JP2001245993A - 磁気遠赤外線健康具 - Google Patents

磁気遠赤外線健康具

Info

Publication number
JP2001245993A
JP2001245993A JP2000061660A JP2000061660A JP2001245993A JP 2001245993 A JP2001245993 A JP 2001245993A JP 2000061660 A JP2000061660 A JP 2000061660A JP 2000061660 A JP2000061660 A JP 2000061660A JP 2001245993 A JP2001245993 A JP 2001245993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
far
infrared
plate
health tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000061660A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sato
孝 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000061660A priority Critical patent/JP2001245993A/ja
Publication of JP2001245993A publication Critical patent/JP2001245993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiation-Therapy Devices (AREA)
  • Magnetic Treatment Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気と遠赤外線の両方を効果的に身体に浸透
させることのできる磁気遠赤外線健康具を提供する。 【解決手段】 磁性を有する遠赤外線放射セラミックス
板2の片面に、厚み方向に磁化された少なくとも一対の
薄板状永久磁石3が対どうし磁極面の極性N−Sを互い
に表裏反対向きに並べて固定されている。遠赤外線放射
セラミックス板2が放射する遠赤外線が身体の奥深くま
で浸透して体の内部組織を温めて血行を促進するととも
に、薄板状永久磁石3の磁気が体表面付近の血行を促進
して相乗的な健康増進効果をもたらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気と遠赤外線を
併用した健康具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より市販されている磁気や遠赤外線
を利用した健康具には、磁石を組み込んだネックレスや
ブレスレット等や、遠赤外線を放射するセラミックスを
混入した繊維が含まれる肌着、靴下等、種々のものがあ
る。
【0003】また、磁石と遠赤外線放射セラミックスの
両方を組み合わせた健康具も提案されており、例えば、
特開平8−227809号には、磁性粉末と遠赤外線放
射セラミックスの粉末を混合して成形し、これに含まれ
る磁性粉末を磁化して永久磁石として機能させたものが
記載されている。
【0004】また、特開平9−276419号公報に
は、遠赤外線や磁気等の複数のエネルギーの発生体を組
み合わせ、アイマスクやネックレス、肘、膝用サポータ
ー等に組み込んで身体の各部分に装着するようにしたも
のが記載されている。
【0005】これらの健康具は何れも、磁気や遠赤外線
によって血行の促進効果や温熱効果を期待し、血行障害
が原因となって人体に生じる肩こり等の様々な症状を緩
和しようとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁石を利用している健康具においては、磁石から少し距
離を置くと、周囲に及ぼす磁界の強さが急に弱まるた
め、このような健康具を身体に着用しても、皮膚の表層
から浅い所までしか磁気の効果を及ぼすことができなか
った。
【0007】また、遠赤外線放射セラミックスを応用し
た健康具では、主に身体の表面から発する熱エネルギー
を吸収して遠赤外線を放射し、これを体表面より深い所
まで浸透させて温熱効果を及ぼし、血液循環を促進でき
る利点を有するが、健康具が温度の低い外気に触れると
ころで使用すると、遠赤外線放射セラミックス自体の温
度が低下するため、放射される遠赤外線の量が少なくな
り、十分な温熱効果を発揮できなくなる問題があった。
【0008】一方、前述の特開平8−227809号に
開示されている、磁性粉末と遠赤外線放射セラミックス
の粉末を混合して成形したものでは、通常の磁石と比較
して磁化が困難で保磁力も劣り、また、遠赤外線につい
ても、純粋の遠赤外線放射セラミックスよりも放射率が
小さくなる問題があった。
【0009】また、特開平9−276419号公報に記
載されている遠赤外線や磁気等のエネルギー発生体を複
数組み合わせたものでは、エネルギー発生体である磁石
や遠赤外線放射セラミックス等を単に寄せ集めたり積層
しているだけであるので、磁石や遠赤外線放射セラミッ
クス等の異種のエネルギー発生体どうしが、放射される
磁気や遠赤外線等のエネルギーを相互に遮ったり吸収し
てしまい、期待される効果が十分得られない問題があっ
た。
【0010】そこで、本発明は、前述したような従来技
術の問題を解決し、磁気と遠赤外線の両方を効果的に身
体に浸透させることのできる磁気遠赤外線健康具を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的のため、本発明
の磁気遠赤外線健康具の第1のものは、磁性を有する遠
赤外線放射セラミックス板の片面に、厚み方向に磁化さ
れた少なくとも一対の薄板状永久磁石を対どうし磁極面
の極性を互いに表裏反対向きに並べて固定したものであ
る。
【0012】前記磁気遠赤外線健康具においては、対に
なった薄板状永久磁石の遠赤外線放射セラミックス板に
対向する側と反対側の磁極面間を磁気的に連結して、こ
れらの磁極面から外部への磁束の漏洩を防止する磁気遮
蔽部材を設けることが望ましい。 また、この場合、薄
板状永久磁石と磁気遮蔽部材を遠赤外線放射セラミック
ス板の表面に形成された凹部内に埋設することがさらに
望ましい。
【0013】また、本発明の磁気遠赤外線健康具の第2
のものは、磁性粉末と遠赤外線放射セラミックス粉末を
含んた柔軟なシリコンゴム板の片面に、厚み方向に磁化
された少なくとも一対の薄板状永久磁石を対どうし磁極
面の極性を互いに表裏反対向きに並べて固定したもので
ある。
【0014】さらに、本発明の磁気遠赤外線健康具の第
3のものは、 磁性粉末と遠赤外線放射セラミックス粉
末を含んだ柔軟な発泡ポリウレタン板の片面に、厚み方
向に磁化された少なくとも一対の薄板状永久磁石を対ど
うし磁極面の極性を互いに表裏反対向きに並べて固定し
たものである。前記第2及び第3の磁気遠赤外線健康具
においては、薄板状永久磁石を柔軟なゴム磁石とするこ
とが望ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の磁気遠赤外線健康具の第
1のものでは、遠赤外線放射セラミックス板(以下、単
にセラミックス板という。)は、遠赤外線を放射する性
質を有する鉱石粉末に酸化鉄や鉄粉等の磁性粉末を混合
して焼成したものが用いられており、これは、鉄片と同
じように磁石に吸着される性質を有している。
【0016】また、本発明の磁気遠赤外線健康具に用い
られる薄板状永久磁石は、その厚み方向に磁化されたも
のであり、表裏面がそれぞれN−Sの磁極面となってい
る。前記薄板状永久磁石には、保磁力が大きく高い磁束
密度を有するものが適している。
【0017】薄板状永久磁石は少なくとも一対のもの
が、セラミックス板の片面に対どうし磁極面の極性を互
いに表裏反対向きに並べられて接着剤等を用いて固定さ
れている。なお、薄板状永久磁石をセラミックス板に複
数対固定されたものでは、これらの磁石はセラミックス
板の片面の円周上に、等間隔にN−Sの磁極面が裏表交
互になるように偶数個並べられる。
【0018】前述したように構成されている磁気遠赤外
線健康具は、これを身体の表面に直に、または、肌着介
したり布袋に入れて間接的に当てることにより、対にな
っている薄板状永久磁石のN−Sの磁極面間に生じる磁
場が体表面に浸透し、身体表層部の血行を促進するとと
もに、セラミックス板が体温で暖められることによって
放射される遠赤外線が身体の奥深くまで浸透して、体の
内部組織に温熱効果をもたらす。
【0019】この際、磁気による身体表層部への血行促
進効果を優先する場合には、セラミックス板の薄板状永
久磁石が設けられている面を体表面へ向けて使用するこ
とで、身体表層部へ浸透する磁束の密度を高めることが
できる。
【0020】一方、身体深層部への遠赤外線の温熱効果
を重視する場合には、セラミックス板の薄板状永久磁石
が固定されている側と反対側の面を体表面に向けて使用
することで、遠赤外線がセラミックス板の片面全体から
放射される遠赤外線を身体の深層部まで効果的に浸透さ
せることができる。
【0021】この場合、本発明の磁気遠赤外線健康具に
おいては、セラミックス板が磁性を有しているため、薄
板状永久磁石によってセラミックス板が磁化されて、こ
れ自体磁石として機能し、セラミックス板から体表面へ
磁束を浸透させることができるので、遠赤外線による身
体深層部への温熱効果とともに、身体表層部への磁気に
よる血行促進効果も合わせて得ることができる。
【0022】前記磁気遠赤外線健康具においては、対に
なった薄板状永久磁石のセラミックス板に対向する側と
反対側の磁極面間を、軟鉄等で形成した磁気遮蔽部材で
磁気的に連結して、これらの永久磁石の磁極面から発生
する磁束を磁気遮蔽部材側で外部へ漏れ出さないように
構成することができる。
【0023】この場合、磁気遮蔽部材と対の薄板状永久
磁石との間で連続した磁気回路が形成されるため、セラ
ミックス板に対向している側の対の薄板状永久磁石の各
磁極面近傍では磁束密度が高くなり、セラミックス板の
薄板状永久磁石が固定されている面の反対側の面に、セ
ラミックス板が磁化されることによって強い磁極が現れ
る。
【0024】そのため、前記面を身体に密着させること
により、体温で温められたセラミックス板から遠赤外線
が効率良く放射されるとともに、磁化されたセラミック
ス板の表面に現出した磁極から出る磁束が身体の表層部
に効果的に浸透する。
【0025】また、磁気遮蔽部材を設けることによっ
て、磁気遠赤外線健康具をシャツのポケット等に入れて
持ち歩く際に、薄板状永久磁石の影響を受けて定期券等
の磁気カードのデータが壊れることを防止できる。
【0026】さらに、前記磁気遠赤外線健康具において
は、薄板状永久磁石と磁気遮蔽部材をセラミックス板の
表面に形成された凹部内に埋設することにより、突出部
分が無く、堅牢で取り扱い易い構造となる。なお、前記
凹部は、セラミックス板を焼成する前にあらかじめ形成
しておくことができる。
【0027】また、この磁気遠赤外線健康具では、セラ
ミックス板の薄板状永久磁石が固定されている凹部の底
面と前記セラミックス板の反対側の面との間は厚みが薄
く、これらの部分は薄板状永久磁石の磁極面と対向して
いるため強く磁化されるので、前記反対側の面には強い
磁極を現出させることができる。
【0028】次に、本発明の磁気遠赤外線健康具の第2
のものは、前述した第1のものにおけるセラミックス板
に代えて、磁性粉末と遠赤外線放射セラミックス粉末を
含んた柔軟なシリコンゴム板を用いている。
【0029】これらの粉末は、シリコンゴム板の製造工
程において、シリコンゴムの中に混入して均一に練り合
わせられる。成形されたシリコンゴム板は、前述したセ
ラミックス板と同様に、体温で暖められて遠赤外線を放
射するとともに、薄板状永久磁石により磁化される。
【0030】また、柔軟なシリコンゴム板は柔軟で弾力
性に富み、物にぶつけたり落としたりして衝撃を受けて
も破損することがなく、外部から衝撃を受けた場合に、
これに固定されている薄板状永久磁石に加わる衝撃を緩
衝して、薄板状永久磁石が衝撃で破損したり脱落するこ
とを防止する。
【0031】さらに、本発明の磁気遠赤外線健康具の第
3のものは、前述した第1のものにおけるセラミックス
板に代えて、磁性粉末と遠赤外線放射セラミックス粉末
を含んた柔軟な発泡ウレタン板を用いたものである。発
泡ウレタン板に混入する磁性粉末と遠赤外線放射セラミ
ックス粉末は、前述した磁気遠赤外線健康具の第2のも
のと同様なものを用いることができる。
【0032】前記発泡ウレタン板は、磁性粉末と遠赤外
線放射セラミックス粉末をウレタン樹脂に混ぜ込んで発
泡・成型したものであり、断熱性に優れているため、体
温により一度温められると、外部に逃げる熱が少ないの
で、遠赤外線の放射効率を高められる。
【0033】前述した本発明の磁気遠赤外線健康具の第
2及び第3のものにおいては、さらに、薄板状永久磁石
に柔軟なゴム磁石を用いることで、磁気遠赤外線健康具
全体が柔軟にたわみ変形可能になっている。
【0034】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の磁気遠赤外線健康具の1実施例を
示すものであって、磁気遠赤外線健康具1は、円板状の
セラミックス板2の片面に一対の円形の薄板状永久磁石
3が接着剤(例えば、市販の瞬間接着剤等)によって固
定されている。
【0035】前記セラミックス板2は、コージライト
(2MgO・Al・5SiO)やスピネル(M
gO/Al)、或いは、ジルコン系(ZrO
SiO )の鉱石の粉末に、酸化鉄(FeO)と二酸化
マンガン(MgO)の粉末を混合して円板状に成形して
燒結したものである。
【0036】セラミックス板2は、身体の使用部位に応
じて種々のサイズに成形できるが、直径30mm乃至6
0mm、厚さが2mm乃至5mm程度のものが取り扱い
易い。また、円形に限らず、他の形状、例えば、4角形
や6角形に形成しても良い。
【0037】前記セラミックス板2は、表面が黒色で粗
く仕上げられていて周囲から吸収した熱を4μm〜1m
m程度の波長の遠赤外線に変換して放射する効率が極め
て高く、また、その原料中に含まれている酸化鉄によっ
て磁性が与えられ、磁界中では鉄やニッケルのように磁
化する性質を有している。
【0038】また、本実施例においては、前記一対の薄
板状永久磁石3に磁極表面で1350〜1400ガウス
程度の高い磁束密度を有するネオジム磁石が用いられて
おり、N−Sの磁極の極性が互いに反対向きになるよう
に並べてセラミックス板2の片側の面に固着されてい
る。
【0039】ここで、薄板状永久磁石3はネオジム磁石
に限定するものではなく、高い磁束密度が得られ、保磁
力が大きいものであれば良い。また、他の希土類磁石や
フェライト磁石等を代用しても良く、その形状も円形に
限らず厚み方向に着磁されている種々の輪郭形状のもの
を用いることができる。
【0040】このように構成されている磁気遠赤外線健
康具1は、例えば、シャツの胸ポケットやズボンのポケ
ットに直接、或いは薄手の布袋等に入れて携行したり、
足の裏と靴底の間に入れて使用することができる。
【0041】この際、体温で温められたセラミックス板
2から放射される遠赤外線が体表面から身体深層部へ浸
透して温熱効果をもたらすとともに、薄板状永久磁石3
から発せられる磁束が身体表層部の血行促進効果をもた
らす。
【0042】ここで、磁気による身体表層部への血行促
進効果を優先する場合には、セラミックス板の薄板状永
久磁石が設けられている面を体表面へ向けて使用すれば
良い。 また、身体深層部への遠赤外線の温熱効果を優
先する場合には、セラミックス板2の薄板状永久磁石3
側と反対側の面を体表面に向けて使用すれば良く、この
場合には、体温によりセラミックス板2は温められ、セ
ラミックス板2から放射される遠赤外線の量を増加させ
ることができる。
【0043】なお、本発明の磁気遠赤外線健康具1にお
いては、薄板状永久磁石3がセラミックス板2を磁化
し、セラミックス2板の薄板状永久磁石3が接着されて
いる側と反対側の面にN、Sの対の磁極を生じさせるた
め、薄板状永久磁石3が体表面側に向いていない場合に
も身体表層部への磁気による血行促進効果が得られる。
【0044】次に、図2は本発明の磁気遠赤外線健康具
へ吊り紐を取り付けたものであって、前述したセラミッ
クス板2の一対の薄板状永久磁石3(図1参照)が固着
されている側の面の裏側の面に留め金具4を市販の瞬間
接着剤等の接着剤で接着し、前記留め金具4を介して吊
り紐5を取り付けたものである。
【0045】吊り紐5は両端部付近をそれぞれ留め金具
4に形成されている互いに内側に開口した略U字状の一
対のばね係止部4A、4Bに挟み込まれてこれらの弾力
で摩擦固定され、図3(a)に示すように、吊り紐5を
ウエストの周囲に巻いて磁気遠赤外線健康具1を腰部中
央に当てたり、同図(b)に示すように、吊り紐5を首
から下げてみぞおちや胸部に当てて使用することができ
る。
【0046】また、図2に示すように、吊り紐5の両端
部にはほつれの防止とともに、ばね係止部4A、4Bか
ら吊り紐5が抜けて外れることを防止する金属製のキャ
ップ5A、5Bが装着されており、吊り紐5の長さは留
め金具4のばね係止部4A、4Bへの係止位置をずらす
ことによって調整することができる。
【0047】なお、図3の(a)、(b)に示すよう
に、遠赤外線健康具1に吊り紐5を装着しているもので
は、セラミックス板2の一対の薄板状永久磁石3が固着
されている側の面を体表面に向けて使用する。
【0048】図3においては、磁気遠赤外線健康具1を
直接肌に装着した状態を示しているが、セラミックス板
2の表面から突出している薄板状永久磁石3が直接肌に
当たるのを防ぐため、肌着等の上から装着しても良い。
【0049】次に、図4は、本発明の磁気遠赤外線健康
具の別の実施例を示すものであって、この実施例の磁気
遠赤外線健康具1’は、柔軟で肌に直接接触してもアレ
ルギー等の害を及ぼさない柔軟なシリコンゴムで形成さ
れた扁平なカップ状のケース6内に一対の薄板状永久磁
石3’と磁気遮蔽部材7を接着固定したセラミックス板
2’を組み込んだものである。
【0050】また、磁気遠赤外線健康具1’のケース6
の外周部には吊り環6Aが取り付けられていて、ここに
吊り紐を5’を通して前述した図3に示すものと同様に
ウエストに巻き付けたり、首から吊り下げられるように
なっている。
【0051】なお、本実施例の磁気遠赤外線健康具1’
に用いられているセラミックス板2’や薄板状永久磁石
3’は、前述した図1に示すものと同じ材質のものが用
いられている。
【0052】セラミックス板2’の表面には、薄板状永
久磁石3’が埋設される一対の凹部2’Aとこれら一対
の凹部2’Aの上部間を連結するように形成された、磁
気遮蔽部材7が埋設される扁平で細長い凹部2’Bが形
成されている。
【0053】凹部2’Aは、円形の薄板状永久磁石3’
の直径と厚さに適合した直径と深さを有し、また、凹部
2’Bは、磁気遮蔽部材7の輪郭形状と厚さに適合した
形状と深さを有しており、これら一対の凹部2’Aは、
凹部2’Bの長手方向の両端部に連続している。
【0054】これらの凹部2’A、2’Bは、セラミッ
クス板2’の焼結前にあらかじめ形成され、薄板状永久
磁石3’を埋設した状態で、セラミックス板2’の表面
と磁気遮蔽部材7の表面とが略同一平面になるようにし
ている。
【0055】前記磁気遮蔽部材7は、本実施例では、セ
ラミックス板2’に装着された状態における一対の薄板
状永久磁石3’間に亘る長さで且つこれらの薄板状永久
磁石3’の直径に略等しい幅を有する透磁性に優れた軟
鉄の板材で形成されており、一対の薄板状永久磁石3’
とともにセラミックス板2’に接着剤で固定されてい
る。
【0056】したがって、これらの薄板状永久磁石3’
の磁極から発生する磁束は、磁気遮蔽部材7側では外部
へ漏洩せず、一方、セラミックス板2’に接している側
の永久磁石3’の磁極面は、セラミックス板2’を部分
的に磁化させて永久磁石3’が固着されている側の反対
側でケース6から露出している面に一対の磁極を現出さ
せる。
【0057】一対の薄板状永久磁石3’は凹部2’A内
にそれぞれ埋め込まれているため、セラミックス板2’
の厚みはこれらの凹部2’Aの底面とケース6から露出
している面との間が薄くなっており、これらの部分は一
対の永久磁石3’によって強く磁化されて、セラミック
板2’Aのケース6からの露出面に形成される磁極は、
1350ガウス程度の磁束密度が得られる。なお、セラ
ミックス板2’Aの磁気遮蔽部材7が装着されている側
の面では、磁気遮蔽部材7によって漏れ磁束は200〜
250ガウスに抑えられている。
【0058】本実施例の磁気遠赤外線健康具1’は前述
したように構成されているため、セラミックス板2’の
ケース6からの露出面側を身体に密着させることによ
り、セラミックス板2’が体温で効果的に温められて遠
赤外線が効率良く放射され、且つ、磁化されたセラミッ
クス板2’の表面から出る磁束を身体表層部に浸透させ
ることができる。
【0059】またシリコンゴム製のケース6の開口周縁
部6Bは内向きに折曲されていてセラミックス板2’の
露出面側の周縁部分に密着してセラミックス板2’をケ
ース6内に保持している。
【0060】なお、この実施例においては、磁気遠赤外
線健康具1’は吊り紐5’を有しているが、吊り紐5’
外して、前述した図1に示す磁気遠赤外線健康具1のよ
うな用い方をしても良い。
【0061】また、ケース6は省略しても良く、この場
合には、図2に示す止め金具4と同様な止め金具をセラ
ミックス板2’の磁気遮蔽部材7側の面に接着固定し
て、吊り紐を取り付けて用いることができる。この場
合、止め金具は軟鉄等の透磁性の高い材料で磁気遮蔽部
材7と一体に形成しても良い。また、図2〜図4におい
ては、磁気遠赤外線健康具1、1’を身体に着用するた
めに吊り紐5,5’を用いているが、吊り紐に代えてチ
ェーン等を用いても良い。
【0062】次に、図5は、前述した磁気遠赤外線健康
具1を内蔵した健康ベルトを裏面側から見た平面展開
図、図6は、前記健康ベルトの腰部への装着方法を示す
図であって、健康ベルトA1は、伸縮性のある綿パイル
生地により幅広の帯状に形成されている。
【0063】前記健康ベルトA1は、長手方向及び幅方
向に伸縮自在なベルト本体A2の裏面側に、前述した磁
気遠赤外線健康具1をそれぞれ収容する一対の袋体A3
が縫着されている。
【0064】また、ベルト本体A2の一方の端部には面
ファスナA4が設けられているとともに、他方の端部に
は、前記面ファスナA4が表面側に係着する面ファスナ
A5が設けられている。
【0065】前述したように構成されている健康ベルト
A1は、磁気遠赤外線健康具1が収容されているそれぞ
れの袋体A3をほぼ腰椎の上に位置させて、図6に示す
状態で腰部に巻き、健康ベルトA1の表面側に設けられ
ている面ファスナA5の係着面に、裏面側に設けられて
いる面ファスナA4の係着面を使用者のウエストサイズ
に合わせて調整して係着する。
【0066】また、図7は、前述した第1実施例の磁気
遠赤外線健康具を内蔵した関節用サポーターを裏面側か
ら見た平面展開図、図8は前記関節用サポーターを膝部
へ装着した状態を示す図である。
【0067】図7に示すように関節用サポーターB1に
は、全方向に伸縮自在な綿パイル生地が用いられてい
て、内部に磁気遠赤外線健康具1がそれぞれ収容された
一対の袋体B2が裏面に縫着されている関節被覆部B3
と、前記関節被覆部B3から互いに幅方向にずれた位置
で反対向きに長手方向に延びる一対の巻付け片B4、B
5を有している。
【0068】これらの巻付け片B2、B3の先端部近傍
の裏面側にはそれぞれ面ファスナB6、B7が縫着され
ている。一方、関節用サポーターB1は、表面側全体が
面ファスナーになっていて、これらの面ファスナB6、
B7と互いに係着可能になっている。
【0069】前述したように構成されている関節用サポ
ーターB1を膝関節部に装着する場合には、一対の袋体
B2が膝関節の皿の部分に当たるようにして、巻付け片
B4と巻付け片B5を互いに反対方向から膝関節の上下
に巻付け、それぞれの面ファスナB6、B7を関節用サ
ポーターB1の表面側の面ファスナに係着する。
【0070】このようにして、膝関節部に装着された関
節用サポーターB1は、その素材である綿パイル生地が
全方向に伸縮性を有しているため、図8に示すように、
膝を自由に曲げることが容易にでき、ズボンの下等に着
用したまま軽作業を行うことが可能である。なお、図示
していないが、前述した関節用サポーターB1は、伸縮
性を有しているため、膝関節と同様にして肘関節部に装
着して使用することもできる。
【0071】次に、図9は前述した第1実施例の磁気遠
赤外線健康具を内蔵した頚部用ベルト、図10は頚部へ
の装着状態を示す図であって、頚部用ベルトC1は、柔
軟な布素材を用いたベルト本体C2の裏面側に、内部に
磁気遠赤外線健康具1をそれぞれ収容した一対の袋体C
3が長手方向中央部に並んで縫着されている。
【0072】ベルト本体C2の表面側は、全体に面ファ
スナの係着面として形成されており、前記ベルト本体C
2の一方の端部裏面側に設けられている面ファスナC4
の係着部が、ベルト本体C2表面側の任意の位置に係着
できるようになっている。
【0073】このように構成されている頚部用ベルトC
1は、図10に示すようにそれぞれ磁気遠赤外線健康具
1が収容された一対の袋体C2が頸椎の上に対向するよ
うにして頚部に巻付け、面ファスナC4をベルト本体C
2の表面側全体に形成されている面ファスナに係着して
頚部に装着する。
【0074】なお、頚部用ベルトC1全体を軽くするた
め、袋体C2に内蔵される磁気遠赤外線健康具1には、
直径が30mm乃至40mm、厚さ2mm程度の円形セ
ラミックス板が用いられている。
【0075】次に、図11は、前述した第1実施例の磁
気遠赤外線健康具を内蔵した手部用ベルトを裏面側から
見た平面展開図であり、また、図12の(a)は、前記
手部用ベルトを手に装着した状態、(b)は、手首に装
着した状態をそれぞれ示している。
【0076】手部用ベルトD1は、柔軟で細長い布で製
作されたベルト本体D2の裏面側に、それぞれ、磁気遠
赤外線健康具1が収容された複数の袋体D3が縫着さ
れ、また、長手方向の一方の端部の裏面側には面ファス
ナD4が設けられている。
【0077】前記手部用ベルトD1は、前述した頚部用
ベルトC1と同様に、ベルト本体D2の表面側全体が面
ファスナとなっていて、前記面ファスナD4がその任意
の位置に係着可能になっている。
【0078】前述したように構成されている手部用ベル
トD1は、図12の(a)に示すように、磁気遠赤外線
健康具1が手の甲と掌にそれぞれ対向するように巻付け
て、面ファスナD4により固定して使用することができ
る。また、同図(b)に示すように、手首部に巻付けて
同様に面ファスナD4で固定して使用することもでき
る。
【0079】なお、手部用ベルトD1に使用される磁気
遠赤外線健康具1は、前述した頚部用ベルトC1のもの
と同様に、直径30mm乃至40mm、厚さ2mm程度
の小径のセラミックス板を用いたものが望ましい。
【0080】また、角型(例えば正方形)のセラミック
ス板を有する小型の磁気遠赤外線健康具をベルト本体D
2に沿って、多数密に並べた構造とすることもでき、こ
の場合には、手部用ベルトをそれぞれの小型の磁気遠赤
外線健康具を各指関節に対向させて装着し、指関節の痛
みを緩和する目的で用いることができる。
【0081】小型の磁気遠赤外線健康具を多数用いる場
合には、図11に示す磁気遠赤外線健康具1を個別に収
容している袋体D3に代えて、ベルト本体の長手方向に
沿って連続した細長い袋体を形成し、この中に磁気遠赤
外線健康具を一列に並べて収容しても良い。
【0082】また、図示は省略するが、前述した手部用
ベルトD1を手首部と同様に足首部にも巻付けて使用で
きるようにしても良く、その場合には、ベルト本体D2
を足首に巻付け可能な長さに製作しておけば良い。ま
た、手部用ベルトD1と同様な構造で、サイズのみを足
首部専用としたものを別途製作しても良い。
【0083】次に、図13は、前述した第1実施例の磁
気遠赤外線健康具を内蔵した女性用の肩当てパッドを裏
面側から見た斜視図、図14は前記肩当てパッドの装着
状態を示す図である。
【0084】肩当てパッドE1には、その内側にそれぞ
れ磁気遠赤外線健康具1が収容された一対の袋体E2が
縫着されており、これらの袋体E2の間に、面ファスナ
ーE3が縫着されている。
【0085】前記面ファスナーE3には、別の面ファス
ナーE4が着脱自在に係着されるようになっており、こ
れらの面ファスナーE3、E4の間に図14に示すよう
に下着の肩ひもE5を挟み込んで肩部に保持する構造に
なっている。
【0086】なお、肩当てパッドE1は、面ファスナー
E4を肌着の肩部等に縫着し、前記面ファスナーE4に
肩当てパッドE1の面ファスナーE3を係着して肌着の
上に固定すれば、男性用としても、肩こりの症状緩和等
に使用することができる。
【0087】また、図示しないが、前述した図9に示す
頚部用ベルトC1のベルト本体C2の代わりに、例えば
肌着の襟ぐりの後縁に沿わせ、両側を前方へ向けてU字
状に湾曲させた形状のベルト本体を用い、前記ベルト本
体の両端部に設けた面ファスナーを肌着の襟ぐりの両側
部分に縫着した面ファスナーに着脱自在に固定するよう
にしてもよい。
【0088】この場合、ベルト本体の両端部を肌着の両
肩付近まで延長し、延長部分に前述した肩当てパッドE
1を面ファスナーでそれぞれ着脱自在に固定できる構造
とすれば、ベルト本体の長手方向中央部分に設けた磁気
遠赤外線健康具と両肩の肩当てパッドに設けた磁気遠赤
外線健康具の両方を同時に使用することができる。
【0089】また、図15は前述した第1実施例の磁気
遠赤外線健康具を枕カバーに装着した使用例を示す図で
あって、就寝中に頚部の血行を改善して首部のこりの症
状を緩和するために、枕カバーF1には、磁気遠赤外線
健康具1がそれぞれ収容された一対の袋体F2が縫着さ
れている。
【0090】これらの袋体F2は、枕カバーF1の生地
が薄手の場合は、表面側と裏面側の何れの側に縫着して
あっても良いが、生地が厚手の場合は表面側に縫着す
る。また、一対の袋体F2は、枕カバーF1を枕に着け
たときに、磁気遠赤外線健康具1が頚部に当たる位置に
くるようにする。
【0091】次に、図16は、本発明の磁気遠赤外線健
康具の他の実施例を示すものであって、同図(a)に示
す磁気遠赤外線健康具1Aは、前述した磁気遠赤外線健
康具1と同様な磁性を有するセラミックス板2に、4個
の円形の薄板状永久磁石3を、円周上にN−Sの磁極面
が交互に並ぶように接着剤で固定したものである。
【0092】また、図16(b)に示す磁気遠赤外線健
康具1Bは、同じく、セラミックス板2に6つの薄板状
永久磁石3を、円周上にN−Sの磁極面が交互に並ぶよ
うに接着剤で固定したものである。
【0093】これらの磁気遠赤外線健康具1A、1B
は、先に述べた薄板状永久磁石3を一対設けている磁気
遠赤外線健康具1と比較して薄板状永久磁石3の数を増
やしているため、体表面に浸透する磁束の量が多くな
り、磁気による血行の促進作用をより高めることができ
る。
【0094】また、図16(c)に示す磁気遠赤外線健
康具1Cは、シリコンゴムに磁性粉末と遠赤外線放射セ
ラミックス粉末を練り込んで成形した柔軟なシリコンゴ
ム板2Aの片面に、薄板状永久磁石3を接着剤で固定し
たものである。
【0095】ここで、磁性粉末としては、酸化鉄(Fe
O)の粉末や微細な鉄粉、砂鉄等が用いられる。一方、
遠赤外線放射セラミックス粉末には、コージライト(2
MgO・Al・5SiO)やスピネル(MgO
/Al)、或いは、ジルコン系(ZrO・Si
)の鉱石粉末に、二酸化マンガン(MgO)の粉末
を混合したものが用いられる。
【0096】次に、図16(d)に示す磁気遠赤外線健
康具1Dは、前述した磁気遠赤外線健康具1Cに用いて
いるものと同様なシリコンゴム板2Aに、前記シリコン
ゴム板2Aと同じ直径を有する円板状ゴム磁石3Aを積
層したものである。
【0097】この円板状ゴム磁石3Aは、その一つの直
径を境にして両側にN極とS極が分かれるように厚み方
向に磁化され、一対の磁石として機能するように製作さ
れたものであり、柔軟でシリコンゴム板2Aと一体に撓
み変形可能であるので、身体に装着したときの違和感を
少なくできる。なお、単一の円板状ゴム磁石3Aを用い
る代わりに、互いにN−Sの極性を表裏互いに反対向き
に着磁した半円形のゴム磁石を2つ合わせて使用しても
良い。
【0098】さらに、図16(e)に示す磁気遠赤外線
健康具1Eは、ウレタン樹脂に磁性粉末と遠赤外線放射
セラミックス粉末を練り込んで発泡させて成形した柔軟
な発泡ウレタン板2Bの片面に、前述した薄板状永久磁
石3を接着剤で固定したものである。
【0099】この磁気遠赤外線健康具1Eでは、発泡ウ
レタン板2Bが前述した遠赤外線放射セラミックス板2
と比較して軽量にでき、また柔軟で緩衝効果を有してい
るため、磁気遠赤外線健康具1Eを誤って床等に落下さ
せたりしても、薄板状永久磁石3には、直接床面からの
落下の衝撃が加わらず、薄板状永久磁石3の破損や発泡
ウレタン板2Bからの脱落を防止することができる。
【0100】また、図示していないが、前述した図16
(d)に示す磁気遠赤外線健康具1Dに用いられている
円板状ゴム磁石3Aを同図(e)の発泡ウレタン板2B
に積層することによって、軽く、且つ柔軟性に富む磁気
遠赤外線健康具を構成することができる。
【0101】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
磁気遠赤外線健康具によれば、セラミックス板が放射す
る遠赤外線が身体の奥深くまで浸透して体の内部組織を
温め、血液循環を改善するとともに、薄板状永久磁石か
ら出る磁束が体表面付近の血行を促進して相乗的な健康
増進効果を得ることができる。
【0102】この際、セラミックス板の薄板状永久磁石
が設けられている面を体表面に向けて使用した場合に
は、磁気による身体表層部への血行促進効果が大きくな
り、またセラミックス板の薄板状永久磁石の固定されて
いる側と反対側の面を体表面に向けて使用した場合に
は、セラミックス板の片側全面が遠赤外線が放射面とな
るので、身体深層部への温熱効果が大きくなり、目的に
応じた効果的な使い方を選択することができる。
【0103】そして、薄板状永久磁石が設けられていな
い面を体表面に向けて使用した場合においても、薄板状
永久磁石によって磁化されたセラミックス板を通して、
身体表層部への磁気による血行促進効果も同時に得るこ
とができる。
【0104】しかも、磁気遠赤外線健康具は構造が簡単
で薄くコンパクトに製作できるため、衣服のポケットや
袋等に入れて常時携行したり、紐等で首からペンダント
のように吊して、みぞおち部や腰部に当てたり、伸縮性
の素材で形成した腰ベルトや、膝、肘用サポーター、頚
部や手首或いは足首用のベルト、肩パッド、さらに枕カ
バー等、種々のものに組み込んで、身体の種々の部位に
最適な形態で使用することができる。
【0105】また、請求項2記載の磁気遠赤外線健康具
によれば、磁気遮蔽部材が薄板状永久磁石の生成する磁
束を誘導して薄板状永久磁石周囲への磁束の漏洩を防止
できるとともに、セラミックス板に接している側の永久
磁石の磁極近傍の磁束密度を高めることができ、セラミ
ックス板が部分的に強く磁化されて薄板状永久磁石が固
着されている側の反対側の面に強い磁極を現出させるこ
とができる。
【0106】その結果、前記面を体表面に直に、或い
は、肌着等を介して間接的に当てることにより、セラミ
ックス板が体温で効果的に温められて遠赤外線の放射率
を高めることができるとともに、強く磁化されたセラミ
ックス板の表面に現出した磁極から出る磁束を身体の表
層部に効率的に浸透させることができる。
【0107】また、請求項3記載の磁気遠赤外線健康具
によれば、薄板状永久磁石や磁気遮蔽部材がセラミック
ス板の外部へ突出していないため、より取り扱い易く、
且つ堅牢で耐久性のある構造とすることができる。
【0108】しかも、セラミックス板の薄板状永久磁石
が固着されている凹部の底面と前記セラミックス板の反
対側の面との厚みは周囲より薄くなっているため、前記
反対側の面に強い磁極を現出させることができる。
【0109】また、請求項4記載の磁気遠赤外線健康具
によれば、シリコンゴム板は外部からの衝撃を受けた場
合に、硬いセラミックス板のように破損する恐れがな
く、薄板状永久磁石に加わる衝撃を緩衝してその破損を
防止することができる。しかも、素材が柔軟で汚れが付
着し難いため、体表面に直接当てて使用する場合にも衛
生的で肌への刺激を少なくできる。
【0110】また、請求項5記載の磁気遠赤外線健康具
によれば、セラミックス板と比較して発泡ウレタン板は
比重が小さいので、健康具全体を軽量化できるととも
に、シリコンゴム板と同様に外部からの衝撃を受けた際
に、その衝撃を緩衝して薄板状永久磁石の破損を防止す
ることができる。
【0111】また、発泡ウレタン板は熱伝導率が小さい
ため、冬場に低い外気温に晒されていた健康具をそのま
ま肌に当てても、セラミックスのような不快な冷たさを
感じることが無く、快適に使用することができる。
【0112】さらに、請求項6記載の磁気遠赤外線健康
具によれば、全体が柔軟に撓み変形可能であるため、肌
への密着性を向上させることができ、快適な使用感が得
られるとともに、磁気や遠赤外線をより効果的に身体に
浸透させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の磁気遠赤外線健康具の1実施例を示
す斜視図である。
【図2】 本発明の磁気遠赤外線健康具へ吊り紐を取り
付けた状態を示す斜視図である。
【図3】 吊り紐を取り付けた磁気遠赤外線健康具の使
用方法を示す図である。
【図4】 本発明の磁気遠赤外線健康具の別の実施例を
示す断面図である。
【図5】 本発明の磁気遠赤外線健康具を内蔵した健康
ベルトの裏面側平面図である。
【図6】 健康ベルトを腰部への装着した状態を示す図
である。
【図7】 本発明の磁気遠赤外線健康具を内蔵した関節
用サポーターの裏面側平面図である。
【図8】 関節用サポーターを膝部へ装着した状態を示
す図である。
【図9】 本発明の磁気遠赤外線健康具を内蔵した頚部
用サポーターの裏面側平面図である。
【図10】 頚部用サポーターの着用状態を示す図であ
る。
【図11】 本発明の磁気遠赤外線健康具を内蔵した手
部用サポーターの裏面側平面図である。
【図12】 (a)は、手部用サポーターを手に装着し
た状態、(b)は、手首に装着した状態をそれぞれ示
す。
【図13】 本発明の磁気遠赤外線健康具を内蔵した肩
パッドの裏面側斜視図である。
【図14】肩パッドを両肩に装着した状態を示す図であ
る。
【図15】 本発明の磁気遠赤外線健康具を内蔵した枕
カバーの平面図である。
【図16】 本発明の磁気遠赤外線健康具のさらに別の
実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、1’1A、1B、1C、1D、1E 磁気遠赤外
線健康具 2、2’、2A、2B セラミックス板 3、3’、3A 薄板状永久磁石 4 止め金具 4A、4B ばね係止部 5A、5B 吊り紐 6 ケース 6A 吊環 6B 折曲部 7 磁気遮蔽部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性を有する遠赤外線放射セラミックス
    板の片面に、厚み方向に磁化された少なくとも一対の薄
    板状永久磁石が対どうし磁極面の極性を互いに表裏反対
    向きに並べて固定されていることを特徴とする磁気遠赤
    外線健康具。
  2. 【請求項2】 対になった薄板状永久磁石の遠赤外線放
    射セラミックス板に対向する側と反対側の磁極面間を磁
    気的に連結して、これらの磁極面から外部への磁束の漏
    洩を防止する磁気遮蔽部材が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載の磁気遠赤外線健康具。
  3. 【請求項3】 薄板状永久磁石と磁気遮蔽部材が遠赤外
    線放射セラミックス板の表面に形成された凹部内に埋設
    されていることを特徴とする請求項2記載の磁気遠赤外
    線健康具。
  4. 【請求項4】 磁性粉末と遠赤外線放射セラミックス粉
    末を含んた柔軟なシリコンゴム板の片面に、厚み方向に
    磁化された少なくとも一対の薄板状永久磁石が対どうし
    磁極面の極性を互いに表裏反対向きに並べて固定されて
    いることを特徴とする磁気遠赤外線健康具。
  5. 【請求項5】 磁性粉末と遠赤外線放射セラミックス粉
    末を含んだ柔軟な発泡ポリウレタン板の片面に、厚み方
    向に磁化された少なくとも一対の薄板状永久磁石が対ど
    うし磁極面の極性を互いに表裏反対向きに並べて固定さ
    れていることを特徴とする磁気遠赤外線健康具。
  6. 【請求項6】 薄板状永久磁石が柔軟なゴム磁石からな
    ることを特徴とする請求項4または5記載の磁気遠赤外
    線健康具。
JP2000061660A 2000-03-07 2000-03-07 磁気遠赤外線健康具 Pending JP2001245993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061660A JP2001245993A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 磁気遠赤外線健康具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000061660A JP2001245993A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 磁気遠赤外線健康具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001245993A true JP2001245993A (ja) 2001-09-11

Family

ID=18581770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000061660A Pending JP2001245993A (ja) 2000-03-07 2000-03-07 磁気遠赤外線健康具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001245993A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009022341A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Shin Etsu Polymer Co Ltd 磁性成形品及びその製造方法
JP2009136587A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Union Electronics Co Ltd Lc共振健康シート
CN109397960A (zh) * 2018-12-11 2019-03-01 刘建平 一种悬浮对合型玉璧及其制作方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009022341A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Shin Etsu Polymer Co Ltd 磁性成形品及びその製造方法
JP2009136587A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Union Electronics Co Ltd Lc共振健康シート
CN109397960A (zh) * 2018-12-11 2019-03-01 刘建平 一种悬浮对合型玉璧及其制作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5707333A (en) Method for reducing sensation in a human body part using magnetism
US6332862B1 (en) Articles of clothing incorporating magnets for therapeutic purposes
US7824437B1 (en) Multi-functional abdominal cramp reducing device and associated method
US6711750B1 (en) Belt for acupressure
WO2006026827A2 (en) Device for magnetic treatment
KR101540420B1 (ko) 그래핀 조끼
US6406418B1 (en) Magnetic dress belt
JP2001245993A (ja) 磁気遠赤外線健康具
JP2000084094A (ja) 磁気遠赤外線健康具
JP3119929U (ja) 健康バンド
JP2011083569A (ja) 磁石装着具
KR101636144B1 (ko) 전립선 치료기
JP2004008389A (ja) 健康器具
JP2000225202A (ja) 磁気治療具
JPH01190367A (ja) 身装品
JP3225584U (ja) コルセットベルト
JP2939808B2 (ja) 磁気治療機能付ベルト体
KR200305856Y1 (ko) 자석과 옥석을 이용한 다용도 건강 밴드
CN210433847U (zh) 一种磁疗护颈装置
JP3073228U (ja) 局部刺激用リング
JP3149950U (ja) 膝関節用サポーター
JP2001095893A (ja) 磁石球を備えた健康マット
KR20040045570A (ko) 자석과 옥석을 이용한 다용도 건강 밴드
JP3079633U (ja) 磁気治療具付きパンツ
GB2411338A (en) Massage mitt containing crystals, gems or stones