JP2001246425A - 金属薄板に対する突起部形成装置及び金属外装ケースの製造方法並びにその製造方法を用いた金属外装ケース - Google Patents

金属薄板に対する突起部形成装置及び金属外装ケースの製造方法並びにその製造方法を用いた金属外装ケース

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JP2001246425A
JP2001246425A JP2000058394A JP2000058394A JP2001246425A JP 2001246425 A JP2001246425 A JP 2001246425A JP 2000058394 A JP2000058394 A JP 2000058394A JP 2000058394 A JP2000058394 A JP 2000058394A JP 2001246425 A JP2001246425 A JP 2001246425A
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Susumu Kondo
暹 近藤
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KYUSHU SANEI KINZOKU KOGYO KK
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業工程が簡単で、作業時間が短く、かつ、
成型時のケースを軽量かつ極薄化でき、しかもケースの
表面にビスやプレス凹部等を形成させないで優れた外観
を保持させる金属製外装用ケースの構成部材である金属
薄板に対する突起部形成装置及びその製造方法並びに金
属外装ケースを提供する。 【構成】金属薄板に対する突起部形成装置は、金属薄板
11の成型面11aに面状に密着し、かつ所要の位置に
貫通孔56を有する密着基台28と、密着基台の貫通孔
56の壁面に摺動しつつ金属薄板11に向けて出入自在
に移動し、圧接部60と、非圧接部62である凹部64
と、を有する出入型30と、を備え圧接駆動機構34に
より出入型を圧接させるときに出入型部分のみへの押圧
力で金属薄板に直接に突起部を形成させ、製造効率を向
上させ、かつ意匠感に優れた金属外装ケースを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用のMD、C
Dプレイヤー、録音・再生カセットテープ器、携帯電
話、携帯用モバイル機器、カメラその他の小型の電子、
電気機器、事業用の家電、電気工事用等の基板等、金属
薄板に対する突起部形成装置及びその方法並びにその形
成方法を用いた金属薄板に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、携帯電話、MD(ミニディスク)
プレーヤー、CD(コンパクトディスク)プレーヤー、
カセットテープを用いた録音、再生器、携帯用モバイル
機器、電子辞書、カメラ等の携帯性の電子、電気、通信
機器等が知られており、若年層あるいは青年、成年層に
ついても日常生活、仕事等で一般的に汎用されている。
さらに、DVD機器、MP3プレーヤー等の音楽、映像
分野等でも新製品の開発が著しく次々に新たな装置機器
が発表されている。このような、電子、通信その他の機
器類について、特に携帯性の機器については軽量で小型
であるとともに、家庭外で使用されることを前提として
いるため製品化された際の外観、あるいは意匠感が重要
であり、着色や模様を施す外装ケースそのものが薄肉で
しかも、突出部や凹部がなく着色による色彩の映えが良
好で、スッキリとしたスマートなデザインのものが一般
に好まれる。
【0003】図15には、従来の例えば携帯式のMDプ
レーヤーの外装ケースに対する内部の概略構成が示され
ており、金属薄板を例えばプレス成型して構成された本
体ケース200に開閉蓋202が開閉可能に設けられ、
本体ケース200内にはIC基板や種々の回路素子等2
04を、組み付けた回路基板206が取り付けビス20
8を介して支持用基板210に取りつけられている。支
持用基板210にはモータ等の駆動装置、プーリ、操作
パネル等も装置されている。この従来の外装ケースで
は、支持用基板210の両端側をL字状に曲折させ、予
め本体ケースの側壁にビス孔を穿孔し、このビス孔から
内部に配置させた支持用基板の側壁にビスを螺着させて
固定していた。また、例えば、部品や樹脂モールド材の
位置決めのために本体ケースの内底部に位置決めピンを
溶着固定したり、あるいは他の支持用基板に加締め付け
て固定する等の方法により回路基板や、回路素子、モー
タ、プーリ等の内装を行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の外装ケースについて、支持用基板210の両端
側をL字状に曲折させて本体ケースの側壁にビス止めす
る固定方法では、本体ケース200に対するビス孔と支
持用基板210の固定位置の位置合わせ設定が煩雑であ
るとともに、ケースの外部にビスのヘッドが露出し、外
観を損なうばかりでなく、支持用基板210の両端側の
折曲部分の板厚のぶんがスペース効率を悪くさせ、さら
に、支持用基板210の裏面側において上方に向けてビ
ス固定するからL字折曲部分の高さを極端に低位置に設
定できず、よって、外装ケースの薄肉化を阻害する要因
ともなっていた。また、本体ケース200の内底部にピ
ンを溶接して立設する場合や、他の支持用基板に加締め
付けて固定する方法では、溶接の作業が手作業とならざ
るをえず、作業工数、作業時間がかかり、コスト高とな
る問題があった。
【0005】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、作業工程が簡単で、作業時間が短
く、かつ、成型時のケースを軽量かつ極薄化でき、しか
もケースの表面にビスやプレス凹部等を形成させないで
優れた外観を保持させることのできる電子、電気、通信
機器等の特に金属製外装用ケースを形成させ得る金属薄
板に対する突起部形成装置及び金属外装ケースの製造方
法並びにその製造方法を用いた金属外装ケースを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、金属薄板11の成型面11aに面状に
密着し、かつ所要の位置に貫通孔56を有する密着基台
28と、密着基台の貫通孔56の壁面に摺動しつつ金属
薄板11に向けて出入自在に設けられ該貫通孔56の形
状の内側に設けられ金属薄板11に圧接される圧接部6
0と、非圧接部62である凹部64と、を有する出入型
30と、金属薄板の成型面に密着基台の密着面を密着さ
せた状態を維持しつつ出入型30のみを金属薄板11に
対して相対的に圧接駆動させる圧接駆動機構34と、を
備えてなる金属薄板に対する突起部形成装置10から構
成される。
【0007】また、出入型30の凹部64は環条凹溝6
6であることとしてもよい。
【0008】また、出入型30の凹部64は円柱溝32
であることとしてもよい。
【0009】また、出入型30は圧接部60又は凹部6
4の一部を形成する先端部を有し、密着基台28に対し
着脱可能な内筒78及び外筒76からなり、内筒及び外
筒も相互に着脱可能であることとしてもよい。
【0010】また、出入型30は圧接部60を含む第1
筒84と、環条凹溝66の溝底部67を含む第2筒86
と、環条凹溝66内の内側の突丘部を形成する第3筒8
8と、を備え、それらは密着基台28に対し着脱可能で
あるとともにそれぞれが相互に着脱可能であることとし
てもよい。
【0011】また、圧接駆動機構34は金属薄板11の
成型面11aの裏面側から押圧力を加える押圧部26を
有することとしてもよい。
【0012】さらに、圧接駆動機構34の圧接後、圧接
力を解除する際に出入型30と金属薄板11との圧接咬
み合い状態を自動的に離脱させるストリッパ機構74を
備えてなることとしてもよい。
【0013】次に、本発明は、金属薄板11の成型面1
1aに圧接部60と、非圧接部である凹部64と、を有
する出入型30を圧接するとともに、同出入型の圧接時
に同出入型の出突部31の外形輪郭外の周囲部分(2
8)を金属薄板11の成型面11a側に当接させ、出入
型30の圧接による金属薄板の余肉材料を前記非圧接部
である凹部64側に逃げさせて所望の突起部13を形成
させた金属薄板とし、これを成型加工してなる金属外装
ケース(73)の製造方法から構成される。
【0014】さらに、本発明は、金属薄板の成型面に圧
接部60と、非圧接部である凹部64と、を有する出入
型30を圧接するとともに、同出入型の圧接時に同出入
型の出突部31の外形輪郭外の周囲部分(28)を金属
薄板の成型面11a側に当接させ、出入型30の圧接に
よる金属薄板の余肉材料を前記非圧接部である凹部64
側に逃げさせて所望の突起部13を形成させた金属薄板
とし、これを成型加工して構成した金属外装ケース(7
3)から構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
金属薄板に対する突起部形成装置について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1、図2は本発明の第1の実
施形態にかかる金属薄板に対する突起部形成装置10を
示しており、図1において、この金属薄板に対する突起
部形成装置(以下「形成装置」という)を組み付けたプ
レス装置12が示されている。プレス装置12は基本的
には金属製の構成部材からなっており、プレスベッド1
4の上面に固定状に載設された下ホルダ台16を備え、
この下ホルダ台16の上面側に四角ケース状の機枠18
が設けられている。この機枠18の上面側にはその上面
板から段落ち状に凹陥した位置決め部20が設けられて
おり、この位置決め部20内にワークとしての成型すべ
き金属薄板11が装着される。金属薄板11は、例えば
1.0mm以下の鋼板からなり、アルミニウム、アルミ
ニウム合金、鉄、ステンレスその他金属、あるいは合金
製の薄板である。
【0016】一方、この機枠18の上方位置には上ホル
ダ台17の下面側に支持固定され下面側に平坦な圧着面
22aを有するパンチ台22が設けられており、これら
上ホルダ17とパンチ台22が押圧部26を形成してい
る。この上ホルダ17は図示しない油圧駆動装置に接続
されており、さらに図示しない案内機構によって案内さ
れながら下方にプレス動作を行ないつつ上下方向に進退
移動しうるようになっている。そして、前記した機枠1
8の内部に形成装置10が配置されている。
【0017】形成装置10は金属薄板の成型面に密着す
る金属製台板からなる密着基台28と、密着基台28を
縦に貫通するように設けられた貫通孔56から出入自在
に設けられたピストンロッド状の出入型30と、出入型
30を金属薄板11に対して相対的に圧接駆動させる圧
接駆動機構34とを備えている。
【0018】図2、図3(a)、(b)は、金属薄板に
対する突起部形成装置10の第1の実施形態の作用説明
を兼ねた装置の要部構成を示しており、図2は押圧部2
6の押圧動作前の状態を示し、図3(a)は押圧動作中
を示し、図3(b)は押圧動作を解除して押圧部を上方
に復帰移動させた状態を示している。図2において、機
枠固定板としての上固定板36と下固定板38が相互に
密着状に重ね合わされた状態でそれぞれ図示しない機枠
に水平状に固定されている。また、下固定板38の下面
側には浮動板40が面を上下方向に向けて水平状かつ浮
動状に図示しない案内ロッド等により案内されて上下に
自由に移動するように設けられている。さらにこの浮動
板40の下面側には例えば押バネのような付勢部材41
からなる付勢手段42が下端を機枠18の底壁44に当
着した状態で縦方向に固定されて立設配置されており、
したがって、付勢部材41は常時、浮動板に対して上方
向に持ち上げるような付勢力を与えながら、その上端で
浮動板40を浮動状に支持している。
【0019】一方、上下固定板36、38の適宜の位置
には、これらの上下固定板を縦方向に貫通するようにロ
ッド孔46が穿孔されている。そして、このロッド孔内
に密着状にスライドし得るように移動ロッド48が上下
に移動自在に設けられている。この移動ロッド48の下
端は浮動板40の上面に載置されており、したがって、
付勢部材41を介して浮動板40が上下移動することに
より、移動ロッド48も同期して縦方向に自由に上下移
動するようになっている。
【0020】この移動ロッド48はその長手方向長さが
上下固定板36、38の重ね合わせた厚み幅よりも長く
形成されており、したがって、押圧部26による上方側
からの押圧力が付与されない状態では、図2に示すよう
に、付勢部材41の付勢力により浮動板40を介して移
動ロッドの上端は上固定板36の上面よりもh1の高さ
分だけ上方にむけて突設した状態となっている。
【0021】移動ロッド48の上面に載置されるように
中間板50が上下に面を向けて水平状に配置されてお
り、さらにこの中間板50の上面には上下に平坦な面を
向けた金属等からなる密着基台28が載置されている。
したがって、中間板50と密着基台28は一体的に上下
移動するとともに、この上下動に対応して移動ロッドが
上下動しさらに同移動ロッドの下面に配置された浮動板
40もこれに同期して上下移動することとなる。
【0022】図において、密着基台28の所要の位置に
は下端側を拡大させた鍔部51を有する中空の円筒部5
2が埋め込み状に縦方向に固定されている。この円筒部
52の中空孔が貫通孔56とされる。この円筒部52の
貫通孔56に縦方向に位置を合わせて中間板50にも孔
58が縦方向に貫通して設けられている。そして、上固
定板36には下端側を鍔状に拡大させて埋め込み状に固
定されるとともに、中間板50の孔58と円筒部内に設
けられた貫通孔56にスライド可能に嵌入し、かつその
上端側に圧接部60と非圧接部62を有する円柱ロッド
状の出入型30が配置されている。これによって、密着
基台28と中間板50とが一体的に上下動するのに同期
して貫通孔56に対して出入型30が相対的にスライド
移動し、このとき、出入型30の上端が密着基台28の
上端平面から先端側を出没させることとなる。そして、
図2の状態で上方から密着基台28に向けて押圧力を加
えると貫通孔56において、密着基台28と中間板50
が円柱体からなる出入型30とスライドし、同時にこの
出入型30に沿って案内されながら中間板50の下面が
上固定板36に当接するまで下降することとなる。実施
形態において、密着基台28内に円筒部52を埋め込み
状に配置させ、この円筒部52の中空孔を貫通孔56と
しているが、円筒部52は必ずしも設けずとも、密着基
台28に直接貫通孔56を設けてこの中にスライド自在
に出入型30を設けるようにしてもよい。円筒部52
は、その筒の先端縁角部が金属薄板への圧接力と出入型
30の突設力を直接に受ける点から、同円筒部52を配
置させることにより、角部を補強し、出入型30の突設
による圧接時に際しても密着基台の金属薄板への密着状
態を確実に保持させることができる。
【0023】本発明において、一つの特徴的なことは出
入型30は密着基台28の貫通孔56の孔壁面に摺動し
つつ金属薄板11に向けて出入自在に設けられ、出入型
30の金属薄板との対向面側、すなわち出入型30の上
端部には、この貫通孔56の形状の内側に金属薄板に圧
接される圧接部60と非圧接部である凹部64とが設け
られ、さらに圧接駆動機構34が金属薄板11の成型面
11aに密着基台28の密着面(図で上面側)を密着さ
せた状態を維持しつつ出入型30のみを金属薄板11に
対して相対的に圧接駆動させることである。
【0024】図において、密着基台28に埋設された円
筒部52の貫通孔56にスライド状態で上下移動する出
入型30の上端は平坦面として形成されており、この出
入型30の上端側であって貫通孔56の正面輪郭形状の
内側には環状の凹溝66が円形の貫通孔に対して同心円
状かつドーナツ状に凹設されている。この環状凹溝66
は上面側に金属薄板11を載置させてその載置面の裏面
側となる方向、すなわち図2上、金属薄板11の上面側
から押圧力を付加させたときに圧接力が働かない非圧接
部である凹部64を構成するとともにこの環状凹溝66
の内部円形部分70と外部のドーナツ形状部分72であ
る出入型の上端面部分は平坦面として形成され、この平
坦面が金属薄板11に圧接される圧接部60とされる。
出入型30は、その先端に出突部31を形成して設けて
おり、この出突部31が金属薄板の面に直交方向に圧接
する圧接部60と、非圧接部である凹部64を含む。
【0025】図4は、押圧部26を下方に押下げ作動さ
せて金属薄板11の裏面側全体を圧接させる状態を示し
ており、図2のように出入型30と円筒部52を含む密
着基台28の上端面は金属薄板11の成型面11a側に
完全に密着した状態から金属薄板11の裏面側を押し下
げるとh1あるいはh2の移動しろぶんだけ密着基台2
8と中間板50が一体的に下降し下死点位置で停止す
る。このとき、出入型30は相対的に金属薄板11側に
直角方向に移動しかつ強圧的にその上端側を金属薄板の
面に対して突出し、これを圧接させる。圧接による金属
材料の余肉は出入型30の突出部分以外の周壁である密
着基台部分(円筒部52の上端部分)が金属薄板に対し
て面状に密着しているから図4矢示のように環条凹溝6
6内に逃げ、下向きに開口した有底の反転中空円筒状突
起部13が形成される。
【0026】このように、この出入型30の上面全体を
完全に覆うように加工すべき金属薄板11を載置させこ
の金属薄板の上面側から押圧力を付与することにより、
金属薄板11の成形面11a側に突起部を形成しつつ密
着基台28と中間板50全体が強圧的に押し下げられ、
上固定板36に当接する下死点位置まで密着基台等が下
降することにより完全な中空円筒状の突起部13が形成
される。また、前述した押圧部26のパンチ台22は下
面が平面となっており、押圧時には金属薄板11の上面
全体に密着当接した状態で同金属薄板全体について押下
げ力を生じさせるから、金属薄板11の裏面側には何ら
の凹凸部分が形成されず平坦な面を保持することとな
る。
【0027】この実施形態において、出入型30と金属
薄板11との噛み合い状態から噛み合い力よりも強い力
で常時密着基台28を金属薄板11方向すなわち上方に
付勢させる付勢部材41と浮動板40と移動ロッド48
によりストリッパ機構74が構成されている。
【0028】次に第1の実施形態に係る形成装置10の
作用を説明すると、平坦面として形成された密着基台2
8の上面に成形すべき金属薄板11の成型面11a側を
下面側として載置する。そして、図2の状態から押圧部
26により金属薄板の上面全体を押圧させると、付勢部
材41の付勢力に抗して密着基台28全体を押し下げ、
密着基台と中間板とが一体的に下方に押し下げられて上
固定板36の上面側である下死点位置まで押し下げられ
て停止する。
【0029】このとき、図3(a)に示すように移動ロ
ッド48は下端側を下固定板38からh2の高さ幅だけ
下方に突出させた状態となり浮動板40もそのぶんだけ
押し下げられて付勢部材41としてのバネを圧縮状態と
させている。この押圧部26の押圧動作時において、図
4に示すように、密着基台28の密着面と金属薄板11
の成型面とは面合わせ状に密着状態となっており、図2
状態から図3(a)状態に移行するときには出入型30
の圧接部60によって圧接力を加えたぶんの金属薄板1
1の圧接された材料部分である余肉材料が非押圧部であ
る凹部64すなわち環状凹溝66内に逃げ込み、これに
よって出入型30の先端のドーナツ形状部分72と溝の
内部円形部分70による環状凹溝66内の逃げ込み余肉
部により図7に示すような有底円筒状の突起部13aを
形成させることとなる。
【0030】そして、押圧部26による圧接力を解除す
ると、付勢部材41の弾発付勢力により浮動板40及び
移動ロッド48を上方に押し上げるストリッパ機構74
により、図3(b)に示すように出入型30と金属薄板
11との圧接噛合い状態を自動的に離脱させることとな
る。
【0031】このようにして、単に一回の押圧部による
押圧プレス動作によって金属薄板11の一面側を無傷の
平面に維持させるとともにその片面側である成型面に有
底の中空円筒形状の突起部を形成させることができる。
これによって、例えばさらにこの成形後の金属薄板の端
縁部分をプレス曲げや絞り加工することによって側壁を
押し立て形成し電子部品や通信機器等の例えば図8に示
すような外装ケースの本体73等を簡単に形成させるこ
とが可能となる。そして、外装ケースの成型面に材料余
肉によって直接に形成された突起部13の中空内部にね
じ溝を形成させ、このねじ溝を利用して図14に示すよ
うに基板類を螺着させることにより、ケースの外面に何
らの取り付け孔や凹部を設けることなく、平坦でスマー
トな印象を与える外観とすることができる。また、余肉
により直接にビス穴用等の突起部を形成するから基板類
の押し曲げや板厚による余分な厚みスペース等が不要と
なり、極薄タイプで軽量コンパクトな外装ケースを低コ
ストで製造することができる。
【0032】突起部13自体は、金属薄板11に対して
2個以上でかつ任意の取付け位置に同時に形成するよう
にしてもよく、この場合は予め密着基台に貫通孔を設計
に基づいて穿孔させておき、これに複数の出入型30を
それぞれ配置させて同様に上面側から押圧部によってプ
レス動作を行えばよく、この場合においても単に一回の
プレス動作だけで瞬時に複数の突起部13を単一の金属
薄板に対して形成させることができる。
【0033】出入型30の圧接部60と非圧接部である
凹部64の形状、構成は図5、図6に示すような構成と
しても良い。図5では、出入型30の密着基台28の面
から出没する部分31は例えば円形の出入型の先端上面
の中心部に円柱状の溝32を形成してもよく、この場合
この円柱状溝が非圧接部62の凹部64とされ、それ以
外のドーナツ状部の平面が圧接部60とされる。この場
合には、図7に示すように金属薄板11にはドーナツ状
部の平面部分に対応する部分が金属薄板11の成型面1
1aから環条に凹設されるとともに、その中央位置に出
入型の円柱状溝に対応する部分が金属薄板の成型面にお
いて円柱状の突起13bとして突起部が形成される。
【0034】また、図6では、出入型30の密着基台2
8の面から出没する部分31は例えば円柱状のロッドの
先端の側壁側において、断面長方形状の切り欠き33を
周状に形成して段付き形状としたものであり、この場合
には段付き状の段差面35が周囲の密着基台28の上面
と面一となる高さを押圧下限として押圧部26により押
圧させることにより図7に示すような周囲に凹陥部分が
ない中空円筒13cが形成される。この場合、断面長方
形状の周状の切り欠き33が非圧接部62の凹部64と
され、それ以外の中央部の円柱状部分の上端平面が圧接
部60とされる。
【0035】出入型30の圧接部60と非圧接部である
凹部64の形状、構成は上記した例以外の任意の構成と
しても良い。例えば、出入型30を円筒形状でなく、三
角筒、四角筒、その他の多角筒形状や、中実の多角筒形
状、円筒形状、台形、錐体、凹凸状その他任意の形状と
し、これに対応する突起部を形成させるようにしてもよ
い。
【0036】上述のように、金属薄板11の成型面11
aに圧接部60と、非圧接部62である凹部64と、を
有する出入型30を圧接するとともに、同出入型の圧接
時に同出入型の出突部31の外形輪郭外の周囲部分(2
8)を金属薄板の成型面11a側に当接させ、出入型3
0の圧接による金属薄板の余肉材料を非圧接部である凹
部64側に逃げさせて所望の突起部13を形成させた金
属薄板11とし、これを例えばプレス曲げ等による成型
加工を行なって金属外装ケース(73)を製造すること
ができる。
【0037】次に図9ないし図11に基づいて本発明の
形成装置の第2の実施形態について説明するが第1の実
施形態と同一部材には同一符号を付し、その詳細な説明
を省略する。この第2の実施形態については出入型の構
成が前記した第1の実施形態と異なっている。その他の
構成は第1の実施形態と全く同一である。図9におい
て、密着基台28に埋め込み状に配置された円筒部52
の貫通孔56を相対的にスライド移動する出入型30は
外筒76と内筒78の二重筒構成からなっている。そし
て、外筒76及び内筒78が貫通孔56から着脱可能で
あるとともに外筒と内筒も相互に着脱ができるようにな
っている。外筒76は円筒部52の貫通孔56よりもや
や小さく形成された直径の中空円筒形からなり貫通孔の
孔壁面に摺動状に上下動し得るように設けられている。
【0038】また、内筒78は外筒76の中空孔内にお
いてその孔壁に摺動しつつスライド状に移動し得るよう
に配置された先端が拡小したロッドからなり、その基部
側が拡大した拡大部を備えて外筒76の中空孔に嵌合さ
れ、外筒76と一体的に上下移動するようになってい
る。この内筒78の上端面すなわち金属薄板11の成型
面11a側の部分は断面長方形状の切欠が周方向に設け
られて中央に細径のロッド80が形成されている。そし
て、金属薄板を上面に載置させて成形加圧力がこの金属
薄板の面に加えられるときには密着基台28の上面と円
筒部52の上面と外筒76の上端面と内筒78の細径ロ
ッド上面とが面一状となるように設定されている。この
実施形態において出入型30の圧接部60は外筒76の
ドーナツ形の上端平面とロッド80の上端平面とにより
形成されるとともに、非圧接部62としての凹部64
は、内筒78の断面長方形状の切欠により形成されてい
る。
【0039】すなわち、この状態では凹部64部分が環
状凹溝66を形成することとなる。したがって、この第
2の実施形態においても図9に示す加圧直前の状態か
ら、金属薄板の上面全体に押圧部によって押圧プレスさ
せると、密着基台28と中間板50とが上固定板36に
当接するまで押下げられ、このとき、圧接された金属薄
板11の圧接面における余肉材料部分がこの環状凹溝6
6内に逃げ込んで有底の中空円筒状突起部13を形成さ
せることとなる。この第2の実施形態では、内筒78と
外筒76を取り出して内筒78を断面長方形状の切欠の
高さ方向幅を種々異ならしめたものを複数個用意してお
けば必要に応じて形成すべき円筒形の突出高さに設定す
ることができる。
【0040】この第2実施形態においても、凹部64を
中実円筒形状としてもよく、例えば図11において、出
入型30の非押圧部である凹部64は環状の凹溝とせず
に円柱形の溝82として構成している。この場合には、
内筒78の先端側を細径のロッドを形成するような断面
長方形状の切欠とすることなく、単に内筒の上端高さ位
置を外筒76の上端高さ位置よりも低く設定しただけの
状態にして円柱溝構成とすることによって実現させるこ
とができる。
【0041】この第2実施形態においても前記した第1
実施形態と同様に出入型30の先端側の圧接部と非圧接
部の構成は任意に設定してよい。本実施形態では、同一
の密着基台について種々の突起部の種類に対応して異な
る種類の出入型を予め密着基台に対して配置させておく
ことによって一回の押圧プレス動作により瞬時に所望の
例えば図8に見られるような外装ケース等の素材となる
金属薄板11の突起部13を形成させることが可能であ
る。特にこの実施形態によれば、外筒76と内筒78を
取り外して任意の組み合わせ凹凸形状を形成し得るよう
な筒形状のものに交換して簡単かつ短時間に段取り替え
ができる。
【0042】この実施形態においても例えば図12に示
すように、1つの密着基台28に対して複数個でしかも
任意の圧接部・凹部の形状の出入型30を同時に金属薄
板に対して圧接可能に組み付けてもよく、この場合に
は、環条凹溝66タイプの溝の径を異ならしめて、小径
タイプの突起部とより大きな径のタイプの突起部を1回
の押圧部によるプレス動作で複数の突起部13を同時に
形成させるようにしている。
【0043】次に図13に基づいて第3の実施形態に係
る突起部形成装置について説明するが第1の実施形態と
同一部材には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。図13においてはストリッパ機構や押圧駆動部等に
ついての図示を省略している。この実施形態において
は、出入型30は圧接部60を含む第1筒84と環状凹
溝66の溝底部67を含む第2筒86と環状凹溝内の内
側の突丘部を形成する第3筒88とを備えており、それ
らは密着基台28に対して着脱可能であるとともにそれ
ぞれが相互に着脱可能であるようになっている。
【0044】密着基台28の円筒部の貫通孔56内に相
対的に上下スライド可能に設けられた外側の筒である第
1筒84の中空孔内には同第1筒84の上端面より低い
位置にその上端面を設定された中空筒状の第2筒86が
配置され、さらにその第2筒の中空孔内には中間位置か
ら上端側にかかる部分を小径化させたロッド状の第3筒
88がその先端を第2筒86の上端から貫通突出して第
1筒84の上端面と面一状となるように設けられてい
る。この第3筒88の上端平面を含む突出部分が突丘部
とされる。
【0045】これによって、第2筒86の先端(上端)
側が環状凹溝66の溝底部を形成するとともに、第3筒
88の円柱状ロッド先端(上端)の円形が環状凹溝の小
径側の溝輪郭を形成することとなっている。これによっ
ても上面に載置させた金属薄板の上面側からの押圧動作
により、図4ないし図6の先の第1、第2実施形態と同
様の作用と同様に環状凹溝66内に金属薄板11の圧接
による余肉材料が逃げ込んで有底中空円筒状の突起部1
3を形成させることとなる。
【0046】そして、突起部13が有底中空円筒形状の
場合には、その中空孔側にネジ溝を形成させることによ
ってこれにビス止めが可能となり、また、これを円柱形
の溝として図9のように円柱形突起を形成した場合には
位置決め用の突起として機能できるものである。有底中
空円筒状の円筒突出高さは任意の高さに設定してもよ
い。ここにおいて、図14に示すように、取付け基板1
50をビス152により直接に有底中空円筒状の突起部
にねじ込み固定させることができ、同時に他の部材の位
置決めなども可能となって金属薄板の端縁側の絞り加工
やプレス加工によりケース体として構成した場合には従
来よりもより薄型となってさらにその上面側に設置され
る構成部品支持用の支持板等についても上面側に載置さ
せた状態に設置できるからより薄型として構成でき、薄
肉化とともに軽量化も実現させることができる。
【0047】なお、上記した第2、第3の実施形態につ
いても第1実施形態と同様に出入型30を円筒形状のほ
か、三角筒、四角筒、その他の多角筒形状や、中実の多
角筒形状、円筒形状、台形、錐体、凹凸状その他任意の
形状とし、これらの先端側に圧接部60と非圧接部であ
る凹部64の形状を任意に設定して対応する突起部を形
成させるようにしてもよい。
【0048】本発明は上記した実施の形態にのみ限定さ
れるものではなく特許請求の範囲に記載した発明の本質
を変更しない範囲の変更は本発明の範囲に含まれる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の金属薄板に
対する突起部形成装置によれば、金属薄板の成型面に面
状に密着し、かつ所要の位置に貫通孔を有する密着基台
と、密着基台の貫通孔の壁面に摺動しつつ金属薄板に向
けて出入自在に設けられ該貫通孔の形状の内側に設けら
れ金属薄板に圧接される圧接部と、非圧接部である凹部
と、を有する出入型と、金属薄板の成型面に密着基台の
密着面を密着させた状態を維持しつつ出入型のみを金属
薄板に対して相対的に圧接駆動させる圧接駆動機構と、
を備えた構成であるから、一回のプレス動作で一個また
は複数の突起部を瞬時に形成することができるととも
に、直接の圧接面は出入型に対する局部的な圧接力でよ
いから小型のプレス装置によって突起部形成が可能であ
るとともに、例えば外装ケースとして成型した際には非
成型面側となる外部露出面側はビス孔や凹凸の全く無い
極めて意匠観に優れたものとなるうえに、ケース全体が
薄肉でしかも軽量であり製造コストも低廉に維持させる
ことが可能である。
【0050】また、出入型の凹部は環条凹溝である構成
であるから、金属薄板への中空円筒形状の突起部を確実
に形成させることができる。また、出入型の構成も簡単
なものでよく装置コストも低廉に維持し得る。
【0051】また、出入型の凹部は円柱溝である構成で
あるから、金属薄板への成形面には円柱状の突起が形成
されるうえ、一回かつ瞬時のプレス動作によって例えば
外装ケース等に用いた場合の位置決め用の突起が簡単に
形成される。
【0052】また、出入型は圧接部又は凹部の一部を形
成する先端部を有し、密着基台に対し着脱可能な内筒及
び外筒からなり、内筒及び外筒も相互に着脱可能である
構成であるから、内筒の非圧接部としての凹部側の切欠
構成を予め種々の深さや形状のものとして保持しておく
ことによって、必要に応じて取り替えたり一つの密着基
台に対して異なる種類の出入型構成のものを配置させる
ことによって所望の金属薄板に対する突起部を成形させ
ることができる。
【0053】また、出入型は圧接部を含む第1筒と、環
条凹溝の溝底部を含む第2筒と、環条凹溝内の内側の突
丘部を形成する第3筒と、を備え、それらは密着基台に
対し着脱可能であるとともにそれぞれが相互に着脱可能
である構成であるから、第1、第2、第3筒を取り外し
て第2筒の上端面となる環状凹溝の溝底部の深さを種々
異ならしめたものを予め用意して必要に応じて中空円筒
形の突起の高さのものを同じに成形させることができ
る。
【0054】また、駆動機構は金属薄板の成型面の裏面
側から押圧力を加える押圧部を有する構成であるから、
押圧力の加圧面を金属薄板の成形面の裏面側全体に密着
するように構成させることによって成形面側に突起部を
形成した状態でもその裏面側を凹凸やビス孔等がない完
全なフラット面として形成させることができ電子機器等
の外装ケースとして仕上げたときに極めてスマートで外
観に優れたものとして構成させることが可能である。
【0055】また、圧接駆動機構の圧接後、圧接力を解
除する際に出入型と金属薄板との圧接咬み合い状態を自
動的に離脱させるストリッパ機構を備えてなる構成であ
るから、金属薄板に対する圧接力を付加し、その後直線
的な移動によって押圧部を退避させるだけの往復動作だ
けで金属薄板と出入型との噛合状態を自動的に離脱させ
ることができ金属薄板材料の投入及び取り出し工程が極
めて短時間で行われサイクルタイムの大幅な短縮化を図
ることができる。
【0056】また、金属薄板の成型面に圧接部と、非圧
接部である凹部と、を有する出入型を圧接するととも
に、同出入型の圧接時に同出入型の出突部の外形輪郭外
の周囲部分を金属薄板の成型面側に当接させ、出入型の
圧接による金属薄板の材料を前記非圧接部である凹部側
に逃げさせて所望の突起部を形成させた金属薄板とし、
これを成型加工してなる金属外装ケースの製造方法で構
成されるから、ケースの素材となる金属薄板への突出部
を一回のプレス動作で一個または複数について瞬時に形
成することができるとともに、直接の圧接面は出入型に
対する局部的な圧接力でよいから小型のプレス装置によ
って突起部形成が可能であるとともに、縁部を曲げ加工
して形成した外装ケースの非成形面側となる外部露出面
側はビス孔や凹凸の全く無い極めて意匠観に優れたもの
となるうえに、ケース全体が薄肉でしかも軽量であり金
属外装ケース全体の製造コストも低廉に維持させること
が可能である。
【0057】また、金属薄板の成型面に圧接部と、非圧
接部である凹部と、を有する出入型を圧接するととも
に、同出入型の圧接時に同出入型の出突部の外形輪郭外
の周囲部分を金属薄板の成型面側に当接させ、出入型の
圧接による金属薄板の材料を前記非圧接部である凹部側
に逃げさせて所望の突起部を形成させた金属薄板とし、
これを成型加工して構成した金属外装ケースで構成され
るから、ケースの素材となる金属薄板への突出部を一回
のプレス動作で一個または複数について瞬時に形成する
ことができるとともに、直接の圧接面は出入型に対する
局部的な圧接力でよいから小型のプレス装置によって突
起部形成が可能であるとともに、縁部を曲げ加工して形
成した外装ケースの非成形面側となる外部露出面側はビ
ス孔や凹凸の全く無い極めて意匠観に優れたものとなる
うえに、ケース全体が薄肉でしかも軽量であり金属外装
ケース全体の製造コストも低廉に維持させることが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る金属薄板に対する突
起部成形装置を組み込んだ全体のプレス装置の斜視図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかる金属薄板に対
する突起部形成装置の作用説明兼概略構成説明図であ
る。
【図3】(a)、(b)は、第1の実施形態の突起部形
成装置の作用説明図である。
【図4】第1の実施形態の突起部形成装置の出突部の構
成説明兼作用説明図である。
【図5】出突部の他の例の構成説明兼作用説明図であ
る。
【図6】出突部の他の例の構成説明兼作用説明図であ
る。
【図7】金属薄板に形成された突起部の断面説明図であ
る。
【図8】実施形態の金属薄板に対する突起部形成装置に
よって形成された金属薄板を用いて外装ケースの一部を
成形させた状態の斜視説明図である。
【図9】本発明の第2の実施形態の金属薄板に対する突
起部形成装置の一部省略要部構成説明図である。
【図10】(a)、(b)は、その作用説明図である。
【図11】出突部を円柱状溝として構成した例を示す概
略構成説明図である。
【図12】実施の形態に係る突起部形成装置の出入型を
異ならしめたものを一つの密着基台に装備させた状態の
説明図である。
【図13】本発明の第3の実施形態の概略構成説明図で
ある。
【図14】本発明の実施の形態によって形成された金属
薄板を用いて形成させた金属外装ケースの概略断面説明
図である。
【図15】従来の電子機器内の概略断面構成説明図であ
る。
【符号の説明】
10 金属薄板に対する突起部形成装置 11 金属薄板 12 プレス装置 26 押圧部 28 密着基台 29 貫通孔 30 出入型 34 圧接駆動機構 41 付勢部材 48 移動ロッド 56 貫通孔 60 圧接部 62 非圧接部 66 凹溝 70 凸部 74 ストリッパ機構 76 外筒 78 内筒

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄板の成型面に面状に密着し、かつ
    所要の位置に貫通孔を有する密着基台と、 密着基台の貫通孔の壁面に摺動しつつ金属薄板に向けて
    出入自在に設けられ該貫通孔の形状の内側に設けられ金
    属薄板に圧接される圧接部と、非圧接部である凹部と、
    を有する出入型と、 金属薄板の成型面に密着基台の密着面を密着させた状態
    を維持しつつ出入型のみを金属薄板に対して相対的に圧
    接駆動させる圧接駆動機構と、を備えてなる金属薄板に
    対する突起部形成装置。
  2. 【請求項2】 出入型の凹部は環条凹溝である請求項1
    記載の金属薄板に対する突起部形成装置。
  3. 【請求項3】 出入型の凹部は円柱溝である請求項1記
    載の金属薄板に対する突起部形成装置。
  4. 【請求項4】 出入型は圧接部又は凹部の一部を形成す
    る先端部を有し、密着基台に対し着脱可能な内筒及び外
    筒からなり、内筒及び外筒も相互に着脱可能である請求
    項1ないし3のいずれかに記載の金属薄板に対する突起
    部形成装置。
  5. 【請求項5】 出入型は圧接部を含む第1筒と、環条凹
    溝の溝底部を含む第2筒と、環条凹溝内の内側の突丘部
    を形成する第3筒と、を備え、それらは密着基台に対し
    着脱可能であるとともにそれぞれが相互に着脱可能であ
    る請求項3記載の金属薄板に対する突起部形成装置。
  6. 【請求項6】 圧接駆動機構は金属薄板の成型面の裏面
    側から押圧力を加える押圧部を有する請求項1ないし5
    のいずれかに記載の金属薄板に対する突起部形成装置。
  7. 【請求項7】 圧接駆動機構の圧接後、圧接力を解除す
    る際に出入型と金属薄板との圧接咬み合い状態を自動的
    に離脱させるストリッパ機構を備えてなる請求項1ない
    し6のいずれかに記載の金属薄板に対する突起部形成装
    置。
  8. 【請求項8】 金属薄板の成型面に圧接部と、非圧接部
    である凹部と、を有する出入型を圧接するとともに、同
    出入型の圧接時に同出入型の出突部の外形輪郭外の周囲
    部分を金属薄板の成型面側に当接させ、出入型の圧接に
    よる金属薄板の余肉材料を前記非圧接部である凹部側に
    逃げさせて所望の突起部を形成させた金属薄板とし、こ
    れを成型加工してなる金属外装ケースの製造方法。
  9. 【請求項9】 金属薄板の成型面に圧接部と、非圧接部
    である凹部と、を有する出入型を圧接するとともに、同
    出入型の圧接時に同出入型の出突部の外形輪郭外の周囲
    部分を金属薄板の成型面側に当接させ、出入型の圧接に
    よる金属薄板の余肉材料を前記非圧接部である凹部側に
    逃げさせて所望の突起部を形成させた金属薄板とし、こ
    れを成型加工して構成した金属外装ケース。
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