段を有する車載
用音響装置であって、路上に配置された路上機との間
で、車両通行に関わる通行情報を双方向に送受信する通
行情報通信手段と、前記通行情報を報知するタイミング
となると、前記オーディオ信号を減衰して、通行情報報
知機能として、前記通行情報の情報内容を割込音声出力
するように、前記音声出力手段を制御する制御手段とを
有するようにした。
【0025】従って、本発明の車載用音響装置によれ
ば、オーディオ機能及び通行情報報知機能を備えて音声
出力手段を共用化することで、例えばオーディオ信号の
音声出力中に通行情報を報知するタイミングとなると、
前記オーディオ信号を減衰して、前記通行情報の情報内
容を割込音声出力するようにしたので、オーディオ機能
による音声に阻害されることなく、優先的に通行情報を
ユーザーに伝えることができる。
【0026】本発明の車載用音響装置は、オーディオ機
能としてオーディオ信号を音声出力する音声出力手段
と、このオーディオ機能に関わる情報を表示出力する表
示手段とを有する車載用音響装置であって、路上に配置
された路上機との間で、車両通行に関わる通行情報を双
方向に送受信する通行情報通信手段と、前記通行情報を
報知するタイミングとなると、通行情報報知機能とし
て、前記通行情報の情報内容を割込表示出力するよう
に、前記表示手段を制御する制御手段とを有するように
した。
【0027】従って、本発明の車載用音響装置によれ
ば、オーディオ機能及び通行情報報知機能を備えて表示
手段を共用化することで、例えばオーディオ機能に関わ
る情報を表示出力中に前記通行情報を報知するタイミン
グとなると、オーディオ機能に関わる情報が表示中であ
っても、前記通行情報の情報内容を割込表示するように
したので、オーディオ機能による情報表示に阻害される
ことなく、優先的に通行情報をユーザーに伝えることが
できる。
【0028】本発明の車載用音響装置は、前記オーディ
オ機能に関わる操作を入力する複数のオーディオ専用操
作キーと、前記通行情報報知機能に関わる操作を入力す
る一つの通行情報専用操作キーと、前記通行情報専用操
作キーに関わる特殊操作毎に、前記通行情報報知機能に
関わるコマンド内容を記憶するコマンド記憶手段とを有
し、前記制御手段は、前記通行情報専用操作キーに関わ
る特殊操作を検出すると、この特殊操作に対応したコマ
ンド内容に基づいて、前記通行情報報知機能に関わる制
御動作を実行するようにした。
【0029】従って、本発明の車載用音響装置によれ
ば、オーディオ機能及び通行情報報知機能を共用化した
としても、一つの通行情報専用操作キーの特殊操作、例
えば通行情報専用操作キーの長押しや、通行情報専用操
作キー及びオーディオ専用操作キー等の二重押し操作に
よって、通行情報報知機能に関わる複数のコマンド内容
を選択するようにしたので、通行情報報知機能の各コマ
ンドのための操作キーの増設が一つで済む。
【0030】本発明の車載用音響装置は、複数の操作キ
ーと、各操作キーに関わる操作毎に、前記オーディオ機
能に関わるコマンド内容及び前記通行情報報知機能に関
わるコマンド内容を記憶するコマンド記憶手段とを有
し、前記制御手段は、前記オーディオ機能中に操作キー
の操作を検出すると、この操作キーに対応したオーディ
オ機能に関わるコマンド内容を前記コマンド記憶手段か
ら選択し、この選択したコマンド内容に基づいて制御動
作を実行すると共に、前記通行情報報知機能中に操作キ
ーの操作を検出すると、この操作キーに対応した通行情
報報知機能に関わるコマンド内容を前記コマンド記憶手
段から選択し、この選択したコマンド内容に基づいて制
御動作を実行するようにした。
【0031】従って、本発明の車載用音響装置によれ
ば、オーディオ機能及び通行情報報知機能で操作キーを
共用化することで、通行情報報知機能中にキー操作を検
出すると、通行情報報知機能に関わるキー操作とし、オ
ーディオ機能中にキー操作を検出すると、オーディオ機
能に関わるキー操作とするようにしたので、操作キーを
増設することなく、オーディオ機能及び通行情報報知機
能に関わる操作キーを兼用することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を示す車載用音響装置について説明する。図1
は本実施の形態に示す車載用音響装置のシステム構成を
示すブロック図である。
【0033】図1に示す車載用音響装置1は、オーディ
オ機能及び通行情報報知機能を備えた装置本体2と、オ
ーディオ機能としてラジオ放送を受信する受信アンテナ
3と、通行情報報知機能として、路上機との間で通行情
報を送受信する通行情報用アンテナ4と、オーディオ機
能及び通行情報報知機能の情報内容を音声出力するスピ
ーカ部5と、通行情報の送受信に必要な識別カードとし
てICカード6とで構成している。
【0034】図2は装置本体2内部の概略構成を示すブ
ロック図である。
【0035】図2に示す装置本体2は、主にオーディオ
機能として使用される処理系統で構成されるオーディオ
処理系統10と、通行情報報知機能として使用される処
理系統で構成される通行情報報知処理系統20とを有し
ている。
【0036】オーディオ処理系統10は、受信アンテナ
3にて受信したラジオ放送をチューニングするラジオR
F部11と、このラジオRF部11にてチューニングさ
れたラジオ放送のオーディオ信号や、後述する通行情報
の情報内容として音声信号の音量を調整するボリューム
コントローラ部12と、このボリュームコントローラ部
12にて音量調整されたオーディオ信号及び音声信号を
増幅するアンプ部13と、このアンプ部13にて増幅さ
れた音声信号を音声出力するスピーカ部5と、オーディ
オ機能に関わる情報、例えば現在受信中の受信周波数や
時計情報や、通行情報の情報内容を表示する表示部14
と、この表示部14を駆動制御する表示ドライバ部15
と、様々なコマンドを入力する操作部16と、このオー
ディオ処理系統10を制御するオーディオCPU17と
を有している。
【0037】通行情報報知処理系統20は、通行情報用
アンテナ4を通じて通行情報をチューニングする通行情
報RF部21と、この通行情報RF部21にてチューニ
ングされた通行情報を送受信する狭域通信部22と、挿
入されたICカード6にデータアクセスを可能とするI
Cカードアクセス部23と、通行情報の情報内容を音声
信号として生成する通行情報音声生成部24と、通行情
報報知処理系統20を制御する通行情報CPU25とを
有している。
【0038】図3は装置本体2の操作パネル30を示す
平面図である。
【0039】図3に示す操作パネル30は、操作部16
として複数のオーディオ専用操作キー16Aと、通行情
報専用操作キー35と、表示部14と、ICカード6を
着脱可能とするICカード挿入口38とを有している。
【0040】オーディオ専用操作キー16Aは、例えば
ワンタッチ操作で所望放送局を選局する6つのプリセッ
トキー31と、ラジオ放送のシークアップ動作を行うシ
ークアップキー32と、ラジオ放送のシークダウン動作
を行うシークダウンキー33と、表示部14の表示内容
を切替える表示切替キー34と、AM/FMラジオ放送
を切替選択するAM/FMキー35と、音量を調整する
ボリューム37とを有している。
【0041】表示部14は、受信周波数表示の他に、通
行情報に関わる料金表示やエラー表示を行う必要がある
が、あえて5*7ドット型の高価な表示器を使用せず
に、受信周波数表示に従来から使用していた安価な7セ
グメント/4桁を、7+1セグメント/6桁に変更した
表示器を使用することとした。
【0042】また、通行情報専用操作キー35は、キー
操作されると、直前に支払った通行料金及び現在の残高
表示を利用明細表示として交互に、表示部14に表示す
るようにしている。
【0043】また、通行情報専用操作キー35と同時
に、シークダウンキー33がキー操作されると、現在か
ら過去までの料金情報を料金履歴として表示部14に順
次表示するようにしている。
【0044】通行情報専用操作キー35と同時に、シー
クアップキー32がキー操作されると、過去から現在ま
での料金情報を料金履歴として表示部14に順次表示す
るようにしている。
【0045】通行情報専用操作キー35と同時にプリセ
ットキー31が操作されると、現在から過去5回までの
料金情報をダイレクトに呼び出すことできるようしてお
り、例えば通行情報専用操作キー35と、プリセット番
号“6”のプリセットキー31が同時操作されると、最
新の料金情報を呼び出し、プリセット番号“5”→
“4”→“3”→“2”→“1”の順で過去に遡って料
金情報をダイレクトに呼び出すようにしている。
【0046】このような操作内容及びコマンド内容は、
例えば通行情報専用操作キー35及びシークダウンキー
33の同時操作を操作内容とし、過去から現在までの料
金情報を料金履歴として順次表示することをコマンド内
容として、これら操作内容及びコマンド内容を対にし
て、オーディオCPU17内部の図示せぬコマンド記憶
手段に記憶されるものとする。
【0047】また、この通行料金収受システムの車載用
音響装置1には、前述した図7に示すような要求に対応
すべく、ACC電源投入時、ICカード挿入時、路上機
との交信時、課金処理終了時、ICカードアクセス時及
び装置内部の異常検出時の報知タイミングで、図4に示
すような通行情報の情報内容を報知する通行情報報知機
能を備えている。
【0048】従って、車載用音響装置1が電源OFFの
状態であっても、通行情報報知機能として使用するタイ
ミングを検出すると、車載用音響装置1を自動的に電源
ONにするようにしている。
【0049】車載用音響装置1の通行情報CPU25
は、図4に示すようにアクセサリ(ACC)が電源投入
されると、この車載用音響装置1を自己診断し、この自
己診断結果がNGの場合には、スピーカ部5を通じて
「ブー」を音声出力し、表示部14を通じて「ERRO
R」を表示出力する。また、OKの場合にはスピーカ部
5を通じて「ピンポン」を音声出力するようにしてい
る。
【0050】また、通行情報CPU25は、図4に示す
ようにICカード6が挿入されると、このICカード6
及び車載用音響装置1を自己診断し、この自己診断結果
がNGの場合には、スピーカ部5を通じて「ブー」を音
声出力し、表示部14を通じて「ERROR」を表示出
力する。また、OKの場合にはスピーカ部5を通じて
「ピンポン」を音声出力すると共に、表示部14を通じ
て、通行情報報知機能中である旨のマークを点灯表示し
ながら、残金表示を5秒間表示出力するようにしてい
る。
【0051】通行情報CPU12は、図4に示すように
路上機と交信時に、通信エラーが発生すると、NGとし
てスピーカ部5を通じて「ブー」を音声出力すると共
に、路上機からの指示情報を受信すると、OKとしてス
ピーカ部5を通じて「ピンポン」を音声出力するように
している。
【0052】通行情報CPU12は、図4に示すように
通行料金の課金処理を終了すると、通行料金を報知する
が、その通行料金の通知がNGの場合にはスピーカ部5
を通じて「ブー」を音声出力し、表示部14を通じて
「ERROR」を表示出力する。また、OKの場合には
スピーカ部5を通じて「ピンポン」を音声出力すると共
に、表示部14を通じて、通行料金表示を5秒間表示出
力するようにしている。
【0053】通行情報CPU12は、図4に示すように
ICカード6に残金を書き込みアクセスして、ICカー
ド6への書き込みアクセス終了を確認すると、スピーカ
部5を通じて「ピンポン」を音声出力すると共に、表示
部14を通じて残金表示を5秒間表示出力するようにし
ている。
【0054】通行情報CPU12は、図4に示すように
車載用音響装置1内部で異常を検出すると、スピーカ部
5を通じて「ブー」を音声出力し、表示部14を通じて
「ERROR」を表示出力するようにしている。
【0055】次に車載用音響装置1の動作について説明
する。図5は本実施の形態に示す車載用音響装置1の通
行情報割込処理に関わる処理動作を示すフローチャート
である。
【0056】この通行情報割込処理とは、オーディオ機
能動作中であっても、通行情報報知機能の報知タイミン
グとなると、優先的に通行情報の情報内容を割込音声出
力及び割込表示出力する処理である。
【0057】通行情報CPU12は、通行情報を報知す
る報知タイミングであるか否かを判定する(ステップS
11)。尚、この報知タイミングとは、例えば図4に示
すようなACC電源投入時、ICカード挿入時、路上機
との交信時、課金処理終了時、ICカードアクセス時、
車載器内部の異常検出時のタイミングに相当するもので
ある。
【0058】通行情報CPU12が、報知タイミングと
なると、この通行情報の情報内容を表示部14に割込表
示し(ステップS12)、現在オーディオ機能としてオ
ーディオ信号が音声出力中であるか否かを判定する(ス
テップS13)。
【0059】オーディオ信号が音声出力中であれば、ボ
リュームコントローラ部12を通じて、このオーディオ
音声信号の出力レベルを減衰し(ステップS14)、通
行情報音声生成部24を通じて、その報知タイミングに
応じた、通行情報の情報内容に関わる音声信号をボリュ
ームコントローラ部12、アンプ部13及びスピーカ部
5を通じて割込音声出力する(ステップS15)。尚、
この通行情報の情報内容に関わる音声信号の出力レベル
は、オーディオ信号の出力レベルよりも大きいことは言
うまでもない。
【0060】通行情報の情報内容に関わる音声信号が音
声出力中であるか否かを判定する(ステップS16)。
この音声信号が音声出力中でなければ、この通行情報の
情報内容に関わる音声信号を停止し(ステップS1
7)、前記ボリュームコントローラ部12を通じて現在
のオーディオ信号の出力レベルを減衰前の出力レベルに
まで復帰させ(ステップS18)、現在表示部14に割
込表示中の通行情報の情報内容を解除して割込表示前の
情報内容に戻し(ステップS19)、この処理動作を終
了する。
【0061】また、ステップS13にてオーディオ信号
が音声出力中でなければ、通行情報音声生成部24を通
じて、その報知タイミングに応じた通行情報の情報内容
に関わる音声信号をボリュームコントローラ部12、ア
ンプ部13及びスピーカ部5を通じて割込音声出力し
(ステップS20)、通行情報の情報内容に関わる音声
信号が音声出力中であるか否かを判定する(ステップS
21)。この音声信号が音声出力中でなければ、この通
行情報の情報内容に関わる音声信号を停止し(ステップ
S22)、ステップS19に移行する。
【0062】本実施の形態によれば、オーディオ機能及
び通行情報報知機能を備えて表示部14、表示ドライバ
15、スピーカ部5及びアンプ部13を共用化すること
で、オーディオ信号の音声出力中及びオーディオ機能に
関わる情報の表示出力中に通行情報の報知タイミングと
なると、通行情報の情報内容を割込音声出力及び割込表
示出力するようにしたので、オーディオ機能の表示出力
及び音声出力に阻害されることなく、優先的に通行情報
をユーザーに報知することができる。
【0063】また、本実施の形態によれば、通行情報報
知機能を車載用音響装置1に内蔵することで、この車載
用音響装置1を比較的温度環境の良好なセンタコンソー
ル内に配置できるようにしたので、車載用音響装置1の
信頼性を維持することができる。
【0064】本実施の形態によれば、オーディオ機能及
び通行情報報知機能を共用化したとしても、一つの通行
情報専用操作キー35の特殊操作、例えば通行情報専用
操作キー35の長押しや、通行情報専用操作キー35及
びオーディオ専用操作キー16A(プリセットキー3
1、シークアップキー32、シークダウンキー33、A
M/FMキー36)等の二重押し操作によって、通行情
報報知機能に関わる複数のコマンド内容を選択するよう
にしたので、通行情報報知機能の各コマンドのための操
作キーの増設が一つで済む。
【0065】尚、上記実施の形態においては、一つの通
行情報専用操作キー35を設けて、この通行情報専用操
作キー35の特殊操作に応じて、通行情報報知機能に関
わる様々なコマンドを実行するようにしたが、例えば通
行情報報知機能中にキー操作を検出すると、通行情報報
知機能に関わるキー操作とし、オーディオ機能中にキー
操作を検出すると、オーディオ機能に関わるキー操作と
するようにすれば、操作キーを増設することなく、オー
ディオ機能及び通行情報報知機能に関わる操作キーを兼
用することができる。
【0066】また、上記実施の形態においては、ラジオ
受信機を備えた車載用音響装置を例にあげて説明した
が、カセットプレーヤ、CDプレーヤ、MDプレーヤ等
であっても同様の効果を奏することができることは言う
までもない。
【0067】尚、ここまで説明してきた「路上」という
用語の意義は、路面上という意味の他に、車載用音響装
置と双方向に通信する上で、その車載用音響装置側の車
両と対向する意味も含めた、「路側」という用語も含め
た意味である。従って、例えば路上機は、路面上になく
ても、車載用音響装置と双方向に通信する相手側通信端
末としての路側機を含めた趣旨である。
【0068】
【発明の効果】上記のように構成された本発明の車載用
音響装置によれば、オーディオ機能及び通行情報報知機
能を備えて音声出力手段を共用化することで、例えばオ
ーディオ信号の音声出力中に通行情報を報知するタイミ
ングとなると、前記オーディオ信号を減衰して、前記通
行情報の情報内容を割込音声出力するようにしたので、
オーディオ機能による音声に阻害されることなく、優先
的に通行情報をユーザーに伝えることができる。
【0069】本発明の車載用音響装置によれば、オーデ
ィオ機能及び通行情報報知機能を備えて表示手段を共用
化することで、例えばオーディオ機能に関わる情報を表
示出力中に通行情報を報知するタイミングとなると、オ
ーディオ機能に関わる情報が表示中であっても、前記通
行情報の情報内容を割込表示するようにしたので、オー
ディオ機能による情報表示に阻害されることなく、優先
的に通行情報をユーザーに伝えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す車載用音響装置の全
体的なシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に示す車載用音響装置の装置本体
内部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態に示す車載用音響装置の操作パネ
ルを示す説明図である。
【図4】本実施の形態に示す車載用音響装置の通行情報
報知内容及び報知タイミングを示す説明図である。
【図5】本実施の形態に示す車載用音響装置における通
行情報割込処理に関わる処理動作を示すフローチャート
である。
【図6】従来の通行料金収受システム内部の概略構成を
示すブロック図である。
【図7】従来の通行料金収受システムで要求される車載
器の通行情報報知内容及び報知タイミングを示す説明図
である。
【符号の説明】
1 車載用音響装置 5 スピーカ部(音声出力手段) 10 オーディオ系処理系統(オーディオ機能) 12 ボリュームコントローラ部(制御手段) 14 表示部(表示手段) 17 オーディオCPU(制御手段、コマンド記憶手
段) 20 通行情報報知処理系統(通行情報報知機能) 25 通行情報CPU(制御手段、通行情報通信手段) 16 操作部(操作キー) 16A オーディオ専用操作キー 35 通行情報専用操作キー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ機能としてオーディオ信号を
    音声出力する音声出力手段を有する車載用音響装置であ
    って、 路上に配置された路上機との間で、車両通行に関わる通
    行情報を双方向に送受信する通行情報通信手段と、 前記通行情報を報知するタイミングとなると、前記オー
    ディオ信号を減衰して、通行情報報知機能として、前記
    通行情報の情報内容を割込音声出力するように、前記音
    声出力手段を制御する制御手段とを有することを特徴と
    する車載用音響装置。
  2. 【請求項2】 オーディオ機能としてオーディオ信号を
    音声出力する音声出力手段と、このオーディオ機能に関
    わる情報を表示出力する表示手段とを有する車載用音響
    装置であって、 路上に配置された路上機との間で、車両通行に関わる通
    行情報を双方向に送受信する通行情報通信手段と、 前記通行情報を報知するタイミングとなると、通行情報
    報知機能として、前記通行情報の情報内容を割込表示出
    力するように、前記表示手段を制御する制御手段とを有
    することを特徴とする車載用音響装置。
  3. 【請求項3】 前記オーディオ機能に関わる操作を入力
    する複数のオーディオ専用操作キーと、 前記通行情報報知機能に関わる操作を入力する一つの通
    行情報専用操作キーと、 前記通行情報専用操作キーに関わる特殊操作毎に、前記
    通行情報報知機能に関わるコマンド内容を記憶するコマ
    ンド記憶手段とを有し、 前記制御手段は、 前記通行情報専用操作キーに関わる特殊操作を検出する
    と、この特殊操作に対応したコマンド内容に基づいて、
    前記通行情報報知機能に関わる制御動作を実行すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の車載用音響装置。
  4. 【請求項4】 複数の操作キーと、 前記操作キーに関わる操作毎に、前記オーディオ機能に
    関わるコマンド内容及び前記通行情報報知機能に関わる
    コマンド内容を記憶するコマンド記憶手段とを有し、 前記制御手段は、 前記オーディオ機能中に操作キーの操作を検出すると、
    この操作キーに対応したオーディオ機能に関わるコマン
    ド内容を前記コマンド記憶手段から選択し、この選択し
    たコマンド内容に基づいて制御動作を実行すると共に、 前記通行情報報知機能中に操作キーの操作を検出する
    と、この操作キーに対応した通行情報報知機能に関わる
    コマンド内容を前記コマンド記憶手段から選択し、この
    選択したコマンド内容に基づいて制御動作を実行するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の車載用音響装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049955A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Nippon Seiki Co Ltd 車両用情報提供装置
CN103260066A (zh) * 2012-02-17 2013-08-21 株式会社电装 图像和声音控制器
KR101327079B1 (ko) 2011-11-08 2013-11-07 현대자동차주식회사 전자요금 징수 시스템 요금 정보 표시 통합형 오디오 장치
JP2014046894A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Yupiteru Corp 車載電子機器

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