JP2001246590A - 電池の電極把持具及び電極把持装置 - Google Patents

電池の電極把持具及び電極把持装置

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JP2001246590A JP2000055182A JP2000055182A JP2001246590A JP 2001246590 A JP2001246590 A JP 2001246590A JP 2000055182 A JP2000055182 A JP 2000055182A JP 2000055182 A JP2000055182 A JP 2000055182A JP 2001246590 A JP2001246590 A JP 2001246590A
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battery
electrodes
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Masahiro Hashimoto
正博 橋本
Takashi Imai
尊史 今井
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IKS KK
KYOTO TOKUSHU KIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次電池の電極を確実に把持することができ
る電極把持具を提供する。 【解決手段】 電極把持具は、同一方向に突出する一対
の薄板状の電極を有する電池の一対の電極を両側から把
持するもので、それぞれ電池の一対の電極に接触させる
ための一対の電極12,13を有する一方及び他方のピ
ンプレート1,2で構成され、ピンプレート1,2の先
端部は、それぞれ相手のピンプレート1,2に対向する
面(内側面)1aからその面とは反対側の面(外側面)
1bに向かって先細り形状になっている。内側面1aと
先細り形状を形成する傾斜面1cとの成す角度θは、好
適には約60°に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一方向に突出す
る一対の薄板状の電極を有する電池の一対の電極を把持
する電極把持具、及びその電極把持具を複数個備えた電
極把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】その種の電池としては、一般にセル(c
ell)と呼ばれる二次電池(例えばリチウム電池)が
ある。この二次電池は、図8に示すように、一対の薄板
状の電極(プラス・マイナス)81,82が同一方向に
突出するものである。
【0003】この二次電池80は、その容量を検査する
ときや、充電・放電を行うときなどに、検査装置等から
のリード線を電極81,82に接続する必要がある。そ
の接続方法には、次のようなものがある。 二次電池80を寝かせた状態で搬送し、上から接続子
を電極81,82に押し付ける。 ピンセットやワニ口クリップのような治具で電極8
1,82を挟み込む。 図9に示すように、それぞれ内側面に電極93,94
を設けたプレート状の把持部材91,92で電極81を
両側から挟む(電極82も同様)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では、二次電池80を寝かせるので、それだけ多く
のスペースが必要であり、電池搬送装置が大掛かりとな
るだけでなく、その接続子と電極81,82との接触形
態から自動化、大量生産に向かない。
【0005】上記方法では、二次電池80の場合、比
較的大きな電流が流れるので、電極81,82を治具で
強固に挟む必要があるが、ピンセットやワニ口クリップ
のような治具では挟持力が弱い。
【0006】上記方法では、電極81,82を比較的
強く挟むことができる。しかしながら、二次電池80の
電極81,82は薄板状であるため、真っ直ぐになって
いるときは問題ないが、横に湾曲しているときがある。
この場合、把持部材91,92を二次電池80側に移動
させたとき、電極81,82が把持部材91,92の先
端面に当たり、把持部材91,92の間に入らずに把持
部材91,92の外側に折れ曲がってしまう可能性が高
い。
【0007】これを防ぐために、把持部材91,92の
間隔を当初から大きくすると、それだけスペースを要す
るだけでなく、電極81,82を挟むときに把持部材9
1,92を横方向に大きく移動させる必要があり、結
局、装置が大型になる。
【0008】本発明は、そのような従来の問題点に着目
してなされたもので、二次電池の電極を確実に把持する
ことができる電極把持具、及び小型化を実現できる電極
把持装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の電池の電極把持具は、それぞれ前記電池の
一対の電極に接触させるための一対の電極を有する一方
及び他方のピンプレートで構成され、この一方及び他方
のピンプレートの先端部が、それぞれ相手のピンプレー
トに対向する面(内側面)からその面とは反対側の面
(外側面)に向かって先細り形状になっていることを特
徴とする。
【0010】この電極把持具で前記のような二次電池の
電極を挟む場合、電極が横向きに湾曲していても、その
電極はピンプレートの先細り形状を形成する傾斜面に当
たり、傾斜面に沿ってピンプレートの内側面の方向に変
位するので、電極がピンプレートの外側に折れ曲がるよ
うな不具合は生じない。つまり、ピンプレートの先細り
形状の先端部が電池の電極の形状補正作用を有し、電極
を一対のピンプレート間に強制的に位置させることがで
き、それにより電池の電極をピンプレートで確実に把持
することが可能となる。
【0011】ところで、ピンプレートの先端部の先細り
形状としては、具体的にはピンプレートの先端部におけ
る内側面と先細り形状を形成する傾斜面との成す角度
が、25〜70°、好適には約60°であればよい。こ
の角度範囲に設定すると、電池の電極が湾曲していて
も、電池の電極をピンプレートの電極でより確実に挟む
ことができる。
【0012】このピンプレートの先端部の先細り形状に
加えて、ピンプレートの一対の電極を、電池の電極に点
接触する複数個の先鋭状電極で構成し、この先鋭状電極
の頂点からピンプレートの内側面に向かって斜めに交差
する傾斜面をピンプレートの先端部側に設け、その先鋭
状電極の傾斜面と当該電極の頂点を通りピンプレートの
内側面に平行な面との成す角度を、25〜70°(好ま
しくは約60°)とすれば、ピンプレートの電極と電池
の電極との接触度合が向上するだけでなく、電池の電極
がピンプレートの電極に突き当たって曲がるような極ま
れに起こり得る不具合をも、上記ピンプレートの先端部
の先細り形状と同じ理由から防ぐことができる。
【0013】或いは、ピンプレートの一対の電極を、電
池の電極に面接触する接触面を有するものとし、更にそ
の接触面からピンプレートの内側面に向かって先細り形
状を形成する傾斜面をピンプレートの先端部側に設け、
その電極の接触面と傾斜面との成す角度を、25〜70
°(好ましくは約60°)としても、電池の電極がピン
プレートの電極に突き当たって曲がるような不具合を防
止できる。
【0014】また、本発明の電池の電極把持装置は、上
記本発明の電極把持具を複数個備えるもので、前記電極
把持具の一方のピンプレートを同じ向きに間隔を置いて
取付けた取付軸と、前記電極把持具の他方のピンプレー
トを同じ向きに且つ一方のピンプレートと反対向きに間
隔を置いて取付けた取付軸とを、各々のピンプレートが
互いに相手のピンプレート間に対向位置するように配置
し、この両取付軸を支持プレートでそれぞれ軸方向に移
動可能に支持し、電池の電極を一対のピンプレートで把
持しないときは、各取付軸を各々のピンプレートが互い
に離れる方向に移動させ、電池の電極を一対のピンプレ
ートで把持するときは、各取付軸を各々のピンプレート
が互いに接近する方向に移動させる取付軸移動手段を配
備したことを特徴とする。
【0015】この電極把持装置では、上記電極把持具を
備えることにより、二次電池の電極が多少横向きに湾曲
していても、電極を一対のピンプレート間に位置させる
ことができるので、電池の電極を把持しないときの電極
把持具の一対のピンプレート間の距離を短く設定でき
る。この結果、複数個の電極把持具、即ち複数対のピン
プレートを備えた電極把持装置では、取付軸方向の幅を
狭くすることができ、装置の小型化を実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。
【0017】その一実施形態に係る電池の電極把持具を
複数個備えた電極把持装置の概略正面図を図1に、複数
個の電極把持具を取付けた2本の取付軸の概略上面図
(一部省略平面図)を図2に示す。
【0018】この電極把持装置では、概略構成的には後
記の電極把持具の一方のピンプレート1を同じ向きに等
間隔を置いて取付けた取付軸20と、電極把持具の他方
のピンプレート2を同じ向きに且つピンプレート1と反
対向きに等間隔を置いて取付けた取付軸21とを、各々
のピンプレート1,2が互いに相手のピンプレート1,
2間に対向位置するように配置し、この両取付軸20,
21を電極チャックプレート(支持プレート)25でそ
れぞれ軸方向に移動可能に支持してある。
【0019】ピンプレート1は、図3に示すような形態
である。このピンプレート1は、取付軸20を横から嵌
挿する切欠き10と、取付軸21を上から挿通する切欠
き11と、もう一方のピンプレート2に対向する面(内
側面)に設けられた一対の電極12,13と、電極1
2,13にそれぞれ適当な配線パターン16,17で接
続されて突出する一対の端子14,15とを有する。な
お、配線パターン16,17は、ピンプレート1の内部
に設けてもよい。もう一方のピンプレート2も同様の形
態であるが、取付軸21に反対向きに取付ける。ピンプ
レート1の端子14,15には、検査装置等からのリー
ド線が接続される。
【0020】ピンプレート1は、切欠き10に取付軸2
0を嵌挿すると共に、切欠き11に取付軸21を挿通す
ることで、両取付軸20,21で支持される。このピン
プレート1は取付軸20と一体に移動するが、取付軸2
1はその移動を案内するだけである。ピンプレート2で
は、切欠き10に取付軸21が嵌挿され、切欠き11に
取付軸20が挿通され、ピンプレート2は取付軸21と
一体に移動するが、取付軸20はその移動を案内するだ
けである。これにより、ピンプレート1の電極12とピ
ンプレート2の電極13とが正対し、同じく電極13と
電極12が正対することになり、一対のピンプレート
1,2が装置に取付けられる。この電極把持具が取付軸
20,21にわたって複数個取付けられる。
【0021】両取付軸20,21は、電極チャックプレ
ート25の両端部寄りの部分からそれぞれ下方に延びる
支持部分26に軸受27を介して支持されることによ
り、軸方向に移動可能である。
【0022】取付軸20の一端部(左端部)の支持部分
26の内側には戻りバネ30が嵌挿され、戻りバネ30
は取付軸20を図面の右方向に常時付勢する。一方、取
付軸21の一端部(左端部)の支持部分26の内側には
加圧バネ31が嵌挿され、加圧バネ31も取付軸21を
図面の右方向に常時付勢する。
【0023】また、取付軸20の他端部(右端部)の支
持部分26の外側にはローラ33が回転可能に取付けら
れ、取付軸21の左端部の支持部分26の外側にはロー
ラ34が回転可能に取付けられている。ローラ33は、
電極チャックプレート25の上方に配置されたプレスプ
レート40の右端部から下方に延びる操作部分41の下
端部に設けられたカムプレート42に係脱可能である。
ローラ34は、プレスプレート40の左端部から下方に
延びる操作部分43の下端部に設けられたカムプレート
44に沿って移動可能である。ここでは、バネ30,3
1、ローラ33,34、プレスプレート40、操作部分
41,43、カムプレート42,44等で取付軸移動手
段が構成される。
【0024】従って、プレスプレート40が図1に示す
上位位置にある場合(二次電池の電極を一対のピンプレ
ート1,2で把持しない場合)は、カムプレート42は
ローラ33に当たらないので、取付軸20は戻りバネ3
0の付勢力により右方向に移動した位置にある。一方、
カムプレート44は図1のような形状によりローラ34
を押し退けるので、取付軸21は加圧バネ31の付勢力
に抗して左方向に移動した位置にある。このときは、取
付軸20,21の各々のピンプレート1,2は互いに離
れた状態にある。
【0025】これに対して、図面には示していないが、
二次電池の電極を一対のピンプレート1,2で把持する
ときは、プレスプレート40が下位位置に移動すると、
カムプレート42がローラ33を押し退けるので、取付
軸20は戻りバネ30の付勢力に抗して左方向に移動す
る。一方、カムプレート44が下がると、ローラ34は
カムプレート44の形状に則して加圧バネ31の付勢力
により右方向に変位し、取付軸21は右方向に移動す
る。これにより、各対のピンプレート1,2が互いに接
近し、各々の電極12,13が二次電池80の電極81
を挟持し、同じく電極13,12が電極82を挟持す
る。
【0026】なお、プレスプレート40から下方に延び
る操作部分41,43は、電極チャックプレート25に
形成された穴25a,25bを挿通し、操作部分41,
43の移動が電極チャックプレート25で邪魔されない
ようになっている。また、電極チャックプレート25に
は支持ピン50が挿通され、支持ピン50はプレスプレ
ート40に固定されている。更に、支持ピン50には、
プレスプレート40を上方向に常時付勢するバネ51が
嵌挿されている。これにより、プレスプレート40は適
当な駆動手段(図示せず)により下方に移動するとき
は、バネ51の付勢力に抗して下降する。駆動手段の作
動が停止すると、プレスプレート40はバネ51の作用
により元の上位位置に戻る。
【0027】ところで、実施形態の電極把持装置の1つ
の大きな特徴である電極把持具におけるピンプレート
1,2の先端部は、図4に部分拡大図を示すように、そ
れぞれ相手のピンプレート1,2に対向する面(内側
面)1aからその面とは反対側の面(外側面)1bに向
かって先細り形状になっている。ここに、内側面1aと
先細り形状を形成する傾斜面1cとの成す角度θは、前
記した角度範囲のうち、約60°に設定されている。
【0028】このような電極把持具を備えた電極把持装
置では、図8のような二次電池80がこの電池80を収
容する収容穴を並列配置した適当な搬送装置によってピ
ンプレート1,2の下方に搬送されてくると、まず図1
に示すように一対のピンプレート1,2が互いに離れた
状態のまま、取付軸20,21、電極チャックプレート
25及びプレスプレート40等の全体が適当な駆動手段
(図示せず)で一体に下降する。すると、二次電池80
の電極81が一対のピンプレート1,2の電極12,1
3の間に、電極82が同じく電極13,12の間にそれ
ぞれ位置する(図5参照)。
【0029】次に、取付軸20,21及び電極チャック
プレート25はそのままで、プレスプレート40が下降
すると、前記したとおりの作用により、取付軸20が左
方向に、取付軸21が右方向にそれぞれ移動する結果、
二次電池80の電極81がピンプレート1,2の電極1
2,13で、電極82が電極13,12でそれぞれ挟持
される。この後、ピンプレート1,2の端子14,15
に接続された検査装置等により、二次電池80の容量検
査や充電・放電等が行われる。
【0030】ピンプレート1,2で二次電池80の電極
81,82を挟持するとき、例えば図6の(a)のよう
に電極81が横向きに湾曲していても、ピンプレート1
が下がる過程で、ピンプレート1の先端部の傾斜面1c
により電極81はピンプレート1,2間の方向に強制的
に補正され、ピンプレート1が下位位置まで下がった時
点では、電極81はピンプレート1,2の電極12,1
3間に位置することになる〔図6の(b)参照〕。この
ため、ピンプレート1,2で電極81,82を確実に挟
持することができる。
【0031】ピンプレート1,2の先端部の傾斜面1c
が二次電池80の電極81,82の形状補正作用を有す
るため、ピンプレート1,2が電極81,82を挟む前
段階の離間距離を短く設定することができる。その結
果、多数対のピンプレート1,2を設けても、全体とし
て取付軸20,21の軸方向の幅を狭くすることが可能
となり、装置の小型化を実現できる。
【0032】ところで、ピンプレート1,2の電極1
2,13は、単なる矩形状のものでもよいが、図7のよ
うな形状にしてもよい。図7の(a)に示す電極12′
は、二次電池80の電極81,82に点接触する複数個
(ここでは3個)の先鋭状電極である。先鋭形状として
は、円錐、三角錐、四角錐などが挙げられる。この先鋭
状電極12′の頂点からピンプレート1の内側面1aに
向かって斜めに交差する傾斜面12′aをピンプレート
1の先端部側に設け、その先鋭状電極12′の傾斜面1
2′aと当該電極12′の頂点を通りピンプレート1の
内側面1aに平行な面7との成す角度α1を、前記角度
範囲のうちの約60°に設定してある。この電極12′
によれば、電極12′が二次電池80の電極81と点接
触するので、電極同士の接触度合が向上する。しかも、
電極81が通常の矩形状の電極12に突き当たって曲が
るような極まれに起こり得る不具合をも、上記ピンプレ
ート1の先端部の先細り形状と同じ理由から防ぐことが
できる。勿論、電極13′も同様である。
【0033】図7の(b)に示す電極12″は、二次電
池80の電極81に面接触する接触面12″aを有する
と共に、その接触面12″aからピンプレート1の内側
面1aに向かって先細り形状を形成する傾斜面12″b
をピンプレート1の先端部側に有する。接触面12″a
と傾斜面12″bとの成す角度α2は、前記角度範囲の
うちの約60°に設定されている。この電極12″で
も、二次電池80の電極81が突き当たって曲がるよう
な不具合を防止できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の電極把持具によれば、ピンプレートの先細り形状
の先端部が電池の電極の形状補正作用を発揮するので、
電池の電極が多少横向きに湾曲していても、その電極を
一対のピンプレート間に強制的に位置させることがで
き、それにより電池の電極をピンプレートで確実に挟持
することが可能となる。
【0035】また、請求項2の構成とすれば、電池の電
極が湾曲していても、その電極をピンプレートの電極で
より確実に挟むことができる。
【0036】更に、請求項3の構成とすれば、ピンプレ
ートの電極と電池の電極との接触度合が向上するだけで
なく、電池の電極がピンプレートの電極に突き当たって
曲がるような極まれに起こり得る不具合をも防ぐことが
できる。
【0037】請求項4の構成とすれば、電池の電極がピ
ンプレートの電極に突き当たって曲がるような不具合を
防止できる。
【0038】本発明の請求項5記載の電極把持装置によ
れば、上記電極把持具が持つ効果を活かして、電池の電
極を把持しないときの電極把持具の一対のピンプレート
間の距離を短く設定できるので、複数個の電極把持具、
即ち複数対のピンプレートを備えた電極把持装置では、
取付軸方向の幅を狭くすることができ、装置の小型化を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る電池の電極把持具を複数個備
えた電極把持装置の概略正面図である。
【図2】同電極把持装置における複数個の電極把持具を
取付けた2本の取付軸の概略上面図(一部省略平面図)
である。
【図3】同電極把持装置に使用する電極把持具の形態例
を示す正面図である。
【図4】同電極把持具におけるピンプレートの先端部の
形状を示す部分拡大図である。
【図5】同電極把持装置における電極把持具のピンプレ
ートで二次電池の電極を挟持するときの状態を示す図で
ある。
【図6】同電極把持装置における電極把持具のピンプレ
ートで二次電池の湾曲した電極を挟持するときの作用を
説明する図である。
【図7】同電極把持具におけるピンプレートの電極の別
の形態例を示す部分拡大図(a)、及び更に別の形態例
を示す部分拡大図(b)である。
【図8】セルと呼ばれる二次電池を示す斜視図である。
【図9】二次電池の電極を従来例に係る把持部材で挟む
ときの状態を示す図である。
【符号の説明】
1,2 ピンプレート(電極把持具) 1c 傾斜面 12,13 電極 20,21 取付軸 25 電極チャックプレート(支持プレート) 30,31 バネ 40 プレスプレート 80 二次電池 81,82 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 尊史 京都市中京区烏丸通二条上ル蒔絵屋町282 ダイマルヤ烏丸ビル6F 有限会社アイ ケイエス内 Fターム(参考) 3C007 DS06 ES03 ES12 ET09 EU08 EU12 EV02 EV23 NS17 3F061 AA04 BA03 BA11 BB09 BC11 BD08 BE02 BE43 DB06 5H022 BB27 CC02 CC16 5H028 AA05 BB17 CC02 CC05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一方向に突出する一対の薄板状の電極を
    有する電池の一対の電極を両側から把持する電池の電極
    把持具であって、 それぞれ前記電池の一対の電極に接触させるための一対
    の電極を有する一方及び他方のピンプレートで構成さ
    れ、この一方及び他方のピンプレートの先端部は、それ
    ぞれ相手のピンプレートに対向する面(内側面)からそ
    の面とは反対側の面(外側面)に向かって先細り形状に
    なっていることを特徴とする電池の電極把持具。
  2. 【請求項2】前記ピンプレートの先端部における内側面
    と先細り形状を形成する傾斜面との成す角度は、25〜
    70°であることを特徴とする請求項1記載の電池の電
    極把持具。
  3. 【請求項3】前記ピンプレートの一対の電極は、前記電
    池の電極に点接触する複数個の先鋭状電極で構成され、
    この先鋭状電極の頂点からピンプレートの内側面に向か
    って斜めに交差する傾斜面をピンプレートの先端部側に
    有し、その先鋭状電極の傾斜面と当該電極の頂点を通り
    ピンプレートの内側面に平行な面との成す角度は、25
    〜70°であることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の電池の電極把持具。
  4. 【請求項4】前記ピンプレートの一対の電極は、前記電
    池の電極に面接触する接触面を有すると共に、その接触
    面からピンプレートの内側面に向かって先細り形状を形
    成する傾斜面をピンプレートの先端部側に有し、その電
    極の接触面と傾斜面との成す角度は、25〜70°であ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電池の
    電極把持具。
  5. 【請求項5】請求項1、請求項2、請求項3又は請求項
    4記載の電池の電極把持具を複数個備え、同一方向に突
    出する一対の薄板状の電極を有する電池の一対の電極
    を、前記電極把持具で自動的に把持する電池の電極把持
    装置であって、 前記電極把持具の一方のピンプレートを同じ向きに間隔
    を置いて取付けた取付軸と、前記電極把持具の他方のピ
    ンプレートを同じ向きに且つ一方のピンプレートと反対
    向きに間隔を置いて取付けた取付軸とを、各々のピンプ
    レートが互いに相手のピンプレート間に対向位置するよ
    うに配置し、この両取付軸を支持プレートでそれぞれ軸
    方向に移動可能に支持し、電池の電極を一対のピンプレ
    ートで把持しないときは、各取付軸を各々のピンプレー
    トが互いに離れる方向に移動させ、電池の電極を一対の
    ピンプレートで把持するときは、各取付軸を各々のピン
    プレートが互いに接近する方向に移動させる取付軸移動
    手段を配備したことを特徴とする電池の電極把持装置。
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