JP2001095893A - 磁石球を備えた健康マット - Google Patents

磁石球を備えた健康マット

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JP2001095893A
JP2001095893A JP27640899A JP27640899A JP2001095893A JP 2001095893 A JP2001095893 A JP 2001095893A JP 27640899 A JP27640899 A JP 27640899A JP 27640899 A JP27640899 A JP 27640899A JP 2001095893 A JP2001095893 A JP 2001095893A
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Kazuteru Azuma
一輝 東
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East Berii Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の磁石の持つ磁気治療効果を有効に発揮
させることができ、しかも人に優しい柔らかな感触を有
してマッサージ効果にも優れた磁石球を備えた健康マッ
トを提供する。 【解決手段】 磁極方向と直角な方向に紐通し孔12を
形成した複数の磁石球11と、磁石球11の紐通し孔1
2に挿入されるストリング13と、ストリング13の両
端部がそれぞれ接続され、磁石球11を内部に保持する
布状部14を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のシート等の
背もたれや座席、ソファ、椅子等、又はベッドなどの寝
具等に適用される磁気治療効果に優れた健康マットに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気を利用した健康器具、例えば
人体に直接装着して用いる磁気バンドや、ベッド等の寝
具に用いるマット等が知らている。これらは、人体の血
行をよくして、肩こりや、腰痛等に対して治療効果を有
すると言われている。このような磁気治療効果を目的と
した磁石球を備えた健康マットの例として (1)特公昭56−46863号公報(以下イ号公報と
いう)には、熱可塑性シート上に熱金型を用いて球体を
圧着して、球体の一部が突出した状態に成形した後、こ
の球体を磁束密度が500ガウス以上で、かつ磁性的に
同じ向きとなるように着磁させるようにしたマットの製
造方法が示されている。 (2)特公昭58−41863号公報(以下ロ号公報と
いう)には、弾力性を有する床板の上面に半球状の凹部
を列設し、これらの凹部内に上端に永久磁石を装着した
円錐型揺動子の下端球状部を嵌合して、永久磁石が横臥
中の人体の動き応じて揺動できるようにしたマットが提
案されている。 (3)実開平4−89055号公報(以下ハ号公報とい
う)には、木の玉と、磁石とを互いに間隔を置いて紐で
つないでアレイを形成し、このアレイを弾性マットの
上、表皮材の下に重ねてマットとアレイを粘着剤で接着
して、治療効果とマッサージ機能を有したマットが提案
されている。 (4)特開平6−190013号公報(以下ニ号公報と
いう)には、表面材の下に丸い磁石と、転がり玉とをコ
ップ状穴内に転がり可能な状態で収納したマッサージ機
能を有する磁療マットが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では次のような課題を有していた。即ち、 (1)イ号公報に開示されたマットの製造方法では、球
体を直接的に磁化させることができないので、磁化効率
が低くなるという問題点があった。さらに、このような
シートの磁化に対応した特別な磁化装置が必要になり製
造コストが高くなるという欠点があった。また、磁化さ
れた球体はシートに動かない状態で固定されているの
で、人体が接触した時の感触が悪く、マッサージ効果も
期待できないという問題点があった。 (2)ロ号公報に開示されたマットでは、所定のマッサ
ージ効果が得られるものの、構造が複雑であるために生
産性が悪くなる。また、永久磁石の移動できる範囲が狭
いので、人体の複雑な動きに対応させるのには柔軟性に
欠け不十分であるという問題点があった。さらに、永久
磁石の磁極の方向が配慮されていないので、磁力が消磁
されたり減衰したりして磁力による治療効果を最大限に
発揮させることができないという問題点があった。 (3)ハ号公報に開示されたマットの場合には、木の玉
と磁石との間で動きうる自由度が確保されないために、
感触が硬く、心地良いマッサージ効果が得られにくい。
また、磁石が所定間隔で配置されるだけなので、磁石の
磁力を人体のつぼに対応させた部分に効果的に作用させ
ることが困難である。さらに、磁石の磁極の向きが無秩
序に配列されているので、磁石の持つ磁力を最大限に活
用できないという問題点があった。 (4)ニ号公報に開示されている磁療マットの場合で
は、構造が複雑となるために製造コストが高くなる。ま
た、磁石の磁極の向きが一定しないために、多数の磁石
の持つ磁療効果を有効に発揮できないという問題点があ
った。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、多数の磁石の持つ磁気治療効果を有効に発揮させる
ことができると共に、人に優しい柔らかな感触を有して
マッサージ効果にも優れた磁石球を備えた健康マットを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は以下の構成を有している。請求項1に記載の
磁石球を備えた健康マットは、磁極方向と直角な方向に
紐通し孔を形成した複数の磁石球と、該磁石球の紐通し
孔に挿入されるストリングと、該ストリングの両端部が
それぞれ接続され、前記磁石球を内部に保持する布状部
を有して構成されている。これによって以下の作用が得
られる。即ち、 (a)ストリングによって連結された複数の磁石球は全
て磁極の方向がストリングの伸延方向に対して垂直方向
に配列されるので、磁極の方向がばらばらな場合に比べ
て磁力の無駄が少なく、これらの磁力を健康マットを利
用する人に対して有効に作用させることができる。 (b)複数の磁石球は互いに可撓性を有したストリング
で連結され、相互間の距離が自由に移動できる。従って
人体が触れた場合の感触が柔らかく、しかも磁石球の曲
面によって布状部の表面に形成される凹凸によって適度
の刺激を人体に与えて、指圧又はマッサージ効果を付加
することができる。 (c)全体が布状部で覆われるので、磁石球が直接皮膚
に接触して、痛みや不快な感触を与えるのを防止できる
と共に、布状部の形や色、材質を変化させて多様なデザ
イン性を付与したり、また布状部に自動車の座席シート
等に取り付けるための固定バンドや、係止金具等を取り
付けるようにして、その利便性を高めることもできる。 (d)布状部は面状ファスナー部と該面状ファスナー部
に着脱される係止部を有したマット固定用バンドとを備
えてもよい。これによって、形状や大きさの異なる椅子
や座席シート等にも健康マットをマット固定用バンドを
用いて簡単に装着することができる。 (e)また、健康マットが使用中に動きにくいような場
合には、マット固定用バンドを使用することなく外して
おき、健康マットを移動して必要となった時に装着する
こともできるので、利用形態を適宜選択して取り扱いを
容易にできる。
【0006】請求項2に記載の磁石球を備えた健康マッ
トは、請求項1において、前記布状部が上布地及び下布
地を有すると共に、前記上布地と下布地とを縫合又は接
着して形成される細長袋状の磁石球収納部の中に前記ス
トリングの挿入された前記複数の磁石球が配置されて構
成されている。これにより請求項1の作用に加えて、次
の作用が得られる。即ち、 (a)ストリングが細長袋状の磁石球収納部の中に保持
されているので、ストリングによって連結された複数の
磁石球により形成される磁石球の列同士が互いに絡み合
うことがなく、しかも布状部の所定位置の範囲内に磁石
球を配列して、磁石球の動きうる所定の自由度を確保す
ることができる。これによって心地良いマッサージ効果
を付与することができる。 (b)健康マットに配置される磁石球の位置を所定範囲
に設定できるので、人体のつぼに対応する位置に磁石球
を選択的に配置して、磁気治療効果をさらに高めること
もできる。 (c)縫合又は接着により形成される合わせ目部は、ス
トリングの両端を接続するための枠体としても使用でき
るので、容易にかつ安価にこれらの健康マットを製造す
ることができる。
【0007】請求項3に記載の磁石球を備えた健康マッ
トは、請求項1又は2において、前記ストリングが極細
のステンレス線を紐状に編んだステンレス線束からなる
ように構成されている。これによって、請求項1又は2
の作用に加えて以下の作用が得られる。 (a)健康マットに乗る人体の衝撃的な動きに対して
も、ストリングが容易に切断することなく保持されるの
で、長期に亘る耐久性を付加することができる。 (b)ステンレス線が湿気や高温で錆びることがないの
で、錆びによる汚れを防止でき、清潔に健康マットを維
持させることができる。 (c)ステンレス線は適度の硬さを有するので、磁石球
を連結したステンレス線束が絡み合うことがなく、磁石
球を常時良好な配置状態に保つことができる。ここで、
ステンレス線束の径は0.4〜2mm、好ましくは0.
5〜1.2mmのものが用いられる。径が0.5mmよ
り小さくなるにつれ、耐久性に欠ける傾向があり、ま
た、1.2mmよりも大きくなるにつれ、磁石球列の使
用時の形状追随性に欠ける傾向が認められるので好まし
くない。
【0008】請求項4に記載の磁石球を備えた健康マッ
トは、請求項1において、前記磁石球の直径が5〜15
mm、好ましくは7mm〜12mmで、前記布状部の表
面に形成される磁場の強さの最大値が50〜5000ガ
ウス、好ましくは200〜1000の範囲であるように
構成されている。これによって請求項1の作用に加えて
以下の作用が得られる。即ち、 (a)磁石球の大きさを特定範囲にしているので、健康
マットに付加されるマッサージ効果をより有効に発揮さ
せることができる。ここで、磁石球の直径が7mmより
小さくなるにつれ、磁石球の曲面によって人体を刺激す
る効果がなく、逆に12mmを越えるにつれ、硬い磁石
球が肌に食い込むので、痛みを生じる傾向があり、特に
5mmをより小さく、15mmより大きい場合はこれら
の傾向がさらに大きくなるので好ましくない。 (b)布状部の表面に形成される磁場の強さの最大値を
特定範囲にしているので、磁石球の磁気による肩凝り
や、腰痛等への治療効果をさらに効果的にすることがで
きる。ここで磁場の強さの最大値が200ガウスより低
くなるにつれ、磁気力が弱くなるために殆ど磁気治療効
果を得がたい傾向があり、逆に1000ガウスを越える
につれ、強力な磁石を必要とするので製造コストが高く
なる上に、磁気により周囲への障害、例えばフロッピー
ディスクに保持させた記憶内容の破損や腕時計の故障等
の恐れがでてくる傾向があり、特に50ガウスよりも小
さいか、5000ガウスより大きいとこれらの傾向が著
しいのでので好ましくない。
【0009】請求項5に記載の磁石球を備えた健康マッ
トは、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記ス
トリングには、前記磁石球の間に、合成樹脂、木質材等
からなり、紐通し孔を有した指圧球が1乃至複数配置さ
れて構成されている。これによって請求項1乃至4のい
ずれか1項の作用に加えて以下の作用が得られる。即
ち、 (a)必要最小限の数の磁石球で人体のつぼを磁気的に
刺激できるので、製造コストを低減することができる。 (b)指圧球が配置されるので、その指圧球の凸曲面に
より人体のつぼを押して刺激することができ、所定のマ
ッサージ効果をうることができる。 (c)指圧球の比重が磁石球の比重よりも小さいので、
全体を軽量化させることができる。
【0010】請求項6に記載の磁石球を備えた健康マッ
トは、請求項1乃至5のいずれか1項において、前記磁
石球がメッキ加工され、前記布状部が抗菌加工を施され
て構成されている。これによって請求項1乃至5のいず
れか1項の作用に加えて以下の作用が得られる。即ち、 (a)汗や湿気による錆びの発生や、菌類の繁殖が抑制
されるので、長期間に渡り、健康マットを清潔に維持さ
せることができる。 (b)磁石球のメッキ加工と布状部の抗菌加工とはそれ
ぞれ独立に行うことができるので、それぞれが量産しや
すく結果として、安い費用で防錆効果及び抗菌効果を有
する健康マットを製造できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図1(a)は実施の形態1の磁石球を
備えた健康マットの平面図であり、図1(b)は実施の
形態1の磁石球を備えた健康マットの布状部の外観図で
あり、図1(c)は図1(b)における矢視A−A部の
断面図である。図1において、10は磁石球を備えた健
康マット、11は磁石球、12は磁石球11の磁極方向
と直角な方向に形成された紐通し孔、13は磁石球11
の紐通し孔12に挿入される可撓性のストリング、14
は全体を覆う布状部、15はストリング13の両端部が
接続され、布状部14を線状に縫合又は接着してなる縫
合部、15aは布状部14の上布地、15bは布状部1
4の下布地、15cは上布地15a及び下布地15bを
縫合又は接着してなる合わせ目部、16は合わせ目部1
5cで側部が形成される細長袋状の磁石球収納部であ
る。なお、ストリング13は蛇行状に全体を配置しても
よく、又は一本づつストリング13を形成し、その両端
部を枠体又は別のストリングに固定してもよい。ここ
で、健康マット10はその外形が約25〜50cmの方
形、又は幅が90〜140cmで長さが100〜220
cmの矩形、厚みが0.8〜30cm、好ましくは1c
m〜10cmの座布団又は敷布のような形状であって、
自動車の座席シートや、椅子、ソファ又はベッド等に置
いて使用され、血行をよくする等の磁気治療効果を目的
とした健康器具である。磁石球11は、直径が2〜30
mmであり、布状部14の表面に形成される磁場の強さ
の最大値が50〜5000ガウスの範囲とすることがで
きるような、フェライト系磁石、ニッケル・コバルト系
磁石、希土類コバルト系磁石等の永久磁石が好適に使用
できる。また、磁石球11には弾力性のあるゴム磁石を
素材として用いることも可能である。ゴム磁石を適用し
た場合には、健康マットとして使用した時のタッチをソ
フトにできるので、指圧に慣れていない人や、子供等に
好適に用いることができる。なお、必要に応じて、磁石
球11の表面にメッキ加工や抗菌加工を施しておき、使
用中の汗や湿気等による錆や細菌等の発生を防止するよ
うにしてもよい。
【0012】ストリング13は直径が0.01〜1mm
程度であるナイロン、テトロン、ポリエステル、ポリア
ミド等からなる合成繊維や、絹、木綿、羊毛等の天然繊
維又はステンレス、銅、形状記憶合金等の金属線を用い
ることができる。ここでストリングとしてステンレスワ
イヤやステンレス線束を用いた場合には、使用中に錆び
の発生がないために、常時清潔な状態で健康マット10
内を維持させることができる上に、引っ張り強度が高い
ので、長期にわたる耐久性に優れた健康マットを提供で
きる。ストリング13の端部が固定される縫合部15
は、布状部14の一部をなすように形成してもよいし、
布状部14とは別にプラスチック等の可撓性を有する板
状のものを方形に配置して枠体として形成して、この枠
体を布状部に結合させてもよい。枠体の材料としてプラ
スチック等を選択して用いた場合には、プラスチックの
種類によって異なる適度の硬さと強度を付与することが
できる。また、この枠体を介在させることによって、ス
トリング13の端部を耐久性を有して所定位置に固定さ
せ、全体が不必要にねじれたりするのを防止して、形状
を安定に保持させることができる。布状部14の素材に
は、ナイロン、テトロン、ポリエステル、ポリアミド等
からなる合成繊維や、木綿、麻、絹、羊毛等の天然繊維
を用いることができる。磁石球収納部16は、布状部1
4の布地等を細長の袋状に縫製又は接着して形成されて
いる。布状部14の内部に、磁石球11とは別に、コイ
ルばねを有する全体が板状の緩衝材や、弾力性のある合
成樹脂製やゴム製のクッション材等を収納してもよく、
また、布状部14を覆うカバー等を設け、このカバーの
中クッション材を配置することもできる。これにより弾
力を付加して、マットとして座席等に使用した場合にゴ
ツゴツ感がなく、ソフトで快適な感触に向上できる。
【0013】布状部14は、図1で示すようにストリン
グ13で連結された複数の磁石球11を収納するための
細長袋状の磁石球収納部16を有している。このような
磁石球収納部16は縫製手段によって布状部14の上布
地15a及び下布地15bを合わせ目部15cで縫合し
て、互いに平行に複数形成され、この合わせ目部15c
により袋状の磁石球収納部を構成している。これによっ
て、ストリング13で連結された複数の磁石球11の動
きを袋状の磁石球収納部16内に限定させ、複数の磁石
球11からなる磁石球11の各列が互いに絡まりあうの
を阻止することができ、磁石球11の動きによるマッサ
ージ効果と、磁石球11の磁力による磁気治療効果とを
効果的に発揮させることができる。なお、細長袋状の磁
石球収納部16は、縫製手段によらず、接着剤を用いて
布状部14の上布地15a及び下布地15bを接合する
ことでも形成することができる。磁石球収納部16に収
納される複数の磁石球11は互いにその平均間隔が約1
0mm以下となるように1ストリング当たりに配置する
磁石球11の数を設定することが好ましい。これは磁石
球11間の平均間隔が10mmを越えると磁石球11の
動き得る範囲が広くなり過ぎて、人体のつぼに対応した
所定位置に磁石球11を位置付けることが困難になるか
らである。また、このような磁石球11間の間隔は、磁
石球11間のストリング13に所定長さの非磁性材料製
のパイプやリング等を介在させることによって調整する
ことができる。この場合には、特定の人体のつぼの位置
に磁石球11を配置して磁療効果をさらに効果的にする
と、共に磁石球の数を減らして安価に健康マットを製造
することができる。また、互いに平行に配置される磁石
球収納部間の間隔は磁石球11の直径に対して、その3
〜10倍の範囲とすることが以下の理由から好ましい。
即ち、この間隔が3倍より少ないと、磁石球11の動き
うる範囲が狭くなり過ぎて、マッサージ効果が損なわれ
る。逆に間隔が10倍を越えるようになると、健康マッ
ト10に配列される磁石球11の個数が減るので、これ
による磁気治療効果を発揮しえなくなる。
【0014】次に、磁石球の磁極の配列による効能につ
いて説明する。図2(a)は磁石球がフリーな状態で互
いの磁力により連結される場合の磁力線の状態を示す説
明図であり、図2(b)は磁石球の紐通し孔を介してス
トリングで磁石球の配列を拘束した場合の磁力線の状態
を示す説明図である。磁石球11はそれぞれのNS極の
方向が紐通し孔12に対して直角の方向に形成されてい
る。従って、磁石球11を互いに拘束しない状態で接触
させて並べると、図2(a)に示すようにそれぞれの紐
通し孔12が平行になるように磁着して配列される。こ
の場合の磁石球11の周囲における磁力線は紐通し孔1
2の方向に形成され、その周囲の磁束密度は最小の状態
となっている。これに対して、紐通し孔12にストリン
グ13を通過させて磁石球11を一方向に連結させるよ
うに配列すると、図2(b)に示すように磁極がストリ
ング13に対して直角の方向に並ぶために、磁石球11
の周囲の磁力線は紐通し孔12に対して直角となる方向
の成分が多くなって、この磁力線を有効に利用すること
が可能になる。さらに、可撓性のストリング13を介し
て磁石球11が連結されるので、ストリング13の長さ
方向へ移動できる自由度を同時に確保することができ
る。
【0015】ここで、表1は磁石球11の磁束密度をY
OKOGAWA製ガウスメータ(タイプ3251)を用
いて測定した結果を示している。測定は磁石球11の以
下の〜の個所についてそれぞれ5回づつ行ってい
る。、はそれぞれ紐通し孔12と直交し、かつ互い
に直角となる2方向の磁束密度のデータを、は紐通し
孔12と平行な方向に磁石球を並べた場合の磁束密度の
データを表している。この表1から明らかなように、
は紐通し孔12の方向の磁束密度の最大値が200ガウ
スであるのに対して、これと直交する方向に紐通しされ
た、の磁束密度の最大値は400〜900である。
このように、磁石球11には紐通し孔の方向に関して特
定の異方性があり、本発明はこのような磁気的性質を利
用して、磁石球の周囲に及ぼす磁気効果を効果的に発揮
させるようにしている。
【0016】
【表1】
【0017】以上のように構成された実施の形態1の健
康マット10について、以下その使用方法を図面を用い
て説明する。図3は実施の形態1の健康マットの使用状
態を示す斜視図である。図3に示すように健康マット1
0を寝台や椅子20等の所定位置に配置する。寝台等に
使用する場合は、健康マットを複数、例えば背中の部分
と腰の部分等に分けて用いることもできる。ここで、表
2は健康マット10上における磁束密度の測定結果を示
している。は健康マット10の面に垂直な方向におけ
る磁束密度のデータであり、、、は略四角形状を
なす健康マット10の各3辺側水平方向における磁束密
度のデータである。表2から、健康マットの面に垂直な
方向の磁束密度の平均値が各水平方向、、の値
よりも高くなる傾向にあるのが分かる。このように磁力
を垂直方向に配向させるので磁力線を無駄なく人体に作
用させ、血行促進効果を発揮させることができる。
【0018】
【表2】
【0019】また、使用者がこの椅子20に腰掛けて事
務等を行うと、その人体の動きに応じて、磁石球11も
所定範囲内で動くので、快適なマッサージ効果が得られ
る。また、磁石球11の磁気により、肩こりや腰痛など
の症状を緩和させ、リラックスした環境を設定すること
も可能となる。これによって、作業事務効率の向上や腰
痛防止等の磁気治療効果が得られる。
【0020】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について図面を参照しながら説明する。ここで、図
4(a)は本発明の実施の形態2の磁石球を備えた健康
マットの斜視図であり、図4(b)は本発明の実施の形
態2の磁石球を備えた健康マットの要部断面図であり、
図5は健康マットの使用方法を示す斜視図であり、図6
は健康マットを椅子に取付けた状態を示す斜視図であ
る。図4〜図6において、30は磁石球11を内部に備
えた健康マット、31は磁石球11と共にストリング1
3を介してに連結配置される合成樹脂、木質材等からな
る指圧球、33は磁石球11を保持する布状部14を収
納するカバー、34はカバー33の裏面側に取り付けら
れた面状ファスナー部、35は面状ファスナー部34に
着脱される係止部、36は係止部35を有してカバー3
3を所定箇所に固定するためのマット固定用バンドであ
る。なお前記実施の形態1と同一の機能を有するものに
ついては同一の符号を付してその詳しい説明を省略して
いる。なお、図4(a)では布状部14及びカバー22
の最後の一端側を縫合手段などを用いて閉じる前の状態
を模式的に示している。健康マット30は例えば厚みが
2〜30cmの四角形状、円形状などの形状のもので、
自動車の座席シートや、椅子、ソファ、又は厚みが0.
8〜15cmの矩形状をしたベッド等の寝具等の所定位
置に固定して使用される。指圧球31は、その直径がほ
ぼ磁石球11と同一径となる、即ち直径が2〜30mm
の球状体であり、ストリング13を介して連結するため
の紐通し孔12aを備え、ゴムや合成樹脂、木質材など
の非磁性材料で形成されている。この指圧球31にゴム
等の弾性材料を適用した場合には、健康マットとして使
用した時のタッチをソフトにできるので、指圧に慣れて
いない人や子供等にも好適に用いることができる。指圧
球31と磁石球11、特に磁石球11は、人体のつぼに
対応する布状部34の所定位置に磁石球11が配置する
のが好ましい。これによって、健康マット30による磁
気治療効果を少ない磁石球の数の配置でより経済的かつ
効果的に発揮させることができるからである。カバー3
3は複数の磁石球11と指圧球31とを布状部14の全
体を覆うための袋状物であり、この場合、1本のストリ
ング13によって連結される磁石球11と指圧球31
は、カバー33とは別体となる布状部14の上布地33
a及び下布地33bとを縫合することにより形成される
細長袋状の磁石球収納部に収められる。カバー33及び
上布地33a、下布地33bの素材には、ナイロン、テ
トロン、ポリエステル、ポリアミド等からなる合成繊維
や、木綿、麻、絹、羊毛等の天然繊維を用いることがで
きる。カバー33は、その内部に、磁石球11や指圧球
31とは別に、コイルばねを有する全体が板状の緩衝材
や、弾力性のある合成樹脂製やゴム製のクッション材等
を収納し、併用することができる。カバー33の裏面側
の所定位置に取り付けられる面状ファスナー部34及び
これに掛合するマット固定用バンド36の係止部35
は、商標名マジックテープとして知られており、それぞ
れの接合面となる面上に微小なフック部と、このフック
部に掛合するリング部とをそれぞれ多数設けて形成され
ている。このマット固定用バンド36を用いることによ
って、健康マット30を椅子や寝台などの所定位置に簡
単に固定することができるようになっている。
【0021】続いて、上記のように構成される健康マッ
ト30の使用方法を説明する。ここでは、図6に示すよ
うに健康マット30を寝台や椅子20等の所定位置に配
置する。寝台等に使用する場合は、健康マットを複数、
例えば背中の部分と腰の部分等に相当する位置にマット
固定用バンド36を用いて固定することができる。これ
によって、使用者の就寝中の動きにより健康マット30
をずれることなく保持して、快適に安眠できる等の効果
が得られる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下のよ
うな優れた効果が得られる。
【0023】請求項1に記載の発明によれば、 (a)ストリングによって連結された複数の磁石球は全
て磁極の方向がストリングに対して垂直方向に配列され
るので、磁極の方向がばらばらな場合に比べて磁力の無
駄が少なく、これらの磁力を健康マットを利用する人に
対して有効に作用させることができる。 (b)複数の磁石球は互いに可撓性を持ったストリング
で連結され、相互間の距離が自由に移動できる。従って
人体が触れた場合の感触が柔らかく、しかも磁石球の曲
面によって布状部の表面に形成される凹凸によって適度
の刺激を人体に与えて、指圧又はマッサージ効果を付加
することができる。 (c)磁石球が布状部で覆われるので、磁石球が直接皮
膚に接触して、痛みや不快な感触を与えるのを防止でき
ると共に、布状部の形や色、材質を変化させて多様なデ
ザイン性を付与したり、また布状部を自動車の座席シー
ト等に取り付けるための固定バンドや、係止金具等を取
り付けるようにして、その利便性を高めることもでき
る。 (d)布状部は面状ファスナー部と該面状ファスナー部
に着脱される係止部を有したマット固定用バンドとを備
えてもよい。これによって、形状や大きさの異なる椅子
や座席シート等にも健康マットをマット固定用バンドを
用いて簡単に装着することができる。 (e)また、健康マットが使用中に動きにくいような場
合には、マット固定用バンドを使用することなく外して
おき、健康マットを移動して必要となった時に装着する
こともできるので、利用形態を適宜選択して取り扱いを
容易にできる。
【0024】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、次の効果が得られる。即ち、 (a)磁石球を保持させたストリングが袋状に形成され
た磁石球収納部に納められるので、ストリングによって
連結された複数の磁石球により形成される磁石球の列同
士が互いに絡み合うことなく、しかも布状部の所定位置
の範囲内に磁石球を配列して、磁石球の動きうる所定の
自由度を確保することができる。これによって心地良い
マッサージ効果を付与することができる。 (b)健康マットに配置される磁石球の位置を所定範囲
に設定できるので、人体のつぼに対応する位置に磁石球
を選択的に配置して、磁気治療効果をさらに高めること
もできる。 (c)布地等の縫合又は接着により形成される磁石球収
納部は、ストリングの両端を接続するための枠体として
も使用できるので、容易にかつ安価にこれらの健康マッ
トを製造することができる。
【0025】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2効果に加えて以下の効果が得られる。即ち、 (a)健康マットに乗る人体の衝撃的な動きに対して
も、ストリングが容易に切断することなく保持され、長
期間に渡る耐久性が付加させることができる。 (b)ステンレス線束が湿気や高温で錆びることがない
ので、錆びによる汚れを防止でき、清潔に健康マットを
維持させることができる。 (c)ステンレス線束は適度の硬さを有するので、磁石
球を連結したステンレス線やステンレス線束同士が互い
に絡み合うようなことがなく、磁石球を常時良好な配置
状態に保つことができる。
【0026】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて以下の効果が得られる。即ち、 (a)磁石球の大きさを特定範囲にしているので、健康
マットに付加されるマッサージ効果をより有効に発揮さ
せることができる。 (b)布状部表面に形成される磁場の強さの最大値を特
定範囲にしているので、製造コストを適正にすることが
できると共に、磁石球の磁気による肩凝りや、腰痛等へ
の治療効果をさらに効果的にすることができる。
【0027】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至4のいずれか1項の効果に加えて以下の効果が得ら
れる。即ち、 (a)必要最小限の数の磁石球で人体のつぼを磁気的に
刺激できるので、製造コストを低減することができる。 (b)指圧球が配置されるので、その指圧球の凸曲面に
より人体のつぼを押して刺激することができ、所定のマ
ッサージ効果をうることができる。 (c)指圧球の比重が磁石球の比重よりも小さいので、
全体を軽量化させることができる。
【0028】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて以下の効果が得られる。即ち、 (a)汗や湿気による錆びの発生や、菌類の繁殖が抑制
されるので、長期間に渡り、健康マットを清潔に維持さ
せることができる。 (b)磁石球のメッキ加工と布状部の抗菌加工とはそれ
ぞれ独立に行うことができるので、それぞれが量産しや
すく結果として、安い費用で防錆効果及び抗菌効果を有
する健康マットを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)実施の形態1の磁石球を備えた健康マッ
トの平面図 (b)実施の形態1の磁石球を備えた健康マットの布状
部の外観図 (c)実施の形態1の側面断面図
【図2】(a)磁石球がフリーな状態で互いの磁力によ
り連結される場合の磁力線の状態を示す説明図 (b)磁石球の紐通し孔を介してストリングで磁石球の
配列を拘束した場合の磁力線の状態を示す説明図
【図3】健康マットの使用状態を示す斜視図
【図4】(a)本発明の実施の形態2の磁石球を備えた
健康マットの斜視図 (b)本発明の実施の形態2の磁石球を備えた健康マッ
トの要部断面図
【図5】実施の形態2の健康マットの使用方法を示す斜
視図
【図6】実施の形態2の健康マットを椅子に取付けた状
態を示す斜視図
【符号の説明】
10 健康マット 11 磁石球 12 紐通し孔 12a 紐通し孔 13 ストリング 14 布状部 15 縫合部 15a 上布地 15b 下布地 15c 合わせ目部 16 磁石球収納部 20 椅子 30 健康マット 31 指圧球 33 カバー 34 面状ファスナー部 35 係止部 36 マット固定用バンド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁極方向と直角な方向に紐通し孔を形成し
    た複数の磁石球と、該磁石球の紐通し孔に挿入されるス
    トリングと、該ストリングの両端部がそれぞれ接続さ
    れ、前記磁石球を内部に保持する布状部を有することを
    特徴とする磁石球を備えた健康マット。
  2. 【請求項2】前記布状部が上布地及び下布地を有すると
    共に、前記上布地と下布地とを縫合又は接着して形成さ
    れる細長袋状の磁石球収納部の中に前記ストリングの挿
    入された前記複数の磁石球が配置されていることを特徴
    とする請求項1に記載の磁石球を備えた健康マット。
  3. 【請求項3】前記ストリングが極細のステンレス線を紐
    状に編んだステンレス線束からなることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の磁石球を備えた健康マット。
  4. 【請求項4】前記磁石球の直径が5〜15mmであり、
    前記布状部の表面に形成される磁場の強さの最大値が5
    0〜5000ガウスの範囲であることを特徴とする請求
    項1に記載の磁石球を備えた健康マット。
  5. 【請求項5】前記ストリングには、前記磁石球の間に、
    合成樹脂、木質材等からなり、紐通し孔を有した指圧球
    が1乃至複数配置されていることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか1項に記載の磁石球を備えた健康マッ
    ト。
  6. 【請求項6】前記磁石球がメッキ加工され、前記布状部
    が抗菌加工を施されていることを特徴とする請求項1に
    記載の磁石球を備えた健康マット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017218A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Reijiro Nishida 座席シート
JP2018061807A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 昭和第一産業株式会社 枕や布団・座席等に装着可能な磁気カバー
CN108392003A (zh) * 2018-05-14 2018-08-14 刘澜涛 一种智能座椅
DE102019129921A1 (de) * 2019-11-06 2021-05-06 Falke Kgaa Sitzbezug

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