JP2001246523A - 電子部品の実装方法及び実装装置並びに電気光学装置の製造方法 - Google Patents

電子部品の実装方法及び実装装置並びに電気光学装置の製造方法

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JP2001246523A
JP2001246523A JP2000059226A JP2000059226A JP2001246523A JP 2001246523 A JP2001246523 A JP 2001246523A JP 2000059226 A JP2000059226 A JP 2000059226A JP 2000059226 A JP2000059226 A JP 2000059226A JP 2001246523 A JP2001246523 A JP 2001246523A
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component
mounting surface
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JP2000059226A
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Masuo Komatsu
倍雄 小松
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装前に半導体チップ等の電子部品の実装面
に付着している異物を取り除くことによって、電子部品
の実装に起因する不良発生を防止する。 【解決手段】 吸着ヘッド12aに吸着保持された半導
体チップ10の実装面10aを超音波洗浄機15によっ
て洗浄し、その後、吹付ノズル16aから実装面10a
に気体を吹き付ける。これによって、実装面10aに付
着している異物が離反するので、液晶パネル10に対し
て実装した時の異物の噛み込みによる半導体チップ10
の機能不良の発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品の実装方法
及び実装装置並びに電気光学装置の製造方法に係り、特
に、電気光学装置の基板表面上に半導体チップを実装す
る場合に好適な製造技術に関する。
【0002】
【背景技術】一般に、液晶表示装置においては、2枚の
ガラス等からなる基板の間に、電気光学物質である液晶
を封入してなる液晶パネルを備えている。この液晶パネ
ルには、一方の基板が他方の基板の外縁よりも外周側に
張り出してなる基板張出部が形成され、この基板張出部
の表面上には、上記液晶が封入された液晶封入領域内か
ら引き出され、液晶封入領域内における基板表面上に形
成された透明電極と同じ材質で形成された配線パターン
が設けられる。
【0003】液晶表示装置には、上記の配線パターン上
に液晶駆動回路を内蔵した半導体チップを実装してなる
COG(Chip On Glass)型の液晶パネルを用いる場合
がある。このタイプの液晶パネルを用いると、液晶パネ
ルの外部に液晶駆動回路を配置する必要がなくなるの
で、液晶表示装置を小型化することが容易になる。
【0004】図5は、従来の液晶パネルに対する半導体
チップの実装方法を示す。この実装方法においては、ま
ず、図5(a)に示すように、半導体チップ10が予め
所定形状のトレイ11上に配列されており、このトレイ
11上に、図示しない直交型ロボット構造や多関節ロボ
ット構造を有する部品供給機構に設けられた部品把持軸
12を降下させて、部品把持軸12の先端に設けられた
吸着ヘッド12aによって半導体チップ10を吸着保持
する。
【0005】次に、図5(b)に示すように、部品把持
軸12を移動させ、吸着ヘッド12aに吸着された半導
体チップ10を姿勢調整冶具13の凹部13a内に導入
し、この凹部13aの内部に構成された姿勢規制面13
b,13cに半導体チップ10を当接させ、吸着ヘッド
12aによる半導体チップ10の保持姿勢がほぼ正規の
姿勢(吸着ヘッド12aによる半導体チップ10の水平
方向の吸着位置が既定通りである姿勢、例えば、吸着ヘ
ッド12aの吸着部位が半導体チップ10の上面のほぼ
中央に位置する姿勢)になるように修正する。
【0006】次に、部品把持軸12を凹部13a内から
外部へ移動させ、図5(c)に示すように、別の場所に
設置されたCCD(電荷結合素子)などを内蔵した撮像
カメラ14の撮影位置にて停止させる。そして、半導体
チップ10の下側の実装面10aを撮像カメラ14によ
って撮影し、撮影した画像に基づいて、公知の画像処理
技術などにより実装面10aに形成された図示しないア
ライメントマークの位置を検出する。
【0007】一方、液晶パネル20は、基板21と基板
22とをシール材23を介して貼り合わせてなり、基板
21が基板22よりも外周側に張り出してなる基板張出
部21aの表面上には、ITO(Indium Tin Oxide)か
らなる配線パターン24が形成されている。なお、基板
21,22の内面上には、配線パターン24に導電接続
された複数の透明電極25,26が形成され、その上を
絶縁膜や配向膜などが被覆している。
【0008】そして、上記のようにアライメント処理が
終了した半導体チップ10は、図5(d)に示すよう
に、液晶パネル20の基板張出部21a上に移動する。
このとき、上記のようにして検出されたアライメントマ
ークの位置に応じて、図示しない部品供給機構により部
品把持軸12の位置を調整し、半導体チップ10の実装
位置が修正される。最後に、部品把持軸12が降下し
て、半導体チップ10は配線パターン24上に実装され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように液晶パネ
ル20の基板張出部12aの表面上に半導体チップ10
を実装する場合、半導体チップ10の実装面10aに異
物が付着していると、半導体チップ10と基板表面(配
線パターン)との間に異物が挟み込まれるので、異物に
よって実装面10aに傷が付き、当該実装面10aの近
傍に形成されている能動層(半導体チップの能動面)が
破壊されるため、半導体チップ10が機能不良に陥ると
いう問題点がある。
【0010】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、実装前に半導体チップ等の電子部
品の実装面に付着している異物を取り除くことによっ
て、電子部品の実装に起因する不良発生を防止すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の電子部品の実装方法は、電子部品を被実装体
の表面上に実装する電子部品の実装方法であって、前記
電子部品の実装面以外の部位を把持した状態で、前記電
子部品の前記実装面に対して気体を吹き付ける気体吹付
処理を行い、その後、前記電子部品を前記被実装体に実
装することを特徴とする。
【0012】この発明によれば、電子部品の実装面(実
装状態において被実装体の表面に対向し、若しくは接触
する外面部)以外のいずれかの部位を把持した状態で、
実装面に対して気体吹付処理を行うので、実装面に付着
した異物を除去することができるから、電子部品に損傷
を与えることを防止できるとともに、気体吹付処理を行
った状態でそのまま電子部品を被実装体に実装すること
ができるので、電子部品を持ち替える必要なく、迅速に
実装を行うことが可能になる。
【0013】本発明において、前記気体吹付処理におけ
る気体の吹き付けにより前記実装面から離反した異物を
捕捉する捕捉手段を配置することが好ましい。この手段
によれば、気体の吹き付けによって実装面から離反した
異物は捕捉手段によって捕捉されるので、周囲に飛散し
たり、実装面に再付着したりすることを防止することが
できる。
【0014】本発明において、前記捕捉手段は粘着面で
あることが好ましい。この手段によれば、実装面から離
反した異物を粘着面で捕捉するようにしているので、複
雑な機構や装置を用いることなく容易に、しかも効率的
に異物を捕捉することができる。
【0015】本発明において、前記気体吹付処理を行う
直前に前記電子部品の実装面を液体洗浄する洗浄工程を
有することが好ましい。この手段によれば、電子部品の
実装面を液体洗浄した直後に、実装面に対する気体の吹
き付けを行うので、実装面の乾燥処理と異物の吹き飛ば
し処理とを同時に若しくは連続して行うことができると
ともに、2つの処理を同一場所で行うため、前処理の工
程数を低減することができ、迅速に実装を行うことがで
きる。ここで、上記洗浄工程は、超音波洗浄を行う工程
であることが望ましい。この場合には、超音波洗浄によ
って実装面に付着している異物を洗浄中に離反させるこ
とができるとともに、離反させることのできない異物に
対してもその付着力を低減させて、次工程の気体の吹き
付けによって簡単に異物が離反できるようにすることが
できる。
【0016】本発明において、前記電子部品の把持姿勢
を調整するための姿勢調整工程を有し、該姿勢調整工程
において前記気体吹付処理を並行して行うことが好まし
い。この手段によれば、姿勢調整工程において気体吹付
処理を並行して行うことができるので、前処理の工程数
を低減することができ、迅速に実装を行うことができ
る。また、姿勢調整工程において発生する異物もまた除
去することができ、しかも、姿勢調整工程の次工程に異
物を持ち込むことも防止できる。
【0017】本発明において、前記電子部品の把持位置
を検出するための位置検出工程を有し、該位置検出工程
において前記気体吹付処理を並行して行うことが好まし
い。この手段によれば、前処理の工程数を低減すること
ができ、迅速に実装を行うことができる。
【0018】また、本発明の別の電子部品の実装方法
は、電子部品を被実装体の表面上に実装する電子部品の
実装方法であって、前記電子部品の実装面以外の部位を
把持した状態で、前記電子部品の前記実装面を洗浄液中
に浸漬し、超音波洗浄を行うことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、実装面に超音波洗浄を
施すことによって実装面に付着している異物を洗浄中に
離反させることができるとともに、離反させることので
きない異物に対してもその付着力を低減させることがで
きる。この場合、超音波洗浄の前後いずれか一方に、実
装面に気体を吹き付ける気体吹付処理を行うことが好ま
しい。
【0020】次に、電子部品の実装装置は、電子部品を
被実装体の表面上に実装するための電子部品の実装装置
であって、前記電子部品の実装面以外の部位を把持する
部品把持部を有し、前記被実装体の表面上に前記電子部
品を供給する部品供給手段と、前記部品把持部に把持さ
れた前記電子部品の前記実装面に対して気体を吹き付け
る気体吹付手段とを有することを特徴とする。
【0021】本発明において、前記気体吹付処理におけ
る気体の吹き付けにより前記実装面から離反した異物を
捕捉する異物捕捉手段が配置されていることが好まし
い。
【0022】本発明において、前記捕捉手段は粘着面で
あることが好ましい。
【0023】本発明において、前記電子部品の実装面を
液体洗浄するための洗浄槽を有し、前記部品供給手段
は、前記気体吹付処理を行う直前に前記実装面を前記洗
浄槽内の洗浄液中に浸漬するように構成されていること
が好ましい。
【0024】本発明において、前記部品把持部によって
把持された前記電子部品の把持姿勢を調整するための姿
勢調整部を有し、該姿勢調整部には、前記電子部品に当
接して前記把持姿勢を規制するための姿勢規制面が設け
られ、前記部品供給手段によって前記部品把持部に把持
された前記電子部品を前記姿勢規制面に当接させて前記
部品把持部による前記電子部品の把持姿勢を調整するよ
うに構成され、前記気体吹付手段は、前記把持姿勢の調
整中における前記電子部品の前記実装面に対して気体を
吹き付けるように構成されていることが好ましい。
【0025】本発明において、前記部品把持部によって
把持された前記電子部品の位置を検出するための位置検
出部を有し、該位置検出部には、前記電子部品の位置を
検出するための検出手段が設けられ、前記気体吹付手段
は、前記検出手段による位置検出中の姿勢にある前記電
子部品の前記実装面に対して気体を吹き付けるように構
成されていることが好ましい。
【0026】次に、本発明の別の電子部品の実装装置
は、電子部品を被実装体の表面上に実装するための電子
部品の実装装置であって、前記電子部品の実装面以外の
部位を把持する部品把持部を有し、前記被実装体の表面
上に前記電子部品を供給する部品供給手段と、洗浄液を
収容した超音波洗浄槽とを有し、前記部品供給手段は、
前記基板表面上に前記電子部品を供給する前に、前記部
品把持部に把持された前記電子部品の前記実装面を前記
洗浄液中に浸漬して超音波洗浄を行うように構成されて
いることを特徴とする。
【0027】次に、本発明の電気光学装置の製造方法
は、上記いずれかに記載された電子部品の実装方法を用
いて、基板上に電気光学物質が配置されてなる電気光学
装置を前記被実装体とし、前記基板の表面上に前記電子
部品を実装することを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
に係る電子部品の実装方法及び実装装置並びに電気光学
装置の製造方法の実施形態について詳細に説明する。以
下に説明する実施形態は液晶装置の製造方法における半
導体チップの実装方法に関するものであるが、本発明
は、液晶装置に限らず、エレクトロルミネッセンス(E
L)装置、プラズマディスプレイ装置等の各種電気光学
装置の電気光学パネルに対して電子部品を実装するとき
に適用することができるものである。また、電気光学パ
ネルに限らず、電気光学パネルに接続されるフレキシブ
ルプリント基板やプリント基板などに電子部品を実装す
るときにも適用可能である。また、電気光学装置の製造
方法に限らず、各種の電子部品の実装工程に用いること
ができるものである。
【0029】[第1実施形態]図1は本実施形態の液晶
表示装置の製造方法における半導体チップ10の実装工
程の各段階を示す説明図(a)〜(f)である。半導体
チップ10には液晶駆動回路が作りこまれたアクティブ
領域は、実装面10aの表面に形成されている。実装面
10aには、バンプ電極、パッド等からなる複数の端子
10bが配列するように形成されている。図1(a)に
示すように、半導体チップ10は実装面10aを下にし
てトレイ11上に配列される。そして、従来例と同様
の、部品供給手段の部品把持部である部品把持軸12を
降下させ、当該部品把持軸12の先端に形成された吸着
ヘッド12aによって半導体チップ10の上面を吸着保
持し、トレイ11上から引き上げる。
【0030】次に、図1(b)に示すように、部品把持
軸12を移動させて、半導体チップ10を姿勢調整冶具
13の長方形の凹部13a内に配置し、部品把持軸12
を凹部の一辺に対して水平方向および垂直方向に移動さ
せて、凹部13aの内面を構成する姿勢規制面13a,
13b(13aは、13bに直交する面)に当接させる
ことによって、吸着ヘッド12aに対する半導体チップ
10の保持姿勢を調整する。半導体チップ10は、トレ
イ11上の配列位置がずれていることなどによって水平
方向にずれた姿勢で吸着ヘッド12aに吸着保持される
場合があり、このような場合に、吸着ヘッド12aの半
導体チップ10の上面における吸着部位をほぼ正規の位
置に修正するために行われる。この工程は、後述するア
ライメントを行うために半導体チップ10の位置修正を
行う範囲を或る程度の範囲内に限定するためのものであ
り、プレアライメントとも呼ばれる。
【0031】次に、図1(c)に示すように、洗浄液
(純水、有機溶媒など)15cを収容する洗浄槽15a
と、この洗浄槽15aに超音波振動を与える振動源15
bとを備えた超音波洗浄機15に対して、部品把持軸1
2を降下させ、吸着ヘッド12aに吸着保持された半導
体チップ10の実装面10aを洗浄液15cに浸漬させ
る。そして、振動源15bによって洗浄液15cに超音
波振動を付与し、半導体チップ10の実装面10aに超
音波洗浄を施す。
【0032】次に、半導体チップ10を洗浄液15cか
ら引き上げた後、図1(d)に示すように、部品把持軸
12を移動させ、コンプレッサやガスボンベ等からなる
気体供給源16に接続された吹付ノズル16aから、半
導体チップ10の実装面10aに気体を吹き付ける。こ
のとき、半導体チップ10の実装面10aが洗浄液で濡
れていれば、吹き付け当初は気体によって実装面10a
が乾燥され、乾燥が完了した後には、実装面10aに塵
埃などの異物が付着していれば、気体によって異物が実
装面10a上から離れるように吹き飛ばされる。
【0033】吹き付ける気体としては、実装面10aに
付着している異物(塵埃など)を吹き飛ばすことが可能
で、半導体チップ10に悪影響を与えないものであれば
如何なるものであっても構わないが、取り扱いが容易で
ある点で空気が好ましく、実装面に対して影響を与えに
くい点で不活性ガスや還元性ガスが好ましい。特に、乾
燥空気、高性能フィルタ等を用いて形成した清浄な空
気、窒素ガスを用いることが望ましい。
【0034】このとき、吹付ノズル16aは、図示のよ
うに実装面10aに対してほぼ水平或いは水平からやや
斜め上向きに傾斜した方向に向くように配置することが
好ましい。このようにすると、実装面10aに付着して
いる異物を実装面10a上から離反させやすくなる。こ
の場合、特に、実装面10aを図示のように下向きにし
て行うことが異物の除去効果を高め、再付着を防止する
上で有効である。
【0035】また、本実施形態では、半導体チップ10
から見て吹付ノズル16aとは反対側に、粘着層17a
を表面上に備えた補足手段である捕捉板17を配置して
いる。この捕捉板17によって、半導体チップ10の実
装面10aから離反した異物を粘着層17aにて吸着さ
せることができるので、異物が大気中に浮遊したり、或
いは、異物が実装面10aに再付着したりすることを防
止することができる。なお、上記捕捉板17の代わり
に、同じ位置に吸引口を配置し、この吸引口を排気装置
に接続し、実装面10aから分離した異物が吸引される
ように構成しても構わない。また、吹付ノズル16aを
半導体チップ10の実装面10aに対向するように向け
るとともに、吹付ノズル16aの周囲に上記捕捉板や吸
引口などの異物捕捉手段を配置してもよい。
【0036】本実施形態では、上記のように、超音波洗
浄機15によって半導体チップ10の実装面10aを洗
浄した後、気体を吹き付けているので、洗浄液で濡れた
実装面10aを乾燥させることができるとともに、実装
面10aに付着している異物を吹き飛ばす効果も期待で
きる。したがって、迅速且つ確実に半導体チップ10の
実装面10aから異物を除去することができる。
【0037】次に、位置検出工程について説明する。図
1(e)に示すように、部品把持軸12を移動させて半
導体チップ10を撮像カメラ14の撮影位置に配置し、
上述と同様に、半導体チップ10の実装面10aに形成
された図示しないアライメントマークの位置を検出す
る。そして、この検出位置に応じて、図1(f)に示す
ように、液晶パネル20の基板張出部21aの表面上に
形成された配線パターン24に半導体チップ10を実装
する。
【0038】この位置検出工程では、撮像カメラを基板
21aの下に配置し、半導体チップ10と基板張出部2
1aが重なった状態で、半導体チップ10と、基板張出
部21aのアライメント位置の検出および位置合わせを
するようにしてもよい。
【0039】[第2実施形態]次に、図2及び図3を参
照して本発明に係る液晶表示装置の製造方法の第2実施
形態について説明する。この実施形態においては、上記
第1実施形態で説明した、図1(a)に示す把持動作、
図1(c)に示す洗浄処理、図1(e)に示す撮影動
作、図1(f)に示す実装動作については全く同様であ
るので、その説明は省略する。
【0040】本実施形態においては、図2に示すよう
に、図1(b)に示す姿勢調整冶具13の代わりに、姿
勢調整冶具33を用いる。この姿勢調整冶具33は、略
方形の平面形状を有する凹部33aを有し、この凹部3
3aには、ほぼ垂直な姿勢規制面33b及び33cが設
けられている。姿勢規制面33bと姿勢規制面33cと
は相互に直交する平面となっている。
【0041】姿勢規制面33bと姿勢規制面33cに
は、それぞれ複数の吸引口33d,33eが形成され、
これらの吸引口33d,33eは、姿勢調整冶具33内
に形成された排気路33fに連通している。排気路33
fは、図示しない排気装置(排気ブロア、真空ポンプな
ど)に接続される。
【0042】また、凹部33aの底面には吹付口33g
が形成され、この吹付口33gは、姿勢調整冶具33内
に形成された給気路33hに連通している。この給気路
33hは、図示しない気体供給源(コンプレッサ、ガス
ボンベ、ガスボンベに接続されたレギュレータなど)に
接続されている。
【0043】上記姿勢調整冶具33を用いた姿勢調整工
程(プレアライメント工程)においては、吸着ヘッド1
2aに吸着保持されている半導体チップ10が凹部33
a内に配置されるようにし、この状態で、部品把持軸1
2を図3に示す2つの矢印の方向へ順次に移動させ、半
導体チップ10を姿勢規制面33b,33cに当接さ
せ、吸着ヘッド12aによる半導体チップ10の吸着部
位がほぼ正規の位置になるように修正する。
【0044】このとき、給気路33hを通して気体を供
給し、凹部33aの底面に形成された吹付口33gから
半導体チップ10の実装面10aに気体を吹き付けるこ
とによって、実装面10aに付着している異物が、半導
体チップ10から離間するように、異物を吹き飛ばすこ
とができる。実装面10aから離れた異物は、上記姿勢
規制面33b,33cに形成された吸引口33d,33
eから吸引され、排気路33fを通して外部に排出され
る。
【0045】この実施形態では、上記第1実施形態の図
1(d)に示した気体吹付処理が半導体チップ10の姿
勢調整工程と同時に実施され、半導体チップ10の実装
面10aに気体を吹き付けることができるので、半導体
チップ10の実装を迅速に行うことができる。また、半
導体チップ10が姿勢規制面33b,33cに当接する
ときに発生する粉塵についても同時に除去することがで
き、さらに、次工程に異物を持ち込むことを防止できる
という利点もある。
【0046】[第3実施形態]次に、図4を参照して本
発明に係る液晶表示装置の製造方法の第3実施形態につ
いて説明する。この実施形態において、上記第1実施形
態の図1(a)、図1(b)、図1(c)、図1(f)
に示す工程については、上記と同様であり、その説明は
省略する。
【0047】本実施形態においては、上述の第1実施形
態において、図1(d)に示す気体の吹き付け処理を、
図1(e)に示す撮像カメラ14による撮影時に並行し
て行うようにしている。図4に示すように、撮像カメラ
14の撮影位置に部品把持軸12を移動させ、半導体チ
ップ10の実装面10aが撮像カメラ14の撮影画面に
入るようにする。このとき、半導体チップ10の一方側
に上記第1実施形態と同様の吹付ノズル16aが配置さ
れ、半導体チップ10から見て、吹付ノズル16aの反
対側に捕捉板17が配置されている。
【0048】本実施形態では、図1(c)に示す超音波
洗浄機13から部品把持軸12を移動させ、半導体チッ
プ10を撮像カメラ14の撮影位置に配置すると、半導
体チップ10は吹付ノズル16aと捕捉板17との間に
配置されたこととなる。この状態で、吹付ノズル16a
から気体を半導体チップ10の実装面10aに吹き付
け、半導体チップ10の実装面10aが洗浄液で濡れて
いる場合には実装面10aを乾燥させ、その後、実装面
10aに付着している異物を吹き飛ばす。その後、撮像
カメラ14によって実装面10aを撮影し、その撮影画
像に基づいて、実装面10aに形成されたアライメント
マーク10cの位置を検出する。
【0049】尚、この実施形態において、吹付ノズル1
6aによる気体吹付処理と、撮像カメラ14による撮影
とを同時並行して行ってもよく、また、撮像カメラ14
による撮影後に気体を吹き付けるようにしても構わな
い。
【0050】この実施形態では、気体吹き付け処理用の
場所と撮像場所とを兼用することができるので、実装装
置の構造をより簡単に、且つ、コンパクトに構成できる
とともに、部品把持軸12の移動に要する動作時間や位
置決め時間を省略することができるので、迅速に処理を
行うことができる。
【0051】尚、本発明の電子部品の実装方法及び実装
装置並びに電気光学装置の製造方法は、上述の図示例に
のみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。例えば、上記実施形態では半導体チップを実装して
いるが、本発明は半導体チップ以外の、コンデンサ等の
各種電子部品を実装する場合にも用いることができる。
また、上記実施形態では吸着ヘッドによって半導体チッ
プの上面を吸着保持しているが、本発明においては、吸
着以外の方法で電子部品を把持してもよく、また、電子
部品の実装面以外の部位であれば如何なる部位を把持し
ても構わない。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
電子部品の実装面以外の部位を把持した状態で、実装面
に対して気体吹付処理を行うので、実装面に付着した異
物を除去することができるから、電子部品に損傷を与え
ることを防止できるとともに、気体吹付処理を行った状
態でそのまま電子部品を被実装体に実装することができ
るので、電子部品を持ち替える必要なく、迅速に実装を
行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の液晶表示装置の製
造方法における半導体チップの実装方法を示す説明図
(a)〜(f)である。
【図2】本発明に係る第2実施形態の液晶表示装置の製
造方法における半導体チップの姿勢調整工程の様子を示
す縦断面図である。
【図3】第2実施形態における姿勢調整工程の様子を示
す概略斜視図である。
【図4】本発明に係る第3実施形態の液晶表示装置の製
造方法における半導体チップの位置検出工程の様子を示
す一部断面正面図である。
【図5】従来の液晶表示装置の製造方法における半導体
チップの実装方法を示す説明図(a)〜(d)である。
【符号の説明】
10 半導体チップ 10a 実装面 10b 端子 10c アライメントマーク 11 トレイ 12 部品把持軸 12a 吸着ヘッド 13,33 姿勢調整冶具 14 撮像カメラ 15 超音波洗浄機 15a 洗浄槽 15b 振動源 15c 洗浄液 16 気体供給源 16a 吹付ノズル 17 捕捉板 17a 粘着層 20 液晶パネル 21,22 基板 21a 基板張出部 24 配線パターン

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を被実装体の表面上に実装する
    電子部品の実装方法であって、前記電子部品の実装面以
    外の部位を把持した状態で、前記実装面に対して気体を
    吹き付ける気体吹付処理を行い、その後、前記電子部品
    を前記被実装体に実装することを特徴とする電子部品の
    実装方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記気体吹付処理に
    おける気体の吹き付けにより前記実装面から離反した異
    物を捕捉する捕捉手段を配置することを特徴とする電子
    部品の実装方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記捕捉手段は粘着
    面であることを特徴とする電子部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    おいて、前記気体吹付処理を行う直前に前記電子部品の
    実装面を液体洗浄する洗浄工程を有することを特徴とす
    る電子部品の実装方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    おいて、前記電子部品の把持姿勢を調整するための姿勢
    調整工程を有し、該姿勢調整工程において前記気体吹付
    処理を並行して行うことを特徴とする電子部品の実装方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    おいて、前記電子部品の把持位置を検出するための位置
    検出工程を有し、該位置検出工程において前記気体吹付
    処理を並行して行うことを特徴とする電子部品の実装方
    法。
  7. 【請求項7】 電子部品を被実装体の表面上に実装する
    電子部品の実装方法であって、前記電子部品の実装面以
    外の部位を把持した状態で、前記電子部品の前記実装面
    を洗浄液中に浸漬し、超音波洗浄を行うことを特徴とす
    る電子部品の実装方法。
  8. 【請求項8】 電子部品を被実装体の表面上に実装する
    ための電子部品の実装装置であって、前記電子部品の実
    装面以外の部位を把持する部品把持部を有し、前記被実
    装体の表面上に前記電子部品を供給する部品供給手段
    と、前記部品把持部に把持された前記電子部品の前記実
    装面に対して気体を吹き付ける気体吹付手段とを有する
    ことを特徴とする電子部品の実装装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記気体吹付処理に
    おける気体の吹き付けにより前記実装面から離反した異
    物を捕捉する異物捕捉手段が配置されていることを特徴
    とする電子部品の実装装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記捕捉手段は粘
    着面であることを特徴とする電子部品の実装装置。
  11. 【請求項11】 請求項8乃至請求項10のいずれか1
    項において、前記電子部品の実装面を液体洗浄するため
    の洗浄槽を有し、前記部品供給手段は、前記気体吹付処
    理を行う直前に前記実装面を前記洗浄槽内の洗浄液中に
    浸漬するように構成されていることを特徴とする電子部
    品の実装装置。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至請求項11のいずれか1
    項において、前記部品把持部によって把持された前記電
    子部品の把持姿勢を調整するための姿勢調整部を有し、
    該姿勢調整部には、前記電子部品に当接して前記把持姿
    勢を規制するための姿勢規制面が設けられ、前記部品供
    給手段によって前記部品把持部に把持された前記電子部
    品を前記姿勢規制面に当接させて前記部品把持部による
    前記電子部品の把持姿勢を調整するように構成され、前
    記気体吹付手段は、前記把持姿勢の調整中における前記
    電子部品の前記実装面に対して気体を吹き付けるように
    構成されていることを特徴とする電子部品の実装装置。
  13. 【請求項13】 請求項8乃至請求項11のいずれか1
    項において、前記部品把持部によって把持された前記電
    子部品の位置を検出するための位置検出部を有し、該位
    置検出部には、前記電子部品の位置を検出するための検
    出手段が設けられ、前記気体吹付手段は、前記検出手段
    による位置検出中の姿勢にある前記電子部品の前記実装
    面に対して気体を吹き付けるように構成されていること
    を特徴とする電子部品の実装装置。
  14. 【請求項14】 電子部品を被実装体の表面上に実装す
    るための電子部品の実装装置であって、前記電子部品の
    実装面以外の部位を把持する部品把持部を有し、前記被
    実装体の表面上に前記電子部品を供給する部品供給手段
    と、洗浄液を収容した超音波洗浄槽とを有し、前記部品
    供給手段は、前記基板表面上に前記電子部品を供給する
    前に、前記部品把持部に把持された前記電子部品の前記
    実装面を前記洗浄液中に浸漬して超音波洗浄を行うよう
    に構成されていることを特徴とする電子部品の実装装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項7までのいずれか
    1項に記載された電子部品の実装方法を用いて、基板上
    に電気光学物質が配置されてなる電気光学装置を前記被
    実装体とし、前記基板の表面上に前記電子部品を実装す
    ることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
JP2000059226A 2000-03-03 2000-03-03 電子部品の実装方法及び実装装置並びに電気光学装置の製造方法 Withdrawn JP2001246523A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011245569A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Ihi Corp 切削部を有するワークの把持装置及び把持方法
JP2014108496A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Kawada Industries Inc 多関節型ロボットによるワーク位置決め方法およびそのワーク位置決め方法を用いた多関節型ロボットによるワーク装着方法
CN112247551A (zh) * 2019-06-24 2021-01-22 上海谷森医药有限公司 一种软雾剂雾化器喷嘴雾化芯片自动组装装置

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